小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 3/13
官能小説
-3-
バカンス-陵辱の季節-第3章
二人は車中での情交で主従の絆を深め合うと家路への帰途についた。志郎も家に着くまで美母の躯には手を出しては来なかった。車を車庫に入れると荷物を下ろす綾奈を手伝う。
「これで最後だね」
「ええ、ありがとう」
セカンドバッグを手に車のドアに鍵を下ろすと美母の肩を抱いた。抱き寄せられるまま自然に頭を少年の肩に傾けた。
「じゃ、入ろうか」
「うん」
綾奈は自然に少年の腕の中に抱かれて寄り添いながら、玄関をくぐった。それは当初の思惑とはまったく展開は違うものの、傍目から見る限りでは綾奈が母として志郎との関係を深めたいと願った、まさに自然な親子のようだった。
「綾奈さん、風呂に入ろうよ」
「…はい」
まだ娘は帰宅していない。汗を流す時間はある。二人とも車中のセックスで汗まみれだった。綾奈はまだパンティを返してもらっていない。シャワールームでの奉仕を思い出すと、頬が熱くなる。
「先に入ってるよ」
「え、ええ…」
志郎は紅くなっている美母を面白そうに凝視めながら脱衣所に入る。服を脱衣籠に脱ぎ捨て浴室の扉を開いた。シャワーの栓を開けると湯水が噴き出す。その下に立って頭から熱い湯を浴びる。何も考えず目を閉じて顔に水を浴びる。しばらくして脱衣所に影が映り、美母が浴室の扉を開いて志郎の目の前に裸体を晒した。
「綺麗だね、おかあさんの躯」
「…ありがとう」
裸体を賞賛されポッと頬を染めた。少年の伸ばした手を掴むと、その胸に抱かれた。シャワーの噴き出す湯水が綾奈の髪を濡らしていく。志郎の腕が綾奈を包み込む。綾奈は志郎の胸板に頭を乗せて少年の顔を見上げる。二人はどちらからともなく唇を重ねた。
志郎にしてみれば思いがけず憧れの美母の躯で童貞を捨てることが出来たのは僥倖に等しい幸運だった。更に海辺の別荘という二人だけの空間で綾奈を性奴に堕としめる異常なシチュエーションに激しく興奮して、我を忘れた。
しかし、それは一夏の夢のような体験だ。自宅ともなれば姉の鮎美もいる。世間の目もあるだろうし別荘での出来事のような無茶は出来ないだろう。こうして姉の帰宅を待つ間だけでも、つかの間手に入れた魅力的な女の体を抱き締めて肌にその柔らかな感触の記憶を刻み込んでおきたかった。
それに普段の生活に戻ってしまえば美母は別荘での出来事を無かったことにしてしまうかもしれない。別荘に出かける以前と同じようには愛してもらえなくなるかもしれない。志郎にとっては孤独を何よりも恐れていた。
綾奈にとっては自らが招いた結果とはいえ、少年に犯され、あまつさえ性奴の誓いまでたてたことが信じられない気分だった。
今まで自分は貞淑な女だと思っていた。つい先日来、絵に描いたような家庭を持つ幸せに女の人生の充足を得ていた筈だった。その夫は単身赴任で熟れ盛りの妻を日本に残して海外に去ってしまった。夫との夜の生活を絶たれ人妻の躯は男を求めていた。しかし夫以外の男性に抱かれたいと思ったことはなかった。それなのに夫の息子と関係を持ってしまった。
だが志郎に肌を許したことに不思議と嫌悪感はなかった。母子相姦という禁忌を破った今でも、頭のどこかでこうなることを望んでいたような気がした。
それよりも自分の躯に淫蕩なマゾの血が流れていることを思い知らされたことのほうがショックだった。性奴の誓いを立て少年に奉仕するとき何故か夫との性交の何倍もの快感に全身が弾けそうになる。少年の凶器からほとばしる蒼い精の匂いと勢いの感触は今も綾奈の躯に染み付いている。志郎に犯され貫かれた今となっては、志郎に抱かれることなくしては、家庭を守っていく決心も揺らぐほどだ。少年の母として性奴として生きていくしかなかった。しかしその淫らな姿を他の者には知られてはならなかった。娘はもちろんのこと、夫にも。
積極的に舌を絡ませ合う二人。志郎が唾液を流し込むと綾奈もそれに応えて流し込まれる唾を嚥下した。限られた時間しか残されていないという思いが二人の性感を高めあう。
キスだけでこんなに興奮するものなのか…。志郎は美母の砲弾のように突き出した乳房を掴み揉みしだく。さっきから綾奈は形のいい鼻梁から熱い息を洩らしている。少年の背中に廻した手で若々しい肌を撫で下ろしてゆく。肌のぬくもりを忘れない、忘れたくないという焦燥にも似た感情が互いの躯を弄らせていた。怒張が熱くそして硬さを取り戻していく。尖塔の切っ先が美母の滑らかな腹に突き当たり、当たった部分を秘唇に見立てて突き上げてくる。
