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小説(転載) 夜会

近親相姦小説
01 /20 2016
禁断の関係、しかし仲間がいれば怖くない


「お兄ちゃん、一緒に行ってよ。カップルで行くのが条件なんだから」
「でも兄と妹じゃダメだろう?」
「兄弟でもいいの。お兄ちゃんの仕事にもプラスになるよ。皆素敵な人だから」
二人は、麻衣の勤める輸入家具店のオーナーに、別荘で行われるパーティに泊りがけで招
待された。社交的な性格でない琢磨は、最初嫌がったが、麻衣に押し切られるように、そ
の小旅行を承諾した。

「麻衣の親代わりとして、店長に一度挨拶するいい機会だし。麻衣が結婚する迄は、二人
で頑張らなきゃな」
二人は両親を、3年前に事故と病気で相次いで亡くしていた。
「でも、お兄ちゃんが先に結婚したら」
「大丈夫だよ。絶対に麻衣より先に結婚しないから。父さんと母さんにもそう約束した」
「私は、お兄ちゃんと、ずっと一緒に暮らしていきたい」
「それじゃ、俺結婚できないよ」
「麻衣がお嫁さんに、なってあげようか」
無邪気に振舞う五つ年下で22歳になった妹の願いが、どれだけ真剣なものか琢磨は、ま
だ知らなかった。麻衣は、自分を見守ってくれる兄といつまでも一緒に暮らしていきたか
った。両親との相次ぐ別れに、ただ呆然とする麻衣を支えてくれた兄の存在は、特別なも
のに成っていた。兄ではなく、愛し合う恋人として一緒に暮らしたいと本気で考えていた。

 パーティーで着る服を買う為に、朝から琢磨は、麻衣の買い物に付き合わされた。
「ダメ、一緒に入るの」
「だって、ここは、関係ないよ」
「お兄ちゃん、今日は買い物に付き合う約束でしょう。」
麻衣は腕を絡めると琢磨をランジェリーショップの中へと引っ張っていった。
「俺が選んでも仕方ないだろ」
「男性の眼で、私に似合うのを選んでよ。勝負下着なんだから」
「勝負下着って、麻衣、好きな人が出来たのか」
「知りたい?もう直ぐ分かるよ」
麻衣は、微笑むと商品を選び始めた。琢磨は、目の前のランジェリーを次々に纏う裸の麻
衣を思い描いた。琢磨が知っている麻衣の裸は、胸の膨らみ始めた少女だった。しかし今、
タートルネック・セーターに包まれた麻衣は、美しい曲線を描く大人の女性へと変わった。
麻衣の裸を思い描くと、琢磨は、その場に居るのが急に恥ずかしくなった。目に付いたフ
リルの付いた淡いピンク色のブラを選ぶと麻衣に財布を渡し先に店を出ていった。

「お揃いのショーツも買っちゃった。それからお兄ちゃんのブリーフも買っておいたから」
買い物袋を手にした麻衣は、はしゃいだ仕草で琢磨に腕を絡めてきた。その日は、麻衣に
付き合い一日ショッピングと食事を楽しんだ。琢磨も麻衣との暮らしに満足していた、麻
衣を手放したくはなかった。ただ麻衣の裸を思い描いた琢磨には、体をつけて甘える妹を
今迄と違う一人の女性として意識し、どう接して良いのか戸惑った。妹に女性を感じるほ
どに、”勝負下着姿”を見るであろう見知らぬ男に嫉妬を覚えた。

