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小説(転載) 誕生日の素敵なプレゼント 8/8

近親相姦小説
05 /04 2015
二)開花
   
 旅行から戻った賢治はすぐに避妊手術を受けた。思ったより簡単で、手術そ
のものは一時間も掛からなかった。
 (そう言えば、弥生に精子を見せてやる約束だったなぁ)
 病院からの帰り道に賢治が思い出したが、時既に遅しである。
 半月ほどして、美子がまた旅行に行きたいと言い出した。
 「ねえ、この間のグループでまた別の所に行きたいって話があるんだけど。」
 「いつだ。」
 「金曜の晩から。」
 「一泊か。」
 「一応二泊の予定。」
 「別に、俺は構わんよ。飯の支度なら弥生がしてくれるだろうし。」
 賢治が弥生の顔をチラッと見た。返事はしなかったが弥生の目が一瞬輝いた
ように見えた。
 金曜の夕方、賢治は仕事を早めに切り上げて会社を後にした。デパートの地
下に寄ってサンドイッチやケーキなどを買い揃える。妙に浮き浮きしている自
分がおかしかった。家に戻ると妻の美子は既に出掛けていた。玄関で出迎えた
弥生が寝間着に着替えていた。
 「おい、幾ら何でも気が早過ぎるぞ。」
 賢治が苦笑しながらデパートの袋を弥生に手渡した。
 「着替えてこい。出掛けるぞ。」
 「え、どこに。」
 「家じゃ駄目だ。その積もりでサンドイッチとか買ってきたから。」
 「ってことは、ラブホ。」
 「それが一番手っ取り早いな。」
 「わーい、まだ一度も行ったことないんだ。」
 「当たり前だ。ホテルなんかに行ってたら俺とこんなことにはなってない。」
 「それもそうね。じゃぁ、着替えてくるから。」
 暫くして弥生が戻ってきた。薄いピンクのブラウスに濃紺のミニスカートを
履いて来た。ブラをつけていないのでうっすらと乳首が透けていた。
 「まあ、車で行くから、それでもいいか。」
 賢治が苦笑いした。シンプルな服装がむしろ大人びた雰囲気を漂わせていた。
 「ねえ、どこのホテルに行くの。」
 「まさか近所って訳にも行かないだろう。行ってみてから決めることにしよ
う。」
 「何かワクワクするなあ。なるたけ豪華なとこね。」
 「そうだな。弥生のラブホ初体験だから。」
 賢治が車庫から車を出し、弥生が門扉を閉めてから助手席に乗り込んできた。
 「パパとお出掛けするの、半月振りだね。」
 「うん。」
 「ママが出掛けるって言い出したとき、ニヤニヤしないように我慢するのが
辛かった。パパもでしょ。」
 「まあな。」
 弥生がズボンの上から触れてきた。
 「もう元気になってる。」
 「気が散るから待て。」
 「平気でしょ。こうしてると落ち着くの。」
 ワンボックスのワゴン車なので外からは見えなかった。賢治は首都高から中
央高速に乗り、八王子のインターで降りた。インターの周りにはホテルのネオ
ンが幾つも輝いていた。賢治は最初に目に付いたホテルに車を乗り入れた。一
番奥の駐車場が空いていた。
 部屋に入ってみると特別豪華という感じはしなかった。丸いウォーターベッ
ドの上にはシャンデリアが下がっており、天井は鏡張りではなかった。カラオ
ケとゲームが置いてあったが賢治には無用のものである。浴槽はガラス張りで
平均的な部屋と言うところだろう。
 「うわっ、お風呂の中が丸見え。何か嫌らしい。」
 弥生が珍しそうにあちこち見て回った。
 「本当にそのための部屋なのね。」
 「そりゃあそうさ。それ以外はポルノの撮影位だろう。どっちみちすること
は一緒だがな。」
 「そうだ、あのビデオ持ってくるの忘れちゃったじゃない。」
 「駄目だよ。有線以外のは掛からないから。」
 「今日、泊まるの。」
 「いや、遅くなってもいいから帰ろう。」
 「じゃあ、帰ったら見せて。」
 「どうするかなあ。」
 「何で。」
 「そんなの二人で見たら、またしたくなっちゃうかも知れない。」
 「そうかもね。うちでしちゃ駄目。」
 「駄目ってことにしておこう。じゃないと、面倒くさいことになる。」
 「そうだね。ママ、そう言うことには鼻が利きそうだから。」
 弥生がブラウスを脱ぎ捨て、スカートと下着を降ろして素肌になった。
 「抱いて。」
 「風呂は。」
 「後でいい。だって、半月も待ってたんだから。」
 「分かった。」
 賢治も素早く服を脱いで裸になった。上から被さろうとすると弥生が首を横
に振った。
 「ねえ、私が上になりたい。」
 「大丈夫か。」
 「うん。この半月くらい、自分で指入れて試してたのよ。今度パパに抱かれ
る時はちゃんと最後まで出来るようにって。」
 仰向けになった賢治の上に弥生が逆さ向きに乗り掛かってきた。そう言う知
識も友達から仕入れているのだろう。賢治が茂みを両手で分けて濡れた肌に唇
をつけると弥生も最初からスッポリくわえ込んで来た。
 賢治がそっと舌の先を送り込んだ。弥生がそれに応えるように入り口をヒク
つかせる。手術を済ませた賢治には最早自制する気持ちなど無かった。むしろ、
弥生に女の悦びを味合わせてやりたい。自分の全てを注ぎ込んで女として開花
させてやりたい。心の底からそう思った。その気持ちが弥生にも伝わったのか、
すぐに襞の奥から蜜が溢れ始めた。
 弥生が口を離した。賢治も尻を抱えていた手を弛める。体の向きを変えた弥
生が賢治の上から跨って来た。
 「入るかしら。」
 「試してごらん。」
 「うん。」
 弥生が自分から宛って来た。先端が入り口に触れた。
 「あんまり見ないで。恥ずかしいから。」
 賢治がそこをジッと見つめているので弥生が顔を赤らめた。
 「いい眺めだよ。」
 「パパのエッチ。」
 弥生が少し腰を下ろした。体の向きが合っているので賢治がスルッと飲み込
まれた。
 「入ったわ。」
 弥生が手でそれを確かめた。
 「今日は痛くない。」
 「無理するな。」
 「全然平気。ほら。」
 弥生が勢い良く腰を下ろした。賢治が一気に奥まで届いた。
 「大人って狡い。」
 「何で。」
 「こんな気持ちいいこと、自分たちだけでやってるんだもの。」
 「そんなに気持ちいいか。」
 「うん。この間とは全然違う。」
 「弥生の好きなように動いていいよ。」
 「うん。でも、もう少しこうしていたいな。」
 弥生が身体を倒してきた。形のいい胸が賢治の上から被さって来た。