「おかあさん、入れたい…おかあさんの中に…」
「あんっ、来て…いいの、志郎さんを…ください」
少年の首に腕を廻し、扇情的な眼差しで瞳の奥を覗き込む。志郎は美母の腰に手を這わして美女のヒップの丸みを掴んで引き寄せる。そのまま尻の割れ目から脚の付根まで伸ばして片方の太腿を抱え込む。
綾奈は太腿の付根を擦り上げてくる男根の動きに翻弄され、すらりと伸びた脚をガクガクと震わせて身悶える。。
「ああん、はやく、はやくぅ…いいの、カタイのを、はやくぅ…」
「入れるよ、おかあさんっ!!」
ずぶり、と少年の男根がぱっくりと開いた秘唇に呑み込まれていく。綾奈は膣襞を抉り押し入ってくる肉棒の硬さと体積に腹の中を掻き回されて菊門に力を込めて少年のすべてを胎内に収めようとした。
「ハァ…アンッ、逞しいわ、志郎さんの…」
綾奈は少年の剛直で秘唇の奥まで串刺しにされて喘いだ。無意識のうちに夫のものと比べていた。志郎のものは夫のよりも太くて立派だった。長さも充分にあった。エラが張った亀頭で膣を前後に動かされると壁が擦られてすぐに絶頂に追いやられそうになる。
"もう…離れられない…堕ちていくわ…"
志郎が動きはじめた。限界が近いようだ。美母の両の太腿を抱いて激しく男根を突き上げてくる。
「あんっ、あぁんっ…イイの、イイッ…志郎さん、素敵よ…」
「う…いいよ…おかあさんのなか、ざらざらし…てる」
「ああっ…いっちゃう…、イクぅ」
「おかあさんっ!!で、出るっ」
最後の一瞬に腰溜めに力を振り絞って叩きつける。その刹那、怒張の噴射が始まる。子宮口に熱い液体を矢継ぎ早に浴びせられ、美母は背筋を痙攣させる。深く肉体の奥で結合したまま、浴室の床に崩れ落ちる親と子は、名残を惜しむように深い溜め息を吐きながらも決して自分から肌を離そうとはしなかった。
姉の鮎美が帰宅してしまうとまるで別荘での一部始終が嘘のように思えてくる。居間で鮎美のお土産話に相槌を打つ美母はいつものように屈託の無い微笑みを浮かべている。
それを目の前で見ていると、ルージュを引いた美母の朱唇に肉棒を咥えさせ、白い美貌に精液を浴びせて汚し、パールホワイトのブラウスを押し上げる胸の双球を思いのまま揉みしだき、組んだ足の付け根のベージュパンティの奥に隠された秘部を貫いて精を注ぎ込んだ、それらのことが幻のようにも思えてくる。だがその美貌の裏には淫蕩なマゾの姿が隠されていたことを志郎は知っている。綾奈と鮎美を見ていると、まるで少し歳の離れた姉妹のような錯覚を覚えるほどだ。母譲りの姉の美貌を見ていると、その汚れない唇に怒張を咥えさせてみたくなる。おそらくまだ誰も触れたことのない可憐な胸のふくらみを揉みしだき乙女の部分を指で嬲るのだ。弟の獣欲に血走った視線が清純な美少女の躯を舐めるが如く視姦していた。
「志郎クン、海はどうだったの?」
いつしか話題は別荘での一件に移っていた。姉は最愛の弟をいつも愛情を込めて「…クン」と呼んでくる。自分に視線が向けられていることに気付いたのだろう。
「う、うん」
水を向けられて慌てて頷いた志郎の視線の先で頬を染めている綾奈の姿が映る。脳裏には砂浜で陽光の下、露わにされた美母の裸体が浮かんでいた。
「綾奈さんの水着姿、とっても格好よかったよ」
「やだ…恥ずかしいわ」
少年の賛辞にポゥッと美貌を紅く染める綾奈。
志郎は別荘のことを話した。岩山の空洞にある砂浜のこと、そこで美母とはしゃぎ合ったことなど。
「ふぅん、羨ましいわ、一緒に行きたかったナ…」
「僕もお姉さんと一緒がいいな…」
志郎の何気ない呟きを思いやりに感じたのか鮎美は嬉しそうだ。制服を着替えに部屋に引き揚げる姉の後を追おうとする志郎を綾奈が引き止めた。
「待って、志郎さん」
「なに?」
「鮎美には黙っていてね、あのこと…」
そう告げる美女の顔には脅えの表情が張り付いている。美母がそんな弱々しい表情を見せていると弱みに付け込みたくなる。志郎は手を伸ばして綾奈の髪の一房を漉き上げ、柔らかそうな耳朶に息を吹きかけながら囁いた。
「あのこと?ああ、綾奈が奴隷だってことかい」
「ああっ…嫌ぁ…」
呼び捨てにされるとシャワールームでの情痴がまざまざと蘇ってくる。感じやすい耳朶に息を吹きかけられ、無理に抑え込んでいる官能の息吹は目覚めようとしているようだった。
「心配しなくても言わないよ」
「ほ、本当…ね?」
眦を潤ませている人妻の美貌は少年の罠を誘惑しているかのようだ。
