小説(転載) 「策略」
近親相姦小説
作品名 「策略」
暑い夏の日差しが照りつける土曜日の午後、裕美は部活を終えると、友達からの
遊びの誘いを断って、すぐさま家路についた。
今日は、母親が同窓会の旅行でいない為、自分が夕食を用意する事になっていた。
材料は既に、前日母親が買って置いてくれていた。
(たしか、カレーだったっけ。あ~あ・・だるいなあ、もう・・)
裕美は、疲れた表情を浮かべながら、トボトボと歩いていた。
時折吹き付ける風が、前で結んでいるリボンを揺らしていた。
本来17歳の乙女としては、土曜の午後というのは魅惑いっぱいの楽しいひととき
だった。
セーラ服のままアイスクリームをかじりながら、友達とワイワイガヤガヤとお喋り
そして4,5人集まればカラオケで、浜崎あゆみや大塚愛といった今時のギャル受け
ソングを夜遅くまで歌いまくるのが週末の、お楽しみだった。
明日は日曜日、辛い早起きをしなくてもいい極楽な日なのだからなおさらである。
それなのに・・・
母が帰ってくるのは、どうせ明日の夜。となると食事の仕度は必然的に裕美自身という
事が分りきってる事実が、一層憂鬱な思いを増幅させていった。
なだらかな坂を登り切ると、目の前に新築の2階建て家屋が目に入って来た。
(やれやれしょうがない。さっさと作って、さっさと食べて、後から参加しに行こう)
裕美は一息ついて踏ん切りをつけると、足早に自宅への足取りを速めた。
(あら?あれは・・・)
裕美の視界に、自宅の前で、忙しくウロウロとしている男が映った。
弟の純一だった。
(変ねえ・・こんな時間から家に戻っているって)
同じ学校に通う1つ下の純一は、野球部員で、近く始まる甲子園大会地区予選の為の、
猛特訓の日々が続いていた。もちろんレギュラー。
だからいつも夜遅くまでの練習で、くたくたになって帰るのが常だった。
なのに、今日に限って、夕方とはいえ、比較的早い時間から自宅にいるのが変に思えた。
「あっ、姉ちゃん。お帰り」
陽に焼けたイガグリ頭から、白い歯がこぼれる。
「どうしたの?珍しいじゃない、こんな時間に家にいるなんてさ」
「今日は休養日なんだ。最後のね。だから半ドンで帰ってきたんだ」
「最後って?」
「来週から予選が始まるんだ。それで最後の休養ってこと。明後日からは本戦モードさ」
へええ・・と裕美は納得した。で、そんな時、もう1つの疑問が頭を過ぎった。
(だったら、どうして、家の前で立っているのかしら?)
「ねえ純一、あなた・・」
裕美が、そのことを口にしようとした瞬間、純一が早口で捲し立てた。
「いいタイミングで帰ってきてくれたよ。ちょとというか、かなり困った事が起こって
てさあ・・」
「え?困った事?今なの?」
普段から余り表情を崩さない、ポーカーフェイスの純一が、どこか落ち着かず、そして、
眉間にしわを寄せながら困惑の色を隠そうともしないのを見て、裕美はただならない雰囲
気を感じとった。
「そうなんだ。実は今、家に多津子叔母さんが来てるんだけど・・・」
「それがどうしたの?いつものことじゃないの」
「それがそうでもないんだよ。父さんのいる書斎に入ってから1時間ぐらい経つけど、中
から全然出てくる気配が無いんだよ」
「なんだあ・・・それもいつもの事じゃないの。なによ驚いて損しちゃったわ。もう!」
裕美は、一瞬何事かと固まった自分が恥ずかしく思ったのか、ことさらオーバーな仕草で
純一をたしなめた。
多津子は、父の妹だった。
2人の仲の良さは、子供たちの目からもよく映っていた。
休みの日になると、いつも一緒。よく家に遊びに来た。
まるで、そこで生まれ育った実家のように、長年馴染んだ雰囲気を漂わせながら
いつも笑みを絶やさない優しい叔母。それが多津子だった。
裕美の母も、結婚当初は、色々と詮索もしたけど、十何年も経つと、今ではすっかりと
諦めた様子で、呆れるやら何やらで、もう気にもせずに、ほったらかしの状態にあった。
実際、家の中での様子は、兄妹というより、もはや恋人同士以外の何者でもない雰囲気
が漂っていた。むしろ母の方が、父の実の妹のような感じだった。
だから裕美にとっては、父の書斎に叔母がいる事は、日常的な出来事だった。
今日は土曜日。そう・・いつものことだったのだ。
「だけど今日は、いつもとは違うんだよう!」
「だからどう違うのよ?」
要領を得ない説明に、苛立ちをあらわにする裕美。
だけど純一の慌てぶりが尋常ではないのは明らかだったから不安もまた駆り立てられた。
額の汗、大きく見開いた目、身体全体が不安定なまでに揺れ動いていた。
「2人とも、俺が今日早く帰る事を知らないんだ。それに母さんも旅行でいないし、姉ち
ゃんも部活で遅くなると言ってたから、今の時間は誰もいないと思って父さんたち・・」
「え?」
その時裕美は純一が言おうとしていることが、何であるか直ぐに想像出来た。
それはいつも心の隅で、ひょっとしてと考えていた事が、まさか本当にあったという
事が、ことさら裕美の衝撃を大きくした。
有り得ない事だ。それを考えては、いつも顔を真っ赤にする妄想だったのに・・・
裕美は目の前の景色が、ぐにゃりと捻じ曲がる感覚に襲われた。
「黙って帰ったせいもあるけど、俺が玄関先にいると、奥の書斎から2人の喋る声が聞
こえてきたんだ。それで俺もいつもの事だと思って、そのまま声を出さずに2階の俺の
部屋に入ったんだ。それでしばらくしたら・・・下から、その・・声が・・してきたんだ」
次第に純一の声が尻つぼみに小さくなっていった。
さあどうしよう?裕美は困った。
このまま家の前で、ただ突っ立っている訳にもいかない。
時間を潰しようにも、頭が真っ白な状態で、どうしたらいいのか考えがつかない。
それに夕食の支度もある。だからあまり遅くにも帰れないし。
裕美は、両手で頬を押さえながら、玄関前を右左と行ったり来たりと忙しく歩き回った。
「こうなったら姉ちゃん、ちょっと様子を見に行かない?」
突拍子なセリフが、純一の口から飛び出た。裕美は、ドキリと胸に針が刺さったような
痛みを覚えた。いや疼きか・・・そして足が止まった。
驚きと困惑と下に、大きな好奇心が疼いているのが自分でも判っていた。
裕美は、父と叔母の間柄をいつも、いやらしい想像で汚していた。
ひょっとして・・・2人は、いつもSEXをしていたのかも?と。
「な、何バカなこと言ってるのよ。今入っていって、もし気づかれでもしたら大ごと
