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小説(転載) 美人妻秘書淫乱調教

官能小説
04 /30 2015
 真昼間から淫猥な空気が漂う。それは、業界内では名高いある一社の代表取締役社長室での出来事だった。
 世襲ながら七光りに頼り切ることなく、名に背負う大グループの一派を率いる新進気鋭の実業家、新村 真人。この男の腕の中で、その美貌を歪ませながら、必死に気をやり続ける女が一人。専属社長秘書の女、羽須美だった。高価そうなスーツの下は、堅い服装越しでも、最高の身体をしている事が分かる。豊な胸、括れたウェスト、その腰付きはいわゆる安産型と言うヤツだ。その指にはプラチナの結婚指輪が光り、人妻である事を示していた。
「し、社長…、あぁ…も、もうお許し下さいませ…。は…くっ」
「駄目だ。俺が出す前に勝手に気をやっているお前が悪いんだろうが」
 豪奢なソファに腰掛けながら、絶世の美女の股を卑猥に拡げさせ、自らの男根の上に跨らせた。そして、自分で動いて俺のモノを処理しろと命令していたのだった。
 社長の肩に手を置いて、陰毛と陰毛を擦り合わせるように動き、背を仰け反らせながら喘ぎ続ける美人秘書。堅い服越しに背中を撫でてやると、それだけで軽いアクメに達する程までに性感が昂ぶっている。その陰部からは大量の愛液が漏れ、男の腰の間で糸を引きながら、ねちゃねちゃと湿った音を立てている。
 スーツを着こなし、てきぱきと仕事をこなす姿からは連想できそうも無いほどに乱れた表情。いつもの颯爽とした姿はどこへやら、ショーツだけを下げて、自らの恥部で、自分の上司の恥部を愉しませる。しかし、その行為はむしろ自分自身を苛み、際限の無い絶頂地獄に追い込んだ。

 それを見て、真人は鼻で笑う。
「全く羽須美…お前みたいな淫乱な女は見た事が無いぞ」
「そ、んな、酷いぃ…」
 そう言いながらもねちっこい腰の動きを止めようともしない。それもこれも、日々行われる真人の調教の成果だった。
「違うだと? ふん…、ならその捏ねる様な腰つきは何だ?」
「こ…れは、はぅっ…あふぅ」
 命令をしておきながら、秘書羽須美の淫猥な動きを容赦なく追及する、冷たい利己主義者。その傲慢さが、妙に被虐願望をそそり、新たな淫液を吐き出してしまうようになるまでに、その芳しくも美しい肉体は作り変えられてしまっていた。
「これは、何だ?」
 哀れなまでに出来上がった羽須美とは対照的に、冷静な佇まいを崩さぬまま指摘を続ける真人。二十代前半とは思えない性技術の熟達さだ。相手の女がいくらか年上だという事を少しも連想させない。羽須美が完全に手中に納められている証拠だ。
「お前の蜜壷が俺の息子をさも美味そうに食い締める。それが何だと言うんだ? 羽須美君」
「そ、れは…社長が無理やり…っ!」
 体中から情感を漂わせながら、尚も気丈に振舞おうとするさまが滑稽だ。口を一文字に結ぼうとして、自らの動きにそれを阻害される。乱れた髪が、ほつれて耳に引っかかり、ひたすらに色っぽい。

