<<覗く男>>
【たかお編】
俺は今高校の女子トイレに入っている。
勿論男だ。今年30になろうとしている。
別にこの学校の先生でも職員でもない、普通の会社員だし妻もいる。
そんな俺がなんでこんな処にいるのかと言うと話を10分前に戻そう。
今日は都内某女子高の学園祭の日。
実を言うとここは妻の母校だ。
以前から話には聞いていて気にはなっていたが今迄仕事の都合で見に来る機会がなか
った。
だが、今回やっと都合がついて見に来ることができた。
勿論妻が同伴なのは言うまでもない。
一度は母校を見せたいという妻の申し出に便乗して来たのだ。
古さを感じさせる石造りの大きな正門過ぎると華やかな黄色い声が聞こえてくる。
”お好み焼き”や”たこ焼き”、”スパゲティ””カフェ”等色々な出店が並んでいる
昔話や校舎の間取りを説明する妻の横を歩きながらも俺の目は好みの娘を探している。
『最近の娘は可愛い子が多いなぁ、これだったらアソコでは存分に楽しめそうだな』
秘かに計画している事を考えていたその時、妻が突然大きな声を出した。
「せんせぇ~」
妻はその先生へと手を振りながら駆け寄っていく。
後ろ姿だけを見ていると気のせいか一瞬女子高生に見えてしまった。
蛇足ながら俺の妻は同級生で俺より一月遅れだ。勿論29だが最近歳の話をすると機嫌
が悪くなるので禁句となっている。
その彼女が学校に来た途端気分は女子高生時代に戻り、仕草まで戻ってしまったみた
いだ。
そんな走っていく仕草にドキッとしながら辺りを見回す。
勿論トイレの標識をだ。
だが何処にも見当たらない。
もうしばらくチャンスを待とうかと思ったが妻は先生と話し込んで戻ってくる気配が
ない。
この隙にちょっと偵察に行ってみようと思った俺は妻に近づき
「ちょっと腹の調子が悪いんだけどトイレは何処?」
女子高生みたいに昔話に花を咲かせていた妻は振り返ると
「あ、先生。この人が私の夫です」
『おいおい、俺の話聞いてるのかよ』と思ったがやはりキチンと挨拶をしなければ妻の
顔がつぶれるだろうと思い直し
「こんにちは。夫のタカオです。昔はお世話になったそうでお陰様で家のことはしっ
かりやってくれてます」
突然出た夫の褒め言葉に妻は照れながら恥ずかしそうにしている。
「そうですか、彼女はクラスで一番器量が良かったですからねぇ」
そこから再び昔話に戻っていく。
今がチャンスと再び妻の耳に
「腹具合が悪いんだ。トイレを教えてくれ」
少し焦ってるように演技しながら小声で話しかけた。
その様子に妻はやっと察してくれたのか、それとも先程の褒め言葉に気を良くしたのか
普段にない優しい声えで
「たしか男性用はあそこの角を曲った処にあったと思うわ」
その言葉を聞いて俺はショックを受けた。
女子高と言うからトイレは女性用しかなく、最悪共用になっていると思ってきたが、妻
の口から出た言葉は”男性用”の3文字だった。
この目的だけの為に来たのにこれで今日一日の楽しみが消えてなくなった気がした。
だが妻に聞いた手前トイレには行かなければならない。
少し焦っている用に演技しながら言われた方に歩いていく。
妻に言われた角まで来ると出店や人通りは殆ど無くなり、たしかに角には小さく
”男性用トイレ”と即席の張り紙がしてあった。
『やっぱりか』気落ちしながら角を曲った。
そこには外専用の靴で入れるトイレがあった。
ドアは無い。外から中の様子が丸見えだ。
ここは女子高で別に隠す必要もないから当たり前の話だ。
見ると入り口の上に男性用と張り紙がしてある。角に貼ってあったものより小さい。
『もしかしてここは普段は女子用トイレ!?』
意気消沈していた俺は途端に元気が出てきて中に入っていった。
外には男性用と書いてあるのだ、気にする必要はない。そう自分に言い聞かせ一歩中に
