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小説(転載) 大学教授杏奈 悦楽の孤島 相姦課外講習 (前編)

近親相姦小説
07 /05 2018
掲載サイトは消滅。
大学教授杏奈 悦楽の孤島 相姦課外講習 (前編)

橋本博文の母、杏奈は大学教授である。今年で40歳になるのだが、絵に描いたような
才色兼備の女性として知られていた。
20数年前の女子大生ブームに少し遅れた世代だが、間に合っていればまず間違いなく
ブラウン管を彩っただろうと言われたほどの美貌だった。
専門は海洋生物学。海外でも彼女の研究は高い評価を受けていた。
いわゆる象牙の塔の住人ではなく、フィールドワークで日本・いや世界の海を駆け巡
っていた。
そういう母親だから、博文は杏奈に育てられた記憶がない。
博文の父、守と家政婦の元で彼は育った。
守は杏奈とは違い、研究室の学究だった。
妻の持ち帰るサンプルを研究し、夫婦で論文を出すわけである。
で、守はこの父の血を色濃く受け継いでいた。
つまり昆虫図鑑は好きで読んでいても、実際に屋外で昆虫採集をするのは苦手。
スポーツも根をつめてやることはしない。
体育で、それなりの成績を収めるが、放課後の部活に汗を流すのもおっくう。
要するに屋外活動が苦手な口だった。
さて昨年、博文が15歳の時、父が亡くなる。心筋梗塞であっけないものだった。
葬儀からしばらくして、家政婦も老齢のため、暇をいただきたい、と杏奈に。
せめて博文が高校に入学するまでは、と引きとめ、そして彼は地元の名門校に入学。
杏奈もフィールドワークを引退し、博文とともに暮らすかどうかを決めなければなら
ない。そんな日常?の母子に夏がやってきた。
二人が生涯忘れられないであろう夏が。

「なあに!16歳の男の子が、デートもせずに、だらだら夏休みを過ごすの!」
母、杏奈はとがめる口調だった。
「いいじゃないか。一年前は受験勉強で大変だったんだ。のんびり夏休み過ごしたい
んだよ」
夏休み突入まであと少しというところで、イタリアから母、杏奈が国際電話。
少年が、目的もなく夏休みを浪費すると聞いて、母親らしい小言が始まった。
コレが素直じゃない男の子ならば
「何だよ! 母親らしいことなんか全然してねえくせによ!」
と口ごたえするところだが、あいにく博文は気持ちが優しい、手がかからないタイプ
なのだった。
「じゃあママの助手でもやらない? 真夏の最高の避暑地で」
「んー? 何?」
それは孤島での杏奈の研究やなんかの手伝いだった。
炊事なんかも含まれる。博文は幼いころから、男に似合わず家事一般が得意なのだ。
まあ老いた家政婦が、あとあと心配?ないように仕込んでいたのであるが。
「めんどくさいなあ、しかもママと一緒、二人っきりなんでしょ?」
「アラ? デート相手もいないんでしょ? 日給一万円はずむわよ」
のべ七日で七万円! 博文の心は決まった。
そしてこの時点で、実は杏奈と二人きりで過ごすことが嬉しいことに、彼は気がつい
ていなかった。
二人は母子として、お互いを大切に思っていた。
だが一年のほとんどを離れて暮らしていた、今までは。
そして16歳の博文は、普通に青いエネルギーを体にためこむ年齢に達していた。
そのエネルギーは、ふとしたはずみで容易に発火する類のものだったのだ。
孤島で待つ人が、そのエネルギーを燃やし尽くしかねない灼熱の太陽であることを、
まだ博文は知らない。

島の名を「愛母子(えぼし)島」という。
学術上の貴重な島である。
行政上の主島からフェリーで移動する。2キロ離れている。
愛母子島はほぼ一辺が一キロメートルの三角形型の島。
フェリーが入港できる入り江はただ一箇所しかない。
あとは断崖絶壁や岩礁に覆われている。
絶壁に叩きつけられる、太平洋の波が雄雄しくこだまする。
亜熱帯性気候の温暖さがここちよい。
江戸時代、入植を試みた一団がいたという。
日本版開拓者精神の発露であったが、結果は挫折。
全く農耕には適さなかった。ただ当時の小屋のあとが残っていたりもする。
長らく無人島だったのだが、杏奈の大学が働きかけ、ここに研究所がおかれた。
温暖な気候とはいえ、結構波は荒い。
フェリーの移動も、時間を間違えたら命がけになることもある。
当然ながら、携帯電話はエリア外で意味をなさない。
主島には無線で連絡を取るか、電話を主島につなぎ、そこからまた転送する形になる。
そんな島だから、物資の供給が死活問題になる。
週に一度、フェリーで運ばれてくる。
物資がなくなったら、容易に調達はできないのである。

