小説(転載) 夫の淫計1/3
官能小説
「淫計」・・・味わいのある造語だ。ちなみに「いんけい」を変換すると「陰茎」となる。どうでもいいことだが。
【夫の淫計 第1話】
夫がとんでもないことを言い出したのは、ある夜のことだった。
その時、夫婦の営みが終わった直後で余韻を楽しんでいる薫子の前に、
高次があるページを開いた雑誌差し出しながらこういったのだ。
「なぁ、俺たちもこんなことしてみないか?」
それは卑猥な投稿写真誌だった。そのページには一人の女に対し
二人の男が裸でもつれ合ったり舐めあったりしている写真が
所狭しと並べられていた。
『夫婦+1 3Pの快楽』などという文字が踊っていた。
つまり夫は2対1の3Pがしたい、と言っているのだ。
「何バカなこと言ってるのよ」
薫子としても、元々セックスは嫌いなほうじゃない。
フェラチオだって好きだし、アナルも夫に開発されて
感じるようになっている。
だが、夫婦以外の第三者を交えたセックスとなるとだいぶ抵抗がある。
「そうか・・・駄目かぁ」
「当たり前でしょ、さぁ、寝ましょ」
話はそれで終わり───のはずだった。
その日から少しずつ、夫が不振な行動を取るようになった。
例えば3P写真の掲載されたいやらしい雑誌をこれ見よがしに置いたり、
3Pシーンのあるアダルトビデオを借りてきて薫子に見せたり・・・。
それでも薫子が首を立てに振らないでいると、
今度はセックスを拒否し始めた。
(まるで子供みたい)
呆れながらも困ったことになった。放って置かれるならまだしも、
夫は薫子にちょっかいを出してその気にさせてから途中で止めるのだ。
このままでは蛇の生殺しだ。
(仕方、ないか・・・)
「一回だけ、一回だけよ」
その条件で薫子は折れた。高次はその条件を飲んだ。もちろん、
(一回やれば二回目だって・・・)
と思っていたのだが、それは口にしなかった。
「分かった、一回だけ。でも、相手は薫子が選んでくれよ」
「え?」
夫28歳、妻26歳の結婚2年目の夫婦です。
今回は、複数プレイのお相手を募集いたしております。
私の身長は164cm、B-88、W-59、H-92です。
髪型はストレートのロングヘアです。
吉岡美穂似です。
希望としては、20代前半で中肉中背の方を望んでいます。
未婚既婚は問いません。
秘密厳守でお願いします。
「これでいいの?なんだか恥ずかしいわ」
出会い系掲示板に書き込みを終えて、薫子が夫を見ながら尋ねる。
掲示板に書き込んで、薫子が気に入った男とプレイする、
それが夫の希望だった。
「うんうん。後はメールが来るのを待つだけだ」
「そんなに来るかしら?」
しかし、薫子の予測は裏切られた。
1時間もしない内に男性からのメールが殺到した。
その数80通近く。
驚きつつもメールを読み、気に入った男を数人ピックアップする。
その男たちに写真を送ってもらい、
最終的にひとりに絞込み会うことを決めた。
「23歳、会社員・・・か」
晴れた日の午後だった。メールで相談して決めた待ち合わせ場所に、
薫子と高次は車で待っていた。待ち合わせ時間より早く、
その男性はやってきた。メールで貰った画像の通り痩せ型の
スポーツマンタイプだった。
「こんにちは」
声を掛けたのは夫だった。薫子は助手席で下を向いている。
恥ずかしくて顔が上げられないのだ。
他人が見たらどう思うだろう?これからホテルへ行って
3人でセックスするのだと知られたら。
