小説(転載) 奴隷教師・麗奈
官能小説
女子大生の家庭教師が家に来てくれたらなにも起こらないはずがない。
-1-家庭教師
杵築麗奈はぴちぴちの女子大生だ。
成渓大学の二期生で、大学入試をひかえた篠原哲生を家庭教師として面倒をみている。
哲生が麗奈に会えるのは大学の講義がない水曜と、土曜だけだ。
それでも哲生の部屋という密室で年上の女という二人っきりの環境では哲生の劣情を激しく
させるのに十分だ。女教師は自分を凝視める教え子の視線に何も感じないのか、放恣に成
熟した女の柔肌を晒し物にして哲生を悩殺するのだ。
しっとりと濡れたように輝く黒髪が柔肌に絡みつき、しなやかに肢体は女らしい曲線を描いて
教え子を誘惑しているかのようにぬめり光っていた。
眼鏡の奥のちょっと憂いを秘めた美貌に哲生は一目惚れして、麗奈の講義を熱心に受けて
いた。今夜も夏らしく肌の露出した黒のタンクトップとジーンズという出で立ちで教え子の部屋
に訪れた。ちょっと屈むとブラも着けていないのか双乳の頂きまですっかり露わになった。
その一瞬の何気ない行為に哲生の怒張は鋭角的に勃起し、下腹に貼りついた。
「先生…つき合ってる人いるんですか?」
参考書の数字に目を落としながら、さりげなく尋ねた。
「いても今は忙しくてデートも出来ないわ」
微笑いながら女教師は答えた。
’チェッ、うまいなぁ’
横目で胸元で揺れる双乳を盗み見ながら、ペン先を動かした。
少し考えて攻め方を変えてみた。
「じゃあ、今度の連休に俺とデートしてくれませんか」
「エッー・・」
思っていたより動揺しているようだ。目もとが紅くなってきた。
「でも貴方のお勉強の妨げにならないかしら…」
「たまには休息も必要だよ」
意外な効果に驚いたものの、女教師がその気になったのをいいことに話を進めていた。
結局、哲生に誘われるままに一緒に休日を過ごすことになった。
翌週のことだ。待ち合わせの約束の場所で待つこと3分にして、ようやく姿をあらわした
麗奈は健康そうな肢体を日の光の中に晒して近づいてくる。とても美しくも色っぽい。
膝上15センチと短い丈のタイトなミニスカートからは美しい脚が伸びている。いささか
窮屈な布地に双臀が張りつき、麗奈がその美しい脚を前へ運ぶたぴ、キュッ、キュッと
なまめかしく揺れ動き、男たちの欲情を誘う。
くわえてブラウスは白のシースルー、ベージュのブラジャーのラインがくっきりと浮かん
でいる。淡い色のジャケットを羽織ってはいるが、溢れ出す麗奈天性の色気は隠しようが
ない。それにいつも掛けている眼鏡を今日はしていない。眼鏡一つしていないだけで、
ここまで違うのか。哲生は麗奈を改めて惚れ直した。
「待った?」
「あ、全然、僕も今来たところです・・・・」
哲生は自然と頬が赤らむのを意識し、言葉を濁した。
「どこにいくの?」
女教師を振り返るとにっこり笑っただけで何も言わない。でも何故か安心できる雰囲気を
漂わせている。並んで歩きながらよ麗奈は哲生の腕を掴んだ。
「先生?」
麗奈は気恥しげに哲生を見返している。哲生は女教師の手をとって、腕を絡め直した。
「いいのかしら…」
女教師は紅くなった。とっても可愛いく、そして身近に感じられる。二人はお定まりのデート
コースを辿っていた。始めは恋愛物の映画館に入り、喫茶店で軽食をとると、次は哲生の案
内で郊外の美術館に向かう。
屈託のない笑顔を哲生に披露し、ときおり悪戯っぽい表情を覗かせる。中庭にあるカフェ
で違い昼食をとる。哲生は麗奈がほろ苦いチョコレート・ケーキを口に含み、コーヒーを