「本当だよ安心して」
「ありがとう…」
「その代わりに、パンティを脱ぐんだ、母さん」
安堵したところを不意をつかれ、淫らな交換条件を提示され息を呑む美母。胸元で握った拳を震わせてうなだれる。悪夢は終わってはいないのだ。そのことを思い知らされる。だが、心のどこかで続きを望んでいる自分もいた。少年が指先で美母の首筋を撫でてくる。まるで獲物の反応を確かめているよう。
「どうした?それとも姉さんに知られてもいいのかい」
「だめ…だめよ」
「だったら早くするんだ…綾奈」
"ああっ…逆らえない…奴隷なんだわ、私…"
隷属への欲求がちりちりと脳髄を焦がす。性奴に堕ちることを自ら望んでいるのだ。呼び捨てにされると躯が何者かに支配され、綾奈の理性を奪っていく。
媚肉は甘い期待に熔けて蜜を分泌しはじめる。淫らな液ははっきりと下着に刻印するだろう、マゾの印を。
「早くしないと姉さんが降りてきちゃうよ」
「は、はいっ…脱ぎます…」
美母は少年の前で身を屈めてスカートに手を差し入れると下着を脱ぎ下ろしていく。惨めだった。だが、その屈辱が逆に秘唇を犯すのだ。恥辱が大きければ大きいほど媚肉を抉る官能の波も大きいのだ。
片方づつ脚を抜き、丸まった小さな布切れを年下の御主人様に差し出す。少年は差し出された供物を手に取ると、めざとく愛液の染みを見つけてニヤリと笑った。綾奈は志郎の笑いの意味を知って真っ赤になった。が、秘唇は潤みきって太腿を閉じていないと外に恥ずかしい液体をこぼしてしまいそうだった。
「これは貰っておくよ。今日はずっとそのままでいるんだ、いいね?」
「はい…」
消え入りそうな声で頷く。
志郎は性奴と化した美母を置き去りにすると意気揚々と階上の自室に向かって階段を上っていく。
鮎美は手早く制服を脱ぐとシャワーを浴びようと部屋を飛び出した。階段を降りかけると弟の声が聞こえて足を停めた。なんだか母と言い争っているかのような調子だ。と思っているうちに弟が階段に向かってくる気配がした。
なんだか顔を合わすのはまずい気がして、自分の部屋のドアをすばやく開けると志郎をやり過ごすことにする。なんだかドキドキした。弟は鮎美の部屋の前を素通りすると自分の部屋に入ったようだ。部屋の扉を開けると志郎が立っていた。
「きゃあっ!」
「どうしたの?お姉さん」
思わず逃げようとしたところを志郎に腕を取られて部屋の扉に張り付いてしまう。冷静な弟の前にいる自分が何故か罪悪感に囚われている。
「ごめんなさい。志郎クン、部屋に入ったものとばかり思ってたからちょっと驚いたの」
なんとか誤魔化そうとした。だが無駄だった。
「ふぅん、お姉さん、何か聞こえた?」
「え、えぇ…、あ、いいえ。でもどうして?」
「さっき綾奈さんと話してるとき、お姉さんが階段を降りてくる音が聞こえたからさ」
鮎美は思わず息を呑んだ。志郎は動揺を隠せないでいる鮎美に畳み掛けるように質問を浴びせて、姉がどこまで聞いていたかを確認しようとしていた。しかし、姉が困ったような顔をして吃っているところは、血を分けた娘だけあって綾奈そっくりだ。やはり、マゾも遺伝するのだろうかと、ふと思った。
「おかあさまと、な、何を話してたの」
「聞きたい?」
凄く楽しそうな顔をしている、弟の顔を見ていると聞いてしまったら元の二人のようには話せなくなるような、漠然とした不安が大きくなってくる。
「あのね、もうすぐ綾奈さんの誕生日でしょう。だからプレゼント何がいいのか聞いてたんだよ」
「そうだったの…。おかあさまと喧嘩していたみたいに聞こえたから驚いちゃったわ」
母・綾奈は9月3日生まれだ。夏が過ぎればすぐである。弟の母思いの優しい一面を見たような気がして気が和んだ。理屈は通っているし、愛しい弟がまさか嘘をつくなんて考えてもいない。母と弟が何かとんでもないことに巻き込まれているのではないかという危惧が去ってほっとしている。
「よかった…ね、手を放して」
「ああ、ごめんね。お姉さん、お風呂?」
「ええ、合宿…ちょっと疲れちゃったわ。覗いちゃいやよ」
「ふふん、お姉さんのハダカなんて見てもしょーがないよ」
「こら、言ったなー」
ふざけて打つ格好を取ると、志郎は笑い顔で返して自分の部屋に逃げ込んだ。
母は鮎美にとっても憧れなのだ。頭の回転は早いし、それでいて少しも嫌みな所も無い。それに同性の目から見ても母の躯は胸やヒップの張りも理想的だし脚のラインの美しさも素晴らしい。まるでモデルか女優のような美人なのだ。鮎美も母のようになりたいと願い、努力しているつもりだ。