 若さ故の悪戯心と好奇心が、真人を残酷な加虐嗜好に駆り立てる。羽須美のむっちりした肉感的な腰を掴むと、自分の腰に力ずくで引き寄せ、動きを止めさせた。
 高まりかけていた羽須美は狂乱する。
「はぁっ…、な、何故!? あ、あぁぁ」
 両足をぴくぴく痙攣させ、膣の柔肉をひくつかせる。その感触が真人を大いに喜ばせる。何より、鼻筋の通った高慢な女の慌てる姿が素晴らしい目の保養だ。
「あぁぁ、た、堪らないっ…! は、あぁぁ」
 弱々しい抵抗力で腰を動かそうとするが、男の腕力に敵う訳も無く、精々、自分を貫く狼藉者をやわやわと歓迎し、粘液を吐きかけるばかり。
 真人としては、その抵抗感が最高に心地良かったが、羽須美は身体の奥から湧き出る焦燥感に身を焼かれ、居た堪れない不快感に悶えた。その上、焦らすような手付きで脇腹や、その豊かな乳房を撫でさすられる。表面に浮き出た鳥肌が、快感の根深さと、焦れ、悶える女体のさがを顕していた。
「か、堪忍してぇ」
「どうした? 嫌なんだろう?」
 意地の悪い笑い顔をする真人。その顔を見て余計に羞恥心を煽られたのか、顔を赤くしながら嫌々と首を振る。しかし、そんな様も、真人を愉しませるばかりだった。

 自分の中で更に膨張するモノを感じ取り、驚くが、同時に体がそれを受け入れ、好ましそうにぴくぴくと喰い絞める。その感触を察した真人が、羽須美の奥を悪戯に小突き、からかう。羽須美は頭に血が上り、それに反抗しようとするが、中に居る男の硬さが、自分の中に居る女の弱さを思い知らされるばかり。
 自分の身体から湧き出る、自分ではどうしようもない程の快感に、諦めの感情が沸く。―――私はこの人に無理やりされて、こんな身体にされてしまった。だから、どうしようもない。だから、私はこの人に従属を…。
 羽須美がそんな事を考えている事は、海千山千の真人にはとっくに承知済みで、凛とした女性の弱々しい仕草に、またしても加虐心が刺激される。
 羽須美の膣が震える。腰がもどかしそうにうねる。逆らいがたい魅力に溢れたその秘所は、そんじょそこら性経験しか持ち合わせない男なら、どんなに理性的だったとしても、心行くまで犯し抜き、孕ませたいという欲求が勝っただろう。が、真人にとってはさらに陰湿な責めを加え、羽須美を追い詰める事の方が重要だった。
 自分に跨る腰を持ち、自らの腰を引く真人。
「ふぁっ」
 にゅるっとした感触と共に、真人のモノが抜き取られる。その感触だけで、羽須美は全身を泡立たせる。しかし、すぐに喪失感に駆られ、軽いパニック状態に陥る。
「な、何故っ」
 良い年の女が慌てる様は中々だ。それも、美人で聡明な人妻と来たら尚更だ。

「終わりだ」
 呆然となる羽須美を見ようともせず、自慢の巨根に装着しているゴムを外す真人。当然、その無粋な避妊具の袋の中には、何も入っていない。少々カウパー氏液でぬめっている程度だ。
「ま、まさか、そっ、そんなっ!?」
「お前のゆるマンじゃぁイク事なんて出来やしないんだ。あぁ…疲れた。お前ばかり楽しんで、俺は全く気持ち良くなれやしない。大した敏腕秘書さんだよ…全く! 社長の俺をバイブ代わりにする秘書がどこに居る?」
 冷酷な皮肉。自分から強要しておきながら、女にとって最も自尊心を刺激される部位を蔑む真人。初めの内は「良い」だのと言われる事を気持ち悪がっていた羽須美だが、こうまでされて、納得が行く訳も無い。
「あぁぁ、そ、そんな、そんな」
 我が肉体を好きにした男の足元に跪き、その性器を凝視する。ギンギンに張り詰めたそれは、自分の性器による愛撫の刺激の名残か、ぴくぴくと震え、青筋を浮き立てる。おぞましくも美しい。快感をマーキングされ抜いた羽須美の身体は、奥の奥からそれを望むようになってしまった。悔しそうに下唇を噛みながら、喉の奥から出る熱い息を押し殺す。そうしていても、まるで媚薬を盛られたかのように、じわじわと熱い興奮の渦に飲み込まれて行ってしまう。
 清純ぶっている女とて、一皮剥けばこんな物…。くつくつと喉をならして笑う真人。

