小説(転載) 告白 1/2
近親相姦小説
告白
-1日目-
<瑞穂>
今日お兄ちゃんに好きだと言われた…
妹としてではなく…
返事は一週間後に聞くから考えて欲しいって…
私はそんな風にお兄ちゃんを見たことがなかった。
嫌いというわけじゃない、どちらかといえば好きだと思う。
でもそれは恋じゃなく、妹として…
一人と男として見たときどうか…
それ以前にお兄ちゃんを男として見ることができるか…
私が小さい頃からいつもお兄ちゃんが側にいてくれたような気がする。
いつもお兄ちゃんは私を守ってくれた。
お兄ちゃんに対して抱いている気持ちは憧れ、尊敬…
それは恋と似ているようで違うもの…
お兄ちゃんの気持ちを受け入れずに今の関係が崩れるのは嫌だ。
私はどうすればいいの?
私に何を望むの?
わからない…どうすれば……
<隆>
今日瑞穂に俺の想いを伝えた。
好きだと…
俺はいつから瑞穂のことが好きになったのだろう。
子供の頃の瑞穂は赤ん坊の時の病気が原因で体が弱かった。
俺が2歳の時に瑞穂が生まれたが、もちろんそんな頃の記憶はない。
俺の記憶に残っているのはいつも俺の後ろからついてくる瑞穂の姿だ。
体の弱い瑞穂を守るのは俺にとって当然だった。
親にいわれたから、兄だから、それとも…
そんなことは今の俺には判らない。
この頃は日常生活を送る分には心配なくなった。
しかし、慣れないことをすると…
だから今でも俺は瑞穂と一緒にいることが多いと思う。
いつも心配を掛ける守るべき存在、そして愛おしい存在…
いつしかそんな風に思うようになっていた。
俺の告白で瑞穂は悩むだろう。
もしかしたら言うべきではなかったのかもしれない…
それでもこの想いは伝えておきたかった。
たとえどんな結果になったとしても…
俺にとって唯一守るべき存在であることに変わりはない。
-3日目-
<瑞穂>
一昨日お兄ちゃんに告白されてからずっと悩んでいる。
いくら考えても答えは出ない…
いつも近くにいたけど…いえ、いつも近くにいたからこそ意識することがなかった。
お兄ちゃんも私と同じようにお互い空気みたいな存在だと思っていると思っていた。
でも違った…
お兄ちゃんは私のことを好きだと言った。
私はお兄ちゃんの良いところも悪いところも判っていると思う。
お兄ちゃんも多分そうだろう。
一緒にいたから…
いつも守ってくれる存在、一緒にいて安心できる存在…
なぜ拒むの?
わからない…
私毎日同じ事を考えている。
もう寝よう…
<隆>
あの日から俺も瑞穂も表面上は変わらない。
でも瑞穂は悩んでいる。
傷つけてしまうかもしれない。
それでも俺は…
ある日俺は気がついた。
俺は他の女性に妹を求めている。
俺の理想像を考えると妹そのものだった。
気がつき、やがて今まで以上に愛おしい存在となった。
その後も俺は妹の前では平静を装った。
しかし俺は悩んでいた。
この想いを伝えるべきかと…
いつか妹は俺から離れていくだろう。
それは仕方がないことだ。
だから俺は…
結局自分勝手なのかもしれない。
妹を守ると思いながら自分で悩ませている。
告白すれば楽になると思っていた。
しかし逆に考えることが多くなっている。
-4日目-
<隆>
今日瑞穂が倒れた。
その知らせを聞いて俺はすぐに病院に駆けつけた。
しかし瑞穂は未だに眠ったままだ。
医者は心配ないと言う。
ストレスであまり眠ってなかったようだ。
何か悩みがあったのではないかと…
俺は瑞穂を傷つけてしまった。
こんな結果になるなんて…
やっぱり言うんじゃなかった…
後悔…悔やんでも悔やみきれない。
あの時もう二度と傷つけないと誓ったのに…
あの時?
そうか…1度俺は瑞穂を放って行ったことがある。
友達にからかわれるの嫌で、瑞穂がじゃまだった。
その時俺は瑞穂の心を傷つけてしまった。
瑞穂、俺のことを恨んでいるか?
