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小説(転載) 四枚の扉 10/10 

官能小説
04 /26 2015



 正志は静絵を立たせると、背中を壁に押し付けた。
 唇を合わせ舌を絡めながら、ブラウスのボタンを全て外した。
 豊かな乳房を覆うブラを押上げると、露わになった胸を見て囁いた。
 「綺麗だ・・・」
 正志の言葉通り、静絵の形良い膨らみは赤く紅潮し、汗を滲ませキラキラと輝
いていた・・。
 正志は静絵の左脚を右手で持ち上げると、腰を少し落とし身体を密着させた。

 堅く反り立った肉の塊の先端を静絵の割れ目に摺り寄せると、一気に腰を持ち
上げた!
 
 「あうううゥゥゥ!!」
 入口を割り裂いて勢い良く奥まで挿入された肉棒の摩擦に、静絵は背筋を震わ
せ尻を振るった。
 正志は尚も腰を持ち上げると、パンパンに膨張した亀頭で奥を圧した。
 「ああっ・・!! イイぃぃぃ・・!」
 熱く燃えるような塊に奥を圧迫され、静絵を頤を反らした。
 ゆっくりと抽送を開始した正志は、乳房の先端で弾けている乳首を舌ですくっ
た。
 「あううんん! そう・・ いいわあぁ・・」
 静絵は正志の肩をギュッと掴んだ。

 「気持ちいいか? 奥さん」
 正志は人妻との絡みに興奮し、静絵を奥さんと呼んだ。
 「いいわぁぁ・・ 凄いわぁ・・ あなた・・・!!」
 奥さんと呼ばれた事など何も意味を持たない今の静絵は、ただ歓喜するだけだ
った。
 
 押さえ込まれていた欲情の蓋を開かれた静絵は、脳天が痺れるようだった。
 その痺れは女の情念を研ぎ澄まし、奥からは女の証である水分を多量に噴出し
ていた。
 ズブリ・・ ぬちゃり・・・ ズブン・・・ ぐちゃり・・・。
 強硬な物体の貫く音に比例するように、女の泉が怪しい音をたてる・・。
 静絵の肉ヒダが痺れた・・。
 頭の中では、パラダイスでの自分の姿態が映像化される。
 目覚め切った女としての喜び・・。そんな自分が、いとおしかった。

 「あああっーー・・! ダメ! いっちゃううぅぅぅうううう!!!」
 下から突上げ続ける肉の長大さと逞しさに、静絵は絶頂寸前に追い込まれた!

 「イケよ! 奥さん! 俺のチンコは最高かぁ!」
 「さ!最高よぉ・・ ああああ」
 「旦那のより 最高かぁ!」
 「いいわぁぁあ! パ・・パラダイスのより・・ さい・・こう、よおう
ぅ・・・・!!」
 (パラダイス? なんだ・・)
 静絵の言葉に疑問を感じた正志であったが、
 収縮を繰り返し締め付ける肉ヒダに、怒張はクライマックスを迎え、亀頭が激
しく膨張した。
 「いくぞぉ! 出すぞお!!」
 「いって! イッテえぇー! このままあぁぁぁぁぁーーー」
 ビクンビクンと波打つ亀頭が、静絵の子宮に大量の精子を注ぎ込んだ。
 「ひやああああああーあああぁぁぁぁぁー!!」
 両腕できつく正志の身体を抱きしめた静絵は、体内で痙攣し続ける正志の分身
をいとおしく感じた・・・。

 女の堰を崩壊させた静絵は、まだまだ飽き足らない気分だった・・。
 踊り場での熱情で潤み切った花弁は、その後も肉の塊を求めた。
 場所を近くのホテルに移し、誰に遠慮の無くなった静絵は、正志の堅さと持久
力に狂乱の声を挙げた。
 特に後ろから突き込まれる正志のペニスの感覚は、静絵を狂わせた。
 長く堅く、エラを強大に張った正志のペニスは、 静絵の内ヒダを得も言われ
ぬ力で引き擦り、そして押し込んだ。
 グロテスクな程に巨大な亀頭は、静絵の子宮口を完全に塞ぎ、その先端で尚も
子宮口を押し広げ貫いてきた・・。
 果てた正志の分身に舌を這わせ、堅さの戻った塊を跨ぎ導き入れ、時間の経つ
のも忘れて、静絵は正志のペニスが与える快楽に没頭した。

 夜も更け、深夜に帰宅した静絵を、夫勇次は声を荒げて嗜めた。
 そんな勇次に一瞥をくれると、静絵は祐輔の部屋へ閉じ篭り、ベッドに身体を
投げ出した。
 祐輔の部屋に有る小さな鏡に、自分の姿が映った。
 着ている服は皺くちゃになり、髪は整えきれぬ程乱れていた・・。
 (浮気・・あの人にバレたわね・・・)
 この姿を見た勇次が、妻に何も無かったと思うはずがない・・。
 静絵は目が少し熱くなるのを感じた。
 しかし涙は零れて来なかった・・。
 今日まで5年続いた夫婦関係にピリオドを打つ音が、静絵の心に静かに響い
た。

 勇次は心を引き裂かれる思いだった。
 静絵の帰宅した様子は、朗かに普通ではなかった。
 顔は紅潮し、髪と服は乱れ、なにより男と女の交わった匂いを身体に纏わりつ
けていた・・。
 身から出たサビとはいえ、勇次はいたたまれない気分だった・・・。

 翌朝、祐輔の部屋に篭ったままの静絵を残し、勇次は出社した。
 心は荒んでいた・・・。誰かれ構わず、メチャクチャにしたい気分だった。
 夫婦はお互いに違う「扉」に手を掛けている・・。
 そのドアノブは、殆ど回されているのだ。
 自分がノブを戻し、中へ引き返すのか・・・・ それとも静絵が・・・。
 勇次は髪の毛を掻き毟った。


(Part2)へつづく・・・

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。