だわ」
「大ごと?姉ちゃん、今すっげえエロ入ってねえ?」
「な、何ってこと言うのよ純一!」
純一の意地悪そうな目を見て、裕美はカッと頭に血が昇った。
すぐさま近所に響き渡るぐらいの大きな声が純一に向かって吠えた。
「バ、バカ!中の2人に聞こえたら拙いだろ」
慌てた純一は、直ぐに裕美の口を手で塞ぎにかかった。
「何するのよ。聞こえたっていいじゃないの。聞こえりゃバカなこと止めるだろうから
丁度いいじゃないさ」
裕美は純一の手を叩くと、感情的に捲し立てた。
よほど”エロ”という言葉に腹が立った様だ。
「姉ちゃん、さっき気づかれたら拙いと言っときながら、今度は聞こえたら止めるから
丁度いいってってのは、ちょっと変な言い草だぜ」
「うるさいっての。だってあんたが変なこと言い出すから・・もう」
「ははあああん・・・図星だったわけだ。父さんと叔母さんが、ずっと前からバカな事
しているって思ったんだ。バカなこと・・・エッチかあ」
「な、なによ、あんただってそう思ってたんでしょ?」
「そりゃあそうでしょ。あれだけ仲良い雰囲気たっぷりでいつも一緒だったら、誰だって
そう思うだろ?だってやっぱりあの雰囲気は普通じゃないもんね」
「じゃあやっぱりお母さんもそう思っているのかしら?」
「さ~あどうだろ?思ってても口には出せないんじゃないかな。俺たちの手前・・・」
そう言いながらも、純一は、意地の悪そうな目つきで裕美を見ていた。
ドクン・・・
裕美は胸の鼓動が大きく弾ける衝動を感じた。
確かめよう・・・この状況だけでは、なんともはっきりしないからだ。
単にお喋りをしているだけかもしれないし、第一、血が繋がった者同士が、こうも
あっさりとそんな関係になるのだろうか?安っぽいエロ小説じゃあるまいし、そんな事
は現実には有り得ない・・・と強く思う裕美なのだが・・・
だが同時に、ひょっとしてそれが見れるのなら見てみたいという思いも持ち合わせていた。
相反する不安と期待とかが入り混じって心の中に溶け込む。
どうあれ裕美の興奮は次第に高まっていったのであった。
確かに純一の言うとおり裕美の頭の中はエロでいっぱいだった。
セーラ服の胸の辺りに汗がにじんでいた。首から流れ落ちる汗の量の多さが、その緊張の
程を知らせてくれた。
まず純一が先頭に立ってドアノブを握った。
ゆっくりとドアが開いていく。辺りは、しんと静まり返っていた。
裕美は土間に目をやると、男物の黒い靴と、女性が履く水色のパンプスが、2つ綺麗に
並べられていて置かれているのが見えた。
2人は、静かに靴を脱ぐと、音を立てずに、ゆっくりと廊下に足を置いた。
父の書斎は、玄関から正面奥の左手にあった。
2人は、声を殺して、すり足で歩を進めていった。
「何にも聞こえないじゃないの」
「そんなはずはないよ。さっきまで2人の声が聞こえていたんだ。間違いないよ」
裕美と純一は互いの耳元でひそひそ声で話し合った。
そしてとうとう書斎の前まで歩を進めた。
その時だった。
中から、何やらガサガサと動く音が聞こえてきた。
そして、ぼそぼそと喋る声が2人の耳に入って来た。
「何か喋ってるね。でも声が小さすぎて何言ってるのか判んないや」
純一はドアに耳をくっつけながら、少しでも中の様子を知ろうとやっきになった。
「えっ・・えっ?・・・うそ!」
その瞬間、裕美は驚いた表情で、思わず大きな声を出した。
「どうしたの姉ちゃん?」
「何かピチャピチャした音が聞こえたの?これって?」
「ええ?なになに?・・・」
裕美の驚きに純一も、慌てて耳をドアに押し当てて中からの音に神経を集中させた。
「こ、これってキ、キスしている音じゃない?」
「そ、そうよ、これはキスしている音だわ、間違いない」
裕美の胸がキュッと締まった。もはや疑う余地など無かった。
父と叔母は正真正銘の恋人同士だった。
互いの血が繋がった者同士の恋愛が、今自分の目の前で行われているのだ。
裕美は驚きの表情で、ドアから耳を離せずにいた。
「すっげえ・・本当に父さんと叔母さんが、やっちゃってるのか。うわあ・・どうしよう
俺興奮してきたよ」
裕美の横で、鼻の穴を大きく広げながら食い入るようにドアに顔をくっ付けている純一。
興奮の高まりはその表情を見れば一目瞭然。
健康な十代の男性なら、その興奮は当然だ。誰だってそうなる。
「ああああ・・・・に、兄さん」
突然中から、叔母・多津子の喘ぐような声が聞こえて来た。
その刺激的な声に裕美は、ぎゅっと胸を押さえた。
(叔母さんの声だ。ああ・・・始めてるのね。父さんとエッチしているのね。凄いわ)
「今日はたっぷりと可愛がってやるぞ。おお愛してるぞ!」
父の興奮した声。そしてまたチュバチュバと粘着感を醸し出す音が聞こえて来た。
「ねえねえこれって、キスってより、どこか舐めているような音じゃないかな?」
純一の言葉に、裕美は、はっとした。逞しい想像が頭の中に沸いて出てきた。
「はああ・・兄さん気持ちイイ!」
また多津子の切ない喘ぎ声が聞こえた。
(やっぱり父さん、叔母さんのアソコ舐めてるんだわ。うわあ・・・イヤラシイ)
その時レディースコミックで見た絵図が頭の中に浮かんだ。父の顔がオーバラップして、
その登場人物の男性の顔とすり替った。父がよだれを垂らしながら、叔母のアソコを舐め
ている映像がリアルに頭に浮かんだ。
(い、いやあん。凄いスゴイ!すっごく興奮しちゃう~)
裕美は、立つのを止めて、ゆっくりと腰を下ろした。
そしてよつんばの状態で、耳を片時もドアから離さずに聞き込む。
「今度は、お前が俺を気持ち良くさせてくれ」
「はい。兄さん」
すると今度は、女性の喘ぐ声と、断続的に聞こえる粘着感たっぷりの音が聞こえて来た。
「うわあ・・・今度は叔母さんが父さんのチンポしゃぶっているんだああ・・・あああ
すっげえ、もうたまんねえ・・・あああどうしよう」
純一が身悶えしながら、小さな声で一人ぶつぶつ喋っていた。
(はああ・・どうしよう。何か疼いてきて止まらなくなっちゃった)
裕美は、そっと股間に手を置いた。ジメっとした湿り気がパンツを通じて感じられた。
(あああ・・オナニーしたくなったわ。でも・・ここじゃあダメだし、ああどうしよう)
刺激的な音が断続的に、洪水のような勢いで裕美の耳を襲っていた。
混乱する頭の中。理性が保てそうにない。
(あああ・・アソコに指を入れて、グジュグジュに掻き回したい!ああしたいしたい!)
