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小説(転載) 僕と母とさつきさん

官能小説
05 /17 2015
母の友人が親子の関係を一歩進めるきっかけになった。友情は大切にしたい。


プロローグ

僕は学校からの帰り道、買い物袋を両手に抱えたままふと考えた。中学3年生ともなると、何かといろいろ忙しい。受験のこと、学校のこと、毎日の勉強のこと。しかもすでに季節は6月、一年の半分が過ぎようとしている。その押し寄せる月日の中でいろいろと焦り悩む。自分こと、家族のこと、将来のこと。だけど僕には何よりやらなければならないことがある。
 僕の名は圭一。どこにでもいる普通の中学3年生だ。だからこそ普通の中学3年生としていろいろと思い悩むことは当然ある。でも、僕には今もっと大切なことが。それは毎日の生活を営むことだ。
 僕は母と二人暮らし。父は母と結婚してすぐに亡くなって、それからはずっと母が一人で僕を育ててくれた。母が僕を産んだのはまだ20歳の学生の頃。それから母は猛勉強して内科医の資格を取った。それはすべて僕のためにである。
 今は総合病院の医者として毎日多忙な母を助けるために、僕は生活の一切合切を切り盛りすることになった。炊事、洗濯、掃除、果ては家計のやりくりまですべてが僕の仕事なのだ。お陰で僕はいろいろなことを思い悩むことなく……本当はそれではいけないのだろうけど、家事に追われる毎日を過ごしている。それもこれも僕の大切な母さんのためだ。美人で明るくて、ちょっとだらしないけどとっても可愛い母さん。そんな母さんのためなら、僕は少々辛くても大変でもやり遂げてみせる。
 今も学校の帰りに、今夜の夕食の用意を買い込んでいる。実際、物思いに耽っている暇はないのだ。えーっと、キャベツは買ったな。挽肉に、卵に、調味料……あ、いけね。タマネギ買うの忘れた……ふぅ。そうはいうものの、やっぱり大変だ。僕一人で家事をすべてこなすなんて。確かに母さんが休みの時は手伝ってくれるんだけど、なぜか母さんって家事になるとドジばかりするんだ。普段はあんなにしっかりしていて、仕事なんかてきぱきと片づけてしまうのに。でも、そんな時はいつも「ごめんねぇ~、けいちゃん。」って僕に甘えてくれる。だから許してしまうんだけど……あ、そうだ。早く材料買い揃えて帰らないと。洗濯物出しっぱなしなんだ。



「ふぅ……」
僕はようやく家の玄関までたどり着くと、額ににじむ汗を手で拭いながら手いっぱいに持った買い物袋をいくつか下ろして、ポケットから扉の鍵を取り出した。そして扉の鍵穴に鍵を差し込んだ。
「あれ?開いてる?」
鍵は何の手応えもなくくるりと回ってしまう。まさか母さん、鍵をかけるの忘れた?いや、そんなはずはない。
「またさつきさんだな……」
僕は慌てず騒がず、扉のノブを回した。扉は何の抵抗もなく開いた。
 僕は玄関に入るなり、こう叫んだ。
「さつきさん!来ているんでしょ!」
すると奥の方から、ぱたぱたとスリッパの音を鳴らして足音がやって来る。
「おかえり、けいちゃん!」
「やっぱり……さつきさん。」
ぱっと玄関に一人の女性がやって来た途端、辺りが急に華やかになる。この女性が母さんの大学時代の親友、さつきさんだ。母さんとはもう姉妹のような間柄……らしい。母さんと同い年の35歳。とは言え、全く歳を感じさせない若々しい女性だ。ブロンドに染めたボリュームのある髪と、その髪に合った美人顔、すらりと高い背に美しく伸びた手足。ボディコンシャスなミニドレスを着たその姿はまるで外国の女優さんだ。母さんほどじゃないけど、十分に20歳代の若さを保っている。
 さつきさんはいきなり僕に飛びつくと、ほっぺにキスしてくる。さつきさんの行動はいつも突然だ。僕もびっくりして対応に困る。
「もう、やめてよ。恥ずかしいなぁ……」
「ウソばっか。ホントは嬉しいくせに。解っているんだから!」
照れて頬をぬぐっている僕を、思い切り抱きしめるさつきさん。僕の頭をぎゅっと抱きしめて胸の谷間に埋める。その行動はホントに外国の女性のようだ。これでもっとしとやかだったら艶っぽい最高の女性なのに……
「苦しいよ、さつきさん……」
「こら、正直に言いなさい。こんなきれいなお・ね・え・さんのオッパイに挟まれて嬉しいって。ほらほら……」
さつきさんはお構いなしに僕の頭をぐいぐいと胸に埋める。両方の大きなオッパイが僕の頬に押しつけられてくる。何しろさつきさん自慢のFカップだ。何度か無理矢理に見せられたことがあるけど、張り切っていてそれはきれいな形のオッパイなんだ。確かに柔らかくて気持ちはいいんだけど、力任せに押しつけられているものだから、どちらかというと苦しい。息がしにくいのだ。
「さつきさん、もう許してよ。苦しい、息が出来ないよぉ!」
僕は苦し紛れに手をばたばたさせた。するとさつきさんはそっと手の力を緩める。僕は頭を動かしてなんとか上を向くことが出来た。お陰で僕は両方のオッパイに顔を囲まれたまま、さつきさんの顔を見上げる恰好になった。
「もう、さつきさんってば。それよりさつきさん、お仕事は?ブティックの方はいいの?」
さつきさんはこう見えてもさる有名ブティックの経営者だ。何軒かのお店を抱えた、いわば社長さんである。でも、最近はなぜかこうしてうちに入り浸っている。
「あぁ、そんなこと。いいのいいの、ちゃんと任せてきてあるから。それよりけいちゃん、私、おなか空いちゃった。はやくおいしいご飯を食べさせてぇ。」
「だったら、この手を離してよぉ。」
「それはだーめ!」
「どうして?」
「けいちゃんが私のオッパイをモミモミしてくれたら離してあげる。」
「いい加減にしてよぉ……早く夕飯の用意をしないと、母さんが帰ってくるまでに間に合わないよ。」
僕がそう言うと、さつきさんはぱっと手を離した。お陰で僕は苦しさから解放された。それはそれで、ちょっと残念だけど……
「あ、そのことなんだけど。ここへ来る前に美和のところへ寄ったの。そうしたら美和、今日は片づける仕事があるから帰りが少し遅くなるって。だから先に夕飯を済ませておいてってさ。」
急に思い出したように言うさつきさん。この人はいつもこうだ。
「え?そうなの?」
「うん。それを伝えに私がここに来たのよ。それに、けいちゃん一人じゃ寂しいだろうと思って。」
「だったらそれを先に言ってよぉ……」
この人のペースに巻き込まれるとろくなことにならないんだ……

結局、僕はさつきさんと二人で夕食を取ることになった。無論、料理は全部僕が作る。さつきさんは料理が全然出来ない。だからこうしてよくうちにやってきては食事を一緒にする。と言うより、さつきさんが押し掛けてくるのだ。僕にとっては少し迷惑だけど、まぁ、お陰で食事がにぎやかになるのは楽しい。でもさつきさん、少しは手伝って欲しいなぁ……
「あぁ、おいしかった。やっぱりけいちゃんの料理は最高。だからついついここに来ちゃうのよねぇ……けいちゃん、お茶入れて!」
「はいはい……」
食事が終わって、さつきさんはすっかりくつろいでいる。キッチンの椅子に身体ごと預けて少ししどけない姿を見せる。僕はお茶を用意しながらふと時計を見た。もうすぐ午後の8時になろうとしている。確かに母さん、今日はちょっと遅い。宿直じゃない日はもっと早く帰ってくるのに。
「どうしたの?お母さんが心配?」
僕の顔色を見たさつきさんが言った。僕は首を振る。
「けいちゃんって、ホントいい子ね。優しくって、思いやりがあって、おまけに家事が得意で料理だってこんなに上手。それにとってもシャイで可愛いの。あぁ、私、本気でけいちゃんをお婿さんにしたいなぁ。」
「僕、まだ15歳だよ……」
「いいのいいの。2,3年なんてあっという間なんだから。それに今からでも悪くはないわ。けいちゃんは私が養ってあげる。これからもずっとよ。けいちゃんは毎日遊んでいていいからね。ただ、私のためにこうして料理を作ってくれればいいのよ。」
「それじゃあ、ヒモだよぉ……」
「そうよ。けいちゃんは私のものになるの。」
「もう、ホントに冗談ばっかり……」
僕はあきれ顔をして、さつきさんにお茶を差し出した。そんなこと出来るわけないじゃないか。僕にだって夢はあるししたいこともある。当然、男のプライドだってあるんだ。さつきさんのヒモになんてなりたくない。
 するとさつきさんはお茶を一口飲んでから、急に真面目な顔をして僕を見た。僕はその態度に少し面食らう。
「ねぇ、けいちゃん。今からしよっか。」
「なにを?」
「だから、セックス。」
「ええっ!」
また始まった。いつものことだけど、今日はなぜか真剣な表情をしている。それでもやっぱりいきなりの行動に、僕はその気になれない。
「もう、またそんなことを……」
「だめよ、今日は本気よ。私、けいちゃんが可愛くて可愛くて仕方がないの。けいちゃんならどんなことだってさせてあげる。けいちゃんだってもう15だもん。女の身体にいっぱい興味があるでしょ。」
「そ、それは……」
「それとも、けいちゃんは私のことが嫌い?私みたいなオバさんじゃダメ?」
この言葉は正直きつい。さつきさんのこと嫌いじゃないし、さつきさんってば十分若くて魅力的だと思う。だけど……
「そ、そんな……さつきさんはオバさんじゃないよ。でも……」
「だったら、私を抱いて。けいちゃんの好きなようにさせてあげる。けいちゃんの興味があること、何だってしていいのよ。中で出してもいいわ。けいちゃんの溜まったもの、全部私が飲み干してあげる。ねっ、だから……」