いや、そんなことは分かりはしないはずなのだが、
薫子は周囲の視線がとても気になってしかたない。
「こんにちは」
男が車の後部座席に乗り込んできた。声が上ずっていることから、
緊張が伝わってくる。能天気にウキウキしているのは高次だけだ。
(あぁ・・・どうしてOKしちゃったんだろ)
緊張はホテルの部屋に入っても続いていた。
「薫子、先にシャワー浴びてきなさい」
さすがに妻が緊張しているのに気付き、夫が薫子にシャワーを勧めた。
薫子はその言葉に従いシャワーを浴びに行く。
(もう・・・こうなったら、仕方ないか・・・)
いつもより丁寧に身体を洗う。ボディソープを泡立てて、
隅々までマッサージしていく。
シャワーからあがると、部屋では男たちがバスローブ姿で
缶ビールを飲んでいた。
「おっ、早くこっちに来なさい」
夫に呼ばれてバスタオル1枚をまとっただけの姿で男たちに近づく。
夫の手が急に動いて、薫子のバスタオルを剥ぎ取った。
「キャッ!」
「なにが、キャッ!だ。よぉく見てもらえよ。
これからたっぷりとかわいがってもらうんだからな」
「え?あ・・・でも、はずかしぃ」
恥ずかしがって手で胸と股間を隠しながら身体を捻る薫子。
「いやぁ、奥さん、綺麗ですよ、とっても」
そんな薫子を青年は褒めた。
「そ、そんなこと・・・からかわないで」
「からかってなんかいませんよ・・・
ほら、奥さんの身体を見てこんなになってしまいましたよ」
男は立ち上がるとガウンをはだけて見せた。
「あっ・・・」
股間からは危険な凶器が天井を向いていた。
「ほら、ご挨拶しないか」
「え?」
「フェラしてあげろよ。お前好きだろ?」
「す、好きだなんて、そんな・・・」
口では躊躇しながらも、青年の前に跪いた。
目の前にあるのは、夫のモノとは違う、張りのあるチンコだった。
ゴクリ
思わず唾を飲み込む薫子・・・
おずおずと眼前の脈打つチンコに唇を近づける。
チュッ
先端にキスをする。
「はぁぁ・・んっ。あつぅいぃ」
下から上に向かって舌を這わせる。先端を口に含み舌でカリを弄ぶ。
「あ・・・お、奥さん・・・きもちいい・・・」
(んふっ、カワイイ)
青年の反応に興奮した薫子は、いつもよりも熱を込めてしゃぶった。
ジュルジュル・・・ジュッパッ・・・クチュクチュ・・・。
いやらしい音が聞こえる。夫はそれをじっと見ている。
鼻息が荒い。妻が他人に奉仕する場面を目撃して興奮しているのだ。
(俺の時は、あんなに熱心じゃないぞ・・・)
嫉妬にも似た怒りとそれを上回る興奮。
「お、奥さん・・・もう・・・もう・・・」
「ん・・・ん・・・最初は・・・お口で出して・・・いいのよぉ・・・」
「あああっ!奥さんっ!」
じゅるっ!と自分のチンコを引き抜いた男は、
他人の妻の顔に向けて白濁した粘液を放出した。
ベチャ、ベチャと音を立てて、精液が薫子に降りかかる。
(お、おおっ!)
自分のモノが他人に汚されていくというのに、身体がゾクゾクして
いつもより堅く勃起しているのはなぜだ?
高次の頭の隅にそんな考えがよぎった。
「あぁ・・・あ・・・熱い・・・」
薫子も興奮していた。
顔は上気し小さく開いた唇から甘い吐息が漏れる。
「今度は、ボクが奥さんを気持ちよくしてあげますよ」
男は薫子をベッドへと導いた。
薫子は困ったように夫に視線を送るが、
夫はただ頷いただけだった。
(いいんだ、抱かれるんだ。
他人に愛撫されて悶えるお前が見たいんだ!)
(ああぁ、そ、そんな。あなたぁ・・・いいの?