「何だ。おねだり、か? なら、教えたセリフがあるだろう」
「…!」
 厭らしい問いかけに、頬を紅潮させながら俯く羽須美。どこまでも女の精神を痛ぶり、苛み、掌の上で躍らせる。
「あぁう、あぅ、お、お願いします、は、羽須美に、この浅ましい牝にお情けを下さいませぇ」
「はははは、あんなに何度も何度もイっただろう! お前は何回イケば気が済むって言うんだ」
「あぁーっ! も、もう、うぅぅ、何度でもぉ、あ、アタシぃ…」
 余りの興奮に冷や汗をかきながら、真人の足に必死にしがみ付く。
「もう一度言うが、お前のがばマンじゃぁ無理なんだよ。きちんと俺をイカせれる方でやるんだ」
「はぅっ…わ、分かりマシたぁぁ」
 鼻筋の通った美女が立ち上がる。そして、若社長の腰の上ではしたなく蟹股になり、絨毯に愛液を滴らせながらその最も穢れた部位をさらす。
 アナルだ。
「そうだ、賢いじゃないか、羽須美君。それに、とても厭らしく、可愛らしいよ、君のそのクソ穴は」
「あ、あぁりがとうございます…」
 顔をぐしゃぐしゃに歪ませながら、あまりの羞恥心に耐える。こればかりは何度やっても慣れそうにも無い…。

 良く見ると、羽須美の蕾からは何か紐のような物が垂れ、その先は輪が付いており、何かを引き出せるかのようになっていた。
「よし、言ったとおり着けて居た様だね? 職場でも、取引先でも、着けていたのかい」
「くっ…は、はい、仰せのままに」
「ふふふ、そうか、かしましい新人秘書どもが『何か匂わない?』とか言ってなかったかね」
 羽須美は嫌々と首を振る。
「…そ、そのような事はありません」
「そうだろうな。私が直々に、中まできちんと洗ってやってるわけだからな」
 恥らう羽須美をさらに追い立てる真人。
「…うぅぅ」

 真人が、羽須美のアナルから出ている紐を引っ張る。
「はぁぅ…」
 悪戯に、くいくいと引っ張っては緩め、引っ張っては緩め、何度も何度も羽須美の穴を痛ぶる。ついでに、前の方にも手を回し、女の最も敏感な所を突付きまわした。絶頂途上で寸止めされた羽須美は、その快感で早くも達しそうになるが、真人がそれを許さない。八合目から九号目の辺りを、絶妙な愛撫で行ったり来たりさせられる。
 羽須美の中から大粒のパールが引き出されると共に、陰唇を好きなようにくつろげたり、尿道を小指で擽ったりもする。…その部分は真人もまだ開発していないが、二穴責めに慣れきった後は、あれこれと弄る事を考えている。その意図を察した羽須美は、腰をきゅっと捻り、真人の手から逃れる。その時にアナルのパールを食い絞め、口からか弱い喘ぎ声を出した。
「まるで卵でも産んでるみたいだよ、羽須美君。今度は卵でも入れてみるかい? ははは、その卵で作った料理はさぞかし美味いんだろうな」
「嫌ぁ…」
 腸液を絡ませながら、にゅるにゅるとした感触を伝えるアナルパール。滑らかに仕上がった美女のアナルが、柔らかい抵抗感を手に伝えてくる。
「ふん、嫌だ、嫌だと良いながら、お前の尻穴は随分と現金な物だな。普通こんな大きなパールを平気で飲み込めやしないぞ? どうだ、気持ち良いのか?」
「くぁ…はぁん、い、良いですの…あんっ!」
 精一杯真顔を作りながら後ろを振り向き、たどたどしい口調で自らの淫乱さを懺悔する蓮見。
「くくっ…淫乱な妻を持って、お前の旦那は世界一の幸せ者だなぁ?」
「あぁぁぁ、そんな、い、言わないで、恥ずかしい…っ」