 「ねえ、結婚したら毎日するの。」
 「そうだな、新婚から半年位なら。」
 「その後は。」
 「うーん、人によるんだろうけど。」
 「パパとママは。」
 「嫌なこと聞くな。弥生が出来てからは急に減ったよ。」
 「減ったって、一日おきとか。」
 「いや、月に二、三回ってとこかな。」
 「最後にママとしたの、いつ。」
 「さあ、よく憶えてないな。五年前くらいかな。」
 「ふうん。」
 「何だ、その、ふうんってのは。」
 「別に。でも、昨日エッチしたなんて言われたら、ちょっとショックかも。」
 「パパは義理じゃエッチ出来ないんだ。それに、ママの方だってする気なん
か無いさ。」
 「だよね。じゃあ、弥生のことは。」
 「好きだよ。ちょっと前までとは意味が変わっちゃったけどなぁ。」
 「それ、女としてって言う意味。」
 「まあな。」
 「嬉しい。」
 弥生が少しずつ腰を動かし始めた。
 「ねえ、パパ。」
 「何だ。」
 「今日、危ないと思うんだ。」
 「大丈夫。心配要らない。」
 「でも、コンドームつけてないでしょ。」
 「うん。でも大丈夫。」
 「分かんないなぁ。」
 「実は、この間温泉から帰ってすぐに、パパ、手術しちゃったんだ。だから
もう子供は出来ないんだよ。」
 「え、嘘。」
 「本当だ。一つだけ弥生との約束を守れなくなっちゃったな。」
 「え、何の約束。」
 「ほら、精子を見せて上げるって約束。」
 「あ、そうだ。狡いよパパ。」
 弥生が嫌々をするように腰を振った。お留守になって少しだけ萎えていた賢
治がすぐに元気を取り戻した。
 「その代わり、心配せずに弥生を可愛がって上げられるから。」
 「うーん、複雑な心境。」
 「何が。」
 「実はさ、そんなこと出来っこないんだけど、パパの子供産んでもいいかな
って思ってたの。」
 「それは駄目だ。親は子供の将来に責任があるんだよ。そんなこと出来っこ
ない。」
 「分かってる。言ってみただけ。」
 「まあ、俺が弥生とこうしてること自体、親としては失格だけど。」
 弥生は返事しなかった。腰の動きが大分滑らかになっている。一番感じる動
きを見付けてそれを繰り返しているのである。賢治が下から弥生の腰を突き上
げた。
 「あ、・・・あ、・・・」
 弥生の口から声が漏れ始めた。賢治がコリッとしたところに照準を合わせた。
 「す、凄い・・・」
 最早弥生に遠慮は要らなかった。賢治が両手を尻に宛い前後に激しく揺さぶ
った。
 「だ、駄目・・・」
 弥生が苦しそうに喘いだ。時折、入り口がヒクヒクと賢治を締め付けた。
 「ンー・・・」
 弥生が咽の奥で声にならない呻きを発した。どうやら初めて達したらしい。
 「弥生。」
 「パパ。」
 弥生が達したのを見届けてから賢治が己を解放した。それはかつて覚えがな
いほどの強さで弥生を満たしていった。
 「好き・・・」
 弥生が激しく唇を求めてきた。自分の体の中で何かが起こったことに弥生も
気付いているようだった。
 その晩十二時過ぎにホテルを出るまで、賢治は休憩を挟んで三度、弥生を抱
いた。三度目に弥生は気を失い掛けた。身体中がジーンと痺れ、頭がボーッと
して来たのである。ようやく賢治が離れるとその部分が少しヒリヒリした。そ