ほんとにこんなことして・・・)
「アンッ!」
そんな薫子の思いを吹き払うかのように、
男が激しく愛撫しはじめた。
乳房を掴まれて先端を舌で弄ばれる。
乳首が指で挟まれて伸ばされたり、捻られたり。
「あああんっ!だめ、乳房、弱いのぉ!感じちゃうっ!」
夫とのセックスでは、最近こんな声をあげたことはない。
お互いにどこをどうすれば知っているからだ。
だからゆっくりと時間をかけてお互いの性感帯を愛撫していく。
しかし、青年はまるで一分一秒が惜しいかのように、
激しく荒く責めてくる。
こんなセックスは久しぶりだった。
「ほんとだ・・・下もこんなになってますよ・・・奥さん」
「あっ、イヤ、だめぇ・・・触っちゃ、あんっ!そんなとこ・・・」
男の指が薫子の股間を弄ると、そこはもう洪水のような湿り気だった。
指がマンコを掻き分けると、どぷっと愛液がシーツを濡らす。
「奥さん、濡れやすいんですね・・・ほら、これならどうです?」
「ああああっ!かっ、かきまわさないで、中でグリグリしないでぇ~」
男の指が動くたびに、ジュプジュプといやらしい水音が響く。
「へへへ、奥さん・・・ボク、奥さんの、舐めたくなっちゃった。
ねぇ、舐めてもいいでしょ?舐めて、って言ってよ、
お・く・さ・ん」
「ああんっ、そんなぁ・・・そんなことぉ・・・ああんっ!あ、
私の・・・舐めて・・・これでいい?」
「私の、だけじゃ分からないなぁ。どこをどうして欲しいのか、
ちゃんと言って」
はじめは青年のお願いだった台詞が、いつの間にかまるで薫子自らが
望んだことのように言わされている。
そんなことにも薫子は気がつかない。
「ああ・・・私のマンコ、マンコ舐めてぇ~!!」
青年の顔が薫子の股間に沈むと、ズルズルと液体をすする音が聞こえた。
「あああーーっ!」
愛液と一緒にマンコやクリトリスが吸引されると、
薫子は大きな叫び声を上げてしまった。
男はその反応を聞いてさらに愛撫を加速させる。
舌を突っ込んで内部を舐めまわしたり、
クリトリスに軽く歯を立てたり・・・
薫子の悲鳴は途切れることがなかった。
「も、もう、だめぇ・・・
おかしくなっちゃう・・・もう、もうぅぅ」
頃合か?と男は判断したんだろう。
ふと気がついて男が高次の方を向いた。
このまましていいのか?という無言の問いかけに、
夫はどうぞと促す。
その目は興奮にランランと輝いている。
(それじゃ、遠慮なく)
青年は薫子の腰を持ち上げると、
濡れきったマンコに挿入した。
薫子の熟した肉体が快感に震える。
「ああああぁーーーっ!入ってる、はいってるぅぅ!」
力強く肉をかき分けてチンコが侵入してくる。男が腰を引くと、
チンコに巻きついたマンコがそれを離すまいと引っ張る。
「おっ、おくさんっ!きつっ!」
(やっぱり薫子のアソコはきついのか)
高次は薫子と男との行為を一瞬たりとも見逃すまいと
食い入るように観察する。
(お前はどうなんだ、薫子?お前もいいのか?
他の男がいいのか?)
「あう、あうぅ、ゴリゴリしてるぅ~なかが、なかがぁ~」
「お、奥さんっ、そんなにしたら・・・も、もう・・・」
他人の女房を、その夫の目の前で抱いている。
そのあり得ない状況が、背徳感が青年の興奮を高めたのだろうか?
ついさっき薫子の顔に射精したにも関わらず、
2回目の射精感が沸きあがってきた。
青年は思わず腰を引いて自分のモノを引き抜こうとする。
しかし、薫子の両足が腰を挟んで離さない。
「い、いいの、いいのよぉ、ピル、飲んでるから・・・
なっ、生でも、中で出してもいいの、いいのっ!あ~~!」
冷静な状態であれば、妊娠したらとか妊娠したと
脅迫されたりしたらとか少しは疑念が沸いたかもしれない。
だが、そんな疑問が浮かぶ余裕はなかった。
(他人の女房の中に出す!)
