小説(転載) くすぶる人妻
官能小説
くすぶる人妻
(あぁ・・・やっぱり起きてる・・・)
由紀は隣のベッドで軽い鼾をたてる夫の寝息に耳を凝らしながら、夫に気づかれないように薄目を開けて夫の様子を伺う。
夫の賢治は布団で目を隠すように横になって顔を向けているが、微かに聞える鼾はいつもように激しいものではなく、由紀には直に賢治が深い眠りに落ちていない事が分かった。
(・・・あなた・・・私の自慰・・・見たいの?・・・)
もう2年以上も前の事になる・・・。
夫とのセックスが徐々に無くなり、週に1回ほどだった夫の求めが2・3か月に1回になり始めた頃だった。
その日夫の賢治は取引先との接待で帰りが遅く、由紀は先に床についていた。
賢治は接待で遅くなる日は決まって深夜1時を過ぎる。
由紀は子供達も寝静まった11時にベッドに入ると、パジャマの上から自分の身体を弄り始める。
夫との結婚生活も既に20年を過ぎたとは言え、由紀の身体は月に1回あるかないかのセックスでは満たされていない。
この年になって自分から夫に求める事も出来ず、由紀は賢治の居ない夜や、泥酔して帰って着た日には、決まって自慰に耽る事が習慣になっていった。
あの日も賢治は深夜の1時過ぎに帰り由紀の隣のベットに潜り込んだのは深夜の2時になろうとしている時間だった。
賢治は一度寝ると地震や大きな物音が鳴り響いても決して目を覚ます事が無かった為、由紀はある程度安心して自慰に耽る事が出来た。
それでも自分なりに喘ぎ声が漏れないように布団の中で声を押し殺しながら淫裂を弄る。
由紀は寝たふりをし、布団の中で静かに陰核を指で転がし、乳首を軽く刺激しながら賢治の高鼾が鳴り響くのを待った。
10分もしないうちに賢治の鼾が寝室の静寂を切り裂くように鳴り響き、由紀はその鼾から逃れるように頭を布団の中に潜り込ませる。
多少は和らぐが布団の中でも賢治の鼾はやかましい程に鳴り響き続けるが、逆に由紀にとってはその方が都合がいい。
鼾が鳴り響いてる間は思いきり淫裂を擦り、自慰に没頭する事が出来るからだ。
由紀はいつものように布団の中で寝たままパジャマの前を開け、直接指で乳首を転がし、もう片方の手を股間に伸ばし既に熱く火照った淫裂へと指を割り込ませていく。
(・・・はぁ・・・あ・・・ぁあっ・・・)
由紀は静かに熱い吐息を漏らしながら、蜜液が溢れる淫裂を指でかき回していく。
これまで何度か夫の寝ている横で自慰に耽っても、賢治が起きなかった事に油断したのか、その日由紀はいつもより激しく疼く身体を鎮めようと布団の中で全裸になり、ベッドから脚を放り投げるように股を開き、蜜液の溢れる蜜壷に激しく指を立ててしまった。
由紀は蜜壷をかき回す度に全身に走る快感と、夫の持っているAVを盗み見た時の映像を思い返し自ら興奮を高める事に集中してしまった為、いつしか賢治の高鼾が鳴りやみ、逆に静かな荒い鼻息が音を立てている事にまったく気づかなかった。
由紀は毀れる嗚咽を押さえるようにはしていたものの、明らかに快感に喘ぎ喉を仰け反らせ掛け布団と素肌の擦れる音を響かせながら疼く身体を絶頂へと向かわせていった。
由紀が賢治の異変に気がついた時は、既に由紀が自らの指で絶頂に達し、布団の中で全裸になった身体を起こそうとしたその瞬間だった。
(・・・あっ・・・・いびきが・・・)
泥酔して帰った賢治の鼾がいつのまにか鳴り止み、微かだが荒い息遣いとモゾモゾと布団の中で身体動かす音が由紀の耳に届いた。