 そして、全てのパールが美人秘書の中から抜き取られた。
「あふぅ…」
 そこに左手の人差し指と中指を差し込むと、躊躇はした物の、容易に拡げられ、内部を外気に触れさせた。
 その中は痛々しいまでに赤く、肛門は、慎ましやかだった蕾などはまるで連想できない程までに引き伸ばされた。度重なる調教によって、もはやそこに皺は無く、完全なる性玩具としてのアスホールだけがぽっかりと口を開けていた。
 真人は秘芯の方にも手をやり、そちら中身も外気に晒した。そこは薄いピンク色をしており、何度も何度も主人にハメ込まれたろうとは思えない程の粛々しさを保っていた。しかし、それも異常な量の愛液と快楽による充血が見て取れ、やはり淫猥な佇まいを呈していた。
「綺麗だよ、羽須美君。どちらも、とても美しい色だ…」
「あ、ありがとうございます…、よ、喜んで頂ければ、あの、…」
 もどかしそうに肉感的な腰を振り、これでもかと見せつけ、スーツのスカートをたくし上げる。腰を押し出して、むわっとする淫臭を真人に嗅がせ、相手を興奮に誘った。
「入れて欲しければ言う事があるだろう?」
 調教され抜き、大柄な女性がまるで処女のように恥らう。その淫らな匂いと光景に最高に興奮してくる。
「さぁ、言うんだ」
 おずおずと腰を落とし、自分の尻たぶを掴み、それを開く羽須美。余りの羞恥心に顔を赤らめ俯きながら、言い含められた懇願のセリフを口にする。
「うぅっ…わ、ワタクシのケツまんこの中でおくつろぎ下さい。社長…」
 その言葉を受けて、真人はペニスの先を羽須美のアナルにあてがった。
「あぁ」
 そして、そう一言だけ呟くと、ゆっくりと腰を進め、美人秘書の中に進入していった。

「はぁぁー…っ!」
 全身を泡立て、汗を噴出しながら、待ちに待った狼藉者を迎え入れる羽須美。その中は熱く蕩け、ふやけきっていた。
 腸壁を擦り立てながら進入していくと、羽須美は腹の奥から声を上げ、真人の物をさも美味そうに喰い絞める。その感触が堪らなく気持ち良くて、真人は優しく胸を揉みながら、ゆっくりと羽須美の腸を愛した。
「あ、あ、あぁぁ」
 額に汗を滲ませながら、きりっとした表情をだらしなく緩ませ、唾液すら垂れ流しながら喘ぐ羽須美。その肌は快楽に上気して、アナルセックスの快感を見る者に伝える。
「ほら、お前も腰を使いなさい」
「く、ひぃ…」
 真人に命令され、くねくねと円運動を行う羽須美。
 羽須美のアナルは、膣と同じように、奥を擦るとはしたない声を上げてのた打ち回るように出来ている。真人はそこに容赦なく入り込み、自らの亀頭を図々しく接触させた。
 敏感な部分と敏感な部分が触れ合い、お互いの鼓動を感じる。それが互いの興奮を誘い、互いの腰の動きを速めさせる。

「羽須美、奥が良いのか? お前は、ケツの奥を犯されてヨガるような女なんだな?」
「あ、あぁ、そ、それはぁ、あはぁ…ん」
 羽須美は厭らしい指摘に耳まで紅くしながら、尚も腰を振る事を止めようとしない。
 快感が理性に勝り、勝手に粘膜を収縮させ、交渉相手の性器に粘液を吐きかける。そのせいで段々と尻肉が紅く染まっていき、陰部からは煙の立ちそうな程の熱気が込み上げる。…羽須美は濡れやすい体質だ。その粘液は、多目の陰毛に絡み、股間に淫らな化粧を施していく。真人の腰が羽須美の腰をリズミカルに突き上げ、肉と肉がパンパンと小気味良い音を立てると、そのリズムに合わせて濡れそぼった陰毛が踊る。
「あっ、あっ、あぁぁっ!」
 真人自慢のペニスの張り出したカリが、羽須美の腸奥を掻く度に、どこか敏感な所があるのか、下半身の筋肉を精一杯緊張させながら喘ぎ声を捻り出す。くちゅくちゅと音を立てながら、肉と肉を打ち合わせる音に同調し、喘ぐ。その音が、陵辱者に取っては最高のBGMとなる。
 情欲に駆られた真人が、腰の送りを早めた。
「おっ、おっ…ぉふっ、あ、あ、あ、あ、あ」

