小説(転載) 飲み会での想い出
官能小説
十二月はじめの頃の話だ。
僕がバイトしている料理屋の仲間で忘年会を開く事になった。
まぁ、仲間といってもバイトは僕ただ一人で、ほかの人とはずっと歳が離れてるけど。
正直、行きたくはなかった。話とか合う訳がない。
でもここの人達には普段からよくしてもらっているし、しょうがなく行く事にした。
できればすぐに抜けさせてもらうつもりで。
「えっ?忘年会って他のとこでするんじゃないんですか?」
バイトしている店に連れて行かれて僕は少し驚いた。
「あー、うちは毎年ここよ。今日店休みだから俺らの貸切みたいなもんだ。もちろん、ただ。食べ放題。」
「へー、いいですね。」
「だろ?でも俺達が自分で料理しなきゃなんねーけどな。」
そういって安野先輩が手で包丁の真似をする。
二十五歳の安野先輩とは一番歳が近い。僕が通っている高校の出身なので先輩と呼んでいる。
後の人はみんなさんづけだ。
「おう、テルくんは酒もう飲めんだろぉ。」
ギャンブル好きの田村さんが話し掛けてくる。
田村さんはまだ四十過ぎたばかりの人のハズだがとてもそうは見えない。
髪の毛がほとんどなくなっているのだ。
「うーん。ちょっとだけ。」
といいつつ、結構自信あるんだよね。
「そうなん?テルくん、もうお酒飲むの。」
ここの料理屋唯一の女性、牧田さんだ。
詳しくは知らないが四十前後で子供ももう大きいらしい。
彼女は僕と一緒の、まあ、雑用係なのでいろいろとお世話になっている。
「へへ。少しだけですよ。」
「そう。フフ。」
そういいながら僕達は二階の座敷へ入った。
そこは二つある個室の広いほうの部屋だ。
「あ、前田さんもう来てたんですか。」
そこには安野の少し先輩である前田さんがいた。
僕、この人苦手なんだよなぁ。口数少ないし、怖そうだし。
「・・・。おぅ。」
もうすでにビールを飲んでいる。
「あれ?オーナーさんはこないんですか?」
「ああ、オーナーは来ないよ。とにかく今日だけは好きにやってくれって事。」
へぇ、そうなんだ。
えらい人がいないってのは結構気楽だな。
「よし、じゃぁ今日は俺が全部料理をしてやるよ。ちょっと前田さんにも俺の上達した腕前をみせとかないとな。」
そういって早速安野が下へ降りた。
えっ?そんな・・・。安野先輩としか僕、うまく話しできないのに・・・。
そう思いつつも、僕はざぶとんに座った。前田さんと離れて。
「だからよー、あのレースでのまくりはすごかったぜー。」
二時間くらいたっただろうか。
もうすでにみんなできあがってしまっていた。
料理を作っていた安野先輩は今はカラオケで熱唱。
競輪好きの田村さんは誰にしゃべっているのか競輪か何かの昔話をしている。
前田さんは相変わらず一人でビールを飲んでいる。さっきまでは安野先輩の料理をあーだこーだ言っていたけど。
僕はしょうがなくという訳ではないけど、横にいた牧田さんとおしゃべりしていた。
「へぇー・・・、そうなん。テルくん野球してんの・・・。」
牧田さんは酒に弱いらしくもうだいぶ酔いが回っているようだ。
断ってはいたのだが、田村さんに強引に飲まされていたのだ。
「大丈夫ですか?もうそうとうきてますね。」
「だいじょうぶよー・・・。それにしてもテルくん、お酒つよいわねー。」
「ええ・・・まあ。」
さっきから思っていたけど牧田さんて結構話しやすい人だ。
普段は仕事意外の事はあまり話さないのでそんな事思わなかった。
それに歳の割には結構美人だしね。歳の割には、だけど。
「んー、なんかもう眠いわ。また寝ちゃうかも・・・。」
牧田さんはジーンズに白のセーターというごく普通の服装。
でも、酒が入ってるせいかこんなおばさんなのについつい胸に目がいってしまうんだよな。
