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小説(転載) 四枚の扉 2/10

官能小説
04 /25 2015
エレベータのドアが開き、勇次が乗り込みドアが閉まり掛けた時、そのドアを
手で空けて女が乗り込んできた。
 「えっ!?」
 戸惑う勇次を尻目に、女は
 「何階?」
 と、聞いた。
 「5階ですけど、アナタもここに宿泊してるんですか?」
 勇次の方を振り返った女は、勇次に抱き付いてきた。
 「違うわ・・ でも、イイでしょ? 今日は一人は嫌なの・・・」
 「しかし・・! マズイよ・・・・ こんなの・・・」
 うろたえる勇次を見上げると女は、唇を合わせてきた。
 「うむっ!・・・」
 女の舌が進入してきた・・・。
 勇次は振り解こうと女の肩を掴むと、力と入れた。
 女は勇次の背中に両手を廻すと、ギュウっと身体を密着してきた。
 女の身体からは甘くイイ香りが漂う・・・。
 酒のせいか、勇次の思考がその香りで麻痺する・・・。

 エレベーターが5階へ着き、勇次の部屋に転がり込んだ頃には、勇次は舌を積
極的に女の舌へ絡めていた・・。
 (浮気するのか?・・・ 俺が!)
 今迄浮気をした事が無い勇次は、自分の今の状況を整理しようとした。
 (妻を裏切るのか?・・・ 静絵を・・・)
 静絵の顔が浮んだその時、理性が働きかけた。 
 (やっぱりダメだ! 静絵を裏切れない!)
 そう決断し、女の顔を自分から離そうとした。
 その時、女の手が勇次の股間を弄った!
 「ダメだ!」 
 勇次は力を入れ、女の顔を引き剥がした。
 女の目には涙が溢れていた・・・。
 それを見た勇次は、一瞬たじろいだ・・。
 その隙を逃さず、女の手がズボンのチャックを降ろした。
 そして中に手を刺し入れると、トランクスの中へ指を滑り込ませ、
 直接勇次の塊を摩った・・・・。
 「うあ!」
 思わす声を漏らした勇次の反応に応える様に、塊がグっ!と堅さを帯びてき
た。
 その先端を女の指が滑らかに動く・・。
 勇次の理性は失われつつあった・・。
 女はベルトを器用に外すと、ズボンのボタンを指で弾き、膝元までスルリと脱
がし降ろした。
 そして顔を勇次の顔から離すと、姿勢を低くしていった。
 女の指がトランクスのゴムに掛かり、下へさげた。
 その行為に、失いつつあった勇次の理性が再度甦った。
 「やっぱり駄目だ!」
 そういい、姿勢を低くした女の頭を掴もうとしたとき、己の塊を熱いものが包
んだ。
 「あうっ!・・・」
 女の唇は、しっかりと勇次の塊を捕らえ、舌を絶妙に絡ませてきた。
 「や、やめてくれ・・・」
 急速に襲ってくる快感に、勇次の訴える声も掠れた・・。
 女は勇次の訴えに耳を貸さず、8割程度に膨らんだ塊を、喉奥まで咥え込ん
だ。
 「くうううっ!・・・」
 先端を喉で締めてくる行為に、勇次の理性は殆ど吹き飛んだ!

 じゅじゅじゅる・・ ジュルっ!
 女の口技は絶妙だった・・・・。
 完全に堅く膨らんだ勇次の肉茎を、完璧なまでに刺激してくる・・。
 根元に指を絡めシゴキ、奥まで咥え込んで締め付け、舌を縦横に動かし裏筋全
体を刺激する・・・。
 勇次は今迄味わった事の無い刺激に、我を忘れた。
 勇次をベッドに押し倒した女は、スーツのミニスカートを自分で捲り上げる
と、レースの下着を細い脚からスルリと抜き取り、ベッドへと上がった。
 そして虚ろな目で見上げる勇次に甘い目で応えると、勇次を跨ぎ、ゆっくりと
腰を降ろしてきた。

