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小説(転載) -異点-

官能小説
07 /19 2018
-異点-

それは、暑い夏の真っ最中であった・・・
俺は予備校に出かけ、帰りに友達と酒を飲んだ。
いつもこんな感じで暮らしていた・・・
そして今日もいつも通り酒を飲み、いつもと同じ時刻の電車に乗った。
列車内はいつも閑散としている。もうすぐ終電近いからそれは当たり前だろう・・・
だいたい乗っている人は決まりきっている。
真面目そうで、いつも寝てるサラリーマンや、バイト帰りっぽいチャラチャラしてる若い男
こんな時間までどこほっつきあるいてんだかわからない女子高生、どこにでもいそうなOL・・・
そして俺、この車両はいつもだいたいこんな感じだった・・・・

でも、今日はなんか違っていた・・・
いつもは見ない顔がそこにはあった。とても綺麗な女性だった・・・
年齢は俺とそうかわんないんじゃないかと思った。
少し残っていた酒も吹っ飛んでしまった・・・
ホント、目が覚めるような美人で、今までこんな女性は見たことがないように思った。
サラリーマンも、寝てる振りしてちらちらその女性を伺ってるようだったし、若い男も女性をじっと見つめていた。
女子高生とOLは特に気にしてはいないようだった。
と、思う・・・

その女性は、うっすらと笑みを浮かべながら安らかに寝息をたてていた。
すこし短いスカートからは、すらりと長く綺麗な足がのびていた。
薄いベージュのスーツに身を包んだ姿は、何でもできるキャリアウーマンにも見えた。
俺はその女性に見とれたまま、ボーっと電車に揺られていた・・・

「次は~、○×、○×・・・、降り口右側、2番ホームに着きます。お降りのさいは・・・・」

電車にアナウンスが流れる・・・
この至福の時もこれで終わりかと俺は思いつつ、席を立ちドアに向かった・・・
するとあの女性も目を開け、立ち上がるとこちらに向かってきた。

(え、もしかして・・・)

俺は馬鹿な想像をしつつ、胸が高鳴っていた。
女性はどんどん近づいてくる・・・

その瞬間電車はなめらかにホームに到着し、目の前の扉が開いた。
女性は、見とれている俺をすいっとかわし、ホームに降り立った。

(やっぱなぁ・・・)

何か話しかけて来るんじゃという期待が、崩された俺もホームに降りた。
そしてそれを待っていた電車は、車掌の笛とともに走り去っていった。

(この人も、この近くに住んでるんだ・・・こんな美人見たこと無いけどなぁ・・・)

内心そう思いつつ、駅の改札を抜け、家に向かって歩き出した・・・
先に降りていた女性も、同じ方向に行くみたいであった。

(お、ラッキー・・・)

女性の数メートルあとを、俺は歩いていった。

(まさか、ストーカーだと思われてないだろうなぁ・・・)
(にしても、ホント同じ方向なんだなぁ・・・)

その女性は、まるで俺の家にでも向かっているかのように全く同じ方向を歩いていった。
もう少しまっすぐ行けば俺の家ってところで、女性は角を曲がった。
そっちの方角は、大きい公園であった。

(こんな時間に公園で何するんだろ・・・)

なんか不思議に思った俺は、後をつけてみることにした。
女性が公園に入ったとこで、俺は女性の姿を見失ってしまった・・・

「あれ?どこいったんだろ・・・」

ぼそっとつぶやきながら、公園をぶらぶら歩くことにした。
どうせ明日は休みだから、夜更かしするつもりだった・・・

(ん、便所行きたい・・・)

急に尿意に襲われた俺は、公園の一番綺麗なトイレに向かった。

(ふー・・・すっきりした・・・ん?)

入ったときは尿意に気を取られていて気づかなかったが、何か声が聞こえてきていた・・・
軽く手を洗ってから、耳を澄ましてみる・・・
そして、声のする方へと近づいていった。

近づいて行くにつれ、声の感じが何かおかしいような気がしてきた。
何か、甲高いような、艶っぽいような声が聞こえてくるのだ・・・
自然に足が忍び足になっていて、なるべく音を立てないように気を使っていた。

声の聞こえてくる源は、子供のための遊具があるところだった。
滑り台や、砂場、鉄棒、ブランコといった、どこの公園にでもある遊具がおいてあった。
俺は木の陰から、声のする方を伺ってみた。

ぼやぁっと街灯に照らされて、人の影がうごめいているのが解った。
そして、その影から甘い喘ぎ声が聞こえてくるのも・・・

(よく見えないな・・・そうだ、あっちの方に回り込めば・・・)

俺は、音を立てないように細心の注意をはらいながら、影が正面から見えるところまで移動した。
そして、その影の主の正体を見極めようとした。
目をこらしよく見てみると、それはさっきの綺麗な女性だった。
俺は驚きのあまり声を上げそうになった。
それを何とか飲み込み、一体何をしているのかと、不思議に思った・・・
その女性は、考えるまでもない自慰行為にふけっていたのであった。

(こんな綺麗な女性が・・・・)

俺は信じられないと行った面もちでその女性の行動を凝視していた。
女性は、子供用の小さい木馬に腰掛け、一心不乱に股間をまさぐっているようであった。
上半身に目をやると、女性のスーツは脱ぎ捨てられ、ブラウスの前のボタンはすべてはずされていた。
そして、片手がそのふくよかな胸を揉んでいた。