急にさつきさんは立ち上がると、僕のそばに近づいてくる。椅子に掛ける僕を背中から抱き寄せるようにして、僕の脚の間にそっと手を伸ばす。
「ダ、ダメだよ……さつきさん……」
僕にお構いなしに、さつきさんは細くてしなやかな指を股間に宛う。ジャージの上から指先をゆっくりゆっくり撫で上げてくる。その動きがなまめかしくて、すごくエッチだ。
「あぅ……や、やめてよ、さつきさん……」
「あれぇ?けいちゃんのココ、だんだんと膨らんできちゃったね。気持ちいいのかなぁ?」
事実……気持ちがいい。僕のあの部分にさつきさんのきれいな指が行ったり来たり、おまけにあの部分の先っぽをきゅっと摘んだり……それがすごく感じる。このままさつきさんにしてもらおうかなぁ、なんて思ったりする。
「ガマンしないで、けいちゃん。私が気持ちよくしてあげるから……」
さつきさんが耳元で囁く。僕はきゅっと唇を噛んだ。でも、やっぱり出来ないよ……
 その時だった。玄関の扉が開く音がした。母さんが帰ってきたんだ。
「あっ、母さんが帰ってきた。」
僕はすばやく立ち上がった。
「ンもう。ホントいいところで帰ってくるんだから……」
残念そうに舌打ちするさつきさん。僕はほっとした。
 やがてぱたぱたとスリッパの音を響かせて、母さんがやって来る。キッチンに入った途端、母さんの輝いた笑顔が広がった。
「けいちゃん、ただいま。」
なんて華やかなんだろう。まるで少女のような笑顔。可愛らしい顔立ちに大きな瞳が輝く。これほど可愛い笑顔を見せる女性は、僕のクラスの女の子にだっていない。恰好だってそうだ。肩まで伸びた栗色のストレートヘアー、ちょっと低めの背丈に、鮮やかな色のシャツにミニスカート。ご丁寧に白のパンティストッキングまで履いて、これじゃまるで私服の女子高生だ。でもちっとも嫌味じゃない。それどころか、可愛い顔と相まって驚くほど似合っている。あんまり可愛いものだから、母さんは仕事場の病院でもよく看護師さんに間違われるそうだ。僕自身時折、この人が本当に僕の母さんなのだろうかって思う時がある。姉弟に間違われることなんてしょっちゅうだし、実の親子だと思われたことなんてほとんどない。そんなものだから、もしかすると母さんと僕は血の繋がらない親子じゃないかって錯覚する時があるんだ。
「お帰り、母さん。」
当然、僕だってとびっきりの笑顔でそれに応える。そうしないといられないから。
「ごめんね、けいちゃん。すっかり遅くなっちゃって。」
「ううん、いいよ。それよりご飯食べるよね。今すぐ用意するから。」
「もちろん。もうおなかペッコペコ。」
やっぱり母さんがいてくれるだけで嬉しい。僕はにこにこしながら用意を始めた。だけど、そんな様子がさつきさんにはおもしろくないらしい。母さんがキッチンの椅子に着くと、まるでそれに抗うかのようにさつきさんが隣の席に座った。
「お帰り、美和。えらく早かったね。もう少し遅くなると思っていたのに。」
「なんだ、さつき。あんたまだいたの?」
二人ともちらちらとお互いに目線を送って言う。ちょっと嫌味っぽい態度だ。
「何よ、せっかくあんたの伝言を伝えてあげたのに、その態度?」
「もしかして、また私のけいちゃんに変なちょっかいかけていないでしょうね。」
「していないわよ。しようと思ったけど。」
「これだから……あんたに伝言を頼んだ手前、心配でならなかったのよ。いい、もしけいちゃんに変ことしようとしたら、私が承知しないから!」
「ふふん、美和はただの母親。私とけいちゃんの問題に何か言える立場じゃないでしょ。」
「あのねぇ……」
二人は僕を巡って何だか言い争っている。普段はすごく仲がいいんだけど、僕のこととなると途端にこうなる。喜んでいいのやら悪いのやら……
 でもこうやって並んでいる姿を見ていると、二人はあまりに好対照でおもしろい。派手で快活な美人タイプのさつきさんと、可愛くて秀才美人タイプの母さん。まるで学生時代の様子が手に取るように解ってしまう。その時からこんな感じだったんだろうなぁって。でも考えてみるとこれってすごい。だって二人とも未だに大学生だって言っても通用しそうなんだもの。ちょっと色っぽすぎるけど、こんな女子大生って実際にいる。やっぱり二人ともが若く見える証拠なのだろう。こんなこと二人に言ったら、私たちは本当にまだ若いのよって、きっと怒り出すと思うけど……
 さつきさんは急に席を立つと、母さんの食事の用意をしている僕をきゅっと抱きしめてきた。いきなりのことで僕は面食らってしまった。
「ねぇ、けいちゃん。こんなお母さんのことなんか放っておいて、私と一緒にお風呂入ろう。二人で身体を洗いっこして、エッチなこともいっぱいしょうね。」
「え?えっ?」
頬を真っ赤にして困っている僕を見て、母さんがついにキレた。
「ちょっと、さつき!いい加減にしなさいよ!」
「なによぉ、美和ばっかりけいちゃんを独り占めして。」
「当たり前でしょ。けいちゃんは私のものなの!私の命より大切な子なんだから!」
僕は母さんの言葉に胸をときめかせた。母さんの言葉に他意はないのだろうけど、僕にとってはすごい言葉だった。母さんは僕のことを本当はどう思っているのだろうなんて。やっぱりただの息子なのだろうか?それとも……
 母さんの勢いに負けて、さつきさんは僕の身体から離れた。
「はいはい、母親は強いわね。親子の絆には勝てませんよーだ。仕方ない、部屋に帰って寝るとしますか。今夜もお泊まりするから、また客間を使わせてもらうわよ。」
そう言って、背中越しに手を振ってキッチンから出ていこうとした。何気ないいつもの調子だけど、さつきさんの背中が心無しか寂しそうだ。
「さつき。もしけいちゃんの部屋に夜這いなんかかけたら、許さないからね……」
「あ、あは、あははは……」
呟くように言う母さんと、意味不明の笑いを残して出ていくさつきさん。この二人の間の取り方、異様に上手い……
 結局、いつものことで話がまとまってしまう。母さんもさつきさんもどこまで本気なのやら、僕も正直なところよく解らない。でも、やっぱりこの二人ってすごく仲がいいんだと思う。
「ごめんね、けいちゃん。さつきっていつもあんなだから……でも、さつきのこと悪く思わないでね。」
だって、あんなことを言い合った後でも、ちゃんとさつきさんのことを思いやっているんだから。僕はちょっと複雑な思いで、母さんの目の前に料理を並べながら答えた。
「うん、僕だってさつきさんのこと解っているつもりだから。でも、母さんとさつきさんってすごく仲がいいんだね。」
「そうねぇ……もうそんなことも意識しなくなっちゃった。」
「ふぅん。でもさつきさんって、母さんが父さんと知り合う前からの友達でしょ。」
「う、うん……まぁね。」
途端に母さんの顔が曇る。しまった、母さんの前で父さんのことは禁句だった。これはさつきさんに聞いた話だけど、母さんは父さんと結婚してほんの数週間しか一緒にいられなかったんだって。自動車事故であっという間に……その時の母さんの悲しみようは言葉にならないほどだったって……
「ほ、ほら、母さん。今日は僕の自信作だよ。さつきさんもすごくおいしいって誉めてくれたんだよ!」
僕は夢中で料理の説明をする。何だか言い繕っているみたいだけど、こんなことしか僕には出来ない。母さんの悲しむ顔なんて見たくない。すると母さんはそっと僕の手を握った。
「大丈夫。圭介さんのことはもう大切な記憶の中よ。今はけいちゃんがいてくれるから、ちっとも辛くなんかない。母さんに気を遣うなんておかしいわよ。」
母さんはちゃんと僕の気持ちまで掴んでいる。それで母さんはぱっと表情を明るくした。
「うわぁ、ホントにおいしそう。いただきまぁす!」
この時の母さんの顔が好きだ。僕の作った料理を本当においしそうな表情で頬張る。母さんのこの顔を見るのが僕の一番の幸せなんだ。
「うん、おいしい!ホントけいちゃんの料理は最高!やっぱりけいちゃんは私の宝物だね。」
「うん、ありがと。」
僕も嬉しくって思わず返事をしてしまう。でも、
「けいちゃんは、ずっと、ずっと私のものだからね……」
母さんは小さく呟いた。どういう意味?思わず聞き返そうとした。その時、
「いい、けいちゃん。今夜だけは部屋にちゃんと鍵を掛けてから寝るのよ!」
「あ、あは、あははは……」
きっちりはぐらかされてしまった……



「母さん。着替え、ここに置くからね。」
時刻は十時を回っている。食事が済むと、母さんはシャワーを浴びに浴室へ向かった。僕は夕食の後片づけをしてから、母さんに着替えを届ける。ちょっと遠慮しながら脱衣室へ。バスルームのドアのガラス越しには、シャワーを浴びる母さんのシルエットが映し出されている。
「あぁ、ありがと。けいちゃんはお風呂どうするの?」
「う、うん。後でいいよ。まだ勉強もしなきゃならないし。」
「そう。じゃあ、後で勉強見てあげようか?」
「ううん、今日はいいよ。母さんも疲れているだろうから。また今度。」
僕と母さんはドア越しに話し合った。その間もずっと母さんの美しいシルエットがガラス越しに映っている。もしかすると母さんはさつきさんよりセクシーかも。結構巨乳だし、ウエストなんかも細いし、確かに背は低いけど、プロポーションなら全然負けていない。僕は胸が高鳴り始めていた。
「さつきはどうしてる?」
「部屋に入ったきり出て来ないよ。もう寝ちゃったのかなぁ。」