博文は暗鬱な気分になった。
ネットで少し調べてみて、このありさまだ。
「ちぇ! 何が真夏のバカンスだよ」と思った。
これでは孤島に母子二人で軟禁されにいくようなものである。
水泳や釣りもできると母は言っていたが、怪しいものだと思う。
これなら無理して?ナンパでもしてたらよかったかな、などと後悔する。
博文は顔立ちはいい。その気になれば可能である。
正常な思春期の少年だから、女の子に興味はある。
ただそのために努力するのは面倒くさいから、家で本でも読んでたほうがいい。
そう思って、異性に積極的にならないたち。
つまりこの少年は、能力はあっても、意思に欠けるのだった。

何にせよ、博文は旅支度。杏奈の待つ愛母子島に向かう。
杏奈は一週間前にすでに現地入りしていた。
いろいろこまめに荷造りし、大型のリュックを背負って家を出る。
列車を乗り継ぎ、目的の港町に向かう。
大型のフェリーは、諸島でバカンス・観光を楽しむのだろう、家族連れやカップルで
にぎわっていた。一人旅なぞ博文くらいのものである。また彼にとってもはじめてだ。
それにしても日差しが暑い。それはそうだ亜熱帯性気候の範疇だ。
しかしなんと美しい海だろう。
半日ゆられて主島につく。船酔いはしなかった。
丈夫なのか華奢なのかわからないのが博文である。もう夕方だ。
母が予約していたホテルと、ビジネスホテルの中間くらいの規模のそれに宿泊。

「ちぇ!迎えに来てくれたっていいだろ!」などと考える。
ここらへんが難しい年頃で、迎えにきたらきたで
「子ども扱いしないでよ」となるのだろう。
品のいいホテルだった。豊富な海の幸が5膳、彼の部屋に運ばれた。
少年の健啖な食欲は、膳の珍味を残さずたいらげた。
朝方早く目が覚めた。昨日は日がかげってわからなかった目的地。
「愛母子島」がホテルの窓から見えた。
そこに今、母杏奈が一人で暮らしている。
なんだか無性に母親に会いたくなった、まだ子供の部分が心に残る博文。
一人旅の上、一人で宿泊したせいかもしれない。
朝食は昨夜とかわって、ホールでのバイキング。
卵・シャケ・焼きのり・味噌汁などなど、典型的な朝ごはんだった。
ホテルをチェックアウトし、船着場に。
傘子丸なるフェリーを探す。博文は自分の名前が呼ばれるのを聞いた。
赤ら顔の親父が手を振って、彼を出迎えた。
傘子丸船主、藤原と名乗った。
「今日は波が穏やかだ。すんなり愛母子島に着けるよ」
つまり着けない日もあるわけである。
ほとんど孤島のようなものではないか。
そしてフェリーに乗り込む。親父さんは話し上手で退屈しなかった。
一時間ほどで、もう愛母子島は目と鼻の先になった。

「博文! 博文! よく来たわねえ!!!」
島、唯一の船着場に母、杏奈が立ち、手を振っていた。
杏奈のはずである。杏奈しか暮らしてはいないのだから。
が! 博文は目を見張った!
ものすごい真紅のハイレッグ水着の女性がそこにいたからだ。
それは夏である。しかし孤島である。40歳である。
サファリスーツといったら、海だからおかしいが、それに似た姿を想像していたのだ。
しかも抜群に似合っていた。杏奈がこれほどまでにグラマラスであることを、博文は
はじめて知った。これが年に一度海水浴に行く母子ならば、とうに確認済みであるこ
とだが、生憎彼が母の水着姿を見たのは11歳のときが最後である。
当時もこんな水着であったことを、後日アルバムで確認する博文だったが、思春期前
の少年の記憶に残っていなかった事実が、要するに「猫に小判」を意味していた。
しかしもう小判の価値を知る、オスである。
目の前の杏奈は、ハイレッグにVカット! 
ベイ・ウォッチに出てきそうな、日本人離れした姿態だった。
博文は日差しとは別に、体内に熱いものを感じた。

「気をつけてね。足怪我しないようにね」
桟橋などというものはない。潮の干潮でできる岩礁路である。
集めのサンダルを履けといわれた意味がわかった。
浜辺に到着、するといきなり博文は杏奈に抱きしめられた。
博文は172センチで、杏奈は174センチ。少しだけ母親のほうが高い。
まああと数ヶ月で追い越すだろうが、ともかく今は違う。
能力あっても鍛えない小肉中背の博文に対し、杏奈は屋外研究の申し子だけに、お
そらく体力でも杏奈が優る。
その日本人らしくないバディに包まれた感覚があった。
「久しぶりねえ、3ヶ月会ってなかったよね」
杏奈としては、かわいい息子にスキンシップしているだけである。
だが甘い美女の芳香が、博文の鼻腔をくすぐる。
・カットワンピース水着の、豊満な胸元が、彼の胸板を圧迫する。
美女のハイレッグなど、16歳にとっては半裸も同然である。
それが布切れ一枚隔てて、博文をおおいつくしているのだ。
背中にまわされた母の腕にさえ、セックスアピールを感じてしまう。
少年の青いエナジーが股間に集まりはじめた。
博文は、母の甘い肉体の感触に酔いながら、一方で心の中悲鳴をあげた。
母親に勃起するなど、獣も同じだというくらいの分別はあった。