啜る、その一連の動作をぽんやりと眺めた。
-1-家庭教師
杵築麗奈はぴちぴちの女子大生だ。
成渓大学の二期生で、大学入試をひかえた篠原哲生を家庭教師として面倒をみている。
哲生が麗奈に会えるのは大学の講義がない水曜と、土曜だけだ。
それでも哲生の部屋という密室で年上の女という二人っきりの環境では哲生の劣情を激しく
させるのに十分だ。女教師は自分を凝視める教え子の視線に何も感じないのか、放恣に成
熟した女の柔肌を晒し物にして哲生を悩殺するのだ。
しっとりと濡れたように輝く黒髪が柔肌に絡みつき、しなやかに肢体は女らしい曲線を描いて
教え子を誘惑しているかのようにぬめり光っていた。
眼鏡の奥のちょっと憂いを秘めた美貌に哲生は一目惚れして、麗奈の講義を熱心に受けて
いた。今夜も夏らしく肌の露出した黒のタンクトップとジーンズという出で立ちで教え子の部屋
に訪れた。ちょっと屈むとブラも着けていないのか双乳の頂きまですっかり露わになった。
その一瞬の何気ない行為に哲生の怒張は鋭角的に勃起し、下腹に貼りついた。
「先生…つき合ってる人いるんですか?」
参考書の数字に目を落としながら、さりげなく尋ねた。
「いても今は忙しくてデートも出来ないわ」
微笑いながら女教師は答えた。
’チェッ、うまいなぁ’
横目で胸元で揺れる双乳を盗み見ながら、ペン先を動かした。
少し考えて攻め方を変えてみた。
「じゃあ、今度の連休に俺とデートしてくれませんか」
「エッー・・」
思っていたより動揺しているようだ。目もとが紅くなってきた。
「でも貴方のお勉強の妨げにならないかしら…」
「たまには休息も必要だよ」
意外な効果に驚いたものの、女教師がその気になったのをいいことに話を進めていた。
結局、哲生に誘われるままに一緒に休日を過ごすことになった。
翌週のことだ。待ち合わせの約束の場所で待つこと3分にして、ようやく姿をあらわした
麗奈は健康そうな肢体を日の光の中に晒して近づいてくる。とても美しくも色っぽい。
膝上15センチと短い丈のタイトなミニスカートからは美しい脚が伸びている。いささか
窮屈な布地に双臀が張りつき、麗奈がその美しい脚を前へ運ぶたぴ、キュッ、キュッと
なまめかしく揺れ動き、男たちの欲情を誘う。
くわえてブラウスは白のシースルー、ベージュのブラジャーのラインがくっきりと浮かん
でいる。淡い色のジャケットを羽織ってはいるが、溢れ出す麗奈天性の色気は隠しようが
ない。それにいつも掛けている眼鏡を今日はしていない。眼鏡一つしていないだけで、
ここまで違うのか。哲生は麗奈を改めて惚れ直した。
「待った?」
「あ、全然、僕も今来たところです・・・・」
哲生は自然と頬が赤らむのを意識し、言葉を濁した。
「どこにいくの?」
女教師を振り返るとにっこり笑っただけで何も言わない。でも何故か安心できる雰囲気を
漂わせている。並んで歩きながらよ麗奈は哲生の腕を掴んだ。
「先生?」
麗奈は気恥しげに哲生を見返している。哲生は女教師の手をとって、腕を絡め直した。
「いいのかしら…」
女教師は紅くなった。とっても可愛いく、そして身近に感じられる。二人はお定まりのデート
コースを辿っていた。始めは恋愛物の映画館に入り、喫茶店で軽食をとると、次は哲生の案
内で郊外の美術館に向かう。
屈託のない笑顔を哲生に披露し、ときおり悪戯っぽい表情を覗かせる。中庭にあるカフェ
で違い昼食をとる。哲生は麗奈がほろ苦いチョコレート・ケーキを口に含み、コーヒーを
啜る、その一連の動作をぽんやりと眺めた。
