小説(転載) ギュッてして 1/4
官能小説
掲載サイトは消滅。厳密には近親相姦ではないので、官能小説のカテゴリとした。話の展開が上手いのですぐ読み終えてしまう感じだ。
「ただいまぁ」と言ったところで誰かいるわけでもない。
私はポテポテと靴を脱ぐと、部屋に戻って、とりあえずシャワーをあびることにした。
熱いシャワーをあびながら、フゥとため息をついてみる。
(生徒会なんて断ればよかったなぁ……)
頼まれると断れない――我ながら損な性格だと思う。でも、一度は引き受けた生徒会書記の仕事を、面倒だからって投げ出すわけにもいかない。
「奈美か?」
不意に洗面所の方からヨシ兄の声が聞こえてきた。
「あっ、お帰りぃ。お母さんなら、帰り、九時頃になるってぇ」
昼頃、携帯にそういうメールが届いていた。
義父さんは証券会社に勤めていて、今は香港に単身赴任中。母さんも同じ証券会社に勤めていて、この街の支社で、あーだこーだと経済に関っている。だから我が家の夜は、私とヨシ兄だけという場合が多い。九時に母さんが戻ってくるのも、ある意味、早いくらいだ。
「そっか……わかった。奈美、飯はどうする?」
「それよりさ」
と、私は外のヨシ兄に語りかけた。
「一緒に入らない?
★
「どうしてこうなったのかな……?」
ぬるま湯の湯船につかりながら、私はボンヤリとそんなことをつぶやいてみた。
「なにが?」
ヨシ兄は、シャンプーを泡立ててながらチラリと私の方を一瞥した。
「肉体関係」と私が答える。
「オレのせいだろ」とヨシ兄が苦笑した。
「でも、受け入れたの、私だよ?」
「断れなかっただけだろ」
「そうかな……?」
「そういうことにしとけ」
ヨシ兄はシャワーで泡を洗い流すと、「ほら、どけよ」といいながら湯船に足をいれてきた。うちの湯船はけっこう広くて、ついでにジャグジーなんてものもついてるから、けっこう快適だったりする。
一端、私は立ち上がって、湯船に足を伸ばしたヨシ兄の上に背中を預けて浸かりなおした。
「あっ、もう大きいじゃん」
お尻に感じるヨシ兄のアレは、もうギチギチってぐらいに固くなっていた。
途端、ヨシ兄の両手が、私のまな板のような胸を後ろからワシ掴みにしてくる。
「そういうおまえは、いつまでたっても大きくならないな」
「ひっどーい。気にしてるのに……んっ…………」
ヨシ兄は、私の耳を軽く噛んできた。一緒に私の小さな胸を、優しく揉みほぐし始める。
「気にしてたのか?」
「するよ……」
「十四なんだから、別にこれくらいでいいんじゃないか?」
ヨシ兄が指の第二間接の間で、私の乳首を少しだけ強く挟んだ。
ツキューンという刺激で、私は少しだけ、背中をのけぞらせる。その動きで、ヨシ兄のアレが、ちょうど私のお尻の谷間にぴったりと挟みこまれた。
私は下唇を噛み締め、声を押し殺しながら自然と腰を動かし始める。
ヨシ兄のアレが、お尻の谷間と、ヨシ兄自身のお腹との間でこすりつけられながらビクビクと脈打っている感じがなんだか嬉しく思えた。
「Hなヤツだな」
「違うもん…………」
「じゃあ、この腰はなんだ?」
告げるなり、ヨシ兄は右手をスッと下へとおろし、私のお腹を押しあてるように撫で始める。それだけで切なくなった私は、反射的に、両手で自分の口を塞いだ。
別に誰かに聞こえるはずもない。
でも、いつもの癖で、なんとなくそうしてしまったのだ。
「馬鹿だな……」
ヨシ兄は、胸においていた左手で私の両手を口から引きはがした。そして人差し指で私の唇を軽く撫で上げると、プチュッと口の中に、指を突きいれてくる。
私はヨシ兄のその手に両手を添え、口の中に指に舌を絡み付かせた。
