小説(転載) 社長夫人 密室の調教7
近親相姦小説
掲載サイト「母と息子 禁断の部屋」は消滅。
子宮を疼かせる社長夫人
「希美子、こっちへこい。ここに四つん這いになるんだ」
「・・・はい・・・」
希美子は朱色の形のよい唇をふるわせながら答え、いわれたとおりベッドにあがり、広
川のとなりに両手をついた。
「尻をつきだせ」
「はい・・・」
希美子は広川にむけて大きく尻をつきだした。
ゆで卵をむいたようにプリッとした尻の双球が広川の前に高くかかげられ、パックリと
その内部をむきだしにした。
自分も着ているものを全部ぬぎすててから、広川は、その尻にしがみつくように両手で
かかえた。そして、尻の丸み全体を手の平でさすりはじめた。
すでに肉棒は、痛いくらい勃起している。
すばらしい尻だ!
なんど触っても彼はおもう。重量感に満ちた球体は、ひんやりとしているが、スベスベ
の肌が手の平に吸いついてくるようだ。
そんな魅惑的な尻を、思う存分になでまわしていく。
希美子が、何ともおぞましげに美貌をひきつらせ、うん、うん、と熱い吐息をもらす。
言うとおりにしないと、あの写真を正明にみせられてしまう・・・
その思いが、希美子を必死に耐えさせているが、それでも、込みあげてくる羞恥と屈辱
には耐えがたいものがあった。
広川は、たっぷりと尻肉の感触を味わってから、尻たぼを両手でつかみ、グイッと左右
に割りひろげた。
三日前と同じように、まるで本当の花びらのように形のよい、ぽってりした肉ひだと、
内部の真っ赤な粘膜がいやおうもなくさらけだされた。そして、甘酸っぱい匂いが、しみ
だすように立ちのぼる。
「うーん、なんど嗅いでもいい匂いだ」
広川は腹いっぱいにその匂いをすいこみながら、ぱっくり開いた肉ひだ内部をのぞきこ
んだ。
複雑なしわ襞がいく層にも重なりあう粘膜の中心に、体内に通じる空洞がひくつきなが
ら入口をめくらせている。
そこだけ、特にぎとついた感じだった。
あのときも感じたが、清潔感あふれる希美子からは想像もできないほど、肉ひだは淫ら
にねとついていた。
広川は尻の割れ目に顔をうめ、肉ひだ全体に唇をかぶせるように吸いついた。
「あっ・・・」
悪寒がこみあげ、希美子はまろやかな太腿をブルッとふるわせた。
広川は粘膜をチュウチュウと音をたてて吸いあげてから、舌をからみつかせていった。
ほんのりと酸っぱい味が口いっぱいにひろがり、ねとつくような粘膜が舌腹にからみつ
いてきた。
肉あなを、すぼめた舌先でえぐるように突いてみる。
「いや・・・」
希美子はたまらない汚らわしさに、下腹部をくねらせ、しなやかな首をふりたくる。
まるで、ヘビの舌に舐められているようなおぞましさだ。
広川の舌先をこばむように、肉あな入口がヒクヒクとすぼまるが、かえって舌先に、ま
るでイソギンチャクに舌先を締めつけられるような奇妙な刺激をあたえている。
粘膜が、唾液でヌルヌルになっていくのがはっきりとわかり、希美子はさらなる汚辱感
に全身をふるわせた。
舐めあげながら広川は、ときどき唇をタコのようにすぼめて肉あなにくっつけ、強く吸
いあげた。希美子の内臓を吸いとろうとするかのような、強烈な吸い方だった。
「ああ・・・あああ・・」
そのたびに希美子はあえぎ声をあげた。
広川は、時間をかけて執拗に舐めつづけていくが、それには目的があった。
今日はなんとしても、この気品と知性あふれる希美子の口からよがり声をあげさせてや
るつもりなのだ。
希美子の理性をメチャクチャにこねまわし、メス豚のようにヒーヒー泣かせてやる。お
