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小説(転載) 母の闇6

近親相姦小説
01 /30 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 今、俺の部屋には彼女が遊びに来ている。 母にはすでに紹介済みで、母も快く迎えてくれた。 母と彼女の関係は良好であり、俺は安心している。 彼女はベッドの上に座り俺との会話を楽しんでいる。 俺はイスに座って彼女の話を聞いている。
「ねぇ、ゆきひろ。 エッチってさ、童貞と処女がやってもうまくできないことが多いんだって。 紀子が言ってた。彼女、下ネタ好きだから。」
彼女は女同士の会話の内容をよく教えてくれる。
「紀子だって処女なのにおかしいよね。なんでそんなこと知ってるんだろうね。 ゆきひろも童貞でしょ。私たちもいつかはエッチするのかな?」
彼女は話の流れで言っただけのことである。 決して悪意はない。 あるはずがない。 俺は適当に相づちを打ちながらも、返事に困っていた。 彼女は笑顔でベッドマットのバネの反動を楽しんでいる。 バネの音が俺に母とのエッチを思い出させる。 彼女の弾むリズムが母の踊るリズムと重なる。 俺は今まさに彼女が座っているそのベッドの上で、母と何年も何十回もエッチをしてきたのだ。
「ゆきひろ、どうしたの?」
彼女がベッドの上で弾みながら俺に微笑みかける。 俺は彼女の瞳をまっすぐに見ることができなかった。 俺は今更ながらに自分の考えが甘かったことを後悔していた。 彼女ができてから母とのエッチをやめても手遅れだったのだ。 彼女ができる前から俺の運命は動いていたのだ。 母のことをこんなに恨んだことはなかったかもしれない。 できることなら中2のあの夜に戻って人生をやり直したかった。 神が振ったさいころは俺にとって最悪の結果だった。
     

母の闇

~~ 完 ~~

小説(転載) 母の闇5-3

近親相姦小説
01 /30 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 俺は今までに感じたことがないほど貪欲に母の体を求めた。 母も同じように俺の体を求めていると信じていた。 俺は一気に布団をはぎ取ると母の唇を奪うと同時に、正常位で挿入した。 母もほぼ同時に舌を絡めて求めてきた。 もう寒さを感じることはなかった。 腰を振るたびに俺の腹部が母の素肌と擦れあって母のぬくもりを感じた。 もう言葉は必要なかった。 2人とも本能だけでお互いを求めあった。 間違いなく俺と母の相性は最高だった。 こんなにお互いを感じあえる関係がそう簡単に存在するとは考えられなかった。 本能に支配されると射精のタイミングが遅れるのだろうか? 俺がどれだけ激しく突いても射精する気配がなかった。 おちんちんはこれまでに感じたことがないほどに硬く太くなっているにもかかわらずである。 このときまでは間違いなく最高のエッチだったと言い切ることができる。 これが最高でなかったら、この世に最高など存在しないと思われた。 この瞬間が永遠に続けばいいと真剣に祈っていた。 しかし、どんなものでも、どんな感動でも、必ず終わるときがくる。 とうとう母の中にすべてを放出するときがきた。 おちんちんが痛いほどに大量の液体が管を通って噴出した。 俺と母は口の周りが唾液で溢れるほど舌を絡めあっていた。 この愛情表現は母の中が大量の精液で満たされてからも続いた。 呼吸することすらも忘れてお互いの舌を吸いあった。 感動が深ければ深いほど余韻も長く続くのだと知った。
「ゆうくん・・・後ろからも突いて欲しいの・・・」
母は息も整わないうちに次を要求してきた。 母が後ろから求めるのは初めてである。 俺は黙って体を起こすとおちんちんを抜いた。 母も無言で体制を入れかえた。 俺は初めてでも迷わなかった。 母の背後からおちんちんを突き刺すと、なんの障害も感じることなく母の奥に届いた。 俺は慣れない体勢で突き始めた。 しかし、この体位が長く続くことはなかった。 母の背中を見つめていると、 自然と上の口と下の口で同時に2本のおちんちんを咥えている姿が脳裏をよぎった。 その瞬間、俺の気持ちが萎えた。 それは不思議なほど突然やってきた。 母が後ろから求めているものは俺のおちんちんではないと思った。 思ってしまったものはどうしようもない。 最高だったはずの状態からの落差の激しさに目まいがした。 俺は突くのをやめると、そのまま仰向けに倒れた。
「ゆうくん!どうしたの!」
母が驚いて振り返った。 俺は黙って天井を見つめていた。 母がスローモーションのように俺の上に覆いかぶさる。
「ゆうくん!ゆうくん!」
母の不安そうな顔が俺の視界に入ってきた。 母の声は耳には届いたが、脳には届かなかった。 わけもわからず俺の瞳から大粒の涙が溢れだした。 俺は説明できない敗北感に襲われていた。
「ゆうくん!ゆうくん!」
後になって考えてみると、母はずっと俺の名を呼んでいたような気がする。 俺は意識を失っていたわけではない。 確かに意識はあった。 しかし、動くことも考えることもできなかった。 しばらくすると涙も枯れた。 そして母に語り掛けた。
「エッチってさ・・・」
それは声と呼べるほどの音量ではなかった。 声に出すつもりがあったのかどうかでさえ定かではない。
「え?なに?なにか言った?」
母は必死に俺の声を聞き取ろうとしている。 母は異常に慌てていた。 俺はそんな母を視野に入れながらも、心が乱されることはなかった。
「エッチってさ・・・」
今度はなんとか聞き取れる程度の声量だった。 俺も意識をして声に出した。 母に伝えるためだったかどうかは今でもわからない。
「エッチがどうしたの? ・・・ねぇ、ゆうくん。・・・エッチがどうかしたの?」
母が必死で問いかける。
「相手だけが一方的に経験を積んでいると 冷めちゃうものだったんだな。」
俺なりの懸命に言葉に変換した気持ちだった。
「ゆうくん・・・どういうこと?」
母は俺の言葉の意味がわからないようである。 俺の体を懸命に揺すり、正気を取り戻させようとしていた母の手が止まった。
「エッチってさ・・・ 2人で一緒に育てなきゃいけないものだったんだよ。」
母は母なりに懸命に理解しようと努力したのだろう。
「ゆうくんの言ってること意味がわからないよ。 全然わからないよ・・・。」
今にも泣きだしそうな声でつぶやいた。 俺の瞳からは枯れたはずの涙が再び溢れだした。 もはや母に俺の言葉を理解してもらおうとは思っていなかった。 俺の中では感覚的に理解することができていた。 なぜ母とのエッチに突然無気力になってしまったのかがわかった気がしていた。 それだけで十分だった。 それ以上、俺が求めるものはなかった。
 その夜以来、母がエッチをするために俺の部屋を訪れることはなくなった。 これが恋人同士なら自然消滅という別れ方になるのだろうか? しばらく離れているうちに見えない壁が2人を引き離してしまったのだろう。 決して相性が悪かったわけではない。 2人の努力が足りなかったわけでもない。 運命としか言いようのないなにかが動いたのだろう。 人間の力ではどうしようもない、神の領域に属するものである。 神の気まぐれで結ばれる恋人たちもいれば、 神の気まぐれで別れなければならない恋人たちもいるということである。 この気まぐれな神は人間の運命をいたずらにもてあそんでいる。 神は確かにさいころを振って楽しんでいるのだ。 さいころの目は人間の努力では変えることができない。 運命には従わなければならない。 運命に逆らうことは許されない。 それが運命というものなのだ。 たとえそれがどんなに残酷なものであろとも・・・。

