小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 5/13
官能小説
-5-
バカンス-陵辱の季節-第5章
浴室から脱衣所に逃げるようにして上がると躯の水気を拭くのもそこそこにしてバスタオル一枚という艶めかしい格好のまま、階段を上がり自分の部屋に飛び込んだ。そして扉を背にしばし立ち竦んだ。まだ息が荒い。胸の上に手を置いて深呼吸する。息は穏やかになってきた。だけども手の震えは止まらない。
ときどき誰も聞いていないことを確認できたときに自分の中に目覚めつつある"何か"を指先で慰めることはあった。それが愛する弟の股間で屹立する男根を目にしたとき、不意にそれが目覚め、鮎美自身"何か"に支配されていた。そして強く弟の男性を意識するとともに理性の箍はあっさりと崩壊していた。鮎美はそれが自分が母親から受け継いだ淫蕩なマゾの血の所為であることを知らなかった。
日頃からあまりに近く弟と接しているが為に弟も一人の男性であることを理解していなかっただけなのだと思う。志郎と冗談交じりに自らの裸身の評価を聞いたとき感じた落胆がそうさせたのなら、それは自分の責任であって決して弟の所為ではない。
ベッドに躯を投げ出し、瞼を閉じた。
「綺麗だ、おねえさんのカラダ…」
弟の声が蘇ってくる。そうすると躯が熱くなってくる。弟の男根を握った手で肩を抱く。そうすると弟に躯を弄られているかのような錯覚すら覚えてくる。志郎の視線が肌に突き刺さる感覚に頬がカーッと熱くなる。
「変よ、こんなのって…」
正直、弟と顔を合わせたときいつも通りに振る舞えるのか自信が持てない。何気ない会話の最中にでも"何か"が目覚めてしまったらと思うと、恐ろしくなる。「いや、いやだ…」
そこへ母が弟の男根を咥えるシーンが予告無く脳裏に蘇る。母はそれをすることを悦んでいた。血管の浮き出た肉茎を美味しそうに舐めていた。そしてそれが出した何かをミルクでも飲むように嚥下していた。そのときの母の恍惚とした表情を見て羨ましいと思った。気がつけば弟の男根を握った指を夢中でしゃぶっていた。一方の手は股間に伸びて、処女の秘唇を嬲っている。
「ああん…欲しいの…志郎クン…きて」
"恥ずかしい…でも志郎クンに見て欲しい…私の本当の姿"
"そんなのダメぇ…志郎クンにだけは知られたくない…こんな浅ましい姿"
浴室での母の凄絶な淫らさを見せつけられた所為で勢いを増して表に脱け出そうとするマゾの本能と、砕け散ってしまいそうな理性との板挟みになっていた。
思いとは裏腹な指が未知の官能を求めて処女の媚肉を慰めていた。
「いい…いいの、ああんっイクぅ…いっちゃう…」
弟の視線を思い出しながら激しいオルガスムに肢体を硬直させる。ピーンと張った背筋を反らせながらも指は女芯を強くこすりあげていた。
翌日、食卓で朝食を摂っていると志郎が階段を降りてきて、鮎美の正面の席に腰掛けた。鮎美は昨晩のオナニーが後を引いて弟の視線が気になって仕方がなかった。何気なくトーストをかじる志郎が視線で制服の上から犯されるような錯覚を覚えるのだ。鮎美はそれが錯覚にすぎないと分かっていてもいつもだったら屈託のない表情を見せて朝のひとときを過ごせるのに今日に限っては気まずい思いをしながら視線を反らせていた。普段なら一緒に家を出るのだが、その日は志郎と一緒にいるのが居たたまれなくなって、先に席を立つ。鞄を取って玄関に向かう。
「あっ、待ってよ。僕も一緒に出るよ」