あぁ、なんという甘美な響き。青年は我を忘れて腰を打ちつけた。
人のものを汚すために。
「あああああっ!そんな、はげしくッ、ああああっ」
「奥さん、イク、イクよっ!受け止めてっ、くださいねっ!」
「あああっ!いいっ!いいのっ!早く、
早く頂戴ッ!中で出してぇぇぇ!」
「ウォォォォォッ!」
獣じみた叫びとともに、青年は薫子の中で射精した。
ドクドクと熱い液体が薫子の膣の中で広がっていく。
青年のチンコの脈動を感じ取った薫子のマンコは、
最後の一滴まで搾り取ろうとするかのように淫らな蠕動を
繰り返している。
「あああぁぁぁ・・・あついのォ・・・
薫子の・・・アソコが焼けちゃうぅ・・・」
その後、青年と交代した夫がだらしなく横たわる薫子を犯した。
いや、夫婦なのだから犯したという表現はおかしいのだが、
その状況はまさしく男二人が薫子を交互に犯しているようにしか
見えなかったのだ。
夫はいつもよりも激しく、燃えていた。
「どうだ!この淫乱女め!」
「俺の目の前で他人にだかれているのに、悶えまくりやがって!」
普段なら言わないような侮蔑の言葉を薫子に投げかけながら、
腰を激しく動かして薫子を責める。
「あぁぁ!そんな、だって、だってぇぇぇ・・・
あああっ!あなたぁぁぁ!ごめんなさいぃぃ」
夫が果てると今度は青年の番。そしてまた夫に。
休む間もなく蹂躙されていく薫子。
男たちのなすがままにされているだけにも見えたが、
その心の奥底でいつもとは違う快感がさざなみのように
広がっていたのもまた事実だった。
つづく
【夫の淫計 第1話】
夫がとんでもないことを言い出したのは、ある夜のことだった。
その時、夫婦の営みが終わった直後で余韻を楽しんでいる薫子の前に、
高次があるページを開いた雑誌差し出しながらこういったのだ。
「なぁ、俺たちもこんなことしてみないか?」
それは卑猥な投稿写真誌だった。そのページには一人の女に対し
二人の男が裸でもつれ合ったり舐めあったりしている写真が
所狭しと並べられていた。
『夫婦+1 3Pの快楽』などという文字が踊っていた。
つまり夫は2対1の3Pがしたい、と言っているのだ。
「何バカなこと言ってるのよ」
薫子としても、元々セックスは嫌いなほうじゃない。
フェラチオだって好きだし、アナルも夫に開発されて
感じるようになっている。
だが、夫婦以外の第三者を交えたセックスとなるとだいぶ抵抗がある。
「そうか・・・駄目かぁ」
「当たり前でしょ、さぁ、寝ましょ」
話はそれで終わり───のはずだった。
その日から少しずつ、夫が不振な行動を取るようになった。
例えば3P写真の掲載されたいやらしい雑誌をこれ見よがしに置いたり、
3Pシーンのあるアダルトビデオを借りてきて薫子に見せたり・・・。
それでも薫子が首を立てに振らないでいると、
今度はセックスを拒否し始めた。
(まるで子供みたい)
呆れながらも困ったことになった。放って置かれるならまだしも、
夫は薫子にちょっかいを出してその気にさせてから途中で止めるのだ。
このままでは蛇の生殺しだ。
(仕方、ないか・・・)
「一回だけ、一回だけよ」
その条件で薫子は折れた。高次はその条件を飲んだ。もちろん、
(一回やれば二回目だって・・・)
と思っていたのだが、それは口にしなかった。
「分かった、一回だけ。でも、相手は薫子が選んでくれよ」
「え?」
夫28歳、妻26歳の結婚2年目の夫婦です。
今回は、複数プレイのお相手を募集いたしております。
私の身長は164cm、B-88、W-59、H-92です。
髪型はストレートのロングヘアです。
吉岡美穂似です。
希望としては、20代前半で中肉中背の方を望んでいます。
未婚既婚は問いません。
秘密厳守でお願いします。
「これでいいの?なんだか恥ずかしいわ」
出会い系掲示板に書き込みを終えて、薫子が夫を見ながら尋ねる。