-2- デート
「?」
教え子に凝視められて麗奈の頬が少し朱に染まった。哲生は不躾な手を伸ばして美教師の
唇に触れた。そして麗奈の瞳を真っ直ぐに凝視めながら、指についたしっとりとした粘りけを舌
先でしゃぶった。
「イヤ…」
拒むこともできず、なすがまま哲生の淫らな行為を凝視めていた。美貌が真っ赤に染まっ
た。立ち上がろうとした麗奈は、だがすぐに哲生の掌で強く押えつけられた。
「だめ、放して」
「いいでしょう?先生」
’ああっ…’
羞恥に喘ぐ麗奈もまた淫蕩な脅えた表情を浮かべていた。美教師を連れ出した哲生は公園
の池のそばにある林に誘い込む。人目につかないところまで来ると、終始うつむいて沈黙
を守っている麗奈の細く引き締まった腰に腕をからめて引き寄せる。
「いやっ・・・・」
抵抗する麗奈。しかしそれもおざなりでしかない。太い樫の木の幹に押さえ付けられ、唇を
奪われた。抱きしめた美教師の躯は意外にも華奢なほどだが、細い肢体に似合わぬほどの
胸の量感をブラウス越しに胸板に感じていた。接吻の後、哲生が唇を離しても麗奈は木の幹
に寄りかかったまま震えていた。
’いい女だ…’
哲生は心底そう感じた。絶対ものにしてやろうと心に決めた。震える美教師を引き寄せ、
顎の底を指でなぞった。その問も麗奈は教え子のなすがまま、されるがままにしていた。
まるで人形のように哲生に身を預けていた。
「帰ろうか、先生」
「えっ・・・・」
教え子がキスだけで何もしてこないのを不思議な感じがしたのだろう。哲生は単に楽しみは
先にとって置くことにしただけだったのだが。麗奈は哲生の腕に抱かれたまま帰りの道を歩いていた。
部屋まで送っていくという哲生の誘いを断わって駅で別れた。
哲生は駅のホームに独りたたずみながらキスの感触を思い出していた。麗奈の住む町にい
るというだけで、不思議と心が騒いだ。
「…先生、今度来るかな」
麗奈が次の約束の日に家庭教師に来るか、わからなかった。しかし場所はおさえたし、
麗奈が通う大学も知っている。来なければ哲生みずから美教師を捕まえるつもりだった。
哲生を教えに麗奈がやってきた。今回のいでたちはいつも来るときと比べるとグッとおとなしくて
精楚なで肌をなるべく露出させないデザインのものだ。麗奈自身、先日のことは念頭にない、と
振る舞っていた。
哲生にはそれが麗奈の強がりでしかない、と踏んでいた。強い態度で迫れば落ちるハズと
確信していた。先日の様子からは麗奈が男に免疫が無いことは見え見えだったからだ。
そしてそれは事実だった。
麗奈が机の上に置いた握りこぶしをさりげなく、掴んだとき、女教師の躯がビクッと震え緊張に
美貌がこわばるのを感じた。
「嫌っ・・・・」
つかんだこぶしを強引に引き寄せると短く呻いた。
細い指をぎゅッ、と握りしめている。それをこじ開け指の一本を舌先でつまむと舐めまわした。
「はうっ…」
喘ぐ麗奈。人差し指が舐め終わると中指をと、次々と求める指を変えていくと、そのたぴ熱っぽい
吐息を漏らした。横目で見るとうつむいて美貌を羞恥に歪めている。だが、拒む様子はなかったし、
拒絶の文句もその唇からは聞こえなかった。
’そろそろ、いいかな’
指を舐めるのを止め、つかんだ掌をさらに引き寄せ麗奈の躯を腕のなかに抱いた。
-3- 陵辱 1
「だめよ…」
当惑顔で呟く。それを無理矢理押し倒し、覆うように麗奈の上になる。麗奈は抵抗しよう
ともせず、哲生のなすがままだ。
「あくっ…」
麗奈は女体を悩ましく背を反らした。唇を奪われ、美教師は瞳を閉じた。
