2ntブログ

小説(転載) 木曽谷の因習1/3

官能小説
10 /05 2014
8年前にダウンロードしておいた作品。旅とデジカメ・・・男のロマンだ。


「いらっしゃいませ」いつもの女将さんの声とは違う若い女性の声。
 6月の蒸し暑い日、私は神田の隠れた名店であるそば処「薮原庵」の店内に入った。
 店はいつになく暇そうで、いつも決まって座る私の指定席は空いていた。
 席に着くと初めて見る、若く可愛い女の子がお茶とおしぼりを運んできた。
「もりそば2枚」
 厨房でそばを打っている親父がにこやかに
「中さん、いらっしゃい。久しぶりだね・・」
「このところちょいと忙しくて・・ご無沙汰してました」
「行ってるかい?」
 親父はそば粉のついた手を上下する。
「今年はまだ3回・・岐阜と長野・・親父さんは?」
「5回ぐらいかな・・調子はどう?」
「まあまあってとこかな」
 この店は私の10年来の行きつけのそば屋で、偶然神田の得意先に営業に来たとき昼食
にふらりと立ち寄ったのが初めで、壁におしながきと並べて貼ってあった私の好きな渓流
魚、岩魚の魚拓のことを店主の親父さんに聞いたのがきっかけである。
 店主は長野県の生まれの50代半ばの気さくな親父で渓流釣りが三度の飯より好き、同
じ釣りキチの私と親友?になるのに時間は掛からなかった。
「今日はね、先週行ってきた親父さんの故郷、長野の釣行写真などを持ってきましたよ。
手が空いたら見てください」
「見たいねー・・もう少しで手が空くから、ゆっくりしていってくれ」
 私がテーブルに写真を並べ始めるとお茶を持ってきた可愛い女の子がのぞき込んだ。
 薄い栗毛色のセミロングのストレートの髪、ほんのりと甘酸っぱい香りが漂う。
「こういう写真に興味があるの?」
「長野と聞いたのでつい・・・」
「その子はねぇ、長野の妹の娘でね。つまり俺の姪なんだよ。4月から東京の大学に通う
ため、長野から出てきたんで、卒業まで家で預かることにしたんだ。最近店は暇だから店
は手伝わなくても良いと言ってんだが」
「母さんが伯父さんにお世話になってるんだから進んでお店を手伝えと言ったんだもん」
「へーえ、それにしても可愛い子だね。とても親父さんの姪子さんとは思えないよ」
「ひでーなー・・俺だって若いときは色男でもてたんだ。そこにいる古女房は俺に惚れて
一緒になったんだ。あはは・・」
「なにとぼけたこと言ってんだよ」と女将さん
「この子は美人さんだからこの店の看板娘になるね・・若い男の子の客が増えるかもしれ
ないよ。私は中山和宏と言います。お嬢さん、お名前は?」
「松本綾乃です。よろしくお願いします」
「綾乃ちゃんかぁ・・名前も可愛いね。こちらこそよろしく、親父さんの田舎だとすれば、
生まれは木曽かな?」
「そうです。おじ様は木曽を知っているんですか?」
「これ見て、木曽の味梨川だよ」
「あっ、これは、味梨川ダムの近く」
「よく分かったね」
「だって、私の家はダムへ行く林道の入り口にあるの、ダムまでは2kほどよ。味梨川は
私の子供の時からの遊び場よ」
「じゃあ、釣りもしたことがあるんだ?」
「釣りよりも、遊びは川に潜って魚のつかみ取り・・中学生二年生までやってたの」
「そうか・・・綾ちゃん、おてんばさんだったんだね」
「夏は毎日川遊び、田舎だから他に遊ぶことがないんだもん。ところでおじ様、何匹ぐら
い岩魚を釣ったんですか?」
 私は自慢げに写真を見せる。
「これを見て、20cm以下はリリースしたから25cm前後の良型8匹かな」
「25cmじゃあ、おチビちゃんね」
「こりゃ、参ったなぁ、私としては良型のつもりなんだが」
「どこで釣ったんですか?」
「ダムの下流300mぐらいの所かな」
「あの辺としたら、まあまあ、おじ様の腕前は立派なほうかな」
「さすが、地元の子は言うことが違うなぁ、参った」
「おじ様、ダムの上1kmぐらいの所にあるどろん沢で釣ったことありますか?」
「どろん沢?名前は知らないが、あの沢はいつも水が少ないから、魚はいないだろう」
