秋の神事 その1
妄想
その神社の神事の調査を依頼されて訪問させていただいた。拝殿の脇に社務所があり、応接室へ通された。その神事は3組の母子で行うということですでに3組とも準備に入っているということだ。由来はいろいろあって定かでないらしい。一通り話を聞いた後、拝殿に行きお祓いをしていただき、神事が行われる部屋へ通された。12畳ほどの広さであろうか、奥に鏡が祀ってある。鏡の両脇には長いロウソクが1本ずつ置かれている。よく見ると本物ではなくLED球が灯っていてロウソクの火のようにゆらゆらする仕掛けを組み込んだものでよくできている。その前に正方形に近い形の敷布団のようなものが白いシーツに包まれて置かれている。おそらくそこが神事が行われるところであろう思われる。
そろそろ時間になるので所定の場所にスタンバイすることになった。私と案内人は鏡から見て左側の壁に折りたたみの椅子に座った。反対側の壁には宮司と禰宜の2名が座るとのことだ。しばらくすると何やら聞き慣れない音楽が流れてきた。雅楽のようでわかる人には題名も知っているのだろう。電気が暗くなりロウソクの明かりだけとなった。いよいよ神事の始まりである。
そろそろ時間になるので所定の場所にスタンバイすることになった。私と案内人は鏡から見て左側の壁に折りたたみの椅子に座った。反対側の壁には宮司と禰宜の2名が座るとのことだ。しばらくすると何やら聞き慣れない音楽が流れてきた。雅楽のようでわかる人には題名も知っているのだろう。電気が暗くなりロウソクの明かりだけとなった。いよいよ神事の始まりである。
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