玄関で靴を履いていると、志郎が駆けつけてくる。まだトーストの半分をくわえたままだ。
「昨日はごめんね」
「えっ」
志郎は玄関の上がり口に腰を下ろして姉の美しい制服姿を見上げながら呟いた。セミロングの髪はヌメヌメと光り輝いて波うち、半袖のブラウスは良く見れば下着が透けてみえる。制服のミニスカートからは健康そうな太腿が惜しげも晒されている。手を伸ばせばすぐに触われる位置にそれはある。志郎は姉の何気ない日常の官能美を鑑賞する。
「お姉さんのハダカ、とっても綺麗だったよ」
「えっ?」
「オッパイもお尻も…アソコもね」
不意にかけられた言葉にかあっ、と顔が紅くなる。やはり全部見られていたのだ。志郎の視線が制服の胸に食い入る気配に思わず鞄を胸に抱き締める。そして太腿もぴったりと閉じ合わせた。昨夜の母の痴態を思い出すと無意識に太腿を擦り合わせていた。
「もう、忘れて、ねぇ」
姉の羞恥に喘ぐ姿を楽しそうに見ながら言葉で追打ちをかける。
「やっぱしお母さんの娘だよね、裸もそっくりだったし」
「恥ずかしいから、やめて…」
「ああ、ごめん」
志郎は靴を履き終えると立ち上がり姉の手を取ってドアを開けた。二人は同じバスで通っている。最寄りの駅までは一緒だ。バス停まで一緒に歩いていく。鮎美はドキドキと胸の鼓動が早く打つのを聞いていた。志郎に握られた手に引っ張られるように歩いていた。握られた手が熱い。それは体温のせいでも日差しのせいでもないことは分かっていた。
やがてバスが着いた。今日も混雑している。二人は何とか立つ位置を確保した。志郎は姉をかばうようにその華奢な躯を抱き締める。いつものことだ。それなのに鮎美は弟の腕の中で恥ずかしさに震えていた。
「あ…んっ」
胸と胸を合わせているせいでバスが揺れるたびに乳房の膨らみが志郎の胸板で潰れて、そのたびに甘い疼きがはしる。それに窮屈な脚の間に弟の脚が挟まって、下着越しに小刻みに女芯を嬲られる。思わず甘い吐息を洩らしてしまう。結局、駅に着いたときには下着を濡らしてしまっていた。
帰宅すると弟はポロシャツにジーンズというラフな格好で居間にいた。姉の姿を見とめると「おかえりなさい」と声を掛けてくる。鮎美はほっとした。いつも通りの可愛い弟に戻っているみたいだ。だいたい、今朝のあれは自分の錯覚が招いた結果なのだから、弟に何の科もあるわけではないし。
「今日は勉強教えてくれる約束だったよね」
「あ、そうだったわね。じゃあ後で部屋に来て、姉さん着替えるから」
「うん」
「覗いちゃダメよ」
もちろん冗談だ。志郎に着替えを覗かれたことなど一度も無い。ふざけて笑う弟の顔を見ていると温かい気分に包まれてくる。言われて思い出したが、今日は弟に勉強を教える約束をしていた。いつも鮎美の部屋で授業をしている。二人きりの濃密な時間だ。
階段を上がり自分の部屋に入ってドアを閉めた。勉強机の上に鞄を静かに置いた。そして鏡の前で制服を脱ぎはじめる。胸元のリボンを外すと、スカートを床に落さないようにしながら脱いで、ハンガーに掛ける。ブラウスのボタンを外してそれもハンガーに掛けた。下着姿のまま鏡に映る自分の姿に見入った。今日、何度思い出しただろう志郎の言葉がまた蘇る。
「…ハダカ、とっても綺麗だったよ…」
「オッパイもお尻も…アソコもね」
ブラジャーを外してみる。下着の束縛を離れた膨らみはゆさゆさと揺れるもののまったく型崩れも無く丸みを保っている。パンティに手を掛けた。するり、と長い脚を滑らせて、片足ずつ抜き取った。下腹の茂みはまだ淡い。その下で処女の女芯が息づいていた。