小説(転載) 母の闇5-2

近親相姦小説
01 /30 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 俺は背伸びをしてキスを求める母の唇に、吸い込まれるように唇を重ねた。 母の背中に手を回して、背伸びしている母の体を軽く引き寄せて持ち上げる。 母の唇の感触がいつもよりも柔らかく感じられる。 母の唇が軽く開くとわずかに舌が顔を出して俺の唇の表面を這う。 俺も舌を伸ばして母の舌に絡める。 母のテクニックと比べると俺の技量不足が顕著になる。 母のキスは美味だった。 いつの間にか母の両手が俺の両耳の裏にフィットしていて、俺の顔を固定してる。 母の舌と唇は自由に動き回り、俺の感覚を麻痺させる。 明らかに今までよりも長いキスだったが、その長さを感じさせなかった。 俺はいとも簡単に母のおもちゃになってしまっていた。
「ん?」
キスをしている最中に母から声が漏れた。 俺は母も感じ始めているのかと思った。
「ゆうくん、もう勃起してる。」
母がキスをしながら教えてくれた。 俺は母が手を下半身に動かしたことすら気がついていなかった。 もちろん勃起していることなど気づいているはずがない。 それほど母のキスに熱中していた。 まだキスしかしていないのに完全に母に魅了されていた。 最後まで体がもつか心配になっていた。
「ゆうくん、本気で感じちゃってるんでしょ。」
母のテクニックは本当に自慢してもいいほど上達していた。
「お母さん、マジ、ヤバい。」
「『マジ』とか『ヤバい』とか言わないで。」
母にはまだまだ余裕があるようだ。 俺には全く余裕がなかった。 キスだけでこんなことになってしまう自分が信じられなかった。 母は片手で俺のパジャマのズボンを下ろそうとしている。 想像以上に手際がよい。 そして器用にお尻周りをなぞりながらズボンとパンツを下ろしてしまった。 あっという間に母の左手は勃起したおちんちんの輪郭を確認していた。 そのとき寒気で俺の背筋が震えた。
「なに震えてんの?そんなに気持ちいい?」
俺は正直寒いだけだった。
「お母さん寒いよ。布団に入ろう。」
母は不満そうな顔をした。
「え~ぇ。脱がしあいしようよ。」
俺は脱がしあいなどしたことがない。
「じゃあ、脱がしてあげるから万歳してよ。」
俺は母のパジャマを脱がそうとした。
「違う!そんなんじゃないのっ。 舌を絡めながらエロく脱がして欲しいの。ゆうくん、空気読んでよ。」
母は怒っているようだったが、俺はそんなテクニックを持ちあわせていなかった。
「いつも自分で脱いでたじゃん。そんな空気読めないよ。」
俺は母についていくことができなかった。 母は明らかに俺の態度にイライラしていた。 しかし、俺にはどうすることもできない。 母がどんなエッチを望んでいるのか、もはや想像すらできない状態だった。
「わかったわよ。自分で脱げばいいんでしょ。 もうっ、ゆうくん雰囲気ぶち壊しなんだから。」
そう言うと母は自分で全部脱いで1人で布団に入ってしまった。 俺も急いで脱ごうとしたが、母を怒らせてしまったことが気になってしまった。
「ゆうくん、寒いんだから早く来て暖めてよ。」
母は布団にくるまって寒そうである。
「ほらやっぱり寒いんじゃないか。」
俺は慌てて全部脱ぐと母のもとへと急いだ。
「ゆうくんが雰囲気壊すから寒くなったんでしょ。 もうお仕置きよ。布団に入れてあげないんだから。」
母は布団を独占して俺を中に入れてくれなかった。
「寒いんだから入れてよ。」
俺は掛布団を引っ張った。 母は激しく抵抗した。
「だから、お仕置きって言ってるでしょ。 ゆうくんなんて1人で凍えてればいいのよ。」
俺は本当に寒かった。 勃起したおちんちんも縮こまってしまった。 本気で抵抗する母に俺は1度あきらめて掛布団から手を離した。 母は格闘家のような視線で俺を見つめて身構えている。 しかし、よく見ると足元は無防備だった。 俺はフェイントをかけて足元の掛布団を一気にめくった。 その瞬間、母の下半身が露わになった。
「ゆうくん、寒い!寒い!」
母は足をバタバタさせて暴れた。 俺は両手で母の足首をつかむと、足を広げて抑え込んだ。 当然のように俺の目の前に母の広げられた性器が飛び込んできた。 俺はすばやく母の脚をM字開脚の形に固定して、性器に吸いついた。 そして舌を激しく這わせて母を味わった。
「ゆうくんに襲われた・・・」
母は抵抗するのをやめて観念したようだった。 母の表情を確認することはできなかったが、おそらく許してくれたのだろう。 俺は寒さも忘れて母を乱暴に吸った。 俺が母の性器を吸うのは初めてである。 これまでに手で触ったことはあったが、舌で味わったことはなかった。 この行為は想像以上に興奮した。 おちんちんも寒さに逆らって再び硬くなり始めていた。 母がおいしそうにおちんちんを食べる理由がわかった気がした。 母のために尽くす切ない気持ちが新鮮だった。
「ゆうくん・・・ゆうくん・・・」
母が俺の見えないところで名を連呼し始めた。 母は強引にされると感じるのだろうか? 異様に興奮した俺の脳は母の味を確かめながらも、どこかで冷静に母のことを分析していた。 しかも、このドタバタ劇のおかげで俺は彼女の存在を忘れて母に集中することができていた。 今のこの瞬間だけは、母は俺だけを求めて足を開き、俺は母だけのために舌を這わせた。 2人が真剣に体を求めあう貴重な時間だった。