高くとまった社長婦人が、快感に身をもだえさせ、熱いあえぎ声をふきあげる光景にはた
まらないものがあるだろう。
広川はその熱い期待にゾクゾクしながら、こんどは舌先で、花びらの頂点部分の、いく
層ものしわ襞におりたたまれるように隠されているクリトリスを責めはじめた。
まず、おおっているしわ襞を指先でかきわける。
ぽってりした小豆大のクリトリスが、にょきりと頭をもたげると、広川はそれを、容赦
なくグリッ、と指の腹でこすってみた。
その瞬間だった。希美子の全身にビーンと電流のような衝撃がはしったのだ。
「ひい!」
希美子は叫びあげ、太腿をガクガクと痙攣させた。
ものすごく痛いのに、それにまじって奇妙な快美感があったのだ。それはなおりかけた
傷を掻きむしったときのような、痛痒い快感と似ていた。
「やめてください! そこは、そこは触らないで!」
希美子はおびえた声でさけんだが、広川は濡れていないクリトリスをグリッ、グリッ、
とさらに強く指でこすりたててきた。
「あっ、いやあ・・・あああ」
火花がでるような痛みが、たて続けに希美子の脳髄にひびき、彼女は息もたえだえにな
って首をふりたくる。しかし、その激痛とともに、ひりつくような疼きが希美子のなかに
こみあげてきたのだ。
「希美子、いやがっているわりには、ここが反応しはじめたぜ」
広川にあざ笑うように言われ、あまりの恥ずかしさに希美子の目の前は真っ赤になる。
たしかに体が反応しはじめていた。クリトリスにドクドクと血液が集まってくるのがわ
かる。
小豆大のそれが、みるみるはち切れそうに膨れあがり、おおっていたしわ襞を完全にか
きわけて、ピョコンと飛びだしてしまったのだ。
広川は、その固く張り詰めたクリトリスにすぼめた唇をかぶせ、ちゅうっ、と吸いあげ
た。
「あふう・・・」
希美子はくぐもったあえぎ声をふきあげた。
こんどは指の腹とちがって湿った唇だったので強烈な痛みはなかったが、そのかわり、
痺れるような快感がクリトリスに走ったのである。
その快感は太い電流の柱となって希美子の体をズーンとつきぬけた。
こんな・・・こんなことって・・・
こんな状態の中で快感を感じてしまうことが、希美子には信じられない思いだった。さ
らに広川は、クリトリスを舌先でこねわましてきた。
舌先にこすられるたびに、電流のような快感がビリビリと体中を駆けめぐりだした。
ああ、わたしの体が感じている・・・こんなのって、こんなのってあるの・・・
希美子は驚き、自分にたいする嫌悪感が胸いっぱいにこみあげてきた。
広川は、クリトリスをピチャピチャと音をたてて舐めづりながら、前に手をまわして希
美子の乳房をすくいとった。
そして、情け容赦のない力でしこった乳房を下から乱暴に揉みあげてきた。
乳房の付け根をタプタプと激しくゆらしながら、さらに乳首を、指の股にはさんで強烈
にはさみこんでくる。
「いっ、痛い、やめて!」
希美子はさけんだが、そのとき、グリグリと擦られた乳首までが、カッと火がついたよ
うに熱くなったのである。
「あああ」
乳首はジンジと熱をもち、クリトリス同様に充血して、コリコリとかたくなってしまっ
た。
だが、信じられないことに、そのかたくなった乳首を擦られるのが気持ちいいのだ。
乳房もクリトリスも、どちらも同じように気持ちいい。
ああ、どうしたらいいの・・・あなた、たすけて・・・
心でさけんでみても無駄だった。快感がしだいに大きくなり、津波のようにおしよせて
きた。
体の力がぬけていく。子宮がキュンと疼いて、熱い液をピュッとふきだした。
いやあ、だめっ、だめよ、感じてはだめー!
