小説(転載) 母心 5/12(未完)
近親相姦小説
母心 5
夜の10時ともなると、この辺りは無気味なほどに静まり返る。
ただでさえ、人口密度もそう高くはないこの街。
それほど車の往来も多くない道路に面しているこの家の付近は、閑静な住宅街というよりも、
むしろ、どこか時間が止まったような雰囲気をかもしだしている。
道路に街灯らしい街灯も立っていないせいか、家の玄関ポーチのライトだけがぼんやりと目立ち、そしてそのかすかな光に照らされて
「黒木」という表札が寂しく浮かんでいる。
「真一、おかあさんお風呂出たわよ。入っちゃいなさい」
母、峰子の声。
浴室から出てきた峰子はバスタオルを身体に巻いた格好のまま、2階にある真一の部屋まで聞こえるように、そう声を上げた。
真一はその声に返事をするわけでもなく、机の椅子に腰掛けたまま動こうとはしなかった。
机の引き出しに隠しておいたタバコを取り出した真一。
そのタバコを吸う一連の動作も、まだどこかぎこちなく、背伸びしている高校生という感は否めない。
真一の足は小刻みに貧乏揺すりを繰り返している。
一本のタバコを吸い終えた真一は、階段を降り、浴室へと向かった。
その途中、峰子が髪を乾かすドライヤーの音が居間から聞こえていた。
有り余る10代の性欲。
その真っただ中にいる真一は、例外に漏れず、自慰行為でそのほとばしるような性を解放していた。
そしてその材料は、言うまでもなく母、峰子だった。
毎日というわけではないが、数年前から真一は峰子の使用済み下着を道具として使う事が多かった。
峰子自身の肉体にその性をぶつける事が許されない息子という立場。
そんな真一からすれば、峰子の肌に密着していたはずの衣類は峰子の分身、そのものであった。
そして「黒木家」から主である(剛志)がいなくなってからというもの、その真一の変質的な行為も次第に増えていった。
4畳ほどの脱衣所。
脱衣所のドアには、由加利がどこかで買ってきた、「入浴中」と書かれたプレートが吊るされている。
その修学旅行のおみやげのようなプレートは2年くらい前から「入浴中」のままだ。
真一は脱衣所のドアを閉めると、着ていたTシャツを脱いだ。
脱衣所には洗面台と、その横に洗濯機がある。
そしてその向かいにはプラスティック製の安っぽいカラーボックスがあり、
そのボックスにはタオル類などが、いかにも峰子らしくキチッと収められている。
脱衣所で服を脱いだ真一は、洗濯機の横に置かれた赤い(脱衣カゴ)の方にチラリと目をやった。
その赤い脱衣カゴからは峰子の白いブラジャーがダラリとだらしなくはみ出されていた。
その様は、いかにも峰子が(脱ぎ捨てた)という印象で、カゴから垂れ下がっている。
外観からは見つける事は出来なかったが、当然このカゴの中には峰子の『ヨゴレモノ』も放り込まれているはずである。
真一は大きなため息を一つ吐くと、髪の毛を掻き揚げた。
ほとんど毎日、一番最後に入浴する事が多い真一は、そのカゴの中に無造作に放り込まれた衣類を覗き見るのが日課だった。
そこで自慰行為をしないまでも、いつもならそこで、そのカゴの中から峰子の下着を見つけだし、
手に取り、広げ、マジマジと眺めるところだった。
しかし、その夜の真一はそのカゴの中に一切、手を付ける事なく、そのまま大人しく浴室の扉を開けた。
今すぐにでも、射精を起こしてしまいそうなピリピリした緊張状態でありながら、峰子の下着に触れなかったのは、
家族が寝静まった後に、じっくりと峰子を(今夜のおかず)にしたかったからだ。
入浴中の真一の股間は、ずっと勃起状態のままだった。
次へ
夜の10時ともなると、この辺りは無気味なほどに静まり返る。
ただでさえ、人口密度もそう高くはないこの街。
それほど車の往来も多くない道路に面しているこの家の付近は、閑静な住宅街というよりも、
むしろ、どこか時間が止まったような雰囲気をかもしだしている。
道路に街灯らしい街灯も立っていないせいか、家の玄関ポーチのライトだけがぼんやりと目立ち、そしてそのかすかな光に照らされて
「黒木」という表札が寂しく浮かんでいる。
「真一、おかあさんお風呂出たわよ。入っちゃいなさい」
母、峰子の声。
浴室から出てきた峰子はバスタオルを身体に巻いた格好のまま、2階にある真一の部屋まで聞こえるように、そう声を上げた。
真一はその声に返事をするわけでもなく、机の椅子に腰掛けたまま動こうとはしなかった。
机の引き出しに隠しておいたタバコを取り出した真一。
そのタバコを吸う一連の動作も、まだどこかぎこちなく、背伸びしている高校生という感は否めない。
真一の足は小刻みに貧乏揺すりを繰り返している。
一本のタバコを吸い終えた真一は、階段を降り、浴室へと向かった。
その途中、峰子が髪を乾かすドライヤーの音が居間から聞こえていた。
有り余る10代の性欲。
その真っただ中にいる真一は、例外に漏れず、自慰行為でそのほとばしるような性を解放していた。
そしてその材料は、言うまでもなく母、峰子だった。
毎日というわけではないが、数年前から真一は峰子の使用済み下着を道具として使う事が多かった。
峰子自身の肉体にその性をぶつける事が許されない息子という立場。
そんな真一からすれば、峰子の肌に密着していたはずの衣類は峰子の分身、そのものであった。
そして「黒木家」から主である(剛志)がいなくなってからというもの、その真一の変質的な行為も次第に増えていった。
4畳ほどの脱衣所。
脱衣所のドアには、由加利がどこかで買ってきた、「入浴中」と書かれたプレートが吊るされている。
その修学旅行のおみやげのようなプレートは2年くらい前から「入浴中」のままだ。
真一は脱衣所のドアを閉めると、着ていたTシャツを脱いだ。
脱衣所には洗面台と、その横に洗濯機がある。
そしてその向かいにはプラスティック製の安っぽいカラーボックスがあり、
そのボックスにはタオル類などが、いかにも峰子らしくキチッと収められている。
脱衣所で服を脱いだ真一は、洗濯機の横に置かれた赤い(脱衣カゴ)の方にチラリと目をやった。
その赤い脱衣カゴからは峰子の白いブラジャーがダラリとだらしなくはみ出されていた。
その様は、いかにも峰子が(脱ぎ捨てた)という印象で、カゴから垂れ下がっている。
外観からは見つける事は出来なかったが、当然このカゴの中には峰子の『ヨゴレモノ』も放り込まれているはずである。
真一は大きなため息を一つ吐くと、髪の毛を掻き揚げた。
ほとんど毎日、一番最後に入浴する事が多い真一は、そのカゴの中に無造作に放り込まれた衣類を覗き見るのが日課だった。
そこで自慰行為をしないまでも、いつもならそこで、そのカゴの中から峰子の下着を見つけだし、
手に取り、広げ、マジマジと眺めるところだった。
しかし、その夜の真一はそのカゴの中に一切、手を付ける事なく、そのまま大人しく浴室の扉を開けた。
今すぐにでも、射精を起こしてしまいそうなピリピリした緊張状態でありながら、峰子の下着に触れなかったのは、
家族が寝静まった後に、じっくりと峰子を(今夜のおかず)にしたかったからだ。
入浴中の真一の股間は、ずっと勃起状態のままだった。
次へ
コメント