 パーティー会場の別荘は、有名な温泉地の近くの高級別荘地の一角にあった。
「はじめまして、いつも妹がお世話になっています」
「お噂は、麻衣ちゃんにいつも聞いていたんですよ」
麻衣を可愛がってくれるという40代後半の女性店長が、にこやかに迎えてくれた。オー
ナーのご主人もほぼ同じ年頃のようだった。
パーティー会場には、オーナー夫妻以外に3組の男女が既に集まっており、琢磨と麻衣を
いれ5組が揃った。
 麻衣の勤める輸入家具店の常連客だけに全員、品が良く、二人を温かく迎えてくれた。
麻衣が、全ての招待客を順に紹介してくれた。設計事務所を経営する40代の夫妻、共に
金融機関に勤めると云う30代の夫妻、50代の医師と紹介された男性は、二十歳前後の
女性を連れていた。全員がにこやかに談笑し料理と酒を楽しむ有意義な時間が過ぎていっ
た。
 どのカップルも、自分達の愛を見せ付けるように、常に体を寄せ合いパートナーへの深
い愛情を感じさせた。琢磨はそんな豊かな愛情で結ばれたカップルに対し憧れを抱いた。
いつの間にか、琢磨と麻衣も体をつけ恋人同士の様に振舞っていた。
ドレスに身を包んだ麻衣は美しく、琢磨は麻衣をエスコートする事に誇りを感じた。
「今夜も皆様と楽しい持間が過ごせました。次もまた素敵な時間をすごしましょう」
店長がパーティの終了を告げると、麻衣と琢磨だけが、別荘のゲストルームに泊まるらし
く、他の参加者は、近くのホテルへと引き上げていった。

 ゲストルームは、バスルームやキッチンも付き、ちょっとしたホテル以上の設備が整い、
ベッドにバスローブが置かれていた。先に風呂から上がりくつろいでいる琢磨に、風呂か
ら出た麻衣が今日の感想を聞いてきた。
「皆さん、素敵だったでしょう」
「俺も麻衣も、あんな相手を見つけられるといいな。お陰で楽しかった。ちょっと気にな
ったんだけど、最後に俺がお喋りしていたご夫婦って、良く似てたな。顔の輪郭もだけど
喋り方も、身のこなしも、不思議なくらい似てた」
麻衣は、可笑しそうに笑った。
「だって二卵性の双児だもん。それにとっても愛し合ってあるし」
琢磨は、言葉を失い、やっとこのパーティーに集まったカップルの異質さに気づいた。
「じゃあ、他の人達は」
「お兄ちゃんは、相変わらず鈍感ね。店長は、オーナーの妹さんよ。愛し合うお姉さんと
弟さん。愛し合う父親とお嬢さん。今日集まった人達は、全員禁じられた関係を越えて愛
し合っているの」
「麻衣。このパーティーは・・・・?」
麻衣は、微笑みながら琢磨に近づいた。
「お兄ちゃんも、もう解ってるでしょ。店長は、私に禁断の関係を超えて愛し合うことが
どんなに素晴らしいか教えてくれた」
麻衣は、着ていたバスローブを脱ぎ捨てた。そこには、琢磨の選んだランジェリー姿の麻
衣がいた。麻衣は、琢磨の想像以上に美しく艶やかだった。琢磨が選んだランジェリーは、
想像していた可愛らしい物とは違っていた。ブラジャーは、細身の体から突き出した乳房
を挑発的飾り、ショーツは申し訳程度に秘所を包み、黒い森が透けて見えた。
「お兄ちゃんが選んだのよ、ご感想は?」
琢磨は、体の内部が熱くなった、妹のランジェリー姿に見とれ、言葉を失い、下半身は瞬
時に膨れ上がった。
「よく・似合あって・る・よ」
琢磨は呟く様に言葉を発した。琢磨は、混乱の中にいた、美しい下着姿の女を欲している
衝動は、そこに居るのが実の妹だという事実を、突き破る程の大きだった。
「感想はそれだけ、お兄ちゃんの新しいブリーフも見せて」
麻衣は微笑みながら琢磨に近寄り、さっと琢磨のバスローブを脱がせた。
「麻衣、これは」
言い訳は、出来なかった。麻衣が買った新しいブリーフは、熱り立つ男性自身に張り付く
ようにフィットし妹への欲望を語っていた。麻衣の細い指がブリーフの上から怒張に伸び、
怒張を弄んだ
「お兄ちゃん正直に言って”麻衣の体に興奮している、麻衣が欲しい”って」
麻衣は跪くとブリーフを一気に引き下ろし、露になった琢磨をの怒張をあっという間に口
に含んだ。それは、頭の中で何度も予行演習された通りの行動だった。
琢磨は今起こっている事を理解する前に、快感の波に揉まれた。下着姿の妹が自分の物を
咥えている有り得ない筈の光景が、強烈に官能を刺激した。
「麻衣・・・・」
”止めろ”その言葉は、発する事ができなかった。。
麻衣は袋を手に持ち口に含んだまま舌で多彩な愛撫を加えてくる。見下ろすと、麻衣が嬉
しそうに口を動かし、にっこり微笑んだ。溶ける様な快感が突き抜けていく。