入る。
すると予想通り中には男性用にあるべき小便器が無かった。
『やった!これだったらもしかしたらもしかするぞ!』
急いでトイレ内を観察する。
個室が3つ。中を見ると左向きに便器が設置されている。
ここの校舎が古いためか全部和式になっている。
『ラッキー』
俺は迷うことなく真ん中に入った。
秘かに隠し持っていた手鏡とビデオカメラを取りだす。肝心な時に慌てないようカメラ
の角度や明るさ、ピントが合うかを確認する。
校舎は古いが最近壁や床を綺麗に張り替えなおしたようで蛍光灯も点灯しているが、
それよりも太陽の光が窓と開け放たれた入り口から射し込みこれ以上ないくらいに
明るい。
『絶好の撮影日和だ』
俺はそんな事を考えながらターゲットを待った。
それがこの10分間の出来事だった。
ドキドキしながらしばらく待つと足音が聞こえてきた。
どうやら一人のようだ。
緊張しながら息をひそめていると
「なんだ、ここは小便するトコロがないじゃないか」
男の声がそう言うと一旦外に出て行き、再び戻ってくると
「ここに間違いないみたいだな、個室で出せって事か?」
ブツブツと文句を言いながら隣で小便をするのを黙って聞くしかなかった。
勿論覗くなんてもっての外だ。折角のカメラが腐ってしまう。
やがて男はブツブツ言いながら手も洗わずに出て行った。
『よし、今度こそ』
だが立て続けに3人の男が入ってきて我慢の時が流れていく。
そして俺の願いが叶ったのかその時がやっと訪れた。
タッタッタッタッ
軽快に砂を蹴る足音が聞こえてきた。
俺ははやる気持ちを抑えながらビデオカメラの電源をONにし、手鏡を確認しながら耳を
澄ませた。
その音は入り口で立ち止まることなくトイレに入ってくると躊躇うことなく個室に入っ
た。
入り口から向かって右側に入ったので俺に向かって股を開く格好になってるはずだ。
俺は急いでカメラを彼女(?)の入った個室に向けてセッティングした。
勿論撮りこぼしの無いように録画はスタートさせている。
液晶画面に映った映像を見て俺は心が踊った。
明るい光に照らされ画面映ったその映像は俺の想像通りの、いや想像以上に綺麗に映っ
ていた。
靴は先程チェックしていたこの学校の指定靴だ。
そしてその先に見えるのは白い太ももと、その付根にある真っ直ぐなスリットだった。
シャーッ
よほど我慢していたのかそのスリットからほとばしるように聖水が途切れることなく
放出される。
カメラをベストアングルに設置し終えた俺は物音をたてないようにユックリと立ち上
がると(最近歳のせいか妙な拍子にヒザが”カクン”と鳴るのだ)手鏡を上にかざし
隣の個室へと差し入れていった。
勿論誰かが入ってきても見えにくいように一番離れた壁際から覗く。
興奮がピークに達している俺の手は小刻みに震え鏡がブレる。
その鏡に隣の様子が見えてきた。
震える手を『今だけでいいから止まってくれと』指に念じながら力を入れて鏡を固定
する。
そこに映った彼女の姿はこの学校の制服で髪は背中まで長く綺麗なストレートだった。
さらに観察すると白く見える太もものヒザのあたりに白い布らしきものが見える。
『パ、パンツだ!』
クシャクシャに縮んだそれは妻のモノで見慣れてはいたが、オシッコする女の子のヒザ
に見えるその光景は別格だった。
綺麗な黒髪に白い太もも、そこによれたパンツがミスマッチで卑猥さが一段と増して
見える。
「ふっ~っ。やばかったなぁ」
透き通るような可憐な声が聞こえた。
あれが彼女の声か?イメージ通りだ
でもまさか声まで聞けるとは思ってもみなかったな。
さすがに大の方は出なかったようで目の前のトイレットペーパーを取ると股間を拭き
スッと立ち上がったので鏡が見つからないように用心する。