裕美は、うつろな目で口を半開きにしながら、耳をドアに押し付けていた。
「はあはあ・・・」
その時、裕美のもう片方の耳から、もう1つ別の男の声が聞こえて来た。
父の声は、ドア越しから聞こえていた。するとこの声は・・・?
裕美は後ろを振り返った。
「きゃああ!」
引きつった表情から声ならぬ、声が裕美の口から漏れた。
「おおおお!もうだめだガマンできない!」
何と下半身を素っ裸になった純一が、股間のチンポを握り締めている光景が裕美の目の中
に飛び込んで来たからだ。
「ば、ばかあ!何やってるのよ、早くしまいなさい!早く!」
「もう興奮し切っちゃって、どうにもなんないよ。俺、もうガマンできねえ!ここで
やっちゃうぜ。もう止まんないぞ!」
純一は、裕美に見せ付けるように、自分のいきり立ったチンポを勢い良く扱き出した。
そのチンポの先は、真っ赤に充血していた。
健康な十代のチンポは、見事に反り返っていた。
「す、すごい!何て大きさなのよう・・・」
裕美も興奮の渦にいたせいか、その光景を見ている内に、次第に心を奪われていった。
「あああ、兄さん!もっと突いてえ・・・私のオマンコをグチャグチャに潰してえ!」
「おおお!スゴイ締めつけだ。俺、もう出ちまいそうだ!」
「ダメ、ダメ、ダメエエエエ!もっとちょうだい。ねえ、後ろからちょうだい!」
その時、父と叔母の絶叫が響き渡った。
そして直ぐ後から、パンパンと肉同士が、ぶつかり合う音が聞こえて来た。
裕美は、それがバックからの挿入だというのを理解した。
耳から父と叔母のSEXが聞こえ、目の前では、弟がオナニーを始めている。
裕美は朦朧とする意識の中、かろうじて理性を繋ぎ止めていた。
ここで自分もしちゃったら、中の2人に感づかれてしまう。
早く純一を止めさせて、自分もこの場から立ち去らないと拙いことになる。
裕美は、意を決めて腰を上げようとした。
だが・・・
「おおお、出る、出るぞ・・・おおお出る出るうう!」
「顔にいっぱいちょうだい!あああにいさあああん!」
裕美は、その最後の声に反応した。
とうとう堪らずに左手がパンツの中に入れてしまった。
「あああ・・・お父さん!もうわたし・・・はああん」
裕美は腰を振るわせた。思わず亀のように身を屈めてしまった。
「ああああ!ダメ!!」
次の瞬間、もう1つの手が、裕美のお尻を触っていた。
「ああ姉ちゃん。姉ちゃんもガマン出来ないんだろ。俺も手伝ってやるよ」
純一の手が、裕美のお尻を優しく撫でていた。
「止めて、そんな事をしちゃダメ!」
「今更、何気取ってんだよ。姉ちゃんだってパンツに手を入れてオナニーしてんじゃんか
俺のチンポだって見してやったんだぜ。今度は俺にも見せろよ」
それでも嫌がる裕美は、腰を振って純一の手を振り払おうとした。
いきり立つ純一は、素早い動きで、手をスカートの中に入れることに成功した。
「ああ!ダメ!」
「うわあ・・姉ちゃんってやっぱりエロいなあ。パンツがびちゃびちゃに濡れているぜ」
「いやあん。止めて、手を離して!」
純一は、更に敏捷性を発揮して、スカートを捲り上げると、一気にパンツをも引き摺り
下ろしてしまった。
中から、プリっと盛り上がったお尻が現れた。
さすがスポーツで鍛えただけある。純一は、舌を思いっきり伸ばすと、ゆっくりとその
お尻に這わせていった。
裕美は、よつんばの状態で身動きが取れない。ずらしたパンツが膝の所で止まっていた
から、なおさら動けなかった。
純一の舌は、そのまま剥き出しになった尻の穴にまとわりついた。
「そこは止めて、ねえ止めてったら・・・お願い。純一止めてえ!」
大きな声は出せない裕美。だけど今にも泣き出しそうな声は、次第に大きくなっていく・
・・
「臭っせえ・・姉ちゃんのケツの穴すっげえ臭っせー。さっき学校でウンコしただろ?」
「もういやああああ。離して、もう死にたい!ねえお願いだから離してよ」
とうとう泣き出す裕美。
だが、それでも純一の舌の動きは止まらなかった。
「でも、俺、姉ちゃんのウンコの臭い、すっごく好きだぜ。甘くて美味しい味がする・・
あああたまんねえ!!」
そう言うと純一は左手の人差し指と薬指の2本を、裕美のオマンコに差し込んでいった。
「あううう!」
裕美の苦悶の顔がドアに張り付いた。そして背中が反り返った。
純一は手馴れた感じで、裕美に2穴責めを決めた。
舌がお尻の穴の中に入っていくと同時に、二本の指が、速いスピードで抜き差しされた。
「あっあっ・・ああ・・ウソウソ、気持ちイイ」
涙でぐちょぐちょの顔が、次第に紅潮していった。
苦悶と恍惚の狭間で、裕美の表情が次々と変化していった。
純一は頃合を見て、指を3本に増やした。
すると裕美のヨガリが激しくなった。もうどんな音も耳には入らなくなっていた。
そして裕美の腰が前後に揺れ始めていた。
それは純一の指を求めて始めていた証拠だった。貪欲なまでに・・・
「姉ちゃん、俺もうだめだ。俺やっちゃうよ。いいだろ?」
純一は堪らずに声を張り上げた。
「もうどうでもいい!早くちょうだい!」
裕美の絶叫に、純一は裕美の腰に張り付くと、一気に乗りかかった。
「くはああ!」「ああああん!」
交差する喘ぎ声。裕美は後ろから突き上げられた。
激しく鳴り響く肉の音。純一は無茶苦茶なリズムで、腰を打ち込んでいった。
「す、すごい!もう飛んじゃううう!」
「姉ちゃん。俺、ずっと姉ちゃんとこうなりたかったんだ。嬉しいよ!」
「もっと、もっと突いて!もっと!」
純一の両手が、セーラー服の上から、胸を鷲掴みにしていた。
「あうっもうだめ。出るぞ!」
純一は泣くような声で、そういうと、腰を裕美の身体から離した。
「おおお・・気持ちいいぞ!」
手で激しく扱くと、直ぐに勢い良く白い液体が、裕美のお尻に降りかかった。
やっと2人の声が止んだ。そして何時の間にか書斎の中の声も消えていた。
純一は裕美の背中にもたれ込んだ。
裕美も両手をついて、ドアに上半身を預けていた。
不思議な静寂が広がった。
裕美は振り返り、放心状態のまま、その潤んだ瞳で純一の顔を見ようとした。
その瞬間ーーーーー
「おい!お前ら、そこで何やってるんだ?」
聞き慣れた声が玄関先から、驚きと怒気を含んで聞こえて来た。
振り返る2人。
すると・・・
目に前に、驚きの表情で突っ立っている2人がいた。
なんと父と、叔母の多津子だった。
(え?え?え?何、何なのこれって?どういうこと?)
