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小説(転載) 「マリ」 1/2

官能小説
05 /18 2015
想像の世界だけにしてしてほしい。


 「マリ」(その1)

「しまった、月曜日か」
 僕は閉ざされた兄の店の前に立ち、思わず口にする。
「まいったなぁ、自分で剃るのもなぁ」
 大学を出て7年間編プロに勤めた後、フリーのライターになって一年が過ぎた。独身だからどうにか生きているが、仕事がなくて苦労してる。
 そんな僕に、知り合いの編集者が仕事を回してくれた。明日はその打ち合わせがある。
「どうしよう、兄貴、いないのかなぁ」
  元来肌の弱い僕は髭を剃るのが苦手だ。電動シェーバーでもカミソリ負けになる。だから、普段は不精髭を伸ばしているけれど、明日会う編集者はフリーだから といって仕事の場にだらしない格好やノーネクタイで来るのをいやがる。僕にとっては久しぶりにありついた、しかも好条件の依頼だ。どうしても逃したくな い。
「兄貴、兄貴!」
 僕は勝手口に回り声をかける。
「義姉さんととこかな」
 二つ上の兄は3年前、念願の理髪店を開いた。しかし、開店当初の多忙が災いしてか兄の奥さん、つまり、僕の義理の姉さんは入院してしまった。
「困ったなぁ」
 僕は諦めきれずにインターホンを押し、ドアを叩く。季節は夏。焦りと照りつける太陽で汗が噴き出してくる。
「はーい」
 その時、愛らしい声がして、カギが外された。
「あ、おじさん」
 顔を見せたのは姪のマリだった。
「マリちゃん、パパは?」
「パパ、ママんとこ」
 マリは今年12歳。小学校の6年生だ。クリクリとした大きな瞳と小柄でぽっちゃりとした体型が印象的な女の子で、ぬいぐるみのように愛らしい。
「遅くなりそう?」
「さあ、わかんない」
 薄紫のキャミソールに赤いショートパンツ。肩より少し短い目に切りそろえられた髪は理髪店の娘らしく、黒く艶やかな光沢を放っている。
「仕方ないなぁ、他の店を探すか。でも、月曜日だしなぁ」
 僕は困惑した表情でマリを見た。小首を傾げて見上げる仕草は子猫のようだ。そして、早くも大きく実り、胸元を大きく盛り上げる乳房の膨らみ。
「お、おいおい」
 マリはその下になにも付けていない。乳首の形がはっきり浮かんでいる。
「どうしたの?髪の毛切るの?」
 マリは僕の動揺に気付かず、言う。
「いや、髭を剃るだけでいいんだけど」
「じゃあ、マリがやったげる」
「え?」
「マリ、できるんだよ。パパのお髭、いつも剃ってるもん」
 マリは弾んだ声で言った。
「でもな…」
「いいから、さあ」
 マリは僕の手を引き、招き入れる。僕は俯いた胸元から見える深い谷間と、剥き出しになった太腿に狼狽を覚えながら兄貴の家に上がり込むのだった。