「いい、安心しちゃダメよ。さつきはそうやってあなたの様子を伺っているんだから。」
「そ、そうかなぁ……」
僕はなぜだか解らないけど、声が震えてきた。母さんのシルエットを見て興奮してきたんだ。このままじゃ変になっちゃいそうだ。
「と、とにかくもういくね。洗濯物……は洗濯機の中に入れておいて。」
「うん、解った。ありがとね、けいちゃん。」
僕はそこそこに話を切り上げて脱衣室を出ようとした。でもその時だった。
 僕はふと足下にある、母さんの脱いだ服が入った脱衣かごを見た。まさに脱ぎ散らかされた服の上に、母さんの白いブラジャーとショーツが無造作に置いてある。それを見た途端、僕の心臓は飛び出しそうなほど高鳴った。母さんの下着なんて洗濯の時に何度も見ているはずなのに、なんでこんなにドキドキするんだろう。そう、この下着は違うんだ。たった今まで母さんのオッパイを、あの部分を包み込んでいた下着だから。母さんの残り香のする下着なんだ……僕の動きは止まった。バスルームの母さんに気づかれないように身を屈めて、僕は母さんのその下着を手に取った。
 僕がブラジャーを手にした瞬間、辺りに母さんの甘い柔らかな香りが広がった。これは石鹸でも香水でもない。きっと母さんのオッパイの匂いだ。僕はその香りに包まれながらブラジャーを広げる。細かなレースが施されたコットン地のフルカップブラ。やはりこうして見ると母さんの胸も大きいことが解る。89のDカップだ。その深いカップを手で包み込むようにして持つ。まるで母さんのオッパイを手にしているような感覚。僕は思わず指を動かしてしまう。今、僕は母さんのオッパイを揉みしだいているんだ。柔らかな揉み心地に、僕の欲望はむくむくと頭を擡げてきた。あぁ、この大きなオッパイの先に、僕の大好きな母さんの乳首がある……僕はカップの奥を見つめた。そして僕は無意識に舌を向けていた。
 ちょうど乳首が当たるカップの底を、僕は夢中で舐めている。ここに母さんの可愛いピンクの乳首があるんだ。そう思うとなぜかすごくおいしい。母さんの乳首の味がするんだ。僕は舌を動かした。途端に母さんの喘ぐ声が耳の中で響く。
「母さん、気持ちいい?感じる?」
僕は呟きながらくるくると舌を回転させて、さも母さんの乳首を転がしているようにした。
「おいしいよ、母さんの乳首、おいしいよぉ……」
僕は興奮を抑えきれない。やがてブラのカップが僕の唾液で湿り始めてきた。ダメだ。こんなことしちゃ、母さんに気づかれてしまう。でも僕の欲望はもう収まりがつかなくなっていた。僕はもう無意識に母さんの履いていたショーツを手にしていた。
 ブラとお揃いのフロントレースが施されたショーツ。小さくて可愛くて母さんにはぴったりのショーツだ。母さんは可愛いショーツが大好き。誰も知らないことだけど、母さんは未だにイチゴ模様とか、可愛いくまさんパンツを履いていたりする。あぁ、一度でいいから、そんなショーツだけ履いた母さんを抱きしめてみたい。
 そのショーツは母さんが無造作に脱いだものだから裏返ってしまっていた。でもそのお陰で、ただ手に取るだけで母さんのあの部分を覆うところが見える。あぁ、ここに、ここに母さんのが……母さんのアソコ……僕は震える手で、ショーツを鼻に近づけその匂いをかいだ。途端に甘いフルーツの香りが僕の鼻腔をくすぐる。なんていい香りなんだろう。友人の一人が女のアソコは臭いって言っていたけど、あれは絶対に間違っている。だってこんなにいい匂いがするじゃないか。それとも僕の母さんだから?きっときれいで可愛い女の人は、アソコもいい匂いがするんだ。
 僕はたまらずまた舌を出して無意識にショーツを舐めていた。さすがに女の人のアソコがどうなっているかまだ知らないから、舌全体で舐め上げてみる。すると母さんの味がする。甘くて切なくて、言い表せない味。でもやっぱりおいしい。僕は夢中でベロベロとショーツを舐めてしまった。
「あぁ、おいしい。おいしいよぉ、母さんのアソコ……」
もう我慢出来そうにない。僕は片手でパンツの中に手を滑り込ませて、僕の固く、熱くなったモノを握りしめた。途端に激しく脈打つ僕の……
「ごめんね。母さん、もうガマン出来ないよ。していいよね……」
僕はゆっくり手を上下に動かした。すると今まで感じたことのない快感が背中からゾクゾクと込み上げてくる。僕だってもう中学3年生だから、当然オナニーもする。でもこの感覚は感じたことがなかった。僕はだんだん激しく手を擦り始めた。
 その時だ。僕には信じられないことが起こった。
「あぁン、ダメぇ……けいちゃん。許してぇ……」
突然、母さんの声がバスルームのガラス越しから漏れ聞こえてきたのだ。僕はびっくりした。まさか、母さんに見つかった!僕はバスルームのドアを見た。だが、母さんの姿は未だシルエットだ。ドアが開いた様子もない。それに母さんの声はすごく……エッチだった。まるで女の人がエッチの時に出す声のようだ。僕はそこから逃げようかとも思ったけど、その声の誘惑には勝てなかった。僕は母さんのショーツを握りしめたまま、ドキドキしながらバスルームのドアをそっと小さく開けてしまった。
「か、かあさん……」
僕は声をあげてしまいそうになるのを必死で堪えた。だって、とんでもないものを見てしまったのだから。母さんは……母さんはバスルームの中でオナニーしていたのだ。初めて見る全裸の母さんと、その淫らな姿が僕の目の前にある。しかも母さんは僕を頭に描いて耽っている。今、母さんの頭の中では僕が母さんを弄んでいるんだ。その衝撃に僕は全身を震わせた。
 母さんの裸はすごくきれいだった。シャワーの飛沫でキラキラと全身が輝いて見える。それは僕が見たエッチな本のどんなグラビアよりもきれいだ。特にきれいなのはオッパイ。さつきさんのは大きいけど、少し乳首が前を向いていた。でも母さんのは違う。乳首がつーんと上を向いて尖っている。その乳首だって小さくて可愛い。ピンクで小粒。まるでさくらんぼみたいだ。赤ん坊の頃、僕はそのさくらんぼを吸っていると思う。でも、そんなの記憶にないし、それじゃ違うんだ。今、今なんだ。今、僕は母さんのさくらんぼを食べてみたいんだ、舐めてみたいんだ。
 母さんは僕が覗いているのをまるで気づく様子もなく、シャワーのヘッドを掴み、飛沫をオッパイに当てている。やがてヘッドをくるくると回すと、飛沫が飛び散って乳首を中心に激しく当たる。そのたびに母さんの身体がびくびくと痙攣を始めた。
「あ、あはぁ……けいちゃん。ダメ、ダメぇ……そんなに激しくしないで……」
やがて開いた片方の手でオッパイを持ち上げた。飛沫がさらに乳首を弾いていく。飛沫が当たるたび、乳首がぷるぷると揺れる。たまらなくなった母さんは指で乳首を摘み上げた。
「ひいっ……けいちゃん、イヤ……そんなに摘まれると、乳首勃ってきちゃうぅン……」
母さんが喘ぐと、乳首がぴくんぴくんと脈打って先がだんだん盛り上がってくる。本当に乳首って勃ってくるんだ。母さんはさらに乳首を摘み上げて軽く引っ張った。
「ひいぃン!イヤ、イヤぁ……母さん、感じ過ぎちゃうぅ……」
そう叫んで、母さんはうっとりとした目で頭の中の僕におねだりした。
「お願い、けいちゃん……あなたの可愛い舌で、母さんの乳首をペロペロして。いやらしく舐めて欲しいの……」
僕はしきりに舌を出して動かしていた。さも母さんの乳首を舐めるかのように。そして手は自らの熱く滾ったモノを握りしめて激しく擦り上げていた。僕と母さんはもうお互いの頭の中で激しく絡み合っていたんだ。
「あぁ、おいしいよ、母さんの乳首。もっとペロペロしてあげるね……」
「あはぁン、けいちゃん。気持ちいい、いいの。もっと、もっとペロペロしてぇ!」
僕と母さんは繋がらない感覚を頭の中で一つにしていたのかもしれない。
 やがて母さんはバスタブの縁に腰を下ろした。身体をちゃんとドアの方に向けている。もしかすると母さんは僕が覗いているのを知っている?でも、それならそれでいい。だって母さんも僕を思い浮かべてオナニーしているんじゃないか。見つかってしまったのなら、このまま母さんを抱いてしまいたい。母さんだってそれを望んでいるに違いないのだから。
 母さんはそんな素振りを見せることもなく、大胆に脚を左右に開いたのである。白く美しい太股がゆっくりと広げられ、片膝を少し持ち上げた。その瞬間、僕は初めて女の、しかも大好きな母さんのアソコを見てしまった……それは言葉に言い表せないほどきれいだった。母さんのぷっくりした肉の襞で覆われていて、その奥の襞がピンク色でまるで本当の花弁みたいだ。あぁ、あれが女の人の性器なんだ……僕は感動すら覚えた。
 母さんはシャワーのヘッドを近づけて、お湯をアソコに当てる。そうしながら、一方の手指を使って肉の襞を押し広げた。これですっかり母さんの花弁が露わになった。
「あぁ……見て、けいちゃん。これがあなたの大好きな母さんのお○んこよ。ここはもうけいちゃんのもの。さぁ、どうしたいの?言って、」
でも、僕にはそれがあまりにも複雑で、どこをどうすればいいのかすら解らない。
「そう、舐めたいの。いいわ、思い切り舐めていいのよ。全部けいちゃんのものなんだから……あぁン。そんなに激しく舐めちゃダメぇ……」
母さんの指の動きが激しくなる。シャワーのヘッドをさらに近づけ、飛沫を強く当てた。母さんの頭の中の僕は、もうすでに母さんのアソコを舐めているらしい。僕にはそれが悔しくてならない。だって現実の僕はどうしていいのか解らないんだもの。
