小説(転載) 『月と泪に唇を重ねて ~ただ愛しい君へ~ 』
近親相姦小説
ちょっと読みにくかったのは主人公の名前が難しい漢字だからだろうか。
「はぁ、はぁ……」
荒い息が耳にかかる。そんな事には意を解さず首に舌を這わせる。
「ん、んあ!」
小さな身体が跳ねる。
「お、おにいちゃ…ん……」
鼎のか細い声が聞こえる。俺はその細い身体を壊さないように抱きしめる。
「ん………」
そしてまた唇に舌を這わせた……。
「お兄ちゃん?」
俺がベッドの上でボ~っとしていると鼎が俺の部屋に入って来る。時計の針は丁度9時を指している。そんな時間に妹が尋ねてきた。
「ん…。どーした?」
「うん、ちょっと聞きたい事が会って…」
少しうつむき加減に聞いてくる妹。
こいつは「柳刃 鼎(やなぎば かなえ)」。俺こと、「柳刃 柾騎(~ まさき)」の妹君だ。歳は二つ離れている。まぁ、学年差は一年だが…。俺はどちらかと言うと大人しいほうで(ぷ)できれば目立つことはしないタイプなのに対して、鼎は何かイベントがある度に顔を出してくるような奴だ。まぁ、昔から兄妹仲良くやっている。両親共に仕事だなんだと忙しく、家にあまり居なかったのが理由かもしれないが…。最近は俺達二人とも高校生という事で平気で一週間ぐらい家を空ける時もある。まぁ、二人とも家事全般を一応こなせるので平気だが…。そしてこの日もいつも通り二人きりの夕食の後、部屋にいたのだが……。
「イイかな?…」
「ああ、別にイイぞ。そこら辺に…」
ベッドから置きあがり立とうとする前に俺のパソコン用の椅子に座る。頭を掻きながら妹のほうを見る。今日の夕飯の時と同じ、高校の制服を来て足をぷらぷらさせている。最近はこいつも飯を上手く作れるようになったので便利だ。
「で、なに?」
「え、あ、うん…」
そう言った後また下を向いてもじもじしている。そうする度にキレイな黒髪がさらさらとゆれる。
「んだよ。なんか欲しいモンでもあるのか? あんま高いのはダメだけど…」
「ううん、そうじゃなくて…」
否定した後また少しうつむいてから、意を決したようにこっちを向く。
「あ、あのさ…お兄ちゃんって今付き合ってる人…いる?」
「……はあ?」
真っ赤になりながら聞いてくる。
「いや……いないけど…」
とりあえず正直に答える。
「ホント?…木村さんは?…」
おずおずと更に聞いてくる。
「……なんで倖(ゆき)が出て来るんだよ…」
「だ、だっていっつも仲イイから…」
木村 倖とは俺のクラスメートである。でもコイツのことは書かない。どうも別の機会があるらしいから(謎)。
俺は一つ息をついてから、
「アイツとはただの友達だって」
いたって普通に答える。
「だいたいなんだよ急に…。んなこと聞いて…」
「…ううん、別に…」
そういうと立ちあがり俺のとなりに腰を下ろす。とりあえず座りやすいように端に移動してやる。
「………」
「………」
そのまま沈黙が俺たちを包む。少し横を向くと鼎の横顔がすぐ近くにある。しかし…、
(こう近くで見ると…やっぱり可愛いな、コイツ…)
なんてしみじみ思う。自分のクラスの野郎どもに何度も紹介しろと言われた事を思い出す。まぁ、そんな肉食獣の檻にエサを放り込むような真似はしないが。
「あ……」
鼎の髪に触れてみる。鼎は少し声を出しただけで俯いたまま抵抗しない。手を通すと引っかかることなく髪を梳くように流れた。
「あの……」
鼎が顔を上げる。手は髪からは離れない。
「お兄ちゃん……好きな人…いる?」
真っ直ぐな眼でこちらを見てくる。
「………」
俺は髪から手を離しベッドに寝転がる。
「好きな人…ねえ……」
額に手を当てて考える。いろんな人の顔が浮かんでは消える。なんだかぼやけているようで……はっきりとしているような……。チラッと鼎を見るとジ~っとこちらを見ている。俺は少し笑いながら、
「そうだな、鼎…かな」
「え………」
そう答えてみると、すぐに鼎の顔が赤く染まる。
「鼎はどうなんだ?」
昔からこんなふうに鼎をからかうのはやっぱり面白い。
「わ、私は…」
真っ赤になりながら俯いている。
(なんか……可愛い……)
なんて思っていると、鼎は俯きながら、
「私も…お兄ちゃんのこと好きだよ…」
搾り出すように答える。そしてそのまま俺の上にかぶさってくる。
「な?! ちょっ! 鼎??」
「お兄ちゃん…」
そっと唇が触れる。
「ん……」
目を開けるとそこには目をぎゅっと瞑った可愛い顔がある。その顔を見た俺は抵抗を止めて鼎の気が済むまでやらせてやろうと思い、すっと目を閉じた……。
どのくらい経ったのだろう。実際はそんなに時間は経っていないのだろうが…。
唇が離れる。名残惜しそうに唾液が二人をつなぐ。
「お兄ちゃん…」
「コラ、鼎! お前…」
文句の一つでも言ってやろうと起き上がった時…。
「ぐぁ……」
布擦れの音と共にリボンが落ちる。そのまま制服の上を脱ぐ。
「あ、あのなぁ。お前…」
「平気だよ…何しても…」
俺の言葉を詠んでか、普通に答える鼎。
「“平気”じゃ無くってだな……俺達は…」
「違うんでしょ…?」
俺が言おうとする前に答えられてしまう。かなり予想外の答えを…。
「……何…言ってんだよ……」
「この前……聞いちゃったから…。お父さんが話してるの」
鼎がこっちを見ている。俺はすっと目をそらす。確かに俺と鼎は血の繋がりが、本当の兄妹では無い。俺が5歳の時に再婚した親父。そして俺の母親になった人の後ろに隠れる小さい影。
それが……。
「お兄ちゃん……」
長い黒髪が揺れ、白い肌と下着が見え隠れする。
「鼎……」
澄みきった黒い瞳が俺自身を映している。
「ぁ……」