アレのつもりで、頭も前後に動かす。
頭の中が、ホワーンとなってきた。
気が付くとお腹の方からジンワリとした暖かさと、ザワザワと波立つ気持ちよさがあがり始めてい。お腹を撫でていたヨシ兄の右手が、私のスリットを撫で始めたのだ。
ヨシ兄は上手だ。
スリットの両脇、太股との付け根を撫で上げたり、不意に内股を撫でて、また恥丘を押してスリットの周囲を……といったように、簡単に肝心なところに触れてこない。
「んんっ…………」
私は口にあるヨシ兄の指に、軽く歯をたてた。
応えるよりも先に、ヨシ兄は指をスリットの中にうめこんで来た。
ひだを撫でられると、本当に頭がホワーンとしてきて、何も考えられなくなりはじめる。それにお腹の下がどんどん熱くなって、体が勝手にピクッ、ピクッと動くようになった。
「イッていいからな」
耳元でヨシ兄が囁いてくる。
私はうなずきながら、ヨシ兄の指を無我夢中でしゃぶり続けた。
ヨシ兄の右の人差し指と中指の先端が、クリトリスを軽く挟みこんでくる感触がどういうわけか、ハッキリと感じ取れた。いや、多分、イメージしていたんだと思う。
こうすると気持ちよくなる――そう教えてくれたのは、ヨシ兄なのだから。
「……んんんっ!!」
ヨシ兄の指は、皮の上から小さなクリトリスに微妙な振動を加えた。それだけで、私は昇りつめ、頭をのけぞらせながらポンッとどこかに飛んでいった。
「奈美……」
ボンヤリとした私に、ヨシ兄が囁きかけてくる。
「……うん」
本当はこのまま気だるさに身をゆだねていたかったが、私はふらふらと湯船の中で立ち上がると、縁に両腕をつき、ヨシ兄に向かってお尻を突き出す姿勢になった。
背後でヨシ兄が動く。
「ほら……」
ヨシ兄の固いアレが、私のスリットに押しあてられた。
「うん……」
私はわずかに開いていた股を閉じ、太股とあそこで、ヨシ兄のアレを挟みこんだ。
素股とよばれるものだ。
すぐにヨシ兄が動きだした。チャピチャプと湯船のお湯が音をたてる。
クリトリスが直接こすりつけられる感覚は、痺れにも似て、頭を真っ白にさせる。
パンパンパンッという、私のお尻にヨシ兄のお腹が打ち付けられる音も響いた。でも私は、それ以上にお湯で流されていたにも関らず、ほんの少しのうちにヌチュヌチュと鳴り始めた股の音が恥ずかしくって、クッと下唇を噛んでしまった。
……パンッ……パンッ……パンッ……パンッ……
……チャプッ……チャプッ……チャプッ……チャプッ……
……んっ……んっ……んっ……んっ……
……ヌチュ……ヌチュ……クチュ……ヌチュ……
四つの違う音が、風呂場の中で反響する。
それでもヨシ兄の息は聞こえない。
ヨシ兄は、している最中もいつも冷静だ。そうでなくなるのは――
「奈美、いくぞ……」
その時、一瞬だけ切ない声をあげる。私が一番好きな声だ。
「うっ……」
ヨシ兄のアレが、ビクビクと震える感触があった。
その感触と、その声と、ヨシ兄が私の体で気持ちよくなってくれたんだという実感とで、私はまた、スーッと深い海の底に沈みこんでいく。
このまま死ねたら気持ちいいだろうなぁ……と思うようなイキ方だ。
「……ヨシ兄」
「んっ?」
「ギュッてして……」
「はいはい」
それからヨシ兄は、胎児みたいに丸まった私をギュッと抱きしめながら湯船に浸かり続けてくれた。甘えん坊だなぁと自分でも呆れるが、今はどうでもいいやって思ってしまうのだから不思議である。
「ヨシ兄……」
「んっ?」
「なんでもない……」
「はいはい」
きっと本当にしたら、もっとどうでもいいって思えるんだろうなぁ……なんてことを考えながら、私は、まどろみに浸りこむことにした。