 母さんはさらに膝を立てた。すると襞は口を開いたように花弁のすべてをむき出しにする。
「ウフフ、母さんの一番感じるところはね、ここ。このぽっちりしたところよ。ここをね、舌を尖らせて、ペロって舐め上げて欲しいの。」
母さんはおねだりしながら、自分の指で真ん中の突起を摘み上げた。ここなんだね……僕は夢中で舌を尖らせて、母さんの言う通りにする。
「あぁっ、感じる、感じちゃうぅ……あぁ、上手、上手よ。けいちゃんはエッチも天才だね……」
母さんはひとしきり指を動かすと、やがてその指を自分の襞に差し入れた。指がどんどん飲み込まれていく。そうか、あそこに差し込めばいいんだ……
「あぁ、母さん。もういいよね、入れていいよね。」
僕は思わず自分の熱いモノを握りしめた。
「あはぁ……もう、けいちゃんったらガマン出来ないのね。いいわ、思い切り入れて。今夜は中で出してもいいからね。」
そのまま母さんは指を上下に動かしていく。その動きに併せて、僕も自分の部分を激しく擦り上げる。熱くてたまらない。そうなんだ、今僕は母さんの中に入れているんだ。その思いが僕のモノに伝わってくる。僕は腰から何かが込み上げてくるのを感じた。
「僕、僕もう出ちゃうよ……母さんの中に出しちゃうよぉ……」
「もうダメ、ダメ……母さん、イっちゃいそう……」
母さんは腰を突き上げ始めた。僕ももう限界だった。根本まで精液が込み上げてきた。僕は唇を噛んで声をあげそうになるのを堪えた。でも、精液は堪えられそうにない。このままじゃ辺りに飛び散ってしまう……
 僕はとっさに握っていた母さんのショーツを宛った。腰が震える。精液がびゅっと勢いよく母さんのショーツに飛び出していくのが解る。でももう止められない。何度も何度も精液が母さんのショーツに放たれた。
「あぁ……そんな……」
途端に僕は凄まじい後悔の念に襲われる。母さんのショーツは僕の精液でグショグショになり、その上母さんのアソコに宛う部分には精液が溜まっている。どうしてこんなに出ちゃったんだろう。でももう今更どうにもならない。
 いつの間にやら、母さんもオナニーを止めていた。満足したのだろうか、母さんは立ち上がってバスルームを出ようとしている。ダメだ!僕はショーツをどうしょうか考えた。持って出ようか。いや、そんなことをすればすぐに気づかれてしまう。僕は慌ててショーツを洗濯機の中に放り込んだ。でも、まだ洗濯機の中に水は張っておらず、たくさんの洗濯物の上にぽんと乗っただけだった。あぁ、なんてついてない。これでもし、母さんが洗濯機の中から手に取ればすべて終わりだ。でもそれを悩む余裕もなかった。僕はここにいることすら知られてはならないんだから。僕は急いで脱衣室を飛び出した。
 廊下を駆けて自分の部屋に戻ろうとする時、目の前に偶然さつきさんが通りかかった。
「あれ?けいちゃんどうしたの?」
僕が慌てているのを奇妙に思ったさつきさんが声をかけてきた。
「あ、うん……な、なんでもない!」
僕は適当に答えてその場を後にした。その様子は僕自身あまりに不自然だった。僕の背中にさつきさんの視線が突き刺さる。だけど、僕には振り返る余裕も勇気もなかった。



その真夜中、僕は最悪だった。勉強も手につかず、寝ようとしても眠れやしない。目を閉じれば途端に母さんのオナニー姿が浮かんでくる。きれいで、いやらしくって、最高にドキドキする。でも、僕はその姿を見ながらオナニーしてしまった。おまけに母さんのショーツを精液で汚して。もしそのことが母さんにばれていたら……
 だけど、それ以上に嬉しくて仕方がない。母さんにとって僕はただの息子じゃないんだ。母さんのエッチの相手になれるんだ。大好きな母さんとエッチが出来るかもしれない。そう思うと、また熱いものが込み上げてくる。正直、母さんが欲しくてたまらない。
 自分でも変だって思う。母さんは母さんであってそれ以上何者でもない。憧れの人でもましてや恋人でもない。実の母親は世界がひっくり返ってもやっぱり実の母親なんだ。言っていることがよく解らないけど、とにかくエッチをしてはならない、考えてもいけない相手なんだってこと。
 でももし、母さんが他人だったらどうだろう。あんなにきれいで、可愛くて、セクシーで、最高に素敵な女の人が目の前にいて、その人とエッチしてもいいってことになったら。普通の男なら、間違いなくエッチするだろう。そうなんだ。そんな女の人が現実に目の前にいるんだ。ただそれが母さんだったってだけのこと。
 もう時刻は真夜中の2時を回っている。僕は勝手に自分を納得させると部屋を出た。暗闇の廊下をそっとそっと歩いていく。もちろん向かうのは母さんの部屋。さすがにこの時間なら母さんも眠っただろう。当然さつきさんも……僕は忍び足で歩いた。
 これってもしかすると母さんの言っていた夜這いなのかもしれない。さつきさんじゃなく、まさか僕が母さんに夜這いをかけるなんて。でももう我慢出来なくなっていた。母さんを抱かないと眠れない。たとえ抱けなくても母さんの身体に触れたい。その思いでいっぱいだった。
 母さんの部屋の前まで来た。僕は小さく深呼吸すると、ゆっくりゆっくり部屋のドアを開けていった。当然鍵なんかかけるはずはないから、あっさりとドアは開く。でも気づかれてはいけない。そっとドアを開けて中に入っていく。
 ところが中に入って驚いた。部屋の中が以外と明るいのだ。その原因はベッドの側にある室内灯だった。母さんったら、本を読みながらそのまま眠ってしまったらしい。ベッドの横に医学書が落ちている。僕はふと母さんの部屋を見回した。思わずぎょっとなってしまう……何しろ、部屋のあちこちにむずかしい医学書と可愛いぬいぐるみが交互に置いてあるんだから。見慣れているとはいえ、まるでぬいぐるみに見張られているような気がしてちょっと気恥ずかしい。
 こんなところが母さんの可愛いところなのだ。でもいつからだろうか、母さんがぬいぐるみを集め出したのは。あれは確か僕が小学校に上がるくらいの頃、僕と部屋が別々になった時くらいからじゃないか。小学生になったらもう一人で寝なさい、なんて偉そうなこと言っていたけど、ホントは母さんが寂しかったのではないか。それとも、もしかすると母さんにとって僕はぬいぐるみだったのか?ちょっと複雑な思いだ……
 それにしても母さんの寝姿は可愛い。大きめのパジャマを着てベッドの端にちょこんと眠っている。寝顔も穏やかで可愛らしくて、それはまさしく高校生の女の子のようだ……思わず母さんの寝顔を覗き込んでしまう。その時、母さんが急に寝返りをうった。
「う……ン……」
僕はまたびっくりする。横を向いていた母さんは仰向けになった。僕はそっと母さんの顔を覗き込む。大丈夫、まだ眠っているようだ。だがそれより僕の目は、母さんの胸元に釘付けになった。寝返りをうった時、パジャマの胸元がはだけてオッパイの谷間が露わになった。それどころかボタンをしっかりととめていなかったせいで、肩まではだけて片方のオッパイがこぼれ落ちてきそうだ。なんてセクシーなんだろう。おまけに大きめのパジャマを着ているのに、胸の膨らみだけが窮屈そうだ。乳首だって浮き出てしまっている。僕はその姿に生唾を飲み込んだ。やっぱり母さんはきれいだ……僕の欲望がむくむくと頭を擡げてくる。もうたまらない。
 僕はかろうじてとまっているパジャマのボタンを外していく。そしてゆっくりと母さんのパジャマのはだけさせた。あぁ、僕の目の前に今、母さんの露わになったオッパイがある。横になっているのに全く形が崩れていない。ぷっくりとなだらかな丘が二つ、僕が来るのを待っている。それにもっときれいなのは頂上の乳首。まるでさくらんぼのように可愛い小さなピンクの果物が、僕の舌を誘っている。早く来て、早く舐めてって……
 僕はそのなだらかな丘をそっと手で包み込んでみる。柔らかな感触が手の中に広がる。滑らかな心地よさ、まるでプリンを触っているかのよう。僕は少し手に力を入れてみたくなった。きゅっと強く揉んでみる。
「あぁン……」
途端に母さんが声をあげた。僕は慌てて手を離した。まさか起きてしまったの?僕は母さんの顔を覗き込んだ。でも、やっぱり眠っている。いや、違うんだ、もしかすると気持ちよくて僕の手に反応しているの?僕は大胆に母さんのオッパイをもう一度強揉みしだいてみた。
「あン……くぅうン……あはぁ……」
母さんったら、すごくセクシーな声をあげて悶えている。やっぱり感じているんだ。調子に乗った僕はさらに柔らかく、だけど激しく揉み続けた。僕が手を窄めるたび母さんの身体がびくっと反応する。そして可愛い乳首も同時に痙攣した。僕は欲望を加速させる。やっぱり憧れのこの乳首が欲しい。僕は手を頂上へと向けていく。
 まず指で軽く挟んでみる。ちょっと乳首の形が変わる。
「ンくぅ……」
母さんの可愛い反応。感じているんだ……僕は徐々に指の力を強めていく。クリクリと指で転がしたりしてその感触を楽しんだ。なんて柔らかなんだろう。さくらんぼというよりグミキャンディのようだ。僕が赤ん坊の頃はこの乳首を何度も吸っていたんだ。でも、今ではその記憶はないけど……そう思うと、僕は赤ん坊の頃の自分に嫉妬を覚えた。今僕が赤ん坊になれるなら、一日中この乳首を吸っているだろうに。
 いや、そうじゃない。それじゃ母さんを感じさせられない。母さんを感じさせてエッチな気持ちにさせなきゃならない。吸っているだけじゃダメなんだ。僕はさらに指を母さんの乳首に絡ませる。指先で軽く弾いてみたり、円を描くように転がしたり……すると母さんの反応も大胆になってきた。