口腔の奥深くまで舌をこじ入れて麗奈の舌に絡め強く吸った。
ムム、と唸り拒むが哲生はそれを許さない。そればかりか唾液まで流しこむ。 麗奈は
ついに逆らうことか出来ず、教え子の唾液をたっぶりと呑まされ舌の根まで吸われてしまい、
頭の芯がボウッとなってしまう。
「あアンっ」
唇が離れると麗奈は大きく喘いだ。
だが教え子の責めは女教師の唇から白いうなじへと移っていた。
「ァァッ」
ぬめる舌先がつうっと細い首筋を駆け上ると麗奈は牝の喘ぎ声を出して悶えた。教え子の
右手が恐る恐る、ブラウスに包まれた隆起を包み込むように掴んだ。
左手ではスカート越しに女の源泉をきわどく愛撫してくる。
「いや・・・ぁン」
頭をいっぱいに反らせて身悶えた。首が傾くと、サラサラと流れる綺麗な髪から甘い牝
の匂いが広がり、哲生を幻惑する。
’敏感なんだな’
目許をうっすらと紅く染めて美教師が羞恥に身悶える様を陶然と見入る哲生。どこまでも
精楚なのに色っぼい魅力に溢れた麗奈の肢体を無遠慮な目線で嘗め回し、視姦し続けた。
「あ…ああン」
乱れた胸元から掌を差し入れて、プラの下で息づく隆起を、まさに蕩けるように柔らかい乳房を
すっぽりと包み込んだ。そして、膨らみの裾野から頂きへと、根こそぎ揉みしだく。
「ああッ・・・イヤ、もう…」
教え子に取れたての果実のように瑞々しい双球を、熱っぽく揉みしだかれるうち、全身に
火がついたようにカーッと火照りだしてきた。いつしか麗奈は長い睫を閉ざし、うっとりとした
表情を浮かべて教え子の責めを甘受していた。
「あふ・・・ン、ア…あんっ」
スカート越しの愛撫にバンティの中はグッショリと熱く潤み、ときおり膝の上のほうまで
露わされた太腿の間を切なそうに擦り寄せるのだった。
「・・・・可愛いよ、先生は。とってもね」
涎が出そうなほどムッチリと張り詰めた、美味そうな太腿を左右に割った。そのときも麗奈は
大きな溜め息を洩らしただけで嫌がる素振りすら見せなかった。
「あ・・・・、ううっ」
哲生の指がバンティの裾を割ってぴしょ濡れの女陰をまさぐったのだ。麗奈は拒むことも
忘れて、無意識のうちに刺激を楽しむように腰を振っていた。かすかに開いた朱唇から
悩ましい甘え泣きがとめどなくこぼれ始めた。
「こんなに濡らしてる…」
美麗な女教師のパンティを少しづつ剥いていくときも、麗奈は美貌を背けて恥辱にひたすら
耐えるしかなかった。ちぢれの少ない柔らかそうな繊毛が、妖美に盛り上がって、逆三角形の
クレバスを描いた。
「ああ…、恥ずかしいわ。もう・・・・もう堪忍して」
「駄目だよ、それに先生だって、こんなに気分出してる癖に…」
「く…うぅ」
蜜壷を攻める指をグイ、と抉った。
「先生、俺の女になってもらうよ」
美女の陶酔し切った表情をうっとりと眺め下ろしながら、ジーンズの前をはだけて、ギンギンに
反りかえった怒張を誇らしげに取り出した。
「そ、それだけは…ああ、お願い・・・・」
哲生は片手で剛直の先端を握りしめ、薄紅色の美教師の粘膜の入口にその切っ先を据えた。
-4- 陵辱 2
「…いくぜ…」
剛直の切っ先が入口を抉る。
「ううっ…イヤ、ああン…」
麗奈は灼熱の恥辱に喘ぎながら、美貌を捩じった。長い髪が一筋二筋、汗を噴いたうなじに
ほつれ、艶っぽい色気に染まっている。
「ひ、いいっ…」
淫らな牙がついに肉洞に食い込んできた。哲生は会心の芙みを浮かべ美教師の悶え狂う様
を楽しげに見下ろしながら、少しまた少しと突き破っていく。注送のピッチを上げ、剛直
