小説(転載) 母心 9/12(未完)
近親相姦小説
母心 9
翌日、峰子と由加利は峰子の運転する車で隣街の繁華街へと向かっていった。
由加利の通学用のカバンを買いにいくためである。
月に一回ほどではあるが、よく由加利とはこうして買い物に出掛ける事があった。
以前ならば夫であった剛志の運転でこの繁華街へと訪れていたが、今となってはその剛志も家にはいない。
二人っきりで乗るにはあまりにも贅沢なそのミニバン。
小柄な女性二人が乗っているのだから、廻りから見ればなおさら大きな印象を与える。
その車は釣りやゴルフといったアウトドア志向の剛志が去年、購入したばかりの車だった。
この大きな車も主をなくし、後ろの座席は滑稽なほどにガランとした空間を残してしまっている。
こういった買い物に、息子の真一が付いていく事はこれまで一度もなかった。
女性の買い物に付き合わされるほど迷惑なものはない。
峰子も由加利もそれを知ってか、その日も真一を誘う事はなかった。
しかし娘の由加利からすると、母の峰子と出掛けるのは、とても楽しみなイベントの一つであった。
娘とはいえ、同じ同性として見ても峰子はとても魅力的な女性に見えた。
涼しげな目元。
少し垂れ気味のその目が、より峰子を優しげな印象にさせる。
穏やかな表情をしたときに出来る目尻のシワに、なんとも言えぬ(色気)を感じさせる。
ヒップは少し大きめだか、年齢の割にはバストにハリがあるせいで豊かに見え、女性として十分な肉体をしている。
小柄ではあるが、背筋がピンと伸びて姿勢がよい為、そのたたずまいに品が感じられ、(清楚)(教養)というイメージが感じる。
由加利はそんな美しい峰子の隣で一緒に歩いているだけでも、娘としてなにか誇らしげな気分になれた。
すれ違う人々がチラッと峰子を見ただけでも、なぜか自分が見られているかのような錯覚をおぼえ、うれしかった。
そんな由加利は自分の洋服一つ選ぶのにも、ことあるごとに峰子に意見を求め、そしてその意見を全面的に受け入れていた。
峰子が選ぶものなのだから、間違いがないはず。
娘である由加利からしても、自分の母親とはいえ峰子は憧れにも近い理想の女性像でもあった。
二人がデパートで服を選んでいる途中、ちょうど真一と同年代くらいの男の子達数人とでくわした。
何やら楽しそうに笑いながら、その数人の高校生たちは服を選んでいた。
彼らを見て、峰子はふと真一の事を思い起こした。
(・・・あっ・・・真一の靴下でも買っておかなくちゃ・・・)
由加利をその場に残し、峰子は男性用の靴下売り場の方に歩いていった。
ワゴンの上に雑然と置かれている色とりどりの靴下。
その靴下を何度となく指先で転がしながら、峰子はある事を思い返していた。
次へ
翌日、峰子と由加利は峰子の運転する車で隣街の繁華街へと向かっていった。
由加利の通学用のカバンを買いにいくためである。
月に一回ほどではあるが、よく由加利とはこうして買い物に出掛ける事があった。
以前ならば夫であった剛志の運転でこの繁華街へと訪れていたが、今となってはその剛志も家にはいない。
二人っきりで乗るにはあまりにも贅沢なそのミニバン。
小柄な女性二人が乗っているのだから、廻りから見ればなおさら大きな印象を与える。
その車は釣りやゴルフといったアウトドア志向の剛志が去年、購入したばかりの車だった。
この大きな車も主をなくし、後ろの座席は滑稽なほどにガランとした空間を残してしまっている。
こういった買い物に、息子の真一が付いていく事はこれまで一度もなかった。
女性の買い物に付き合わされるほど迷惑なものはない。
峰子も由加利もそれを知ってか、その日も真一を誘う事はなかった。
しかし娘の由加利からすると、母の峰子と出掛けるのは、とても楽しみなイベントの一つであった。
娘とはいえ、同じ同性として見ても峰子はとても魅力的な女性に見えた。
涼しげな目元。
少し垂れ気味のその目が、より峰子を優しげな印象にさせる。
穏やかな表情をしたときに出来る目尻のシワに、なんとも言えぬ(色気)を感じさせる。
ヒップは少し大きめだか、年齢の割にはバストにハリがあるせいで豊かに見え、女性として十分な肉体をしている。
小柄ではあるが、背筋がピンと伸びて姿勢がよい為、そのたたずまいに品が感じられ、(清楚)(教養)というイメージが感じる。
由加利はそんな美しい峰子の隣で一緒に歩いているだけでも、娘としてなにか誇らしげな気分になれた。
すれ違う人々がチラッと峰子を見ただけでも、なぜか自分が見られているかのような錯覚をおぼえ、うれしかった。
そんな由加利は自分の洋服一つ選ぶのにも、ことあるごとに峰子に意見を求め、そしてその意見を全面的に受け入れていた。
峰子が選ぶものなのだから、間違いがないはず。
娘である由加利からしても、自分の母親とはいえ峰子は憧れにも近い理想の女性像でもあった。
二人がデパートで服を選んでいる途中、ちょうど真一と同年代くらいの男の子達数人とでくわした。
何やら楽しそうに笑いながら、その数人の高校生たちは服を選んでいた。
彼らを見て、峰子はふと真一の事を思い起こした。
(・・・あっ・・・真一の靴下でも買っておかなくちゃ・・・)
由加利をその場に残し、峰子は男性用の靴下売り場の方に歩いていった。
ワゴンの上に雑然と置かれている色とりどりの靴下。
その靴下を何度となく指先で転がしながら、峰子はある事を思い返していた。
次へ
コメント