・・・けっこうありそうだぞ。セーターって胸の膨らみがよく分かる。
あーあ、僕も酔ってるな。
「さぁて、じゃわしはそろそろ帰るかの。明日に備えて。」
田村さんがそういうと、みんなあまり引きとめもせずにいた。
明日の”ギャンブルに”備えてというのを分かっていたので。
一応、僕と前田さんが入り口まで見送っていった。
部屋に戻ると、牧田さんは畳に寝ていた。
顔を覗いてみると本当に眠ってしまったようだ。
「しかし、この音でよく寝れますね。」
先輩のカラオケはまだ続いている。
お気に入りの曲ばかり繰り返し歌っているのだ。
「ああ。牧田さんはいつもだよ。・・・・・・安野も。」
ふーん。
その時やっと満足したのか安野がマイクを離した。
「あー、気持ち良かった!これだけ歌ってやりャもういいだろ。よーし、勘弁してやる。」
誰に言ってるんだろう・・・。
いままでうるさかった分、急に部屋が静かになった気がする。
「おい、テル。今度はおまえ歌えよ。」
「いや、僕はいいですよ。もう、牧田さん寝ちゃってるし。」
「お?あれ、ほんとだ。」
先輩は牧田さんを見るとしょうがないなという顔をした。
「じゃ、残った俺の料理でも食ってくれ。なんならまだまだ作ってやるぞ。」
「あ、はい。それじゃ、いただきます。」
その後、しばらく三人で話した。
前田さんとも結構話せるようになった。
「しっかし、蓉子ちゃん、熟睡してるなぁ。」
先輩が牧田さんを見ながら言った。
「蓉子ちゃん?牧田さんの事ですか?」
「そう!ハハハハ。」
へぇ。蓉子さんか・・・。なんか名前で呼ぶとピーンと来ないな。
「いつも酔うとこうなんだよ。それで俺達がつれて帰らないとならなくなるんだ。」
前田さんがビールをのみながら言う。
「えへへ。テル。ちょっと胸でも触ってみなよ。蓉子ちゃんこうなるとなんにも感じなくなるから。」
「なっ、なに言ってんスか。」
「ほんとだって。そいで次の日には昨日あった事なんて全然覚えてないんだからさ。」
じゃあこの人、いつも触ったりしているのだろうか。
「そうなんだよ。俺達が苦労して送ってやった事なんかも全て忘れてんのさ・・。」
「へぇ・・・。なんか危ないですね。」
牧田さんを見た。だんなさんも子供もいるのにこんなに無防備でいいのかな。
でもここの店長いし、田村さん以外とは十以上歳離れてるから気にならないのか。
気がつくと二人も牧田さんを見ていた。
なんか危ない香りがする。
「もう、やだなぁ先輩。それセクハラですよ、セクハラ。」
「・・・。」
先輩は前田さんを見た。
「ねぇ、前田さん。いっちょヤッちゃいませんか?俺、なんか溜まっちゃってて。」
「ちょ、ちょっと!なにいってんスか。それってレイプでしょ!」
「・・・・・・。確かに俺も女抱きたいと思ってた。」
なっなんなんだ・・・。
ヤバいよこの二人。マジなの?犯罪だって・・・。
「ね。蓉子ちゃんのことだから明日には絶対忘れてますって。それどころかヤッてる最中ももしかして起きないかも。」
「ああ・・・。よし、抱いてやるか・・・。」
僕はもうどうしていいか分からなかった。
こんなおばさんを相手にほんとセックスするつもりか・・・?
それに完全に犯罪じゃないか。
すると前田さんがこっちを見ていった。
「テル。お前ももちろんするだろ。」
「えっ・・・。いや、でも・・・。」
「だーいじょうぶだって。絶対覚えてやしないし、逆に喜ばれるぜ。蓉子ちゃんスケベそうだからな。」
牧田さんを見た。僕らの緊張をまったく感じもせずに眠っている。
そりゃ、確かにセックスはしたい。
でも、ホントにいいのか?
いままで僕は牧田さんがセックスをするなんて思いもしなかった。物理的にできないと思ってた。
全然、そんな対象ではなかったから。
こんなおばさんでもセックスできるのか・・・?
