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特命2

妄想
09 /18 2014
H君の面接を終えて総務部長にメールを入れ、返信を待つ。数分後GOサインのそっけない返事がとどいた。彼のお疲れの原因はホームシックにかかっていて、仕事に集中できないというところだ。それをなんとかしろというのが本社からの命令だ。
H君は社員寮に住んでいるので、部屋の中を確認するために送り届けるのを口実に訪問した。玄関で「お邪魔します。」と声をかけ部屋にあがる。生活に乱れた感じではないが、そもそも荷物が少ないのでちらかしようがない。私は思い出したように「H君、今日も勉強かい?」
「はい」
「それじゃあこれで夜食を買ってきなさい。」と財布から1万円札を出して渡した。
「え?」
「おいおい、全額じゃあないよ。」
「そうですよね」
お!やっと笑いが出た。
駅から社員寮の間にはコンビニがなくて都合が良い。
「すぐ戻ってきます。これ飲んでてください。」と冷蔵庫からコーラを差し出して部屋を出て行った。
さて、戻ってくるあいだに、少しだけ捜索をさせてもらおう。
どのへやにも隠しスペースがあって大抵の男子だったらそこに怪しいものをおいてあるのだ。
H君もAVを数枚隠していた。熟女ものと近親相姦ものと無地のパッケージの3本。まあこれなら荒療治もなんとかなるかなという手ごたえを感じた。隠しスペースをもとに戻し、コーラを口にし、テーブルにおいてあったパソコン雑誌を手にして眺め始めた。それからしばらくしてH君が戻ってきた。「おかえり」と声を掛けると私はパソコン雑誌をテーブルに置いて「この本は読みやすいね。」と感想を伝えると、
「そうですよね。これ結構ためになるんです。」自分の購入した本をほめられて喜んでいるようだ。
「あっ、これおつりです。夜食代と今日の夕食もご馳走様です。」
「いやいや気にしないで。それじゃ失礼します。おやすみなさい。」
「気をつけてお帰りください。ありがとうございました。」
さて本日の任務は終了。
つづく

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。