 真人が羽須美の淫核を摘み、優しく揉み込む。
「きゃぅっ!」
 揉む度に尻が締まり、真人を喜ばせる。
「あ、あ、き、キツいぃ…」
 そう言う羽須美の頬を掴み、後ろを向かせる真人。舌に唾液をたっぷりと乗せると、羽須美の口に流し込んだ。そして、舌を差し込むと、ペニスの抜き差しに合わせて歯茎を舐め上げた。
「ひぃぃ、ひぃぃ」
 夫婦の寝室でもしないような熱いキスに、脳神経を焼かれるような快感を感じる羽須美。腰の奥から溶け、脳髄を愛撫されるような快感に、ひたすら悶え、叫んだ。
「あーっ、あぁぁーっ!」
 もはや羽須美の顔は、涎と涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっており、いつもの美貌も淫猥に崩れきっていた。

 羽須美の腹筋が痙攣しだす。全身に鳥肌が立ち、締め付けが強くなった。
「ケツでイクのか? この淫売、ケツでアクメるとはな、つくづく見下げ果てた女だな」
 この社長室で毎日のように行われる拡張、挿入の調教によって開発され尽くしたアナルは、むしろ前の穴以上に羽須美の肉体を悦ばせ、精神を蝕む。
 尻から得る快感に戸惑いながらも、絶頂の期待に打ち震える美女。最高の絵面だ。
「他の男にもここを使わせた事があるのか? ん? この淫売女」
 分かりきった事を確認する事で、独占欲を満たそうとするサディスト。泣き喚く羽須美を犯し、じっくりと愛し抜いたのは、真人の記憶に新しい。これほどの美女、人妻のアナルヴァージンを堪能する。それは真人にとっても、それはとても得がたい体験だった。
「い、いいぃぇぇ、し、社長だけですぅ」
「そうかっ…、お前の穴は誰の物だ?」
「あ、貴方の…はぐっ」
 年上の美女が隷属を誓う様に興奮し、性急に腰を送る真人。
「わ、私のアナルは社長だけの穴ですぅ、社長専用の性処理便器穴なんです…っ!」
 自分の叫んだ厭らしい独白に感じたのか、入り口の括約筋をきゅっと締め上げ、激しい羞恥心に駆られている事を真人に告げる。それと、どれ程の快感を得ているのかを…。
「あぁぁぁ…だ、だから、お、お好きにお使い下さい、お気の済むようになさってぇぇ!」

 ―――あぁ、してやるさ。
 心の中でそう呟くと、俄然、大きいストロークで、強烈なピストン運動を行う。しかも尚、捏ねるような優しさで、昂ぶって敏感になっている羽須美の腸壁を、粘膜接触により愛撫する。何とも余裕を感じさせる、クネクネとした淫靡な腰つき。
「あぁぁー…っ!」
「あふっ、ふぁっ、はぁぅっ…!! はんっ、あぁぁっ!」
 掠れる様なセクシーな喘ぎ声を、まさに喘ぐようにして捻り出す羽須美。その叫びの合間合間に押し寄せる強烈な締め付けが、真人をついに追い詰める。何より、ペニス一つでここまで羽須美を追い込んだ事が、もはや我慢の限界だった。
 やがて羽須美にも限界が訪れる。それは、飽く事無い調教の経験により、その腸壁の震え具合で手に取るように分かった。
「あぁ~!? き、来ますぅ、社長…! わ、私、アナルで、アナルで気をやりますっ…!」
「そうか」
 あくまで冷たい口調の真人。しかし、今の状態の羽須美には、尻の穴に打ち込まれた杭も、冷たい真人の口ぶりも、髪を乱暴に引っつかむその腕も、最高に愛しく、女芯の奥からメロメロにさせる。それに応えるように、絨毯をふやかせる程の愛液を噴射させる。それが、羽須美の絶頂だった。
「ほ…ぉぉぅ」
 余りの快感にぶるぶるっ、とおこりにかかったように震え、白痴じみた笑みを浮かべながら涎を垂らす羽須美。アナルを刺激されて潮を吹く。…余りにもエロティックなシチュエーション。真人にも射精感が押し寄せる。
「あっふぅ」
 真人は乱暴に羽須美のアナルからペニスを抜くと、羽須美の顔を両手で掴み、ペニスをその可憐な唇に押し込み、敏感な亀頭を舌に乗せた。