「はぁ、はぁ、・・・・・・うぅ・・・あぁん」

女性は抑える様子もなく、声を上げていた。
確かにここで大声を上げても周りの家には聞こえないだろう。
この公園は広く、さらにここはその公園の中心に当たるところである・・・
こんな時間だから、来る人なんかいないだろう・・・

俺は、息をするのを忘れるほどその女性に見とれていた。

女性はさらに大胆な行動を取り始めた。
スカートを脱ぎ、下着もはずし、全裸になったのであった・・・
女性の体は、月明かりに照らされ、白く輝いているようであった。

(きょうは、満月だったんだ・・・・)

俺は今更そんなことに気づいた・・・・
女性は全裸状態で鉄棒に向かってきた。
鉄棒は、ちょうど俺の目の前にあるのであった。

(み、見つかったか・・・)

俺はいつでも逃げれる体制をとったまま女性の行動を監視した。
女性は、鉄棒の前で止まると一番低い鉄棒をまたいだ・・・
そして、股間を激しくそれにすりつけ始めた・・・

「う・・・ああぁ・・・冷たぁ・・・」

片手を一段高くなっている鉄棒に乗せて支えにして、もう片方は胸を愛撫しているようであった。

「あ、ああっ・・・ふぁぁ・・・」

女性は腰を激しく振り、乳首を思いっきり摘んでいた。
ぽたぽたと愛液が、鉄棒から地面にたれているのが解った・・・

ゴクッ・・・

俺は思わず生唾を飲み込んだ・・・
その瞬間、女性の動きが止まった・・・

(やべっ・・・)

俺は身動き一つとらず、息も止め動向を伺った・・・

「はぁぁ・・・いくぅぅぅぅ・・・!」

女性は、顎を突き上げ足全体をピンとのばしたような状態で、甲高い声を上げた・・・

(あ、いったのか・・・)

女性はくたっと鉄棒にもたれかかった・・・
俺はどうしたものかと考えてた・・・
そして、女性を介抱しようと立ち上がろうとしたとき、女性がむくりと起きあがった。

俺はビクッとしながらもまた、座り込んだ・・・もちろん音を立てないように・・・
女性は鉄棒から離れると、近くの水飲み場に向かっていった。
この水飲み場は結構広く、何本か水を飲む口が立っていた。そして子供用に少し低く作られていた。

(体でも洗うのかな?)

俺はそう思いながら女性に目をやった。
女性はおもむろに蛇口をひねった。勢いよく水が上に吹き上げられる。
少しその水を飲み、顔を洗ったようである・・・
次の瞬間女性は思いも寄らない行動に移った。
水飲み場の上に上がり、股間に、水がかかるようにまたいだのであった・・・

「あぁ・・・冷た・・・気持ちいい・・・」

女性は気持ちよさそうに腰を揺らしていた・・・

「ん・・・また・・・」

女性はそうつぶやくと、腰をゆっくりと落としていった・・・

(な、なにを・・・)

俺は息をのんでその行動を見守っていた・・・

「かはぁっ・・・ああっ・・・・」

女性は、悩ましげな声を上げた・・・
女性の股間からは、水が流れていた。
股間に、水道の口を差し入れているのであった・・・

「ふぁぁっ・・・あん・・・あぁぁ・・・」

女性は腰を上下に揺すり水道の口を出し入れしていた。
たまに、蛇口が股間からはずれ水が吹きあがっている・・・

「あぁん・・・いぃぃ・・・」

さらに女性は片手を股間に持っていった。
そして、一番敏感な部分をいじりだした・・・
さわるたびに、女性がビクンビクンと体を震わせていた。

「あっ・・・あっ・・・はぁあぁ!!」

女性の声が徐々に大きくなっていく・・・

「あぁ・・・いい・・・」

そして、どのくらい立ったであろう・・・
女性の腰の動きがいっそう激しくなっていった。

「く・・・あぁぁぁ・・・・も、もうぅぅ・・・」

「い、いくぅぅぅ・・・・」

先ほどより数段大きな声を上げ、女性は達したようであった。
股間から蛇口を抜き、またくたりと、水飲み場に突っ伏していた・・・

(す、すごい・・・・)

俺は腰が抜けたように座り込んでいた・・・
ふいに、女性がこちらを向いた。

(・・・?)

「フフフ・・・そこに、いるんでしょ。」

!!

俺はびっくりして、少しの間固まっていた・・・

「知ってるわよ・・・最初からね・・・フフ・・・」

女性の目が怪しく光ったように感じた・・・
俺は、なぜか怖くなった。
女性が立ち上がりこちらに向かってくる。
手には、何か握られている。それは、月明かりに怪しく輝いていた・・・

「フフフ・・・」

女性は笑みを浮かべつつこちらへどんどん近づいてきた。
その表情はぞっとするほど美しかった・・・
しかし、その表情に見とれていては俺は殺されてたかもしれない。
俺は怖くなって、「ごめんなさい!!」と言う言葉を残してその場から逃げ去った。

そして、その公園には二度と近づかなかった。

数日後・・・

その女性の写真が、新聞に出ていた。
女性は、数ヶ月前に行方不明になってたらしかった。
その遺体が今日、見つかったらしい・・・あの公園で・・・刺殺されたらしい。
ほとんど原形をとどめないほど滅多刺しにされたようだ。

一体俺は何を見たんだろう・・・・

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。