希美子は心で絶叫したが、一度火のついてしまった体は、ますます熱く火照りだしてい
く。
希美子は自分のなかに悪魔が棲んでいるような気がした。
夫と正明の顔が脳裏によぎり、すさまじい罪悪感にふるえあがった。
とうとう濡れてきやがった!
希美子の肉あなからトロリとしみだした温かい液を舌ですくい取りながら、広川は心の
中でほくそえんだ。
執拗に舐めつづけたかいがあったというものだ。
それでも広川は、さらに時間をかけて舐めつづけた。
もうすぐ、希美子の口からよがり声がふきあがる!
その期待感に、全身がふるえるような気がする。
希美子は、奥歯をかみしめてくぐもった呻き声をもらしながら、押しよせる快感の波に
負けまいと身を悶えさせていた。
眉毛がつりあがり、眉間には深い縦じわが刻まれていた。その、なめらかで白い額は汗
でぐっしょりと濡れ、前髪をからみつかせていた。
頬にも、首すじにも、汗の球がつたい落ちている。
クリトリスが、乳首が、針で刺したら風船のようにバーンと破裂してしまいそうなほど
極限まで膨張していた。
体中の神経がそこに集中し、むきだしになっているようだ。それを執拗に舐められ、グ
リグリとつままれるのだからたまらなかった。
子宮が、熱い液をぴゅっ、ぴゅっ、とふきあげ続ける。
ああ、わたし、変になりそうだわ!
肉あな粘膜がただれたように疼き、いてもたってもいられないような焦燥感までこみあ
げてきた。
頭の中に白い靄がたちこめていた。
理性のタガがはずれてしまいそうだった。
しかし、希美子は、絶対によがり声だけはもらすまいと、歯をくいしばって耐えつづけ
た。
もし声をあげてしまったら、自分が完全に広川の女になってしまうような気がした。
そして、もう二度と、夫や正明の顔をまともに見られないような気がした。
歓喜のもだえ声がいまにも喉をついてでそうなのを、希美子は死ぬおもいで耐えつづけ
た。
だが、焦燥感はさらにたかまり、体を串刺しにしてほしいような狂おしい思いが、後か
ら後からこみあげてくる。
子宮を疼かせる社長夫人
「希美子、こっちへこい。ここに四つん這いになるんだ」
「・・・はい・・・」
希美子は朱色の形のよい唇をふるわせながら答え、いわれたとおりベッドにあがり、広
川のとなりに両手をついた。
「尻をつきだせ」
「はい・・・」
希美子は広川にむけて大きく尻をつきだした。
ゆで卵をむいたようにプリッとした尻の双球が広川の前に高くかかげられ、パックリと
その内部をむきだしにした。
自分も着ているものを全部ぬぎすててから、広川は、その尻にしがみつくように両手で
かかえた。そして、尻の丸み全体を手の平でさすりはじめた。
すでに肉棒は、痛いくらい勃起している。
すばらしい尻だ!