掲示板に書き込んで、薫子が気に入った男とプレイする、
それが夫の希望だった。
「うんうん。後はメールが来るのを待つだけだ」
「そんなに来るかしら?」
しかし、薫子の予測は裏切られた。
1時間もしない内に男性からのメールが殺到した。
その数80通近く。
驚きつつもメールを読み、気に入った男を数人ピックアップする。
その男たちに写真を送ってもらい、
最終的にひとりに絞込み会うことを決めた。
「23歳、会社員・・・か」
晴れた日の午後だった。メールで相談して決めた待ち合わせ場所に、
薫子と高次は車で待っていた。待ち合わせ時間より早く、
その男性はやってきた。メールで貰った画像の通り痩せ型の
スポーツマンタイプだった。
「こんにちは」
声を掛けたのは夫だった。薫子は助手席で下を向いている。
恥ずかしくて顔が上げられないのだ。
他人が見たらどう思うだろう?これからホテルへ行って
3人でセックスするのだと知られたら。
いや、そんなことは分かりはしないはずなのだが、
薫子は周囲の視線がとても気になってしかたない。
「こんにちは」
男が車の後部座席に乗り込んできた。声が上ずっていることから、
緊張が伝わってくる。能天気にウキウキしているのは高次だけだ。
(あぁ・・・どうしてOKしちゃったんだろ)
緊張はホテルの部屋に入っても続いていた。
「薫子、先にシャワー浴びてきなさい」
さすがに妻が緊張しているのに気付き、夫が薫子にシャワーを勧めた。
薫子はその言葉に従いシャワーを浴びに行く。
(もう・・・こうなったら、仕方ないか・・・)
いつもより丁寧に身体を洗う。ボディソープを泡立てて、
隅々までマッサージしていく。
シャワーからあがると、部屋では男たちがバスローブ姿で
缶ビールを飲んでいた。
「おっ、早くこっちに来なさい」
夫に呼ばれてバスタオル1枚をまとっただけの姿で男たちに近づく。
夫の手が急に動いて、薫子のバスタオルを剥ぎ取った。
「キャッ!」
「なにが、キャッ!だ。よぉく見てもらえよ。
これからたっぷりとかわいがってもらうんだからな」
「え?あ・・・でも、はずかしぃ」
恥ずかしがって手で胸と股間を隠しながら身体を捻る薫子。
「いやぁ、奥さん、綺麗ですよ、とっても」
そんな薫子を青年は褒めた。
「そ、そんなこと・・・からかわないで」
「からかってなんかいませんよ・・・
ほら、奥さんの身体を見てこんなになってしまいましたよ」
男は立ち上がるとガウンをはだけて見せた。
「あっ・・・」
股間からは危険な凶器が天井を向いていた。
「ほら、ご挨拶しないか」
「え?」
「フェラしてあげろよ。お前好きだろ?」
「す、好きだなんて、そんな・・・」
口では躊躇しながらも、青年の前に跪いた。
目の前にあるのは、夫のモノとは違う、張りのあるチンコだった。
ゴクリ
思わず唾を飲み込む薫子・・・
おずおずと眼前の脈打つチンコに唇を近づける。
チュッ
先端にキスをする。
「はぁぁ・・んっ。あつぅいぃ」
下から上に向かって舌を這わせる。先端を口に含み舌でカリを弄ぶ。
「あ・・・お、奥さん・・・きもちいい・・・」
(んふっ、カワイイ)
青年の反応に興奮した薫子は、いつもよりも熱を込めてしゃぶった。
ジュルジュル・・・ジュッパッ・・・クチュクチュ・・・。
いやらしい音が聞こえる。夫はそれをじっと見ている。
鼻息が荒い。妻が他人に奉仕する場面を目撃して興奮しているのだ。
(俺の時は、あんなに熱心じゃないぞ・・・)
嫉妬にも似た怒りとそれを上回る興奮。
「お、奥さん・・・もう・・・もう・・・」
「ん・・・ん・・・最初は・・・お口で出して・・・いいのよぉ・・・」
「あああっ!奥さんっ!」
じゅるっ!と自分のチンコを引き抜いた男は、
他人の妻の顔に向けて白濁した粘液を放出した。
ベチャ、ベチャと音を立てて、精液が薫子に降りかかる。
(お、おおっ!)