 麻衣は、兄に気持ち良くなって欲しくて必死だった。兄をいつまでも自分に引きとめ、
兄を自分の物にする為に。献身的な麻衣の手と口による愛撫が、確実に兄を頂上へと導い
た。
「麻衣、もういいよ・・・出るから・・・」
麻衣は兄の全てを頬張るようにすると、頭を前後に動かし、吸い込むように更なる刺激を
加えた。
「麻・・衣・・」
琢磨の精が解き放たれると、麻衣は吸い込み飲み干した。愛する兄の物を残さず全てを受
け入れたかった。

 琢磨は麻衣を立たせるとしっかりと抱きしめた。
「麻衣ありがとう。気持ちよかった」
「本当に気持ちよかった?本を読んで、勉強したの」
勇一は麻衣への愛おしさが募った。怒張は素肌の柔らかい麻衣に触れると直ぐに回復し、
麻衣の体を求めていた。
「麻衣は、お兄ちゃんが好きなの」
琢磨は麻衣への愛情が、兄妹の枠を超えていることを受け入れた、兄と妹で愛し合って何
が悪いのだろう、誰にも迷惑は掛けないのだから。麻衣が欲してくれた以上に、琢磨は麻
衣を欲していた。
「俺も麻衣が欲しい」
「私結婚はしない。お兄ちゃんが、ずっと一緒にいてくれればそれでいいの」
麻衣の瞳から、一筋の雫がこぼれ落ちた。琢磨は、麻衣をベッドへと運んだ。
「麻衣を見たい」
麻衣をベッドに寝かすと琢磨はブラジャーを外し、ショーツを抜き取った。円錐形の乳房
が眩しく、森の中に咲く桜色の花は、うっすらと露を帯びていた。麻衣の裸体の美しさに、
琢磨は見とれた。
「全部、お兄ちゃんの物だよ」
琢磨は、宝石を触るように、そっと麻衣の唇触れると、禁断の扉の中へ入っていった。
琢磨が愛撫を加えると、初めての交わりなのに、相手が求める物が分かった。兄と妹の心
は溶けるように一つになった。
二人は、色々な体位で愛を確かめ合った。


 翌朝、オーナー兄妹と共に朝食のテーブルに着いた。
「麻衣の気持ちにもっと早く気づいて上げればよかったんですけど」
「お兄ちゃん、鈍感だから」
店長は、新しい仲間が出来たのが嬉しそうだった。
「麻衣ちゃんが始めて店に来た時に、私には、分ったんです。禁断の人を愛している仲間
だって。まだ私たちは、社会から認められていない。普段の暮らしの中では、関係を隠さ
なければいけない。でも、ここでは普通の夫婦として、お付き合いが出来るんですよ。相
手への愚痴も惚気も大丈夫なんです」

「麻衣ちゃんにプレゼントが有るの」
店長は、大きな化粧箱をテーブルに置いた。中は、シンプルなウエディングドレスが入っていた。
「今度のパーティーで二人の結婚式をしましょう」

 二人は河を渡り新しい世界へ入っていった。しかしそこには、多くの仲間が待っていた。

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。