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小説(転載) 有理子の子1

近親相姦小説
04 /17 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 悟史は両親が大学の医学部教授という恵まれた血筋を引き継いで優秀な成績を残していた。 父親の史彦は医師会会長の息子で実力以上に安泰な将来が約束されていた。 一方、母親の有理子は日の目を見ない芸術家の両親のもとで完全無欠の神童と呼ばれて育ち、 その反骨精神だけで医師になったような人物だった。 悟史にとって史彦は弱すぎる大人に思えたし、有理子はただ強すぎる大人だった。 両親ともに悟史も将来は医者になるものと期待していたために、 自然と悟史も自分は医者になるのだと小さな頃から漠然と考えていた。 しかし、年齢を重ねるにつれて有理子と同じ道を歩むことに疑問を感じ始めていた。 人間を人間とも思わない有理子の言動と、自分に対する冷酷な接し方にも関わらず、 どんどん出世していく有理子の仕事である医者という職業に疑念の意を感じざるを得なかった。 それほどまでに悟史にとって有理子は人間の心をもたない機械のように思われた。 しかも、その有理子の血が自分の体の中にも流れていると思うと恐ろしくなることがあった。 まさに「恐怖」だった。

 そんな悟史に転機が訪れる事件が起きた。 どんなことでも他人の協力など期待したことのなかった有理子が、 たかが洗濯機の奥に落とした髪留めを拾うためとはいえ悟史に協力を求めてきたのだ。 悟史は初めから有理子の裏の心を警戒していた。 洗濯機の奥の落とした髪留めくらいあの有理子なら絶対に自分で何とかするに決まっていた。 しかも、一見して手を伸ばして届くようなところには落ちていないことは明らかだった。 悟史は瞬間的にこれはなにかの罠だと思いしばらく様子を見ることにした。 有理子は鏡を見ながら悟史の様子を見ている。 有理子が何を期待しているのか悟史は必死で考えて観察した。 その結果、有理子の足元が微妙に落ちつかないことがわかった。 何が起ころうとも心も体も微動だにしない有理子とは思えない動作だった。 悟史は再び洗濯機の奥に手を伸ばすと有理子の足元の動きの理由を見極めようとした。 よく見ると有理子は見慣れないスカートを履いている。 しかも、わざとお尻を突き出すような格好で執拗に鏡を見つめ続けていた。 有理子の罠はスカートを覗かせることなのではないかと思ったが、この罠に引っ掛かるべきかどうかが問題だった。 じりじりと「決断」をせまられていた。

 悟史は意を決して有理子の罠に落ちてみることにした。 有理子がなにを考えているのか全く見当がつかなかったのだ。 有理子のスカートの奥よりも、有理子の心の奥に興味があった。 有理子がなぜこんなことをしているのか、そのことに興味があった。 そして、スカートの中を覗いてみた。 最初は恐怖心もあって奥までは覗くことができなかった。 ただ、スカートの中に何かがあるというわけではなさそうだった。 有理子も特別悟史の行動をとがめるようなこともない。 悟史の思い違いだったのか。 そう思い、再びスカートの中を覗いたときに有理子がわざとらしく反応を示した。 まるで水の中にナトリウムの破片を落としてしまったかのような反応だった。 有理子独特の罵詈雑言を浴びせ倒して悟史を非難、断罪した。 法律用語、医学用語などを駆使し、悟史に反論を許さない姿勢で罵声を浴びせた。 悟史はとりあえず新しい位相に移ったことを確認して有理子が次の位相に移るのを待った。 有理子にヒステリックに怒鳴られることなど悟史にとってはまったく怖くなかった。 それよりも有理子との駆引きに敗北することを恐れていた。 ここまできたら敗北は許されなかった。 有理子に対する反撃のタイミングが来るまではじっと我慢して待つべきであると判断していた。 そして有理子が悟史を寝室に移動させた。 この位相で反撃しなければ勝ち目はないと悟史は覚悟を決めた。 そして素直に有理子に従う振りをして寝室に導かれていった。 有理子との「決戦」のときがきた。

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。