自分のモノが他人に汚されていくというのに、身体がゾクゾクして
いつもより堅く勃起しているのはなぜだ?
高次の頭の隅にそんな考えがよぎった。
「あぁ・・・あ・・・熱い・・・」
薫子も興奮していた。
顔は上気し小さく開いた唇から甘い吐息が漏れる。
「今度は、ボクが奥さんを気持ちよくしてあげますよ」
男は薫子をベッドへと導いた。
薫子は困ったように夫に視線を送るが、
夫はただ頷いただけだった。
(いいんだ、抱かれるんだ。
他人に愛撫されて悶えるお前が見たいんだ!)
(ああぁ、そ、そんな。あなたぁ・・・いいの?
ほんとにこんなことして・・・)
「アンッ!」
そんな薫子の思いを吹き払うかのように、
男が激しく愛撫しはじめた。
乳房を掴まれて先端を舌で弄ばれる。
乳首が指で挟まれて伸ばされたり、捻られたり。
「あああんっ!だめ、乳房、弱いのぉ!感じちゃうっ!」
夫とのセックスでは、最近こんな声をあげたことはない。
お互いにどこをどうすれば知っているからだ。
だからゆっくりと時間をかけてお互いの性感帯を愛撫していく。
しかし、青年はまるで一分一秒が惜しいかのように、
激しく荒く責めてくる。
こんなセックスは久しぶりだった。
「ほんとだ・・・下もこんなになってますよ・・・奥さん」
「あっ、イヤ、だめぇ・・・触っちゃ、あんっ!そんなとこ・・・」
男の指が薫子の股間を弄ると、そこはもう洪水のような湿り気だった。
指がマンコを掻き分けると、どぷっと愛液がシーツを濡らす。
「奥さん、濡れやすいんですね・・・ほら、これならどうです?」
「ああああっ!かっ、かきまわさないで、中でグリグリしないでぇ~」
男の指が動くたびに、ジュプジュプといやらしい水音が響く。
「へへへ、奥さん・・・ボク、奥さんの、舐めたくなっちゃった。
ねぇ、舐めてもいいでしょ?舐めて、って言ってよ、
お・く・さ・ん」
「ああんっ、そんなぁ・・・そんなことぉ・・・ああんっ!あ、
私の・・・舐めて・・・これでいい?」
「私の、だけじゃ分からないなぁ。どこをどうして欲しいのか、
ちゃんと言って」
はじめは青年のお願いだった台詞が、いつの間にかまるで薫子自らが
望んだことのように言わされている。
そんなことにも薫子は気がつかない。
「ああ・・・私のマンコ、マンコ舐めてぇ~!!」
青年の顔が薫子の股間に沈むと、ズルズルと液体をすする音が聞こえた。
「あああーーっ!」
愛液と一緒にマンコやクリトリスが吸引されると、
薫子は大きな叫び声を上げてしまった。
男はその反応を聞いてさらに愛撫を加速させる。
舌を突っ込んで内部を舐めまわしたり、
クリトリスに軽く歯を立てたり・・・
薫子の悲鳴は途切れることがなかった。
「も、もう、だめぇ・・・
おかしくなっちゃう・・・もう、もうぅぅ」
頃合か?と男は判断したんだろう。
ふと気がついて男が高次の方を向いた。
このまましていいのか?という無言の問いかけに、
夫はどうぞと促す。
その目は興奮にランランと輝いている。
(それじゃ、遠慮なく)