つづく
「ただいまぁ」と言ったところで誰かいるわけでもない。
私はポテポテと靴を脱ぐと、部屋に戻って、とりあえずシャワーをあびることにした。
熱いシャワーをあびながら、フゥとため息をついてみる。
(生徒会なんて断ればよかったなぁ……)
頼まれると断れない――我ながら損な性格だと思う。でも、一度は引き受けた生徒会書記の仕事を、面倒だからって投げ出すわけにもいかない。
「奈美か?」
不意に洗面所の方からヨシ兄の声が聞こえてきた。
「あっ、お帰りぃ。お母さんなら、帰り、九時頃になるってぇ」
昼頃、携帯にそういうメールが届いていた。
義父さんは証券会社に勤めていて、今は香港に単身赴任中。母さんも同じ証券会社に勤めていて、この街の支社で、あーだこーだと経済に関っている。だから我が家の夜は、私とヨシ兄だけという場合が多い。九時に母さんが戻ってくるのも、ある意味、早いくらいだ。
「そっか……わかった。奈美、飯はどうする?」
「それよりさ」
と、私は外のヨシ兄に語りかけた。
「一緒に入らない?
★
「どうしてこうなったのかな……?」
ぬるま湯の湯船につかりながら、私はボンヤリとそんなことをつぶやいてみた。
「なにが?」
ヨシ兄は、シャンプーを泡立ててながらチラリと私の方を一瞥した。
「肉体関係」と私が答える。
「オレのせいだろ」とヨシ兄が苦笑した。
「でも、受け入れたの、私だよ?」
「断れなかっただけだろ」
「そうかな……?」
「そういうことにしとけ」
ヨシ兄はシャワーで泡を洗い流すと、「ほら、どけよ」といいながら湯船に足をいれてきた。うちの湯船はけっこう広くて、ついでにジャグジーなんてものもついてるから、けっこう快適だったりする。
一端、私は立ち上がって、湯船に足を伸ばしたヨシ兄の上に背中を預けて浸かりなおした。
「あっ、もう大きいじゃん」
お尻に感じるヨシ兄のアレは、もうギチギチってぐらいに固くなっていた。
途端、ヨシ兄の両手が、私のまな板のような胸を後ろからワシ掴みにしてくる。
「そういうおまえは、いつまでたっても大きくならないな」
「ひっどーい。気にしてるのに……んっ…………」
ヨシ兄は、私の耳を軽く噛んできた。一緒に私の小さな胸を、優しく揉みほぐし始める。
「気にしてたのか?」
「するよ……」
「十四なんだから、別にこれくらいでいいんじゃないか?」
ヨシ兄が指の第二間接の間で、私の乳首を少しだけ強く挟んだ。
ツキューンという刺激で、私は少しだけ、背中をのけぞらせる。その動きで、ヨシ兄のアレが、ちょうど私のお尻の谷間にぴったりと挟みこまれた。
私は下唇を噛み締め、声を押し殺しながら自然と腰を動かし始める。
ヨシ兄のアレが、お尻の谷間と、ヨシ兄自身のお腹との間でこすりつけられながらビクビクと脈打っている感じがなんだか嬉しく思えた。
「Hなヤツだな」
「違うもん…………」
「じゃあ、この腰はなんだ?」
告げるなり、ヨシ兄は右手をスッと下へとおろし、私のお腹を押しあてるように撫で始める。それだけで切なくなった私は、反射的に、両手で自分の口を塞いだ。
別に誰かに聞こえるはずもない。
でも、いつもの癖で、なんとなくそうしてしまったのだ。
「馬鹿だな……」
ヨシ兄は、胸においていた左手で私の両手を口から引きはがした。そして人差し指で私の唇を軽く撫で上げると、プチュッと口の中に、指を突きいれてくる。
私はヨシ兄のその手に両手を添え、口の中に指に舌を絡み付かせた。
アレのつもりで、頭も前後に動かす。
頭の中が、ホワーンとなってきた。