可愛い弟が時に綾奈を熱っぽい視線で見ていることも知っている。実際、綾奈が鑑賞に堪える美人なのは事実だ。鮎美も綾奈に憧れているから、志郎に母を見るときと同じように自分も見て欲しい。だから「しょーがない」と言われたときは内心寂しかった。
志郎が自分の部屋に帰ったのを見届け、鮎美は階段を降りた。
居間を通り抜けるとき、台所で呆然としている母の姿が目に入った。
「おかあさん、どうしたの?」
「えっ…あ…鮎美ちゃん…」
娘に背中から声を掛けられ、ふっと奴隷の呪縛から解けそうになる。だが、気を緩めると媚肉の合わせ目から愛蜜が漏れそうになる。太腿をぴったり閉じてなんとかしのいでいる。
「ね、おかあさん。志郎クンから聞いたわよ」
「えっ…」
娘の何気ない一言に綾奈は気が抜けそうになるのを必死でこらえている。まさか、志郎が自分のことを話したのだろうか。母が淫蕩なマゾの奴隷に堕ちたことを…。そんなことになったら生きていけない。娘にも夫にも他の誰にも知られてはならなかった。だが理性の箍の外れかかった美母のやつれたような表情は、壮絶なまでに艶っぽい輝きを宿していた。
「ねぇ、おかあさん。何をねだったの?」
「え、あ…あ…」
鮎美が何を言っているのか理解できなかった。
"ねだる…欲しいモノ…志郎さんの逞しい…ああ、ダメ…欲しいの…もうダメ"
淫らな妄想にふける意識の片隅で秘唇がほどけて蜜が太腿に零れるのをはっきりと自覚した。
「あ…う…ご、ごめんなさい」
何だか分からず戸惑っている鮎美を残して台所を抜けようとする。ふらふらとした頼りない足取りで廊下を歩んだ。だが、脚を開けば元も子も無い。はやくしないと漏れちゃう…。
「おかあさん!おかあさん大丈夫?」
「だ…大丈夫よ、お願い。許して…」
尚も母の腕を取って引き止めようとする娘から逃げる綾奈。全身が性器みたいに感じてしまう。ブラウスを押し上げる乳房はその頂きを下着とこすられてびんびん、感じてしまう。
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
もうダメだった。綾奈は弾けそうになる官能を押し殺す術を知らなかった。崩れ落ちそうな躯を引きずって、娘の腕を引き剥がすとトイレに駆け込んでいた。
「大丈夫なのかしら?おかあさん…」
トイレから出てこない母が気掛かりだったが、取り敢えず汗を流すことにする。脱衣所に入ると裸になった。浴室に足を踏み入れてシャワーのノズルを捻った。まるで誰かが使った後のようにすぐに湯が出てきた。迸る湯の下にそれなりに均整の取れた裸身を晒した。
抜けるように白い処女の肌を湯水が滑り落ちていく。
「わたし魅力ないかしら…」
母譲りの美貌、骨格、肌のきめの細かさ。鮎美は自分の体を丹念にチェックしていく。細いウェストから胸の膨らみへ。母の砲弾のような迫力には到底敵わないが、それでもサイズ的には申し分の無い大きさはある。
そして腹を撫でながら薄い恥毛を越えてスリットへ。いつも一人で慰める時にするように指の腹で割れ目に浅く沈め、媚肉の縁を擦り上げる。
「あふっ…あぁん…」
形の整った鼻梁から悩ましい息を洩らす鮎美。その音は綾奈のものに似て切ない。まだ男の手に触れられたことのない胸の膨らみをこね上げながら、クリトリスの包皮を剥いた。
「ひぃぃ…あんっ…ああん、志郎クン…、見てぇ…」
愛しい弟の名を呼びながら淡い官能にひたる鮎美。シャワーからほとばしる湯水が鮎美の清純な秘唇から漏れる蜜を洗い流していく。
娘の手を解いてトイレに駆け込んだ綾奈は便座に腰を下ろすとミニスカートを脱ぎ捨てる。剥き出しの股間はびしょびしょに濡れて洪水のように淫水を溢れさせていた。その中心に中指をあてがうとそのまま奥まで突っ込む。
「ひぎぃっ…あん、あああん」
ブラウスの胸元もボタンを外すの指先は、それすらも煩わしいかのように震えているせいで却ってモタモタとしか動かない。ようやく全てのボタンを外し終えると、ハーフカップの肩紐の無いブラジャーのフロントホックを外すとブラジャーの布地の中で窮屈そうに収まっていた双乳が、ぷるるんっと弾けた。それを自ら爪を食い込ませるほどに強く揉みたてる。頭の中は既に淫蕩な光りの靄の中に溶け込んでいた。
「あくっ!…んんっ、イイの…いいっ」
貞淑な人妻にあるまじき淫らな光景だ。理知的な美女がトイレの密室であられもない格好で激しく自分自身を慰めている。
「志郎さんっ…ご主人様ぁ…欲しいの…」