「ママ!ママってば!!!苦しいよ!船長さんがいるんだよ、恥ずかしい」
「なあに、気にすることなんかないさ。一週間思う存分甘えたらいいよ」
と、藤原さんは冷やかすでもなく、真顔で言った。
ようやく杏奈が体を離してくれたのでほっとした。
博文は半分勃起しかかった自分を恥じた。
だが恥じるまもなく、荷物を運ばなくてはならない。
二人の生命線、命綱、週に一度の物資補給なのだ。
忘れて、コンビ二に駆け込める環境ではないのである。
三人は汗だくになって、船着場?から300メートル離れた研究所に荷物を運ぶ。
道などないのも一緒なので、リヤカーとかでは運べないのだ。
徒歩人力運搬が一番早いのである。
亜熱帯性気候の温暖さも、真夏の盛りでは地獄の暑さだ。
砂浜・岩礁・岩盤・土塀、杏奈は先頭に立ってすいすい歩む。
一方我らが博文君、普段鍛えてないことがあだとなって、悪戦苦闘しながら進む。

「ははは、4往復もしたら慣れるさ」
後ろから藤原さんが励ましてくれる。
そうだ!僕は男だ! ママに負けててどうする!!!
そう思い、顔をあげる。母の後姿を追う。

すると目に入る。母の豊満かつかたちがいいヒップラインが。
しなやかに自然の中で鍛えられた長い足が。
シミひとつない、かつ日焼けした美しい肌が。
黄金分割の真紅のヴィーナスのラインが。
体は暑さなんかで疲労を訴えているのだが、視覚だけは喜んでいるのが自分でもわか
った。なんかそれだけでもここに来た甲斐があったなどと、考えてしまう。
あわてて内心首を振った。こんな姿、男だったら・・・
そこでふと思いあたり、さりげなく後ろの藤原さんをみやる。
驚いたことに、このはげあがった赤ら顔の中年親父の目には、一点の曇りもなく、好
色のこの字も浮かんではいなかった。
博文は、「このおっさん、ホモじゃないのか?」などと思ってしまった。
そして改めて考えを訂正。中年だからと言ってヒヒ親父とは限らない。
彼が立派な紳士だというだけである。では自分はどうなのか!!!
考えれば考えるほど、自分が恥ずかしい。いたたまれない。いるわけだが。
こうして彼は母親を視姦するのをやめられないまま、4往復が終わった。
母子は二人で傘子丸を見送った。

研究所は居住区と研究室で構成されている。
ログハウスとプレハブとかそういう簡便な、かつ大き目の建物である。
補強はされているので、台風直撃でも大丈夫らしい(理論上)。
入り口からすぐ、居住区であるリビングになる。
こんな島でも暖房が必要なこともあるらしく、暖炉が備えてある。
愛母子島は木々も豊富だが、切れッ端でも十分暖かいらしい。
冬季用に乾燥した炊きつけやまきが豊富にストックしてある。別棟だが。
杏奈だけが使用するわけではない。国立大学の建造物なのだ。
四季、誰が宿泊してもいいようにという配慮である。
リビングからは4つのドアが見える。三つは寝室である。
つまり定員三人という研究所なのだ。
最後の一つは炊事場に続く。
炊事場は簡素だ。固形燃料のガスレンジと、屋外からガスをひいたコンロ。
屋外のタンクは同時に、ガス式冷蔵庫と湯沸かし器にも通じる。
博文はガス冷蔵庫などはじめてお目にかかる。
炊事場からまたドアが一つ。これが浴室に通じる。トイレとバスが同じ場所にある。
どことなく作りが日本的でない。設計したのがドイツ人だったそうである。
基本的に電気ではなく、ガスで生活が成立している。
それはそうで、島で自家発電を考えるより、ガスのほうが手っ取り早い。
浴室にもドアがあり、開ければ屋外である。

照明ときたら、これがオイルランプであった。

「あら!10ヵ所もつけたら明るいのよ」
そう母に言われたが、博文はつくづく文明から離れたことを痛感した。
トイレなどセラミック製の箱である。たまったら自然に帰すのである。
ホモサピエンス数人の排泄物など、自然がまた島の土に返してしまうのだ。
それをやるのはいやだな、などと考える水洗育ちの現代っ子だった。

