小説(転載) 『Y氏の場合』 3/3
近親相姦小説
発覚
幸恵が家を空けていたのは私との口論に端を発するが、幸恵の母が風邪をこ
じらせて寝込んだことによる。
「母の看病をしたいから、しばらく実家にいます。家のことは幸子に言って
あるから、大丈夫だとは思うけど、何かあったら電話してね」
と一度電話を掛けてきただけで、それっきり実家に居続けて3ヶ月以上も戻ら
なかった。
私は家事をすることがそれほどおっくうではないから、幸恵を早く呼び戻そ
うという気はなく、一人で気ままに寝起きしていた。そして、前述のとおり娘
の幸子とできてしまったのだ。
その日は幸子の学校の休みの日で、私たちは前の晩からの続きのように朝か
ら激しく性交し、昨日から数えれば6回目を終えて二人して抱き合いながらま
どろんでいたときだった。
「あんたたち、何やってんのよ!」
幸恵のヒステリックな声で目を覚まされた私たちは、まったく弁解の余地の
ない状態だった。
私は幸子の背後から貫いたままの姿勢でまどろんでいたのだ。
掛けてあった毛布はとうの昔にベッドから落ち、私たちは裸のまま寝転がっ
ていたので、性器の結合部が丸見えで、二人が性交していたのは一目瞭然だ。
「続きがあるんなら見ていて上げるから、はやくやんなさいよ!」
幸恵は尚もヒステリックに叫ぶ。
「お母さん!」
幸子が慌てて身体を起こした拍子に萎えたペニスが膣から抜け落ちた。
幸子は股間から白濁した体液を流しながら立ち上がり、落ちていた毛布をひ
ったくるように身体に巻きつけて寝室を出て行き、私ひとりが取り残された。
「悪かった。私が強引に幸子を犯したんだ。幸子を責めないでくれ」
私は幸恵に頭を下げ素直に謝ったが、そのときの私は、幸恵に現場を押さえ
られたことより、めくるめくような近親相姦に終止符を打たなければならない
ことの方が深刻だった。
「あんたが何と言おうと私はあんたたちを許すことはできません。今すぐ縁
を切らせてもらいます。もう夫でもなければ娘でもないから、好きにしたらい
いわ。獣みたいに親子でやり狂えばいいのよ。荷物は後で取りに来るから」
そう言って幸恵は寝室を出て行った。
しばらくして幸子が寝室にやってきた。幸恵は幸子とは一言も言葉を交わさ
ずに家を出たらしい。
「お父さん、どうする?」
幸子は心配そうな顔で言った。
「どうもこうもないよ。バレちゃったものはどうしようもないじゃないか。
母さんには悪いことをしたと思っているが、お前を手放すことなんかとてもで
きないよ」
私はむしろさっぱりとした気分で言った。
「よかった。私、お父さんがお母さんに謝って勘弁してもらうんじゃないか
と心配だったの。あんな人、別れちゃった方がいいわ。それにお父さん、私た
ちそんなに悪いことした? 私とお父さんがセックスするのって、そんなに悪
いこと? お母さんだって浮気してるんだよ」
幸子は憤慨して言った。幸恵が浮気しているというが本当だろうか。
「幸子、それ本当か?」
「お母さんが浮気してるってこと?」
「ああ、そうだ」
「だいぶ前のことだけど、私が学校から帰ってくると、お父さんたちの寝室
からうめき声が聞こえるのよ。ちょうどお父さんが森川社長さんたちとヨーロ
ッパに旅行したことがあったでしょ? あのときよ。」
「ああ、オランダやベルギーの方に行ったときだな。それじゃあ2年くらい
前だな」
「そう、私が中学2年のときだったわ。あの日私は生理で調子が良くなかっ
たから、クラブを欠席して早帰りしたの。そうしたらお母さんがよその男を連
れ込んでセックスしてたの。私は興味あったから庭の方に廻ってカーテンの隙
間からそっと覗いちゃったの。私たちがやったみたいに、お母さんオマンコを
舐めさせていたわ」
「へえ、そんなことがあったのか? 相手の男はどんなやつだった?」
私は自分のしたことは棚に上げ、むらむらと嫉妬してそう言った。
「健一叔父さんよ。あの人、お母さんの弟でしょ。私たちと一緒じゃない」
幸子は、軽蔑した口調で言った。
「そうか、母さんも近親相姦してたのか。それじゃあお互い様だな」
私は幾らかほっとして言った。
「お母さんは私が知ってるだけで5回以上もやってるのよ。私、お母さんを
尾行して調べたんだから。5回とも相手は健一叔父さんだったけど、ずうっと
前からやってたみたい。だからそんなに偉そうなことは言えないのよ」
「だから私たちは大威張りでできるってわけか?」
「そういうわけじゃないけど、お父さん、お母さんと離婚しちゃえば?」
「そう簡単にはいかないが、母さんとよく話し合ってみるよ」
私はそう言って身支度をはじめた。