小説(転載) 母の闇5-1

近親相姦小説
01 /30 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 俺は母に男から連絡があったことを伝えるべきかどうか迷っていた。 伝えることは母とエッチをすることを意味していた。 伝えなければ有耶無耶のうちに闇に葬り去ることができる。 俺はしばらく母に伝えないで様子を見ようと思っていた。 それほど母とのエッチはトラウマになっていた。 その夜、なぜか母が俺の部屋にやってきた。
「ゆうくん、電話あった?」
母には特別な能力が備わっているのだろうか? 母が初めて確認をしに来た日が、ちょうど電話があった日だということに驚いた。 驚きのあまり唖然として母を見つめ続けてしまった。
「あったのね。で、どうだった?」
母は当然のように部屋の中に入ってきた。
「最近、彼から連絡が来ないのでものすごく快適なのよね。 メアド変えてホントによかったわ。」
母はウキウキの表情でベッドに座った。 机に座っていた俺のちょうど背後の位置になる。 俺は嬉しそうな母を見ても素直に喜ぶことができなかった。 それにメアドを変えたのは全部俺の仕事である。 母はごねたこと以外になにもしていない。
「ねぇ、いつあったの?教えてよ。」
俺は黙ってなにもない机の上を見つめている。
「電話があったって誰が言ったよ。」
俺はわざととぼけて見せた。
「それくらい顔を見たらわかるわよ。ねぇ、いつあったの?」
俺はまだ机の上を見て固まっている。
「・・・さっき・・・」
俺はうわごとのようにつぶやいた。
「あら、ちょうどよかったわね。」
母は特別なことなどなにもなかったかのように答える。
「それで、もう大丈夫なの?」
「・・・たぶん・・・」
俺は正直に答えてしまった。
「ゆうくん、すごいのね。・・・で、いつエッチする?」
エッチの催促のついでに感謝の言葉を聞くことができた。 それだけでも満足しておくべきなのだろうか? 母とエッチをすることは避けられそうにない。 俺は彼女に申し訳なかった。
「ねぇ、いつにする?今でもいいわよ。」
母はやる気満々である。 もしかして母は電話の確認に来たのではなく、エッチをするために来たのだろうか? しかし、電話が来ていなければエッチもできない。 髪の毛だって後ろでくくってはいない。 やはり母の考えていることはわからない。
「ゆうくんのちんぽしゃぶってあげようか?」
「『ちんぽ』とか『しゃぶる』とか言うなよ。」
俺は机の上に両手を置いて握りこぶしを作った。 母は目つきも言葉づかいも不快なほど下品になっていた。 俺も母の体を求めているときには、こんな目つきをしているのだろうか?
「なんでよ、別にいいじゃない。その方が興奮するんでしょ。」
悲しいことに母は完全に男たちに調教されてしまっていた。
「そんな言葉で興奮するかよ。」
俺は冷たく言い放った。 俺は机の上の力の入った握りこぶしを見つめ続けていた。 振り返って下品な母の顔を見ることができなかった。
「あら、そうなの? でもね、お母さんのテクニック上達したのよ。」
なぜか自慢げに話をする母に嫌悪感を感じた。 それに母をこんなに汚いと思ったのは初めてである。 本当に母は無理矢理犯されていたのだろうか? 男たちとのエッチを楽しんでいたのではないのだろうか?
「エッチはテクニックじゃないだろ。」
俺は母に部屋から出て行って欲しかった。 それほど不愉快極まりなかった。
「あら、じゃぁなんなの?」
母は本気で言っているのだろうか? もしそうだとしたら末期症状である。 こんなに短時間に人間は変わってしまうことができるのだろうか?
「愛のないエッチなんて最低だよ。」
母は半笑いだった。
「ふふっ。もちろん愛はあるわよ。 ゆうくんのことは世界で一番愛しているんだから。それプラス、テクニックってことでしょ。」
俺は怒りのあまり言葉が出てこなかった。
「ねぇ、ゆうくん。・・・フェラしてあげるからおいで。」
「フェラって言うなよ!」
俺は立ち上がって母の方に振り返った。 部屋から出て行け!と言うつもりだった。 体を揺すりながら爪をいじっていた母が指を止めて視線を上にあげる。 体は揺すり続けたままである。 ああ、ダメだ。 久しぶりに見る母の些細なしぐさがいちいち可愛く見えてしまう。 おそらく俺にしか見せない無防備な母に無垢な魅力を感じてしまうのだろう。 2人の男に同時に犯されていたことを知っているのに・・・。 俺は自分のことを最低な男だと確信した。
「いったいどうしたのよ?今日のゆうくんおかしいわよ。」
おかしくなってしまったのは俺の方じゃない。 2人の男に調教されてしまった母の方である。 しかし、母はそのことに気がついていない。 むしろエッチが上手になったと自慢しているくらいである。
「ねぇ、ゆうくん。キスしよ。」
そう言うと母は立ち上がって俺の首に手を回した。 母はあごを上げて俺を誘う。 俺はためらった。 確かに表情からだけでも母のテクニックが上達しているように感じた。
「あれ?『キスって言うなよ』って言わないの?ふふっ・・・」
俺にはちっとも笑えなかった。 童貞を奪われたとき以上に、母との距離が遠くなっているように思えた。 まるで別人とエッチをしようとしているような感じだった。 母の唇は今までで1番色っぽかった。 母の表情は俺を虜にするのに十分だった。 俺はもう母から離れることができなくなるかもしれないと恐怖を感じるほどだった。