寝室はダブルが一つ、シングルが二つ。
古びてはいたが、シーツとかは清潔だった。
荷物の片付けや、こういった生活の手引きを教えられているうちに、日がかげってき
た。杏奈はさっそくランプをともす。
ヨーロッパの映画に出てくるような、角型のごついランプだった。

「ママ、おなかすいたでしょ?何か作ろうか?」
そう言われた杏奈は嬉しそうではあったが
「今日は疲れたでしょう?缶詰と乾パンでいいわよ」
こうして久しぶりに、母子は質素だが楽しい水入らずの食事を楽しむのだった。

「でもなんでそんな派手な水着なの? それで研究できるの?」
「ああ、シュノーケルつけてね、水中カメラで撮影してたのよ」
それは水着の説明であって、派手さの説明ではない。
「イタリアで親友の学者さんから、いただいた水着なのよ、折角だからこの夏はこれで
過ごそうかな?てね」
聞けば今週一日だけ、夫婦そろってここに滞在するそうだ。
すると一日だけ水入らずは邪魔されるわけだが、別にかまわない。

博文はたっぷり、この日汗をかいた。さっぱりしたい。
そこで雨水をためたタンクから、お湯を沸かしシャワーを浴びる。
杏奈が先に入ることに、ハイレッグ姿にもようやくなれた博文で、やや安心した。
「アレは気の迷いだったんだ。息子が中年の母親に感じるなんてあるわけないもん」
そう思った。
殺風景なリビング、だが棚に写真が、父と母、そして博文。
孤島でも一日とて母が心に、家族を思わなかった日々は、なかったことがわかる。
温かいものが心にこみあげた。

で、その矢先だった。

「博文、ママ済ませたから、入りなさい」
少年はリビングに入ってきた母親に、またもや目を奪われた。
白いバスタオル一枚を体にまとった姿で、入ってきたのである。
一挙に鼻腔が熱くなった。
豊満な乳房が上部三分の一だけ見えていた。
バスタオルから覗く素足は、ハイレッグとはまた違った魅力があった。
Tシャツと短パン姿の博文は、太ももに粘液が滴るのを感じた。
見ると、血であった。あわてて鼻に手をやり、彼は杏奈の姿態に鼻血を流した自分を
確認する羽目になった。
ティッシュで拭い、じゃあ行って来る、と言ってシャワー室に向かう。
杏奈はその様子には気がついてなかった。
だが、くずかごに鼻血のついたティッシュを発見した。

「まあ、この暑さでまたのぼせたんだわ、弱い子ねえ」

実に母親らしい勘違いだった。
全ては杏奈の、母親らしくない魅力に起因していたのに…

温水が心地よい。だが冷水で修行する僧のように、邪念をふりきるようにひたすら肉
体を洗った。勃起していた。そんな鬼畜の自分があさましく、必死に違うことを考えた。
虚数指数関数、サインコサインタンジェント! 嫌いな数学の授業を思い出す。
ようやく勃起もおさまり、彼はシャワー室を出た。ガスランプを消す。
窓からかすかな光、見えるはきれいな星空と月。

…そういや家族で愛しあうことを、月の愛、って言うんだっけ…

あわてて首をふる博文だった。
「博文、頭痛くない? 熱射病ぽくない? 鼻血出したでしょ」
リビングから杏奈の声がした。
「大丈夫、熱射病じゃないよ」
そう言いながら戻る。またも悩殺!
杏奈は白いボディスーツ姿だったのだ。それでソファで足を組んでいた。
ほとんど誘惑しているようなものである。
実は父、守が杏奈にセクシーな下着や寝巻きばかりを、選んでいたからこうなるのだ。
無論家では普通の寝巻き姿だったが、この場所なら誰も見てはいないから(博文は息子
であるし)、とまあ要するに杏奈も、こういう格好のほうが好きなのである。
自分が美人の範疇であることには自信がある。
ならば夫が死んだとて、磨き続ける意思はあるのだった。
しかしたまらないのが博文だった。