俺の手が妹の、少女の頬にそっと触れる。抗えなかった。自分自身の奥に仕舞いこんだ数年前の感情が自分を犯してゆく。
「鼎……」
そう呟いて顔を近づけていく。もう、止められなかった………。
「ん……」
小さな薄い桜色の唇に唇が重なる。
「んん……」
そっと舌で触れてみる。そう唇を舐めていると鼎の方もおずおずと舌を出してくる。
温かい唇同士が絡まる。
「ふ…ん……」
小さく吐息が漏れる。ゆっくりと唇を離す。
「あ……」
そっと唇に手をあてる鼎。
「えへへ…」
「??? どうした?」
鼎がうれしそうに笑う。
「お兄ちゃんの味」
意味がわからず頭に???を出していると、
「コーヒーの味がする…」
そう言ってもう一度唇を重ねる。
「んん……」
俺はゆっくりと髪を梳きながら胸に触れる。細い身体がピクリと震える。
「ふぁ……」
掌にすっぽりとおさまってしまう胸を軽く揉む。
「ん……はぁ…」
なだらかな隆起にそって手を這わせて行く。胸と同じ様に小さい乳首に触れてみる。
「ふ…たっ……」
「ん? 痛かったか?」
「う、ううん。違う…の…」
顔を赤く染めながら答える鼎。
「私の…小さいから……」
「………」
「木村さんのは…その、大きいし…」
もじもじしながら答える鼎からすっと口を離し、
「てりゃ!」
「ふえぇ?!」
オデコとオデコをごしっとぶつけてやる。いわゆる通称ヘッドバットである。
「いたひよぉ………」
「ったく、何を言うかと思えば…」
そう言いながら肩を抱く。
「ぁ…」
「お前はお前なんだから別にイイんだよ」
すっと手に力を込める。
「鼎は…鼎なんだから」
「お兄ちゃん……」
そう言ってから、また唇を重ねる。
永く、永く。
唇を重ねながら掌を動かす。
「んんっ……」
まだ幼さゆえか硬さを残すものの、鼎の胸はやわらかかった。
「んふ…ぷはぁ……」
身悶えしながら口を離す鼎。そのまま俺にすがりつく様に寄りかかって来る。
「はぁ…はぁぁ…」
「胸、気持ちイイ?」
「うん……」
そう答えると、ずるずると下の方へ身体をずらしてくる。そしてズボン越しに俺のモノに触れてくる。
「か、鼎?!」
「ん……大きく…なってる……」
ベルトに手をかける鼎。止めようとも思ったが無駄だろうと思いじっとしておく。
「わ……」
トランクスを脱ぐよりも早く自己主張をしている俺自身を見て鼎が声をあげる。
「無理してしなくてもイイぞ」
それには答えずそっと鼎の手が俺自身を包む。そしてそっと口付ける。
「ん……んふ……」
「ん…鼎……」
ゆっくりと裏筋の方から舌を這わせる。痺れるような感覚に思わず声が漏れる。
「んん……んあっ…ふぅ……」
何処かぎこちないが一生懸命な舌使いで俺を攻めてくる。すっと裏の方から鈴口に舌が這ってくる。
「お兄ちゃん……」
「ん?…」
動きを止めて上目づかいにこちらを見てくる。なんだかいつもと違う顔を見て少しドキッとする。
「気持ちイイ…?」
「ああ…気持ちイイよ…」
笑いながら頭をくしゃっと撫でてやる。猫みたいに首をすくめて笑う鼎。そしてまた行為を再開する。
「んん…ふっ……」
俺自身はエッチの経験は無いわけではないが舐めてもらうのは初めてだ。その未知の感覚と共に「妹としている」という罪悪感からだろうか。部屋に水音が響き、頭を重く痺れさす。急速に射精感が襲ってくる。
「ん…んふぅ……んんっ…」
一生懸命に自分のを舐めてくれる鼎。その顔は自らの唾液と俺のモノから出て来る液体で濡れている。
「っく!……」
裏筋の当たりを丹念に責めてくる鼎。腰が震え、思わず鼎の頭を押さえてしまう。期せずしてそれが自分のモノを咥えさせるような格好になってしまったが…。
「ん……」
しかし、鼎は少し声を漏らしただけですぐに口の中に俺を迎え入れてくれる。
「んぐ…ふっぐ……んん…」
「は…あぁ……はっ…」
薄く涙をこぼしながら小さい口を大きく開けて咥えている鼎。思わず声が漏れてしまう。それくらい気持ちよかった。
「んんふ…ふぐぅ……」
涙目でこちらを見ながらくぐもった声を出す。
「鼎…っ…」
「…ん……ふにい…ふん…」
もうそろそろ限界だった。頭をつかんで鼎を引き剥がす。
「ふあっっ…」
その時に軽く歯が亀頭をかすめていく。
その瞬間電撃が走ったように身体が震える。
「う、ふあぁ…」
「ひゃあっ…ふあ……」
溜めに溜めていた精子達が止めど無く噴出してくる。白濁液が鼎の顔と云わず上半身全てを汚していく。
「はあっ…うぐあっ……」
「すごぃ……いっぱい出たよ……」
鼎はそう言ってまだ快感に震えるモノを優しく包み込んでくる。
「ん…」
また、暖かい口腔内に射精を終えたばかりの敏感な俺自身が入りこんでいった…。
「んん…ん~ん…」
自分の顔と云わず髪にも飛び散った俺の白濁液を指で弄ぶ鼎。
「ふふっ…べたべただよ」
全てを舐め取るかのように指ですくい口に運ぶ。舌がいやらしく己の指を汚す白い液体を舐め取っていく。俺はその光景を見てまた硬くなってゆく自分自身を感じながら、そばに置いてあったタオルでごしごし拭いてやる。
「んんっ」
「ほら、汚ねえんだからさっさと拭け」
「美味しいのに……」
鼎の言葉は意図的に無視して拭いていく。顔と髪を拭き終わり、上半身の方に移る。
「あ…お兄ちゃ…ん……」
なだらかな胸を汚す白い液を拭き取っていく。タオルが鼎の固くなった乳首に触れる。
「ん…はぁ……」
熱いと息が口から漏れる。それでも俺は、何気無いフリをして拭きつづける。
敏感なところを執拗に、何度も。
「お、お兄ちゃ……」
絶えられなくなり、もたれかかろうとする手をすっとよける。
「どうした? 鼎」
「ふ、あ…イジワル……」
涙目で睨んでくる。そんな顔も可愛いと思う俺は多分(と言うか絶対)重症なんだろうか?