なんど触っても彼はおもう。重量感に満ちた球体は、ひんやりとしているが、スベスベ
の肌が手の平に吸いついてくるようだ。
そんな魅惑的な尻を、思う存分になでまわしていく。
希美子が、何ともおぞましげに美貌をひきつらせ、うん、うん、と熱い吐息をもらす。
言うとおりにしないと、あの写真を正明にみせられてしまう・・・
その思いが、希美子を必死に耐えさせているが、それでも、込みあげてくる羞恥と屈辱
には耐えがたいものがあった。
広川は、たっぷりと尻肉の感触を味わってから、尻たぼを両手でつかみ、グイッと左右
に割りひろげた。
三日前と同じように、まるで本当の花びらのように形のよい、ぽってりした肉ひだと、
内部の真っ赤な粘膜がいやおうもなくさらけだされた。そして、甘酸っぱい匂いが、しみ
だすように立ちのぼる。
「うーん、なんど嗅いでもいい匂いだ」
広川は腹いっぱいにその匂いをすいこみながら、ぱっくり開いた肉ひだ内部をのぞきこ
んだ。
複雑なしわ襞がいく層にも重なりあう粘膜の中心に、体内に通じる空洞がひくつきなが
ら入口をめくらせている。
そこだけ、特にぎとついた感じだった。
あのときも感じたが、清潔感あふれる希美子からは想像もできないほど、肉ひだは淫ら
にねとついていた。
広川は尻の割れ目に顔をうめ、肉ひだ全体に唇をかぶせるように吸いついた。
「あっ・・・」
悪寒がこみあげ、希美子はまろやかな太腿をブルッとふるわせた。
広川は粘膜をチュウチュウと音をたてて吸いあげてから、舌をからみつかせていった。
ほんのりと酸っぱい味が口いっぱいにひろがり、ねとつくような粘膜が舌腹にからみつ
いてきた。
肉あなを、すぼめた舌先でえぐるように突いてみる。
「いや・・・」
希美子はたまらない汚らわしさに、下腹部をくねらせ、しなやかな首をふりたくる。
まるで、ヘビの舌に舐められているようなおぞましさだ。
広川の舌先をこばむように、肉あな入口がヒクヒクとすぼまるが、かえって舌先に、ま
るでイソギンチャクに舌先を締めつけられるような奇妙な刺激をあたえている。
粘膜が、唾液でヌルヌルになっていくのがはっきりとわかり、希美子はさらなる汚辱感
に全身をふるわせた。
舐めあげながら広川は、ときどき唇をタコのようにすぼめて肉あなにくっつけ、強く吸
いあげた。希美子の内臓を吸いとろうとするかのような、強烈な吸い方だった。
「ああ・・・あああ・・」
そのたびに希美子はあえぎ声をあげた。
広川は、時間をかけて執拗に舐めつづけていくが、それには目的があった。
今日はなんとしても、この気品と知性あふれる希美子の口からよがり声をあげさせてや
るつもりなのだ。
希美子の理性をメチャクチャにこねまわし、メス豚のようにヒーヒー泣かせてやる。お
高くとまった社長婦人が、快感に身をもだえさせ、熱いあえぎ声をふきあげる光景にはた
まらないものがあるだろう。
広川はその熱い期待にゾクゾクしながら、こんどは舌先で、花びらの頂点部分の、いく
層ものしわ襞におりたたまれるように隠されているクリトリスを責めはじめた。
まず、おおっているしわ襞を指先でかきわける。
ぽってりした小豆大のクリトリスが、にょきりと頭をもたげると、広川はそれを、容赦
なくグリッ、と指の腹でこすってみた。
その瞬間だった。希美子の全身にビーンと電流のような衝撃がはしったのだ。
「ひい!」
希美子は叫びあげ、太腿をガクガクと痙攣させた。
ものすごく痛いのに、それにまじって奇妙な快美感があったのだ。それはなおりかけた
傷を掻きむしったときのような、痛痒い快感と似ていた。
「やめてください! そこは、そこは触らないで!」
希美子はおびえた声でさけんだが、広川は濡れていないクリトリスをグリッ、グリッ、
とさらに強く指でこすりたててきた。
「あっ、いやあ・・・あああ」
火花がでるような痛みが、たて続けに希美子の脳髄にひびき、彼女は息もたえだえにな
って首をふりたくる。しかし、その激痛とともに、ひりつくような疼きが希美子のなかに
こみあげてきたのだ。
「希美子、いやがっているわりには、ここが反応しはじめたぜ」
広川にあざ笑うように言われ、あまりの恥ずかしさに希美子の目の前は真っ赤になる。
たしかに体が反応しはじめていた。クリトリスにドクドクと血液が集まってくるのがわ