の微かな痛みすら今の弥生にとっては愛おしく思えた。
 (何でパパだったんだろう)
 自分でも不思議なくらい弥生には罪悪感が無かった。勿論人には絶対言えな
いことなのだが、こうして父親に抱かれると何とも言えない心地よい安堵感に
包まれるのである。父親に貫かれると身体中の細胞が歓喜の叫びを上げた。
 (パパじゃなきゃ駄目みたい)
 弥生が並んで横になった賢治の方に手を伸ばした。首をうなだれたものがヌ
ルヌルになっていた。指先で摘むとまた少し固くなって来た。
 「まだ出来るみたい。」
 弥生がおかしそうに笑った。
 「今日はもう勘弁してくれよ。明日の晩もあるんだから。」
 「明日も今日と同じくらい可愛がってくれる。」
 「うん。」
 「ならいいわ。許して上げる。」
 二人が家に戻ったのは一時過ぎだった。居間に入ると留守電のランプが点滅
していた。
 「美子です。予定が変わってもう一日延びました。戻るのは月曜日のお昼頃
になります。何かあったら携帯に電話下さい。」
 抑揚の無い、いかにも事務的な口調だった。再生を聞いた弥生が小躍りして
喜んだ。
 「サンキュー、ママ。」
 賢治がわざときつい目で弥生を睨んだ。弥生は全く気にせず、賢治に抱き付
いて唇を重ねた。
 「キスだけならいいでしょ。」
 「しょうがない。」
 苦笑する賢治に弥生が身体を擦り付けてきた。
 弥生は夜になると賢治のベッドに潜り込んできた。家では何もしないと言う
約束こそ破らなかったが、手はしっかり賢治のパジャマに潜り込んで握りしめ
ていた。
 「明日はどうするの。」
 「弥生の好きなようにしていいよ。」
 「じゃあ、どこか連れてって。」
 「どこに行きたい。」
 「二人きりになれるとこならどこでも。」
 「じゃ、明日になってから決めよう。」
 「うん。」
 翌朝、美子から再び電話が入った。
 「昨日はどこか行ってたの。」
 「ああ、久しぶりに飲み会があって出掛けたんだ。帰ったのは一時過ぎだよ。
終電にギリギリで間に合ってな。留守電は聞いた。」
 「弥生もいなかったの。」
 「さあ、俺が帰ってきた時にはもう寝てたけど。」
 こんな場合下手に取り繕わない方が得策なのである。美子も特別気にしてい
る様子は無かった。
 「私の方はもう一泊伸びちゃったけど、いいかしら。」
 「別に構わないさ。俺の方も山にでも行って来ようかと思ってる。」
 「山って、どこ。」
 「大したとこじゃないさ。今晩出て、大菩薩にでも登って来るつもりだ。」
 「気を付けてね。帰りは明日の晩かしら。」
 「多分遅くなるよ。昨日くらいの時間だろう。」
 「分かりました。」
 賢治が電話を切ると弥生が抱き付いてきた。
 「ヤッホー。また泊まって来れるんだ。」
 「そう思ってな。」
 「ねえ、すぐ出よう。」
 「飯くらい食わせてくれよ。」
 「はいはい。」
 いそいそと食事の支度をする弥生の後ろ姿を賢治が目を細めて見詰めた。ほ
んの半月で弥生は随分変わってしまった。少女から女へ脱皮した娘が眩しかっ
た。


- 完 -

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。