小説(転載) 母の闇4-4

近親相姦小説
01 /28 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 母の言いたいことはだいたいわかった。 あとは男の持っている写真だけが問題だった。 携帯の番号やメアドは変えればなんとかなる。 俺の携帯はどうすればいいのだろうか? 男の持っている写真を取り戻すことも消去させることも不可能に近い。 それならばその写真の価値をなくせばいい。 俺の頭の中で1つの案が完成した。
「よし、お母さん死のう。」
俺は突然言い切った。 もちろん母は驚いた。
「いやよ。まだ死にたくないわ。」
当然の反応である。 俺の言葉が足りなかった。
「違うよ。死んだことにしちゃうえばいいんだ。」
母はまだ意味がわからないようである。 黙って俺の説明を待っている。
「いい?その男が持っている情報は お母さんの携帯と俺の携帯だけだ。だからお母さんの携帯と連絡が取れなくなったら、 なにもしないか、俺と連絡を取って様子を見るかのどちらかしかない。 目的はお母さんの体なのだから、簡単に関係が終わるような無茶なことはしないだろう。 そうなると、いずれは俺の携帯に連絡があるはずだ。 そのときにお母さんが死んだことにして、俺が全部対応すればいい。」
「ゆうくん・・・話が長すぎる・・・」
母の瞳の中に???が見えた。 しかし、俺にはこれ以上簡潔に説明する自信がなかった。
「とりあえずお母さんは携帯の番号とメアドを変えればいいんだ。」
俺は急にワクワクしてきた。
「どうしてそんな面倒なことしなくちゃいけないの?」
母は平気で俺のやる気を削ぐようなことを言う。 俺はもう説明することをあきらめた。
「俺が全部やってあげるから。」
俺はなんとしてもこの作戦を試してみたかった。 母の軽率なミスを帳消しにするための案だというのに、 母が乗り気ではないことだけが不満だった。
「そりゃ変えるだけなら簡単でしょ。違うのよ。 変えた後にみんなに変えたことを伝えるのが面倒なのよ。 だからメアドは変えたくないの。それに、今のメアド気に入ってるし。」
この女は事の重大さをわかっているのだろうか? 母でなかったら「勝手にしろ」と投げ出しているところだ。
「そんなこと言ってる場合なのかよ。 お母さんが撮られた写真のために頑張って考えているんだろ。」
俺も語気が強まる。
「写真を撮られたのがお母さんのせいだって言うの? エッチしているときに逃げられるわけないでしょ。 ゆうくんの言うことは難しすぎてわからないのよ。」
母が感情的になった以上、理屈で説得することは難しくなった。
「俺が全部やるから。なんでもやってあげるから。 お願いだから変えてくれよ。」
母は不満そうな表情で俺を見つめている。
「ホントにこれで終わりにできるの?」
母はまだ半信半疑なようである。
「大丈夫だと思う。」
俺も絶対だと言い切る自信はなかった。
「思うだけ?・・・じゃあ、お母さんのお願いも聞いてくれる?」
これほど母のことを面倒な女だと思ったことはない。
「なんで俺がお願いを聞かなきゃいけないんだよ。」
「じゃあ、お母さんもヤダ。」
母は即答しやがった。
「わかったよお願い聞くから。なんでもするから。」
母は満面の笑みだった。
「ホントに?じゃあねぇ・・・ 成功したらお母さんとエッチして。」
俺の案が成功したご褒美に母の願いを叶えてあげる理由がわからない。 しかも俺が何度も拒んできたエッチをしろだと。 俺は閉口した。
「なんでもするんでしょ。」
これほど母の笑顔を憎らしいと思ったことはない。 しかし、ここで俺が拒めば再び母と交渉しなければならない。 俺は苦渋の選択をした。
「わかったよ。・・・でも1回だけだよ。」
母の笑顔が曇った。
「え~、1回だけ?・・・ま、いっか。許してあげる。」
ようやく交渉が成立した。 母はベッドに座ってはずんでいる。 ご機嫌でなによりだ。 俺はおそらく交渉する仕事には向いていない。 特に相手が女の交渉はもう2度としたくない。
 俺は母の番号とメアドを変え、アドレス帳の全員に連絡し、男からの連絡を待った。 それから2週間ほどして公衆電話からの着信があった。 俺は勝負のときが来たと確信した。 俺は意を決して電話に出た。 いかにもチャラい大学生という感じの声の男だった。 男は俺の名前を正確に言うことができた。
「はい。そうです。」
俺はあえて低めの声で重く対応した。 男は母の友人だと名乗り、母と連絡が取れなくなったので心配しているということだった。 俺は台本があることがバレないように話をしなければならなかった。
「妻は『脅されて不倫をしていた』という遺書を残して自殺しました。 あなたがなにか知っているのなら警察に話をしてほしい。」
電話の向こうで明らかに男が動揺している。
「妻の携帯にはその男の痕跡が残っていたので 探偵に依頼して特定することを考えている。 それと脅迫に使われていた写真が出回れば警察が動くことになっている。 私は全力でその男を見つけ出すつもりだ。できれば逮捕される前に殺してやりたい。 もし心当たりがあるのならなんでも教えて欲しい。」
そこまでしゃべったところで男が電話を切った。 公衆電話からだったので録音されている可能性はない。 短い人生で初めての大芝居だった。 俺はしてやったりの表情で携帯を耳から離した。