義理の息子に性奴として奉仕する自分を想像しているのだろうか。
バカンス-陵辱の季節-第3章
二人は車中での情交で主従の絆を深め合うと家路への帰途についた。志郎も家に着くまで美母の躯には手を出しては来なかった。車を車庫に入れると荷物を下ろす綾奈を手伝う。
「これで最後だね」
「ええ、ありがとう」
セカンドバッグを手に車のドアに鍵を下ろすと美母の肩を抱いた。抱き寄せられるまま自然に頭を少年の肩に傾けた。
「じゃ、入ろうか」
「うん」
綾奈は自然に少年の腕の中に抱かれて寄り添いながら、玄関をくぐった。それは当初の思惑とはまったく展開は違うものの、傍目から見る限りでは綾奈が母として志郎との関係を深めたいと願った、まさに自然な親子のようだった。
「綾奈さん、風呂に入ろうよ」
「…はい」
まだ娘は帰宅していない。汗を流す時間はある。二人とも車中のセックスで汗まみれだった。綾奈はまだパンティを返してもらっていない。シャワールームでの奉仕を思い出すと、頬が熱くなる。
「先に入ってるよ」
「え、ええ…」
志郎は紅くなっている美母を面白そうに凝視めながら脱衣所に入る。服を脱衣籠に脱ぎ捨て浴室の扉を開いた。シャワーの栓を開けると湯水が噴き出す。その下に立って頭から熱い湯を浴びる。何も考えず目を閉じて顔に水を浴びる。しばらくして脱衣所に影が映り、美母が浴室の扉を開いて志郎の目の前に裸体を晒した。
「綺麗だね、おかあさんの躯」
「…ありがとう」
裸体を賞賛されポッと頬を染めた。少年の伸ばした手を掴むと、その胸に抱かれた。シャワーの噴き出す湯水が綾奈の髪を濡らしていく。志郎の腕が綾奈を包み込む。綾奈は志郎の胸板に頭を乗せて少年の顔を見上げる。二人はどちらからともなく唇を重ねた。
志郎にしてみれば思いがけず憧れの美母の躯で童貞を捨てることが出来たのは僥倖に等しい幸運だった。更に海辺の別荘という二人だけの空間で綾奈を性奴に堕としめる異常なシチュエーションに激しく興奮して、我を忘れた。
しかし、それは一夏の夢のような体験だ。自宅ともなれば姉の鮎美もいる。世間の目もあるだろうし別荘での出来事のような無茶は出来ないだろう。こうして姉の帰宅を待つ間だけでも、つかの間手に入れた魅力的な女の体を抱き締めて肌にその柔らかな感触の記憶を刻み込んでおきたかった。
それに普段の生活に戻ってしまえば美母は別荘での出来事を無かったことにしてしまうかもしれない。別荘に出かける以前と同じようには愛してもらえなくなるかもしれない。志郎にとっては孤独を何よりも恐れていた。
綾奈にとっては自らが招いた結果とはいえ、少年に犯され、あまつさえ性奴の誓いまでたてたことが信じられない気分だった。
今まで自分は貞淑な女だと思っていた。つい先日来、絵に描いたような家庭を持つ幸せに女の人生の充足を得ていた筈だった。その夫は単身赴任で熟れ盛りの妻を日本に残して海外に去ってしまった。夫との夜の生活を絶たれ人妻の躯は男を求めていた。しかし夫以外の男性に抱かれたいと思ったことはなかった。それなのに夫の息子と関係を持ってしまった。
だが志郎に肌を許したことに不思議と嫌悪感はなかった。母子相姦という禁忌を破った今でも、頭のどこかでこうなることを望んでいたような気がした。
それよりも自分の躯に淫蕩なマゾの血が流れていることを思い知らされたことのほうがショックだった。性奴の誓いを立て少年に奉仕するとき何故か夫との性交の何倍もの快感に全身が弾けそうになる。少年の凶器からほとばしる蒼い精の匂いと勢いの感触は今も綾奈の躯に染み付いている。志郎に犯され貫かれた今となっては、志郎に抱かれることなくしては、家庭を守っていく決心も揺らぐほどだ。少年の母として性奴として生きていくしかなかった。しかしその淫らな姿を他の者には知られてはならなかった。娘はもちろんのこと、夫にも。
積極的に舌を絡ませ合う二人。志郎が唾液を流し込むと綾奈もそれに応えて流し込まれる唾を嚥下した。限られた時間しか残されていないという思いが二人の性感を高めあう。
キスだけでこんなに興奮するものなのか…。志郎は美母の砲弾のように突き出した乳房を掴み揉みしだく。さっきから綾奈は形のいい鼻梁から熱い息を洩らしている。少年の背中に廻した手で若々しい肌を撫で下ろしてゆく。肌のぬくもりを忘れない、忘れたくないという焦燥にも似た感情が互いの躯を弄らせていた。怒張が熱くそして硬さを取り戻していく。尖塔の切っ先が美母の滑らかな腹に突き当たり、当たった部分を秘唇に見立てて突き上げてくる。