(・・・や・・・やだ・・・・この人に、見られた・・・・)
夫の賢治に自慰の一部始終を見られたと気づいた由紀は、顔から火が出るような恥ずかしさに襲われたが、その恥ずかしさと同じ程の興奮が下半身から沸き起こりつつあるのも感じ取っていた。
翌日、賢治は由紀に何も言わなかったが、この日以来週末になると賢治の様子が変わっていった。
それまで週末となると深夜までテレビを見続けていた賢治が、由紀よりも早くベッドに入る事が増え、泥酔していた時にかく鼾とは明らかに違う鼾をかくようになったのだ。
賢治が由紀の自慰を期待して寝たふりを決め込んでいる事は明らかだった。
由紀はその日から賢治の横で静かに淫裂をかき回す事に興奮を覚え、賢治はその由紀の様子を覗き見る事に今までに感じた事の無い興奮を覚えてしまった。
この日も賢治は酒の匂いを漂わせながら布団に潜り込むと、直に作り鼾をかき始める。
それを待っていたかのように由紀は静かに布団の中で自分の身体を弄り始める。
あの日まで由紀は自分の身体を弄る感覚と、AVで見た映像から妄想を膨らまして自らの興奮を高めていたが、今は自分がベッドの中で身体を動かす微かな音や、自然に毀れる小さな嗚咽に反応する賢治の荒い息遣いに集中するようになっていた。
由紀は賢治の息遣いに集中しながらわざと大きな音をたてるように布団の中で腕を動かすと、明らかに賢治の息遣いが乱れるのが分かった。
(・・・あぁ・・・見られてると思うと・・・凄く興奮する・・・)
それでも由紀は、自分の自慰を覗き見てる事を知っていると賢治に悟られないように、賢治に背を向けるように横になり、僅かに背中が見えるほどに布団をめくり賢治を挑発しながら、パジャマの下に手を滑り込ませ、既に固くなり始めている乳首を指で弾くように愛撫を始めた。
由紀は乳首を指で転がしながら、パジャマが捲れ冷たい空気に腰の部分がさらされているのに気が付くと、腰をモゾモゾと動かし賢治に気づかれないように少しだけパジャマのズボンをずり下げ、賢治の目に下着が映るように尻を突き出した。
薄暗い寝室とは言え、賢治の目には布団の隙間から覗く由紀の白いクビレと尻の割れ目を半分ほどしか隠していない白いパンティが映っている。
由紀は賢治の視線を意識しながら、見せつける訳でもなく、かと言って隠す事もしないように気をつけながら、徐々にそのパンティをずり下げていく。
由紀はパジャマのズボンとパンティを丸めるようにずり下し、完全に尻が露出したところで仰向けに寝返りをうつ。
「・・・ん・・・んっ・・・・ぐぅーーっ・・・ぐぅーーっ・・・」
由紀が寝がえりを打ったと同時に賢治も由紀の方へ向くように横になり、先程まで顔を隠すように被っていた布団から顔を出していた。
由紀は賢治を意識しながらも賢治に顔を向けること無く天井を向いたまま、身体に布団をかけたまま静かに両脚の膝を立てていく。
膝を立てた事で捲れ上がった布団の隙間から、脚の付け根に丸まったパンティとパジャマのズボンと白い尻が露出している。
賢治の目からはその両脚を立てた由紀が、股間に手を伸ばしているのが僅かだが見えている。
由紀はその股間に伸ばした手で、パンティの上からゆっくりと淫裂をなぞり、小さく口を開きながらもこみ上げる嗚咽を堪えながら熱い吐息を漏らし始める。
「・・・は・・・はぁ・・・ん・・・んんっ・・・」
由紀は熱く火照った淫裂をなぞりながら、賢治が自分の自慰を傍らで息を荒げながら見つめ、固くいきり立った肉棒を布団の中で握り絞めている妄想を膨らませる。