「ンはぁ……い、いやぁン……はぁン……」
母さんの熱い吐息が漏れる。やがて柔らかかった母さんの乳首が、次第に固くなってきて尖り始めた。女の人って感じると乳首が固くなるとエッチな本で読んだことがある。これってやっぱり母さんが感じてきた証拠なのか。僕は夢中で乳首を愛撫した。
「母さん、気持ちいい?感じる?」
聞こえてはならない声で母さんに囁く。母さんはそれに反応するかのように喘いだ。
 いよいよ僕は母さんの乳首を口に含んでみたくなった。「いいよね、母さん……」僕はそっと乳首に唇を近づけた。
「ンンっ……」
すると母さんはちょっと身体を捻ってみせる。「えっ?」僕は思わず母さんの顔を見上げた。母さんは眠っているにも関わらず、唇を少し開いて舌先をちょっと出したのだ。
「あ……ああ、ゴメンね。キスが先だよね……」
僕はなぜか母さんがそれを願っているように思えて、顔を母さんの胸から顔へと近づけた。そして軽く母さんの唇と重ね合わせた。
 僕のファーストキスは母さんとだ。すごく嬉しい。何の抵抗もなく自然と唇を重ねることが出来た。すると母さんは急に頭を擡げてぐいと唇を押しつけてくると、僕の唇に自分の舌を差し入れてきたのだ。僕は目を見開いて母さんの顔を見た。でもやっぱり……眠っている。もしかすると母さんは誰かとエッチしている夢を見ているのかもしれない。それは……やっぱり父さんだろうか。いや、絶対違う。僕だ。僕とに決まっている。母さんとエッチ出来るのは夢の中でも僕だけなんだ。
 僕は夢中で母さんの舌に応えた。舌を激しく動かして母さんの舌に絡ませる。でもこれってすごくエッチなキスだ。ぴちゃぴちゃと音がして、母さんと僕の唾液が絡み合う。僕は頭の中が真っ白になりながら、母さんと舌を絡ませ合った。やがて母さんの唇に僕の唾液が流れ込む。それを母さんはさもおいしそうに飲み干していく。
「ンンっ……はぁ……おいしい……」
母さんはまさに寝言を呟いた。その声を聞いた途端、僕の興奮は最高潮に達した。
 僕は舌を絡ませ合ったまま、手を母さんの腰へと下ろす。早くパジャマを全部脱がせて母さんの裸が、あの部分が見たい。そうして母さんとセックスがしたい。早く母さんと繋がりたい。僕のこの固くなったモノを母さんの中に入れたいんだ。僕はもう止まらなくなっていた。乳首も舐めたいし、身体じゅうを舐めたかったけど、そんなのセックスしながらでも出来る。だってもう射精しちゃいそうだったんだ……僕は一気に母さんのパジャマを下ろした。
 母さんの下着が露わになった時、僕は不思議な感覚に囚われた。母さんの履いていた下着が違う。昨夜僕がお風呂の時に出した下着ではなかった。それは明らかにパンティ……それもすごくセクシーなやつだ。かなりのハイレグで、シースルーで、まるでAV女優が履いていそうなパンティだ。母さん、こんなパンティ持っていたんだ……おまけにちょうどあの部分がぐっしょりと湿っているように見える。濡れた部分から母さんの茂みがうっすらと透けて見えた……それを見て、僕は少し出してしまった。もうダメだ。全部出す前に早く母さんの中に入れたい。母さんの中で出したい。僕は夢中で母さんに覆い被さった。そして母さんのパンティに手をかけた……
 その時、部屋の外でがたっという物音がした。足音のようなものも聞こえる。僕は声をあげそうになった。まさか、さつきさんが起きてきた?そう思うと今までの勢いはどこかへ失せてしまった。こんなところをさつきさんに見られたら大変だ。僕は慌てて母さんのパジャマを直すと、飛び出すように部屋を出た。
 廊下に出たが、部屋の外には誰の姿もなかった。周囲を見渡しても人の気配すらない。どうやら僕の勘違いだったのか……でも、その時だった。廊下の向こう側に人影のようなものがちらと映った。僕はびっくりしてその場を逃げ出した。それがさつきさんだったのか、それとも僕の勘違いだったのか、振り返って確かめる勇気はなかった。
 部屋に戻ってからも、僕の欲望は勢いを増した。僕は頭の中で何度も何度も母さんを犯した。何度も射精して母さんを汚し続けた。それでもやはり眠れなかった……



その日ことは、結局誰にも知られずに済んだ。母さんも気づいている様子はないし、無論さつきさんだって気づいていない。でも、僕の頭の中には僕自身どうしようもない蟠りが残った。
 母さんと普通に話をしていてもなぜか意識してしまう。確かに母さんを好きだって感情は以前から秘かに持っていたけど、これだけはっきりしてしまうと僕自身もそれに押し潰されそうになる。意識しないでおこうとすると余計に意識してしまう。別に避けているつもりはないのだが、どうしてもそんな態度を取ってしまう。母さんもそれに気づいてか、時折心配そうな表情を見せる。
 これではいけないと思う。何より僕は母さんの寂しい顔や悲しい顔を見たくはない。母さんのことが好きなのだから……そうして僕は僕自身あのことを忘れ去る努力をした。母さんは母さんとして、その何者でもないと思い込むこと。だが、結局はその努力は無駄なことだと思うようになった。母さんが好きな気持ちは変えられそうになかったから。そんなどうにも出来ない解決策を求めていた時のことだった。
 それはとある土曜日だった。初夏の暑いくらいの日差しが照り付ける朝のことだ。僕は朝の支度を終えて家を出ようとした。
「じゃあ、母さん。行って来るからね。」
母さんはその前日宿直で病院勤務だった。帰ってきたのは早朝、帰って来るなり母さんは部屋に入って眠ってしまったのである。僕はしっかり戸締まりをして、家を出た。今日は土曜日だから、僕も早く帰ってきて母さんの世話をしないと、なんて考えていた。
 家を出た僕の目の前から、一台の深紺のポルシェカレラが低いエンジン音を響かせてやって来た。見覚えのある色と車種。さつきさんの車だ。僕の予想通り、そのポルシェは僕の真ん前で停まった。僕はフロントグラス越しに運転席を見た。
 やはりそこには細めのサングラスをかけたさつきさんがいた。さつきさんも僕の姿を見つけるなり、少し唇を歪ませて微笑んで見せる。でも、その雰囲気はいつもと違った。その濃いシャドウレッドの唇が驚くほど艶っぽい。普段ならうちに来る時は化粧なんかせず、もっとぼーっとした感じなのに。
 さつきさんの恰好も違う。今日の黒のミニドレスはいつもよりさらにきわどい。さつきさんはドアを開けて、颯爽と車から降りる。その姿がとてもセクシーだ。すらりと伸びた長い脚をさっと車の外に出して、腰をちょっと捻って突き出すように車を降りる。その瞬間、ミニドレスの裾が少し持ち上がって、ちらと僕にスカートの中を見せるのだ。僕の心臓は思わず高鳴りした。
 さつきさんが車のそばに立っているだけで、ボディの反射光に照らされてミニドレスが透ける。さつきさんのプロフィールが丸見えになる。さつきさん、今日はトップレスなんだ……僕は顔を真っ赤にしてしまった。そんな僕を見て、さつきさんはサングラスを取って意味ありげな笑みを浮かべた。
「けいちゃん、今から学校?」
「う、うん……そうだけど……」
「美和は帰っている?」
「う、うん。部屋で寝ている……よ。」
「そう……」
 そうしてさつきさんは、また僕に妖艶な笑みを見せる。僕は背筋がゾクゾクした。
「けいちゃん。今日は土曜日だから学校は午前中までよね。だったら早く帰っておいで。とってもいいものを見せてあげるから。」
「とってもいいもの?」
僕はさつきさんの意味ありげな言葉と笑みが気になった。妖しくて淫靡で、こういうのを悪女の微笑みっていうのだろうか。
 さつさんはそれだけ言うと、僕の横をすり抜けて家に入っていく。僕は何も言えずにたださつきさんの後を目で追った。さつきさんは形のいい小さなヒップをくねらせて歩く。そのたびにスカートが持ち上がってちらちらとお尻の膨らみが……あぁ、なんてエッチなんだろう……
 とにかく僕は学校に行ったが、気も漫ろでまるで落ち着かない。授業もほとんど上の空だった。さつきさんの言葉が気になる。「とってもいいものを見せてあげるから。」いいものって一体なんだろう?さつきさんのことだから、普通のことじゃない……と思える。もしかすると母さんがらみのことだろうか?まさか、あのさつきさんがうちに泊まった日のことではないか。さつきさんにあの時のことを見られた?もしあのことを母さんに喋られたりしたら……それは僕にとってとても困ったことになる。でも、さつきさんは「いいもの」って言った。じゃあ、一体何なんだ。僕の不安は募るばかりだった。
 授業が終わると、僕は慌てて学校を飛び出していた。いつもの土曜なら友人たちとどこかへ寄り道するのだが、今日ばかりはその気にならない。家でとんでもないことが起こっていそうな、そんな気がしてならなかった。
 家まで走って来てしまった。やはり家の前にはまださつきさんの車が停まったままだ。あれからさつきさんは家にずっといたのだろうか?僕は荒げる息を整えながら、玄関のドアを開けた。
 玄関に入ると、途端に静寂が襲いかかってくる。家の中は静まりかえっていた。その静けさがあまりにも不気味だ。玄関にはさつきさんの履いていたハイヒールが一組並んでいる。寂しい風景に、僕の不安はかき立てられた。
「さつきさん……母さん……いるんでしょ?」
僕は小さな声で言った。辺りの雰囲気に呑まれて、なぜか大きな声が出せない。当然返事はなかった。