「お兄ちゃぁん…」
(…どーでもイイか……)
そんな想いが俺の頭を汚染していく。すっと口を重ねると、手を今度は足に伸ばす。すべすべの太腿に手を這わせてゆく。小さい頃から続けている武道(細かい名前は忘れた)をしているせいだろうか、細いながらもしっかりと引き締まった右足を持ち上げる。
「ひゃぁ? お、お兄ちゃん?」
そのまま脹脛(ふくらはぎ)に舌を這わせる。
「ふあぁ……」
下に舌を這わせてゆく。太腿の内側を舌と手で責める。執拗に。
「やっ…はあぁん……」
紺色の制服のスカートをそっと外す。
「………」
白く綺麗な下着が目に入って来る。
「えへへ……」
「ん???」
「新しいのにしといて良かった…」
真新しい白い下着が上から見ても濡れているのがわかる。その上から指で軽く押してやる。
「あぁっ……はっ…ぁ…」
小さい身体がびくりと跳ねる。そのまま指を上下に動かす。
「はぅっ……あっ…はぁっ」
面白いぐらい反応してくれる。
「痛くないか?」
そっと耳元で聞いてみる。その声にもピクリと反応しながら、
「う…うん……」
荒い息を吐きながら答える。そんな顔を見ていると………意地悪をしたくなる。指に少し力を込めながら、
「自分でするのと……どっちが気持ちイイ?」
ささやく。
「あっ…お、お兄ちゃんのっ……イジワ…ル……」
「どっちが気持ちイイ?」
真っ赤になっている鼎の答えは無視してもう一度聞く。指はもう鼎ので濡れている。下着を横にずらして直に鼎の秘所に触れる。
「うっ、はんっ…お、お兄ちゃんの…方、が……イイよぉ……」
更に真っ赤になって答える。結果的に普段から自慰をしている事を認めさせた事に何となく満足する。
「ふふっ…。良く出来ました。」
「んん…あっあぁぁ……」
「それじゃ…御褒美をあげるよ」
そっと秘所の周辺を攻めていた指を止める。薄い茂みの中から、肉芽を探す。
「あぁ…んあぁ…」
まだ包皮に包まれた肉芽を探り当てる。そのまま包皮をめくり、外の空気の触れさせてやる。
「はあぁ……」
そのまま軽く摘んでみる。
「っ!!……」
身体が思いがけない刺激にびくりと震える鼎。
「ん、悪い。痛かったか?」
「う、うん…。でもちょっとだけだから…続けてイイよ……」
溢れる涙を堪えながら、それでも笑顔で答える鼎。
「だから……止めないで…お願い……」
俺の首に手を回し抱きしめてくる。そんな妹の姿を見てなんだか胸が苦しくなる。
「もう……見てるだけなのはいやだよ……」
ぽろぽろと涙をこぼしながら抱き着いてくる。
「ずっと…見てただけだから……。一緒になりたかったのに……私……」
そっと頬をつたう涙を指で拭う。
「あ……」
「止めないよ…って言うより止めたくないし」
ふっと笑いかけて言う。
「え?…」
「お前のこんな姿見て止められるかよ」
我ながら頭の悪い事を言っている気がする。それでも、
「…お兄ちゃん……♪」
鼎の緊張は解けたようだ。
「だからな、鼎。痛いときは痛いって言えよ?」
「うん! だから……気持ちイイときは気持ちイイって言うね♪」
「………」
ここまでいつもの調子を取り戻されると少しやり辛い気もする。それでも気を取りなおして鼎の下半身に手を伸ばす。
「何処が一番イイんだ?」
「ぁ…その……周りのトコ…」
おずおずと、それでも素直に答える鼎。しかし………少し指に力を込めて鼎の中に潜り込ませる。
「ったぁ…はっ……」
やはりと言うか予想通り身体が痛みに震える。誤魔化すように唇を重ね、優しく触れる。
「……なぁ鼎…。お前…初めてか?」
「う、うん……初めて…」
何処か夢心地な顔で答える。
(……さっき止めないって言ったからなぁ……)
そんな事を考えていると、
「うぅ~~~」
鼎がジ~っとこっちを睨んでいる。
(………可愛いな………)
「…お兄ちゃ…」
「わかってる。止めないって…」
小さい頃からこいつはどんな小さな約束でも、破る奴には容赦ないからなぁ…。今止めたら……ナニをされる事やら……。
「うん………♪」
にっこり笑って俺に細い身体を任せる。俺も笑いながらその身体を抱きしめる。
「んっんんっ!」
淡いピンク色の乳首に舌をつける。
可愛らしい吐息が鼎の口から漏れる。
「んんっ!……ふっ…はぁ……」
声を漏らすまいと必死に堪える顔が溜まらなく魅力的に見えた。
ゆっくりと舌を這わせていく。
なだらかな胸から臍を通り、そして……。
「やぁっ……はんっ……」
鼎の秘所に舌を這わせる。
鼎のそこは、とても綺麗で……そしてしっとりと濡れていた。
「…濡れてる……」
顔が赤く染まる音が聞こえたような気がした。
「やぁん……バカぁ……」
頭をポカポカ叩いてくる。
「イテテ……止めろって」
「うぐぅ~~~。だってぇ……」
そんな事を言いながらも俺の指は止まらずに動き続けている。
「あっ、ああっ!」
もう一度舌で触れてみる。
そこは…何と言うか……女の子の味がした。
「や……キタナ…イっ…よぅ……」
ぐしぐし涙ぐみながら抵抗する鼎。
が、快感故かどんどん力無くなってゆく…。
「ふうっ……」
口を離す。
快感に震えるその場所は奥から染み出してきた液体でキラキラと光っていた。
俺はそっと口元を拭い、もう一度指を這わせる。
「ん…はぁ……」
今度はすんなりと俺の指を飲みこんでいく。
「お兄ちゃん……」
熱っぽい声が頭のなかに響く。