小説(転載) 母の闇4-3

近親相姦小説
01 /28 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 俺は母の言うことが理解できてようやく納得した。 しかし、母はまだ俺に理解してもらうために必死だった。
「みんながゆうくんみたいに優しいわけじゃないのよ! お母さんだって好きで不倫を続けてたわけじゃないの!」
俺は母を落ち着かせることから始めなければならなかった。
「お母さん、わかったよ。わかったから落ち着いて話をしよう。」
俺は母の手を引くとベッドの上に座らせた。 俺はイスに座り直して母の方を向いた。
「最初から話をしよう。ちゃんと聞いてあげるから。」
俺は母に笑顔を見せた。 久しぶりに母の前で笑った気がした。
「いつものゆうくんだ・・・」
母はそう言うと俺の足に優しく触れた。 母がどれだけ俺のことを愛おしく思っているのかが伝わってくるような触り方だった。
「全部聞くから・・・お母さんの話したいことを話して。」
母はしばらく黙って俺の足を触っていた。 なにを話せばいいのか考えているようだった。 俺は黙って待った。
「最初はね、とても優しかったの・・・」
1人目の大学生のことだと思った。
「メアドだってね、 この人なら大丈夫だと思ったから教えたのよ・・・」
母のことを信頼してあげられなかった自分が恥ずかしかった。 どうして母はそんな軽率な人間ではないと信じてあげられなかったのだろうか?
「何回かお茶したの・・・ホントにお茶だけなのよ。 彼は大学の話なんかしてくれて・・・お母さん大学なんか行ったことなかったから楽しくて・・・ 大学に行ってみたかったなぁなんて思ったの。 今思えば口がうまいだけだったのにね・・・」
俺にも大学がどんなところなのかはわからない。 高校となにが違うのだろうか? 改めて受験勉強も頑張ろうと思った。
「それでね・・・それでね・・・ ゆうくんに嫌われちゃった直後で寂しかったから、 『彼氏と別れちゃった』って言っちゃったのよね。 お尻の軽い女だって思われちゃったんだろうなぁ・・・ お母さんがバカだったわ。」
母がうつむいて影を見せる。
「違うよ。・・・お母さんが悪いんじゃないよ・・・」
俺は思わず口を挟んでいた。
「えっ!」
母が驚いて顔を上げる。
「そういう男は下心があるからお母さんと会ったんだよ。 『お母さんとエッチができたらラッキー』とか思ってるんだよ。 だからお母さんが悪いんじゃないんだよ。男が悪いんだよ。 どうせそんな男はほかにもたくさんだましてる女がいるんだよ。 お母さんはその中の1人に過ぎないんだよ。」
俺は知らず知らずのうちに母をかばっていた。 こんな気持ちになったのはいつ以来のことだろう?
「ゆうくん・・・優しいのね・・・」
母が笑っている。 母の笑顔は俺を安心させる。
「どうしてホテルなんか行っちゃったんだろうなぁ・・・」
母は遠い目をしている。 まだなにも解決していないのにすべてが終わったような表情である。
「ゆうくんの前で泣いた日があったでしょ。 あの日・・・お母さんは犯されちゃったのよね・・・ そう・・・犯されちゃったの・・・ あんなにみじめな思いをしたことはなかったわ。」
笑顔で「犯された」と告白する母はそこはかとなく老けて見えた。 母も悩んでいたんだと思い知らされた。
「どうしてあのとき、正直に教えてくれなかったんだよ。」
俺は母を守ってあげられなかったことが情けなかった。 あのとき俺がちゃんと母の気持ちを読みとることができていれば・・・。 俺は自分が許せなかった。
「写真なんか撮られちゃったりしてさ。 1回だけのエッチなんてありえないのかしらね。 生贄を探してたところにお母さんが飛び込んじゃったのよね。 やっぱり、お母さんがバカなのよ。男と1対1で密室に行っちゃうなんて・・・」
「写真ってどんな写真なんだよ。」
俺はこれから解決しなければならない問題が出てきたと思った。 その写真は今でもその男が持っているはずである。
「どんなって・・・エッチしてる写真よ。 その写真を1日に何回もメールで送ってくるのよね。 無視しようと思ったんだけど、ゆうくんにも送るって脅されちゃって・・・」
「なんで俺なんだよ・・・」
素直な疑問だった。
「『旦那の携帯も教えろ』って言われたから とっさにゆうくんのを教えちゃったのよ。」
「なんで適当に教えなかったんだよ。」
「携帯取り上げられて アドレス帳見られちゃったんだからしょうがないでしょ。」
なるほど。 確かに母の言う通りだ。 母を狙ったのは家庭を持っていたからなのだろうか? 守るものを持っている人間は脅しやすい。 しかし、俺は「旦那」ではない。
「俺なら送られてもよかったんじゃないのかよ。」
母は少し困った顔をして言葉に詰まった。
「ゆうくんに心配かけたくなかったのよ・・・」
そして小さな声で答えた。
「そんな理由でわざわざ犯されるために通ったのかよ。」
俺には些細なことにしか思えなかった。
「そんな理由ってなによ・・・そんな理由ってなんなのよ・・・ お母さんがどんな思いをして・・・」
母をまた興奮させてしまった。
「ごめん。ごめん。今のは俺が悪かった。 悪かったから。謝るから。」
「ゆうくんは悪くないのよ。悪いのはお母さんなのよ。 全部お母さんのせいなの。」
「お母さんはそうやって全部自分でしょい込むから 深みにはまっていくんだよ。もっと俺に甘えていいんだよ。 エッチしてなくても俺に甘えていいんだよ。」
お互いに不器用な生き方しかできなかった。 俺は確かにこの母の子なのだと実感していた。

小説(転載) 母の闇4-2

近親相姦小説
01 /28 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 次の夜、俺は1人になると昨日考えていたことが再びグルグルと音を立てて頭の中を回り続けた。 日が改まっても結論は出なかった。 また寝れない夜が来たのだと思った。 そのとき母が俺の部屋を訪れてきた。 意外だった。 今更俺になんの用があるというのだろうか? もうこれ以上の悩みを持ち込まれることはごめんだった。
「ゆうくん・・・ちょっといい?」
しかし、俺には断る理由がない。 それに母は俺の意見など聞くつもりもない。 俺の答えを待たずにずかずかと部屋の中に入ってきた。 俺は黙って母の瞳を見つめた。
「ゆうくん、驚かしてごめん。」
俺にはなんのことを言っているのかわからなかった。
「ゆうくん、驚いたよね。」
母は一方的に話し続けた。
「なんのことだよ。」
俺は母の話を聞く気分になれなかった。 母は俺の他人事のような態度に少し驚いたようだった。 以前のように優しくしてもらえるとでも思っていたのだろうか?
「お母さんが不倫してたこと・・・」
そう言って母は言葉に詰まった。
「やっぱりしてたのかよ。懲りてなかったんだな。」
俺は母の瞳から視線を逸らせた。
「違うの・・・お母さんの話を聞いて・・・」
「なにが違うんだよ。 不倫がやめられないんだろ。それだけだろ。」
俺は母の言い訳を遮った。 もうこれ以上母の言い訳を聞くつもりはなかった。 母の言い訳を聞いたところでなにも解決しないことはわかっていた。 俺の悩みはそんなところにはなかった。
「お母さんだってやめようと思ったのよ。 でも彼からのメールがしつこくて・・・」
「まだあの大学生と続いてたのかよ。」
俺はいちいち母の話を遮った。 母に主導権を握らせたくなかった。 母の流れに乗ってしまったら母の思うつぼだと感じた。 もはや母の気持ちなどどうでもよかった。 それほど自分の悩みの深さに苦しんでいた。
「だいたいなんでメアドなんか交換してるんだよ。 それって続ける気があったってことなんじゃないのかよ。」
俺は思わず感情的になってしまった。
「だって・・・だって・・・彼がずるいのよ・・・」
そう言うと母の瞳から涙の粒が溢れた。
「女って便利だよな。泣けばいいんだから。」
俺は想像していた以上に母に冷たく接することができた。 母を苦しめることにためらいはなかった。 俺と同じくらい悩めばいいのだと思った。
「ゆうくんのいじわる・・・」
母の涙が止まらない。
「で、その大学生以外とはないんだろうな。」
俺は簡単な確認のつもりだった。 しかし、母は黙ってうつむいている。 涙で声が出せないという雰囲気ではない。 明らかにその大学生以外とも関係があるのだと思った。
「ほかにもいるのかよ。もう最低だな。」
母は否定しなかった。 俺には信じられなかった。
「そいつも出会い系サイトなのか?」
母はうつむいたまま首を横に振った。
「彼の友達・・・」
母は学校で叱られて立たされている小学生のようだった。 俺は職員室でふんぞり返る偉そうな先生のように母を問い詰めた。 母の涙が止まらない。 小学校なら反省の色がみられるので許してもらえるのだろうか?
「で、その友達にも会いに行ってるんだな?」
警察の取り調べも似たような雰囲気なのかもしれない。 俺は母の意思で不倫相手を増やしたことを確認したかった。
「彼が勝手に連れてきたの・・・」
俺は一瞬話を見失った。 話が噛みあわない。
「どうやって知りあったのかを聞いてるんじゃない。」
俺は言い訳がましい母の言葉にイライラしていた。
「違うの!彼に呼び出されて行ったらその友達が一緒にいたの!」
母は顔を上げると俺にすがるような表情で訴えかけてきた。 無罪を訴えているつもりなのかもしれなかったが、もう十分に状況証拠は揃っている。 母に同情する余地はなかった。
「だからそいつが2人目なんだろ。」
「そうだけど、どうしようもなかったのよ! 男の人2人に勝てるわけないでしょ!」
やっぱり話が噛みあっていない。
「男2人に勝つ?」
俺は母の言葉を繰り返した。 声に出してみても意味がわからなかった。
「そうよ!男の人が2人もいたら従わなくっちゃしょうがないでしょ! 好きで2人も相手にしたわけじゃないのよ!」
やはり意味がわからない。 俺は話を整理したかった。
「ちょっ・・・ちょっとまった。」
俺は両手を上げて母を制した。 そしてじっと考えた。 母には2人の不倫相手がいる。 1人目は最初の大学生で、2人目はその大学生の紹介で知りあった友達。
「2人を相手にする?」
1人となにが違うんだ? 2人目が増えたからといってなにが変わるというんだ? どうせ1人ずつじゃないか。
「2人に囲まれたら絶対に逆らえないでしょ! ゆうくんは男だからわからないのよ!すごく怖かったんだから!」
母の悲痛な叫びがようやく俺に届いた。
「まさか・・・3人でやったのか?」
俺はそうつぶやいて母の顔を見上げた。
「だから最初からそう言ってるでしょ!」
母はまだ必死で俺に訴えかけていた。 それにしても俺には考えつかない選択肢だった。 そもそも熟女のセフレを作るような大学生の考えなどわかるはずがない。 大学生なら大学生の女と寝てればいいんだ。 俺はこの日初めて母に同情した。 2人で母をおもちゃにする大学生なんて最低だ。 俺は母の言い訳を聞きたくなった。 母がどんな思いで不倫をしていたのか、その気持ちを知りたいと思った。