「おかあさん、入れたい…おかあさんの中に…」
「あんっ、来て…いいの、志郎さんを…ください」
少年の首に腕を廻し、扇情的な眼差しで瞳の奥を覗き込む。志郎は美母の腰に手を這わして美女のヒップの丸みを掴んで引き寄せる。そのまま尻の割れ目から脚の付根まで伸ばして片方の太腿を抱え込む。
綾奈は太腿の付根を擦り上げてくる男根の動きに翻弄され、すらりと伸びた脚をガクガクと震わせて身悶える。。
「ああん、はやく、はやくぅ…いいの、カタイのを、はやくぅ…」
「入れるよ、おかあさんっ!!」
ずぶり、と少年の男根がぱっくりと開いた秘唇に呑み込まれていく。綾奈は膣襞を抉り押し入ってくる肉棒の硬さと体積に腹の中を掻き回されて菊門に力を込めて少年のすべてを胎内に収めようとした。
「ハァ…アンッ、逞しいわ、志郎さんの…」
綾奈は少年の剛直で秘唇の奥まで串刺しにされて喘いだ。無意識のうちに夫のものと比べていた。志郎のものは夫のよりも太くて立派だった。長さも充分にあった。エラが張った亀頭で膣を前後に動かされると壁が擦られてすぐに絶頂に追いやられそうになる。
"もう…離れられない…堕ちていくわ…"
志郎が動きはじめた。限界が近いようだ。美母の両の太腿を抱いて激しく男根を突き上げてくる。
「あんっ、あぁんっ…イイの、イイッ…志郎さん、素敵よ…」
「う…いいよ…おかあさんのなか、ざらざらし…てる」
「ああっ…いっちゃう…、イクぅ」
「おかあさんっ!!で、出るっ」
最後の一瞬に腰溜めに力を振り絞って叩きつける。その刹那、怒張の噴射が始まる。子宮口に熱い液体を矢継ぎ早に浴びせられ、美母は背筋を痙攣させる。深く肉体の奥で結合したまま、浴室の床に崩れ落ちる親と子は、名残を惜しむように深い溜め息を吐きながらも決して自分から肌を離そうとはしなかった。
姉の鮎美が帰宅してしまうとまるで別荘での一部始終が嘘のように思えてくる。居間で鮎美のお土産話に相槌を打つ美母はいつものように屈託の無い微笑みを浮かべている。
それを目の前で見ていると、ルージュを引いた美母の朱唇に肉棒を咥えさせ、白い美貌に精液を浴びせて汚し、パールホワイトのブラウスを押し上げる胸の双球を思いのまま揉みしだき、組んだ足の付け根のベージュパンティの奥に隠された秘部を貫いて精を注ぎ込んだ、それらのことが幻のようにも思えてくる。だがその美貌の裏には淫蕩なマゾの姿が隠されていたことを志郎は知っている。綾奈と鮎美を見ていると、まるで少し歳の離れた姉妹のような錯覚を覚えるほどだ。母譲りの姉の美貌を見ていると、その汚れない唇に怒張を咥えさせてみたくなる。おそらくまだ誰も触れたことのない可憐な胸のふくらみを揉みしだき乙女の部分を指で嬲るのだ。弟の獣欲に血走った視線が清純な美少女の躯を舐めるが如く視姦していた。
「志郎クン、海はどうだったの?」
いつしか話題は別荘での一件に移っていた。姉は最愛の弟をいつも愛情を込めて「…クン」と呼んでくる。自分に視線が向けられていることに気付いたのだろう。
「う、うん」
水を向けられて慌てて頷いた志郎の視線の先で頬を染めている綾奈の姿が映る。脳裏には砂浜で陽光の下、露わにされた美母の裸体が浮かんでいた。
「綾奈さんの水着姿、とっても格好よかったよ」
「やだ…恥ずかしいわ」
少年の賛辞にポゥッと美貌を紅く染める綾奈。
志郎は別荘のことを話した。岩山の空洞にある砂浜のこと、そこで美母とはしゃぎ合ったことなど。
「ふぅん、羨ましいわ、一緒に行きたかったナ…」
「僕もお姉さんと一緒がいいな…」
志郎の何気ない呟きを思いやりに感じたのか鮎美は嬉しそうだ。制服を着替えに部屋に引き揚げる姉の後を追おうとする志郎を綾奈が引き止めた。
「待って、志郎さん」
「なに?」
「鮎美には黙っていてね、あのこと…」
そう告げる美女の顔には脅えの表情が張り付いている。美母がそんな弱々しい表情を見せていると弱みに付け込みたくなる。志郎は手を伸ばして綾奈の髪の一房を漉き上げ、柔らかそうな耳朶に息を吹きかけながら囁いた。
「あのこと?ああ、綾奈が奴隷だってことかい」
「ああっ…嫌ぁ…」
呼び捨てにされるとシャワールームでの情痴がまざまざと蘇ってくる。感じやすい耳朶に息を吹きかけられ、無理に抑え込んでいる官能の息吹は目覚めようとしているようだった。
「心配しなくても言わないよ」
「ほ、本当…ね?」
眦を潤ませている人妻の美貌は少年の罠を誘惑しているかのようだ。
「本当だよ安心して」
「ありがとう…」
