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小説(転載) 映画館

官能小説
11 /05 2018
ちょっと物足りないところだが、そこがいいのかもしれない。
映画館
 
「・・・えっ・・・そ・・・・そんな・・・今日楽しみにしてたのよ・・・一緒に映画に行こうと思って・・・あっ・・ま・・待って!・・・」

亜紀子は受話器を握りしめながら涙を浮かべていた。

亜紀子は夫の隆志と離婚調停中で、一人息子の光一とは月に一度しか会えない状態が続いていた。

今日がその息子の光一と会える日曜日だったが、夫の隆志が今後は一切会わないでくれと怒鳴り一方的に電話を切られたばかりだった。

(・・・あぁ・・・逢いたい・・・光一・・・・)

亜紀子は光一が楽しみにしていた映画のチケットを握り締めながら、呆然と時を過ごした。

 

ピン・・・ポン・・・

亜紀子が玄関の呼び鈴の音で我に返った時は既に夕刻に迫ろうとしている時刻だった。

「・・・・はい・・・・あぁ・・・お隣の・・・・」

「・・・・今晩は・・・奥さん夕飯は未だでしょ・・・パスタサラダ作ったんで・・・少ないけど、良かったら・・・・」

「・・あぁ・・・いつもすいません・・・・」

訪ねて来たのは隣に住む山本だった。

山本は亜紀子がパートで勤めるスーパーの上司でもあったが、亜紀子が離婚した事を知った山本は、日頃から亜紀子を気にかけてくれていた。

「・・あれっ・・・亜紀子さんお出掛けだったの?・・・そんなにめかし込んで・・・」

「・・・え・・えぇ・・・映画に行こうと思ったんですけど・・・やっぱり、止めました・・・」

「・・・何で?・・・勿体無い・・・それが映画のチケット?・・・・ああっ・・・これ俺も見たかったんだ・・・」

「・・・そ・・・そうなんですか?・・・じゃぁ・・・山本さんに差し上げます・・・・」

「・・・奥さん・・・元気出して・・・そうだ、これから二人で行きましょう・・・たまには外に出ないと・・・ね・・・いいでしょ・・・」

 

山本は嫌がる亜紀子を半ば強引に連れ出し、映画館に向った。

「・・・・あぁよかった・・・ギリギリで最後の上映に間に合いましたね・・・・」

「・・・えぇ・・・・」

日曜日の最後の上映の為、映画館に人影は少なかった。

二人が席に着くと同時に館内が暗くなり映画が始まった。

亜紀子は暗くなると同時に、隣に居るはずであった光一への想いが込み上げ、小さな嗚咽を漏らしながら泣き始めた。

山本は亜紀子の離婚に関して詳しい事情は知らなかったが、細い肩を震わせて泣く亜紀子の気持ちがよく理解できた。

山本も亜紀子とほぼ同じ時期に妻と離婚し、二人の子供とは離れて暮らしていた。

山本の離婚の原因は山本の浮気にあったが、男の山本でさえ子供と離れて暮らす事に寂しさで涙が込み上げる事があった。

山本は左手を亜紀子の肩にそっと手を回し、自分の肩に引き寄せるようにすると、亜紀子髪を優しく撫でながらスクリーンを見つめていた。

亜紀子は山本の肩に頭を乗せながら、仄かに香る山本の体臭に息子の光一をだぶらせていた。

(・・・あぁ・・・光一と同じ匂い・・・・)

亜紀子は涙を拭っていたハンカチを左手に持ち替えると、暗闇の中で右手をそっと山本の太腿に伸ばした。

(・・・あっ!・・・亜紀子さん・・・・・)

亜紀子は山本の太腿に手を置くだけでは無く、その手を徐々に山本の股間へ移動させていっていた。

亜紀子は真っ暗になった映画館の中で、愛する光一への強い想いから目に映る山本が光一となっていたのだ。

「・・・いいの・・・光一はそのままじっとしててね・・・お母さんに全て任せて・・・・」

(・・・あ・・・・亜紀子さん・・・・そんな事・・・)

「・・・しーーっ・・・人に聞かれたら大変だから・・・・声出しちゃダメよ・・・・そう・・・いつもお家でしてる事を・・・ここでもしてあげるから・・・・それがお母さんから光一へのプレゼント・・・」

(・・・あ・・・亜紀子さん・・・まさか、光一って・・・・貴方の息子さん・・・・)

亜紀子は、山本の股間に手を這わせながら、その肉棒の存在を確認するかのように握りしめ、ついには山本のズボンのベルトに手をかけ始めた。

(・・・あ・・・亜紀子さん・・・そ・・そんな事・・・)