小説(転載) 母の闇4-1

近親相姦小説
01 /28 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 涙の告白から半年以上、平和な日々が続いた。 母が不倫をしたと泣くこともなく、俺とエッチがしたいとごねることもなかった。 俺は母が完全に立ち直って、以前の日常を取り戻しているのだと信じていた。 そして俺は高3になり、塾に通う日が増えた。 彼女とはまだ健全な交際が続いている。 同じ塾に通い、授業のない日も自習室で勉強をともにした。 俺の帰宅時間は毎日10時を過ぎていた。
 そんな生活にも慣れてきたある日、彼女が風邪をひいて学校を休んだ。 彼女が体調を崩すのは珍しいことだった。 俺は1人で塾に行く気分にはなれなくて、学校が終わるとすぐに家に帰った。 家に母はいなかった。
「あれ?買い物かな?」
俺は母の不在をそんなに気にすることなく、録画していた映画をリビングで観た。 映画を観終わった頃には7時になろうとしていた。 それでも母は帰ってこなかった。 俺はなんとなくリビングでテレビを観ることにした。 家では勉強をする気分になれない。 そして8時を過ぎた頃、なにも知らない母が黙って帰ってきた。 俺はまだソファーに座ってテレビを観ていた。
「ゆうくん?・・・なんでいるの?」
母はリビングの入り口で立ち尽くしている。 買い物袋を持っているところを見ると、夕食の買い物をしてきたようである。
「おかえり。なにしてたんだよ。」
俺は母を問い詰めるつもりなど微塵もなかった。
「ゆうくん・・・なんでいるの?」
俺はこのとき初めて母の様子がおかしいことに気がついた。 俺の存在を恐れているようなそんな雰囲気だった。
「なんかあった?」
俺はテレビのヴォリュームを下げた。
「なんでいるのっ?」
母は同じ言葉を繰り返す。 繰り返すたびに顔から血の気が引いていった。 遅い時間に帰宅したことを気にしているのだろうか?
「どうしたんだよ?」
そう言って俺は母を2度見した。 特に母の様子が変わったわけではなかったが、俺は直感的に母のうしろめたさを感じとった。 親子だからわかったのだろうか? それとも何度もエッチをした女だったからだろうか?
「男と会ってたのか!」
俺は思わず口に出してしまった。 余計なことを言ってしまったと後悔しても手遅れだった。 母はなにも答えなかったが、それが答えでもあった。 人間は言い訳を準備していないとこんなに狼狽してしまうのかと思うほど母は口をパクパクさせていた。 俺はソファーから立ち上がった。
「新しい男ができたのか!」
気がつけば自分の声の大きさに驚くほどの声で叫んでいた。 母は小刻みに震えながら首を横に振って俺の発言を否定しようとする。 それにもかかわらず俺はすでに確信していた。 間違いない自信があった。
「まだ懲りてなかったのかよ。」
俺はソファーに崩れ落ちると頭を抱えて黙り込んだ。 なぜか以前の不倫をした母とのやりとりを思い出していた。
「あ・・・あ・・・あのね・・・あのね・・・」
母はなにかを言おうとしていたが、俺には相手をする余裕がなかった。 まるで自分のことのようにショックだった。 いや、俺の責任だと自分を追い込んでいた。
「ゆうくん、お母さんのことを捨てないで! ・・・そうよ!・・・全部ゆうくんが悪いんだから!」
彼女と話をしていてときどき疑問に思うことがある。 かたくなに自分の責任を認めようとしないことがあることだ。 まるで自分の責任を認めてしまったら負けなのかと思うほどにムキになる。 そしていつも俺が折れていた。 母の悲痛な叫びは彼女のそんな性格を思い起こさせた。 母はその場に座り込んで泣いている。 女の涙には不思議な力がある。 女は理不尽な生き物だと思った。 どれくらいの時間がそのまま流れたのか俺の記憶には残っていない。 俺は自分の責任に押し潰されそうだった。 頭を冷やすために自分の部屋に戻ろうと思って歩き出した。
「ねぇ・・・どこに行くの・・・?」
そんな母の言葉を無視して俺の部屋にこもった。 しばらくすると台所から料理をする音が聞こえてきた。 最初は母の変わり身の早さにあきれていたが、 料理の準備ができていなければ父にも疑われることに気がついた。 女はどこまでしたたかなのだろうか?