裕美は、一体何が起こったのか、まったく思考不能状態になってしまった。
目は瞬きを忘れ、口は閉じるのを忘れてしまっていた。
父の両肩が震えていた。眉は吊り上り、目は大きく見開いていた。
まさに恐ろしげな形相。
叔母の多津子も、両手で口を押さえながら、驚きのまなざしで見ていた。
「純一、お前何してんだあ!」
父の怒声は、下半身剥き出しの純一に向かった。
裕美は、その声で、はっと我に帰った。
そして純一の顔を見た。
「ねえ・・これって一体なあに?」
か細い声。不審そうに純一を見つめる。
「やべ!」
純一はそう呟くと、脱ぎ捨てたズボンで前を押さえながら、素早く立ち上がった。
(まさか?)
その時、裕美は、勢い良く書斎のドアを開けた。
すると父の机の上に、大きなカセットデッキが置かれていた。
裕美は再生のリバースボタンを押して、ボリュームダイヤルを全開にした。
「あああ~ん。気持ちイイ」「おおお・・・中に出すぞおお!」
部屋一面にエロい声が充満した。
はっきりと聞こえてくる声は、父や叔母には似ても似つかないものだった。
そう・・他愛のない普通のエロテープだった。
してやられた!
(あああ・・なんてことを。純一のやつ、許せない!)
こんな幼稚な手に引っ掛かるとは・・・ああ・・なさけない。
裕美は一気に怒りが頂点まで込み上げた。
だがもう取り返しがつかない。まさに言い訳の効かない、とんでもない状況を見られた。
まさに姉弟がSEXしているところを見られたのだ。
裕美の頬に涙が止め処なく流れ落ちた。
ドカドカドカ・・・
こっちに向かってくる2人の足音が響いて来た。
ああどうしたらいいの?
勢いよくドアが開いた。
観念した裕美は、すぐに振り返った。
父が立っていた。
「おい裕美。何でこんな事をしたんだ?」
「判らないわ。何がなんだか判らない内に、気がついたらこんな事になっていたの」
裕美は泣きじゃくりながら答えた。
「バカが・・お前らは実の姉弟なんだぞ。それを・・」
「ごめんなさい。ごめんなさい。お父さんごめんなさい。許して!」
恥ずかしい思いで、深々と頭を下げた。
父の冷静で抑制が利いた声に、一層裕美は申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
すると、突然ドアの向こうから、何やらうめくような声が聞こえてきた。
裕美が頭を上げた時、ドアの向こうの壁に2つの影が怪しく映っていた。
(あああ!!)
裕美は、我が目を疑った。
純一と多津子が、互いの唇を激しく奪い合っている姿が裕美の目に映った。
そして多津子の左手には、しっかりと純一のチンポが握り締められ、ゆっくりと上下に
扱かれていた。
これは一体?
裕美は驚きのあまり声が出ない。目の前で叔母と甥の絡み合いが行われていたのだ。
足の震えは止まらなくなっていた。立つ事もままならず、へなへなとその場に
へたれ込んでしまった。
「なあ父さん、”らしい”説教はあまりしない方がいいぜ。姉ちゃんは俺が先に頂いた。
残念だったね。あはは・・」
「この野郎、俺を出し抜きやがってしょうがない奴だ」
一体何なの、この会話は?
裕美は、父と弟との信じ難い言葉の応酬に耳を疑った。
「純ちゃんたら、もう私に飽きちゃったの?叔母さん悲しいわ」
多津子は、甘えるように純一の胸に顔を埋めた。
「何言ってるのさ。叔母さんは父さんがいればそれでいいんでしょ?どうせ俺なんか
父さんの代用品でしかないもんな」
「もう、嫌な子ねえ・・最初の頃は、可愛くしがみついてたクセにねえ、うふふ・・」
メスフェロモン全開の流し目を純一に向けると、妖しい笑みと一緒に純一の乳首を
軽く噛んだ。
純一は、手馴れた風に、右手で多津子の髪を撫で付けると、すぐさま身体を後ろ向けに
して、そのまま一気に腰を突き上げた。
多津子は壁に持たれ掛けながら、激しく動く純一を受け入れていた。
裕美は、ただただ呆然と、その2匹の動物の交尾を見ているだけだった。
「俺たち3人の事は、母さんは知らない。まあこれからもずっとな・・」
父は薄笑いを浮かべながら、裕美の顔を見ていた。
「お父さん、正気なの?こんな事っておかしいよ」
「おかしくはないさ。それにお前も段々と判って来るさ。近親とのSEXが、凄い快感を
もたらしてくれる事をな・・・なあ純一?」
「ああ・・それに姉ちゃんだって、さっきまでの俺とのSEXに,すっげえ興奮してただ
ろ?」
「ああ・・俺もそろそろ我慢の限界だ」
紅潮した父は鼻の穴を膨らませながら、ゆっくりとベルトに手を掛けチャックを下ろした。
ズボンが下に落ちると、中から凄く太いチンポが現れた。
それは長いこと使い込まれたみたく、黒光りな艶があって鮮やかだった。
「これからは多津子の代わりに平日でも、母さんがいないところで父さんが、たっぷり
可愛がってやるからな。ふふふ・・・」
ゆらりゆらりと左右に揺れる父親の極太チンポに、次第に潤んだ目で見る裕美。
「父さん、その時は俺も一緒だぜ。姉ちゃんの2つの穴を同時にやっちまおうぜ」
後ろから純一が、激しく腰を動かしながらも、父の言葉に便乗した。
「うそよ。こんな事って有り得ない事だわ。そうよこれはみんな夢なのよ・・・」
裕美の潤んだ瞳は、さっきから定まらずに、ずっと宙を彷徨っているかのようだった。
幾重にも重なり起きた衝撃に、もはや反応する気力すらどこにも無かった。
「さあ、今度は父さんの番だ。裕美、ちゃんとしゃぶってくれよ」
父は、右手で裕美の頭を押さえながら、ゆっくりと腰を前に突き出していった。
「そうよ、夢なんだわ・・・こんなこと全部・・・」
裕美はそう呟くと、大きく口を開けて、父を向い入れるのであった。
(おわり)
暑い夏の日差しが照りつける土曜日の午後、裕美は部活を終えると、友達からの
遊びの誘いを断って、すぐさま家路についた。
今日は、母親が同窓会の旅行でいない為、自分が夕食を用意する事になっていた。
材料は既に、前日母親が買って置いてくれていた。
(たしか、カレーだったっけ。あ~あ・・だるいなあ、もう・・)
裕美は、疲れた表情を浮かべながら、トボトボと歩いていた。