「でも一応ね」
首に冷たくしたタオルを巻かれた、頭を高くして横になっているようにと言われる。
「もう大丈夫だってばあ!!!」
「ダメよ! そういってすぐ子供のころ具合悪くしてたくせに」
母親らしいせりふだが、実際に看病したのは家政婦さんで、杏奈は又聞きである。
「初日からこんなんじゃあ、無理かな?」
「絶対大丈夫だよ!!!!!!!!!!!」
博文は自分でも驚くほど、きっぱりと断言した。
ここまで来て、追い返されてはたまらない。(杏奈を視姦できなくなる!)
「ふふ、その元気だったら大丈夫ね」
そう言って杏奈が顔を覗き込む。
美しかった。どういう男性の基準でも美人に入る、素晴らしい笑顔だった。
「ああせっかくだから、耳掃除してあげようか?」
「ええ、いいよお」
と言いながら博文は、冷やしたタオルが首から外され、頭が母のむき出しの太ももに
のせられた。杏奈の肌は、40歳とは思えないほどはりがあり、柔軟な筋肉に、また輪
をかけて優しい感じの脂肪がまとわれていた。
至福の感覚で、博文は実母のふとももと右ほほが触れ合う感覚に酔った。
湯上りの、上気して、かつ日焼けした素晴らしい足のながめ。
同時に耳を掃除してもらうことにより、幼児時代に戻ったような懐かしく、甘酸っぱ
い感覚。耳の奥がくすぐったい。
だが! だが!!!嗚呼だが!!!!!!!
「さ、終わったわ。疲れたでしょう。今日はお休み。明日からいろいろやってもらう
から覚悟しててね。国が日給出すんだからね」
そう言って杏奈は体を離した。
そして少々浮ついたのか
「じゃあお休みのキスね」
博文は瞬間、10年ぶりにほほに母の口づけを受けた。

「何すんのさ!!! 気持ち悪いなあ!」
口ではそう言った。
「ああ!! 昔はそんな生意気言わなかったわよ」
母が冷やかす。
「もう子供じゃないんだからやめてよね」
杏奈は息子が真っ赤になっているのを認めた。からかいすぎたか、と思った。
しかし彼は別の意味で真っ赤になっていたのだ。

たまらなかった。もうたまらなかった!!!
16歳の勃起はすでに先端の前触れを、とめどなく分泌させていた。
母が寝室に入ったのを確認。
そこで彼もまた自分のベッドで、自分だけの空間をようやく得た。
もう邪魔は入らない。
短パンをベッドの上で脱ぐ。痛々しいほどのジュニアが目に入る。
涙を拭ってやる。透明な糸をひく。
そして彼は灼熱の肉棒を激しく右手で上下させた。
思慕の対象は、実母杏奈! 孤島にたった二人のオスと雌。
ハイレッグ・タオル姿・ボディスーツ・太ももの感触。
熟れきった魅力に抗うには、少年のエネルギーは充填されすぎていた。
暗闇の中、ただただ少年は自慰行為の快感に酔う。
ゾクゾクする。その背徳感に。
だが同時に少年は、耳慣れない音に気がついた。

ベッドである。シーツやなんかこそ清潔だが、ベッドそのものは古びていて、きしむ。
彼が少しでも体を動かせば、ミシッと音を立てる。
注意深く、ワンストローク。 ミシッ!
ワン・ツー ミシッ!ミシッ!
博文は困った。わずかな動きでこれだけの音を。
ではさっきからリズミカルにベッドがきしんでいたことになる。
もし、エクスタシーが彼を襲ったら、どれほどの音を発するやらである。

「大丈夫さ!ママは寝ちゃっている。気づきゃしない!」
そう言い聞かせる。
だから徐々にスピードを速める。
脳裏の中の杏奈は、なまめかしくその姿態を彼にプレイバック。
それ以上の妄執は必要ない。

ミシッミシッミシッミシッミシッミシッミシッミシッ!!!!

いぎたない自分がかなでる、ベッドの不興音の中、彼は絶頂に達した。
何重にも重ねたティッシュで亀頭をくるみ、全てをぶちまけ吸収させた。
実母を思い描いた、甘い官能のオナニーに満足し、彼はその晩安らかに眠りについた。
遠くに聞こえる岩礁と波のぶつかる音が、自然のアルファー波としてその眠りを後押
ししてくれる。

目が覚めた。昨日まではお客さん、今日から学究杏奈の助手である。
さっそく彼は炊事場に向かった。考えてみたらゼミの学生がこんなとこまで来ること
はないだろう、などと思う。女学生にはきつすぎるし、男子学生だと母の貞操?が危
ない。
初めての炊事場だが、使い方は教わった。
さっそく手早く紅茶を沸かし、スクランブルエッグを作り、昨日届いた野菜を三つ選び
サラダをこさえる。乾パンを湯気にあてて柔らかくする。
たちまち朝食のできあがり。老いた家政婦の指導の賜物と才能だ。