「その代わりに、パンティを脱ぐんだ、母さん」
安堵したところを不意をつかれ、淫らな交換条件を提示され息を呑む美母。胸元で握った拳を震わせてうなだれる。悪夢は終わってはいないのだ。そのことを思い知らされる。だが、心のどこかで続きを望んでいる自分もいた。少年が指先で美母の首筋を撫でてくる。まるで獲物の反応を確かめているよう。
「どうした?それとも姉さんに知られてもいいのかい」
「だめ…だめよ」
「だったら早くするんだ…綾奈」
"ああっ…逆らえない…奴隷なんだわ、私…"
隷属への欲求がちりちりと脳髄を焦がす。性奴に堕ちることを自ら望んでいるのだ。呼び捨てにされると躯が何者かに支配され、綾奈の理性を奪っていく。
媚肉は甘い期待に熔けて蜜を分泌しはじめる。淫らな液ははっきりと下着に刻印するだろう、マゾの印を。
「早くしないと姉さんが降りてきちゃうよ」
「は、はいっ…脱ぎます…」
美母は少年の前で身を屈めてスカートに手を差し入れると下着を脱ぎ下ろしていく。惨めだった。だが、その屈辱が逆に秘唇を犯すのだ。恥辱が大きければ大きいほど媚肉を抉る官能の波も大きいのだ。
片方づつ脚を抜き、丸まった小さな布切れを年下の御主人様に差し出す。少年は差し出された供物を手に取ると、めざとく愛液の染みを見つけてニヤリと笑った。綾奈は志郎の笑いの意味を知って真っ赤になった。が、秘唇は潤みきって太腿を閉じていないと外に恥ずかしい液体をこぼしてしまいそうだった。
「これは貰っておくよ。今日はずっとそのままでいるんだ、いいね?」
「はい…」
消え入りそうな声で頷く。
志郎は性奴と化した美母を置き去りにすると意気揚々と階上の自室に向かって階段を上っていく。
鮎美は手早く制服を脱ぐとシャワーを浴びようと部屋を飛び出した。階段を降りかけると弟の声が聞こえて足を停めた。なんだか母と言い争っているかのような調子だ。と思っているうちに弟が階段に向かってくる気配がした。
なんだか顔を合わすのはまずい気がして、自分の部屋のドアをすばやく開けると志郎をやり過ごすことにする。なんだかドキドキした。弟は鮎美の部屋の前を素通りすると自分の部屋に入ったようだ。部屋の扉を開けると志郎が立っていた。
「きゃあっ!」
「どうしたの?お姉さん」
思わず逃げようとしたところを志郎に腕を取られて部屋の扉に張り付いてしまう。冷静な弟の前にいる自分が何故か罪悪感に囚われている。
「ごめんなさい。志郎クン、部屋に入ったものとばかり思ってたからちょっと驚いたの」
なんとか誤魔化そうとした。だが無駄だった。
「ふぅん、お姉さん、何か聞こえた?」
「え、えぇ…、あ、いいえ。でもどうして?」
「さっき綾奈さんと話してるとき、お姉さんが階段を降りてくる音が聞こえたからさ」
鮎美は思わず息を呑んだ。志郎は動揺を隠せないでいる鮎美に畳み掛けるように質問を浴びせて、姉がどこまで聞いていたかを確認しようとしていた。しかし、姉が困ったような顔をして吃っているところは、血を分けた娘だけあって綾奈そっくりだ。やはり、マゾも遺伝するのだろうかと、ふと思った。
「おかあさまと、な、何を話してたの」
「聞きたい?」
凄く楽しそうな顔をしている、弟の顔を見ていると聞いてしまったら元の二人のようには話せなくなるような、漠然とした不安が大きくなってくる。
「あのね、もうすぐ綾奈さんの誕生日でしょう。だからプレゼント何がいいのか聞いてたんだよ」
「そうだったの…。おかあさまと喧嘩していたみたいに聞こえたから驚いちゃったわ」
母・綾奈は9月3日生まれだ。夏が過ぎればすぐである。弟の母思いの優しい一面を見たような気がして気が和んだ。理屈は通っているし、愛しい弟がまさか嘘をつくなんて考えてもいない。母と弟が何かとんでもないことに巻き込まれているのではないかという危惧が去ってほっとしている。
「よかった…ね、手を放して」
「ああ、ごめんね。お姉さん、お風呂?」
「ええ、合宿…ちょっと疲れちゃったわ。覗いちゃいやよ」
「ふふん、お姉さんのハダカなんて見てもしょーがないよ」
「こら、言ったなー」
ふざけて打つ格好を取ると、志郎は笑い顔で返して自分の部屋に逃げ込んだ。
母は鮎美にとっても憧れなのだ。頭の回転は早いし、それでいて少しも嫌みな所も無い。それに同性の目から見ても母の躯は胸やヒップの張りも理想的だし脚のラインの美しさも素晴らしい。まるでモデルか女優のような美人なのだ。鮎美も母のようになりたいと願い、努力しているつもりだ。