時折吹き付ける風が、前で結んでいるリボンを揺らしていた。
本来17歳の乙女としては、土曜の午後というのは魅惑いっぱいの楽しいひととき
だった。
セーラ服のままアイスクリームをかじりながら、友達とワイワイガヤガヤとお喋り
そして4,5人集まればカラオケで、浜崎あゆみや大塚愛といった今時のギャル受け
ソングを夜遅くまで歌いまくるのが週末の、お楽しみだった。
明日は日曜日、辛い早起きをしなくてもいい極楽な日なのだからなおさらである。
それなのに・・・
母が帰ってくるのは、どうせ明日の夜。となると食事の仕度は必然的に裕美自身という
事が分りきってる事実が、一層憂鬱な思いを増幅させていった。
なだらかな坂を登り切ると、目の前に新築の2階建て家屋が目に入って来た。
(やれやれしょうがない。さっさと作って、さっさと食べて、後から参加しに行こう)
裕美は一息ついて踏ん切りをつけると、足早に自宅への足取りを速めた。
(あら?あれは・・・)
裕美の視界に、自宅の前で、忙しくウロウロとしている男が映った。
弟の純一だった。
(変ねえ・・こんな時間から家に戻っているって)
同じ学校に通う1つ下の純一は、野球部員で、近く始まる甲子園大会地区予選の為の、
猛特訓の日々が続いていた。もちろんレギュラー。
だからいつも夜遅くまでの練習で、くたくたになって帰るのが常だった。
なのに、今日に限って、夕方とはいえ、比較的早い時間から自宅にいるのが変に思えた。
「あっ、姉ちゃん。お帰り」
陽に焼けたイガグリ頭から、白い歯がこぼれる。
「どうしたの?珍しいじゃない、こんな時間に家にいるなんてさ」
「今日は休養日なんだ。最後のね。だから半ドンで帰ってきたんだ」
「最後って?」
「来週から予選が始まるんだ。それで最後の休養ってこと。明後日からは本戦モードさ」
へええ・・と裕美は納得した。で、そんな時、もう1つの疑問が頭を過ぎった。
(だったら、どうして、家の前で立っているのかしら?)
「ねえ純一、あなた・・」
裕美が、そのことを口にしようとした瞬間、純一が早口で捲し立てた。
「いいタイミングで帰ってきてくれたよ。ちょとというか、かなり困った事が起こって
てさあ・・」
「え?困った事?今なの?」
普段から余り表情を崩さない、ポーカーフェイスの純一が、どこか落ち着かず、そして、
眉間にしわを寄せながら困惑の色を隠そうともしないのを見て、裕美はただならない雰囲
気を感じとった。
「そうなんだ。実は今、家に多津子叔母さんが来てるんだけど・・・」
「それがどうしたの?いつものことじゃないの」
「それがそうでもないんだよ。父さんのいる書斎に入ってから1時間ぐらい経つけど、中
から全然出てくる気配が無いんだよ」
「なんだあ・・・それもいつもの事じゃないの。なによ驚いて損しちゃったわ。もう!」
裕美は、一瞬何事かと固まった自分が恥ずかしく思ったのか、ことさらオーバーな仕草で
純一をたしなめた。
多津子は、父の妹だった。
2人の仲の良さは、子供たちの目からもよく映っていた。
休みの日になると、いつも一緒。よく家に遊びに来た。
まるで、そこで生まれ育った実家のように、長年馴染んだ雰囲気を漂わせながら
いつも笑みを絶やさない優しい叔母。それが多津子だった。
裕美の母も、結婚当初は、色々と詮索もしたけど、十何年も経つと、今ではすっかりと
諦めた様子で、呆れるやら何やらで、もう気にもせずに、ほったらかしの状態にあった。
実際、家の中での様子は、兄妹というより、もはや恋人同士以外の何者でもない雰囲気
が漂っていた。むしろ母の方が、父の実の妹のような感じだった。
だから裕美にとっては、父の書斎に叔母がいる事は、日常的な出来事だった。
今日は土曜日。そう・・いつものことだったのだ。
「だけど今日は、いつもとは違うんだよう!」
「だからどう違うのよ?」
要領を得ない説明に、苛立ちをあらわにする裕美。
だけど純一の慌てぶりが尋常ではないのは明らかだったから不安もまた駆り立てられた。
額の汗、大きく見開いた目、身体全体が不安定なまでに揺れ動いていた。
「2人とも、俺が今日早く帰る事を知らないんだ。それに母さんも旅行でいないし、姉ち
ゃんも部活で遅くなると言ってたから、今の時間は誰もいないと思って父さんたち・・」
「え?」
その時裕美は純一が言おうとしていることが、何であるか直ぐに想像出来た。
それはいつも心の隅で、ひょっとしてと考えていた事が、まさか本当にあったという
事が、ことさら裕美の衝撃を大きくした。
有り得ない事だ。それを考えては、いつも顔を真っ赤にする妄想だったのに・・・
裕美は目の前の景色が、ぐにゃりと捻じ曲がる感覚に襲われた。
「黙って帰ったせいもあるけど、俺が玄関先にいると、奥の書斎から2人の喋る声が聞
こえてきたんだ。それで俺もいつもの事だと思って、そのまま声を出さずに2階の俺の
部屋に入ったんだ。それでしばらくしたら・・・下から、その・・声が・・してきたんだ」
次第に純一の声が尻つぼみに小さくなっていった。
さあどうしよう?裕美は困った。
このまま家の前で、ただ突っ立っている訳にもいかない。
時間を潰しようにも、頭が真っ白な状態で、どうしたらいいのか考えがつかない。
それに夕食の支度もある。だからあまり遅くにも帰れないし。
裕美は、両手で頬を押さえながら、玄関前を右左と行ったり来たりと忙しく歩き回った。
「こうなったら姉ちゃん、ちょっと様子を見に行かない?」
突拍子なセリフが、純一の口から飛び出た。裕美は、ドキリと胸に針が刺さったような
痛みを覚えた。いや疼きか・・・そして足が止まった。
驚きと困惑と下に、大きな好奇心が疼いているのが自分でも判っていた。
裕美は、父と叔母の間柄をいつも、いやらしい想像で汚していた。
ひょっとして・・・2人は、いつもSEXをしていたのかも?と。
「な、何バカなこと言ってるのよ。今入っていって、もし気づかれでもしたら大ごと
だわ」
「大ごと?姉ちゃん、今すっげえエロ入ってねえ?」
「な、何ってこと言うのよ純一!」
純一の意地悪そうな目を見て、裕美はカッと頭に血が昇った。
すぐさま近所に響き渡るぐらいの大きな声が純一に向かって吠えた。