「テル、童貞だろ。」
先輩が聞く。
「はっ・・・はい。」
「じゃあ、やっとけって。いいぞ、おま○こは。」
・・・つい頷いただけなのだが、二人の行動は速かった。
まず、前田さんが押入れの中から布団を出してくる。
いちおう一組用意してあるのだ。
そして先輩が牧野さんを抱えて布団の上へ寝かした。
そしてすぐにジーンズのベルトへ手をかける。
カチャカチャとはずす音が僕を妙に興奮させた。
そして先輩はもう一気にジーンズを引きおろして足から抜いた。
「やっぱりおばさんだよな。」
牧田さんは腰から太ももまでが隠れるようなブラウンのショーツをはいていた。
しかし僕には、なぜだかものすごく卑猥なものに見えた。
その間にも前田さんがセーターを脱がして、手や頭から抜こうとしている。
ブラジャーも同色の幅広く隠すタイプのものだ。ふくらみもまあまあある。
下着姿にされても牧田さんは全然起きる気配が無い。
うっ、水着みたいだけど興奮する・・・。
「一気に脱がせるぞ。」
そういうと先輩がショーツに手をかけめくっていった。
うわっ、でたっ!ヘアだ。わー、ほんとにだしちゃったよ。
でも、結構毛深いんだな・・・。
ついそこに見とれていると、前田さんの方もブラジャーを取り終わっていた。
乳首は黒ずんでいるが、あきらかなそのふくらみが僕を興奮させる。
ほらよと先輩が僕にショーツを手渡した。
どうしようかと思ったがやっぱりアソコの部分をじっと見てしまう。
レースの生地がやけに興奮させる。
でも、ぜんぶ脱がしちゃったんだ・・・。
これだけでイッちゃいそうだ。
もう前田さんは胸を揉み始めている。
「テル。ここ見たことないだろ?」
ふいに声をかけられびくっとした。
「は、はい!」
「なにそんなに緊張してんだよ。じゃ、こっち来てみてみな。」
・・・。そこはまさにデンジャラスな場所だった。
うーん。どういえばいいのだろう。
横から先輩がいろいろ説明してくれてたけどほとんど頭に入らなかった。
ただ、いままでの牧田さんの、というか女性のイメージが崩れてしまった事だけは確かだ。その時・・・
「う・・・うん・・・。」
ビクッ。
いま牧田さんがしゃべった。
しゃべったよ・・・!?
「・・・大丈夫だ。起きちゃいない。」
前田さんが焦りもしないで言った。
先輩は牧田さんのま○こに指を入れたり舐めまわしたりしている。
うわっ、あんな大胆に指突っ込んでるっ。
ほんと入るんだぁ。
しかしこの二人はセックスになれている感じがする。
舐め方や手の使い方などとても真似できそうに無い。
ずっと年上の牧田さんが完全に二人のおもちゃにされている気がした。
「よぉし、テル。最初はお前からだ。もうびちょびちょだぜ。いいでしょ?前田さん。」
「ああ。テル始めてだからな・・・。」
「えー!?そんなー・・・。」
二人はもう自分の服を脱ぎ始めている。
仕方なく僕も服を脱いだ。パンツを脱ぐ時はものすごく恥ずかしかった。
二人のを先に見てしまったから特に。
「よし、じゃいけよ。」
もうやけくそだ。
よし、ここだな。
牧田さん、ごめんなさい!
「うっ!」
一気にずっぽり入ってしまってつい声を上げてしまった。
あっ温かくて気持ちいい・・・。
「テル、中に出すなよ。」
それくらい分かってますって。
僕はゆっくりと味わいたくて静かに腰を動かした。
これが、これがそう・・・なのか。
牧田さんの上に乗りながら胸もいじってみたりする。柔らかい。温かい。
しばらくすると下半身からぬちゅぬちゅっという音がし始めた。
うっすごい。でも牧田さんはまだ気がつかないのか・・・。
「やばい!」
その時急に射精感が襲って来た。
もう少し入れていたかったが僕は一気にペ○スを引き抜いた。
「・・・っ!」
ヘアの上にペ○スを乗せ、牧田さんのお腹に向かって射精した。
すさまじい快感の中で僕は童貞を捨てた事を実感した。(早かったけど・・・)
その次に始めた前田さんの時だ。
「ん・・・?もぅ、なぁに・・・?」
ヤバイ!!!起きちゃった!牧田さん起きちゃったよ!?