(・・・あぁ・・・貴方ぁ・・・興奮してる?・・・私・・・お○んこ・・・いじってるのよ・・・貴方に見られて・・・・凄く興奮してるわ・・・)
由紀は淫裂をなぞる指が徐々に湿り気を感じてくると、その指を捲れたパンティの中に忍ばせ、淫裂に溢れるヌメリで指を湿らせ敏感な陰核がしこる包皮をその指でゆっくりとなぞり始める。
「はぁっ・・・ん・・・んっ・・・」
由紀の描く妄想の中で、由紀を見つめる賢治は布団の中で激しく息を荒げ、パンツの中でいきりった肉棒を握りゆっくりと扱きながら股間に伸びる由紀の腕が微かに動く様子に目を凝らし、その見えない秘部をかき回す様子を想像していた。
由紀の妄想の中で賢治が興奮を高めるのと同時に由紀の興奮も高ぶり、由紀はしこった陰核の包皮を捲り、尖った陰核を摘まみあげる。
「んーーーーーっ・・・・あ・・・ああぁっ・・・・」
由紀は勃起した陰核を指で摘みあげた瞬間、全身に電気が走ったような快感に腰を浮かせるようにのけ反り、もう片方の手で揉んでいた乳房をも捻り上げていた。
由紀は陰核から全身に走る快感にうち震え、陰核を摘みあげながら賢治に背を向けるように横になる。
賢治の目にはパンティのめくれた由紀の臀部が完全に露出し、陰核を摘む指の動きで尻の肉が微かに痙攣するかのように震えていた。
由紀は賢治に背を向けた事で尻が露出した事に気づかずに、全身に伝わる快感に浸っている。
(・・・あ・・・あぁ・・・いい・・・もう・・・逝きそう・・・貴方ぁ・・・・私・・・もう・・・イキそうなの・・・)
妄想の世界に浸りきっている由紀は現実に賢治が横で自分を凝視している事を忘れ、息を荒げながら快感に悶えはじめ、快感に震える身体を反転させ、賢治に顔を向けるように横になった。
身体を反転させた事で由紀の身体は完全に布団に隠れてしまったが、賢治の目に映る由紀の顔はすっかり紅潮し、小さく開いた口から吐き出される熱い嗚咽からは、由紀が淫裂を弄る様子が想像できる程だった。
由紀は陰核を摘みあげる度に全身に走る快感に眉間に皺を寄せ、口をパクパクと開きながらも懸命にこみ上げる嗚咽を堪えていたが、荒くなった吐息だけは静か寝室の静寂の中に響いていく。
「・・・は・・・はぁ・・・はぁ・・・んんっ・・・あ・・・あぁ・・・はぁ・・・はぁぅっ・・・」
由紀は全身を包む快感にのめり込み気づかなかったが、自分の荒くなった息遣いと呼応するように賢治の荒い息遣いも寝室に鳴り響いている。
薄暗い真冬の深夜、布団の中で自慰に耽る妻とそれを見つめながら興奮する夫の二人の熱い吐息は、部屋の中を暖める程に上気しているようにも見えていた。
「・・・はぁ・・・はぁ・・・んっ・・・は・・は・・は・・はぁ・・」
由紀の口から洩れる吐息が次第に大ききなるにつれその間隔が短くなりはじめると、由紀は再び仰向けになり、大きく口を開き喉を反り返らせるようにしながら上を向き、何度も激しく腰を上下に浮かせるようにしながら上り詰めようとしていた。
「・・・あ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・んっ・・んっ・・んっ・んーーーーーーっ・・・」
由紀が一層高く腰を突き上げながら大きく呻いた。
その呻きが止んだと同時に由紀の身体がベッドの上でバウンドするかのように崩れ落ちると、賢治の目にもあきらかに由紀が絶頂に達した事が分かった。
由紀は仰向けになったまま、夫とのセックスで味わう絶頂とは違う満足感に浸り、その余韻に身を任せながら息を整える。