 僕は沸き上がる不安を抑えつつ、玄関を上がった。そして抜き足差し足で部屋を回り始めた。物音さえたてることが憚られるような雰囲気に、僕は息を殺してキッチン、リビングと二人を探し回った。でも、やはり姿はない。そうしてしばらくいろんな部屋を回って、いつしか母さんの部屋にたどり着いた。その時である。
 母さんの部屋から小さな話し声が漏れ聞こえてきた。
「ヤ、ヤダ、さつき……ダメ。こんなこと……」
「いいじゃない、学生の頃はよくしてあげたでしょ。その時を思い出して、ねっ。」
「あ、あの時は……ダ、ダメだったらぁ……あン……」
二人の会話が聞こえた。その言葉は明らかに……エッチの時の声だ。僕は心臓が胸から飛び出しそうな感覚を覚えた。まさか、母さんとさつきさんがエッチ……それって、母さんとさつきさんはレズだってこと?僕は信じられない事象に頭をかき乱されながら、さらに足音を忍ばせて部屋のドアへと近づいた。
 不思議なことにドアは閉まっておらず、細く小さく開いていたのだった。僕はその隙間から中を覗き見た。
「あぁ……母さん……さ、さつきさん……」
中の様子を見て、僕は堪えきれず小さく叫んでしまった。母さんのベッドの上では、さつきさんと母さんが激しく絡み合っていたのだ。さつきさんはミニドレスを脱ぎ捨て、トップレス姿で母さんに覆い被さるようにして抱きしめている。
「ほら美和、こんなパジャマなんか脱いじゃいなさいよ。」
さつきさんは母さんを抱いたまま、上手にパジャマを脱がせていく。すごく手慣れているみたいだ。
「ダメ、ダメだったら、さつき。怒るわよ……」
母さんは抵抗しているような口振りだけど、その実あんまり抵抗していない。さつきさんの動きに従って、さつきさんが脱がし易いように身体をちょっと反らせたりしている。そのせいであっさりとパジャマが下ろされる。母さんもあっという間にトップレス姿に……
「可愛いわ、美和……」
さつきさんは母さんを抱き起こして、自分の膝の上に座らせる。そうして二人はぴったりと身体を重ねて抱き合う。その姿はなんてエッチなんだろう。二人の大きなオッパイ同志が隙間なくくっついている。まるでオッパイがキスしているみたいだ。おまけに二人とも脚を広げて座っているから、二人のアソコまでくっついてしまいそうだ。さつきさんの黒いシースルーのTバックショーツが透けて……それに、あぁ、母さんったらくまさんパンツを履いて……でも、そのアンバランスさが妙に二人を妖しく彩っている。
「あぁ、美和……」
「さつきぃ……」
二人は熱く見つめ合う。やっぱり二人って、愛し合っていた仲なのかもしれない。
「こうするのって随分と久しぶりだね。美和が結婚する前くらいかな?」
「ヤダ、さつき。私たち、もうこういう関係じゃないでしょ……」
「解っているよ、でも今日は特別なの。」
「特別?」
「そう。私ね、圭介さんを嫌っていたのは、美和を取られたからだってずっと思っていた。でも、そうじゃなかったのよね。ホントはその逆だったのかも。けいちゃんのことで気づいちゃった……」
「そ、そうだ。もうすぐそのけいちゃんが帰ってくる……こんなところけいちゃんに見られたら……」
「いいから。そんなことどうでもよくしてあげる。ほら……」
さつきさんは母さんに顔を近づけた。二人のきれいな顔がぴたりと寄り添う。
 でも、母さんがまだその気になれないのか、しきりに顔を背けようとする。そんな母さんの様子を、さつきさんは当たり前のように受け流している。
「やっぱり、イヤ。さつき、許して……」
「ンもう、ホントに美和は恥ずかしがりなんだから。そういうところちっとも変わってないね、可愛い。」
そう言うとさつきさんはベッドのそばに置いてあった医療用の長いゴム製カテーテルを手にすると、あっという間に母さんを後ろ手にして手首に巻きつけ始めたのである。
「ウフフ、お医者さんって便利なもの持っているのね。」
「ヤダ、さつき。ダメだったらぁ……」
そう言って母さんは身体をよじる。でも、母さんはあまり嫌がっている様子はない。それに考えてみれば、いくら母さんの部屋でもカテーテルは置いてあるはずはない。きっと初めから用意してあったんだろう。もしかすると母さんが……
「美和、あんたこうしてあげた時が一番燃えたわよね。今日は特別だから、縛ってあげるね。」
「イヤ、イヤぁン……さつき、許してぇ。」
なんだか母さんはうっとりし始めている。表情もエッチなものに変わる。母さんも興奮し始めていることが僕の目にも解った。やがてさつきさんは母さんの手首を縛り終えると、ぐいと母さんの腰を抱き寄せる。母さんはまるで甘えるように、しなだれかかるように身体を預けた。また二人の顔が寄り添い、今度は引き合うように唇を重ね合った。
 初めは軽く唇を合わせてお互いの唇の感触を味わってから、少し唇を開けて唇を押しつけ合う。ぴったりと唇が繋がったかと思うと、二人はお互いの口の中を吸い合っていく。まるでお互いの唾液を交換しているかのよう。やがてさつきさんがリードして舌を差し出した。すると母さんもさつきさんの舌に自分の舌を絡ませる。ぺちゃぺちゃと音を立てながら、二人のピンクの舌が絡み合う。さつきさんがすっと舌を伸ばすと、母さんはそれを待ちかねたかのように吸う。「ンっ……ンン……」母さんは声を小さく出して夢中で吸っている。やがてさつきさんは舌に唾液を伝わせていく。母さんはその唾液を舌ですくい取るように飲み干す。「おいしい?」「おいしいの、とっても……」二人の小さな会話。あぁ、なんてなまめかしいキスなんだろう……
 さつきさんは母さんにキスを与えながら、身体にしっかりと腕を巻き付けている。そうして母さんの感じるところを指でまさぐっていくのだ。さつきさんの赤い爪がゆっくりゆっくりと母さんの白い肌に這わされる。やがてオッパイや太股に指が這わされると、母さんのキスの激しさが増す。身体を震わせながらさつきさんの唾液を飲み干している。
 そしてついに母さんの可愛い乳首にさつきさんの赤い爪が。きゅっと摘まれた途端、母さんは一際大きな声で喘ぎ、身体を痙攣させた。くるくると赤い爪が乳首の上で回り出すと、みるみるうちに母さんの乳首は尖っていく。
「あれぇ。美和ったら、すっかり乳首勃たせて。感じているの?気持ちいいの?」
さつきさんの言葉に何度も頷く母さん。「いいの、気持ちいいのぉ……」何度も呟いた。
「それじゃあ、こんなのは?」
さつきさんはその手で母さんのオッパイを持ち上げると、ぺろっと尖った乳首を唇に含んでしまった。さらに舌を使ってペロペロと舐め上げる。舌を尖らせて上下に弾いたり、くるくると舌先で転がしたり。母さんはそのたびに悲鳴をあげて悶えた。あぁ、あんな風にすれば母さんが感じるんだ、悦ぶんだ……僕はさつきさんの舌に習って自分の舌を動かした。
 さつきさんもすっかり興奮している。ここからでもさつきさんの豊かなオッパイの先が尖っているのが見える。
「今度は私にもしてぇ……」
さつきさんは自分のオッパイをぐいと持ち上げると、母さんに与えるかのように差し出した。すると母さんはすごい勢いでさつきさんのオッパイにむしゃぶりついた。乳首を強く吸ったり、舌で転がしたり、母さんも激しくさつきさんの乳首を愛撫した。
「あぁ……気持ちいい、感じちゃうぅ……」
さつきさんはオッパイにしゃぶりつく母さんを見下ろしながら、いやらしい表情で言った。でも、さつきさんのすごいところは母さんにそうさせながらも、ちゃんと空いた手で母さんのあの部分を責めていることだ。くまさんパンツの上から母さんの大切な部分を指でまさぐっているのだ。母さんはさつきさんの乳首を愛撫しながらも、びくんびくんと身体を震わせている。やっぱりさつきさんは上手なんだ。
 そうしてまたさつきさんが母さんを弄ぶ。さつきさんの指の動きが激しくなる。赤い爪が大胆に母さんの大切な部分の上で跳ね回るのだ。
「美和……すっかり濡れてきているよ。オツユでぐっしょり。」
「イヤぁ……言わないで。」
確かに母さんのあの部分はすっかり湿っている。さつきさんの指先までもが濡れているほどだ。
「さあ、美和。今度は何をして欲しい?自分で言ってごらん。」
「あ、あぁ……直に、触って……」
「どこを?」
「ア、アソコ……」
「アソコじゃ解らないわぁ……もっとはっきり言って。」
「お、お○んこ……」
意地悪なさつきさんは母さんに恥ずかしい言葉を言わせて楽しんでいる。母さんが言った途端、すばやくくまさんパンツに手を入れるさつきさん。
「ここかしら?」
「あひぃっ……そ、そこなのぉ!」
「あらら。オツユでびちょびちょじゃない。指までヌルヌルになりそう。」
そう言いながら、パンツの中でさつきさんの指が激しく蠢く。母さんはまた悲鳴をあげた。
 さつきさんが母さんのアソコを弄ぶのを見て、僕ももう我慢出来なくなった。僕は学生服のズボンのファスナーを下ろすと、自分の熱いモノを取り出した。そして激しく擦り始める。もう今にも爆発しそうだ。
「じゃあ、今度はどうして欲しい?」
「な、なめて……」
「そう、舐めて欲しいのね。」
さつきさんは確認するかのように言うと、母さんのくまさんパンツに手をかけさっと脱がせた。その素早いこと。しかもあっという間に自分の脚を絡ませて、母さんの脚を閉じられなくしてしまう。お陰で母さんの隠された部分が丸見えになる。さらにさつきさんは指で肉の襞を押し広げるものだから、母さんの膣の中まで見えそう。でも不思議だ。さつきさんはなぜか必ず身体の位置をドアに向かわせて行為を行っている。まるで僕に見え易くするかのように。えっ……?