 ズズズ・・・・
 勇次の肉茎が、女の膣穴に呑み込まれた・・・。
 その感触に、勇次の頭が揺れた。
 女は沈めた腰をゆっくり引き上げると、引き上げた腰をまた、ゆっくりと沈め
た・・・。
 「ああああ・・・・・」
 女の口から吐息が漏れる・・・。
 女は腰を円を描くようにグラインドさせると、入口を締め付け上下運動を交え
た。
 その余りの巧みさに、勇次は男らしからぬ声を挙げた。
 その声が女に火を付けたのか、腰の動きが一層激しさを増し、勇次の肉茎へと
得も言われぬ快感をもたらす・・・。

 完全に女の性技に翻弄された勇次は、女の上着に手を掛けると、ブラウスのボ
タンを荒々しく外した。
 レースの下着とお揃いのブラを強引に押上げると、女の乳房を強く揉んだ。
 「あああああ!  いい・・・・・」
 女は腰の動きを微妙に変化させると、乳房を揉む勇次の手の平の上に、自分の
手を重ねると、強く握った。
 二人の手の平が女の乳房を弄る・・・・。
 自分の上で怪しく悶え声を挙げる女の美しさに、勇次は興奮した。
 女の腰使いは、口での技と同様に巧みだった・・・。
 こんな性技に長けた女を勇次は知らない・・・。
 元々、女性経験が豊富な勇次ではない。
 静絵を入れても数人との経験しかなかった。
 もちろん静絵も、これ程までの女の技をもってやしない。
 どちらかと言えば受身一辺倒の静絵は、勇次の上で怪しく腰を振ることなど、
皆無に等しい・・。

 そんな風に無意識に頭の隅で思いを巡らせていた勇次に、強烈な放出感が沸き
上がった!
 女の絶妙な腰使いに、決して早漏では無い勇次の肉茎は、とても耐えられなく
なっていた。
 「いきそうだ!・・・・」
 女の乳首を指で擦りながらうめく勇次に、女は腰の動きを速めて言った。
 「いいわ!・・ ああ・・・ このまま・・はあ・・ イッて・・」
 そう言うと女は、膣全体を強烈に締め付け、勇次の肉茎をキツク包んだ。
 「うああ・・! いく・・!」
 勇次の塊が、最高潮に堅く膨らんだ!!
 「あああああぁぁぁ・・・ イイぃぃ・・・!」
 「イッテ! ・・・ いってぇぇ・・・ わたしも・・・・い・・く
ぅ・・・」
 女の肉壁がグニュグニュと動き、勇次のクライマックスを促した。
 「あああああっ!」
 勇次の塊の先端から、勢い良く白液が放出された!
 「あああああぁぁぁああァァァ・・・・・!!!」
 締め付ける膣穴の奥が激しく収縮し、勇次の放出物を受けとめた・・。
 女の肉壁は、性を放った勇次の肉茎を尚も締め付けてくる・・・。
 その未知の快感に、勇次は唸った。
 女も背中を大きく反らせたあと、勇次の胸に崩れ落ちてきた。

 ハア・・ハア・・ハア・・・・
 お互いの荒れた息が部屋に木霊する・・。
 勇次は女の顔を上に向けると、唇を重ねた。
 女も自らの舌を勇次に絡ませ、身体を痙攣させた。
 「凄かったよ・・・」
 息を整え勇次が言うと
 「貴方も良かったわ・・・・」 
 と、まだ中に残る勇次の塊を締め付けて言った。
 「うおっ!」
 その感覚に勇次は思わず声をあげる・・・。
 肉茎も、放出したばかりだというのに、何故か微妙に堅さを取り戻した。
 「まだ出来るかしら・・・・」
 女は怪しい笑みで勇次を見た。
 「かもね・・・ 自分でも信じられないけど」
 
 きゅっ・・キュッ! 
 と、締め付けを止めない女の肉壁に、勇次の塊は完全に近い状態に復活してい
た。
 「あああ・・・ 大きくなった・・・」
 塊の復活を膣内で感じた女は、嬉しそうに囁いた・・。
 「責任とってくれよ」
 そう言って肉茎に力を込める勇次は、女と上下体勢を入れ替えると、今度は自
分から、女の奥へと腰を突き入れた。


(3)へつづく・・・

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。