山本は亜紀子の行動に戸惑いながらも、初めての経験に鼓動を高鳴らせ、亜紀子の行動を遮る事無く辺りに注意をはらいながら亜紀子のなすがままにされていた。

亜紀子は幅の広い通路に隠れるように山本の脚の間にしゃがみこむと、ベルトを外した山本のズボンのファスナーを降ろし、ブリーフの中でいきり起ち始めていた肉棒に手を這わせる。

(・・・亜紀子さん・・・息子さんと・・・いつもこんな事を・・・・)

亜紀子の手は、山本の肉棒をブリーフの上からその形を確かめるように上下に這い、カリ首の辺りを確認するとそこを摘むように刺激し始めた。

「・・・光一は未だ若いから・・・ここが一番感じるのよね・・・」

亜紀子の声はSF映画の大音響にかき消され、普通に喋ったくらいではその行動を他人に悟られる事は無かった。

「・・・さぁ、光一・・・ちょっと腰を上げて・・・・」

(・・・・あ・・・亜紀子さん・・・・)

山本は完全に自分の事を光一と思い込んでいる亜紀子の命令に従うように腰を上げた。

亜紀子山本のズボンとブリーフを膝まで降ろし、完全に勃起している山本の肉棒を露出させた。

「・・・あぁ・・・光一ったら・・・しばらく見ないうちに大人になったのね・・・・皮も剥けちゃって・・・・」

亜紀子は山本の肉棒を握り、笑顔を浮かべながらしげしげと見つめていた。

「・・・お母さん嬉しいわ・・・光一どんどん立派になっていくんですもの・・・」

亜紀子はそう囁きながら、躊躇う事無く山本の股間に顔を近づけ、いきり起った肉棒に濡れた舌を這わせ始めた。

(・・・・な・・・なんて事を・・・・)

山本が今見ている亜紀子の全ての行動が、亜紀子の息子への行動だと理解できたが、山本は亜紀子の行動に異常な興奮に包まれ、いままで経験したことの無い官能の世界へ足を踏み入れたような感覚に陥っていた。

亜紀子は山本の肉棒を握り愛しい者へ愛情を注ぎ込むように鈴口全体に舌を這わせ、満遍なく自らの唾液で肉棒を濡らすと大きく開けた口にその肉棒を飲み込んでいった。

(・・・あ・・・あぁ・・・熱い・・・・亜紀子さんの口が・・・舌が・・・熱い・・・・)

山本は、自分の股間で頭を激しく振りながら肉棒を吸い込む亜紀子の頭を抑えながら、肉棒から伝わる熱に早くも達しようとしていた。

(・・・あ・・・あぁ・・・まずい・・・出る・・・・どうすれば・・・あぁっ・・・で・・・出るっ・・・・)

妻との離婚後改心したように禁欲を守ってきた山本は、久しぶりの官能に直ぐに絶頂に達し、亜紀子の口に中に白濁を迸ってしまった。

だが亜紀子は山本が口の中に迸った事に驚く様子も無く肉棒を咥え続け、迸った山本の白濁を喉を鳴らして飲み込んでいた。

「・・・光一・・・今日はちょっと濃いわよ・・・・溜まってたんでしょ・・・・もっと出した方がいいわね・・・・」

「・・・う・・・うん・・・・」

山本は、白濁の滲んだ唇を舌で舐めながら微笑む亜紀子を見つめながら小さく頷いた。

「・・・じゃぁ、今度はどうしようか・・・もう一度お口でする?・・・それとも・・・お母さんの中に出す?・・・」

「・・・お・・・お母さんの・・・中に・・・出したい・・・」

「・・・そうね・・・お母さんもその方が嬉しい・・・じゃぁ、映画途中だけど・・・帰りましょうか・・・・」

 

 