「あら?起こしに行こうと思ったら、もうお目覚め?」
声に降りかえる。愛しき母杏奈の笑顔が優しく映る。
彼女の今朝の格好は、Tシャツにショートスパッツ。頭にバンダナを巻いていた。
今にもエアロビクスでも始めようかという姿だが、さすがに健康的なあまり、博文の
男は反応せず、彼は安心し、同時に昨夜自分が、実母の尊厳を犯したことを恥じた。
そして朝食、屋外で絶景の中、二人きりのブレクファスト。
チェアにビーチパラソル。朝だからそんなに陽射しはきつくないが、備えているものは
使ったほうが、風情、が出る。
海も空も、真っ青だ。博文は自分が真夏の楽園にさまよいこんだ錯覚があった。
しかも色っぽいママと二人っきりなんだ!!!
そう続けて思った自分に愕然とする。

あわてて話題を降る。
「ママ、今日は何するの?僕は何をしたらいいのかな???」
「ママは浜辺で、潮干狩りよ、ヒロ君も一緒にどう?」
「潮干狩り? ママ、ここに遊びに来てるわけ?」
「まさか! ここの貝や甲殻類は、ちょっと本州とは種が違うのよ、それを持ち帰っ
て比較研究するわけ」
よくわからないが、そんなに重労働でもないようだ。
と、そこで母が、自分をヒロ君と呼びかけたことに気がつく。
そういう呼び方は幼少時以来だった。少しこそばゆい。
ついでに釣り道具一式も持って行く。
フィールドワークが苦手な博文だが、どういうわけか釣りは誘われれば行った。
そして成果をあげるほうだ。

食後は研究室に。フラスコやら顕微鏡やら、化石やら標本やらでいっぱい!
この島の自然を全て、採取しつくす勢いだ。言いすぎだが。
そして彼が作ったおにぎり(インスタントライスパックから作る)、缶詰の類をリュッ
クにつめ、採集セットを準備し、母子は船着場の反対側に向かう。
亜熱帯性植物のジャングル?をかきわけて進む。
虫除けもきつくて、尚且つ肌に優しいスグレモノをすりこんである。
毒虫・毒蛇はいないそうだ。毒草はあるそうだが。

「ママ、僕、野草を勝手に食う度胸なんかないよ!」
「一応ママの大学は長年ここで研究しているから、食べられる野草や薬草なんかは
頭に入ってるのよ。嵐で物資が来ない場合もあるからね」
博文は母の何気ない一言に、必ずしもここがエデンではないことを認識した。
獣がいない島のケモノ?道をかきわけ、目的の浜に到着する。
そこから見える景色は、もうほとんど日本の領域ではないそうだ。

「なんか泳げそうだし、船も着けそうだけど・・・」
「ああ、見えないけど岩礁がすごいのよ。しかも岩礁抜けたらいきなり海溝よ。
水深三百メートル、泳ぐなんてとんでもないわ」
博文はがっかりとした表情。
「ふふ泳げるスポットはあるからそんな顔しないの、さあ潮干狩りよ」

そこで杏奈は教授の顔になって、熱心に採集。岩にはりついた小動物を虫眼鏡で見た
りなんだり。博文は童心にかえって、潮干狩りそのもの。
妙な貝とも虫ともつかない小動物発見。
「ああ、それスープのダシにしたら美味しいのよ」
それを聞き、三つほどみつけて採集。料理となると少し本気になるたちだ。
カニにアサリ・ハマグリ、昨日杏奈がみつけたアワビもある。
寿司屋が開けそうな勢いだ。

すると5百メートルほど先の海に、とんでもないものが映った!
背ビレである! サメだ! この海域にはサメがいるのだ!!!!!
博文は、陸(オカ、島でもオカという)にいるにもかかわらずぞっとした。
杏奈は笑った。
「大丈夫、ママ、昨日もご対面したばっかりよ。人は襲わないおとなしいサメなの」
そう言われても、なかなか心が納得できない現代っ子である。
そういうのが平気な杏奈は、家事一般が苦手。うまくできた母子だった。
11時になった。博文は釣りの用意。
三メートルほどの高台にチェアを準備、糸を垂らす。
右の視界下方には、母の学問に打ち込む崇高な姿が。
いきなり杏奈がTシャツを脱ぎ捨てた!
博文は悲鳴と願望の叫びを、同時に心の中で発した。

……現れたのは、チューブトップの水着だった。
というかレオタードの一種みたいなものだろう。
杏奈の豊満な乳房が、昨日よりよくわかった。事実上ビキニである。
博文はあっさり、白昼のさなかに勃起した。
だがここでまさか、ことに及ぶわけにもいかない、夜まで我慢である。
ここでもうオナニーをすることを決めてしまった博文だった。