を巧みにグラインドさせ、蜜壷の急所を抉り抜く。麗奈の喘ぎ声と自分の唸り声が重なっ
ていく。哲生の背筋をビクッ、と官能の疼きが走る。
「…ハア、ハアアン」
往きつ戻りつするうちに、美教師の抵抗は弱まり、熱い秘肉が哲生の肉棒に甘えて絡みつい
てくるようだった。麗奈の喘ぎ声もずっと悩ましくなって、鼻先から脳天へと抜ける音色が哲生の
情欲をくすぐるのだ。
「おぅッ、凄ェ…いいぜっ」
絶頂の予感に唸り声をあげて狂ったように哲生は怒張を抜き差しした。そのたぴ麗奈の乳房が
プルルっ、と淫らに揺れた。
「先生ぇ…」
激しく腰を振って美教師の内へと精を放った。そして女教師を貫いたままその華奢な肢体を抱きしめる。
「あ、ああっ…哲生クン」
麗奈は急速に絶頂の昂りまで追い詰められ、思わず教え子の名を叫んだ。そして、自らの内に吐き
出された熱い液体が、さらに奥へと注がれると、ひときわ高い快感が背筋を疾り抜け、全身をプルプ
ルッと震わせて教え子に導かれるまま、グラマーな肢体を痙攣させるのだった。
火照った躯も冷めて、麗奈の中から哲生は勢いを失った怒張を引き抜いた。気だるそうに立ち上がり、
果てたまま荒い息を吐いている美教師をそのままにシャワーを浴びにいった。
麗奈は無言のまま起き上がり、はだけた胸を掻き合わせ、足元まで下がった下着を戻した。
ふらふらと覚束なげに立ち上がり、バッグを抱えると、玄関に向かう。
-5- 煩悶
「先生、今度も来るでしょう?」
哲生の声に麗奈は一瞬、足を止めて振り返った。その表情は虚ろで生気を点じさせなかった。
それなのに妙に妖しい色気を発散させていた。
「わかりません・・・」
やっとの思いでそれだけ言うと、麗奈は扉を開けて出ていった。
麗奈はどうやって自分の部屋まで辿りついたか、分からなかった。皺になった着衣を脱ぎ
捨て、風呂場に入った。シャワーのノズルから熱い湯が噴き出し、麗奈の裸身を叩いた。
涙が今になって湧いてきた。
'-!!-'
ズキン、と背筋に性の疼きが走り、あの熱い情交の余韻が一瞬、蘇った。かあ、と頬が火照り
自らの乳房を無意識に掴んでいた。
「あふぅ・・・」
凄辱を受けたばかりの女体は数時間前の教え子の行為を繰り返すかのように哲生の注いだ
精と麗奈が漏らした愛蜜にまみれた媚肉に指を添えていた。
「あくっ」
女芯に触れただけで電流がはしり、麗奈を悦楽の絶頂へと追い詰めていた。
哲生の存在は麗奈にとって高校から大学2年までの心の空白を埋めるものになっていた。
大学受験の際に振られて以来、恋人を作らなかった。それなのに家庭教師として哲生に
教えながらも教え子の端正で、それでいて鋭い横顔に惹かれていたことを今になって初めて
意識した。彼が昨日、唇を奪った後で優しく駅まで送ってくれたことも嬉しかった。
犯されたのに哲生を憎めなくなっている自分に気づいた。
「何故なの…」
自分が理解できなかった。自分をこんな、惨めで不安定な気持ちにしているのは他ならぬ
哲生なのだ。
「あ…あぁっ」
自分のなかに注ぎ込まれたジメジメしたモノを洗い流そうとして、まだ淫らに蠢いている
媚肉を我慢して指先で掻き分けた。だがそこは自分の一部とは思えないほど、淫蕩な動きで
麗奈の指を次々に呑み込んでいく。長い孤独の果てに激しい官能を与えられたその部分は
貪欲に刺激を求めていた。
「そ、そんな…ひいっ」
まざまざと教え子の凶器の感触が麗奈の背筋を駆け抜けた。
そしてシャワーの湯水に叩かれるまま、むなしく指もひとりでに律動を繰り返していた。