「・・・お・・・お母さん・・・・お母さん・・・」

山本と亜紀子は、映画館から帰るなり全裸になり、互いの性器を舐めあい始めた。

山本は亜紀子がいつ我に返るか気が気ではなかったが、そんな山本の心配は無用な程、亜紀子は自らの妄想の世界に浸っているようだった。

「・・・お母さん、貴方が剃ってくれないから毎日自分で剃ってたのよ・・・綺麗でしょ・・・・」

「・・あぁ・・・綺麗だよ・・お母さん・・・」

亜紀子の股間は少女のように陰毛が綺麗に処理され、淫裂が剥き出しになっていた。

「・・・・あ・・・あぁ・・・こ・・・光一・・・お・・お母さん・・感じる・・・とっても・・・上手よ・・・・」

山本は、亜紀子のパイパンを見ただけで又も異常な興奮に包まれ、69の体位になったまま延々と亜紀子の淫裂に舌を這わせていた。

「・・・あ・・あぁ・・・・い・・いいゎ・・・・光一・・・いいいぃっ・・・・」

亜紀子は光一の名前を叫びながら激しく腰を痙攣させ昇天した。

山本は、昇天した亜紀子と身体を入れ替えるように上になると、愛液の滴る膣口に自らの怒張を突き刺した。

「・・・はぁっ・・・・あ・・・・あぁ・・・・い・・・いいっ・・・・光一・・・も・・もっと・・・一杯動いて~・・・・」

「・・・あぁ・・・い・・・いいっ・・・・光一・・・・お父さんなんか気にしなくていいの・・・・光一は・・・お母さんのもんなの・・・・」

(・・・ま・・・まさか・・・息子さんとの関係が、ご主人にばれて・・・それで・・・・)

山本は、離婚して気落ちしていた亜紀子に同情もしていたが、それだけでは無い感情を持っていなかった訳ではない。

(・・・お・・・俺が・・・亜紀子さんを・・・本来の亜紀子さんに戻してやるんだ・・・・)

「・・・あ・・亜紀子さん・・・お・・・俺・・・光一じゃないよ・・・・山本だよ・・・・」

「・・・え・・・何・・光一・・・」

「・・あ・・・あぁ・・・・亜紀子さん・・・あぁぁぁ・・い・・いくーーーっ・・・・」

「・・・あ・・・ぁ・・・・や・・・山本さん・・・あ・・・あぁ・・・い・・・いやーーーーっ・・・・」

「・・・・亜紀子さんっ!・・・・」

山本が亜紀子と叫んだ瞬間亜紀子が自我を取り戻し、自分の淫裂を貫く山本を突き飛ばしながら大きな悲鳴を上げたが、その時既に山本は亜紀子の中に白濁を迸っていた。

「・・・や・・・山本さん・・・な・・・何でこんな事を・・・・あ・・・あぁぁぁぁ・・・・・」

「・・・あ・・・亜紀子さん・・・ち・・違うんです・・・」

「・・・いや・・・近寄らないで・・・出て行って・・・・早く出て行って!・・・」

 

山本は布団に横になりながら冷静に今日の事を振り返っていた。

(・・・亜紀子さんが、俺を光一君と言い出したのは、確か映画館で・・・肩に抱き寄せた時・・・それまで殆ど会話は無かった・・・だから言葉が亜紀子さんを変えたとは考えにくい・・・・)

山本は頭の後ろで両手を組み、仰向けになって目を瞑った時自分の体臭が鼻をくすぐった。

(・・・ま・・・まさか・・・匂いで・・・)

 

山本は毎朝亜紀子を車に乗せて出勤している。

月曜の朝、何時ものように亜紀子の家の呼び鈴を鳴らして亜紀子を待った。

亜紀子は山本の目を避けるように俯いたまま玄関を開けた。

「・・・あ・・・亜紀子さん・・・き・・・昨日は・・・・」

「・・・もう!・・・もういいんです・・・昨日の事は忘れて下さい。・・・・私も忘れます・・・・」

山本は玄関の扉に鍵をかけながら強い口調で言い返す亜紀子に一瞬たじろいだが、意を決したように亜紀子を抱きしめた。

「・・・な・・・何!・・・山本さん・・・いやっ・・・止めて・・・」

「・・・・お・・・お母さん・・・ぼ・・・僕だよ・・・光一だよ・・・・」

「・・・あ・・・ぁ・・・・・こ・・・光一・・・・あ・・・・ぁっ・・・・・」

山本の腕の中で激しく抵抗した亜紀子が、山本が強引に抱き寄せ厚い胸の中に顔を埋めるとその抵抗する力がみるみるうちに和らいでいった。

「・・あ・・あぁ・・・こ・・・光一・・・どうしたのこんなに朝早く・・・一人で来たの?・・・・」

「・・・あ・・あぁ・・・お母さんに会いたくて・・・学校休んじゃった・・・・」

「・・・そうなの!・・・嬉しいゎお母さん・・・じゃぁ、お母さんもお仕事休んで、今日一日光一と一緒に・・・」

「・・・・ホント!お母さん・・・僕嬉しいよ・・・」

(・・・・・・・・・やっぱり!・・・・・・・・・・・・)

亜紀子は山本を抱き寄せ、再び玄関のドアを開けた。

後ろ手に扉を閉めた山本のもう片方の手は、既に亜紀子のスカートの中に潜り込んでいた。

 

 

 

終り・・・。

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。