「バ、バカ!中の2人に聞こえたら拙いだろ」
慌てた純一は、直ぐに裕美の口を手で塞ぎにかかった。
「何するのよ。聞こえたっていいじゃないの。聞こえりゃバカなこと止めるだろうから
丁度いいじゃないさ」
裕美は純一の手を叩くと、感情的に捲し立てた。
よほど”エロ”という言葉に腹が立った様だ。
「姉ちゃん、さっき気づかれたら拙いと言っときながら、今度は聞こえたら止めるから
丁度いいってってのは、ちょっと変な言い草だぜ」
「うるさいっての。だってあんたが変なこと言い出すから・・もう」
「ははあああん・・・図星だったわけだ。父さんと叔母さんが、ずっと前からバカな事
しているって思ったんだ。バカなこと・・・エッチかあ」
「な、なによ、あんただってそう思ってたんでしょ?」
「そりゃあそうでしょ。あれだけ仲良い雰囲気たっぷりでいつも一緒だったら、誰だって
そう思うだろ?だってやっぱりあの雰囲気は普通じゃないもんね」
「じゃあやっぱりお母さんもそう思っているのかしら?」
「さ~あどうだろ?思ってても口には出せないんじゃないかな。俺たちの手前・・・」
そう言いながらも、純一は、意地の悪そうな目つきで裕美を見ていた。
ドクン・・・
裕美は胸の鼓動が大きく弾ける衝動を感じた。
確かめよう・・・この状況だけでは、なんともはっきりしないからだ。
単にお喋りをしているだけかもしれないし、第一、血が繋がった者同士が、こうも
あっさりとそんな関係になるのだろうか?安っぽいエロ小説じゃあるまいし、そんな事
は現実には有り得ない・・・と強く思う裕美なのだが・・・
だが同時に、ひょっとしてそれが見れるのなら見てみたいという思いも持ち合わせていた。
相反する不安と期待とかが入り混じって心の中に溶け込む。
どうあれ裕美の興奮は次第に高まっていったのであった。
確かに純一の言うとおり裕美の頭の中はエロでいっぱいだった。
セーラ服の胸の辺りに汗がにじんでいた。首から流れ落ちる汗の量の多さが、その緊張の
程を知らせてくれた。
まず純一が先頭に立ってドアノブを握った。
ゆっくりとドアが開いていく。辺りは、しんと静まり返っていた。
裕美は土間に目をやると、男物の黒い靴と、女性が履く水色のパンプスが、2つ綺麗に
並べられていて置かれているのが見えた。
2人は、静かに靴を脱ぐと、音を立てずに、ゆっくりと廊下に足を置いた。
父の書斎は、玄関から正面奥の左手にあった。
2人は、声を殺して、すり足で歩を進めていった。
「何にも聞こえないじゃないの」
「そんなはずはないよ。さっきまで2人の声が聞こえていたんだ。間違いないよ」
裕美と純一は互いの耳元でひそひそ声で話し合った。
そしてとうとう書斎の前まで歩を進めた。
その時だった。
中から、何やらガサガサと動く音が聞こえてきた。
そして、ぼそぼそと喋る声が2人の耳に入って来た。
「何か喋ってるね。でも声が小さすぎて何言ってるのか判んないや」
純一はドアに耳をくっつけながら、少しでも中の様子を知ろうとやっきになった。
「えっ・・えっ?・・・うそ!」
その瞬間、裕美は驚いた表情で、思わず大きな声を出した。
「どうしたの姉ちゃん?」
「何かピチャピチャした音が聞こえたの?これって?」
「ええ?なになに?・・・」
裕美の驚きに純一も、慌てて耳をドアに押し当てて中からの音に神経を集中させた。
「こ、これってキ、キスしている音じゃない?」
「そ、そうよ、これはキスしている音だわ、間違いない」
裕美の胸がキュッと締まった。もはや疑う余地など無かった。
父と叔母は正真正銘の恋人同士だった。
互いの血が繋がった者同士の恋愛が、今自分の目の前で行われているのだ。
裕美は驚きの表情で、ドアから耳を離せずにいた。
「すっげえ・・本当に父さんと叔母さんが、やっちゃってるのか。うわあ・・どうしよう
俺興奮してきたよ」
裕美の横で、鼻の穴を大きく広げながら食い入るようにドアに顔をくっ付けている純一。
興奮の高まりはその表情を見れば一目瞭然。
健康な十代の男性なら、その興奮は当然だ。誰だってそうなる。
「ああああ・・・・に、兄さん」
突然中から、叔母・多津子の喘ぐような声が聞こえて来た。
その刺激的な声に裕美は、ぎゅっと胸を押さえた。
(叔母さんの声だ。ああ・・・始めてるのね。父さんとエッチしているのね。凄いわ)
「今日はたっぷりと可愛がってやるぞ。おお愛してるぞ!」
父の興奮した声。そしてまたチュバチュバと粘着感を醸し出す音が聞こえて来た。
「ねえねえこれって、キスってより、どこか舐めているような音じゃないかな?」
純一の言葉に、裕美は、はっとした。逞しい想像が頭の中に沸いて出てきた。
「はああ・・兄さん気持ちイイ!」
また多津子の切ない喘ぎ声が聞こえた。
(やっぱり父さん、叔母さんのアソコ舐めてるんだわ。うわあ・・・イヤラシイ)
その時レディースコミックで見た絵図が頭の中に浮かんだ。父の顔がオーバラップして、
その登場人物の男性の顔とすり替った。父がよだれを垂らしながら、叔母のアソコを舐め
ている映像がリアルに頭に浮かんだ。
(い、いやあん。凄いスゴイ!すっごく興奮しちゃう~)
裕美は、立つのを止めて、ゆっくりと腰を下ろした。
そしてよつんばの状態で、耳を片時もドアから離さずに聞き込む。
「今度は、お前が俺を気持ち良くさせてくれ」
「はい。兄さん」
すると今度は、女性の喘ぐ声と、断続的に聞こえる粘着感たっぷりの音が聞こえて来た。
「うわあ・・・今度は叔母さんが父さんのチンポしゃぶっているんだああ・・・あああ
すっげえ、もうたまんねえ・・・あああどうしよう」
純一が身悶えしながら、小さな声で一人ぶつぶつ喋っていた。
(はああ・・どうしよう。何か疼いてきて止まらなくなっちゃった)
裕美は、そっと股間に手を置いた。ジメっとした湿り気がパンツを通じて感じられた。
(あああ・・オナニーしたくなったわ。でも・・ここじゃあダメだし、ああどうしよう)
刺激的な音が断続的に、洪水のような勢いで裕美の耳を襲っていた。
混乱する頭の中。理性が保てそうにない。
(あああ・・アソコに指を入れて、グジュグジュに掻き回したい!ああしたいしたい!)
