小説(転載) 祐子 4/5
官能小説
4 ソファで(その1)
『私、本当に達夫さんと……したんだよね……』
達夫を待ち合わせた公園に送り届け、自分の家に帰った祐子は、
リビングの空色のソファに座ると、ふぅっと小さく息を吐きながら、
思った。
あと二時間もすると、子どもを起こさなければいけない時間にな
る。
でも祐子は寝られなかった。
ソファで膝を抱えて小さくなっていても、あそこが、まだジンジ
ンしている。
達夫に、激しく擦られて、突き刺されて、祐子の身体は一夜で変
わってしまった。
主人の保とのセックスが、他の夫婦も当たり前にしているセック
スだと思っていた。
夫婦の寝室にあるタンスの、いちばん上の引き出しに入れてある
コンドームを、保がベッドの枕元に置いてある時が、セックスの合
図だった。
祐子がその気になっているかどうかは関係なく、保が一方的に自
分のものを入れて動き、果てるだけだった。
40歳になろうとする祐子にとって、今までは保が唯一の男性だ
った。
でも、達夫を知ってしまった。
指で掻き回されるのも、男の唇であそこを舐めてもらうのも初め
ての経験だった。しかも達夫の男根は逞しかった。
今まで、保しか知らなかった祐子にとって、達夫の全てが初めて
の経験であり、新しい世界が開けたような気がしていた。
一方では、もちろん、後ろめたい気持ちはあった。
夫がいて、しかも子どももいるのに、他の男性に気持ちを向ける
事だけでも、それまでの祐子の意識の中では、充分な罪に値する事
だったし、まさか自分がこんな大胆な行動を取るとは、思ってもい
なかった。
しかし、身体は疼いていた。
達夫と、あれだけ愛し合ったのに、もっと達夫の指を、唇を、逞
しいものを感じていたいと思った。
子どもを学校に送り出し、洗濯物をベランダに干し、リビングに
軽く掃除機をかけた。いつもの事なので、何も考えなくても身体が
勝手に動いていた。
頭の中にあったのは、達夫の愛し方だけだった。
一通り家事を終えると、我慢が出来なくなり、気が付いたら達夫
に電話をしていた。
「あの……祐子です……」
「おはよう! ……眠くない?」
屈託のない達夫の声を聞いた途端、祐子は自分の花芯からジワっ
と溢れるものを感じた。
「あ……、あの、今から行っていい?」
もう祐子は止まれなくなっていた。
「来る……? 来てくれる?」
弾んだような達夫の声は、ますます祐子の愛液を溢れさせた。
ピンポーン。
ドアチャイムが鳴ると、すぐにドアが開けられた。
祐子は、パンプスを脱ぐのももどかしく、玄関に出迎えてくれた
達夫の胸に飛び込んだ。
その場で崩れ落ちそうになる祐子を支えながら、達夫の唇が祐子
の唇を捉え、舌が差し込まれた。
「むぅ……」
お互いの舌が絡み合い、二人の唾液が混じり合う。
キスをしたままリビングに移動し、そのままソファに倒れ込んだ。
「ねえねえ、私の事……好き? いっぱい愛してくれる?」
「大好きだよ! 全部、愛してあげる」
「我慢出来ないの……心も身体も、達夫さんに触って欲しくて、我
慢出来ないのっ!」
「僕も祐子が欲しかった!」
「ねえ、ちょっと待って……向こう向いてて……」
達夫をソファから遠去けて反対を向かせると、祐子はシャツブラ
ウスとジーパンを脱いだ。
「見て……」
達夫の目に飛び込んできたのは、黒い下着姿でソファに座ってい
る祐子だった。
黒いレースのブラとショーツが白い祐子の肢体を僅かに覆ってい
る。
「どう……? 気に入ってくれた?」
「可愛くて……、凄くセクシーだよ」
達夫は黒のブラを押し上げ、祐子の乳首に口を当てた。
「はぁっ……気持ちいい……。もっと吸って!」
見る見る乳首が硬く尖っていく。右と左の乳首を交互に吸い上げ
る。
達夫の唾液が糸を引いて乳首にまとわりつく。
祐子の両手は、愛おしそうに達夫の頭を抱えている。
達夫の右手が祐子の太股を這い、やがて小さな黒いレースのショ
ーツに触れる。
「うぅっ! そこ、そこ……触って!」
ショーツは、もう濡れていた。
肉襞から溢れ出した熱い汁がネバネバと達夫の指に絡み付く。
「こんなに濡らして……僕の指を待っていた?」
「ああ、お願い。触って! グチュグチュになってるの! ああ…
…触って! 掻き回して!」
黒いショーツをずらし、達夫は人差し指と中指を同時に秘所に突
き入れた。溢れる愛液のせいで、ヌルッと奥まで一気に入った。
「あぁー、いいっ! 気持ちいいよう……あ、あ、あぁー」
祐子の歓喜の表情を見ながら、達夫は手を小刻みに震わせて祐子
の肉襞の中を擦り続ける。
「あっ、あっ、あぁー。いいよう……いい……あー、うっ、うっ、
いいー、いい……」
床についた祐子の両脚の踵が持ち上がり、太股とふくらはぎがプ
ルプルと震えだした。
クチュクチュ、グジュグジュ……。
「あっ、あっ、ダメ……ダメーー、うー、ダ……メッ!」
祐子の腰が大きく持ち上がり、絶頂を迎えた。
(5)へつづく・・・