「ねぇ、美和。舐めてあげる前に答えて欲しいことがあるの。いい?」
突然のことに、母さんは目を虚ろにしてさつきさんを見つめた。
「この前、私がお泊まりした日なんだけど、あなたとけいちゃんに何かあったの?」
「ええっ?」
その言葉に、母さんの目が変わった。虚ろな目がぱっと見開かれた。
「美和がお風呂に入っている時、けいちゃんが着替えを持っていったわよね。あの後からけいちゃんの態度が変だった。あれはどうして?」
母さんは何も答えない。ただ頬を赤く染めるだけ……
「言ってあげましょうか?けいちゃんが下着に興味を持っているのを見て、美和はオナニーして見せて、けいちゃんを挑発したのよね。」
「そ、そんな!」
それに驚いたのは、母さんより僕の方だった。まさか、あのことは母さんが全部仕組んだ?しかもそれをさつきさんに見られていたなんて……
「わざとドアをちょっと開けて、けいちゃんに覗かせるようにして。当然けいちゃんはたまらなくなってオナニーしちゃうわよね。美和はそれを見て楽しんでいたんでしょ。」
「違う!それは……」
「その後、けいちゃんがガマン出来なくなって、美和のショーツに出しちゃったのよね。それであなたはどうしたの?」
母さんは首を振って拒んだ。
「美和はショーツにべっとりついたけいちゃんの精液で楽しんだのよね。どうやって楽しんだの?言ってごらん。」
ついに母さんはガクガク震えながら答え始めた。
「あ……あの……け、けいちゃんの精液を……まだ温かい精液をオッパイに塗りつけて……」
「気持ちよかった?」
「う、うん……ヌルヌルしていて、温かくって……大好きなけいちゃんの匂いがして……」
「それから?それを舐めたんでしょ。おいしかった?」
「と、とっても濃くって……おいしかったの……」
「もっとしてるでしょ。言ってごらん。」
「け、けいちゃんの……精液つきのショーツを履いて……オナニーしたの……」
「まぁ、いやらしい。なんでそんなことしたの?」
「だ、だって……けいちゃんの匂いを私の中に染み込ませたかったの……」
「なんてことをするの。もし赤ちゃんが出来たらどうするの?」
「だ、だったら、欲しい。私……けいちゃんの赤ちゃんが産みたい……」
激しく追求するさつきさん。でも、どこかほくそ笑んでるような表情。さつきさんも楽しんでいるんだ。
「それからその夜、けいちゃんが夜忍び込んでくるのを待っていたでしょ。下着もいやらしいのに履き替えて。それでやって来たけいちゃんに自分の身体を好きにさせていたんでしょ。どうしてそんなことをしたの?もしけいちゃんがその気になっていたらどうなっていたか。」
「私、受け入れていた……ううん、受け入れたかったの。だって大好きなけいちゃんだもの。けいちゃんなら、私、どんなことでもさせてあげる。どんな恥ずかしい、いやらしいことでもさせてあげるの……」
「呆れた。なんていやらしい母親なの?美和がこんないやらしい女だったとは知らなかったわ。ねぇ、けいちゃん。どう思う?」
「えっ??」
僕と母さんは同時に声をあげた。



さつきさんは膝の上の母さんをベッドに下ろして、ゆっくりと立ち上がった。そうして一瞬、さつきさんの姿が消えたと思うと、扉が勢いよく開いたのである。
「け、けいちゃん……」
「か、かあさん……」
僕は座り込んで自分のモノをしごいている醜態を晒してしまったのだ。でも、逃げ出そうにも逃げ出せない。恥ずかしさと欲望が入り交じっている僕に、その場を動くことは出来なかった。さつきさんはそんな僕の恥ずかしい様子を扉越しに見つめている。
「けいちゃん、聞いたでしょ。あなたのお母さんっていやらしいわ。こんないやらしいお母さんはお仕置きしてやらないとダメよねぇ……」
さつきさんはそう言って、僕の身体を抱えるようにしてゆっくりと部屋に迎え入れる。そして僕を全裸の母さんの目の前に立たせた。
「あぁ……見ないで。けいちゃん……」
恥ずかしそうに身体を強張らせる母さん。だけど、僕にはそんな母さんがすごく可愛らしく見えた。
「さぁ、けいちゃん。もうガマン出来ないでしょ。今から私と思い切り愛し合うのよ。お母さんに私たちのいやらしい様を見せつけてやりましょ。」
さつきさんの言葉を聞いて、母さんが複雑な表情をする。
「ダメよ、あなたたちは親子なんだから。セックスなんて許されないのよ。でも、私となら大丈夫。けいちゃん、何をしていいからね。」
これが母さんへのお仕置きなのか……僕にとってもこれは辛いこと。でも、僕はもう拒む気にはなれなかった。セックスがしたい。さつきさんが、抱きたい……
 さつきさんは僕のベルトに手をかけ、ズボンを脱がしていく。そしてトランクスも。僕は母さんの目の前で下半身をむき出しにされたのである。なのに僕のあの部分はさらにいきり立ってくる。今にも弾けそうなほど。
「まぁ、けいちゃんたら。可愛いお○ん○んをこんなにピンピンにしちゃって。ステキよ。」
さつきさんは僕のモノをうっとりと見つめて言う。僕は母さんを見た。母さんもさっきから僕のモノを見つめながら、しきりに舌なめずりしている。母さんも僕のモノが欲しいんだ……
 やがてさつきさんは僕の固くなったモノをそっと手で包み込んだ。「あぅ……」柔らかな刺激が僕の脳に飛び込んでくる。そしてさつきさんは優しくゆっくりとしごき始めた。「ウフフ。けいちゃん、気持ちいい?」
さつきさんは僕に顔を近づけて言った。同時にさつきさん自慢のFカップが僕の目の前でぷるんと揺れる。その官能的な姿に加えて、しごく手つきがすごく上手い。指先で先端をくるくると転がしながら優しくしごき上げるのだ。
「あうぅ……いいよぉ、気持ちいいよぉ、さつきさん……」
僕は夢中でさつきさんの唇に貪りついた。ただただ舌を絡ませる僕を、さつきさんは上手にリードしてくれる。舌をうまく使って僕の興奮を刺激してくれるのだ。ぴちゃぴちゃという音がさらに僕の心を燃え上がらせる。僕はたまらずにさつきさんのFカップをぐいと掴んでしまった。でも、すごいボリューム。僕の手の中に収まりきらない……
「けいちゃん、私のオッパイをどうしたいの?したいようにしていいのよ。」
さつきさんの言葉に促されて、僕は鷲づかみにしたオッパイを持ち上げ、乳首に吸いついた。チュウチュウと音を立てて吸う。あっ、でも……僕はさっきさつきさんが母さんにしたような愛撫に切り替えた。舌を尖らせて乳首を弾く。ペロペロと舐め上げてみる。
「あぁン……けいちゃん、すごく上手よ。とっても感じちゃう。あはぁ……膝がガクガクしてきちゃう……」
さつきさんは色っぽい声で喘いでくれた。何よりさつきさんのTバックショーツが愛液でぐっしょり濡れ始めているのを見て、僕は嬉しかった。
 そんな様子を見ていた母さんが急に叫んだ。
「あぁ……イヤ、もうイヤぁ……お願い、さつき。ガマン出来ないの。私にも、私にもさせて。けいちゃんとさせてぇ……」
母さんは目に涙を溜めてまで訴えた。僕はその姿を見て、どこかゾクゾクしたものを感じていた。まるで僕が可愛い母さんを苛めているような感覚……心臓がドキドキする。
「もう、しようがない娘ねぇ。けいちゃん、ちょっとだけお母さんにしてあげようか。」
さつきさんはそう言うと、僕の腰をそっと掴んで、母さんの前に突き出した。そして僕のいきり立ったモノを母さんの乳首に宛ったのである。途端に母さんは全身を痙攣させる。
「ほら、けいちゃん。あなたの可愛いお○ん○んでお母さんの乳首をクリクリしてあげなさい。」
「うん、解った……」
僕は腰を動かして母さんの乳首を先端で転がしていく。時折腰を跳ねるようにして、先端で乳首を弾いたり。それがすごく気持ちいい。僕が乳首を転がすたび、先端からは透明な液体が滲み出てくる。やがて母さんの両方の乳首は僕の液体でヌルヌルになってしまった。
「あぁ……いいのぉ。もっと、もっと、けいちゃんのガマン汁、乳首に塗りつけてぇ……」
母さんは目を虚ろにして、譫言のように喘いだ。
「あらあら、いいわね。けいちゃんのお○ん○んで乳首クリクリしてもらえて、その上ガマン汁まで塗ってもらって。美和の乳首がすっかりヌルヌルじゃない。きれいよ……」
 さつきさんはさも羨ましそうに言うと、急に僕の腰を掴んでぐるりと自分の方に向けさせた。
「さぁ、けいちゃん。今度は私においしい精液をごちそうして。」
さつきさんは僕のモノを口に含んでしまったのである。そのねっとりと絡みつく感覚に僕は思わず喘ぎ声をあげてしまった。
「ダメぇ……私にも、私にもけいちゃんのおいしい精液を飲ませて欲しいのぉ……」
母さんはさつきさんにお願いした。でも、さつきさんは首を振る。
「ダメよ。美和はこの前たっぷり飲んだでしょ。今度は私が楽しむ番よ。」