(・・・あぁ・・・こんなに自慰で感じたのは初めて・・・よかったわ・・・)
由紀は潮が引いていくように全身の火照りが静まっていくと、気だるい身体を捩りながら布団にくるまったまま捲り下げていたパンティとパジャマのズボンを穿きなおした。
由紀のヌメリで湿ったパンティが火照りが引いて行ったとは言え未だに熱い淫裂にあたると、心地よささえ覚えるようにヒンヤリとした感覚が淫裂全体に伝わる。
(・・・あぁ・・・起きるのも面倒だし・・・このままでいいや・・・)
由紀の身体から快感の火照りがひいていくと同時に荒い息遣いも止み、寝息だけが寝室に響き始めると、由紀の興奮も納まり睡魔が襲ってくる。
(・・・ん?・・・)
由紀が眠りに落ちようとした瞬間、隣のベッドから賢治が静かに抜けだした。
(・・・あっ・・・この匂い・・・)
賢治が静かに寝室の扉を閉め階段を下りて行くのを確認すると、由紀はゆっくりと身体を起こし賢治の布団を捲った。
(・・・あの人・・・パジャマ中で・・・うふふっ・・・子供みたい・・・)
由紀は久しく会で無かった夫の微かな精液の匂いを確認し、すぐに布団に戻った。
(・・・バカみたい・・・出す元気があるんなら見てないでしてくれればいいのに・・・)
そんな事を思いながら再び眠り落ちようとした由紀だったが、久しぶり嗅いだ賢治の精液の匂いが鼻から離れない。
(・・ん~~・・・もう!・・・)
由紀は精液の匂いで再び官能のスイッチが入り、湿ったパンティの中に再び手を忍び込ませていた。
だが、今度の疼きは陰核では無く、自分の指でも届かない膣奥からくすぶっているものだった・・・。
終わり。
(あぁ・・・やっぱり起きてる・・・)
由紀は隣のベッドで軽い鼾をたてる夫の寝息に耳を凝らしながら、夫に気づかれないように薄目を開けて夫の様子を伺う。
夫の賢治は布団で目を隠すように横になって顔を向けているが、微かに聞える鼾はいつもように激しいものではなく、由紀には直に賢治が深い眠りに落ちていない事が分かった。
(・・・あなた・・・私の自慰・・・見たいの?・・・)
もう2年以上も前の事になる・・・。
夫とのセックスが徐々に無くなり、週に1回ほどだった夫の求めが2・3か月に1回になり始めた頃だった。
その日夫の賢治は取引先との接待で帰りが遅く、由紀は先に床についていた。
賢治は接待で遅くなる日は決まって深夜1時を過ぎる。
由紀は子供達も寝静まった11時にベッドに入ると、パジャマの上から自分の身体を弄り始める。
夫との結婚生活も既に20年を過ぎたとは言え、由紀の身体は月に1回あるかないかのセックスでは満たされていない。
この年になって自分から夫に求める事も出来ず、由紀は賢治の居ない夜や、泥酔して帰って着た日には、決まって自慰に耽る事が習慣になっていった。
あの日も賢治は深夜の1時過ぎに帰り由紀の隣のベットに潜り込んだのは深夜の2時になろうとしている時間だった。
賢治は一度寝ると地震や大きな物音が鳴り響いても決して目を覚ます事が無かった為、由紀はある程度安心して自慰に耽る事が出来た。
それでも自分なりに喘ぎ声が漏れないように布団の中で声を押し殺しながら淫裂を弄る。
由紀は寝たふりをし、布団の中で静かに陰核を指で転がし、乳首を軽く刺激しながら賢治の高鼾が鳴り響くのを待った。
10分もしないうちに賢治の鼾が寝室の静寂を切り裂くように鳴り響き、由紀はその鼾から逃れるように頭を布団の中に潜り込ませる。