しかし、心配したのもつかの間牧田さんは前田さんの行為をみると手を背中に絡ませ、甘い声をあげ始めた。
「・・・やっぱりスケベだったな。」
僕はいままで続いていた緊張がやっとほぐれたような気がした。
よぉーし。
もう一回だ。
先輩と前田さんのを見た後じゃちょっと気が引けるけど。
バックでやってやる。
「おぉ、テル、乗ってきてるな。」
張り切っているのが分かったのか先輩が言う。
しかし、二人のセックスはすごかった。
なんというか・・・。もう何度も体位を変え、牧田さんを攻め立ててた。
牧田さんもすんごいスケベな感じで相手してたけど、ちょっと負けてたなぁ。
先輩なんか名前呼び捨てにしながら顔射してるし・・・。
「じゃぁ・・・後ろから・・・。」
僕が膝立ちになって近寄ると牧田さんはやさしい微笑を浮かべて四つんばいになってくれた。
よし・・・。
僕はヒップをがっしりつかんでペ○スを挿入した。
ち○こ拭いてないけど大丈夫だよな・・・。
僕はさっきとは違い、大胆に腰を動かした。
それに答えて牧田さんが声を上げてくれる。
「あん・・・ん、ん、ん・・・。」
僕と牧田さんの身体がぶつかってパンパンと音を立てる。それがまた心地よかった。
二度目だったので結構もったんだけど、またすぐに射精感が迫ってきた。
今度はギリギリまで我慢して引きぬくと牧田さんの白いお尻にかけてやった。
できるだけ全体にかかるように。
ふと牧田さんの顔を見るとこちらを振り返り微笑みながらそれを見ていた。
「でも、あんときはすごかったなぁ。」
その時の事を思い出しながらつぶやいてみる。
つい働いている牧田さんのお尻を見るたびに思い出すのだ。
あの後も僕達は牧田さんに欲望をぶつけつづけた。
しかし、ホッとしたというかなんというか、牧田さんは何も覚えていないようだ。
あの時以来牧田さんとはすごく仲良く話せるようになった。
前田さんとも。
ふと思う。あーぁ、もう一度飲み会しないかなぁ・・・。なんて、ね。
「ねえ、テルくん。」
「はい?」
牧田さんがそっと近くによって来ていた。
「・・・今度、わたしと二人っきりでさ。どっか飲みに行こう。」
「えっ!?」
その時の牧田さんの顔はすごくエッチに見えたんだ。
END
僕がバイトしている料理屋の仲間で忘年会を開く事になった。
まぁ、仲間といってもバイトは僕ただ一人で、ほかの人とはずっと歳が離れてるけど。
正直、行きたくはなかった。話とか合う訳がない。
でもここの人達には普段からよくしてもらっているし、しょうがなく行く事にした。
できればすぐに抜けさせてもらうつもりで。
「えっ?忘年会って他のとこでするんじゃないんですか?」
バイトしている店に連れて行かれて僕は少し驚いた。
「あー、うちは毎年ここよ。今日店休みだから俺らの貸切みたいなもんだ。もちろん、ただ。食べ放題。」
「へー、いいですね。」
「だろ?でも俺達が自分で料理しなきゃなんねーけどな。」
そういって安野先輩が手で包丁の真似をする。
二十五歳の安野先輩とは一番歳が近い。僕が通っている高校の出身なので先輩と呼んでいる。
後の人はみんなさんづけだ。
「おう、テルくんは酒もう飲めんだろぉ。」
ギャンブル好きの田村さんが話し掛けてくる。
田村さんはまだ四十過ぎたばかりの人のハズだがとてもそうは見えない。
髪の毛がほとんどなくなっているのだ。
「うーん。ちょっとだけ。」
といいつつ、結構自信あるんだよね。
「そうなん?テルくん、もうお酒飲むの。」
ここの料理屋唯一の女性、牧田さんだ。
詳しくは知らないが四十前後で子供ももう大きいらしい。
彼女は僕と一緒の、まあ、雑用係なのでいろいろとお世話になっている。
「へへ。少しだけですよ。」
「そう。フフ。」
そういいながら僕達は二階の座敷へ入った。
そこは二つある個室の広いほうの部屋だ。
「あ、前田さんもう来てたんですか。」
そこには安野の少し先輩である前田さんがいた。
僕、この人苦手なんだよなぁ。口数少ないし、怖そうだし。
「・・・。おぅ。」
もうすでにビールを飲んでいる。
「あれ?オーナーさんはこないんですか?」
「ああ、オーナーは来ないよ。とにかく今日だけは好きにやってくれって事。」
へぇ、そうなんだ。
えらい人がいないってのは結構気楽だな。
「よし、じゃぁ今日は俺が全部料理をしてやるよ。ちょっと前田さんにも俺の上達した腕前をみせとかないとな。」
そういって早速安野が下へ降りた。
えっ?そんな・・・。安野先輩としか僕、うまく話しできないのに・・・。
