特命6
妄想
「エロ夫さん、お願い・・・。」
「Y子さん、今日は約束の日ではありませんよ。」
「わかってます。でも・・・。」
「Y子さん、私も貴女を今ここで犯したい気持ちを抑えているんです。」
「・・・。」Y子はしばらく黙って抱擁を続けた。そして、
「ごめんね。」そういうと寮母の顔に戻り、リビングに足を向けた。
K室とは呼んでいるが3LDKのしっかりした造りだ。
「N君のご家族、いやお母さんはどんな感じですか。」
「いまではすっかり慣れて、あちらから声をかけてくださるのよ。」
「そうですか。はじめは恥ずかしがっていたと聞いていますが。」
「ええ、誰でも皆さんはじめは複雑な感情があっても仕方がないわ。」
「そうですね。」私たちはリビングからアップライトピアノが置いてある「練習室」に向かった。
「N君たちもこの部屋で一晩を過ごしているのでしょうか?」
「そうみたいね。音が漏れないということで安心して結ばれることが出来るんですって。」
「そこまでお話いただけるようになりましたか?」
「そうなのよ。」
練習室には入らなかった。また寮母のスイッチが入る気配を察したからだ。ドアを開けて中を
一瞥してリビングに戻った。
「きれいに手入れをしていただいてありがとうございます。」
「利用される方が皆さんきれいにされて帰るの。たぶん私に気づかれないようというのもあるみたいね。
私は気にしないでと伝えてあるんだけど。」
各部屋を一通り廻り安心してH君のお母さんをお迎えできることを確認できたのおいとますることにした。
「それではH君とご家族の対応お願いいたします。
「了解です。」
「それからY子さん、次の約束の日を楽しみにしています。」
「忘れないでね。」
寮母室には戻らずそのまま玄関を抜け、駅に向かった。明日は遅刻できない。
つづく
「Y子さん、今日は約束の日ではありませんよ。」
「わかってます。でも・・・。」
「Y子さん、私も貴女を今ここで犯したい気持ちを抑えているんです。」
「・・・。」Y子はしばらく黙って抱擁を続けた。そして、
「ごめんね。」そういうと寮母の顔に戻り、リビングに足を向けた。
K室とは呼んでいるが3LDKのしっかりした造りだ。
「N君のご家族、いやお母さんはどんな感じですか。」
「いまではすっかり慣れて、あちらから声をかけてくださるのよ。」
「そうですか。はじめは恥ずかしがっていたと聞いていますが。」
「ええ、誰でも皆さんはじめは複雑な感情があっても仕方がないわ。」
「そうですね。」私たちはリビングからアップライトピアノが置いてある「練習室」に向かった。
「N君たちもこの部屋で一晩を過ごしているのでしょうか?」
「そうみたいね。音が漏れないということで安心して結ばれることが出来るんですって。」
「そこまでお話いただけるようになりましたか?」
「そうなのよ。」
練習室には入らなかった。また寮母のスイッチが入る気配を察したからだ。ドアを開けて中を
一瞥してリビングに戻った。
「きれいに手入れをしていただいてありがとうございます。」
「利用される方が皆さんきれいにされて帰るの。たぶん私に気づかれないようというのもあるみたいね。
私は気にしないでと伝えてあるんだけど。」
各部屋を一通り廻り安心してH君のお母さんをお迎えできることを確認できたのおいとますることにした。
「それではH君とご家族の対応お願いいたします。
「了解です。」
「それからY子さん、次の約束の日を楽しみにしています。」
「忘れないでね。」
寮母室には戻らずそのまま玄関を抜け、駅に向かった。明日は遅刻できない。
つづく
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