「鼎……」
かなり前から怒張している俺自身に手を添える。
「うわ……さっきよりおっきい……」
俺のを見て鼎が素直な感想を述べる。
俺は鼎の唇に触れ、
「たっく……お前のせいだぞ」
キスをする。
「うん♪ 責任取るね♪」
そう言ってにっこり笑う。
こんな時に笑わうのも何だか、と思ったが俺もつられて笑う。
しばらく二人で抱き合いながら笑った。
ゆっくりと手を添える。
「あ……」
初めて触れる異物の感触に鼎の身体が震える。
「怖い?」
鼎の目を見ながら聞いてみる。
「う、うん……ちょっとだけ……」
おどおどとしながら答える鼎。
「…あんまり痛くないようにするから……」
そう言ってゆっくりと俺自身を埋めてゆく。
「んっ、あっ、ああっ」
俺の首にしがみついてくる。
爪が俺の背中を傷付けるが、鼎の感じている痛みに比べれば……。
「いっ…はあっ」
鼎の膣内(なか)を少し行った所で壁にぶつかる。
「鼎……いくぞ……」
返事を待たずに腰を進める。
何故なら……止められないほど気持ち良かったからだ。
「はっ……かはっ……」
目をぎゅっとつぶり必死に堪えている鼎。
そんな彼女の身体をそっと抱き上げる。
「あ…はあっ…お兄ちゃ……」
「ゆっくり息はいて……」
荒い息遣いで堪えている鼎。
潤んだ瞳でこちらを見ている。
少しでも痛みを紛らわせてやろうと、唇を重ねる。
「んんっ……ふん……」
視線をずらすと繋がっている辺りに赤い雫が流れていた。
……やばいなぁ……イロイロと……。
そんな事を頭の片隅で考えながら、胸に手を這わせる。
「ん…あふ……んん……」
小さい乳首に手を触れる。背中をまさぐり、首筋に舌を這わせる。
「あ、ああっ……はあっ……」
「鼎……」
耳元で囁く。
身体がびくりと震えるのを直に感じる。
「耳、弱い?」
「んっ……う…ん……」
首をこくこくとさせる鼎。
それを見て俺は耳を口に含む。
耳たぶ辺りを舌で転がす。
「はっ…あぁっ……はぁん……」
快感に震える鼎の耳を軽く噛んだ後、また唇を求める。
二人抱き合いながらキスを続ける。
「鼎……」
「柾騎……お兄ぃ…ちゃん……」
しばらく続けていると、だんだんと具合が良くなってきた。
鼎の方も幾分かは平気らしく、積極的に唇を重ねてくる。
「鼎……。動いてもイイか?」
そう聞くと紅くなりながらコクンと頷く。
そのままの体勢から腰を動かす。
「あぁ……ふあぁ……」
鼎の膣内が擦れてすごく……。
「はぁ……鼎ェ……」
自分の息も荒くなっていくのがわかる。
鼎はポロポロと涙をこぼしながらオレの身体に手を回している。
「お兄…ちゃ……。お兄ぃ……」
鼎の小さい身体に覆い被さっていく。
「鼎…。鼎……」
「お兄ぃちゃん……」
もうそろそろ限界なのかもしれない。
今までに感じたことのない射精感が込み上げてくる。
「お兄ちゃん……。なんか…変な感じ…だよぉ……」
色っぽい声で囁かれ、俺の身体が震える。
「イキそう?」
腰を動かしながら聞く。
さっきから鼎のことを考えずに動かしているのに気付き、少しペースを落とす。
「わ…わかんない…けど……多分……」
頬を上気させながらながら答える鼎。
その顔が可愛くて、愛しくて。
ただただひたすらに唇を重ねる。
「ああっ…お兄ちゃっ……お兄ちゃぁん」
「鼎……かなえっ」
「ダメェ……私…もう……」
鼎の身体を抱きしめる。
「イイよ……一緒に……」
汗に濡れる俺の胸に顔をつけて、
「お兄ちゃんっ……」
彼女自身の香りがする髪に顔を埋めて、
「鼎……」
そしてお互いの唇を舐めあう。
急速な、今日二度目の射精感が込み上げてくる。
「ああっ、あぁ、んああっ」
荒い息が重なる。
「鼎……イクぞ……」
「ふあっ…お兄ちゃん……イイよ……」
俺の首にまわされた腕をぎゅっと絞める鼎。
お互いの身体が密着する。
「……んっ!!!……」
「あぁ、ふあぁぁぁっ!!!」
そして二人同時に絶頂に達する。鼎の膣内を俺の精液が満たしていく。
「ふ、ふあぁぁぁ……。出てるよぉ…お兄ちゃんの……」
二度三度と鼎の膣内に精液を放出し、その快感に酔う。
「はぁ……お兄ちゃん……」
鼎が唇を寄せ、俺は眼の端に溢れている涙をそっと拭きながら答えてやる。
「お兄ちゃん……大好き、だよ♪」
「ああ……俺も鼎のことを……」
最後まで言いきる前に唇を重ねる。
この言葉はもう少し先にまで取っておこうと思って……。
「く~~~す~~~……」
ぼんやりとした頭で考えていた。
「寝てた……みたいだな……」
俺の横で猫みたいに丸くなって寝ている鼎。
ふっと笑い布団をかけてやる。
鼎のこういうトコロは昔から変わっていない。
こういうトコロが、俺がいまだにコイツをからかう原因なのだろうが。
「ふにぃ……」
そんな寝言を聞いてまた笑う俺。
「ふにゅぅ……お兄ちゃん……」
鼎の髪をそっと撫でる。
幸せそうに笑顔を作りまた夢に落ちていく鼎。
そんな寝顔にそっと口付けると窓の方に顔を向ける。
窓からは月明かり。
大きい満月が俺達を照らしていた。
「……綺麗だな……」
まるでその光は俺達の罪を崇めるかのように。
「……お兄ちゃん……か……」
そして、祝福しているかの様に俺の目には映っていた……。
~to be Do it……?~(What never End!)
;……や~~~~~~~~っと終わったぁ!!!