気が付くとお腹の方からジンワリとした暖かさと、ザワザワと波立つ気持ちよさがあがり始めてい。お腹を撫でていたヨシ兄の右手が、私のスリットを撫で始めたのだ。
ヨシ兄は上手だ。
スリットの両脇、太股との付け根を撫で上げたり、不意に内股を撫でて、また恥丘を押してスリットの周囲を……といったように、簡単に肝心なところに触れてこない。
「んんっ…………」
私は口にあるヨシ兄の指に、軽く歯をたてた。
応えるよりも先に、ヨシ兄は指をスリットの中にうめこんで来た。
ひだを撫でられると、本当に頭がホワーンとしてきて、何も考えられなくなりはじめる。それにお腹の下がどんどん熱くなって、体が勝手にピクッ、ピクッと動くようになった。
「イッていいからな」
耳元でヨシ兄が囁いてくる。
私はうなずきながら、ヨシ兄の指を無我夢中でしゃぶり続けた。
ヨシ兄の右の人差し指と中指の先端が、クリトリスを軽く挟みこんでくる感触がどういうわけか、ハッキリと感じ取れた。いや、多分、イメージしていたんだと思う。
こうすると気持ちよくなる――そう教えてくれたのは、ヨシ兄なのだから。
「……んんんっ!!」
ヨシ兄の指は、皮の上から小さなクリトリスに微妙な振動を加えた。それだけで、私は昇りつめ、頭をのけぞらせながらポンッとどこかに飛んでいった。
「奈美……」
ボンヤリとした私に、ヨシ兄が囁きかけてくる。
「……うん」
本当はこのまま気だるさに身をゆだねていたかったが、私はふらふらと湯船の中で立ち上がると、縁に両腕をつき、ヨシ兄に向かってお尻を突き出す姿勢になった。
背後でヨシ兄が動く。
「ほら……」
ヨシ兄の固いアレが、私のスリットに押しあてられた。
「うん……」
私はわずかに開いていた股を閉じ、太股とあそこで、ヨシ兄のアレを挟みこんだ。
素股とよばれるものだ。
すぐにヨシ兄が動きだした。チャピチャプと湯船のお湯が音をたてる。
クリトリスが直接こすりつけられる感覚は、痺れにも似て、頭を真っ白にさせる。
パンパンパンッという、私のお尻にヨシ兄のお腹が打ち付けられる音も響いた。でも私は、それ以上にお湯で流されていたにも関らず、ほんの少しのうちにヌチュヌチュと鳴り始めた股の音が恥ずかしくって、クッと下唇を噛んでしまった。
……パンッ……パンッ……パンッ……パンッ……
……チャプッ……チャプッ……チャプッ……チャプッ……
……んっ……んっ……んっ……んっ……
……ヌチュ……ヌチュ……クチュ……ヌチュ……
四つの違う音が、風呂場の中で反響する。
それでもヨシ兄の息は聞こえない。
ヨシ兄は、している最中もいつも冷静だ。そうでなくなるのは――
「奈美、いくぞ……」
その時、一瞬だけ切ない声をあげる。私が一番好きな声だ。
「うっ……」
ヨシ兄のアレが、ビクビクと震える感触があった。
その感触と、その声と、ヨシ兄が私の体で気持ちよくなってくれたんだという実感とで、私はまた、スーッと深い海の底に沈みこんでいく。
このまま死ねたら気持ちいいだろうなぁ……と思うようなイキ方だ。
「……ヨシ兄」
「んっ?」
「ギュッてして……」
「はいはい」
それからヨシ兄は、胎児みたいに丸まった私をギュッと抱きしめながら湯船に浸かり続けてくれた。甘えん坊だなぁと自分でも呆れるが、今はどうでもいいやって思ってしまうのだから不思議である。
「ヨシ兄……」
「んっ?」
「なんでもない……」
「はいはい」
きっと本当にしたら、もっとどうでもいいって思えるんだろうなぁ……なんてことを考えながら、私は、まどろみに浸りこむことにした。
つづく
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