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小説(転載)  義妹 8/8

官能小説
12 /13 2018
 義妹 Part4~渇愛~2

 翌朝、両親は昨晩の子供部屋でのできごとに全く気づいた様子はなく、元気のない陽介に心配そうに声をかけてくる。
「陽くん。」
学校に行く途中、沙弥香が陽介を追いかけて来た。
「陽くん、昨日のこと気にしてるの?」
「ああ。」
「だったらね、多分大丈夫だよ。沙弥香、昨日は安全日だったもん。」
並んで歩きながら、沙弥香が小さな声で陽介に言った。沙弥香の言葉に、少しほっとしたような表情を浮かべた陽介だったが、再び表情が曇る。
「安全日って、ずれることがあるって聞いたことあるし、分かんないだろ?」
「大丈夫だよ。沙弥香、生理の周期決まってるから。あと2日くらいで来ると思うよ。」
沙弥香の表情は明るかった。その明るさに、陽介の不安が消えていく。
 
「じゃあね……陽くん…。」
沙弥香はそう言うと、曲がり角からあらわれた友達に声をかけ、陽介の方をくるっと振り返り手を振った。
 
 
 夕方、陽介が家に帰ると、沙弥香は勉強していた。
「あ、お帰り。」
「ただいま。」
陽介はカバンを放り投げると、イスに座って沙弥香の姿を眺めている。
「何?」
陽介の視線に気づいた沙弥香が、微笑みながら陽介の方を振り返った。
「沙弥香さ、昨日…。」
陽介は、昨晩の沙弥香の激しい反応が気になっていた。
「昨日?」
「あ…、何でもない。…ところで何やってるの?」
陽介は、イスを引きずって沙弥香のそばに寄ると、机の上をのぞき込む。
「宿題。」
「ふーん、沙弥香って真面目だな。」
学校から帰るとすぐに宿題に取り組むのは、沙弥香の習慣だった。沙弥香の机に肘をつき、陽介は沙弥香の横顔をじっと眺めている。ときおり、陽介の方に顔を向け、恥ずかしそうに視線をそらす沙弥香の顔を見ているうちに、陽介の心の中で、熱いものが込み上げていた。
 
「かわいいな、お前。」
「え?」
陽介の手が、沙弥香の頬にのび、陽介は沙弥香に口づけする。
「ちょっと…待って。」
「お母さんまだ帰ってきてないんだろ?」
陽介は沙弥香のシャツのボタンを真ん中まで外すと、胸元に手を挿し込んだ。
「だめっ……だめだったら…。」
ブラジャーの中に挿し込まれた陽介の手が、沙弥香の乳房を揉み始めると、沙弥香は陽介の腕をつかんで、首を振る。
「最後まではしないから。」
陽介はそう言うと、沙弥香の腕を引っ張って、沙弥香のベッドに引きずり込み、カーテンを閉めた。陽介の脚の間にだっこされるように座らされた沙弥香は、背後から再びシャツの中に挿し込まれた陽介の手に感じていく。
 陽介は、沙弥香のシャツをずり下ろし、ブラジャーのホックを外すと、両手で沙弥香の乳房を揉み始めた。
「昨日さ、何であんなに感じたんだ?」
沙弥香の首筋に陽介は唇をあて、沙弥香に尋ねる。
「はぁっ……だって……声…出せなかったでしょ…?んっ…そしたら…なんか…自分でも分かんないくらい…感じちゃったの……んんっ…。」
「ふぅん。」
「もう…いい…?…これ以上は……うっ。」
沙弥香が陽介の手から逃れようとしたとき、突然、陽介は沙弥香の口を手でふさいだ。
「陽介、沙弥香、帰ってるの?」
階段の下から母親の声が聞こえる。
「帰ってるよ。今日は早いね。」
陽介は大声で叫んだ。沙弥香の躰が震え始める。
「お母さんねー、またすぐに出かけるけど、8時くらいには帰るってお父さんに言っておいて。」
「分かった。」
陽介が返事をすると、母親の足音がリビングへと消えていく。沙弥香は、ハラハラしながら、陽介と母親のやりとりを聞いていたが、とりあえず、これで陽介の手から解放されると思った。もちろん、陽介にされることが嫌なのではなかったが、躰に火をつけられる前にやめて欲しかったのだ。
 しかし、沙弥香の口をふさいだ陽介の手は一向に外される気配がなく、それどころか、力が強くなっている。
(やだ、陽くん!お母さんがまだいるのに。)
沙弥香の乳房にあてられていた手が、再び動きはじめた。
(いやっ…陽くん、やめてぇ…。)
母親に気づかれるわけにはいかない沙弥香は、暴れることもできず、陽介の手に揉まれ続け、次第にどうしようもない快感に襲われ始めていた。
びくんっ
沙弥香の躰が反応する。陽介の手が、ショーツの中に挿し込まれたからだ。耳元にあてられた陽介の唇から、荒い呼吸が聞こえ始める。
「なんで…こんなに濡れてるんだよ…。」
陽介のつぶやきを聞いた沙弥香は、ぎゅっと目を閉じた。軽いいたずらのつもりで始めた行為が、思わぬ 興奮を陽介にもたらし、さらに沙弥香の躰の反応が陽介をくるわせていく。
「こんなに濡れてたら…たまんなくなるだろ?」
自分を簡単に狂わせる沙弥香に、陽介は愛しさと腹立たしさが入りまじり、首を振って陽介を止めようとする沙弥香をもっと苦しめたくなった。
「お母さん、まだ下にいるみたいだな。」
ときおり、1階のドアを開閉する音が聞こえる。陽介は、沙弥香の耳元でささやきながら、沙弥香の膣口に指を挿し込んだ。
「ぅぅっ…」
沙弥香が小さくうめく。
ぐちゃっ…ぐちゃっ…ぐちゃっ…
沙弥香のショーツを膝までずり下ろし、沙弥香の両脚を左右に広げさせたまま、自分の脚で押さえつけた陽介は、指で沙弥香の膣をかきまぜるように動かしている。
「どんどんあふれてくるよ…。」
沙弥香の愛液は尻の谷間を伝い、シーツに染みをつくっていく。
 