;鼎「お疲れ~~~」
;柾騎「お疲れだな、ホントに」
;お? 出たなダメ兄妹。
;柾騎「言うなぁ!!!」(涙
;鼎「まあまあお兄ちゃん。落ちついて」
;柾騎「どうせ……どうせ……」(隠
;鼎「あ~~あ…。行っちゃた…。ちょっとどうすんのよ?」
;ふ~~~飲も飲も……(おもむろに麒麟麦酒を…
;鼎「飲むなぁ! 弱いくせに」
;イイんだも~~~ん。円ちゃん頑張ったもん♪(酔
;鼎「はぁ…とりあえずアトガキなんだから……何かある??」
;う~~~ん……。あんまり納得はいってないな。
;鼎「そう???」
;うう~~~ん……。後半随分とだらけたからなぁ。(俺自身が
;もう少しイケると思ったんだけどなぁ……
;鼎「ふう~~~ん」
;まあ、次に期待……って今のナシ。
;鼎「ええ~~~?! 次回作「鼎とドキドキお風呂編」やんないの???」
;言うなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!(爆涙
;アトガキ(真面目に
;………今読むとヘボイ(爆涙)
;なんか無茶苦茶だし……
;まぁ、初の小説で近親ネタと言うことで自分がどういう人間か、
;バレてしまう気がする……(苦笑)
;では~
月見える部屋の中から、夢と希望を込めて……
初稿:2000年7月
第弐稿:2001年5月
「はぁ、はぁ……」
荒い息が耳にかかる。そんな事には意を解さず首に舌を這わせる。
「ん、んあ!」
小さな身体が跳ねる。
「お、おにいちゃ…ん……」
鼎のか細い声が聞こえる。俺はその細い身体を壊さないように抱きしめる。
「ん………」
そしてまた唇に舌を這わせた……。
「お兄ちゃん?」
俺がベッドの上でボ~っとしていると鼎が俺の部屋に入って来る。時計の針は丁度9時を指している。そんな時間に妹が尋ねてきた。
「ん…。どーした?」
「うん、ちょっと聞きたい事が会って…」
少しうつむき加減に聞いてくる妹。
こいつは「柳刃 鼎(やなぎば かなえ)」。俺こと、「柳刃 柾騎(~ まさき)」の妹君だ。歳は二つ離れている。まぁ、学年差は一年だが…。俺はどちらかと言うと大人しいほうで(ぷ)できれば目立つことはしないタイプなのに対して、鼎は何かイベントがある度に顔を出してくるような奴だ。まぁ、昔から兄妹仲良くやっている。両親共に仕事だなんだと忙しく、家にあまり居なかったのが理由かもしれないが…。最近は俺達二人とも高校生という事で平気で一週間ぐらい家を空ける時もある。まぁ、二人とも家事全般を一応こなせるので平気だが…。そしてこの日もいつも通り二人きりの夕食の後、部屋にいたのだが……。
「イイかな?…」
「ああ、別にイイぞ。そこら辺に…」
ベッドから置きあがり立とうとする前に俺のパソコン用の椅子に座る。頭を掻きながら妹のほうを見る。今日の夕飯の時と同じ、高校の制服を来て足をぷらぷらさせている。最近はこいつも飯を上手く作れるようになったので便利だ。
「で、なに?」
「え、あ、うん…」
そう言った後また下を向いてもじもじしている。そうする度にキレイな黒髪がさらさらとゆれる。
「んだよ。なんか欲しいモンでもあるのか? あんま高いのはダメだけど…」
「ううん、そうじゃなくて…」
否定した後また少しうつむいてから、意を決したようにこっちを向く。
「あ、あのさ…お兄ちゃんって今付き合ってる人…いる?」
「……はあ?」
真っ赤になりながら聞いてくる。
「いや……いないけど…」
とりあえず正直に答える。
「ホント?…木村さんは?…」
おずおずと更に聞いてくる。
「……なんで倖(ゆき)が出て来るんだよ…」
「だ、だっていっつも仲イイから…」
木村 倖とは俺のクラスメートである。でもコイツのことは書かない。どうも別の機会があるらしいから(謎)。
俺は一つ息をついてから、
「アイツとはただの友達だって」
いたって普通に答える。
「だいたいなんだよ急に…。んなこと聞いて…」
「…ううん、別に…」
そういうと立ちあがり俺のとなりに腰を下ろす。とりあえず座りやすいように端に移動してやる。
「………」
「………」
そのまま沈黙が俺たちを包む。少し横を向くと鼎の横顔がすぐ近くにある。しかし…、
(こう近くで見ると…やっぱり可愛いな、コイツ…)
なんてしみじみ思う。自分のクラスの野郎どもに何度も紹介しろと言われた事を思い出す。まぁ、そんな肉食獣の檻にエサを放り込むような真似はしないが。
「あ……」
鼎の髪に触れてみる。鼎は少し声を出しただけで俯いたまま抵抗しない。手を通すと引っかかることなく髪を梳くように流れた。
「あの……」
鼎が顔を上げる。手は髪からは離れない。
「お兄ちゃん……好きな人…いる?」
真っ直ぐな眼でこちらを見てくる。
「………」
俺は髪から手を離しベッドに寝転がる。
「好きな人…ねえ……」
額に手を当てて考える。いろんな人の顔が浮かんでは消える。なんだかぼやけているようで……はっきりとしているような……。チラッと鼎を見るとジ~っとこちらを見ている。俺は少し笑いながら、
「そうだな、鼎…かな」
「え………」
そう答えてみると、すぐに鼎の顔が赤く染まる。
「鼎はどうなんだ?」
昔からこんなふうに鼎をからかうのはやっぱり面白い。
「わ、私は…」
真っ赤になりながら俯いている。
(なんか……可愛い……)
なんて思っていると、鼎は俯きながら、
「私も…お兄ちゃんのこと好きだよ…」
搾り出すように答える。そしてそのまま俺の上にかぶさってくる。
「な?! ちょっ! 鼎??」
「お兄ちゃん…」
そっと唇が触れる。
「ん……」
目を開けるとそこには目をぎゅっと瞑った可愛い顔がある。その顔を見た俺は抵抗を止めて鼎の気が済むまでやらせてやろうと思い、すっと目を閉じた……。
どのくらい経ったのだろう。実際はそんなに時間は経っていないのだろうが…。
唇が離れる。名残惜しそうに唾液が二人をつなぐ。
「お兄ちゃん…」
「コラ、鼎! お前…」
文句の一つでも言ってやろうと起き上がった時…。
「ぐぁ……」
布擦れの音と共にリボンが落ちる。そのまま制服の上を脱ぐ。
「あ、あのなぁ。お前…」
「平気だよ…何しても…」
俺の言葉を詠んでか、普通に答える鼎。
「“平気”じゃ無くってだな……俺達は…」
「違うんでしょ…?」
