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小説(転載) 『誕生日の素敵なプレゼント』 第二部 6/8

近親相姦小説
09 /20 2018
 その日は賢の中学校の入学式だった。二年前にベルギーから帰国したばかり
だったので近所の公立中学ではなく、海外からの帰国子女を大勢受け入れてい
る私立への入学を圭子が選んだ。朝、七時半に家を出た圭子と賢が初めて満員
電車を経験した。それは想像以上の混雑で慣れない二人は人の波に揉まれて右
往左往していた。電車が次の駅に差し掛かった時、圭子は尻の辺りに違和感を
感じた。誰かが後ろから触っていた。
 「賢、後ろの男が変なことしてるの。」
 咄嗟に圭子がフランス語で賢に話し掛けた。
 「え、ママの後ろから。それ、きっと嫌らしい奴だよ。」
 痴漢というフランス語を知らなかった賢がそう応えた。周りはどうみても日
本人の親子が急に訳の分からない言葉で喋り始めたので一斉に好奇の目を二人
に向けて来た。
 「ママ、こっちにおいでよ。」
 「そうね。」
 圭子が後ろを振り返ってフランス語で男を罵った。慌てて手が引っ込んだ。
その隙に圭子が賢の方に移動しようとした。言葉は分からなくても周りが雰囲
気を感じて隙間を作ってくれた。圭子の後ろにいた男は次の駅で飛び降りて行
った。
 「オララー。これが日本のラッシュなのね。昔、まだ日本にいた頃はこんな
混んだ電車に乗ることなかったから知らなかったけど。」
 圭子はそのままフランス語で話し続けた。賢もどちらかと言えば日本語の方
が辿々しかったのでそのままフランス語で答え続けた。二人は向き合って乗っ
ていたが、徐々に車内が混んで来てとうとう身体が密着してしまった。圭子は
少し高めのヒールを履いていたので賢の前がピッタリと脚の付け根に食い込ん
でしまった。
 「凄い混みようね。」
 「うん。これから毎日だと思うとうんざりしちゃうな。」
 「慣れるまでママも一緒に通って上げようか。」
 「うん。ママが一緒の方が安心かな。」
 「私も賢と一緒じゃなきゃ、こんな混んだ電車嫌よ。また変な奴に触られた
ら困っちゃう。」
 「さっきの奴、ママのお尻触ってたの。」
 「そうよ。それも指先をグリグリ突っ込んで来てさ。お尻の穴がムズムズし
ちゃった。」
 圭子はさっきから賢の前が固くなっているのに気付いていた。ちょうどその
先端が敏感な突起に触れている。賢治と別れて以来、そこに触れた男は一人も
いなかった。
 自分に押し付けられているのが息子のその部分だと思うと、圭子は身体の芯
が妙に疼くのを感じて思わず腰を退こうとした。しかし、電車の混雑がそれを
許さず、反対に倍くらいの力で押し返されてしまう。強く押し付けられて賢が
更に固さを増した。突き上げてくるその感触に圭子が思わず目をつぶる。忘れ
ていた何かが圭子の中で目を覚まし始めていた。
 翌日から圭子も一緒に都心まで、賢の通学に付き合うことになった。賢を学
校まで送り届けた圭子はその足で国会図書館に行く。請け負った翻訳の資料調
べを午前中の日課にしたのである。二人は必ずピッタリ向き合って電車に乗り
込んだ。乗り込むとすぐにフランス語で話し始める。そうすれば痴漢はまず手
を出して来なかった。
 いつの間にか圭子は脚の間に当たって来る息子の強張った感触を楽しむよう
になっていた。賢の方も自分が母親のどこに触れているのか、十分に意識して
いた。痛いほどにズボンの中が固くなり、それが母親のスカートを脚の間に押
し込むまでになっていた。賢の方もその感触を楽しんでいることは間違いなか
った。
 四月も半ばを過ぎると初夏のような暑い日が出てくる。薄着になると賢の強
張りをよりリアルに感じてしまう。いつもより混雑がひどかったある日、圭子
は息子に押し付けられて軽く登り詰めてしまった。
 「ママ、大丈夫。」
 夢現になっていた圭子が賢の声でハッと我に帰った。
 「あ、大丈夫よ。今日はいつもより混んでるわね。」
 「うん。」
 賢の強張りは相変わらず脈動し続けている。また圭子の疼きが強まってきた。
圭子の中で息子がいつの間にか一人の男に変わり始めていた。
 五月の連休を過ぎても圭子は図書館通いの日課は変えなかった。朝のほんの
一時なのだが、その甘味な時間を手放したくなかったのである。混雑の中で二