「綺麗?私のオッパイ」
乳房の両の膨らみを底から掬い上げ手の中に収めようとする。が、張りがあってしかもよく実っている膨らみは鮎美の手の中には収まりきらないほどだ。
自分で自分の乳房を掴んでいる姿が鏡に映っている。その姿は昨晩の母の痴態を思い出させる。女子高生には似つかわしくないほど淫らだった。
「お尻も…」
乳房から手を離すと腰からヒップにかれて手を滑らせる。くるりと振り返り、鏡でヒップの様子を確かめる。ツン、上を向いた尻肉は目映い光沢を放っている。その割れ目に指を添え広げてみた。
「こ、こんな姿見られたら…ああっ…」
菊門から秘部にかけてが鏡の前で露わになる。鮎美は無意識に鏡に向かって腰を突き出すような格好を取り尻の割れ目を広げていた指を媚肉の狭間に添えた。
「…アソコも…綺麗…?」
鏡には細い指先で広げられた処女の淡いピンク色の媚肉が映っていた。その中心からは淫らな蜜がトロトロと零れだしていた。
ここにはいるはずのない弟の視線が媚肉の中心を犯すのを感じて鮎美はガクガクと突っ張った脚を震わせて喘いだ。倒れそうになる上体を机の端に手を付いて支え、危ういバランスで長い脚を開いていった。
「あんっだめぇ見ないで…いやぁ」
自分の他には誰もいないはずの個室で鮎美は全裸のまま淫らに指を動かしては快楽を貪っていた。弟と家庭教師の約束をしていたことも忘れて。弟がこっそり開けたドアの向こうからその痴態のすべてを覗いていることも知らずに。
志郎は姉の着替えがとっくに終わっていると思って階段を上がる。母は買い物に出たまま未だ戻ってはいなかった。ドアを叩こうとして中で何かの動く音を聞いた。当然、姉の鮎美以外ではありえない。志郎はこっそり音を立てないようにしてドアをわずかに開けた。そして姉の淫らな姿を見てしまった。姉が自分の言葉を反芻しながら指を動かしてオナニーに耽ける姿はこの上もなく美しかった。
いつしか志郎の勉強を見てやることなど頭から消え去っていた。胸の双球をプルンプルンと揺すり立てて指で女芯を擦り上げるのに忙しくて、ドアがゆっくりと音も立てず開いていくのを気が付くことはなかった。
「おねえさん、お姉さんのハダカとっても綺麗だね」
快楽を貪る鮎美の背中から弟の声が投げ掛けられる。
「えっ、あ…嫌ァ!!」
その途端慌てた鮎美は姿勢の危ういバランスを崩して床に前のめりに倒れてしまう。咄嗟に机の端に手を伸ばそうと試みたもののそれは叶わずに無理な姿勢のまま倒れる。
「きゃあっ…」
一声あげて気を失ってしまう。
「おねえさん?大丈夫?」
志郎は床に倒れたままの姉の肢体に近付く。姉の細腕を取って肩を抱いて起こそうとする。鮎美はう、うーん、と息を洩らしているものの起きなかった。
「良かった。息はしてる…」
でも、腕の中の姉の裸身はまるで美しいオブジェかなにかのようだ。志郎は姉の裸身を慎重に抱き上げるとベッドの上に横たえた。
あらためて姉の躯を鑑賞する。美しい顔にはセミロングの髪の毛が1、2本張り付いている。全身が汗でしっとりと濡れた肢体は妖しい光沢を放っている。胸の隆起がいやらしくプルル、プルルンと浅い呼吸に合わせて震えている。放恣に投げ出された二本の太腿の肉感もたまらない。露わにされている股間の茂みは淡いものの逆三角形に繁っている。そしてその下に息づく処女の媚肉の狭間からは愛蜜が溢れ出して、太腿の付根をびしょびしょに濡らしていた。そして姉の肌から漂う甘い匂いが志郎の獣欲を刺激する。ゴクッ、と唾を飲み込んでおそるおそる震える姉の乳房に手を伸ばした。