そう思いつつも、僕はざぶとんに座った。前田さんと離れて。
「だからよー、あのレースでのまくりはすごかったぜー。」
二時間くらいたっただろうか。
もうすでにみんなできあがってしまっていた。
料理を作っていた安野先輩は今はカラオケで熱唱。
競輪好きの田村さんは誰にしゃべっているのか競輪か何かの昔話をしている。
前田さんは相変わらず一人でビールを飲んでいる。さっきまでは安野先輩の料理をあーだこーだ言っていたけど。
僕はしょうがなくという訳ではないけど、横にいた牧田さんとおしゃべりしていた。
「へぇー・・・、そうなん。テルくん野球してんの・・・。」
牧田さんは酒に弱いらしくもうだいぶ酔いが回っているようだ。
断ってはいたのだが、田村さんに強引に飲まされていたのだ。
「大丈夫ですか?もうそうとうきてますね。」
「だいじょうぶよー・・・。それにしてもテルくん、お酒つよいわねー。」
「ええ・・・まあ。」
さっきから思っていたけど牧田さんて結構話しやすい人だ。
普段は仕事意外の事はあまり話さないのでそんな事思わなかった。
それに歳の割には結構美人だしね。歳の割には、だけど。
「んー、なんかもう眠いわ。また寝ちゃうかも・・・。」
牧田さんはジーンズに白のセーターというごく普通の服装。
でも、酒が入ってるせいかこんなおばさんなのについつい胸に目がいってしまうんだよな。
・・・けっこうありそうだぞ。セーターって胸の膨らみがよく分かる。
あーあ、僕も酔ってるな。
「さぁて、じゃわしはそろそろ帰るかの。明日に備えて。」
田村さんがそういうと、みんなあまり引きとめもせずにいた。
明日の”ギャンブルに”備えてというのを分かっていたので。
一応、僕と前田さんが入り口まで見送っていった。
部屋に戻ると、牧田さんは畳に寝ていた。
顔を覗いてみると本当に眠ってしまったようだ。
「しかし、この音でよく寝れますね。」
先輩のカラオケはまだ続いている。
お気に入りの曲ばかり繰り返し歌っているのだ。
「ああ。牧田さんはいつもだよ。・・・・・・安野も。」
ふーん。
その時やっと満足したのか安野がマイクを離した。
「あー、気持ち良かった!これだけ歌ってやりャもういいだろ。よーし、勘弁してやる。」
誰に言ってるんだろう・・・。
いままでうるさかった分、急に部屋が静かになった気がする。
「おい、テル。今度はおまえ歌えよ。」
「いや、僕はいいですよ。もう、牧田さん寝ちゃってるし。」
「お?あれ、ほんとだ。」
先輩は牧田さんを見るとしょうがないなという顔をした。
「じゃ、残った俺の料理でも食ってくれ。なんならまだまだ作ってやるぞ。」
「あ、はい。それじゃ、いただきます。」
その後、しばらく三人で話した。
前田さんとも結構話せるようになった。
「しっかし、蓉子ちゃん、熟睡してるなぁ。」
先輩が牧田さんを見ながら言った。
「蓉子ちゃん?牧田さんの事ですか?」
「そう!ハハハハ。」
へぇ。蓉子さんか・・・。なんか名前で呼ぶとピーンと来ないな。
「いつも酔うとこうなんだよ。それで俺達がつれて帰らないとならなくなるんだ。」
前田さんがビールをのみながら言う。
「えへへ。テル。ちょっと胸でも触ってみなよ。蓉子ちゃんこうなるとなんにも感じなくなるから。」
「なっ、なに言ってんスか。」
「ほんとだって。そいで次の日には昨日あった事なんて全然覚えてないんだからさ。」
じゃあこの人、いつも触ったりしているのだろうか。
「そうなんだよ。俺達が苦労して送ってやった事なんかも全て忘れてんのさ・・。」
「へぇ・・・。なんか危ないですね。」
牧田さんを見た。だんなさんも子供もいるのにこんなに無防備でいいのかな。
でもここの店長いし、田村さん以外とは十以上歳離れてるから気にならないのか。
気がつくと二人も牧田さんを見ていた。
なんか危ない香りがする。
「もう、やだなぁ先輩。それセクハラですよ、セクハラ。」
「・・・。」
先輩は前田さんを見た。
「ねぇ、前田さん。いっちょヤッちゃいませんか?俺、なんか溜まっちゃってて。」
「ちょ、ちょっと!なにいってんスか。それってレイプでしょ!」
「・・・・・・。確かに俺も女抱きたいと思ってた。」
なっなんなんだ・・・。
ヤバいよこの二人。マジなの?犯罪だって・・・。
「ね。蓉子ちゃんのことだから明日には絶対忘れてますって。それどころかヤッてる最中ももしかして起きないかも。」
「ああ・・・。よし、抱いてやるか・・・。」
僕はもうどうしていいか分からなかった。
こんなおばさんを相手にほんとセックスするつもりか・・・?