多少は和らぐが布団の中でも賢治の鼾はやかましい程に鳴り響き続けるが、逆に由紀にとってはその方が都合がいい。
鼾が鳴り響いてる間は思いきり淫裂を擦り、自慰に没頭する事が出来るからだ。
由紀はいつものように布団の中で寝たままパジャマの前を開け、直接指で乳首を転がし、もう片方の手を股間に伸ばし既に熱く火照った淫裂へと指を割り込ませていく。
(・・・はぁ・・・あ・・・ぁあっ・・・)
由紀は静かに熱い吐息を漏らしながら、蜜液が溢れる淫裂を指でかき回していく。
これまで何度か夫の寝ている横で自慰に耽っても、賢治が起きなかった事に油断したのか、その日由紀はいつもより激しく疼く身体を鎮めようと布団の中で全裸になり、ベッドから脚を放り投げるように股を開き、蜜液の溢れる蜜壷に激しく指を立ててしまった。
由紀は蜜壷をかき回す度に全身に走る快感と、夫の持っているAVを盗み見た時の映像を思い返し自ら興奮を高める事に集中してしまった為、いつしか賢治の高鼾が鳴りやみ、逆に静かな荒い鼻息が音を立てている事にまったく気づかなかった。
由紀は毀れる嗚咽を押さえるようにはしていたものの、明らかに快感に喘ぎ喉を仰け反らせ掛け布団と素肌の擦れる音を響かせながら疼く身体を絶頂へと向かわせていった。
由紀が賢治の異変に気がついた時は、既に由紀が自らの指で絶頂に達し、布団の中で全裸になった身体を起こそうとしたその瞬間だった。
(・・・あっ・・・・いびきが・・・)
泥酔して帰った賢治の鼾がいつのまにか鳴り止み、微かだが荒い息遣いとモゾモゾと布団の中で身体動かす音が由紀の耳に届いた。
(・・・や・・・やだ・・・・この人に、見られた・・・・)
夫の賢治に自慰の一部始終を見られたと気づいた由紀は、顔から火が出るような恥ずかしさに襲われたが、その恥ずかしさと同じ程の興奮が下半身から沸き起こりつつあるのも感じ取っていた。
翌日、賢治は由紀に何も言わなかったが、この日以来週末になると賢治の様子が変わっていった。
それまで週末となると深夜までテレビを見続けていた賢治が、由紀よりも早くベッドに入る事が増え、泥酔していた時にかく鼾とは明らかに違う鼾をかくようになったのだ。
賢治が由紀の自慰を期待して寝たふりを決め込んでいる事は明らかだった。
由紀はその日から賢治の横で静かに淫裂をかき回す事に興奮を覚え、賢治はその由紀の様子を覗き見る事に今までに感じた事の無い興奮を覚えてしまった。
この日も賢治は酒の匂いを漂わせながら布団に潜り込むと、直に作り鼾をかき始める。
それを待っていたかのように由紀は静かに布団の中で自分の身体を弄り始める。
あの日まで由紀は自分の身体を弄る感覚と、AVで見た映像から妄想を膨らまして自らの興奮を高めていたが、今は自分がベッドの中で身体を動かす微かな音や、自然に毀れる小さな嗚咽に反応する賢治の荒い息遣いに集中するようになっていた。
由紀は賢治の息遣いに集中しながらわざと大きな音をたてるように布団の中で腕を動かすと、明らかに賢治の息遣いが乱れるのが分かった。
(・・・あぁ・・・見られてると思うと・・・凄く興奮する・・・)
それでも由紀は、自分の自慰を覗き見てる事を知っていると賢治に悟られないように、賢治に背を向けるように横になり、僅かに背中が見えるほどに布団をめくり賢治を挑発しながら、パジャマの下に手を滑り込ませ、既に固くなり始めている乳首を指で弾くように愛撫を始めた。