「あ…ふ…」
志郎の掌が姉の乳房を鷲づかみにした。そしてゆっくりとその感触を味わうように揉みしだいた。鮎美は気を失っているものの柔肌に加わる陵辱を敏感に感じているのか溜め息を漏らしている。志郎は柔らかい、でも手に吸い付くような肌の張りを感じて興奮する。美母の乳房の感触とは明らかに匂いも手触りも違っていた。志郎は姉の乳房を慎重に揉みしだきながら気を失っている美少女の唇に接吻する。
"ああ、おねえさんとキスしてるんだ"
志郎は感激しながらも大胆に舌先を無防備な姉の朱唇に深く捩じ入れていく。
「う…むん」
鮎美は未だ目を覚ます気配はなかった。志郎は姉の口腔を嬲るのを止めると唇を離した。唾液の滴が糸を引く。もう何がなんでも鮎美の中に肉棒を突っ込んで射精したかった。無防備な裸身を晒している姉を犯す。そのことを思うと志郎はわくわくした。そして姉の制服のリボンをハンガーから抜き取ると、鮎美をバンザイの形に腕を上げさせて、ほどけないように両腕を拘束する。
好き勝手に嬲り物にしていた姉の乳房から手を離すと、着ているものを脱ぎ始める。トランクスの中から怒張がすっかり体制を整えて顕われる。肉棒を左手でしごきながら姉の横たわるベッドに上がる。志郎は姉の裸身の上に跨り、目の前に姉の顔が来るように見下ろした。
「おねえさん…、おねえさん!!」
姉の頬に手を添えてぐらぐらと頭を揺する。すると鮎美はうっすらと瞼を開けて、目の前で見下ろしている弟の顔を見上げ返した。
「あ…志郎クン…な、に」
志郎は姉の声に答えず顔を下ろしてくる。
「嫌…志郎クン、やぁっ!!」
志郎は鮎美がすっかり目を覚ましたのが分かると体重を姉の躯に掛けて組み敷いた。美姉は弟の肌と肌を重ねることに羞恥心を覚え、また躯の自由を奪われたことに脅えていた。
「あ…私…裸なのね」
「おねえさん、オナニーしてて気を失ったんだよ」
「恥ずかしい…」
全部見られてしまったのだ。弟の名前を呼びながらオナニーに耽っていたこと。全裸で鏡に映る自分の姿を見ながらはしたなく指を恥ずかしい部分に添えて動かしていたこと。志郎は姉が羞恥に美貌を紅く染めて歪める様を楽しげに見下ろしている。
「…全部見たよ、おねえさんのいやらしいポーズも」
志郎は唇を姉のうなじに埋めて舌で汗の浮いた姉の肌を弄ぶ。ビクッ、と全身を強ばらせる鮎美。姉の肌の感触を存分に味わうと、胸と胸の間で潰れている乳房を掴み取り、揉みしだく。鮎美はただ恥辱に肩を震わせているだけだ。
「やめて…ね、放して」
「駄目だよ、おねえさんを僕のものにするんだからね」
弟に柔肌を陵辱される恥辱に身悶えている姉に囁きながら彼女の腹の辺りに押し付けていた怒張をグリグリと衝き付ける。
「ひぃぃ、嫌ぁぁ…」
「感じるでしょう、僕の」
鮎美は悲鳴を上げる。腹を突き破らんばかりに堅く勢いのある物体が脈打っているのが分かったのだ。それはいつぞや母が頬張った弟の性器に違いない。
「ああ、それとももっとよく見てみたいの?いいよ見せてあげる」
「嫌っ…嫌よ、許して…志郎クン」
志郎は姉の乳房を両手で捩じ上げ乱暴に揉み立てながら姉の躯の上に跨ったまま腰を前に進めてくる。弟の股間のものはゆさり、と大きく跳ねて鮎美の乳房の狭間に沈められる。弟が膝を進めて鮎美の両脇に入ってくる。両腕は制服のリボンに括られて動かすことが出来ない。バンザイの格好を強制されたまま否応なく弟の怒張と対面させられる。
