小説(転載) 『弱者の妖光』 第三部 1/12
官能小説
『弱者の妖光』 第三部 (1)
-苦痛の打ち合わせに涙する熟女-
一
虎の威を借る狐。
今の山田は、まさにその言葉通りの男なのだ。
「山田君、ゴミ捨てまだ行ってないの?」
「え? あっ? 御免なさい…」
「もお、早くしなさいよ!」
「ごほんっ! うんっ、吉原さん。ゴミくらい自分で捨てて来なさい」
女子社員の吉原が、いつものように山田を虐めにかかると七瀬が止めに入る
のだ。勿論それには訳がある、山田の雑用が多くなればそれだけ、七瀬の責め
が激しさを増していくからだ。最近、一番酷いと思ったのは、夜の屋外非常階
段で素っ裸の格好に浣腸をされ、そのまま放置されてしまったことだ。 夜と
いっても隣設するビルの廊下から灯りが洩れて、七瀬の裸体が綺麗に見えてい
るのだ。もし、誰かが廊下を歩いてきたら…そんな恐怖と羞恥に怯えていた七
瀬であった。
それを防ぐには、山田の雑用を減らすしかなかった。
「ねっ、ねえぇ…最近の課長おかしくない? 何かあるごとに山田をかばうの
よね…おかしいと思わない? もお、腹が立つ、どうして私がゴミ捨てに行か
ないといけないのよ! 私は、ゴミ捨てに会社に来てるんじゃ無いわ!」
と、今日もまた彼女達はそんな雑談をして時間を潰しているのだ。
──或る日
七瀬と山田の二人は、事務室に隣する打合せ室で協議をしていた。4帖半の
部屋の真中にテーブル、両端にソファーが置いてある狭い空間である。山田は、
打合せ中にも関わらず、短いスカートから伸びた白い七瀬の太腿に釘付けになっ
ていた。昼間は手を出さない…そう決めていた山田であるが、透き通る熟女の
太腿の魅力に誘惑されていくのである。
「課長… 今日の下着は何色ですか?」
「…なっ?! …い、今は打ち合わせ中よ! 何を言い出すのよ…」
隣の事務室とは薄い壁一枚、少し声を上げるだけで隣に聞こえてしまう。驚
いた七瀬は小声で言葉を返した。
「その太腿の中…その中が何色なのか興味があってね、で、何色?」
「そ、その質問には答えられないわ… さっさと、打合せを続けるわよ」
「昨日は白…その前はピンク、それなら今日は…ブルー、それも紐付きだな」
「……こ、答えられるわけないでしょ、隣では皆が働いているのよ…」
山田の嫌らしい目付きに七瀬は戸惑っている。最近、毎日のように残業時間
を利用しては甚振り続けられて来た七瀬の身体は、山田の一言に恥かしくも反
応して、どんな課題を出してもらえるのか期待してしまいそうなのだ。
「答えてくれたら、打合せを続けますよ…課長」
山田は嘘をついた。例え下着を教えたとしても仕事の打合せを続ける気など
さらさら無いのだ。勿論、七瀬も嘘だというのは感ずいている。だが、時間を
気に掛ける七瀬は、早くこの空間から脱出したい心境になり口を開くのである。
「…ブ、ブルーよ… これでいいでしょ」
「おおっ、ビンゴ! 思ったとおりブルーか…で、紐は付いているんでしょう
ね、課長」
「…つ、付いているわ… ふぅぅ、さ、さあ早く打合せを…」
「それが本当か、確認させて下さいよ」
「くっ?! も、もう、いいでしょ… 君ね…ここは職場なのよ…」
「課長、確認させろと言ってるんだよ…」
突然、豹変する山田に七瀬は身を凍らせてしまうのである。人を見下すよう
な山田の視線と口調に、ライオンに睨まれる兎のように身を縮める七瀬。
打ち合わせの場が一変、調教の場へと変ったのである。
「両手を壁につけろ、そして両足を開いて尻を突き出して見せるんだよ…へへっ
変態課長」