スカートの裾をあごで挟みながらパンツを上げている。
『おっ!』
彼女の下半身が丸見えだ。
へそからフックラとした丘までハッキリと見える。
わずかに見える陰毛は処理しているのかしていないのか綺麗に整っている。
だが彼女も俺に見せつけてるわけではないので無情にもすぐにパンツを上げて見えなく
なってしまった。
だがすぐに顔のチェックに移った。
ふっくらしたホホと相まって切れ長の細い目は昔の後藤○美子を思い出させる。
俺ファンだったのに外国に行っちゃったもんな・・・そんな事はどうでもいい。
その時だ
「!見つかった?」
彼女の目がこちらを見たような気がした。
だが何事もなかったように制服を整えている。
「大丈夫だったか」
一安心した俺はさらに観察を続ける。
スッと通った鼻筋は彼女を正面から見た時さらに美人に見えるだろう。
そしてプックリとした唇は下唇がほんの少し大きく、可愛らしい。
思わずキスをしてしまいたくなりそうだ。
そう言えば先程チラッと見た彼女のワレメのカタチに似てるような気がする。
そんな事を想像してる間に彼女は出て行ってしまった。
鏡を持った手を降ろし、ビデをを止め安全な位置へと移動させる。
その時外で声がした。
「ミク、こんなところにいたの?探してたのよ」
そうか、彼女の名前はミクと言うのか。どんな漢字を書くのかな?
「ゴメェン、ちょっと我慢できなかったの。もう大丈夫よ」
「ちょっとぉ、もしかしてココに入ったの?文化祭の間は男用だよ、ココ。忘れてた
の?」
「え!あっ!そうだった!」
「まだか覗かれてないでしょうね?」
「あ、大丈夫よ。だって誰も入ってなかったもの」
ミクと呼ばれた娘は慌てながらもうさえぎり
「さ、早く行きましょ。皆が待ってるわ」
「そ?だったらいいけど。」
そして二人の足音が去っていった。
一瞬ヒヤッとしたがすぐに疑問が湧いてきた。
『ここの扉が使用中なのは外から見て明らかなのに、何故彼女は誰も入ってないと言
ったんだ?・・・もしかして俺が覗いているのに気付いていたのか?だとしたらあの時
の目はやっぱり気付いていたんだ。そして確認した。彼女は露出狂?あんなに可愛い
のに・・・』
だが良いものを見れたんだし俺はこうして無事だ。
妻も待っているだろう。彼女一人だったけどあれだけで十分だよ。
後は帰って妻が寝てからユックリと楽しもう。
ザッザッザッ
『だれだ?女の子?』
もう一人見てから出るのも悪くないな
「ンッ」
入ってきた人物の口から押し殺した咳が出る。
『女だ!』
女子高生と同じ個室だな。だったら先程のアングルで OKだからすぐにベストポジショ
ンだ。
俺は急いでカメラの録画ボタンを押しながらセッティングした。
『この靴見覚えがあるぞ』
液晶画面をチラッとみながら構図を決め、再び鏡をかざして上から隣の個室を覗いた。
『!!!!』
そこには数十分前まで俺の横に立っていた妻の姿があった。
顔は見えないが付き合い始めてからを計算に入れると8年以上になる。
『でも、この場所は妻が教えてくれたはずなのに何で彼女が入ってくるんだ?男子ト
イレだと知っているはずだ・・・』
オシッコの音が止み、紙で股間を拭き立ち上がりパンツを上げた。
そして
『!こ、こっちを見た』
俺は急いで鏡をポケットに突っ込みカメラのスイッチを切りながら空いたポケットに
ねじ込んだ。
こんなパニック状態の時になんだが、最近のカメラはコンパクトでチョット大きなポ
ケットだと入ってしまうのだ。それでいてデジタルだから綺麗、技術の進歩に感謝。
それどころではなかった。隣の個室に入ってきたのは妻だったのだ。
それも覗いてる現場を目撃された。彼女自身を覗いているのをだ。
申し開き出来る状況ではない。
冷や汗が流れてくる。
『離婚か・・・』