可愛い弟が時に綾奈を熱っぽい視線で見ていることも知っている。実際、綾奈が鑑賞に堪える美人なのは事実だ。鮎美も綾奈に憧れているから、志郎に母を見るときと同じように自分も見て欲しい。だから「しょーがない」と言われたときは内心寂しかった。
志郎が自分の部屋に帰ったのを見届け、鮎美は階段を降りた。
居間を通り抜けるとき、台所で呆然としている母の姿が目に入った。
「おかあさん、どうしたの?」
「えっ…あ…鮎美ちゃん…」
娘に背中から声を掛けられ、ふっと奴隷の呪縛から解けそうになる。だが、気を緩めると媚肉の合わせ目から愛蜜が漏れそうになる。太腿をぴったり閉じてなんとかしのいでいる。
「ね、おかあさん。志郎クンから聞いたわよ」
「えっ…」
娘の何気ない一言に綾奈は気が抜けそうになるのを必死でこらえている。まさか、志郎が自分のことを話したのだろうか。母が淫蕩なマゾの奴隷に堕ちたことを…。そんなことになったら生きていけない。娘にも夫にも他の誰にも知られてはならなかった。だが理性の箍の外れかかった美母のやつれたような表情は、壮絶なまでに艶っぽい輝きを宿していた。
「ねぇ、おかあさん。何をねだったの?」
「え、あ…あ…」
鮎美が何を言っているのか理解できなかった。
"ねだる…欲しいモノ…志郎さんの逞しい…ああ、ダメ…欲しいの…もうダメ"
淫らな妄想にふける意識の片隅で秘唇がほどけて蜜が太腿に零れるのをはっきりと自覚した。
「あ…う…ご、ごめんなさい」
何だか分からず戸惑っている鮎美を残して台所を抜けようとする。ふらふらとした頼りない足取りで廊下を歩んだ。だが、脚を開けば元も子も無い。はやくしないと漏れちゃう…。
「おかあさん!おかあさん大丈夫?」
「だ…大丈夫よ、お願い。許して…」
尚も母の腕を取って引き止めようとする娘から逃げる綾奈。全身が性器みたいに感じてしまう。ブラウスを押し上げる乳房はその頂きを下着とこすられてびんびん、感じてしまう。
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
もうダメだった。綾奈は弾けそうになる官能を押し殺す術を知らなかった。崩れ落ちそうな躯を引きずって、娘の腕を引き剥がすとトイレに駆け込んでいた。
「大丈夫なのかしら?おかあさん…」
トイレから出てこない母が気掛かりだったが、取り敢えず汗を流すことにする。脱衣所に入ると裸になった。浴室に足を踏み入れてシャワーのノズルを捻った。まるで誰かが使った後のようにすぐに湯が出てきた。迸る湯の下にそれなりに均整の取れた裸身を晒した。
抜けるように白い処女の肌を湯水が滑り落ちていく。
「わたし魅力ないかしら…」
母譲りの美貌、骨格、肌のきめの細かさ。鮎美は自分の体を丹念にチェックしていく。細いウェストから胸の膨らみへ。母の砲弾のような迫力には到底敵わないが、それでもサイズ的には申し分の無い大きさはある。
そして腹を撫でながら薄い恥毛を越えてスリットへ。いつも一人で慰める時にするように指の腹で割れ目に浅く沈め、媚肉の縁を擦り上げる。
「あふっ…あぁん…」
形の整った鼻梁から悩ましい息を洩らす鮎美。その音は綾奈のものに似て切ない。まだ男の手に触れられたことのない胸の膨らみをこね上げながら、クリトリスの包皮を剥いた。
「ひぃぃ…あんっ…ああん、志郎クン…、見てぇ…」
愛しい弟の名を呼びながら淡い官能にひたる鮎美。シャワーからほとばしる湯水が鮎美の清純な秘唇から漏れる蜜を洗い流していく。
娘の手を解いてトイレに駆け込んだ綾奈は便座に腰を下ろすとミニスカートを脱ぎ捨てる。剥き出しの股間はびしょびしょに濡れて洪水のように淫水を溢れさせていた。その中心に中指をあてがうとそのまま奥まで突っ込む。
「ひぎぃっ…あん、あああん」
ブラウスの胸元もボタンを外すの指先は、それすらも煩わしいかのように震えているせいで却ってモタモタとしか動かない。ようやく全てのボタンを外し終えると、ハーフカップの肩紐の無いブラジャーのフロントホックを外すとブラジャーの布地の中で窮屈そうに収まっていた双乳が、ぷるるんっと弾けた。それを自ら爪を食い込ませるほどに強く揉みたてる。頭の中は既に淫蕩な光りの靄の中に溶け込んでいた。
「あくっ!…んんっ、イイの…いいっ」
貞淑な人妻にあるまじき淫らな光景だ。理知的な美女がトイレの密室であられもない格好で激しく自分自身を慰めている。
「志郎さんっ…ご主人様ぁ…欲しいの…」
義理の息子に性奴として奉仕する自分を想像しているのだろうか。
コメント