 陽介は膣口から引き抜いた中指を沙弥香の谷間に這わせると、上下にゆっくりと動かし始めた。陽介の中指は、沙弥香のクリトリスを刺激しながら膣口に挿し込まれ、再び引き抜かれてはクリトリスを刺激し続ける。
 カーテンに囲まれた狭いベッドの閉鎖された空間で、階下に母親の存在を感じながら、沙弥香は陽介の指に愛撫されている。そして、それは、沙弥香が初めて陽介にもてあそばれているという感覚を覚えた瞬間でもあった。
「イきたい?沙弥香…。」
沙弥香のクリトリスがぴくぴくと痙攣し始めたのを感じた陽介は、指先を小刻みに動かして沙弥香のクリトリスを刺激している。沙弥香はぎゅっと目を閉じたまま、何度もうなずく。
「だめ。イかせない。」
陽介は沙弥香のクリトリスから指を離すと、膣口の周りをゆっくりとなぞり始めた。沙弥香はシーツを握りしめ、快感に耐え続けている。
 
「じゃあ、陽介、沙弥香。お母さん、行ってくるからねー。」
階下から母親の声が聞こえ、沙弥香はびくんと反応した。
バタン…
玄関のドアが閉まり、母親の気配が消えると、陽介は沙弥香の口にあてた手をゆっくりと外した。
「はぁっ…はぁっ…」
沙弥香は荒い呼吸を繰り返し、ゆっくりと陽介の方に顔を向けると、陽介の唇に舌を挿し込んでくる。沙弥香は、陽介に舌を深く絡ませながら、陽介のベルトを外し、チャックを降ろした。沙弥香の行動に驚いた陽介は、沙弥香の秘部から指を離し、沙弥香の様子を見つめている。
「んぐっ…」
陽介の脚の間に四つん這いになった沙弥香は、ずり降ろしたトランクスから飛び出した陽介の男根を口にくわえると、激しくしごき始めた。
ちゅぷっ…ちゅぷっ…
沙弥香の熱を帯びた唾液が、陽介の男根に絡みつき、沙弥香は夢中になって陽介をしごき続ける。
「入れ…て……沙弥香に……入れて…。」
沙弥香は目を潤ませ、陽介の顔を見上げた。2人は転がるようにベッドから降りると、絨毯の上で激しく口づけし、陽介は、沙弥香の中に男根を突き入れた。
「陽…くん…いいよぉ…あぁぁっ…」
じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ…
本能のままに、激しく突き入れ続ける陽介に、沙弥香の躰は何度も痙攣する。
「いいよぉ……もっと…はぁぁっ…」
躰を仰け反らせ、絨毯にしがみつくように激しく感じる沙弥香の様子に、陽介の射精が迫ってくる。
「中に…中に出すぞっ…。」
陽介はそう叫ぶと、男根の根元まで沙弥香に突き入れた。
どくんっ、どくんっ…どくんっ…
沙弥香の中で大きく脈打つ陽介の男根が、沙弥香の中に濃い精液を注ぎ込んでいた。
 
 
 性行為の甘美な快感に完全に目覚めた陽介と沙弥香は、誰にも止められぬ激しい渦に巻き込まれたのだ。
 
 陽介と沙弥香の兄妹愛を純粋なものだと見誤っている両親は、2階の子供部屋で連夜繰り返される淫靡な行為に、全く気づくことがなかったのである。

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。