山田の言葉に時計を気に掛ける七瀬。残り時間十五分…山田との打ち合わせ
が終わると直ぐに全体打ち合わせが始まる。その時間まで我慢出来たら…そう
考える七瀬。流石の山田も、全体会議を挟んでまで酷い事をするのは不可能だ
と考えているのだった。
ニ
「こ、これで…これでもう、いいでしょ…」
七瀬は山田の命令に従い壁に手をついて尻を突き出しているのだ。前屈みに
なってブルーの下着を露にさせているその尻の前に山田は顔を近づけ、視線を
投掛けている。
「ふんっ、何時見ても厭らしい尻をしているな…今にもそこに隠されている熱
気が漂ってきそうだ」
そう言葉を浴びせると、山田は七瀬の腰紐を解いてみせた。
「あうぅ! だ、だめでしょ?! 隣では皆が仕事中なのよ!」
「ああ、知っているさ…課長さえ我慢して声を上げなければバレることもない
んだよ…声を上げなければ、いいのさ…ほれっ、くくっ」
「あっ! …ああんっ、だめよぉ…指を、い、入れない…でぇぇ、はああん…
そんなに、深くは…うぐっ、ううんっ! だめっ! はあんっ!」
「打ち合わせ中なのに、こんなに濡らしていたとは呆れるばかりだよ…課長」
山田は、声が洩れないように口を押えている七瀬の下着を取り除くと、指二
本を七瀬の陰唇に突刺したのである。じゅぼじゅぼ…そんな音と共に挿入した
指の合間から大量の汁が溢れ出てくる。
「ねっ、ねえ山田くん…も、もお、時間よ…お願い、お願いだから…はあんっ、
残業、残業時間に…あぁ…残業時間にお仕置きは受けるから…あんっあんっ…
ゆ、許して…お願いぃ…ふうぅぅ…」
「おや? 課長らしくもない、自分からお仕置きを希望するとは。へへっ、仕
方ないな、それじゃ愉しみは後程にとっておいて…」
山田のツボを押えた指の刺激に危なく果ててしまいそうになっていた七瀬。
ずずっ…と、波音をたてて指を抜かれてからも暫くは余韻に浸っていた、する
と、キリっとした痛みがアナルに走り、冷たい液体を腸に感じて我に返る七瀬
であった。
「なっ! ああっ?! はああ、ま、まさか?!」
「ひいっひぃひっひぃ、気付くのが遅いぞ…課長、貴女の腸には今しがたこの
液体が注ぎ込まれたんですよ」
山田が手にする物、それはイチジク浣腸の空のケースであった。
「バ、バカァ!! 何を考えているのよ! もう全体の打ち合わせが始まって
しまうのに! あぁ…どうしましょ、トイレに走る時間があるかしら…」
七瀬は、苦痛の波が押し寄せる前兆を感じつつ下着を慌てて穿こうとしてい
た…と、その時である。
コンッコンッ! ドアを叩く音がして七瀬は固まった。
「課長、山田ぁ! 打ち合わせの時間ですよ! もうみんな席に着いてますよ」
ドアの向うから男性社員の声がした。入室してくる気配はないが、七瀬の心
臓は爆発しそうなくらいに脈打ち、足元がふらついて今にも崩れ落ちそうになっ
ているのだ。そして、これから五十分間の会議に押し寄せる腹痛に耐えられる
のか恐怖に慄く七瀬なのである。
「む、無理だわ… あぁトイレに…」
「くくっ、時間厳守。これは課長が決めた決め事ですよ、全体打ち合わせに遅
刻は許されない、そう決めたのは課長…貴女でしたよね。トイレはその前にす
ませておくのよ! って、女子にキツイ言葉をはいていたのは誰でしたっけ?」
「くっ! あああもお!! 何てことをしてくれたのよ!!」
「へへっ、我慢するしかないでしょ? さて、僕は先に行きますね」
「待ちなさいよ! が、我慢できる筈無いでしょ? あぁ、お願い…何とかし
て頂戴…」
珍しく七瀬が困惑していた。
(2)へつづく・・・