そしてまた同じ間違いをしてしまった。
俺はあの時から精神的に全然成長していない。
思えばそんな俺を瑞穂は精神的に支えてくれたような気がする。
俺は守るべき存在に守られていたのか…
そんな瑞穂に今俺がしてやれることは、ただ側にいることだけ…
-5日目-
<瑞穂>
私は夢を見ていた。
長いような短いような夢。
小さい頃の夢。
その日お兄ちゃんは私を放って行った。
私はお兄ちゃんの後を追いかけた。
でもお兄ちゃんは走って行ってしまった。
体の弱かった私は走ることができなかった。
とうとうお兄ちゃんを見失った私はしょうがなく家に帰ることにした。
その帰り道で私はいじめっ子にあってしまった。
いつも一緒にいるお兄ちゃんがいないことに気付いた彼らは私をからかい始めた。
お兄ちゃん助けて…私は心の中で何度もお兄ちゃんを呼んだ。
そしてお兄ちゃんは来てくれた。
お兄ちゃん、私は…
目が覚めたときお兄ちゃんが側にいてくれた。
お母さんが言ってた、お兄ちゃんはずっと側にいたって…
お兄ちゃん…
<隆>
瑞穂の目が覚めた。
結局丸1日以上寝ていたことになる。
俺は…
だめだ…今日は何も考えられない。
とにかく目覚めてよかった。
明日返事はもういいと言おう…
-7日目-
<瑞穂>
昨日お兄ちゃんに返事はもういいって言われた。
私をこれ以上悩ませたくないから…
でも私は待ってって言った。
この前倒れてから私の中で何かが変わり始めている。
目が覚めて側にお兄ちゃんがいること判って、すごく安心できた。
お兄ちゃん…
いつも側にいてくれた。
いつでも側にいてくれる。
私は…
なぜ拒むの?
兄妹だから。
兄妹は愛し合ってはいけないの?
わからない…
常識はずれだと人は言う。
でも側にいてくれるとすごく安心できる。
好きなの?
そうかもしれない…
側にいると安心できるから好きなの?
違う。
でもなぜかは言葉では表せない…
それでも拒むの?
………
<隆>
今日俺は瑞穂に返事はもういいと言った。
しかし、瑞穂の返事は…
待って…
私はまだ考えがまとまっていないの。
だから約束の日まで待って…
大丈夫、私はもう悩まない。
ただ考えるだけ…
俺は待つことにした。
瑞穂が決断するのを…
いや、単に期待しているだけか…
受け入れてくれるかも…
返事はいいと言えばそれまでだ。
でも待てば、まだ可能性がある…
-8日目-
「返事を聞かせてくれる?」
「うん…じゃあ、目を閉じて手を出して」
「え?なんで?」
「いいから」
隆は瑞穂の言葉に従った。
肩に手が触れたと思った瞬間、隆の唇に柔らかいものが触れる。
隆が目を開けると瑞穂は離れた。
「これが答え……だめ?」
「じゃあ…」
「うん……私、ずっと考えてたの。
最初は断るつもりだった…
でもなんで拒むんだろうって…
自分でもわからなくって…
常識だからかも…
じゃあ常識って何?って悩んでたら倒れちゃって…
あの時はお兄ちゃんにも迷惑かけちゃったし…」
「いや、そんな…」
「それで私が起きたときにお兄ちゃんが側にいてすごく安心できたの。
ずっと側にいて欲しいなって思った…
エヘヘ、なんか恥ずかしいな…こういう風に自分の気持ちを話すのって…」
瑞穂は頬を染める。
「ありがとう…」
「え?なんでありがとうなの?」
「俺は瑞穂が倒れるほど悩ませて…
もう絶対だめだと思ってた。
だから…
?…なんでありがとうって言ったんだろう?」
「変なお兄ちゃん」
そう言って瑞穂は笑う。
「ハハ、そうだな」
隆も一緒に笑った。
「ねえ…今度はお兄ちゃんからキスして…」
「ああ」
隆が肩に手を掛けると瑞穂は目を閉じた。
そして、唇を重ねる。
隆はそっと舌を出してみた。
軽い抵抗感があって隆を受け入れる瑞穂。
少し舌を絡ませると隆は離れた。
「大人のキス…かな?」
隆はテレを隠すように笑う。
瑞穂は顔を赤くして俯いてしまった。
-1日目-
<瑞穂>
今日お兄ちゃんに好きだと言われた…
妹としてではなく…
返事は一週間後に聞くから考えて欲しいって…
私はそんな風にお兄ちゃんを見たことがなかった。
嫌いというわけじゃない、どちらかといえば好きだと思う。
でもそれは恋じゃなく、妹として…
一人と男として見たときどうか…
それ以前にお兄ちゃんを男として見ることができるか…
私が小さい頃からいつもお兄ちゃんが側にいてくれたような気がする。
いつもお兄ちゃんは私を守ってくれた。
お兄ちゃんに対して抱いている気持ちは憧れ、尊敬…
それは恋と似ているようで違うもの…
お兄ちゃんの気持ちを受け入れずに今の関係が崩れるのは嫌だ。
私はどうすればいいの?