 俺はどこでなにを間違えたのかを考えていた。 母が不倫をしたのは俺とエッチをしなくなったからのようだった。 俺が母と寝なくなった原因は彼女の存在である。 それでは俺に彼女ができたことが間違いだったのだろうか? いや、そんなはずはない。 少なくとも母は恋愛の対象ではない。 好きな女の子とつきあうことは自然な流れである。 では、どうすればよかったのか? 彼女ができても母とのエッチを続ければよかったのだろうか? いや、これも違う。 これでは俺が彼女を裏切ることになってしまう。 彼女の代わりに母を抱いて満足できるのだとしたら、これこそ不倫なのだろう。 そもそも俺が母とエッチをしてしまったことが間違いだたのだろうか? しかし、中2の俺には母を拒否できるような知識も勇気もなかった。 これではすべてが母の責任になってしまう。 母に全責任を押しつけることには激しい抵抗を感じた。 俺にもなにかができたはずだ。 母が不倫をしなくても生きていけるような道を作ってあげることができたはずだ。 それはどこにあったのだろうか? 今まで神に課された選択肢を選ぶ際に俺が変えられたことはなかっただろうか? これは本当に答えのないパズルなのだろうか? 母の責任だと割り切ることは簡単である。 しかし、それでは俺の中のなにかが納得できなかった。 この件に関して、俺はただの傍観者ではないはずだ。 俺は考えた。 考え続けた。 この問題に比べれば受験勉強なんて簡単だと思った。 結局、この夜俺は寝ることができなかった。 その代わりに次の日の学校ではずっと寝ていた。 不思議と学校では母のことで頭を悩ますことはなかった。 彼女との会話にも問題はなかったはずだ。 そして再び孤独な次の夜を迎えることになる。

小説(転載) 母の闇3-2

近親相姦小説
01 /26 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 母は相変わらず絨毯の上で指を滑らせている。
「それで相手はどんな男なんだよ。」
俺は落ちつた口調で語り始めた。 しかし選んだ言葉は冷たい。 母を守るというよりも問い詰める感じだった。
「20歳の大学生?・・・って言ってた・・・」
母が妙な間で首をかしげながら答える。 顔を上げることはなかった。 確信はないようである。
「そんな男とどこで知りあったんだよ。」
俺はさらに続けた。
「どこって・・・出会い系サイト・・・」
「はぁ?」
俺はあきれて開いた口がふさがらなかった。
「出会い系サイトって・・・そんなの自業自得だよ。」
俺は冷たく言い放った。 実際にそう思った。 出会い系サイトに手を出す人間がこんなに身近にいるとは思ってもいなかった。 俺は母の行動が恥ずかしかった。 まるで自分のことのように恥ずかしかった。 つまり不倫は母の意思でしたということを認めたことになる。
「・・・ゆうくんの嘘つき・・・」
母が不満げに口をとがらす。
「守ってくれるって言ったのに・・・」
絨毯の毛を触る指にも力がこもる。 こんなに甘えてくる母は初めてである。 俺は母の彼氏なのだろうか? いや、元カレか・・・。
「守るよ、守るけどさぁ・・・ 出会い系サイトはダメだろ・・・だって、お母さんから飛び込んでるじゃん・・・」
俺にはもう守り切れなかった。
「それはそうなんだけど・・・ ゆうくん・・・女心がわかってない!」
母は握りこぶしを作って何度か俺を殴った。 こんな母のしぐさが可愛く見えてしまう俺も重症である。 まだどこかで母のことをエッチの相手だとみなしているのだろうか?
「女心ってなんだよ。不倫するのが女心なのかよ。」
俺は母のこぶしを受け止めながら反撃した。
「もうっ!ゆうくん嫌い!」
母の瞳が本当に怒っている。 しかし母の怒りは俺には届かなかった。 俺は可愛い母とのやりとりを楽しんでいた。
「お母さんは俺にどうして欲しいんだよ。」
俺は母に主導権をゆだねた。 母からどんな要求が出てくるのかをワクワクしながら待った。
「どうして欲しいって・・・優しくして欲しいのよっ。」
母はもう引っ込みがつかないようである。 抽象的な言葉を並べて、俺に「女心」の理解を求める。 俺が「女心」を理解できないことはすでに確認済みである。
「優しくして欲しいってどういうことだよ。 またエッチがしたいのかよ。」
母の正直な気持ちを知りたかった。 俺の体だけが目的なのであれば、もうそんな母を尊敬することはできないだろう。
「誰もそんなこと言ってないでしょ!」
母が瞬間的にムキになって声を荒げる。
「・・・でも・・・したいって言ったらしてくれるの?」
母が上目づかいで俺の表情を確かめている。 今になって初めて気がついたのだが、母はエッチが好きなのだろうか? 中2の俺から童貞を奪ったり、寂しさを紛らわせるために不倫をしたり、 俺の知る限り母はこの4年間父以外の男とエッチを続けている。 それに加えて今の発言である。 母との快感に溺れて脱することができなかった俺の弱い意思は、母からの遺伝だったのだろうか?
「彼女がいるって言っただろ。」
俺は強い意志で断った。 母は一瞬でも期待をしたのか、残念そうな表情を見せてうつむいた。 母に同情する気持ちはまったくなかった。
「それなら思わせぶりなこと言わないでよ。」
母は明らかにふてくされている。 まだ俺の体に未練があるということなのだろう。 母が俺の女ではなくなった今でも同じ屋根の下で暮らしている。 エッチをしようと思えばいつでもできる関係である。 母の言葉からもその期待を感じることができる。 俺はそんな母を見て情けなくなった。 もうエッチの話は終わりにしたかった。
「不倫したことは後悔してるんだろ。」
俺はなんとか話題を変えようとした。 そうでなければ俺が母とエッチをすると言うまで無理問答が続く気がした。
「後悔してるからゆうくんに相談してるんでしょ。」
俺は母が不倫をネタに俺との関係を元に戻そうとしているのかと疑った。 そしてすぐに母はそこまで卑怯な人間ではないと考え直した。
「それならもう2度としないよな。」
俺は念を押しておきたかった。 これ以上母が知らない男の雌犬になることは想像したくなかった。
「それはそうよ。・・・もうしないわよ・・・」
歯切れの悪さが気になる言い方だった。 母はうつむいて絨毯とじゃれ続けている。 少なくとも俺に誓うという態度ではない。
「信じていいんだよな。」
俺は母に言い切って欲しかった。 中2の俺から童貞を奪った母を信じるというのも虫のいい話だったかもしれない。 それでもどこかで毅然とした俺の母だった頃の母を信じようと思った。
「うん。」
母は俺の瞳を見ることもなく軽くうなずいただけだった。 それよりも絨毯のほつれの方が気になるようだった。 母は自分の体の欲求に克つ自信がないのだろうか? しかし、俺はこれ以上母に強制しなかった。 無理矢理言わせてもなんの効果もない気がした。
「じゃあ信じるからな。もうするなよ。」
俺は母を許した。 少なくともこれ以上複雑な事態に陥ることはないと考えていた。 しかし、この考えが甘かった。 やはり母は体の疼きに耐えられなかった。 俺の中で「やはり」という言葉がむなしく響く。 もしかしたら子どもにでもわかる結果だったのかもしれないが、 実の息子として母を疑い続けることは苦痛だった。 苦痛から目をそらしてしまった俺の責任である。 このとき俺がもっとしっかりと母を管理できていれば・・・という後悔が俺に残った。