裕美は、うつろな目で口を半開きにしながら、耳をドアに押し付けていた。
「はあはあ・・・」
その時、裕美のもう片方の耳から、もう1つ別の男の声が聞こえて来た。
父の声は、ドア越しから聞こえていた。するとこの声は・・・?
裕美は後ろを振り返った。
「きゃああ!」
引きつった表情から声ならぬ、声が裕美の口から漏れた。
「おおおお!もうだめだガマンできない!」
何と下半身を素っ裸になった純一が、股間のチンポを握り締めている光景が裕美の目の中
に飛び込んで来たからだ。
「ば、ばかあ!何やってるのよ、早くしまいなさい!早く!」
「もう興奮し切っちゃって、どうにもなんないよ。俺、もうガマンできねえ!ここで
やっちゃうぜ。もう止まんないぞ!」
純一は、裕美に見せ付けるように、自分のいきり立ったチンポを勢い良く扱き出した。
そのチンポの先は、真っ赤に充血していた。
健康な十代のチンポは、見事に反り返っていた。
「す、すごい!何て大きさなのよう・・・」
裕美も興奮の渦にいたせいか、その光景を見ている内に、次第に心を奪われていった。
「あああ、兄さん!もっと突いてえ・・・私のオマンコをグチャグチャに潰してえ!」
「おおお!スゴイ締めつけだ。俺、もう出ちまいそうだ!」
「ダメ、ダメ、ダメエエエエ!もっとちょうだい。ねえ、後ろからちょうだい!」
その時、父と叔母の絶叫が響き渡った。
そして直ぐ後から、パンパンと肉同士が、ぶつかり合う音が聞こえて来た。
裕美は、それがバックからの挿入だというのを理解した。
耳から父と叔母のSEXが聞こえ、目の前では、弟がオナニーを始めている。
裕美は朦朧とする意識の中、かろうじて理性を繋ぎ止めていた。
ここで自分もしちゃったら、中の2人に感づかれてしまう。
早く純一を止めさせて、自分もこの場から立ち去らないと拙いことになる。
裕美は、意を決めて腰を上げようとした。
だが・・・
「おおお、出る、出るぞ・・・おおお出る出るうう!」
「顔にいっぱいちょうだい!あああにいさあああん!」
裕美は、その最後の声に反応した。
とうとう堪らずに左手がパンツの中に入れてしまった。
「あああ・・・お父さん!もうわたし・・・はああん」
裕美は腰を振るわせた。思わず亀のように身を屈めてしまった。
「ああああ!ダメ!!」
次の瞬間、もう1つの手が、裕美のお尻を触っていた。
「ああ姉ちゃん。姉ちゃんもガマン出来ないんだろ。俺も手伝ってやるよ」
純一の手が、裕美のお尻を優しく撫でていた。
「止めて、そんな事をしちゃダメ!」
「今更、何気取ってんだよ。姉ちゃんだってパンツに手を入れてオナニーしてんじゃんか
俺のチンポだって見してやったんだぜ。今度は俺にも見せろよ」
それでも嫌がる裕美は、腰を振って純一の手を振り払おうとした。
いきり立つ純一は、素早い動きで、手をスカートの中に入れることに成功した。
「ああ!ダメ!」
「うわあ・・姉ちゃんってやっぱりエロいなあ。パンツがびちゃびちゃに濡れているぜ」
「いやあん。止めて、手を離して!」
純一は、更に敏捷性を発揮して、スカートを捲り上げると、一気にパンツをも引き摺り
下ろしてしまった。
中から、プリっと盛り上がったお尻が現れた。
さすがスポーツで鍛えただけある。純一は、舌を思いっきり伸ばすと、ゆっくりとその
お尻に這わせていった。
裕美は、よつんばの状態で身動きが取れない。ずらしたパンツが膝の所で止まっていた
から、なおさら動けなかった。
純一の舌は、そのまま剥き出しになった尻の穴にまとわりついた。
「そこは止めて、ねえ止めてったら・・・お願い。純一止めてえ!」
大きな声は出せない裕美。だけど今にも泣き出しそうな声は、次第に大きくなっていく・
・・
「臭っせえ・・姉ちゃんのケツの穴すっげえ臭っせー。さっき学校でウンコしただろ?」
「もういやああああ。離して、もう死にたい!ねえお願いだから離してよ」
とうとう泣き出す裕美。
だが、それでも純一の舌の動きは止まらなかった。
「でも、俺、姉ちゃんのウンコの臭い、すっごく好きだぜ。甘くて美味しい味がする・・
あああたまんねえ!!」
そう言うと純一は左手の人差し指と薬指の2本を、裕美のオマンコに差し込んでいった。
「あううう!」
裕美の苦悶の顔がドアに張り付いた。そして背中が反り返った。
純一は手馴れた感じで、裕美に2穴責めを決めた。
舌がお尻の穴の中に入っていくと同時に、二本の指が、速いスピードで抜き差しされた。
「あっあっ・・ああ・・ウソウソ、気持ちイイ」
涙でぐちょぐちょの顔が、次第に紅潮していった。
苦悶と恍惚の狭間で、裕美の表情が次々と変化していった。
純一は頃合を見て、指を3本に増やした。
すると裕美のヨガリが激しくなった。もうどんな音も耳には入らなくなっていた。
そして裕美の腰が前後に揺れ始めていた。
それは純一の指を求めて始めていた証拠だった。貪欲なまでに・・・
「姉ちゃん、俺もうだめだ。俺やっちゃうよ。いいだろ?」
純一は堪らずに声を張り上げた。
「もうどうでもいい!早くちょうだい!」
裕美の絶叫に、純一は裕美の腰に張り付くと、一気に乗りかかった。
「くはああ!」「ああああん!」
交差する喘ぎ声。裕美は後ろから突き上げられた。
激しく鳴り響く肉の音。純一は無茶苦茶なリズムで、腰を打ち込んでいった。
「す、すごい!もう飛んじゃううう!」
「姉ちゃん。俺、ずっと姉ちゃんとこうなりたかったんだ。嬉しいよ!」
「もっと、もっと突いて!もっと!」
純一の両手が、セーラー服の上から、胸を鷲掴みにしていた。
「あうっもうだめ。出るぞ!」
純一は泣くような声で、そういうと、腰を裕美の身体から離した。
「おおお・・気持ちいいぞ!」
手で激しく扱くと、直ぐに勢い良く白い液体が、裕美のお尻に降りかかった。
やっと2人の声が止んだ。そして何時の間にか書斎の中の声も消えていた。
純一は裕美の背中にもたれ込んだ。
裕美も両手をついて、ドアに上半身を預けていた。
不思議な静寂が広がった。
裕美は振り返り、放心状態のまま、その潤んだ瞳で純一の顔を見ようとした。
その瞬間ーーーーー
「おい!お前ら、そこで何やってるんだ?」
聞き慣れた声が玄関先から、驚きと怒気を含んで聞こえて来た。
振り返る2人。
すると・・・
目に前に、驚きの表情で突っ立っている2人がいた。
なんと父と、叔母の多津子だった。
(え?え?え?何、何なのこれって?どういうこと?)