「どうだい僕の…。」
「ああ…いや…」
グロテスクに膨れ上がった弟の肉棒を見ると、おぞましさを感じながらもその先端に吸い寄せられていくような錯覚を覚える。それを鮎美はオナニーのせいだと思っていた。
志郎は腰を前後に揺すりながら姉の豊満な双球の谷間を怒張で嬲る。そうしながらいいことを思い付いた。
「おねえさん、これが…出すの見たことないでしょ?」
「え、あ…」
「見せてあげるよ」
「な…何…?」
志郎はへへへと笑いながら姉の両の乳房を再び握り締めた。そして、乳房の肉の間に怒張を挟み込んで、扱きあげる。
「いやぁ…いやっ!!止めて、そんなことしないでぇ…」
肉棒を柔肌で無理矢理擦りあげるおぞましい感触が何故か女芯を疼かせる。弟の肉棒の先端から先走りの透明や露がこぼれるたび、鮎美も怒張から溢れる精の匂いに媚肉が蠢いてしまうのを感じていた。
"いやよ…いや…嫌なのに何故濡れちゃうの…"
志郎が乳房を捏ね上げ爪を食い込ませて無理矢理怒張を扱くたび、妖しい興奮に鮎美も囚われ、人知れず太腿を擦り合わせ女芯の疼きに耐えている。
「ああ…おねえさんのオッパイ気持ちいいよぉ」
志郎は射精の一瞬が近付くのを感じて急ピッチで肉棒を擦りあげる。怒張の先端からは透明な露がピュッピュッと姉の柔肌に飛び散っていた。
「ああっ、志郎クン…お願い…いやぁ」
「あああ、おねえさんっ、うう出るっ出るよぉ」
姉の声をきっかけに激しく肉棒を擦りあげてはその矛先を姉の美貌に向けた。その刹那、ドクッと白いネバネバした液体が姉の頬に向かって放たれ張り付く。
「うう、いいぜ、おねえさんっいいよぉ」
次々と姉の顔を白い精液が汚していく。姉の鼻も唇も頬も額も髪の毛も夥しい量の精でどろどろになっていく。
「ああっ…いやぁ…」
美貌を熱い精で汚されているのに、その瞬間、鮎美の背筋を官能の疼きが走り抜けていた。媚肉の狭間からは蜜がトロトロと湧き出しているのを感じていた。
「ああ、良かったよ。おねえさん」
志郎は肉棒をしごいて最後の一滴までもを姉の顔に注ぎ掛ける。そうしておいて、なお勢いを失わない剛直を姉の唇に近付けていく。
「どうだった?凄いでしょう」
「こんなものをお母さんは呑んだのね…」
鮎美は母が志郎の出したものを呑み下したのを思い出していた。母は弟の性器を美味しそうにしゃぶりながら、後始末までしたのだ。その表情は恍惚に濡れたような妖しい色気に満ちていた。
志郎は怒張を姉の美貌に擦り付けていく。鮎美は凶々しい弟の怒張を突きつけられて戦慄いていた。
「ね、おねえさん。しゃぶってよ」
「そんな…できません」
「おかあさんはやってくれたよ?」
そう言われると母が美味そうに肉棒を咥えるシーンがまざまざと蘇る。その間に志郎は肉棒の先端で姉の朱唇をこじ開けようとしている。
「やぁっ…嫌…」
無理矢理に怒張が鮎美の唇を割って入ってくる。口腔を犯されていく。唇をいっぱいに開いて弟の怒張を受け入れるしかなかった。弟の性器を咥えながら、何故かこうすることを願っていたかのようにも思えてくるのだ。おぞましい性の誘惑に鮎美は困惑していた。躯は心に逆らって弟の羞恥責めに反応を返しているのだ。
"ああっ凄いの…かたい、かたいわ…"
舌を肉棒に沿えて滑らせながら弟の逞しい肉棒を舐め啜っていた。もう、怒張に対する恐怖は無くなっていた。どちらかといえばそれが自分の処女肉を貫くことを想像して自ら羞恥を煽っていた。