で、勃起したまま食糧確保開始である。
母を視姦しながらの太公望。
12時間際に二匹の魚がつれた。
「まあ!この魚、めったに島の近場じゃとれないのよ」
さっそくまな板にのせ、三枚におろし、刺し身にする。ブリの一種らしい。
刺し身包丁ではないし、高校生の素人がやるお造りだから不細工だ。
だが、自分で釣って、その場でいただく贅沢さは何にも優る。
というか小皿・昆布醤油まで持参する、博文の気がききすぎだ。
「おいしー!!! ヒロ君、すごく美味しいわ」
「そうだねえ!! ママ、晩にはこの魚でカルパッチョや鍋なんかにするね」
「ふふ、本当にヒロ君に来てもらってよかったな。普段はおなかにたまればいいよう
な食生活なのよ」
「僕、ママのためなら何だってしてあげるから、まかせといて。唯一の男手だもの」

そう…今この島には男女が、異性が、雌雄が一組あるだけなのだ。
食欲が満たされ、またぞろぶりかえす性欲に、身をもてあます博文である。
だってその上半身はチューブビキニだけなのだ。胸だけ覆うタンクトップとでも言え
ばわかるだろうか?
そのおなかは、博文を産んでいながらたるみがない。フィールドワークのたまものだ。
自然を相手にエアロビクスしているような日常だ。夫を失ってもしなびている暇など
なかったのである。
健康的にうっすら日焼けした肌。素手に素足もまぶしすぎる。

午後2時、太陽の灼熱も最高潮だ。
「ねえ、ママ、泳ぐとまではいかなくても、海に入れるとこはないの?もう暑くって
さあ」
「ああ、そうよねえ。こんな紺碧の海を前にしちゃしょうがないよね」
杏奈は浜辺に近い、岩礁と岩礁の間のスポットを紹介した。
「泳いじゃダメよ。つかるだけ。ちょっとずれたら文字通り海の底なんだから」
少年は従った。つかれればいいのだ。もっといえば下半身が杏奈の視界から、隠れれ
ばOKなのだから。

少年は海水パンツとサンダル姿で、文字通り海水浴にひたる。
海は冷たい。あまりにも心地よい。海水と妊婦の羊水とは同じ成分という。
生命は海から生まれた、その名残。彼は今羊水に包まれているのだ。

「気持ちいい? ヒロ君?」
杏奈が呼びかける。
「うん! 最高に冷たいよ、ママァア!」
ほがらかに、あどけなく博文は応えた。
だが同時に彼は海パンを膝まで脱いでいた。
母の優しい笑顔と、その姿態に、彼のジュニアは雄雄しく勃起し、その熱さは海の冷
たさによっても、容易に収まるものではなかった。
そして勃起を手に添える。杏奈は向こうをむいている。
何も気がつかれない。何の心配もない。
杏奈のむっちりとしたスパッツのヒップライン。
それを見ながら、彼はゆっくりと勃起をしごいた。
同級生たちは今何をしているだろう?
昼寝か?バイトか? まさかオナニーはしていまい。
ましてや実母をおかずになど・・・
不健康だった。今太平洋で一番不実で、背徳の生命体が博文だった。

体を浮かせる。頭だけを海面に出す。
浮力にまかせて、あとは勃起をゆっくりとしごくだけ。
嗚呼、まるで海とセックスしているみたいだな・・・などと考える。
15分彼は、秘めやかな快楽に酔った。
「ヒロ君、もう帰ろうか?」
そう言って立ち上がり博文を見つめる美母。
その瞬間、勃起は激しく白いエキスを、海に返した。
五度・六度とそれは脈うった。
彼の生命の源は、海のプランクトンたちの滋養になるのだろうか???
「うん、ママァァァ・・・す、こしだけ、待って・・・」
声がエクスタシーで若干かすれた。
母に見られながら、母の羊水を犯すのにも似た感覚!
だが杏奈に、まさか彼が何をしているかわかるわけもない。
そして何食わぬ顔で、パンツを元に戻し、浜辺に戻る。

「痛!」

岩盤のとがった部分が、太ももをややついた感覚があった。
実母でオナニーなどをしたバチかな?などと思う。
心配させてはなんなので、彼はこっそり救急絆創膏を患部にはった。

また獣道。そして研究所。
杏奈はさっそく研究所でサンプルを整理。
博文は、数々のささやかな海の幸で、腕をふるう。
カルパッチョにブイヤベースが出来上がる。
ほとんど塩味だけなのに、濃厚なスープだった。
無論杏奈は喜んでくれた。その笑顔が嬉しい孝行息子。
そして今夜は風呂を沸かす。
博文が先につかる。少しだけ、業?の傷が疼いた。
よく見ると三センチほどの切創だった。浅い。もうふさがっている。
リビングに一人きり。雑誌もTVもない。
パソコンはどういう原理か知らないが、通じるらしい。
だがこんなとこまで来て、ネットサーフィンする気にもならなかった。
フィールドワークに慣れてきた博文だった。

