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小説(転載) 盆休み6/6

官能小説
06 /17 2018
「やっ……んっ……はぁっ……圭介…さ…ん………」
「ん……?」
「わ…わたし……圭介さ…んが……あぁっ……」
圭介は腰を動かしながら、紫織の言葉の続きを待つ。紫織は、甘い吐息を吐きながら、かすかに唇を動かすが、声にならない。
「あとで…教えて……。」
圭介は、紫織の両脚を抱えて、男根を根元まで突き入れた。
「あぅっ……うぅっ…」
奥まで突き入れられた男根に、紫織がうなる。
 
ぬちゅっ…ぐちゅっ…ぬちゅっ…ぬちゅっ…
 
紫織の愛液が圭介の股間を濡らし、男根が抜き挿しされるたび淫らな音が聞こえてくる。紫織が、圭介の男根の形や硬さ、そして隆起した血管に至るまで、女陰で直に感じ取っていたように、圭介もまた、紫織の女陰のやわらかな肉壁やその締めつけを男根全体で感じ取っていた。
 
「ちょっと…はぁっ……きゅ…休憩…しても…いい?」
圭介が息を切らせながら、動きをとめた。
「すぐに……いきそう……はぁっ……だから……。」
圭介は呼吸を整える。小さくうなずく紫織を抱き起こした圭介は、紫織の中に挿入したまま向かい合わせに紫織をかかえて座った。
「気持ちよすぎて……。終わるのがもったいない…。」
圭介の言葉に紫織は恥ずかしそうに微笑む。
「このままでも……いいです…。」
自分の中で萎える気配がなく、張りつめたままの男根の感触だけで、紫織は幸せな気分になる。圭介と繋がっているという思いが、紫織の躰を熱くしていた。
「それは…俺には酷なことなんだけど…。」
紫織の背中を撫でながら、圭介がつぶやく。
 
 圭介は紫織の乳房に片手をあて、唇を重ねる。圭介と紫織の舌が深く絡み合い、乳房がやわらかく形を揉み上げられる。
「あふっ……はぁっ……」
再び、紫織の甘い吐息が漏れ始めた。圭介は、紫織の向きをかえ、背後から抱きかかえると、片手で乳房を揉みながら、もう片方の指を紫織の突起にあてがった。
「んっ……やだ……な…何を…?」
前に上体を倒すような格好になった紫織は、圭介の方に振り向く。
「紫織ちゃんは、いってもいいよ。」
圭介は指で、紫織の突起をこすり始めた。少し大きくなった突起が、圭介の指先にはじかれ、紫織の躰を快感が貫く。
「やっ……やめ……はぅっ……あぁっ…んっ……」
紫織は徐々に前に上体を倒し、圭介の指から逃れようとしていた。
「そんな格好になったら…」
「えっ…?」
圭介は紫織の腰をつかんだ。紫織はいつのまにか四つん這いになり、圭介に尻を突き出す格好になっていたのだ。圭介は紫織の格好に誘われるように、再び腰を動かし始めた。月明かりに照らされた二人の影が、やしろの壁に映り、紫織の目にとまる。
  
「あっ……や……あぁっ……んんっ……」
激しく首を振り、快感を伝える紫織を、圭介は背後から突き上げ続ける。紫織のお尻と圭介の腰があたるたび、パン、パンとはじけるような音が鳴り響いていた。
「も…もう…あぁっ…おかし…く…なっちゃう……はぅっ…おねが…い……いって……ください…。」
突き上げられるたび、男根が奥にあたり、紫織の躰がびくんびくんと反応している。圭介は崩れる紫織の躰を抱きしめると、紫織の突起を激しくこすり、腰を動かしていく。
「はぁっ……うっ……」
びくんっ…びくんっ……びくっ、びくっ…
紫織の女陰が激しく痙攣し、圭介の男根を締めつける。圭介は、紫織が絶頂に達したのを感じると、夢中で腰を動かし、やがて勢いよく抜き取って紫織の尻に精液を放った。
 
 
「愛子の跳び蹴りは痛いぞ。」
手をつなぎ、家への道をゆっくりと歩きながら、圭介はつぶやく。紫織は愛子の顔が目に浮かんだ。愛子がこのことを知ったら…。きっと、バカ兄貴、と叫びながら圭介に向かっていくに違いない。圭介は、微笑む紫織を見ながら、紫織の肩に手をまわした。
「明日、帰っちゃうんだよね。」
紫織がうなずくと、圭介はしばらく黙って歩いていたが、やがて足を止めた。
「もう一回、神社に戻る?」
驚く紫織の返事を待たずに、圭介は紫織の手首をつかんで、今来た道を引き返していった。
 
「このお、バカ兄貴い!」
翌朝、愛子の跳び蹴りはきれいに決まった。
 
 

~終わり~

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。