だが妻は黙って個室を出ると、俺の入っている個室の前に来て
コンコン
俺はドキリとした。
さらに
コンコン
観念し鍵を開け頭を下げたまま個室の扉を開いた。
するといきなり妻は俺を押しのけるように中に入ってくると顔を俺の顔に近づけてきて
「今何をしていたの?」
だが彼女の顔は問い詰めるでもなく、どちらかというとニヤリとしてると言った方が
当てはまる表情をしていた。
だが俺が黙っていると
「私のオシッコするトコロ覗いていたでしょ?」
ドキッ
「ほぉら顔に書いてある。さっき出て行った女の子も覗いたんでしょ?」
さらにドキッとし冷や汗が額ににじみ出てくる。
「そんなに驚いた顔しなくてもいいのよ。昔から知っていたわ、あなたが覗きの趣味が
あるって」
『へ?』
意外だった、というよりも驚いた。ばれないようにしていたつもりだったのに・・・
「あなたビデオテープ隠すの下手ね。全部知ってるわよ」
『あ!あれを知っていたのか?それも昔から』
「驚いたでしょ?」
「あ、ああ」
「本当はね、私嫉妬してたの。あなたのコレクションに私が一つも入ってないんです
もの」
「え?」
さらに驚いた。
「私・・・覗いて欲しかったの。・・・見て欲しかったのよ、オシッコするところ」
「え?」
「ほら」
妻は俺の右手を掴みながら自らの手でスカートを捲り上げ、俺のその右手をパンツの
中に射し入れた。
グチュッ
何年も触ってきたアソコがいつになくグッショリと濡れているではないか。
ワレメにそって指を前後に動かすとピチョピチョとした音が聞こえてくる。
妻の目は妖艶な光をたたえ、いつになく色っぽい顔をしている。
「ここでして・・・」
「え?」
これで何度目だろう、俺は再び驚いた。
「ねぇえっ、ここでセックスしよう。・・・でなきゃアナタのしたこと許さないから」
その顔から本気で許さないと言ってるわけではないことは分かっている。
「ここは君の母校だろ?こんなトコロでしてもいいのかい?」
「いいの・・・昔からここでしたいと思っていたの・・・だから、ネ」
最後は甘えるような声で抱きついてくる
俺は拒む理由もなかったし、こんな場所で出来るなんて2度とないだろう。
急いで妻のパンツを脱がせ、足を開かせ股間に口を寄せていく。
”誰かが入ってくるかもしれない”
そんな緊張感の中いつになく俺は(妻もだが)興奮しすぐに入れたい衝動にかられた。
急いでチャックを開けトランクスから自慢のものを取りだすと妻がそれをくわえ込んだ。
いつもより美味しそうに頬張る姿は別人のようだ。
新鮮な気持ちで彼女を立たせ、壁に手をつかせお尻を突きださせる。
勝手知ったる妻の秘唇に亀頭をあてがう。
間違うはずがない。そのまま腰を前に突き出していき挿入する。
お互いに濡れていたので挿入はスムーズだ。
妻の押し殺した喘ぎ声がたまらない。
体勢が不安定だから激しい動きが出来ない。
ゆっくりと出し入れする。
だがいつもより興奮していたのでいつになく亀頭が敏感に感じる。
「いいよ、いつもの君よりとっても絞まって気持ちいい」
耳元に囁くと
「いやぁん」
と押し殺した声で応え、腰を左右にくねらせる。
あまり時間をかけて誰か来てもまずいのでこのへんでフィニッシュだ。
俺は抜けないように徐々に腰を速めていき
「いくよ、出すからね」
妊娠しても問題ないのでいつも中出しだ。
「いいわぁ、きてぇ」
そして俺は妻の中へと全てを放出した。
インサートしたまましばらくそのまま妻を後ろから抱き締める。
そしてユックリと離れながら役目を終えた息子を片づけ妻のスカートを元に戻してや
った。
ボーッとしてる妻に
「今の君はとても綺麗だよ」
微笑む妻にキスをする。
『こんなセックスも悪くはないな』
そして俺の頭の中はすでに次の場所をいろいろと考えていた。