『私、本当に達夫さんと……したんだよね……』
達夫を待ち合わせた公園に送り届け、自分の家に帰った祐子は、
リビングの空色のソファに座ると、ふぅっと小さく息を吐きながら、
思った。
あと二時間もすると、子どもを起こさなければいけない時間にな
る。
でも祐子は寝られなかった。
ソファで膝を抱えて小さくなっていても、あそこが、まだジンジ
ンしている。
達夫に、激しく擦られて、突き刺されて、祐子の身体は一夜で変
わってしまった。
主人の保とのセックスが、他の夫婦も当たり前にしているセック
スだと思っていた。
夫婦の寝室にあるタンスの、いちばん上の引き出しに入れてある
コンドームを、保がベッドの枕元に置いてある時が、セックスの合
図だった。
祐子がその気になっているかどうかは関係なく、保が一方的に自
分のものを入れて動き、果てるだけだった。
40歳になろうとする祐子にとって、今までは保が唯一の男性だ
った。
でも、達夫を知ってしまった。
指で掻き回されるのも、男の唇であそこを舐めてもらうのも初め
ての経験だった。しかも達夫の男根は逞しかった。
今まで、保しか知らなかった祐子にとって、達夫の全てが初めて
の経験であり、新しい世界が開けたような気がしていた。
一方では、もちろん、後ろめたい気持ちはあった。
夫がいて、しかも子どももいるのに、他の男性に気持ちを向ける
事だけでも、それまでの祐子の意識の中では、充分な罪に値する事
だったし、まさか自分がこんな大胆な行動を取るとは、思ってもい
なかった。
しかし、身体は疼いていた。
達夫と、あれだけ愛し合ったのに、もっと達夫の指を、唇を、逞
しいものを感じていたいと思った。
子どもを学校に送り出し、洗濯物をベランダに干し、リビングに
軽く掃除機をかけた。いつもの事なので、何も考えなくても身体が
勝手に動いていた。
頭の中にあったのは、達夫の愛し方だけだった。
一通り家事を終えると、我慢が出来なくなり、気が付いたら達夫
に電話をしていた。
「あの……祐子です……」
「おはよう! ……眠くない?」
屈託のない達夫の声を聞いた途端、祐子は自分の花芯からジワっ
と溢れるものを感じた。
「あ……、あの、今から行っていい?」
もう祐子は止まれなくなっていた。
「来る……? 来てくれる?」
弾んだような達夫の声は、ますます祐子の愛液を溢れさせた。
ピンポーン。
ドアチャイムが鳴ると、すぐにドアが開けられた。
祐子は、パンプスを脱ぐのももどかしく、玄関に出迎えてくれた
達夫の胸に飛び込んだ。
その場で崩れ落ちそうになる祐子を支えながら、達夫の唇が祐子
の唇を捉え、舌が差し込まれた。
「むぅ……」
お互いの舌が絡み合い、二人の唾液が混じり合う。
キスをしたままリビングに移動し、そのままソファに倒れ込んだ。
「ねえねえ、私の事……好き? いっぱい愛してくれる?」
「大好きだよ! 全部、愛してあげる」
「我慢出来ないの……心も身体も、達夫さんに触って欲しくて、我
慢出来ないのっ!」
「僕も祐子が欲しかった!」
「ねえ、ちょっと待って……向こう向いてて……」
達夫をソファから遠去けて反対を向かせると、祐子はシャツブラ
ウスとジーパンを脱いだ。
「見て……」
達夫の目に飛び込んできたのは、黒い下着姿でソファに座ってい
る祐子だった。
黒いレースのブラとショーツが白い祐子の肢体を僅かに覆ってい
る。
「どう……? 気に入ってくれた?」
「可愛くて……、凄くセクシーだよ」
達夫は黒のブラを押し上げ、祐子の乳首に口を当てた。
「はぁっ……気持ちいい……。もっと吸って!」
見る見る乳首が硬く尖っていく。右と左の乳首を交互に吸い上げ
る。
達夫の唾液が糸を引いて乳首にまとわりつく。
祐子の両手は、愛おしそうに達夫の頭を抱えている。
達夫の右手が祐子の太股を這い、やがて小さな黒いレースのショ
ーツに触れる。
「うぅっ! そこ、そこ……触って!」
ショーツは、もう濡れていた。
肉襞から溢れ出した熱い汁がネバネバと達夫の指に絡み付く。
「こんなに濡らして……僕の指を待っていた?」
「ああ、お願い。触って! グチュグチュになってるの! ああ…
…触って! 掻き回して!」
黒いショーツをずらし、達夫は人差し指と中指を同時に秘所に突
き入れた。溢れる愛液のせいで、ヌルッと奥まで一気に入った。
「あぁー、いいっ! 気持ちいいよう……あ、あ、あぁー」
祐子の歓喜の表情を見ながら、達夫は手を小刻みに震わせて祐子
の肉襞の中を擦り続ける。
「あっ、あっ、あぁー。いいよう……いい……あー、うっ、うっ、
いいー、いい……」
床についた祐子の両脚の踵が持ち上がり、太股とふくらはぎがプ
ルプルと震えだした。
クチュクチュ、グジュグジュ……。
「あっ、あっ、ダメ……ダメーー、うー、ダ……メッ!」
祐子の腰が大きく持ち上がり、絶頂を迎えた。
(5)へつづく・・・
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