私に何を望むの?
わからない…どうすれば……
<隆>
今日瑞穂に俺の想いを伝えた。
好きだと…
俺はいつから瑞穂のことが好きになったのだろう。
子供の頃の瑞穂は赤ん坊の時の病気が原因で体が弱かった。
俺が2歳の時に瑞穂が生まれたが、もちろんそんな頃の記憶はない。
俺の記憶に残っているのはいつも俺の後ろからついてくる瑞穂の姿だ。
体の弱い瑞穂を守るのは俺にとって当然だった。
親にいわれたから、兄だから、それとも…
そんなことは今の俺には判らない。
この頃は日常生活を送る分には心配なくなった。
しかし、慣れないことをすると…
だから今でも俺は瑞穂と一緒にいることが多いと思う。
いつも心配を掛ける守るべき存在、そして愛おしい存在…
いつしかそんな風に思うようになっていた。
俺の告白で瑞穂は悩むだろう。
もしかしたら言うべきではなかったのかもしれない…
それでもこの想いは伝えておきたかった。
たとえどんな結果になったとしても…
俺にとって唯一守るべき存在であることに変わりはない。
-3日目-
<瑞穂>
一昨日お兄ちゃんに告白されてからずっと悩んでいる。
いくら考えても答えは出ない…
いつも近くにいたけど…いえ、いつも近くにいたからこそ意識することがなかった。
お兄ちゃんも私と同じようにお互い空気みたいな存在だと思っていると思っていた。
でも違った…
お兄ちゃんは私のことを好きだと言った。
私はお兄ちゃんの良いところも悪いところも判っていると思う。
お兄ちゃんも多分そうだろう。
一緒にいたから…
いつも守ってくれる存在、一緒にいて安心できる存在…
なぜ拒むの?
わからない…
私毎日同じ事を考えている。
もう寝よう…
<隆>
あの日から俺も瑞穂も表面上は変わらない。
でも瑞穂は悩んでいる。
傷つけてしまうかもしれない。
それでも俺は…
ある日俺は気がついた。
俺は他の女性に妹を求めている。
俺の理想像を考えると妹そのものだった。
気がつき、やがて今まで以上に愛おしい存在となった。
その後も俺は妹の前では平静を装った。
しかし俺は悩んでいた。
この想いを伝えるべきかと…
いつか妹は俺から離れていくだろう。
それは仕方がないことだ。
だから俺は…
結局自分勝手なのかもしれない。
妹を守ると思いながら自分で悩ませている。
告白すれば楽になると思っていた。
しかし逆に考えることが多くなっている。
-4日目-
<隆>
今日瑞穂が倒れた。
その知らせを聞いて俺はすぐに病院に駆けつけた。
しかし瑞穂は未だに眠ったままだ。
医者は心配ないと言う。
ストレスであまり眠ってなかったようだ。
何か悩みがあったのではないかと…
俺は瑞穂を傷つけてしまった。
こんな結果になるなんて…
やっぱり言うんじゃなかった…
後悔…悔やんでも悔やみきれない。
あの時もう二度と傷つけないと誓ったのに…
あの時?
そうか…1度俺は瑞穂を放って行ったことがある。
友達にからかわれるの嫌で、瑞穂がじゃまだった。
その時俺は瑞穂の心を傷つけてしまった。
瑞穂、俺のことを恨んでいるか?