さつきさんはまるで母さんに見せつけるかのように僕のモノを頬張る。柔らかな舌と温かな唇。包み込まれながらも、ヌルヌルと僕に絡みついてくる。時折強く吸ったり、舌先で弾いたりする。そうしてさつきさんの唾液で僕のがぬめり輝いてくる。最高の気分だ。僕はだんだんと熱いものが込み上げてきた。ふと母さんを見ると、母さんも同じように口を開き、舌を激しく動かしていた。「ンっ、ンン……」と小さく喘ぎ、僕の動きに併せている。母さんも僕のをしゃぶっているんだ。そう思うと、もう抑えきれなくなった。
「も、もう、出ちゃうよ……さつきさん……」
言うが早いか、僕は一気にさつきさんの口の中に放ってしまった。
 何度か込み上げてくる精液を繰り返し、さつきさんの中に出す。さつきさんはそれを全部受け取ってから、ごくり、ごくりと数回に分けて楽しむかのように飲み干した。
「あぁ……おいしい。けいちゃんの精液ってすごく濃くっておいしい。こんなおいしいの初めて……」
さつきさんは上目遣いに僕を見て、舌なめずりして言った。そんなさつきさんを見ていると、僕の欲望はまだ収まるはずもない。当然、母さんに対しても。寂しそうな目で僕を見つめる母さんに無言で応えた。大丈夫だよ、母さん。後でたっぷり飲ませてあげるからね。
 僕は欲望のままにさつきさんをベッドに押し倒した。でもさつきさんは僕より上手だ。僕が覆い被さろうとするのを制して、腰を少し浮かせてTバックショーツを脱いだ。脚を大胆に開いて僕の目を誘う。
「さぁ、けいちゃん。これはけいちゃんだけのお○んこよ。好きにして……」
「入れて……いい?」
「まだダメ。けいちゃんの舌で舐めて味わって。」
「ど、どこを舐めていいかわかんないよ……」
するとさつきさんは自分のアソコを指さした。「ここよ……」僕はさつきさんの指に従って舌を這わせた。「今度はここ……」あの小さな突起にペロペロと舌を動かす。途端にさつきさんが大きな声で喘いだ。ぺちゃぺちゃと舌の音をさせて舐め上げる。さつきさんの身体がびくびくと痙攣して、奥からすごい量の愛液が溢れ出た。そうか、やっぱりここを舐めれば女の人は気持ちいいんだ。
「あぁ、けいちゃん……私にも。母さんにもして欲しいの……」
いやらしい音に促されて、さつきさんの横で母さんが喘いだ。僕はちらと目線だけで母さんを見た。大きく脚を開いた母さんが全身を震わせている。アソコからは激しく愛液を溢れさせ、ベッドのシーツにまで滴っていた。僕はたまらなくなって、さつきさんに気づかれないようにかあさんのアソコに手を伸ばそうとした。母さん、今してあげるからね……
 でも、さつきさんはちゃんと気づいていた。さつきさんの手がさっと伸びて僕のその手を掴むと、自分のオッパイに強く宛った。その柔らかな感触に思わずオッパイを揉んでしまう。「あぁ……イヤぁ……」母さんの残念そうな声が僕の耳に届く。大丈夫だよ。後でいっぱいしてあげるからね、母さん……
 さつきさんは僕の頭を押さえつけ、しきりに快感を促している。さつきさんもガマン出来なくなっているんだ。
「あぁ、きて……けいちゃん。」
さつきさんが僕を迎え入れた。僕は少し身体を起こしてさつきさんに覆い被さっていく。腰を浮かせてゆっくりと……でも、やっぱりうまく入らない。するとさつきさんは僕のに手を添えて、ちゃんと指示してくれた。ここだ。僕は一気に押し進めた。ずぶずぶと僕のがさつきさんの中にめり込んでいく感覚。途端にさっきの口の中とは違った快感に包まれる。あぁ、なんて気持ちがいいんだ。でも少し残念な気がする。だってこの感覚は母さんの中で感じたかった。初めての女の人は母さんがよかったのに……
 すると、また込み上げてくる凄まじい快感。たまらず僕は腰を動かしてしまう。腰を上下に動かしてさつきさんを突き上げる恰好をする。さつきさんは大声をあげて喘ぎながら、僕の動きに従う。僕のリズムに合わせて腰をくねらせるのだ。
「あっ、あぁ……い、いい……もっと、もっと、突いて!」
さつきさんは僕に脚を絡ませて叫んだ。
 どんどんさつきさんの腰の動きが激しくなる。もちろん僕の動きも。さつきさんの愛液が僕のに絡みつく、ぐちゃぐちゃという音がすごくいやらしい。僕は小さな痙攣を覚えた。少し出ちゃったのかもしれない。でも、まだ出したくない。いや、出さない。さつきさんには悪いけど、次に出すのは母さんの中だって決めているんだ。
 さつきさんだってまだまだ満足するはずもない。さつきさんは腰を重ねたままくるりと身体を回転させて、僕に背中を向けて腰を突き上げた。
「今度は後ろから突いて……」
さつきさんはいやらしい目をして言った。その目に引き込まれるように、僕はまた激しく腰を突き動かした。今度は腰のぶつかるぱんぱんという音が響く。その音につられて、さつきさんはお尻をくねらせ始めた。その様子がなまめかしくて、いやらしくて、思わず僕は出しちゃいそうになった。ダメだ……
 ぼくはとっさにさつきさんの背中にしがみつく。そして背中越しに、さつきさんのFカップを力いっぱいに揉みしだいた。
「あひぃっ!」
さつきさんは今までになく悶えた。さつきさん、これに弱いんだ……僕は腰を突き上げながらFカップを弄ぶ。指先でぷるんぷるんしたり、乳首を指で挟んだり。途端にさつきさんの腰の動きが激しくなった。
「あ、あぁ……イク、イクぅ……イちゃうぅう……」
さつきさんがイクを連発し始めた。僕はどうしていいか解らず夢中で腰を動かし続けた。するとさつきさんの身体がぐいと反り返った。大声で「イクぅ!」を叫んだのである。
 凄まじい締め付けが僕に襲いかかる。まだ出したくないよぉ……僕はさつきさんの身体にしがみついて射精を堪えた。やがてさつきさんの身体がびくびくと小さく痙攣して、その後ぐったりとなる。さつきさん、イったんだ……僕はどうにか堪えることが出来た。でも、危なかったぁ……

エピローグ

僕はさつきさんと一緒にベッドに身を投げ出した。果ててぐったりとなったさつきさんの背中に覆い被さっている。さつきさんのやけに早い鼓動が背中越しに聞こえてくる。さつきさんは満足したみたいだ。でも、僕はまだまだ満足していない。いや、しちゃいけないんだ。
 僕は隣にいる母さんを見た。途端に母さんと目が合う。母さんは目に涙をいっぱい溜めて、しきりに何かを堪えていた。きれいな白い脚はぶるぶると震えて、アソコから透明な液体が止めどなく流れ出している。母さんはしたくてたまらないだね。僕はさつきさんから引き抜くと、母さんに近づいた。
「あぁ……けいちゃん。お願い、早く、早くこのカテーテルを……」
「わかってるよ、すぐ解いてあげるからね。」
僕は後ろ手に縛られている母さんの背中に手を回してカテーテルを解いた。
 解けた瞬間、母さんは両手で僕を思い切り抱きしめてきた。僕も母さんを強く抱きしめてそれに応える。そして当然のように交わすキス。さつきさんの時よりも、もっといやらしくて濃厚なキスだ。ベロベロと舌を絡ませ合って、二人の混ざり合った唾液が口元から溢れてぽたぽたと滴り落ちる。その滴が母さんのオッパイに垂れて、乳首をベトベトにするんだ。それを感じ取るだけで最高に興奮してくる。僕と母さんは抱き合ったまま、デッドに倒れ込んだ。
「あぁ、母さん。したいよ、母さんとセックスがしたいよ……母さんのお○んこの中に出したいよぉ!」
「私もよ。けいちゃんにメチャメチャにされたいの。けいちゃんのお○ん○んを母さんのお○んこに入れて!」
僕と母さんはいやらしい言葉を浴びせ合いながら、興奮を高めていく。でも、僕は首を振った。
「ダメだ、ダメだよ。それだけじゃ満足出来ない。もっといやらしいことがしたいんだ。母さんのいやらしい身体をいっぱい楽しみたい! オッパイや乳首や、アソコやお尻の穴まで舐め尽くして、それから母さんのお○んこの中を僕の精液で溢れさせるんだ……」
すると母さんは、興奮の絶頂にいる僕を諫めるように言う。
「いいわ、けいちゃんの好きなようにして。でも、けいちゃんがまず気持ちよくならないとダメ。さぁ、私の中にきて……」
そうなんだ。母さんはさっき僕が堪えていたことに気づいている。あぁ、母さん……僕はゆっくりと、でも激しく母さんの中に突き刺した。
「あぁ、嬉しいよぉ、母さん……」
「私もよ。嬉しいわ、けいちゃん……」
「母さん、大好きだよ……」
「イヤ。母さんなんて呼ばないで。美和って呼んで。」
「愛しているよ、美和……」
美和の襞が柔らかく僕のモノを包み込んでくる。頭が真っ白になるような悦び。腰を動かすなんて余裕もない。さつきさんのとは比べものにならないほどの快感に、思わず僕は喘いでしまった。
「あうぅぅ……出ちゃうよぉ……」
僕はあっという間に美和の中に放つ。まるで管が漏れ出ているみたいにドクドクと精液が飛び出していく。しかも止まらない……
「あ、あつぅい……けいちゃんの精液が溢れてくるぅ。」
美和も小さく喘いだ。あぁ、これで、これで……母さんは、美和は僕のものなんだ!
(了)

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。