それに完全に犯罪じゃないか。
すると前田さんがこっちを見ていった。
「テル。お前ももちろんするだろ。」
「えっ・・・。いや、でも・・・。」
「だーいじょうぶだって。絶対覚えてやしないし、逆に喜ばれるぜ。蓉子ちゃんスケベそうだからな。」
牧田さんを見た。僕らの緊張をまったく感じもせずに眠っている。
そりゃ、確かにセックスはしたい。
でも、ホントにいいのか?
いままで僕は牧田さんがセックスをするなんて思いもしなかった。物理的にできないと思ってた。
全然、そんな対象ではなかったから。
こんなおばさんでもセックスできるのか・・・?
「テル、童貞だろ。」
先輩が聞く。
「はっ・・・はい。」
「じゃあ、やっとけって。いいぞ、おま○こは。」
・・・つい頷いただけなのだが、二人の行動は速かった。
まず、前田さんが押入れの中から布団を出してくる。
いちおう一組用意してあるのだ。
そして先輩が牧野さんを抱えて布団の上へ寝かした。
そしてすぐにジーンズのベルトへ手をかける。
カチャカチャとはずす音が僕を妙に興奮させた。
そして先輩はもう一気にジーンズを引きおろして足から抜いた。
「やっぱりおばさんだよな。」
牧田さんは腰から太ももまでが隠れるようなブラウンのショーツをはいていた。
しかし僕には、なぜだかものすごく卑猥なものに見えた。
その間にも前田さんがセーターを脱がして、手や頭から抜こうとしている。
ブラジャーも同色の幅広く隠すタイプのものだ。ふくらみもまあまあある。
下着姿にされても牧田さんは全然起きる気配が無い。
うっ、水着みたいだけど興奮する・・・。
「一気に脱がせるぞ。」
そういうと先輩がショーツに手をかけめくっていった。
うわっ、でたっ!ヘアだ。わー、ほんとにだしちゃったよ。
でも、結構毛深いんだな・・・。
ついそこに見とれていると、前田さんの方もブラジャーを取り終わっていた。
乳首は黒ずんでいるが、あきらかなそのふくらみが僕を興奮させる。
ほらよと先輩が僕にショーツを手渡した。
どうしようかと思ったがやっぱりアソコの部分をじっと見てしまう。
レースの生地がやけに興奮させる。
でも、ぜんぶ脱がしちゃったんだ・・・。
これだけでイッちゃいそうだ。
もう前田さんは胸を揉み始めている。
「テル。ここ見たことないだろ?」
ふいに声をかけられびくっとした。
「は、はい!」
「なにそんなに緊張してんだよ。じゃ、こっち来てみてみな。」
・・・。そこはまさにデンジャラスな場所だった。
うーん。どういえばいいのだろう。
横から先輩がいろいろ説明してくれてたけどほとんど頭に入らなかった。
ただ、いままでの牧田さんの、というか女性のイメージが崩れてしまった事だけは確かだ。その時・・・
「う・・・うん・・・。」
ビクッ。
いま牧田さんがしゃべった。
しゃべったよ・・・!?