-苦痛の打ち合わせに涙する熟女-
一
虎の威を借る狐。
今の山田は、まさにその言葉通りの男なのだ。
「山田君、ゴミ捨てまだ行ってないの?」
「え? あっ? 御免なさい…」
「もお、早くしなさいよ!」
「ごほんっ! うんっ、吉原さん。ゴミくらい自分で捨てて来なさい」
女子社員の吉原が、いつものように山田を虐めにかかると七瀬が止めに入る
のだ。勿論それには訳がある、山田の雑用が多くなればそれだけ、七瀬の責め
が激しさを増していくからだ。最近、一番酷いと思ったのは、夜の屋外非常階
段で素っ裸の格好に浣腸をされ、そのまま放置されてしまったことだ。 夜と
いっても隣設するビルの廊下から灯りが洩れて、七瀬の裸体が綺麗に見えてい
るのだ。もし、誰かが廊下を歩いてきたら…そんな恐怖と羞恥に怯えていた七
瀬であった。
それを防ぐには、山田の雑用を減らすしかなかった。
「ねっ、ねえぇ…最近の課長おかしくない? 何かあるごとに山田をかばうの
よね…おかしいと思わない? もお、腹が立つ、どうして私がゴミ捨てに行か
ないといけないのよ! 私は、ゴミ捨てに会社に来てるんじゃ無いわ!」
と、今日もまた彼女達はそんな雑談をして時間を潰しているのだ。
──或る日
七瀬と山田の二人は、事務室に隣する打合せ室で協議をしていた。4帖半の
部屋の真中にテーブル、両端にソファーが置いてある狭い空間である。山田は、
打合せ中にも関わらず、短いスカートから伸びた白い七瀬の太腿に釘付けになっ
ていた。昼間は手を出さない…そう決めていた山田であるが、透き通る熟女の
太腿の魅力に誘惑されていくのである。
「課長… 今日の下着は何色ですか?」
「…なっ?! …い、今は打ち合わせ中よ! 何を言い出すのよ…」
隣の事務室とは薄い壁一枚、少し声を上げるだけで隣に聞こえてしまう。驚
いた七瀬は小声で言葉を返した。
「その太腿の中…その中が何色なのか興味があってね、で、何色?」
「そ、その質問には答えられないわ… さっさと、打合せを続けるわよ」
「昨日は白…その前はピンク、それなら今日は…ブルー、それも紐付きだな」
「……こ、答えられるわけないでしょ、隣では皆が働いているのよ…」
山田の嫌らしい目付きに七瀬は戸惑っている。最近、毎日のように残業時間
を利用しては甚振り続けられて来た七瀬の身体は、山田の一言に恥かしくも反
応して、どんな課題を出してもらえるのか期待してしまいそうなのだ。
「答えてくれたら、打合せを続けますよ…課長」
山田は嘘をついた。例え下着を教えたとしても仕事の打合せを続ける気など
さらさら無いのだ。勿論、七瀬も嘘だというのは感ずいている。だが、時間を
気に掛ける七瀬は、早くこの空間から脱出したい心境になり口を開くのである。
「…ブ、ブルーよ… これでいいでしょ」
「おおっ、ビンゴ! 思ったとおりブルーか…で、紐は付いているんでしょう
ね、課長」
「…つ、付いているわ… ふぅぅ、さ、さあ早く打合せを…」
「それが本当か、確認させて下さいよ」
「くっ?! も、もう、いいでしょ… 君ね…ここは職場なのよ…」
「課長、確認させろと言ってるんだよ…」
突然、豹変する山田に七瀬は身を凍らせてしまうのである。人を見下すよう
な山田の視線と口調に、ライオンに睨まれる兎のように身を縮める七瀬。
打ち合わせの場が一変、調教の場へと変ったのである。
「両手を壁につけろ、そして両足を開いて尻を突き出して見せるんだよ…へへっ
変態課長」
山田の言葉に時計を気に掛ける七瀬。残り時間十五分…山田との打ち合わせ
が終わると直ぐに全体打ち合わせが始まる。その時間まで我慢出来たら…そう