青年は薫子の腰を持ち上げると、
濡れきったマンコに挿入した。
薫子の熟した肉体が快感に震える。
「ああああぁーーーっ!入ってる、はいってるぅぅ!」
力強く肉をかき分けてチンコが侵入してくる。男が腰を引くと、
チンコに巻きついたマンコがそれを離すまいと引っ張る。
「おっ、おくさんっ!きつっ!」
(やっぱり薫子のアソコはきついのか)
高次は薫子と男との行為を一瞬たりとも見逃すまいと
食い入るように観察する。
(お前はどうなんだ、薫子?お前もいいのか?
他の男がいいのか?)
「あう、あうぅ、ゴリゴリしてるぅ~なかが、なかがぁ~」
「お、奥さんっ、そんなにしたら・・・も、もう・・・」
他人の女房を、その夫の目の前で抱いている。
そのあり得ない状況が、背徳感が青年の興奮を高めたのだろうか?
ついさっき薫子の顔に射精したにも関わらず、
2回目の射精感が沸きあがってきた。
青年は思わず腰を引いて自分のモノを引き抜こうとする。
しかし、薫子の両足が腰を挟んで離さない。
「い、いいの、いいのよぉ、ピル、飲んでるから・・・
なっ、生でも、中で出してもいいの、いいのっ!あ~~!」
冷静な状態であれば、妊娠したらとか妊娠したと
脅迫されたりしたらとか少しは疑念が沸いたかもしれない。
だが、そんな疑問が浮かぶ余裕はなかった。
(他人の女房の中に出す!)
あぁ、なんという甘美な響き。青年は我を忘れて腰を打ちつけた。
人のものを汚すために。
「あああああっ!そんな、はげしくッ、ああああっ」
「奥さん、イク、イクよっ!受け止めてっ、くださいねっ!」
「あああっ!いいっ!いいのっ!早く、
早く頂戴ッ!中で出してぇぇぇ!」
「ウォォォォォッ!」
獣じみた叫びとともに、青年は薫子の中で射精した。
ドクドクと熱い液体が薫子の膣の中で広がっていく。
青年のチンコの脈動を感じ取った薫子のマンコは、
最後の一滴まで搾り取ろうとするかのように淫らな蠕動を
繰り返している。
「あああぁぁぁ・・・あついのォ・・・
薫子の・・・アソコが焼けちゃうぅ・・・」
その後、青年と交代した夫がだらしなく横たわる薫子を犯した。
いや、夫婦なのだから犯したという表現はおかしいのだが、
その状況はまさしく男二人が薫子を交互に犯しているようにしか
見えなかったのだ。
夫はいつもよりも激しく、燃えていた。
「どうだ!この淫乱女め!」
「俺の目の前で他人にだかれているのに、悶えまくりやがって!」
普段なら言わないような侮蔑の言葉を薫子に投げかけながら、
腰を激しく動かして薫子を責める。
「あぁぁ!そんな、だって、だってぇぇぇ・・・
あああっ!あなたぁぁぁ!ごめんなさいぃぃ」
夫が果てると今度は青年の番。そしてまた夫に。
休む間もなく蹂躙されていく薫子。
男たちのなすがままにされているだけにも見えたが、
その心の奥底でいつもとは違う快感がさざなみのように
広がっていたのもまた事実だった。
つづく
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