それからの私たちは誰はばかることなく近親相姦にのめり込み、多いときに
は日に5回も6回もやり狂った。幸子も家事と勉強に追われながらも私との生
活に満足しているようだ。
幸恵が怒鳴り込んできてから2ヵ月後、私は幸恵姉弟を呼んで話し合いをし
た。幸恵たちとの話し合いはすぐに決着した。幸恵も以前から弟の健一と姉弟
で近親相姦しており、それが原因で前夫と別れたという。幸子が産まれても弟
との関係は続けていたそうで、家を空けていた3ヶ月の間実家で弟とやりまく
っていたらしい。
私たちは「離婚はせずに別居」することにした。実はその方が互いに都合が
良かったのだ。幸恵の胎内には健一の子が宿っており、既に3ヶ月だというし、
幸子も私の子を身ごもっていたから、どちらの子も幸恵が産んだことにして私
の実子として認知することにしたのだ。
幸恵はその年の暮れに女の子(由美子)を産み、幸子は翌年の1月に男の子
(智明)を産んだが、知り合いの医者に金をつかませて幸恵が双子を産んだこ
とにしてもらった。
再会
あれから12年、私たちは幸恵夫婦と仲良く付き合っており、二人の産んだ
子どもたちも同じ学校に通って元気に育っている。
つい先日幸恵に会った。私たちは半年に一度くらいの割で会っているのだが、
この日はどうしたことか幸恵から私を誘ってきた。
私が53歳になったのだから幸恵は58歳になった筈なのに、相変わらず若
々しくいい女だった。
「いつまでも若くていい女だな」
と言うと、
「若作りしているだけよ」
と言い、
「あなたこそ変わらないわ。いつも幸子のエキスを吸ってるんでしょ?」
と笑った。
いつもは食事をして別れるのだが、この日はなんとなく別れがたく、申し合
わせたようにホテルに向かった。
12年ぶりの幸恵は激しく燃え、私も久しぶりに幸恵と肌を合わせたので大
いにハッスルし、3回もサービスした。
「また会ってくれる?」
幸恵は妖しく微笑みながら言った。
「お前さえ良ければ、いつでもいいよ」
私は不倫をしているようなときめきを感じつつ言った。
可愛い娘との近親相姦に燃え狂っていながら、別れた元の女房と密会してい
る自分に些かあきれながらも、「こんな生活は誰もできないだろうな」と、ひ
どく豊かな気分になった。
- 完 -
幸恵が家を空けていたのは私との口論に端を発するが、幸恵の母が風邪をこ
じらせて寝込んだことによる。
「母の看病をしたいから、しばらく実家にいます。家のことは幸子に言って
あるから、大丈夫だとは思うけど、何かあったら電話してね」
と一度電話を掛けてきただけで、それっきり実家に居続けて3ヶ月以上も戻ら
なかった。
私は家事をすることがそれほどおっくうではないから、幸恵を早く呼び戻そ
うという気はなく、一人で気ままに寝起きしていた。そして、前述のとおり娘
の幸子とできてしまったのだ。
その日は幸子の学校の休みの日で、私たちは前の晩からの続きのように朝か
ら激しく性交し、昨日から数えれば6回目を終えて二人して抱き合いながらま
どろんでいたときだった。
「あんたたち、何やってんのよ!」
幸恵のヒステリックな声で目を覚まされた私たちは、まったく弁解の余地の
ない状態だった。
私は幸子の背後から貫いたままの姿勢でまどろんでいたのだ。
掛けてあった毛布はとうの昔にベッドから落ち、私たちは裸のまま寝転がっ
ていたので、性器の結合部が丸見えで、二人が性交していたのは一目瞭然だ。
「続きがあるんなら見ていて上げるから、はやくやんなさいよ!」
幸恵は尚もヒステリックに叫ぶ。
「お母さん!」
幸子が慌てて身体を起こした拍子に萎えたペニスが膣から抜け落ちた。
幸子は股間から白濁した体液を流しながら立ち上がり、落ちていた毛布をひ
ったくるように身体に巻きつけて寝室を出て行き、私ひとりが取り残された。
「悪かった。私が強引に幸子を犯したんだ。幸子を責めないでくれ」
私は幸恵に頭を下げ素直に謝ったが、そのときの私は、幸恵に現場を押さえ
られたことより、めくるめくような近親相姦に終止符を打たなければならない
ことの方が深刻だった。
「あんたが何と言おうと私はあんたたちを許すことはできません。今すぐ縁
を切らせてもらいます。もう夫でもなければ娘でもないから、好きにしたらい
いわ。獣みたいに親子でやり狂えばいいのよ。荷物は後で取りに来るから」
そう言って幸恵は寝室を出て行った。
しばらくして幸子が寝室にやってきた。幸恵は幸子とは一言も言葉を交わさ
ずに家を出たらしい。
「お父さん、どうする?」
幸子は心配そうな顔で言った。
「どうもこうもないよ。バレちゃったものはどうしようもないじゃないか。
