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小説(転載) 四枚の扉part2 3/13 

官能小説
04 /26 2015


 涙をシーツに染み込ませ、智香は泣いていた。
 背中を微かに揺らし、時折、嗚咽を漏らしている。
 小さな後姿がベットに投げ出され、脚をクの字に曲げて身体を丸めていた。
 こちらに向いた尻の間から、白い液が何筋にも垂れ下がっている・・。
 
 勇次はそんな智香の後姿に携帯を向けると、カシャリとシャッターを押した。

 フラッジュの光に智香は驚き、顔を勇次に向けた。
 その顔をまたフラッジュが照らした。
 「ヤメテ! やだぁ!!」
 身体中に汗をかき、全裸を晒している自分の写真を撮られた智香は、縛られた
腕を伸ばし携帯を取り上げようとした!
 しかし勇次はその腕を素早くかわすと、交差された手首を掴み上へ持ち上げ
た。
 上半身を引き上げられた格好になった智香は、激しく勇次を睨み付けた!
 そんな智香の顔にひげた笑いを向けると、勇次はシャッターを押した。
 智香の裸身が正面から収められた・・。

 角度を変え、何枚も勇次は写真を撮った。
 その全てが智香の汗ばんだ裸身を写し、苦痛に歪む顔を捕らえていった・・。

 「ひどい・・・ ひどすぎる・・・」
 智香の目から大粒の涙が幾重にも流れ、その涙が正座した太腿へと落ちた。
 その智香の姿態が、勇次の興奮を再度煽った。
 「見ろよ!」
 勇次の言葉に無意識に顔を向けた智香の目に、大きく天を突く肉茎が飛び込ん
できた。
 「いやあぁ!」
 顔を背ける智香の頭を掴むと、勇次は強引にこちらを向かせた。
 智香の目線を自分の股間に向かせ、勃起したものをビクンと震わせ智香に見せ
た。
 その律動を目にした智香は、目を堅く閉じた。

 「課長・・・ もうヤメテください!」
 目を閉じたまま智香は哀願した。
 「まだ駄目だよ この状態じゃね・・・」
 勇次は右手で数回、塊を擦りあげた。
 放出したばかりの肉茎は、先っぽから少し濁った雫を垂らし、尿道口をヒクヒ
クさせた。
 「君の中はとても最高だよ! もっと味わってもイイだろ?」
 えっ!?と戸惑いの表情を浮かべる智香を、勇次はうつ伏せでベッドに倒し
た。
 「イヤ!」
 抵抗する智香の背中を押さえ、勇次は言った。
 「君だってさっきは随分感じていたじゃないか・・ 自分から欲しがったりし
て」
 「ウソよ! そんなの嘘!」 
 後頭部を激しく振り、智香は否定した!
 「嘘か本当か、もう1回すれば解るよ」
 勇次は智香の腰の下に手を入れると、尻を持ち上げた。
 「あっ!?」
 一瞬の出来事に慌てる智香の尻をしっかりと掴むと、勇次は素早く肉棒を突き
入れた!
 表面に付着した勇次の精子を共に引き摺り込み、肉棒は深く埋没した。
 「あああ! ああっ!・・」
 ガツンと奥を突く激しさに、智香は頭を持ち上げ、反らした。
 「ああ・・ イイかんじだ・・!」
 押した腰を後ろに引き、抽送を開始した勇次は唸った・・。
 一度精を放った塊は、智香のもたらす甘い肉の味わいを、今度はジックリと堪
能していった・・・。

 リズミカルに繰り返される抽送に、子宮から噴出される熱い潤みを智香は止め
られなかった。
 犯されてる事実は理解してても、智香の身体は情熱に焼かれ、自分でも知らな
かった生まれ持ったマゾの資質を、はっきりと智香の頭に理解させた。
 本当の自分を身体で悟った智香は、無意識に肉を絡め、脳内を狂わせた!
 「あああっ! もっと・・ もっとおぉぉ!!」
 激しく変貌した智香の態度に、勇次は痺れるほどの感慨を深め、夢中で腰を智
香の内部に撃ち込んだ!
 「イイぃぃぃっ!  だぁ・・だぁぁ! だめええぇぇえええええええ!!」

 智香の花弁から愛液が迸り、膣穴は激しく脈うちヒダヒダが次々に絡んだ!
 勇次は二度目の噴出を果たし、智香の頭の中ではフラッシュが何度も眩しく光
った・・・。


(4)へつづく・・・

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。