「違うの、あの沢に水が少ないのは途中から川底に水が潜ってしまうから、上流には水が
たくさんあるの。谷が深いから流れ込みから林道を上流に400mぐらい行って、右にあ
る獣道を20mほど登り、そのまま道なりに500mぐらい下って行けばいつも水のある
所に出られる。そこには大きな大和岩魚がうじょ、うじょ」
「えっ・・その話、嘘じゃないだろうね?」
「綾ちゃん、ダメだよ、そのおじさんにどろん沢を教えちゃあ、あそこは地元の人しか知
らない秘密の場所なんだから・・」
「親父さん、もう遅いよ、この耳が聞いちゃったよ・・心配しないで、釣り仲間には絶対
教えないから、でもねぇー、あの辺にそんな道があったかな?」
「でもねぇ、おじ様、持ち帰りは1回、10匹までよ。村の掟なんだから」
「なるほど、村の掟で10匹までか・・地元の人しか知らないところで、釣りすぎは禁止
なら岩魚が減ることはない・・行ってみようかな」
(どろん沢とは地図にある正式名称ではなく、本川との合流点ではあまり水は流れ込んで
いないが、上流に行けば豊富な水が流れている。つまり水が忍者のように途中でどろんと
姿を隠すことから地元の人々がそう呼んでいるらしい)
 綾乃は子供の頃より見飽きている岩魚の写真よりもドライブ中に撮った中山道の宿場風
景写真などの方に興味があるらしかった。
 釣りキチの私は綾乃からどろん沢の大岩魚の話を聞き、いても立ってもいられず、翌週
密かに味梨川に車を飛ばしたが、林道はどこも同じような景色の連続で肝心の入り口の獣
道が分からなかった。
 それから1週間、私は再び薮原庵に立ち寄った。
「綾ちゃん、味梨川に行ってきたよ。でもね、残念なことにどろん沢の入り口が分からな
くてね。詳しく教えてくれないかな。たまには田舎に帰るんだろう?そのときで良いよ。
頼むよ」
「来月の9日から3日ばかり、田舎に帰るの・・その日で良ければ教えてあげる」
「えーと、土曜日から月曜までか・・行くよ・・良かったら土曜日に一泊で車で行くから
行きだけでも一緒に乗っていくかい?」
「・・本当?良いんですか?・・お願いします」
「中央道は土曜日、八王子から大月まで渋滞するから少し出発時間をずらそう、朝10時
にこの店の前に迎えに来るから」
「おい、二人でこそこそ何に話てんだよ。中さん、その子はまだ子供なんだから口説いち
ゃあダメだよ」
「親父さん、それは誤解だよ。味梨川の話だよ。ねぇ、綾ちゃん」
「そうよ、伯父さん、今度私が田舎に帰ったときにどろん沢を教えて欲しいんだって」
「釣りの話か・・中さん、故郷の川をあんまり荒らさないでよ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 約束の土曜日、午前10時、私は薮原庵の前に愛車をつけた。
 店にいるときとは違い綾乃はキャミソールに透明のブラの紐、股下5cm、へそも尻の
割れ目少し顔を出すマイクロミニ、ほんの3ヶ月前まで木曽の片田舎にいたとはみじんも
感じさせないほど洗練された姿で私を待っていた。
 綾乃は19歳、大人の女性に変わっていく途中の美女と言うよりもまだまだミニスカが
似合う美少女、すらりとのびた生足に私は思わず生唾を飲み込んだ。
 時間はずらしたものの首都高から中央道に入ると府中から道は少しずつ混み始めた。
 運転中ちらちらと見えるミニスカからのびる生足は付け根ぎりぎりまで露出し、それが
気になって仕方がない。
「おじ様、カメラいっぱい持ってるんですね?」
「最近は釣りよりも写真を撮っている時間の方が長いかもしれない」
「私、前から写真に興味があったから大学では写真サークルに入ったの・・カメラ見せて
もらってもいい?」
「どうぞ・・おじさんと同じ趣味だとはうれしいね」
 綾乃は助手席のベルトを外し、少しリクライニングさせると後ろ向きになり、後部座席
に置いてあるカメラに手を伸ばす。 
 横を見るとわずか40~50cmの所で綾乃のミニスカがずり上がり、生足が覗く、白
いお尻・・ノーパン?いや、薄いブルーのTバックが割れ目のふくらみに食い込み、陰毛
