小説(転載) しんしんと夜は更けて6
近親相姦小説掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。
しばらく黙っていた息子がようやく口を開いた。 私は体を前後に揺らしながら相変わらずご機嫌なままである。
「聞きたいことがいっぱいありすぎて、 どれから聞いたらいいかわかんなくなっちゃったよ。」
息子は私に愛想を尽かしたようである。 イライラしていることが私にもわかるが、なぜイライラしているのかはわからない。
「なんでも聞いて。真面目に答えるから。」
私は体を揺らしながら息子の言葉を待った。 決して息子をバカにしているわけではない。 これが私の女としての性格なのだ。 たまたま息子が母親としての私しか知らなかっただけである。 母親の私は毅然とした態度をとり続けようと努力していた。 しかし、女の私は男に甘えたいのだ。 ただそれだけのことである。
「お母さんは僕とセックスしたことをどう思ってるの?」
息子はかなり起こっている様子だったが、私はまだ体を前後に揺らしている。
「どうって・・・気持ちよかったわよ。」
私は真面目に答えたつもりである。 今の正直な気持ちを、なにも包み隠さず答えた結果がこの言葉である。
「小学生かよ!」
息子がツッコみを入れるのを初めて聞いた。 今日は新しい発見がいっぱいある。
「そうじゃなくて・・・なんかあるだろ。息子とセックスした罪悪感とか・・・」
「ああ、そういうこと!」
私はもう考えないことにしていた。 割り切りも諦めも早い方である。
「そうねぇ・・・お母さんは、またセックスしたいって思ってるわよ。」
1度体を揺らすのをやめてから、息子の瞳をみつめて答えた。 そして、再び体を揺らし始めた。 私は正しいことを言っているつもりである。 それを息子がどう思っているのかまではわからない。 息子はまたなにかを考えているようだった。 私は体を揺らしながらキョロキョロして待った。 特になにかを気にしているわけではなかったが、息子を凝視することが恥ずかしかった。 それに、息子が話し始めるまでは私からなにか言いたいことがあるわけではない。 しばらく待っていると、息子は深刻な表情でつぶやいた。
「じゃあ、俺のこと嫌いになったりしてないんだな。」
私の頭には???がいっぱい並んだ。 私が息子のことを嫌いになる理由が見つからない。 どうして私が息子のことを嫌いにならなければならないのだろうか? しかし、私の態度になにか不満を感じているようである。 息子の表情からは怒りが読みとれた。 私は息子に気を遣うつもりはなかった。 できるだけ正直に答えようと努力した。
「どうして嫌いになったりするの?仲のいい親子って素敵じゃない。」
息子は驚いた表情を見せてから絶句した。 どうやら頭が混乱しているようである。 私が言葉を返すたびに沈黙の時間が生じる。 そして、その時間にエネルギーをたくわえたのかのように、怒りの言葉が息子から発せられる。
「お母さんには常識ってものがないのかよ!」
これもさんざん悩んだ挙句の言葉だった。 どうやら息子は私の答えに不満があるようである。 じっくり考える男の息子に対して、私は感情的に答える女だった。
「だって、もうセックスしちゃったのよ。今から後悔でもしろって言うの? また、セックスする前の関係に戻れるとでも思っているの?嫌いになったらなにか良いことがあるの? 息子とセックスすることが良いことなのか悪いことなのかは、セックスする前に考えることなのよ。 だから、お母さんだってセックスする前にはダメって言ったでしょ。それなのにやっちゃったのよ。 もう戻れないの。戻れないのなら良かったと思えるようにしなくちゃいけないのよ。 ダメだダメだって思ってても良いことなんて絶対にないと思うの。今の状態を後悔しないようにしなくちゃいけないの。 だからね、お母さんはどんなことでもしちゃったあとは前向きに考えるようにしているの。 セックスして良かったんだなぁって思えるようにしたいのね。それに・・・それに・・・」
そこまで一気にまくし立てて、私は急に涙が溢れてきて言葉に詰まった。 気がつけば体も前後には揺れてない。 両腕に抱えられた膝が涙で濡れていく。 私が鼻水をすする音だけが洗面所に響いた。
「お母さん・・・ごめん・・・」
息子が申し訳なさそうにつぶやいた。 言葉だけ並べると感動的なシーンに見えるかもしれないが、 私はまだパンツすら履いていない状態である。 息子から見えているかどうかはわからないが、私の膣は床の冷気で冷えている。 それに、息子のパジャマは私のおしっこを大量に吸い込んでいる。 おそらくそれもかなり冷たいはずである。 こんな状況で感動しろと言われても、到底無理である。 現実なんてそんなものだ。
「お母さん・・・ごめんって・・・」
私の涙はとめどなく流れ続けていた。
「お母さん・・・またセックスしようね・・・」
息子の本心なのか、私のためのせめてもの慰めなのか知らないが、 淫乱な私にとってはとても嬉しい言葉だった。
「はいはい。」
私は顔を上げると涙を拭きとってから、息子に向かって微笑んだ。
「『はい』は1回でいいの。」
息子も私に向かって笑顔を見せた。
「ところでさ・・・」
息子にはまだなにか引っかかることが残っているようである。
「お母さん、さっき『それに・・・それに・・・』って言ってから泣いてただろ。 その続きはなにを言うつもりだったんだよ。」
この質問には即答することができたが、今度は私が答えを躊躇してしまった。 勢いでしか言えないことがある。
「恥ずかしいから・・・もう、いいじゃない。」
感情的な発言をあとで繰り返すのはとても恥ずかしいことである。
「今日はもう恥ずかしくてもいいだろ。教えてよ。」
確かに今日だから言えることもあると感じた。
「じゃあ、言うね。・・・言うね。 ・・・それに・・・それに・・・すっごく、気持ちよかったの!」
私の笑顔は今日1番弾けていた。
「そうだね・・・最高に気持ちよかったね!」
私は黙ったまま息子にキスを要求した。 瞳を閉じて首を伸ばすと、優しく唇が重ねられた。 今までで1番気持ちのいいキスだった。 幸せな2人を置き去りにして夜はしんしんと更けてゆく。
しんしんと夜は更けて
~~ 完 ~~
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