由紀は乳首を指で転がしながら、パジャマが捲れ冷たい空気に腰の部分がさらされているのに気が付くと、腰をモゾモゾと動かし賢治に気づかれないように少しだけパジャマのズボンをずり下げ、賢治の目に下着が映るように尻を突き出した。
薄暗い寝室とは言え、賢治の目には布団の隙間から覗く由紀の白いクビレと尻の割れ目を半分ほどしか隠していない白いパンティが映っている。
由紀は賢治の視線を意識しながら、見せつける訳でもなく、かと言って隠す事もしないように気をつけながら、徐々にそのパンティをずり下げていく。
由紀はパジャマのズボンとパンティを丸めるようにずり下し、完全に尻が露出したところで仰向けに寝返りをうつ。
「・・・ん・・・んっ・・・・ぐぅーーっ・・・ぐぅーーっ・・・」
由紀が寝がえりを打ったと同時に賢治も由紀の方へ向くように横になり、先程まで顔を隠すように被っていた布団から顔を出していた。
由紀は賢治を意識しながらも賢治に顔を向けること無く天井を向いたまま、身体に布団をかけたまま静かに両脚の膝を立てていく。
膝を立てた事で捲れ上がった布団の隙間から、脚の付け根に丸まったパンティとパジャマのズボンと白い尻が露出している。
賢治の目からはその両脚を立てた由紀が、股間に手を伸ばしているのが僅かだが見えている。
由紀はその股間に伸ばした手で、パンティの上からゆっくりと淫裂をなぞり、小さく口を開きながらもこみ上げる嗚咽を堪えながら熱い吐息を漏らし始める。
「・・・は・・・はぁ・・・ん・・・んんっ・・・」
由紀は熱く火照った淫裂をなぞりながら、賢治が自分の自慰を傍らで息を荒げながら見つめ、固くいきり立った肉棒を布団の中で握り絞めている妄想を膨らませる。
(・・・あぁ・・・貴方ぁ・・・興奮してる?・・・私・・・お○んこ・・・いじってるのよ・・・貴方に見られて・・・・凄く興奮してるわ・・・)
由紀は淫裂をなぞる指が徐々に湿り気を感じてくると、その指を捲れたパンティの中に忍ばせ、淫裂に溢れるヌメリで指を湿らせ敏感な陰核がしこる包皮をその指でゆっくりとなぞり始める。
「はぁっ・・・ん・・・んっ・・・」
由紀の描く妄想の中で、由紀を見つめる賢治は布団の中で激しく息を荒げ、パンツの中でいきりった肉棒を握りゆっくりと扱きながら股間に伸びる由紀の腕が微かに動く様子に目を凝らし、その見えない秘部をかき回す様子を想像していた。
由紀の妄想の中で賢治が興奮を高めるのと同時に由紀の興奮も高ぶり、由紀はしこった陰核の包皮を捲り、尖った陰核を摘まみあげる。
「んーーーーーっ・・・・あ・・・ああぁっ・・・・」
由紀は勃起した陰核を指で摘みあげた瞬間、全身に電気が走ったような快感に腰を浮かせるようにのけ反り、もう片方の手で揉んでいた乳房をも捻り上げていた。
由紀は陰核から全身に走る快感にうち震え、陰核を摘みあげながら賢治に背を向けるように横になる。
賢治の目にはパンティのめくれた由紀の臀部が完全に露出し、陰核を摘む指の動きで尻の肉が微かに痙攣するかのように震えていた。
由紀は賢治に背を向けた事で尻が露出した事に気づかずに、全身に伝わる快感に浸っている。
(・・・あ・・・あぁ・・・いい・・・もう・・・逝きそう・・・貴方ぁ・・・・私・・・もう・・・イキそうなの・・・)
妄想の世界に浸りきっている由紀は現実に賢治が横で自分を凝視している事を忘れ、息を荒げながら快感に悶えはじめ、快感に震える身体を反転させ、賢治に顔を向けるように横になった。