そして再び、彼は実母のバスタオル一枚姿を目にした。
日中ヌイておいて正解だったと、しみじみ思った。
文明の蛍光灯ではなく、中世のオイルランプ10個に照らされた姿態は、神々しく荘厳
ですらあった。
「ヒロ君、久しぶりにママにマッサージしてくれるかな?」
彼に何の異論があるだろうか?
嬉々として、博文はソファーに寝そべる杏奈のそばに駆け寄った。
バスタオル一枚、ひんむけば全裸。
正常な男をここまで悩殺する状況もそうはない。
痛いくらいにこわばった勃起を短パンの中に隠して、彼はソファに。
そして生の背中に手をあてがう。
触れた素肌がなんとなまめかしいことだろう。
「うーん、気持ちがいい。」
杏奈のそこかしこを懸命に揉む。
わき腹。首筋。背骨。バスタオル一枚の女神は今、博文の手の中だ。
「足のほうももんでくれる?」
博文が下半身側に廻ると、心持ち足を開く杏奈。

覗けば見られるはずである。少年が人生を出発させた部分を。
だが!だが!それは人倫に反する!!!
彼にはできなかった。

杏奈はしばらく黙っていた。そしておもむろに。
「ママの足にのっかっていいから、体重かけて背中と腰をお願いね」
生唾が出た、飲んだ。
少年は言われるとおりにした。
実母の生の太ももの上に、彼はまたがった。
そしてももとももとがこすれあう感覚、手のひらに感じる柔らかさに酔う。

「アッ!」
「どうしたの?」

突然の息子のかすかな悲鳴に杏奈は戸惑い、首を後ろに向けた。
鼻血をだしたわけではない。日中の傷が摩擦で破れ、母の柔肌に血をつけたことに
気がついたのだ。
「まあ?アナタ怪我してたの??? なんで早く言わないのよ」
杏奈は体を起こした。
バスタオルをきちっとまとめなおし、博文に向き合う。
「傷を見せて」

見ると左太もも内側にかすかな傷。
「もう膿んだらどうするの!」
そしてそそくさと救急箱を探し、見るからにしみそうな消毒チンキを手に。
「大丈夫だよ、ママ」
だが杏奈は聞く耳持たない。息子の体は自分以上に大事なのが母親だ。
短パンをめくるように言う。だが微妙な位置だ。
「短パン脱いで」
母の愛のこもった命令に、少年は拒む能力を持たなかった。
しぶしぶ脱いで、下半身はトランクス一丁に。
杏奈は傷にチンキを塗る。
「うわあああああ!!!しみる!!!!!!!!!!」
たまらず少年は激痛に身をよじる。
「我慢して!すぐ済むから」
そして杏奈が傷口を吹く。ふーふーと。
その生暖かい息に、痛みは癒えた。だが同時に彼は快感をも感じた。

瞬間彼は、このやりとりで萎えかけていた勃起を、まともにおったてた。
杏奈の目に、息子のトランクスがテントをはるのがまともに映った。
あわてて
博文は、その部分を手で隠した。

「ヒロ君・・・」
「・・・ごめんなさい・・・」

少年は顔を真っ赤にして打ちひしがれていた。
実母に性的醜態を知られた屈辱感であることは、察するにあまりあった。
「い、いいのよ、こういうことって若い男の子だとよくあるんだから、それよりママ
ヒロ君が大人になっていて嬉しいな」
少年は顔をあげた。
「怒ってないの?」
胸がきゅんとつまる母の愛
「怒るわけないでしょう」
博文が何かを言いかけた、いけない!それを聞いたら!!いけない!
なぜかそんな予感がした杏奈である。




次の瞬間、杏奈は息子の唇を奪っていた。
「ん・・・」「んん・・・」
実母とのキスに、少年は夢心地だった。
それは母も同じである。
はっとして杏奈は体を離した。二人は見つめあい、しばらく無言だった。

「お、お休みのキスよ・・・西洋じゃ当たりまえの・・・」
「うん」
「今夜はもう寝ましょう」
そう言って逃げるように、母が寝室にその、なまめかしき姿で駆け込むのを。見送るし
かない博文だった。


自室で杏奈はおののいていた。まさか博文が自分に女を、感じているとは思わなかっ
たのだ。少年の自分をみつめるまぶしい視線に、何かがよろめき、とんでもないすき
を見せ、あろうことか口づけまで交わしてしまった自分に!

「嗚呼、どうしたらいいの? リサ! リサ! あなたがあんなことを私に打ち明け
なければ…」
後悔とそれを上回る背徳の予兆に、杏奈の肉体は震えた。
杏奈はおそるおそる、自分の秘陰に手をあてがった。濡れそぼっていた。

「……………………………………… ア! ・・・・・・・・・・」

母の寝室のベッドがきしる音を、博文の聴覚は認識していた。
そしてそれは杏奈にも言えることだった。

TO BE CONTINUED

[2006/08/12]

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。