俺が言おうとする前に答えられてしまう。かなり予想外の答えを…。
「……何…言ってんだよ……」
「この前……聞いちゃったから…。お父さんが話してるの」
鼎がこっちを見ている。俺はすっと目をそらす。確かに俺と鼎は血の繋がりが、本当の兄妹では無い。俺が5歳の時に再婚した親父。そして俺の母親になった人の後ろに隠れる小さい影。
それが……。
「お兄ちゃん……」
長い黒髪が揺れ、白い肌と下着が見え隠れする。
「鼎……」
澄みきった黒い瞳が俺自身を映している。
「ぁ……」
俺の手が妹の、少女の頬にそっと触れる。抗えなかった。自分自身の奥に仕舞いこんだ数年前の感情が自分を犯してゆく。
「鼎……」
そう呟いて顔を近づけていく。もう、止められなかった………。
「ん……」
小さな薄い桜色の唇に唇が重なる。
「んん……」
そっと舌で触れてみる。そう唇を舐めていると鼎の方もおずおずと舌を出してくる。
温かい唇同士が絡まる。
「ふ…ん……」
小さく吐息が漏れる。ゆっくりと唇を離す。
「あ……」
そっと唇に手をあてる鼎。
「えへへ…」
「??? どうした?」
鼎がうれしそうに笑う。
「お兄ちゃんの味」
意味がわからず頭に???を出していると、
「コーヒーの味がする…」
そう言ってもう一度唇を重ねる。
「んん……」
俺はゆっくりと髪を梳きながら胸に触れる。細い身体がピクリと震える。
「ふぁ……」
掌にすっぽりとおさまってしまう胸を軽く揉む。
「ん……はぁ…」
なだらかな隆起にそって手を這わせて行く。胸と同じ様に小さい乳首に触れてみる。
「ふ…たっ……」
「ん? 痛かったか?」
「う、ううん。違う…の…」
顔を赤く染めながら答える鼎。
「私の…小さいから……」
「………」
「木村さんのは…その、大きいし…」
もじもじしながら答える鼎からすっと口を離し、
「てりゃ!」
「ふえぇ?!」
オデコとオデコをごしっとぶつけてやる。いわゆる通称ヘッドバットである。
「いたひよぉ………」
「ったく、何を言うかと思えば…」
そう言いながら肩を抱く。
「ぁ…」
「お前はお前なんだから別にイイんだよ」
すっと手に力を込める。
「鼎は…鼎なんだから」
「お兄ちゃん……」
そう言ってから、また唇を重ねる。
永く、永く。
唇を重ねながら掌を動かす。
「んんっ……」
まだ幼さゆえか硬さを残すものの、鼎の胸はやわらかかった。
「んふ…ぷはぁ……」
身悶えしながら口を離す鼎。そのまま俺にすがりつく様に寄りかかって来る。
「はぁ…はぁぁ…」
「胸、気持ちイイ?」
「うん……」
そう答えると、ずるずると下の方へ身体をずらしてくる。そしてズボン越しに俺のモノに触れてくる。
「か、鼎?!」
「ん……大きく…なってる……」
ベルトに手をかける鼎。止めようとも思ったが無駄だろうと思いじっとしておく。
「わ……」
トランクスを脱ぐよりも早く自己主張をしている俺自身を見て鼎が声をあげる。
「無理してしなくてもイイぞ」
それには答えずそっと鼎の手が俺自身を包む。そしてそっと口付ける。
「ん……んふ……」
「ん…鼎……」
ゆっくりと裏筋の方から舌を這わせる。痺れるような感覚に思わず声が漏れる。
「んん……んあっ…ふぅ……」
何処かぎこちないが一生懸命な舌使いで俺を攻めてくる。すっと裏の方から鈴口に舌が這ってくる。
「お兄ちゃん……」
「ん?…」
動きを止めて上目づかいにこちらを見てくる。なんだかいつもと違う顔を見て少しドキッとする。
「気持ちイイ…?」
「ああ…気持ちイイよ…」
笑いながら頭をくしゃっと撫でてやる。猫みたいに首をすくめて笑う鼎。そしてまた行為を再開する。
「んん…ふっ……」
俺自身はエッチの経験は無いわけではないが舐めてもらうのは初めてだ。その未知の感覚と共に「妹としている」という罪悪感からだろうか。部屋に水音が響き、頭を重く痺れさす。急速に射精感が襲ってくる。
「ん…んふぅ……んんっ…」
一生懸命に自分のを舐めてくれる鼎。その顔は自らの唾液と俺のモノから出て来る液体で濡れている。
「っく!……」
裏筋の当たりを丹念に責めてくる鼎。腰が震え、思わず鼎の頭を押さえてしまう。期せずしてそれが自分のモノを咥えさせるような格好になってしまったが…。
「ん……」
しかし、鼎は少し声を漏らしただけですぐに口の中に俺を迎え入れてくれる。
「んぐ…ふっぐ……んん…」
「は…あぁ……はっ…」
薄く涙をこぼしながら小さい口を大きく開けて咥えている鼎。思わず声が漏れてしまう。それくらい気持ちよかった。
「んんふ…ふぐぅ……」
涙目でこちらを見ながらくぐもった声を出す。
「鼎…っ…」
「…ん……ふにい…ふん…」
もうそろそろ限界だった。頭をつかんで鼎を引き剥がす。
「ふあっっ…」
その時に軽く歯が亀頭をかすめていく。
その瞬間電撃が走ったように身体が震える。
「う、ふあぁ…」
「ひゃあっ…ふあ……」
溜めに溜めていた精子達が止めど無く噴出してくる。白濁液が鼎の顔と云わず上半身全てを汚していく。
「はあっ…うぐあっ……」
「すごぃ……いっぱい出たよ……」
鼎はそう言ってまだ快感に震えるモノを優しく包み込んでくる。
「ん…」
また、暖かい口腔内に射精を終えたばかりの敏感な俺自身が入りこんでいった…。
「んん…ん~ん…」
自分の顔と云わず髪にも飛び散った俺の白濁液を指で弄ぶ鼎。
「ふふっ…べたべただよ」
全てを舐め取るかのように指ですくい口に運ぶ。舌がいやらしく己の指を汚す白い液体を舐め取っていく。俺はその光景を見てまた硬くなってゆく自分自身を感じながら、そばに置いてあったタオルでごしごし拭いてやる。
「んんっ」
「ほら、汚ねえんだからさっさと拭け」
「美味しいのに……」
鼎の言葉は意図的に無視して拭いていく。顔と髪を拭き終わり、上半身の方に移る。
「あ…お兄ちゃ…ん……」
なだらかな胸を汚す白い液を拭き取っていく。タオルが鼎の固くなった乳首に触れる。
「ん…はぁ……」
熱いと息が口から漏れる。それでも俺は、何気無いフリをして拭きつづける。
敏感なところを執拗に、何度も。
「お、お兄ちゃ……」
絶えられなくなり、もたれかかろうとする手をすっとよける。
「どうした? 鼎」
「ふ、あ…イジワル……」
涙目で睨んでくる。そんな顔も可愛いと思う俺は多分(と言うか絶対)重症なんだろうか?