「ん…むぅ」
 鼻を鳴らし、快感に喘ぐ真人。その声も、仕草も、羽須美にとっては軽い絶頂感を誘うものだった。そして真人は、己の罪悪を穢れなき口膣に発射する。
 びゅる…びゅっ…。
 容赦なく。羽須美の喉の奥に、べっとりとした濃厚な白いゼリーを流し込んでいく。物凄い性臭が羽須美の鼻腔をくすぐる。それだけで、羽須美の身体は喜悦を感じ、軽く達してしまう。喉を降りていく粘液の感触が、まるで食道を犯されるようで、心地良い。
 ―――あぁ…、こんなイヤラシイモノで…私、あぁぁ…。
 自らの身体が勝手に反応する様が、堪らなく惨めでありながら、奇妙な快感を呼び込む。もう引き返せない…。私の肉体はもうこの人にマーキングされ尽くされて、この人の欠片に触れただけで、腰の奥からメロメロになってしまう。そんな実感が、喉にへばり付く様にして、臓腑に落ちていった。
 身体の奥に染み渡るセックスの残り香。上からも下からも、隅々まで濃厚な男の匂いを擦り付けられて、羽須美は全身を震わせる。正に体現された女の悦びが、否も応も無く、羽須美を虜にしていった。

 焦点の合わない目で、真人の顔をとろんと見つめる羽須美。ぞくりと来る色気がある。―――この女の胃に子種を入れた。
「あむぅ…」
 羽須美は鈴口を吸い、熱いパイプから精子の残りを引き出していく。ちゅっ…ちゅっ…と、小鳥のさえずるような音と共に、腰骨を擽られるような快感が走る。じわじわと精子が吸い出され、羽須美の舌に乗る。
「あぅ…」
 羽須美は精子を舌で弄び、舌で上顎にこすり付けると、その感触に満足したかのように、腹の底から大きな溜息を吐いた。

 そんな羽須美の頬を撫で、優しげに語りかける真人
「ふふ、今日の趣向はどうだった? ハニー」
 クサい口調で羽須美に問いかけ、ふっ…とキザに笑う。
「あ…は、よ、良過ぎぃ。腰が抜けちゃったわよぅ、あ・な・た♪」
 それに対し、鼻から抜けるような甘ったるい声を出しながら、真人の腰にクネクネと巻きつく羽須美。
 羽須美が潤んだ目で真人を見つめると、真人はプラチナの結婚指輪を付けた手で羽須美の手を握り、羽須美の額にキスをした。
「それにしても、今日は保ったわねぇ…うふふ、あんなにイカせてくれるなんて思わなかったぁ…」
「ふふん…、何しろコンドーム三枚重ねだったからな」
 情けない事を言いながらニヒルな笑みを浮かべる真人。…つもりだったのだろうが、その顔は愛しい妻を満足させた事に至上の達成感を得た喜びに満ちて、緩んでいた。


*


 日々こんな放蕩を続ける新村社長夫婦の勤める会社は、社員に「あのバカップル富豪が」等と揶揄される社長を持つ、型に囚われない自由な社風が信条です。

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。