空いている掌で乳房を底からすくい、哲生がそうしたように揉みしだいた。
「アァん…もう駄目ェ」
麗奈は狂ったように身悶え、果てるのだった。
翌日は最低の気分だった。下半身は熱をもったように、けだるくジーン、と痺れていた。
しかし、どうしても外せない講義だったため、無理を押して大学に足を運んだ。中庭の噴水
まで来たとき、会いたくない友人に遭ってしまった。
彼女は自分の嫌いなことや、都合のつかないときに自分の用事を平気で他人に押しつける
のが上手いのだ。哲生とのこと以上に面領はご免だった。早々に向きを変えようとしたものの、
麗奈が逃げるより早く、彼女につかまってしまった。案の定、麗奈に自分のアルバイトを押し
つけて逃げてしまった。最初は迷惑な話だと思ったが、よく考えてみればいい口実だった。
麗奈は嘘をつくことが出来ない自分の性格を恨んだ。だが、このバイトに行っている間はとり
あえず、哲生と顔を合わせずに済む。
胸をどきどきさせながら、哲生に電話をかけた。哲生のまっすぐな声が宅話に出た。
「はい…篠原ですが?」
「…杵築です」
哲生の息を呑む昔を聞いたような気がした。
-6- 恥辱
「あの、今日…行けないんです…」
哲生は応えなかった。沈景を守っている。
「外せない用事ができて・・・」
受話器を握る手が震えていた。哲生さんを騙している、いけないことだわ…、そう思い
はじめている自分に気付いた。麗奈は大学の友人にバイトを押し付けられた件を話した。
「分かりました」
唐突に哲生が応えた。
目を見張った。言わなくちゃ…、嘘なんです、と。なのに声は違う言葉を吐いていた。
「それじゃ…」
ツー、ツーとラインが切れた空しい音が麗奈の耳に響いた。受話器をおくと、汗をぴっしょり
とかいている自分に気付いた。
「あぁ…、どうして」
力が抜けて壁に寄りかかった。
哲生は受話器から流れ出る麗奈の声を不審そうに聞いていた。
「やっぱり、駄目か…」
美教師を貫いたときの強烈な快感が怒張に蘇ってきた。しかし、麗奈が来なくては話に
もならない。
「チッ」
ジャケットを羽織ると外に出ていた。麗奈を抱いた後ではどんな女もつまらなく見えた。
しかし、この昂りを抑えるには女を抱くしかなかった。哲生は親父が経営しているナイトクラブ
へと向かった。そこは哲生の好みのバニーガールが少なからずいた。今までに抱いた女もい
たが、今は麗奈を是が非でも自分の女にしたかった。
「いらっしゃいませ」
顔馴染みのウェイターが哲生の姿を見つけると挨拶を返してくる。これもまた顔なじみのバニー
の一人が見咎めるような視線で哲生を凝視めていた。此処は繁華街の奥にあるいかがわしい店だ。
大人しく酒を飲むように所ではない。気に入れば交渉次第でバニーを抱くこともできる。
照明は薄暗いし、それぞれの席は植え込みが高く邪魔して内証で淫らな行為を強要しても
気付かれない作りになっている。当然、こわもての連中とも繋がりがある。バニーの一人に案内されて
あてがわれたブースに腰を落ち着け、グラスに満たされた液体を喉に流しこみながら通りすぎるバニー
ガールたちを品定めしていた。
’こんな格好をあの先生にさせてみたら…’
邪まな妄想を浮かべながら、グラスを煽った。
「お待たせしました」
視線をあげて哲生は目の前の女の露わになった双乳の谷間に目を落とした。女を傍ら座ら
せ、引き寄せる。薄暗い照明が女の色っぽさを高めるようだ。ふと気付くと女は嫌がるよ
うに哲生との密着の度合を小さくしようとしていた。
'…何だ?'