「お兄ちゃぁん…」
(…どーでもイイか……)
そんな想いが俺の頭を汚染していく。すっと口を重ねると、手を今度は足に伸ばす。すべすべの太腿に手を這わせてゆく。小さい頃から続けている武道(細かい名前は忘れた)をしているせいだろうか、細いながらもしっかりと引き締まった右足を持ち上げる。
「ひゃぁ? お、お兄ちゃん?」
そのまま脹脛(ふくらはぎ)に舌を這わせる。
「ふあぁ……」
下に舌を這わせてゆく。太腿の内側を舌と手で責める。執拗に。
「やっ…はあぁん……」
紺色の制服のスカートをそっと外す。
「………」
白く綺麗な下着が目に入って来る。
「えへへ……」
「ん???」
「新しいのにしといて良かった…」
真新しい白い下着が上から見ても濡れているのがわかる。その上から指で軽く押してやる。
「あぁっ……はっ…ぁ…」
小さい身体がびくりと跳ねる。そのまま指を上下に動かす。
「はぅっ……あっ…はぁっ」
面白いぐらい反応してくれる。
「痛くないか?」
そっと耳元で聞いてみる。その声にもピクリと反応しながら、
「う…うん……」
荒い息を吐きながら答える。そんな顔を見ていると………意地悪をしたくなる。指に少し力を込めながら、
「自分でするのと……どっちが気持ちイイ?」
ささやく。
「あっ…お、お兄ちゃんのっ……イジワ…ル……」
「どっちが気持ちイイ?」
真っ赤になっている鼎の答えは無視してもう一度聞く。指はもう鼎ので濡れている。下着を横にずらして直に鼎の秘所に触れる。
「うっ、はんっ…お、お兄ちゃんの…方、が……イイよぉ……」
更に真っ赤になって答える。結果的に普段から自慰をしている事を認めさせた事に何となく満足する。
「ふふっ…。良く出来ました。」
「んん…あっあぁぁ……」
「それじゃ…御褒美をあげるよ」
そっと秘所の周辺を攻めていた指を止める。薄い茂みの中から、肉芽を探す。
「あぁ…んあぁ…」
まだ包皮に包まれた肉芽を探り当てる。そのまま包皮をめくり、外の空気の触れさせてやる。
「はあぁ……」
そのまま軽く摘んでみる。
「っ!!……」
身体が思いがけない刺激にびくりと震える鼎。
「ん、悪い。痛かったか?」
「う、うん…。でもちょっとだけだから…続けてイイよ……」
溢れる涙を堪えながら、それでも笑顔で答える鼎。
「だから……止めないで…お願い……」
俺の首に手を回し抱きしめてくる。そんな妹の姿を見てなんだか胸が苦しくなる。
「もう……見てるだけなのはいやだよ……」
ぽろぽろと涙をこぼしながら抱き着いてくる。
「ずっと…見てただけだから……。一緒になりたかったのに……私……」
そっと頬をつたう涙を指で拭う。
「あ……」
「止めないよ…って言うより止めたくないし」
ふっと笑いかけて言う。
「え?…」
「お前のこんな姿見て止められるかよ」
我ながら頭の悪い事を言っている気がする。それでも、
「…お兄ちゃん……♪」
鼎の緊張は解けたようだ。
「だからな、鼎。痛いときは痛いって言えよ?」
「うん! だから……気持ちイイときは気持ちイイって言うね♪」
「………」
ここまでいつもの調子を取り戻されると少しやり辛い気もする。それでも気を取りなおして鼎の下半身に手を伸ばす。
「何処が一番イイんだ?」
「ぁ…その……周りのトコ…」
おずおずと、それでも素直に答える鼎。しかし………少し指に力を込めて鼎の中に潜り込ませる。
「ったぁ…はっ……」
やはりと言うか予想通り身体が痛みに震える。誤魔化すように唇を重ね、優しく触れる。
「……なぁ鼎…。お前…初めてか?」
「う、うん……初めて…」
何処か夢心地な顔で答える。
(……さっき止めないって言ったからなぁ……)
そんな事を考えていると、
「うぅ~~~」
鼎がジ~っとこっちを睨んでいる。
(………可愛いな………)
「…お兄ちゃ…」
「わかってる。止めないって…」
小さい頃からこいつはどんな小さな約束でも、破る奴には容赦ないからなぁ…。今止めたら……ナニをされる事やら……。
「うん………♪」
にっこり笑って俺に細い身体を任せる。俺も笑いながらその身体を抱きしめる。
「んっんんっ!」
淡いピンク色の乳首に舌をつける。
可愛らしい吐息が鼎の口から漏れる。
「んんっ!……ふっ…はぁ……」
声を漏らすまいと必死に堪える顔が溜まらなく魅力的に見えた。
ゆっくりと舌を這わせていく。
なだらかな胸から臍を通り、そして……。
「やぁっ……はんっ……」
鼎の秘所に舌を這わせる。
鼎のそこは、とても綺麗で……そしてしっとりと濡れていた。
「…濡れてる……」
顔が赤く染まる音が聞こえたような気がした。
「やぁん……バカぁ……」
頭をポカポカ叩いてくる。
「イテテ……止めろって」
「うぐぅ~~~。だってぇ……」
そんな事を言いながらも俺の指は止まらずに動き続けている。
「あっ、ああっ!」
もう一度舌で触れてみる。
そこは…何と言うか……女の子の味がした。
「や……キタナ…イっ…よぅ……」
ぐしぐし涙ぐみながら抵抗する鼎。
が、快感故かどんどん力無くなってゆく…。
「ふうっ……」
口を離す。
快感に震えるその場所は奥から染み出してきた液体でキラキラと光っていた。
俺はそっと口元を拭い、もう一度指を這わせる。
「ん…はぁ……」
今度はすんなりと俺の指を飲みこんでいく。
「お兄ちゃん……」
熱っぽい声が頭のなかに響く。
「鼎……」
かなり前から怒張している俺自身に手を添える。
「うわ……さっきよりおっきい……」
俺のを見て鼎が素直な感想を述べる。
俺は鼎の唇に触れ、
「たっく……お前のせいだぞ」
キスをする。
「うん♪ 責任取るね♪」
そう言ってにっこり笑う。
こんな時に笑わうのも何だか、と思ったが俺もつられて笑う。
しばらく二人で抱き合いながら笑った。
ゆっくりと手を添える。
「あ……」
初めて触れる異物の感触に鼎の身体が震える。
「怖い?」
鼎の目を見ながら聞いてみる。
「う、うん……ちょっとだけ……」
おどおどとしながら答える鼎。
「…あんまり痛くないようにするから……」
そう言ってゆっくりと俺自身を埋めてゆく。
