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小説(転載) 熟母の嗚咽 12/17

近親相姦小説
09 /28 2014
これから数時間後に繰り広げられるであろう母親と息子のセックス。
それを記録するビデオテープはデッキの中にゆっくりと飲み込まれていった。
後は録画ボタンを押すだけだ。
時間は10時40分。
僕は3倍録画に設定されていることを確認すると躊躇することもなく、そのオレンジ色に光るボタンを押した。
そしてそそくさと着替えをすませると、慌てるようにして自分の部屋を出た。

兄から借りたヘルメットを片手に持ち、2階のリビングの横をすり抜けると、横でまだ食事をしている兄の姿が見える。
エプロン姿の母は冷蔵庫の前に立ち、兄に何やら話しかけていた。
出かけようとする僕の姿に気が付いたのか母は、パタパタとスリッパの音を立てながらリビングのドアを開けた。

母 「あらっ、もう出るの」

僕 「ああ」

母 「気をつけてよ、オートバイ危ないから」

僕 「ああ・・・」

母 「何時頃になりそう?」

僕 「しつこいなっ、、、分からないけど多分、3時くらいになるよ」

僕は薄汚れた靴ひもを結びながら、吐き捨てるようにそう云った。
母は黙ったまま僕の後ろでジッと立っている。
母としては出かける僕を玄関先まで見送っているつもりなのだろう。
しかしその時の僕の心情としては、僕が間違いなく家を出たという事を母は自分の目で
ちゃんと確認したいのではないかという意地悪な憶測さえしてしまっていた。
スクーターに股がり、家の駐車場を出るまで母はこちらを見ていた。

家に戻るのは午前2時と初めから決めていた。
これから3時間ほど、どこかで時間を潰さなければならない。
僕は駅前にあるマンガ喫茶へとバイクを走らせていた。

店内に入ると、週末にカップルで来たお客が多かったように思う。
そこでの時間は今まで感じた事のないほどに長く感じた。
しつこいほどにドリンクバーでコーヒーを持ってきては、店内をウロウロしたりしていた。
もちろんマンガを読むことに集中することなど出来るはずもない。

(・・・今頃、二人はヤッテいるのだろうか・・・)

時計を見る度に、そう僕の頭をよぎった。
いても立ってもいられなかった。
早く家に帰りたくて仕方がなかった。
僕は吐き気がするほどのタバコを吸いながら、何度となく時計を眺めた。

我慢の限界は午前12時30分だった。
僕は店を出た。
エアコンの効いた店内を出た瞬間、僕は一瞬立ちくらみがした。
あまりに暑い夜。
昼間の暑さをそのまま引きずったかのような熱帯夜だった。
しかしまだ家に帰る事は出来ない。
店を出たとはいえ、午前2時までまだ1時間半はある。
またどこかで時間を潰さなければならないのだ。
僕はスクーターに乗ると、あてもなく街を走り回った。

僕の家の斜め後ろの方には、小さな公園がある。
家から公園まで、直線距離にして100mほどはある。
夜中のドライブの途中、僕はその小さな公園で一旦バイクを停めた。
そしてその公園の古びたブランコに腰掛けると僕はタバコに火をつけた。
その位置からはちょうど兄の部屋が見ることができる。
しかしその夜の兄の部屋の窓はしっかりと雨戸が閉められていた。
家のどこからも光が漏れていることはなかった。

(・・・今頃、あの部屋で・・・)

そう想像せずにはいられない。
時間としてもちょうど微妙な時間だ。
僕はタバコをもみ消すと、またあの日の夜と同じようにその場で携帯を取り出し、家に電話をしてしまっていた。

しかし僕はすぐに電話を切った。母が受話器を取る前に・・・。

今でもなぜ切ったのか自分でも分からない。
4回ほどコールをしたが、無意識のうちに切ってしまっていた。

僕は閉ざされた家を眺めながら、ゆっくりとブランコを揺らした。

(そういえばこのブランコにこうやって乗るのは何年ぶりなんだろう・・・)

よく兄と遊んだこの公園。
ブランコの乗り方を教えてくれたのも兄だった。
秋になるとこのブランコの廻りは赤い落ち葉で一杯になる。
小さい頃、母と僕と兄の三人で落ち葉の中から奇麗などんぐりをたくさん拾った。
僕はその落ち葉が大好きだった・・・。

ブランコから降り、自分の足下を見るとボロボロになったタバコの吸い殻がある。
今頃、僕の部屋のビデオデッキは録画を示すオレンジの光が暗闇の中ぼんやりと浮かんでいるのだろう。
僕はまたあてもなくバイクで走り出した。

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。