が少しはみ出していようだ。
 私は見とれ、危なく前の車に追突しそうになった。
「わぁーすごい、新製品のEOSのMarkⅡ、1670万画素だ」
「詳しいね・・室内とポートレート用に使ってるよ」
「高くて買えないからいつもカタログだけ見てるの、これはKissのNね」
 綾乃が後部座席からカメラを取り出すたびにミニスカの奥が目に入り股間が堅くなる。
 談合坂SAをすぎ大月JTCの手前で完全に渋滞にはまり車は動かない。
「カメラはデジカメばかり、さてはおじ様、怪しいヌードなんかも撮ってるんでしょう?」
「・・ばれたか・・でもね、ヌードは撮影会ぐらいで、個人的にモデルを撮ったことはま
だないよ。なかなかモデルさんが見つからないと言うか、その勇気がなくてね」
「やっぱ、そうなんだ・・先輩でアルバイトにヌードモデルしている人がいるけど、今度、
紹介しましょうか?」
「本当・・いくらくらい出せばいいのかな?」
「昼食付きの1日3万とか言っていた。時間単位なら1時間5千円」
「そんなに安いの?」
「学生には1日2万、3万は魅力的な金額なのよ」
「お願いしようかなぁ・・綾ちゃんはモデルのアルバイトはしないの?」
「ヌードはいやよ、絶対に・・でも、おじ様なら考えてもいいわ」
「本当かい・・おじさんをからかっているんだろう、悪い子だなぁ綾ちゃんは、ところで
綾ちゃん、カメラは何を持っているの?」
「オリンパスのCー755が1台だけ」
「あれは光学10倍の400万画素だったね。・・良かったら座席の右奥の黒いバックに
入っている初期のKissのデジカメだけど綾ちゃんにプレゼントしよう。標準レンズも
付いている」
「えっ、本当・・」
「ここ2年ほど使ってないんだよ・・」
 綾乃は後部座席右奥に手を伸ばす。
 渋滞で車が止まっているので5秒ほどの時間ではあったが、こんどは落ち着いてまとも
にのぞき込み、ミニスカの奥を観察出来た。
 細く長い脚の付け根に幅の極端に狭くて細い一筋のひも状の布地が白いお尻の割れ目に
食い込み、その下にぽっこりとしたふくらみが薄い布地に黒いかげりを透けさせ、その両
端から少し陰毛がはみ出している。
 見た目はちょっと卑猥だが中年スケベ親父の私にとってそれは股間がびくびくするよう
な素晴らしい眺めであり、可愛らしくも見えた。
 薄い布地の下でうずいているであろう若い綾乃のマンコの形を想像し、私はズボンの中
で欲棒を痛いほど堅くさせてしまった。
 15分ほどの渋滞も大月JTCをすぎると今までの渋滞は嘘のように順調に走り出し、
甲府盆地の景色を見ながら意外に早く、午後1時前には諏訪SAに着いた。
「出発時間をずらして正解だったよ。平日ならここには12時半頃、30分ぐらいよけい
にかかったぐらいですんだよ」
「高速は渋滞するの?私はいつもあずさだから渋滞を知らないの」
「土曜日の朝9時頃の相模湖付近はひどい渋滞で高井戸から大月まで2~3時間は当たり
前、綾ちゃん、ちょっと遅くなったけど食事にしようか」
 私はデジカメを持って車を降り、レストランの一番奥の座席を選んだ。

 昼食を済ませて外に出る。
「下り線のSAは諏訪湖が見えて景色が良いんだが、こちらは山ばかりで・・綾ちゃん写
真1枚いいかな?」
「はい」
「少し斜めに・・そう」
 カシャーン
 綾乃は写真サークルの仲間同士で撮りあって馴れているのか、簡単にポーズが決まる。
「今度はちょっとその椅子に左足を乗せて正面から」
 綾乃の股間からブルーのショーツの根本が覗く・・
「いやだ・・おじ様・・見えているでしょう・・」
「モデルさんはポーズに文句を言わないものだよ・・あはは」
 さすが、今時の女の子、マイクロミニをはいているだけのことはある。
 綾乃はあまり恥ずかしがりもせず、パンチラやすれすれのきわどいポーズで写真に収ま
った。


(2)へつづく・・・

コメント

非公開コメント

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。