「んっ、あっ、ああっ」
俺の首にしがみついてくる。
爪が俺の背中を傷付けるが、鼎の感じている痛みに比べれば……。
「いっ…はあっ」
鼎の膣内(なか)を少し行った所で壁にぶつかる。
「鼎……いくぞ……」
返事を待たずに腰を進める。
何故なら……止められないほど気持ち良かったからだ。
「はっ……かはっ……」
目をぎゅっとつぶり必死に堪えている鼎。
そんな彼女の身体をそっと抱き上げる。
「あ…はあっ…お兄ちゃ……」
「ゆっくり息はいて……」
荒い息遣いで堪えている鼎。
潤んだ瞳でこちらを見ている。
少しでも痛みを紛らわせてやろうと、唇を重ねる。
「んんっ……ふん……」
視線をずらすと繋がっている辺りに赤い雫が流れていた。
……やばいなぁ……イロイロと……。
そんな事を頭の片隅で考えながら、胸に手を這わせる。
「ん…あふ……んん……」
小さい乳首に手を触れる。背中をまさぐり、首筋に舌を這わせる。
「あ、ああっ……はあっ……」
「鼎……」
耳元で囁く。
身体がびくりと震えるのを直に感じる。
「耳、弱い?」
「んっ……う…ん……」
首をこくこくとさせる鼎。
それを見て俺は耳を口に含む。
耳たぶ辺りを舌で転がす。
「はっ…あぁっ……はぁん……」
快感に震える鼎の耳を軽く噛んだ後、また唇を求める。
二人抱き合いながらキスを続ける。
「鼎……」
「柾騎……お兄ぃ…ちゃん……」
しばらく続けていると、だんだんと具合が良くなってきた。
鼎の方も幾分かは平気らしく、積極的に唇を重ねてくる。
「鼎……。動いてもイイか?」
そう聞くと紅くなりながらコクンと頷く。
そのままの体勢から腰を動かす。
「あぁ……ふあぁ……」
鼎の膣内が擦れてすごく……。
「はぁ……鼎ェ……」
自分の息も荒くなっていくのがわかる。
鼎はポロポロと涙をこぼしながらオレの身体に手を回している。
「お兄…ちゃ……。お兄ぃ……」
鼎の小さい身体に覆い被さっていく。
「鼎…。鼎……」
「お兄ぃちゃん……」
もうそろそろ限界なのかもしれない。
今までに感じたことのない射精感が込み上げてくる。
「お兄ちゃん……。なんか…変な感じ…だよぉ……」
色っぽい声で囁かれ、俺の身体が震える。
「イキそう?」
腰を動かしながら聞く。
さっきから鼎のことを考えずに動かしているのに気付き、少しペースを落とす。
「わ…わかんない…けど……多分……」
頬を上気させながらながら答える鼎。
その顔が可愛くて、愛しくて。
ただただひたすらに唇を重ねる。
「ああっ…お兄ちゃっ……お兄ちゃぁん」
「鼎……かなえっ」
「ダメェ……私…もう……」
鼎の身体を抱きしめる。
「イイよ……一緒に……」
汗に濡れる俺の胸に顔をつけて、
「お兄ちゃんっ……」
彼女自身の香りがする髪に顔を埋めて、
「鼎……」
そしてお互いの唇を舐めあう。
急速な、今日二度目の射精感が込み上げてくる。
「ああっ、あぁ、んああっ」
荒い息が重なる。
「鼎……イクぞ……」
「ふあっ…お兄ちゃん……イイよ……」
俺の首にまわされた腕をぎゅっと絞める鼎。
お互いの身体が密着する。
「……んっ!!!……」
「あぁ、ふあぁぁぁっ!!!」
そして二人同時に絶頂に達する。鼎の膣内を俺の精液が満たしていく。
「ふ、ふあぁぁぁ……。出てるよぉ…お兄ちゃんの……」
二度三度と鼎の膣内に精液を放出し、その快感に酔う。
「はぁ……お兄ちゃん……」
鼎が唇を寄せ、俺は眼の端に溢れている涙をそっと拭きながら答えてやる。
「お兄ちゃん……大好き、だよ♪」
「ああ……俺も鼎のことを……」
最後まで言いきる前に唇を重ねる。
この言葉はもう少し先にまで取っておこうと思って……。
「く~~~す~~~……」
ぼんやりとした頭で考えていた。
「寝てた……みたいだな……」
俺の横で猫みたいに丸くなって寝ている鼎。
ふっと笑い布団をかけてやる。
鼎のこういうトコロは昔から変わっていない。
こういうトコロが、俺がいまだにコイツをからかう原因なのだろうが。
「ふにぃ……」
そんな寝言を聞いてまた笑う俺。
「ふにゅぅ……お兄ちゃん……」
鼎の髪をそっと撫でる。
幸せそうに笑顔を作りまた夢に落ちていく鼎。
そんな寝顔にそっと口付けると窓の方に顔を向ける。
窓からは月明かり。
大きい満月が俺達を照らしていた。
「……綺麗だな……」
まるでその光は俺達の罪を崇めるかのように。
「……お兄ちゃん……か……」
そして、祝福しているかの様に俺の目には映っていた……。
~to be Do it……?~(What never End!)
;……や~~~~~~~~っと終わったぁ!!!
;鼎「お疲れ~~~」
;柾騎「お疲れだな、ホントに」
;お? 出たなダメ兄妹。
;柾騎「言うなぁ!!!」(涙
;鼎「まあまあお兄ちゃん。落ちついて」
;柾騎「どうせ……どうせ……」(隠
;鼎「あ~~あ…。行っちゃた…。ちょっとどうすんのよ?」
;ふ~~~飲も飲も……(おもむろに麒麟麦酒を…
;鼎「飲むなぁ! 弱いくせに」
;イイんだも~~~ん。円ちゃん頑張ったもん♪(酔
;鼎「はぁ…とりあえずアトガキなんだから……何かある??」
;う~~~ん……。あんまり納得はいってないな。
;鼎「そう???」
;うう~~~ん……。後半随分とだらけたからなぁ。(俺自身が
;もう少しイケると思ったんだけどなぁ……
;鼎「ふう~~~ん」
;まあ、次に期待……って今のナシ。
;鼎「ええ~~~?! 次回作「鼎とドキドキお風呂編」やんないの???」
;言うなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!(爆涙
;アトガキ(真面目に
;………今読むとヘボイ(爆涙)
;なんか無茶苦茶だし……
;まぁ、初の小説で近親ネタと言うことで自分がどういう人間か、
;バレてしまう気がする……(苦笑)
;では~
月見える部屋の中から、夢と希望を込めて……
初稿:2000年7月
第弐稿:2001年5月
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