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小説(転載) スカートの中の息子2

近親相姦小説
03 /10 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 押し問答を繰り返した末に、息子が折れた。 とりあえず息子が住んでいる駅の名前を教えてくれた。 聞いたこともない駅だったが、山手線の駅だそうだ。 また、1時間ほどの時間をかけて乗ってきた電車を逆向きに乗って、 指示された駅までたどり着いた。
「五反田に着いたわよ。」
五反田と書いて「ごたんだ」と読む。 品川の隣りの隣りの駅である。 駅から息子に電話で言われた通りに歩くと、すぐに息子の住むマンションに着いた。 言われた通りにオートロックの暗証番号を入力して中に入ると、 郵便受けに入っていた鍵を手にして部屋に向かった。
「仕事があるからもう切るよ。」
私がマンションに着いたことを確認すると、 息子は慌てた様子で電話を切ってしまった。 アルバイトでもあるのだろうか。 それにしてもなぜこんなに大学から遠いところに住んでいるのだろうか。 私はいろいろなことを不審に思いながらエレベーターで昇り、息子の部屋の鍵を開けた。
「なにこれ!」
思わず大きな声を出してしまった。 狭いワンルームの壁に所狭しと女性服が掛かっている。 私はとっさに部屋を間違えたのだと思った。 部屋の番号を何度も確認し、しばらく手にした鍵を見つめたりした。 慌てて息子に電話をしたのだが、息子は出なかった。
「どうしよう・・・」
私は部屋に足を踏み入れる勇気がなかった。 なにも考えることができなくて、立ち尽くした。 しばらく凝固した。
「彼女と同棲をしているんだ・・・」
しかし、そう考えるとたちまちいろいろなことの辻褄があった。 私を拒否していたこと。 大学から遠いところに住んでいること。 実家に帰ってこないこと。 親以外に保証人がいること。 思ったほど常識外れではなかった結論を得て、私は少し落ち着いた。 とりあえず、部屋の中で息子が帰るのを待つことにしよう。

 しかし、待てども待てども息子は帰ってこない。 シングルベッドに座ってテレビを見ながら待っていたのだが、 ついテレビをつけたまま横になって眠ってしまった。
「ガチャガチャ・・・」
鍵を開ける音で目が覚めた。 飛び起きて玄関を見ると派手な服を着た女性が立っていた。
「彼女の方が先に帰ってきちゃった・・・どうしよう・・・」
私はとっさに考えたが、考えるよりも口の方が早かった。
「あ、怪しいものじゃありません・・・」
慌てて手を振って強く否定した。
「あの、私・・・耕平の母親です・・・初めまして・・・」
「うふっ・・・なに慌ててるの?」
彼女は薄ら笑いを浮かべながら靴を脱いでいる。 私のことを警戒する様子がない。 息子から聞いていたのだろうか。
「まだ起きてたの?」
そんなことを言いながら靴を脱ぎ終わると鏡の前に座り込んだ。 かなり酔っているようである。
「はぁ~。」
彼女は大きなため息をつくとウイッグをとって床に投げた。 金髪のウイッグの下は黒い短髪だった。 そして鏡をのぞきながら頭を激しく掻いた。
「ふぅ~。」
ホステスでもしているのだろうか。 化粧が濃い。 息子はこんな女性と結婚するつもりなのか、などと考えたりもした。
「で、なにしに来たの?」
彼女は振り向いて私の顔を見上げた。 私は立ったまま動けなかった。
「耕平の顔を見にきたんですが・・・明日には帰りますので・・・ 長居をするつもりはなんです・・・」
私はしどろもどろになって答えた。
「あたしが耕平よぉ。」
「はい・・・」
私には彼女の言葉を聞き取る余裕がない。 適当に返事をしていると彼女は立ち上がって私をベッドに座らせて、 自分も私の隣に座った。
「いい。よく聞いて。」
彼女が私の瞳を見つめて言った。
「あたしが耕平なの。あなたの息子。わかる?」
子どもを諭すような言い方である。 隣りに座っているだけでもお酒の匂いがプンプンとしてくる。 次の瞬間、私が彼女の言葉を理解した。
「えっ!」
彼女は私をじっと見つめている。 私も彼女の顔を覗きかえす。 私が知っている息子の面影はどこにもない。
「ウソでしょ。からかわないでください。」
私は視線をそらした。
「親なのに息子の顔もわからねぇのかよ。」
聞き覚えのある声だった。
「ホントに?ホントに耕平なの?」
私の声が裏返っている。
「だから、初めからそう言ってるじゃない。わからない人ねぇ。」
彼女・・・いや、息子はからかうように裏声に戻った。
「あなた・・・なにしてるの?」
心からの叫びだった。
「なにって・・・女装?」
不自然に語尾が上がる。
「じょ、そう・・・ってなに?」
この女性が息子であることは理解したが、 なぜ息子がこんなことをしているのかがわからない。
「女のカッコすることでしょ。」
当たり前のことのように言うが、当たり前のわけがない。
「あなた、おかまなの?・・・もしかしてニューハーフ?」
私は目まいがした。 テレビを見て「オネエ」という言葉は知っているが、 まさか自分の息子がこんなことになっているとは夢にも思わなかった。
「正確に言うとまだ違う。・・・でも、なるかもしれない。」
息子が恥ずかしそうに言う。 本当に女の子のような恥じらい方である。 私はなにがわからないのかすらわからない状態だった。

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。