考える七瀬。流石の山田も、全体会議を挟んでまで酷い事をするのは不可能だ
と考えているのだった。
ニ
「こ、これで…これでもう、いいでしょ…」
七瀬は山田の命令に従い壁に手をついて尻を突き出しているのだ。前屈みに
なってブルーの下着を露にさせているその尻の前に山田は顔を近づけ、視線を
投掛けている。
「ふんっ、何時見ても厭らしい尻をしているな…今にもそこに隠されている熱
気が漂ってきそうだ」
そう言葉を浴びせると、山田は七瀬の腰紐を解いてみせた。
「あうぅ! だ、だめでしょ?! 隣では皆が仕事中なのよ!」
「ああ、知っているさ…課長さえ我慢して声を上げなければバレることもない
んだよ…声を上げなければ、いいのさ…ほれっ、くくっ」
「あっ! …ああんっ、だめよぉ…指を、い、入れない…でぇぇ、はああん…
そんなに、深くは…うぐっ、ううんっ! だめっ! はあんっ!」
「打ち合わせ中なのに、こんなに濡らしていたとは呆れるばかりだよ…課長」
山田は、声が洩れないように口を押えている七瀬の下着を取り除くと、指二
本を七瀬の陰唇に突刺したのである。じゅぼじゅぼ…そんな音と共に挿入した
指の合間から大量の汁が溢れ出てくる。
「ねっ、ねえ山田くん…も、もお、時間よ…お願い、お願いだから…はあんっ、
残業、残業時間に…あぁ…残業時間にお仕置きは受けるから…あんっあんっ…
ゆ、許して…お願いぃ…ふうぅぅ…」
「おや? 課長らしくもない、自分からお仕置きを希望するとは。へへっ、仕
方ないな、それじゃ愉しみは後程にとっておいて…」
山田のツボを押えた指の刺激に危なく果ててしまいそうになっていた七瀬。
ずずっ…と、波音をたてて指を抜かれてからも暫くは余韻に浸っていた、する
と、キリっとした痛みがアナルに走り、冷たい液体を腸に感じて我に返る七瀬
であった。
「なっ! ああっ?! はああ、ま、まさか?!」
「ひいっひぃひっひぃ、気付くのが遅いぞ…課長、貴女の腸には今しがたこの
液体が注ぎ込まれたんですよ」
山田が手にする物、それはイチジク浣腸の空のケースであった。
「バ、バカァ!! 何を考えているのよ! もう全体の打ち合わせが始まって
しまうのに! あぁ…どうしましょ、トイレに走る時間があるかしら…」
七瀬は、苦痛の波が押し寄せる前兆を感じつつ下着を慌てて穿こうとしてい
た…と、その時である。
コンッコンッ! ドアを叩く音がして七瀬は固まった。
「課長、山田ぁ! 打ち合わせの時間ですよ! もうみんな席に着いてますよ」
ドアの向うから男性社員の声がした。入室してくる気配はないが、七瀬の心
臓は爆発しそうなくらいに脈打ち、足元がふらついて今にも崩れ落ちそうになっ
ているのだ。そして、これから五十分間の会議に押し寄せる腹痛に耐えられる
のか恐怖に慄く七瀬なのである。
「む、無理だわ… あぁトイレに…」
「くくっ、時間厳守。これは課長が決めた決め事ですよ、全体打ち合わせに遅
刻は許されない、そう決めたのは課長…貴女でしたよね。トイレはその前にす
ませておくのよ! って、女子にキツイ言葉をはいていたのは誰でしたっけ?」
「くっ! あああもお!! 何てことをしてくれたのよ!!」
「へへっ、我慢するしかないでしょ? さて、僕は先に行きますね」
「待ちなさいよ! が、我慢できる筈無いでしょ? あぁ、お願い…何とかし
て頂戴…」
珍しく七瀬が困惑していた。
(2)へつづく・・・
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