哲生はその瞬間、目の前に胸元を大胆に晒している水商売の女が誰かに似ていることに気
付いた。
「もしかして先生ですか?」
女はハッとした表情を見せ、つぶやく。
「哲生クン…?」
麗奈は羞恥に身を強ばらせ、うろたえた。
「なんでこんな店で働いてるの?」
信じられなかった。麗奈みたいな純情可憐な美女がバニーガールの装いで酌をするなんて。
膝まずいてお絞りを差し出すのだろうか。そして胸の双球の狭間にライターを入れたりしている
のだろうか。それにこの店は、ただのナイト・クラブなんかじゃない。
「アァッ、なぜ…」
突き刺すようなあからさまな欲望の視線を向けられ、うろたえながらも身動きもとれずにいる麗奈。
ぐいっ、と肩を抱き寄せ女の肌の温もりを貪る。恥辱に悶える美教師の紅色に染まる頬にキスすると、
あからさま視線を露わな胸元に注ぐ。
「放して…」
喘ぐように麗奈は哲生に頼む。唇が触れるほどの距離で吐く息が頬に心地好い。
哲生は女教師を解き放つどころか、腋の下から胸元に掌を差し入れて美教師の乳房をすくい持ち
上げるように揉みあげては、そのたっぶりとした量感を楽しんだ。
-7- 罠
「客の言うことが利けないのかい…?」
ハッ、として哲生の顔を見上げる。
哲生は楽しげに女教師の美しい頬の稜線を撫でながら、片手では邪魔をする麗奈の掌を払
いのけ、手に入れた果実を揉みしだく。
ブルッ、と身悶え仇っぽい眼差しで哲生を見上げる。そして哲生の言葉を思い出して、身
の不幸を呪った。ここでは麗奈は教師でもなく、ただ目の前の客に奉仕することを求めら
れているのだ。自らの躯で客の欲望を受け止めて…。
「分かったかい、先生?」
「ハァ…んくっ」
盛じやすい胸を熱っぽく揉みしだかれ、乳首を捩じあげられ、子宮がキューン、と疼いた。
もう、なすすべもない。小さな喘ぎ声を切れぎれに上げながら、蜜壷の疼きが耐え難い物に
なっていくのを感じていた。長い間、男に抱かれたことのなかった躯は先日の哲生の陵辱行為
によって火が着きやすくなっていた。
じっとりと秘所を覆う布地が湿り気を帯びていくのを、隠そうとしてもじもじと、涎の出そうなほどに
張り詰めた太腿をよじり合わせた。
「フフ…」
汗のしずくが胸の双球の谷間を滑り落ちていく。ツツー、と指の背で端正な女教師のうな
じを滑らせて、背中のジッパーを引き落としていった。ジジッ、という合わせ目の外れる音が麗奈
を戦慄させた。
「はふッ…んっ」
教え子の指が唐突に、秘所を布越しに責め立ててきた。
「可愛いよ、先生」
耳朶を甘噛みしながら、うなじに浮いた汗のしずくを舌先で掬い舐めとった。
「や、やめて」
朱唇をわななかせて、それだけ言うのがやっとという感じだ。
「ここは…そういう場所じゃないのよ」
どういうことなのか、分からないという顔で陵辱を繰り返すす教え子を説得する。
「ここは紳士の来る場所なの」
「じゃあ、あれは何ですか」
面白そうな顔で哲生は女教師の視線を促すように植え込みの隙間から覗ける右隣のブースへと、
顎を稔った。言われて麗奈が視線向けると、衝撃的な光景に思わず目を疑った。
同僚のバニー・ガールが酔客の股間に頬を伏せては、凶々しい男性自身を深々と呑み込み、
献身的に奉仕を続けている。さらに左隣のコーナーではコスチュームを半ばまで脱がされた同僚が
後ろ向きに男の膝に跨り、猥褻な嬌声をあげていた。
「あれのどこが紳士なんですかね」
ショックで口もきけないのか、女教師はあまりにも惨い光景に抵抗も忘れ、なしくずしに教え子に肌を
嬲りものにされていた。唇を奪われ、舌の根を吸われるような熱烈な接吻に、頭に血が昇って、知らず
しらずに陶然と舌絡ませてしまう。
「いいぜ、先生は…」
てのひらに吸い付くような乳房の手ざわり、瑞々しい白さの双乳も涎の出そうなほど肌目の整った太腿
の張り具合も、最高の牝だ。俺の牝奴隷に相応しい…。
「あんッ」
唇が離れると唾液の雫が糸のように延びた。上気した美貌に壮絶な色気を滲ませて、麗奈の肌は
