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小説(転載) 有理子の理3

近親相姦小説
04 /15 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 しかし、有理子が悟史を含んだ瞬間にこれまでに経験したことのない電撃が背筋を駆け抜け脳に突き刺さった。 同年代の男性とは明らかに異なる物質が体内に挿入されていた。 いつもなら男性の変化を見ながら楽しむ余裕があったはずなのに、身体の自由がきかないほどに脱力していた。 かろうじて崩れ落ちることはなかったが、主導権を握るために体勢を立て直す必要に迫られていた。 しかし、入り口で止まっていた悟史が容赦なく奥に突き進んでくる。 有理子は声が漏れるのを必死で耐えた。 有理子から耐えられずに抜くことは敗北を意味していたし、 有理子が声を漏らすことは支配される屈辱を味わうことになってしまう。 ただ耐えることだけに集中するしかない防戦一方の状況で、ついに悟史が奥の宮殿を陥れた。 そしてそのとき、有理子はそれまで男性に聞かせたことのない甘い鼻息を漏らした。 有理子の人生で最初の敗北だった。 男性を満足させるために声を出したことはあっても、 耐えられずに声を漏らしたことなど1度もなかった有理子が初めて快感に浸ったことを象徴する喘ぎ声だった。 悟史の観察に集中しようとする有理子に対抗するように、悟史は有理子の中で暴れ始めていた。 顔面が有理子のスカートから出た瞬間に萎えてしまう史彦とは 異なる肉体的特徴をもつ悟史を分析する余裕はもはや有理子には残っていなかった。 ただ、有理子の中で動く悟史が恨めしかった。

 有理子は意図することなく性的快感に溺れる自らの肉体を分析し始めていた。 悟史の太さが有理子の膣を広げることで内部のヒダが伸ばされているように感じられた。 柔軟な史彦世代の太さと硬さではヒダを伸ばす力がないのでヒダの表面だけしか刺激することができない。 よって、ヒダに隠された大半の部分は刺激から守られていることになる。 しかし、悟史はヒダのひとつひとつを伸ばすことによって内部のヒダの大部分をさらけだす形にされてしまうのだ。 さらに、その広げたヒダを悟史の反り返ったエラが念入りに掘り返す。 上からも下からも何年も守られてきたヒダの奥が繰り返し刺激されて有理子の知らなかった感覚を目覚めさせる。 そして、悟史の硬さが有理子の締めつけを跳ね返して主導権を譲らない。 どんなに有理子が締めつけようとしても悟史の太さと硬さに屈するしかなかった。 とどめに悟史が奥に突き刺さることで有理子の脳を麻痺させて、抵抗する意志さえも奪い去ってしまうのだった。 知らず知らずのうちに声が漏れ、次第に喘ぎ声は叫び声に変わっていた。 有理子には自分が叫んでいるという意識すらない。 ただひたすらに未知の領域に導く悟史との駆引きに耐えて、 崩れ落ちる屈辱から逃れるために叫んで神経を奮い立たせていた。 有理子が初めて女になったと言ってもよかった。

 自尊心の高い有理子は体が疼いても自分からやりたいとは決して言わない。 そんなときに相手から誘惑されたとしても簡単には許さない。 それでもやりたいと言わせる自信とそれだけの罠を仕掛けていた。 有理子はそんな女だった。 例えば史彦の場合、有理子は史彦の性的な興味を惹く衣類の組合せを知っていたので、 有理子からあからさまな誘惑をしなくても史彦をその気にさせることは容易なことであった。 そして、それとはなく言い寄る史彦を一度は拒否しておいてからでも、 史彦のための衣装で主導権を握ってから有理子に従属する史彦を楽しむのだった。 有理子は女性であるにもかかわらず頭脳で性行為を楽しんでいた。 性行為というよりも男性を支配することに耽溺していた。 有理子は男性を支配することに快感を感じていたが、男性に屈辱感を与えて興奮を覚えているわけではなかったし、 男性も有理子に痛めつけられているという感覚はない。 有理子は一見通常の恋愛のように見える形の中に有理子が主導権を握る恋愛を創り出すことに成功していたのだった。 しかし、その有理子が築いた城を悟史はいとも簡単に攻略してしまった。 有理子のプライドが快感を求めて悟史と関係をもつことを許すはずがなかったし、 容易に悟史の要塞を攻略することができるとも思えなかった。 果たして、有理子はこのまま悟史に屈辱を味あわされたまま屈するしかないのか。 悟史を従属させるための秘策があるのか。 策略家有理子と唯一の勝者悟史との駆引きはこれからも続くのである。

 

有理子の理
~~ 完 ~~

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。