身体を反転させた事で由紀の身体は完全に布団に隠れてしまったが、賢治の目に映る由紀の顔はすっかり紅潮し、小さく開いた口から吐き出される熱い嗚咽からは、由紀が淫裂を弄る様子が想像できる程だった。
由紀は陰核を摘みあげる度に全身に走る快感に眉間に皺を寄せ、口をパクパクと開きながらも懸命にこみ上げる嗚咽を堪えていたが、荒くなった吐息だけは静か寝室の静寂の中に響いていく。
「・・・は・・・はぁ・・・はぁ・・・んんっ・・・あ・・・あぁ・・・はぁ・・・はぁぅっ・・・」
由紀は全身を包む快感にのめり込み気づかなかったが、自分の荒くなった息遣いと呼応するように賢治の荒い息遣いも寝室に鳴り響いている。
薄暗い真冬の深夜、布団の中で自慰に耽る妻とそれを見つめながら興奮する夫の二人の熱い吐息は、部屋の中を暖める程に上気しているようにも見えていた。
「・・・はぁ・・・はぁ・・・んっ・・・は・・は・・は・・はぁ・・」
由紀の口から洩れる吐息が次第に大ききなるにつれその間隔が短くなりはじめると、由紀は再び仰向けになり、大きく口を開き喉を反り返らせるようにしながら上を向き、何度も激しく腰を上下に浮かせるようにしながら上り詰めようとしていた。
「・・・あ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・んっ・・んっ・・んっ・んーーーーーーっ・・・」
由紀が一層高く腰を突き上げながら大きく呻いた。
その呻きが止んだと同時に由紀の身体がベッドの上でバウンドするかのように崩れ落ちると、賢治の目にもあきらかに由紀が絶頂に達した事が分かった。
由紀は仰向けになったまま、夫とのセックスで味わう絶頂とは違う満足感に浸り、その余韻に身を任せながら息を整える。
(・・・あぁ・・・こんなに自慰で感じたのは初めて・・・よかったわ・・・)
由紀は潮が引いていくように全身の火照りが静まっていくと、気だるい身体を捩りながら布団にくるまったまま捲り下げていたパンティとパジャマのズボンを穿きなおした。
由紀のヌメリで湿ったパンティが火照りが引いて行ったとは言え未だに熱い淫裂にあたると、心地よささえ覚えるようにヒンヤリとした感覚が淫裂全体に伝わる。
(・・・あぁ・・・起きるのも面倒だし・・・このままでいいや・・・)
由紀の身体から快感の火照りがひいていくと同時に荒い息遣いも止み、寝息だけが寝室に響き始めると、由紀の興奮も納まり睡魔が襲ってくる。
(・・・ん?・・・)
由紀が眠りに落ちようとした瞬間、隣のベッドから賢治が静かに抜けだした。
(・・・あっ・・・この匂い・・・)
賢治が静かに寝室の扉を閉め階段を下りて行くのを確認すると、由紀はゆっくりと身体を起こし賢治の布団を捲った。
(・・・あの人・・・パジャマ中で・・・うふふっ・・・子供みたい・・・)
由紀は久しく会で無かった夫の微かな精液の匂いを確認し、すぐに布団に戻った。
(・・・バカみたい・・・出す元気があるんなら見てないでしてくれればいいのに・・・)
そんな事を思いながら再び眠り落ちようとした由紀だったが、久しぶり嗅いだ賢治の精液の匂いが鼻から離れない。
(・・ん~~・・・もう!・・・)
由紀は精液の匂いで再び官能のスイッチが入り、湿ったパンティの中に再び手を忍び込ませていた。
だが、今度の疼きは陰核では無く、自分の指でも届かない膣奥からくすぶっているものだった・・・。
終わり。
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