母さんには悪いことをしたと思っているが、お前を手放すことなんかとてもで
きないよ」
私はむしろさっぱりとした気分で言った。
「よかった。私、お父さんがお母さんに謝って勘弁してもらうんじゃないか
と心配だったの。あんな人、別れちゃった方がいいわ。それにお父さん、私た
ちそんなに悪いことした? 私とお父さんがセックスするのって、そんなに悪
いこと? お母さんだって浮気してるんだよ」
幸子は憤慨して言った。幸恵が浮気しているというが本当だろうか。
「幸子、それ本当か?」
「お母さんが浮気してるってこと?」
「ああ、そうだ」
「だいぶ前のことだけど、私が学校から帰ってくると、お父さんたちの寝室
からうめき声が聞こえるのよ。ちょうどお父さんが森川社長さんたちとヨーロ
ッパに旅行したことがあったでしょ? あのときよ。」
「ああ、オランダやベルギーの方に行ったときだな。それじゃあ2年くらい
前だな」
「そう、私が中学2年のときだったわ。あの日私は生理で調子が良くなかっ
たから、クラブを欠席して早帰りしたの。そうしたらお母さんがよその男を連
れ込んでセックスしてたの。私は興味あったから庭の方に廻ってカーテンの隙
間からそっと覗いちゃったの。私たちがやったみたいに、お母さんオマンコを
舐めさせていたわ」
「へえ、そんなことがあったのか? 相手の男はどんなやつだった?」
私は自分のしたことは棚に上げ、むらむらと嫉妬してそう言った。
「健一叔父さんよ。あの人、お母さんの弟でしょ。私たちと一緒じゃない」
幸子は、軽蔑した口調で言った。
「そうか、母さんも近親相姦してたのか。それじゃあお互い様だな」
私は幾らかほっとして言った。
「お母さんは私が知ってるだけで5回以上もやってるのよ。私、お母さんを
尾行して調べたんだから。5回とも相手は健一叔父さんだったけど、ずうっと
前からやってたみたい。だからそんなに偉そうなことは言えないのよ」
「だから私たちは大威張りでできるってわけか?」
「そういうわけじゃないけど、お父さん、お母さんと離婚しちゃえば?」
「そう簡単にはいかないが、母さんとよく話し合ってみるよ」
私はそう言って身支度をはじめた。
それからの私たちは誰はばかることなく近親相姦にのめり込み、多いときに
は日に5回も6回もやり狂った。幸子も家事と勉強に追われながらも私との生
活に満足しているようだ。
幸恵が怒鳴り込んできてから2ヵ月後、私は幸恵姉弟を呼んで話し合いをし
た。幸恵たちとの話し合いはすぐに決着した。幸恵も以前から弟の健一と姉弟
で近親相姦しており、それが原因で前夫と別れたという。幸子が産まれても弟
との関係は続けていたそうで、家を空けていた3ヶ月の間実家で弟とやりまく
っていたらしい。
私たちは「離婚はせずに別居」することにした。実はその方が互いに都合が
良かったのだ。幸恵の胎内には健一の子が宿っており、既に3ヶ月だというし、
幸子も私の子を身ごもっていたから、どちらの子も幸恵が産んだことにして私
の実子として認知することにしたのだ。
幸恵はその年の暮れに女の子(由美子)を産み、幸子は翌年の1月に男の子
(智明)を産んだが、知り合いの医者に金をつかませて幸恵が双子を産んだこ
とにしてもらった。
再会
あれから12年、私たちは幸恵夫婦と仲良く付き合っており、二人の産んだ
子どもたちも同じ学校に通って元気に育っている。
つい先日幸恵に会った。私たちは半年に一度くらいの割で会っているのだが、
この日はどうしたことか幸恵から私を誘ってきた。
私が53歳になったのだから幸恵は58歳になった筈なのに、相変わらず若
々しくいい女だった。
「いつまでも若くていい女だな」
と言うと、
「若作りしているだけよ」
と言い、
「あなたこそ変わらないわ。いつも幸子のエキスを吸ってるんでしょ?」
と笑った。
いつもは食事をして別れるのだが、この日はなんとなく別れがたく、申し合
わせたようにホテルに向かった。
12年ぶりの幸恵は激しく燃え、私も久しぶりに幸恵と肌を合わせたので大
いにハッスルし、3回もサービスした。
「また会ってくれる?」
幸恵は妖しく微笑みながら言った。
「お前さえ良ければ、いつでもいいよ」
私は不倫をしているようなときめきを感じつつ言った。
可愛い娘との近親相姦に燃え狂っていながら、別れた元の女房と密会してい
る自分に些かあきれながらも、「こんな生活は誰もできないだろうな」と、ひ
どく豊かな気分になった。
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