そしてまた同じ間違いをしてしまった。
俺はあの時から精神的に全然成長していない。
思えばそんな俺を瑞穂は精神的に支えてくれたような気がする。
俺は守るべき存在に守られていたのか…
そんな瑞穂に今俺がしてやれることは、ただ側にいることだけ…
-5日目-
<瑞穂>
私は夢を見ていた。
長いような短いような夢。
小さい頃の夢。
その日お兄ちゃんは私を放って行った。
私はお兄ちゃんの後を追いかけた。
でもお兄ちゃんは走って行ってしまった。
体の弱かった私は走ることができなかった。
とうとうお兄ちゃんを見失った私はしょうがなく家に帰ることにした。
その帰り道で私はいじめっ子にあってしまった。
いつも一緒にいるお兄ちゃんがいないことに気付いた彼らは私をからかい始めた。
お兄ちゃん助けて…私は心の中で何度もお兄ちゃんを呼んだ。
そしてお兄ちゃんは来てくれた。
お兄ちゃん、私は…
目が覚めたときお兄ちゃんが側にいてくれた。
お母さんが言ってた、お兄ちゃんはずっと側にいたって…
お兄ちゃん…
<隆>
瑞穂の目が覚めた。
結局丸1日以上寝ていたことになる。
俺は…
だめだ…今日は何も考えられない。
とにかく目覚めてよかった。
明日返事はもういいと言おう…
-7日目-
<瑞穂>
昨日お兄ちゃんに返事はもういいって言われた。
私をこれ以上悩ませたくないから…
でも私は待ってって言った。
この前倒れてから私の中で何かが変わり始めている。
目が覚めて側にお兄ちゃんがいること判って、すごく安心できた。
お兄ちゃん…
いつも側にいてくれた。
いつでも側にいてくれる。
私は…
なぜ拒むの?
兄妹だから。
兄妹は愛し合ってはいけないの?
わからない…
常識はずれだと人は言う。
でも側にいてくれるとすごく安心できる。
好きなの?
そうかもしれない…
側にいると安心できるから好きなの?
違う。
でもなぜかは言葉では表せない…
それでも拒むの?
………
<隆>
今日俺は瑞穂に返事はもういいと言った。
しかし、瑞穂の返事は…
待って…
私はまだ考えがまとまっていないの。
だから約束の日まで待って…
大丈夫、私はもう悩まない。
ただ考えるだけ…
俺は待つことにした。
瑞穂が決断するのを…
いや、単に期待しているだけか…
受け入れてくれるかも…
返事はいいと言えばそれまでだ。
でも待てば、まだ可能性がある…
-8日目-
「返事を聞かせてくれる?」
「うん…じゃあ、目を閉じて手を出して」
「え?なんで?」
「いいから」
隆は瑞穂の言葉に従った。
肩に手が触れたと思った瞬間、隆の唇に柔らかいものが触れる。
隆が目を開けると瑞穂は離れた。
「これが答え……だめ?」
「じゃあ…」
「うん……私、ずっと考えてたの。
最初は断るつもりだった…
でもなんで拒むんだろうって…
自分でもわからなくって…
常識だからかも…
じゃあ常識って何?って悩んでたら倒れちゃって…
あの時はお兄ちゃんにも迷惑かけちゃったし…」
「いや、そんな…」
「それで私が起きたときにお兄ちゃんが側にいてすごく安心できたの。
ずっと側にいて欲しいなって思った…
エヘヘ、なんか恥ずかしいな…こういう風に自分の気持ちを話すのって…」
瑞穂は頬を染める。
「ありがとう…」
「え?なんでありがとうなの?」
「俺は瑞穂が倒れるほど悩ませて…
もう絶対だめだと思ってた。
だから…
?…なんでありがとうって言ったんだろう?」
「変なお兄ちゃん」
そう言って瑞穂は笑う。
「ハハ、そうだな」
隆も一緒に笑った。
「ねえ…今度はお兄ちゃんからキスして…」
「ああ」
隆が肩に手を掛けると瑞穂は目を閉じた。
そして、唇を重ねる。
隆はそっと舌を出してみた。
軽い抵抗感があって隆を受け入れる瑞穂。
少し舌を絡ませると隆は離れた。
「大人のキス…かな?」
隆はテレを隠すように笑う。
瑞穂は顔を赤くして俯いてしまった。
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