かる。
小豆大のそれが、みるみるはち切れそうに膨れあがり、おおっていたしわ襞を完全にか
きわけて、ピョコンと飛びだしてしまったのだ。
広川は、その固く張り詰めたクリトリスにすぼめた唇をかぶせ、ちゅうっ、と吸いあげ
た。
「あふう・・・」
希美子はくぐもったあえぎ声をふきあげた。
こんどは指の腹とちがって湿った唇だったので強烈な痛みはなかったが、そのかわり、
痺れるような快感がクリトリスに走ったのである。
その快感は太い電流の柱となって希美子の体をズーンとつきぬけた。
こんな・・・こんなことって・・・
こんな状態の中で快感を感じてしまうことが、希美子には信じられない思いだった。さ
らに広川は、クリトリスを舌先でこねわましてきた。
舌先にこすられるたびに、電流のような快感がビリビリと体中を駆けめぐりだした。
ああ、わたしの体が感じている・・・こんなのって、こんなのってあるの・・・
希美子は驚き、自分にたいする嫌悪感が胸いっぱいにこみあげてきた。
広川は、クリトリスをピチャピチャと音をたてて舐めづりながら、前に手をまわして希
美子の乳房をすくいとった。
そして、情け容赦のない力でしこった乳房を下から乱暴に揉みあげてきた。
乳房の付け根をタプタプと激しくゆらしながら、さらに乳首を、指の股にはさんで強烈
にはさみこんでくる。
「いっ、痛い、やめて!」
希美子はさけんだが、そのとき、グリグリと擦られた乳首までが、カッと火がついたよ
うに熱くなったのである。
「あああ」
乳首はジンジと熱をもち、クリトリス同様に充血して、コリコリとかたくなってしまっ
た。
だが、信じられないことに、そのかたくなった乳首を擦られるのが気持ちいいのだ。
乳房もクリトリスも、どちらも同じように気持ちいい。
ああ、どうしたらいいの・・・あなた、たすけて・・・
心でさけんでみても無駄だった。快感がしだいに大きくなり、津波のようにおしよせて
きた。
体の力がぬけていく。子宮がキュンと疼いて、熱い液をピュッとふきだした。
いやあ、だめっ、だめよ、感じてはだめー!
希美子は心で絶叫したが、一度火のついてしまった体は、ますます熱く火照りだしてい
く。
希美子は自分のなかに悪魔が棲んでいるような気がした。
夫と正明の顔が脳裏によぎり、すさまじい罪悪感にふるえあがった。
とうとう濡れてきやがった!
希美子の肉あなからトロリとしみだした温かい液を舌ですくい取りながら、広川は心の
中でほくそえんだ。
執拗に舐めつづけたかいがあったというものだ。
それでも広川は、さらに時間をかけて舐めつづけた。
もうすぐ、希美子の口からよがり声がふきあがる!
その期待感に、全身がふるえるような気がする。
希美子は、奥歯をかみしめてくぐもった呻き声をもらしながら、押しよせる快感の波に
負けまいと身を悶えさせていた。
眉毛がつりあがり、眉間には深い縦じわが刻まれていた。その、なめらかで白い額は汗
でぐっしょりと濡れ、前髪をからみつかせていた。
頬にも、首すじにも、汗の球がつたい落ちている。
クリトリスが、乳首が、針で刺したら風船のようにバーンと破裂してしまいそうなほど
極限まで膨張していた。
体中の神経がそこに集中し、むきだしになっているようだ。それを執拗に舐められ、グ
リグリとつままれるのだからたまらなかった。
子宮が、熱い液をぴゅっ、ぴゅっ、とふきあげ続ける。
ああ、わたし、変になりそうだわ!
肉あな粘膜がただれたように疼き、いてもたってもいられないような焦燥感までこみあ
げてきた。
頭の中に白い靄がたちこめていた。
理性のタガがはずれてしまいそうだった。
しかし、希美子は、絶対によがり声だけはもらすまいと、歯をくいしばって耐えつづけ
た。
もし声をあげてしまったら、自分が完全に広川の女になってしまうような気がした。
そして、もう二度と、夫や正明の顔をまともに見られないような気がした。
歓喜のもだえ声がいまにも喉をついてでそうなのを、希美子は死ぬおもいで耐えつづけ
た。
だが、焦燥感はさらにたかまり、体を串刺しにしてほしいような狂おしい思いが、後か
ら後からこみあげてくる。
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