裕美は、一体何が起こったのか、まったく思考不能状態になってしまった。
目は瞬きを忘れ、口は閉じるのを忘れてしまっていた。
父の両肩が震えていた。眉は吊り上り、目は大きく見開いていた。
まさに恐ろしげな形相。
叔母の多津子も、両手で口を押さえながら、驚きのまなざしで見ていた。
「純一、お前何してんだあ!」
父の怒声は、下半身剥き出しの純一に向かった。
裕美は、その声で、はっと我に帰った。
そして純一の顔を見た。
「ねえ・・これって一体なあに?」
か細い声。不審そうに純一を見つめる。
「やべ!」
純一はそう呟くと、脱ぎ捨てたズボンで前を押さえながら、素早く立ち上がった。
(まさか?)
その時、裕美は、勢い良く書斎のドアを開けた。
すると父の机の上に、大きなカセットデッキが置かれていた。
裕美は再生のリバースボタンを押して、ボリュームダイヤルを全開にした。
「あああ~ん。気持ちイイ」「おおお・・・中に出すぞおお!」
部屋一面にエロい声が充満した。
はっきりと聞こえてくる声は、父や叔母には似ても似つかないものだった。
そう・・他愛のない普通のエロテープだった。
してやられた!
(あああ・・なんてことを。純一のやつ、許せない!)
こんな幼稚な手に引っ掛かるとは・・・ああ・・なさけない。
裕美は一気に怒りが頂点まで込み上げた。
だがもう取り返しがつかない。まさに言い訳の効かない、とんでもない状況を見られた。
まさに姉弟がSEXしているところを見られたのだ。
裕美の頬に涙が止め処なく流れ落ちた。
ドカドカドカ・・・
こっちに向かってくる2人の足音が響いて来た。
ああどうしたらいいの?
勢いよくドアが開いた。
観念した裕美は、すぐに振り返った。
父が立っていた。
「おい裕美。何でこんな事をしたんだ?」
「判らないわ。何がなんだか判らない内に、気がついたらこんな事になっていたの」
裕美は泣きじゃくりながら答えた。
「バカが・・お前らは実の姉弟なんだぞ。それを・・」
「ごめんなさい。ごめんなさい。お父さんごめんなさい。許して!」
恥ずかしい思いで、深々と頭を下げた。
父の冷静で抑制が利いた声に、一層裕美は申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
すると、突然ドアの向こうから、何やらうめくような声が聞こえてきた。
裕美が頭を上げた時、ドアの向こうの壁に2つの影が怪しく映っていた。
(あああ!!)
裕美は、我が目を疑った。
純一と多津子が、互いの唇を激しく奪い合っている姿が裕美の目に映った。
そして多津子の左手には、しっかりと純一のチンポが握り締められ、ゆっくりと上下に
扱かれていた。
これは一体?
裕美は驚きのあまり声が出ない。目の前で叔母と甥の絡み合いが行われていたのだ。
足の震えは止まらなくなっていた。立つ事もままならず、へなへなとその場に
へたれ込んでしまった。
「なあ父さん、”らしい”説教はあまりしない方がいいぜ。姉ちゃんは俺が先に頂いた。
残念だったね。あはは・・」
「この野郎、俺を出し抜きやがってしょうがない奴だ」
一体何なの、この会話は?
裕美は、父と弟との信じ難い言葉の応酬に耳を疑った。
「純ちゃんたら、もう私に飽きちゃったの?叔母さん悲しいわ」
多津子は、甘えるように純一の胸に顔を埋めた。
「何言ってるのさ。叔母さんは父さんがいればそれでいいんでしょ?どうせ俺なんか
父さんの代用品でしかないもんな」
「もう、嫌な子ねえ・・最初の頃は、可愛くしがみついてたクセにねえ、うふふ・・」
メスフェロモン全開の流し目を純一に向けると、妖しい笑みと一緒に純一の乳首を
軽く噛んだ。
純一は、手馴れた風に、右手で多津子の髪を撫で付けると、すぐさま身体を後ろ向けに
して、そのまま一気に腰を突き上げた。
多津子は壁に持たれ掛けながら、激しく動く純一を受け入れていた。
裕美は、ただただ呆然と、その2匹の動物の交尾を見ているだけだった。
「俺たち3人の事は、母さんは知らない。まあこれからもずっとな・・」
父は薄笑いを浮かべながら、裕美の顔を見ていた。
「お父さん、正気なの?こんな事っておかしいよ」
「おかしくはないさ。それにお前も段々と判って来るさ。近親とのSEXが、凄い快感を
もたらしてくれる事をな・・・なあ純一?」
「ああ・・それに姉ちゃんだって、さっきまでの俺とのSEXに,すっげえ興奮してただ
ろ?」
「ああ・・俺もそろそろ我慢の限界だ」
紅潮した父は鼻の穴を膨らませながら、ゆっくりとベルトに手を掛けチャックを下ろした。
ズボンが下に落ちると、中から凄く太いチンポが現れた。
それは長いこと使い込まれたみたく、黒光りな艶があって鮮やかだった。
「これからは多津子の代わりに平日でも、母さんがいないところで父さんが、たっぷり
可愛がってやるからな。ふふふ・・・」
ゆらりゆらりと左右に揺れる父親の極太チンポに、次第に潤んだ目で見る裕美。
「父さん、その時は俺も一緒だぜ。姉ちゃんの2つの穴を同時にやっちまおうぜ」
後ろから純一が、激しく腰を動かしながらも、父の言葉に便乗した。
「うそよ。こんな事って有り得ない事だわ。そうよこれはみんな夢なのよ・・・」
裕美の潤んだ瞳は、さっきから定まらずに、ずっと宙を彷徨っているかのようだった。
幾重にも重なり起きた衝撃に、もはや反応する気力すらどこにも無かった。
「さあ、今度は父さんの番だ。裕美、ちゃんとしゃぶってくれよ」
父は、右手で裕美の頭を押さえながら、ゆっくりと腰を前に突き出していった。
「そうよ、夢なんだわ・・・こんなこと全部・・・」
裕美はそう呟くと、大きく口を開けて、父を向い入れるのであった。
(おわり)
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