「・・・大丈夫だ。起きちゃいない。」
前田さんが焦りもしないで言った。
先輩は牧田さんのま○こに指を入れたり舐めまわしたりしている。
うわっ、あんな大胆に指突っ込んでるっ。
ほんと入るんだぁ。
しかしこの二人はセックスになれている感じがする。
舐め方や手の使い方などとても真似できそうに無い。
ずっと年上の牧田さんが完全に二人のおもちゃにされている気がした。
「よぉし、テル。最初はお前からだ。もうびちょびちょだぜ。いいでしょ?前田さん。」
「ああ。テル始めてだからな・・・。」
「えー!?そんなー・・・。」
二人はもう自分の服を脱ぎ始めている。
仕方なく僕も服を脱いだ。パンツを脱ぐ時はものすごく恥ずかしかった。
二人のを先に見てしまったから特に。
「よし、じゃいけよ。」
もうやけくそだ。
よし、ここだな。
牧田さん、ごめんなさい!
「うっ!」
一気にずっぽり入ってしまってつい声を上げてしまった。
あっ温かくて気持ちいい・・・。
「テル、中に出すなよ。」
それくらい分かってますって。
僕はゆっくりと味わいたくて静かに腰を動かした。
これが、これがそう・・・なのか。
牧田さんの上に乗りながら胸もいじってみたりする。柔らかい。温かい。
しばらくすると下半身からぬちゅぬちゅっという音がし始めた。
うっすごい。でも牧田さんはまだ気がつかないのか・・・。
「やばい!」
その時急に射精感が襲って来た。
もう少し入れていたかったが僕は一気にペ○スを引き抜いた。
「・・・っ!」
ヘアの上にペ○スを乗せ、牧田さんのお腹に向かって射精した。
すさまじい快感の中で僕は童貞を捨てた事を実感した。(早かったけど・・・)
その次に始めた前田さんの時だ。
「ん・・・?もぅ、なぁに・・・?」
ヤバイ!!!起きちゃった!牧田さん起きちゃったよ!?
しかし、心配したのもつかの間牧田さんは前田さんの行為をみると手を背中に絡ませ、甘い声をあげ始めた。
「・・・やっぱりスケベだったな。」
僕はいままで続いていた緊張がやっとほぐれたような気がした。
よぉーし。
もう一回だ。
先輩と前田さんのを見た後じゃちょっと気が引けるけど。
バックでやってやる。
「おぉ、テル、乗ってきてるな。」
張り切っているのが分かったのか先輩が言う。
しかし、二人のセックスはすごかった。
なんというか・・・。もう何度も体位を変え、牧田さんを攻め立ててた。
牧田さんもすんごいスケベな感じで相手してたけど、ちょっと負けてたなぁ。
先輩なんか名前呼び捨てにしながら顔射してるし・・・。
「じゃぁ・・・後ろから・・・。」
僕が膝立ちになって近寄ると牧田さんはやさしい微笑を浮かべて四つんばいになってくれた。
よし・・・。
僕はヒップをがっしりつかんでペ○スを挿入した。
ち○こ拭いてないけど大丈夫だよな・・・。
僕はさっきとは違い、大胆に腰を動かした。
それに答えて牧田さんが声を上げてくれる。
「あん・・・ん、ん、ん・・・。」
僕と牧田さんの身体がぶつかってパンパンと音を立てる。それがまた心地よかった。
二度目だったので結構もったんだけど、またすぐに射精感が迫ってきた。
今度はギリギリまで我慢して引きぬくと牧田さんの白いお尻にかけてやった。
できるだけ全体にかかるように。
ふと牧田さんの顔を見るとこちらを振り返り微笑みながらそれを見ていた。
「でも、あんときはすごかったなぁ。」
その時の事を思い出しながらつぶやいてみる。
つい働いている牧田さんのお尻を見るたびに思い出すのだ。
あの後も僕達は牧田さんに欲望をぶつけつづけた。
しかし、ホッとしたというかなんというか、牧田さんは何も覚えていないようだ。
あの時以来牧田さんとはすごく仲良く話せるようになった。
前田さんとも。
ふと思う。あーぁ、もう一度飲み会しないかなぁ・・・。なんて、ね。
「ねえ、テルくん。」
「はい?」
牧田さんがそっと近くによって来ていた。
「・・・今度、わたしと二人っきりでさ。どっか飲みに行こう。」
「えっ!?」
その時の牧田さんの顔はすごくエッチに見えたんだ。
END
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