人が引き離されてしまわないように、圭子が賢の腰を抱えるようになっていた。
より密着した二人の身体が電車の揺れに合わせて擦り合う。それが二人の密か
な楽しみになっていた。
 七月の初旬、賢の中学が他より一足先に夏休みに入った。朝の一時が急に途
絶えたので圭子が苛立ち始めた。三日もすると圭子は身体の芯が疼いて堪らな
くなって来た。一旦歯止めが外れた圭子は、最早、自分が転がり始めたのをど
うすることも出来なかった。夜、ベッドの中で我が身に触れるようになったが、
それがむしろ身体の疼きを倍加させてしまった。
 (実の息子にこんな気持ちを抱くなんて)
 圭子の心は羞恥に震えた。それでも、夜、目をつぶると息子のいきり立った
ものが瞼の裏にありありと浮かんで来た。
 梅雨が明け、暑い日が続くようになると圭子は極端な薄着をするようになっ
た。透け透けのブラウスをブラ無しで羽織り、裾を腰の周りで結んで臍を出し
たり、ゆったり目のキュロットの下にTバックの下着を着けたり、日が経つに
連れて露出の度合いがエスカレートして行った。色々口実を見付けようとはす
るのだが、まさか自分の方から息子に迫ることなど到底考えられなかった。そ
れでも常軌を逸してしまった圭子の頭には息子の関心を自分の身体で引きつけ
ることしか浮かんでこなかった。
 その想いは賢も一緒だった。満員電車の中ので母親の感触は今でもしっかり
憶えている。時には意識的にグリグリ押し付けても厭がる素振りさえ見せなか
った圭子。その密かな楽しみが戻ってくるのはまだ一ヶ月以上先のことなので
ある。さりとて、賢の方も母親に近付く口実を見付けることが出来なかった。
そんな中で圭子が日増しに大胆な服装になって行く。夕食時に賢の皿に料理を
盛ろうと屈んだりするとブラウスの隙間からしっかり乳首までが見えてしまっ
た。床に寝そべってテレビを見ているとキュロットの隙間から殆ど剥き出しに
なった白いお尻が丸見えになっている。賢の目が一日中圭子を追い掛けるよう
になっていた。圭子の方も十分に息子の視線を意識していた。
 「ねえ、ちょっと肩揉んでくれない。」
 溜まりかねた圭子が自分の方から切欠を作ろうとした。このままではいつま
で経っても埒があかないような気がしたのである。
 「う、うん。いいよ。」
 後ろに回った賢が圭子の肩に手を載せた。その瞬間、圭子の身体に電気が走
った。
 「最近、肩とか背中が凝っちゃってね。」
 決して上手とは言えない手付きで賢が圭子の肩を揉み始めた。肩越しに見下
ろすとブラウスの胸元から胸の膨らみが丸見えだった。その丸い膨らみの上に
ピンクの乳首がちょこんと載っていた。
 「いい気持ち。もうちょっと強く。」
 圭子は背中に当たっているものを意識して顔が火照って来た。これこそ電車
の中で自分に押し付けられていた息子の強張りそのものだった。
 「ありがとう。ついでに腰も揉んでくれる。」
 そう言って圭子が俯せになった。賢が腿を跨いで背中に手を当てた。
 「ああ、気持ちいいわ。もう少し上も。」
 賢が少し上に座り直した。腿の裏側に何かが当たった。
 「もうちょっと上。」
 今度は賢が圭子の尻の上に跨って来た。前屈みなっているので固くなったも
のがもろにその部分に押し当てられた。
 「うん、そこ。とってもいい気持ち。」
 賢が手を動かす度に押し当てられたものがキュロットの上からめり込んで来
る。それは電車の中とは比べものにならない位にダイレクトな感触を圭子に伝
えてきた。いつまで経ってもやめろと言わないので賢が圭子の背中を押し続け
た。いつの間にか手の方がお留守になり、腰だけが前後に動いていた。
 「あ、ありがとう。お陰で楽になったわ。」
 二度ほど軽く登り詰めた圭子が名残惜しそうに言った。賢がゆっくり立ち上
がる。圭子が横目でチラッと確かめると半ズボンの前が大きく膨らんでいた。
 「また明日も揉んでね。」
 「うん。いいよ。」
 こうして圭子は新たな楽しみを見出した。賢も喜んでいるようだった。次の
日は最初から賢が尻の上に跨って来た。その日、圭子はキュロットの代わりに
ミニを履いていたので、よりハッキリと賢の感触を味わうことが出来た。
 「え、」


(7)へつづく・・・

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。