ピンク色に上記していた。
「きゃぅっ」
乳首を涙ると猫のような悲鳴をあげてのけ反る。麗奈の乙女の部分は教え子の好色な責め
に耐え切れず、トロトロと熱い蜜液を分泌し治めていた。
哲生も股間の怒張を滾らせていた。肉茎を解き放つとそれはブルンッと勢いよく揺れた。
「だ、駄目…」
「やるんだ、見ていたでしょう」
-8- 性奴
哲生は麗奈の頑を強引に怒張へと押しつけた。
麗奈が奉仕を拒むと、涎をあふれさせた肉茎が美貌を汚していく。
「あふ・・・こんな」
教え子の精にまみれて、怒張が麗奈の口腔を犯してゆく。瞳を伏せ、汚辱に泣く女教師。
「ううっ」
教え子の呻きと同時に麗奈の口の中にむせるように濃厚な液体が溢れていく。麗奈は仕方
なく、哲生の精をコクン、と呑み干していた。
「麗奈、俺の女になるんだ」
暫生は麗奈をソファに組み伏せるとコスチュームを剥いていった。麗奈は抗う気力もなく、
熱い溜め息を吐いて喘いでいた。
そんな女教師の表情を楽しげに見下ろし、媚肉の狭間に怒張の切っ先をあてがうと薄れそ
ぼった粘膜を一気に貫いた。
「ハァんっ、アアッ…、くうっ」
「いいぜ、最…高だ」
「ああっ、あんっ…んっ」
ひとしきり喘ぐと麗奈は絶え間ない官能の渦に呑み込まれていった。
ゾクゾクッ、と背筋を疾る官能に身を苛まされ、粘膜の擦れ合う淫靡な音に恍惚へと追い
詰められていく美教師。
「あ、ああン…、酷いわ」
「でもイイんだろう?」
「あふっ、…くうっ!」
巧みに媚肉に刺した怒張をグラインドさせてやると、熱い昂ぶりが麗奈の全身を弓なりに反らせた。
「もうだめっ…」
麗奈は愛しい教え子の唇を求めて、縋り付いていた。
「哲生クン…好きぃ」
「せんせいっ」
互いに舌を絡ませ合い、身も心も一つとなった二人は絶頂へのステップをともに駆け上る
のだった。
-9- 奈落 ( 終章 )
’まったく…、おしゃぶりしながら気分出してるんだから'
教え子の怒張をすっぽりと、その窮屈な朱唇に咥えたまま、自らよく実った乳房を揉みしだき
ながら、媚肉を濡らす姿は例えようもなく淫らな光景である。バニー・ガール姿で哲生に陵辱
されながら、麗奈は恥辱にまみれひたすらに奉仕に耽るのだった。
哲生が麗奈の務めるナイト・クラブに出入りするようになって、すでに一週間が過ぎて
いた。毎回、麗奈を指名し、スペシャル・サービスを毎回せがみ、観葉植物に囲まれた一角
から密室でドロドロの奉仕が受けていた。 スペシャル・サービスではバニーが網タイツどころか
下着さえ着けさせず、酔客の接待に当たる。客は時間の許す限り、濃密な奉仕を要求できる
のだ。もちろん哲生はオーナーの息子である。麗奈を他の客に任せる気はなかった。麗奈の
出勤にあわせて店を訪れ、自分だけに奉仕させていた。それでいていつもどおりに家庭教師も
受けていた。美女の夜と昼、両方の顔を楽しむために。
「はぅッ…」
怒張が麗奈の朱唇から抜かれ、美貌に擦りつけられた。だが女教師は眼差しも虚ろに、される
がまま。透明な露で頬を濡らしてゆく。
「さあ、先生脱ぐんだ。」
「はい…」
教え子の令令にしたがい、背中のジッパーをおろしていく。性奴として調教され身も心も哲生に
奪われた麗奈はすばらしい裸身を反らすと、椅子に両手をつき、尻を教え子に高々と差し出して
ねだった。
「ください…、ご主人サマ…」
「先生…、」
女教師の演技とも本音ともつかない媚態に哲生は猛り狂う怒張をたずさえ、麗奈の媚肉
にその切っ先を当てがい、真っ直ぐに貫いた。
「あアァ…」
全身をピーン、と反らせて麗奈は色っぽい溜め息をついた。
「いいぜ、先生・・・」
「ああっ、あんっ…んっ」
哲生の怒張が媚肉を抉り、子宮を突き上げると激しい官能に苛まれながら、麗奈は叫んで
いた。短い悲鳴をあげながら、哲生の唇にむしゃぶりついていく。
「麗奈っ」
「哲生さんっ…」
二人は互いに舌を格ませながら、絶頂を噛みしめるのだった。
コメント