小説(転載) 母の闇3-1

近親相姦小説
01 /26 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 涙の最後以来、母が俺の部屋を訪れることはなかった。 俺は母の素顔を見る日常が苦痛だったが、母はそんなそぶりを一切見せなかった。 毅然とした俺の母を演じ切っていた。 演じるという気持ちが母にあったのかどうかはわからないが、 以前と変わらぬ母であり続けてくれた。 俺はそんな母に感謝しなければならないのだろう。 俺から一方的に母を拒絶してしまったというのに・・・。 しかし、そんな孤独な母の苦しみを思い知らされる日がくることになる。
 最後の日から3ヶ月程が過ぎようとしていた夏休みのある夜。 俺は部屋で音楽を聴きながらマンガを読んでいた。 もう母の襲来を待つ気持ちなど忘れてしまっていた。 そんな俺の部屋に母が申し訳なさそうにやって来た。
「ゆうくん・・・話があるんだけど・・・」
ものごしの柔らかい母を見て、 俺はまた母がエッチを求めてやって来たのかと疑った。
「なに?」
イヤホンを外しながら冷たく答える。 視線はちらっと母を見ただけで、わざとマンガを読み続けた。
「ゆうくん・・・ゆうくん・・・」
母は扉の手前で立ち止まったまま涙を流し始めた。 俺はただ事ではないと悟った。 俺は慌てて母のもとに駆け寄ると、母の手を引いて部屋の中に迎え入れた。
「落ち着いてからでいいから・・・」
俺はそんなことしか言えなかった。 ここは俺が大人になって母の話を聞いてあげなければならないと感じていた。 しばらく母の涙は止まらなかった。 俺はわけもわからず座り込んでただ涙を流す母を抱きしめた。 強く抱きしめると壊れてしまいそうな体だった。 改めて母の体の小ささを思い知った。 こんな体で俺をここまで育ててくれたのだと、そんなことを漠然と考えていた。
「ゆうくん・・・お母さんね・・・」
ようやく俺の胸の中で母が小さくつぶやいた。 俺はその声を耳ではなく、胸に直接伝わる振動で感じた。
「お母さんね・・・不倫しちゃった。 ・・・知らない男の人に抱かれちゃったの・・・」
それだけ言うと母は堰を切ったように声を出して泣き始めた。 俺はにわかに母の言うことが信じられなかった。 いつでも毅然とした態度の母が知らない男に簡単に体を許すとは思えなかった。 俺と寝たこととは違う次元の話だと直感した。 本当に母の意思で浮気をしたのだろうか? 相手の男が母をたぶらかしているだけなのではないだろうか? そう考えると次第に不倫相手の男に対して嫉妬心がふつふつと湧いてきた。
「俺の女に手を出しやがって。」
それが俺の正直な気持ちだった。 このとき俺はまだ彼女と健全な関係を続けていた。 俺の知っている唯一の女が母だった。 その母を傷物にしやがって。 俺はその男のことが許せなかった。 普段は暴力とは程遠い俺だったが、このときばかりは相手の男を殴りたい衝動にかられた。 力ずくでねじ伏せたかった。 母を守らなければならないという根拠のない責任感に燃えていた。 改めて俺は男として生まれてきたんだと思い知らされた。
「・・・どうしよう・・・」
母が泣きながら俺にすがる。 言わなければ誰にも知られないことを、 わざわざ俺に告白する母の気持ちを考えるといたたまれなくなった。 俺はそんな母を全力で抱きしめる。
「俺が守るから。俺が全力で守るから。」
俺はまるでプロポーズのような言葉で母を励ます。 母は俺の胸の中で何度もうなずく。 3ヶ月の間に2度も母の涙を見ることになるとは思わなかった。 1度目は俺のせい。 2度目は・・・いや2度目も俺のせいなのだろうか? 俺は不倫をした母の気持ちを想像していた。 母は体の疼きを満たすためだけに不倫をしたのだろうか? それとも俺が母を拒否したから不倫をしたのだろうか? 今、母から正直な気持ちを聞き出すことは酷なことだと感じ思いとどまった。 そして、母に語り掛ける一言目の言葉を探したが、なにから聞けばいいのかもわからなかった。 しばらくすると、母の方から顔を上げてくれた。 泣き腫らした瞳が赤く充血している。
「ゆうくん・・・」
母の表情がわずかに緩んだ。 俺の気持ちも少しだけ楽になった。
「どう?少しは落ち着いた?」
自然に言葉が出た。 母は1度微笑んでから大きくうなずいた。 母の微笑みには不思議な力がある。 俺は母の微笑みを守るためならどんなことでもできた。 母はなにかを言いたそうな表情で俺の瞳を見つめている。 しかし、言葉は出てこなかった。 俺は母の唇に引き寄せられる懐かしい感覚を思い出していた。 なまめかしい感触が俺の唇によみがえる。 こんなとき甘いキスさえあれば言葉は必要なかった。 俺は無駄に大人の知識を身に着けていた。 そんな安易な誘惑に負けそうになった瞬間、母の表情がこわばった。 俺も母の言葉を受け止めるための心の準備をした。
「・・・寂しかったの・・・」
母はそう言うとうつむいて絨毯の上で指をくねくねさせた。 まるで駄々をこねている子どものようだった。 こうなるとどちらが大人なのかわからなかった。 母は俺に甘えるために来たのだろうか? 俺は母の寂しさを紛らわせるためだけに、再びエッチをしてあげなくてはいけないのだろうか? 俺の中で葛藤が始まる。 しかし俺の決心は揺るがなかった。 彼女のことを考えると母の誘惑に打ち勝つことができた。 母が俺を誘惑しているのかどうかは定かではなかったが、俺は1つの選択肢を確実に消すことができた。 こうなると俺は母のことを冷静に見つめることができた。 今の俺にできることは母の甘えを受け入れることではなく、母を立ち直らせることだった。 2度とこんなことにならないように話を聞いてあげる必要があると感じた。 そして母の話を聞くことにした。

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。