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小説(転載) 母心 11/12(未完)

近親相姦小説
05 /15 2015
母心 11

 

(5:00)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

買い物を済ませ、二人が家に戻ったのは5時を少し回った頃だった。
家には真一の姿はなかった。
ダイニングテーブルの上に残された一枚のメモ書き。

『友達のところに行くので夕飯はいらない  真一』

そう書かれていた。
買い物袋をテーブルに置くと、峰子は2階のベランダへと向かった。
外に干しておいた洗濯物を取り込んでいる峰子。
その途中、軽い夕立ちが降り始めてきた。
(ちょうどいい時に帰ってきたわ・・・)
洗濯物を畳みながら、峰子はそう思った。

(7:00)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

峰子と由加利、二人だけの夕食。
その日の夕食はカレーライスだった。
テーブルの小皿にはプチトマトの乗ったかわいらしいサラダが盛られている。
いつもならこの夕食の時間は由加利のおしゃべりの時間でもあったのだが、
その日の由加利は買い物疲れからか、あまり口を開かなかった。
由加利は食事を一通り終えると、疲れた表情を浮かべながら峰子の前で頬杖をついてぼんやりとしていた。

「行儀が悪いわよっ、由加利」
峰子がそう言った。

「だって、疲れちゃったんだもん」

「パパがいたら、もっと叱られちゃうわよ、そんな態度」

「だってパパいないじゃん・・・」

「・・・・・」

沈黙。
言葉に詰まってしまった峰子を見て、由加利は自分の言った言葉の意味を感じた。
峰子に悪く思ったのか、すぐさま由加利は肘をテーブルから外した。
気まずい雰囲気。
由加利は話題を変えようと明るい声で言った。

「お兄ちゃん、自転車で出かけたんでしょ?」

「そうみたいね」

「傘持っていったのかな?」

「さぁ・・・」

夕方から降り始めた雨は、夕立ちから本降りへと変わっていた。
少しだけ開けてある台所の窓からは、緩やかな風と共に雨に濡れる土の匂いが部屋の中に入ってきている。
しばらくして由加利は「ごちそうさま」と言い残し席を立った。
峰子の表情にも少し疲れの色が見える。
台所を出る途中、由加利が言った。

「おかあさんっ、お風呂、沸かしてくれない?。なんか疲れちゃった」

由加利は階段を上っていった。

(9:00)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

真一が帰ってきたのは、由加利がお風呂から上がってしばらくしてからだった。
ちょうどその時台所にいた峰子は、真一の鳴らす玄関ベルの音を聞くと、早足でドアを開けに出た。
外の雨は時間が経つにつれ、激しくなっている。
玄関ドアを開けると、まるで頭から水でもかぶったかのように全身ズブ濡れになっている真一が立っていた。

「傘、持っていかなかったのっ?」
峰子は驚いた表情でそう言うと、すぐさま真一を玄関の中に入れ、外から雨が入らないように素早くそのドアを閉めた。

「・・・うん・・・雨降るなんて思ってなかったし・・・」
髪やシャツからは水滴が滴り落ちている。

「なんで傘くらい持っていかなかったのよ」

「そんなこと言ったって、出掛ける時は降ってなかったんだからしょうがないだろうっ」
真一は少し苛立った声を出した。

「そこで脱いじゃいなさい。家の中が水浸しになっちゃうから」

「風呂沸いてるの?」

「沸いてるから、すぐ入っちゃいなさい。風邪引いちゃうから」

真一はそれを聞くと、その場で濡れた服を脱ぎ始めた。
衣服に吸い込んでいた水滴で玄関のタイルは水浸しになっている。
シャツのボタンに手をかける真一。
そしてズボン。
次々と慌ただしく服を脱いでいく真一。
スリッパを履いたまま、廊下でその状況を見ている母、峰子。
玄関で裸になっていく真一。
最後に履いていた靴下を脱ぎ捨てた。
パンツ一枚の姿。
玄関でパンツ一丁である。
いったいどこを見ていたらいいのか分からない様子の峰子。
真一の髪の毛の先からポタポタと落ちる水滴が、その裸体を伝う。
真一は脱ぎ捨てた衣服一式を抱え込み、そのまま峰子の横を通り過ぎると、パタパタと廊下を駆け抜けて脱衣所へと入っていった。

・・・峰子はハッとした・・・

その真一の一連の(動作)、そして(姿)を見ていて・・・。

 

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。