「さてと、まずは」
 店の中に僕を連れ込んだマリは、手際良くシェービングソープを泡立て始める。僕はイスの上で仰向けになっている。
「ほ、本当に大丈夫?」
「平気平気、任せといて」
 マリは可憐な笑顔で言う。僕は白いシーツを掛けられたまま不安を隠しきることができない。
「さてと、これくらいかな」
 刷毛を置き、マリは剃刀を取り出す。
「へへへ、切れるよ」
 刃物を手にした少女の無気味な笑いに、僕は微かな戦慄を覚える。
「さて…」
「ま、待って!」
 僕は声をかける。
「まず、タオルで蒸さなきゃ」
「あ、そうだ」
 マリは舌を出して剃刀を置いた。
「タオル、タオルと…、あ…」
「どうしたの?」
「スチーマー、切れてる」
「そりゃそうだろ、休みなんだから」
「なしでいい?」
「大丈夫?」
「平気よ 、多分…」
 マリは再び剃刀を持つ。
「へへへ、切れるよ」
 エアコンの音が低く唸っている。BGMもない薄暗い店内。シャッターは下ろされたまま。外からは誰も中を見ることができない。このまま誤って喉をかき切られれば。
「いっきまぁーす」
 イスを一番下まで下ろし、マリは顔を近づけていた。
「待った!」
「もう、何よぉ」
 突然のストップにマリは膨れっ面になる。
「石鹸、石鹸、泡泡」
「あ、ゴメーン」
 マリはもう一度舌を出した。
「忘れてましたヨ~♪」 
 鼻歌を歌いながら刷毛でまんべんなくソープを塗りつける。暖かでふわふわした感触がくすぐったくて気持ちいい。
「じゃあ、今度こそ」
 マリは剃刀を構えた。
「いきまーす」
 口では平静を装っていても、やはり緊張しているのだろう、近づく顔から吹きつけられる鼻息は荒く、押しつけられる胸の鼓動は早い。
-ゾリ…。
 剃刀が僕の頬を撫ぜる。痛みはない。
「へへへ…」
 マリは体を起こし、笑みを浮かべる。
「ね、大丈夫でしょ」
「あ、ああ…」
-ゾリ、ゾリ…。
 マリは、あと少しで僕と触れ合ってしまうほど顔を近づける。漏れる鼻息、時折降り掛かる安堵の溜息。冷房されていても汗が滲み出しているのだろう、少女特有の甘い香りが立ち上っている。覆い被さるように密着させてくる体躯。その柔らかな感触に、僕は違った緊張を感じる。
「ふう…」
 ある程度剃り終わったころ、マリは大きく息を吐いた。
「あともうちょっと。でも…」
「でも?」
「イス、これ以上低くならないのかな」
 マリは背伸びしてやっと僕の顔に届いているようだ。これ以上作業を続けるのは困難になっているらしい。
「そうだ」
「なに?」
「上に乗っちゃえばいいんだよね」
「え?」
「ごめんね、でも、マリ、重くないから」
 マリはそういってイスによじ登り、僕の身体にまたがる。
「おいおい…」
「大丈夫、それとも重い?」
「いや、そんなことないけど」
 マリは嬉しそうに微笑んで、もう一度僕に顔を近づけた。
 体重がリアルに伝わる。横腹を挟む腿の感触が厚ぼったい。マリはそのまま上半身を倒す。
「……」
 乳房の感触が、より、はっきりと伸し掛かってくる。少しだけ顔を上げれば、マリの唇はすぐそこだ。薄目を開ければ眼前に大きくマリの顔が迫っている。吐息が舐めるように顔面を撫ぜる。
-ゾリ、ゾリ、ゾリ。
 静かに剃刀は滑る。顔を押さえる指の感触が冷たく優しい。
「さあ、おしまい」
 マリはそういって上半身を起こした。
「どう?完璧」
 すっきりとした爽快感。しかし、僕は身動きできなかった。
「あれ?」
 動けないのにはわけがある。ひとつはマリが乗っかっていること。そして、もうひとつは…。
「おじさん、ココ」
 マリは自分のヒップに触れる異様な感触に目を丸くしている。
「いやあ…、はは…」
 僕は勃起していた。不覚にも、マリの肉体の感触で興奮を覚えてしまった。
 小学生といえども、マリは女だ。柔らかな肉感は十分過ぎるほど扇情的だ。それに、マリは大人にも引けを取らないほどの乳房を持っている。熟れ始めた果実の感触とでもいうのであろうか、張り詰めた肉塊は僕を強烈にに刺激する。
「こんなになっちゃうんだ、すごい」
 マリは僕に驚きの声を上げる。
「パパより大きい」
「え?」
「パパと同じなの?おじさんも」
 僕は言葉の意味が理解できない。
「じゃあ、お口ですると気持ちいいんだ」
 マリは今までと違う妖艶な笑みを浮かべる。
「なんだって、兄貴」
「パパね、ママがいないでしょ、だからね、マリにね、お願いって」
「あいつ…」
「おじさんもして欲しい?してあげるね」
 カバーが捲り上げられる。マリアは身体を入れ替え、僕に小さなヒップを向ける。
「どんなのかなぁ」
 おもちゃ箱を開けるかのようにファスナーを下ろすマリ。
「わぁ…」
 屹立したペニスを見て感嘆の声を上げる。
「大きい…」
 僕は何もかもが理解できなった。
 マリは兄貴とこんなことをしているのか。兄貴は義姉さんが入院していることを理由に、こんな淫猥な行為をマリにさせているのか。
  確かにマリは欲情をかりたてる肢体を持っている。腰の辺りに未だ幼さを湛えていると言うものの、胸の膨らみといい下半身の肉付きといい、針で突き刺せば破 裂してしまいそうなほど張り詰めている。そんな肉体に愛らしい表情。美少女という規格が存在するのならば、マリは十分にその条件を満たしている。
 とはいえ、まだ12歳。しかも兄貴にとっては実の娘だ、許されることではない。
「こうすると気持ちいいのね、こうやって」
 困惑する思考を裏切って、肉体は素直な反応を示す。マリはそそり立つ僕のペニスに舌を這わせていく。
「ん…」
 刹那、僕の理性は飛翔した。まるでブレーカーが落ちてしまったように思考がストップする。
「ふふふ、パパと同じ味がする」
 クビレを丹念に舐め尽くし、マリは茎に舌を絡める。丁寧になぞり、唾液を染み込ませていく。
「すごく大きい、すごぉい、マリのお口に入るかなぁ」
 やがてマリは僕を呑みこんでいく。
「うんんん…」
 甘えた嗚咽が上がる。僕は全身に電流の走るのを知る。
「ん、ああん、お口いっぱい…」
 湿った音が響き、マリは大きく、それこそ身体全体を使って頭を上下させる。マリの可憐な唇に僕の肉棒が埋没していく。
-くちゅ、くちゅ、ちゅくちゅっく、くちゅぅ…。
 少女の口内は暖かで滑らかで、そして罪の意識が異様に僕を興奮させる。
「ふぅん、あん、ねぇ、気持ちいい?」
 僕は答えることができない。答えれば僕は認めてしまうことになる。行為は偶発的で誘惑から発生したものだ。僕に罪はない。
「詭弁だ…、逃げ口上」
「え?なに」
 マリは顔を向ける。唇がぬらりと光る。僕は目を閉じ、快感だけに身を任せようとした。
「もっとゆっくり…、それともこうかな…?」
 マリは動きを早めた。淫猥な音が僕の脳みそを刺激する。全神経が弛緩を始め、僕はゼリーのプールに落ちていく。
「んん、ふぅん、うんうん、あぅん…」
 小さな鼻から漏れる吐息。マリの体温は微かな上昇を始めている。
「んー、あ、ふう、もう少しかな」
 髪を掻き上げ、奥まで僕を呑みこむマリ。
「ああ、マリ…」
「出るの?出ちゃうの?」
「出る…」
「いいよ、出していいよ」
「でも」
「お口に出すんでしょ?パパはいつもそうしてる」
「でも…」
「いいの、マリ、その方が気持ちいいから」
 僕は我慢の限界を知り、そのまま迸りを放つ。マリは少しだけ眉根に皺を寄せ吐き出される全てを受け止める。受け止めコクリと飲み込むマリ。
 少女の身体の中に僕のスペルマが注ぎ込まれていった。

-つづく-

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。