志郎は狂喜した。姉の乳房でパイズリし、そのあげく顔射し、そして今度は強制フェラチオをさせているのだ。しかも、弟の性器を頬張る姉は何故か積極的に肉棒に舌を絡めている。
そういえば美母・綾奈も肉棒を咥えているうち奴隷に落としたのを思い出した。親がマゾなら娘も同じかもしれない…。
志郎は肉棒を姉の口腔深く突き刺しては抜き掛け、そしてまた激しく喉奥まで突き立てた。鮎美は強制的に口腔を犯され、弟の行為の為すがままに大人しくしている。だが、弟が激しく怒張を突き立てるたびに太腿を擦り合わせて、媚肉の疼きを噛み締めていた。
「ああ、おねえさんの口、まるでオマンコみたいだ…」
その卑猥な四文字言葉を聞かされたとき鮎美の背筋を悪寒が走った。それはビクビクと全身を駆け巡り、口を犯されながら絶頂に押し上げられていた。志郎は姉の反応に驚きながらも怒張の動きのピッチを上げた。
「うう、いいぜ。だ、出すよ」
"ああん、来てぇ…はやくぅ…"
鮎美は腰を淫らに振って弟の射精を待ち望んでいた。
「で、出るぅっ」
志郎は怒張を姉の喉の奥深く突き刺したまま噴射した。鮎美は息苦しさに涙を流しながらも弟の肉棒から拭き出す精液を必死に飲み干していた。
弟がぜいぜいと荒い息を吐いて精を吐き出し終えた怒張を引き上げようとすると殊勝にも鮎美は肉棒に舌を絡めて精液の残滓を舐め取っている。
「ありがとう、おねえさん。後始末もできるんだね」
弟の感謝の声にカーッと目元を紅く染める。自分が淫蕩な女であるかのように決め付けられたような気がして激しい羞恥に見舞われる。弟の怒張を清め終え、唇から離れていくと美貌を背けて美少女は荒い息をついた。弟にその表情を見られたくなかった。だが、両腕の自由を奪われて志郎に頬を押さえられては為す術も無かった。目元は官能に潤みきって眼差しの色はかつての母がそれを咥えたときのように淫蕩な妖しさを湛えている。
「おねえさんも随分と感じたみたいだね」
鮎美は答えられない。弟のものを咥えながら感じてしまったのは事実なのだから。しかもまだ終わりではないのだ。鮎美は絶望感が官能に変わるのを初めて意識した。虐げられれば虐げられる程に感じてしまうのだ。淫らな行為を強制されて、だがその行為は自分も望んでいることを悟っていた。
「そろそろ僕のものになってもらうよ」
「ああっ、ダメぇ、志郎クン許して」
鮎美は自由の効かない体をクネクネといやらしく揺さ振り下腹部の方に移動する志郎に抗議する。だが、今日、何度も登り詰めた躯には力が入らなかった。
「凄いや…おねえさんのオマンコ」
「ひぃぃ…」
力の抜けた太腿を抱き上げて肩に担いだ。そうすると処女の媚肉が正面から目に入る。姉の媚肉はとうにびしょ濡れで志郎を迎え入れる準備は整っていた。
志郎は怒張の切っ先を姉の秘所の中心に添える。
"ああ…志郎クンに…抱かれる…"
それは待ち望んでいた瞬間だった。母が弟の肉茎を美味そうに咥えたとき母に可愛い弟を取られたような気がして嫉妬した。風呂場での出来事以来、志郎に抱かれることばかり意識していたような気がする。だがそんな思いとは裏腹に処女を奪われる恐怖にぶるぶると肩を震わせていた。
「いやぁ…」
切っ先が媚肉の割れ目に当たる感触に身構える鮎美。そしてそれは入ってきた。鮎美の膣肉を掻き分けて。志郎が腰を進めるたびメリッという感触が肉棒から伝わってくる。その瞬間姉の処女膜を確かに貫いたのだ。美姉を自分のものにした感動に志郎は震えた。
「ひぃぃぃ…痛い…痛いの…」
姉の悲鳴を聞きながらも志郎は怒張を埋めていく。ピリピリと腰に伝わる快感とフェラチオとは違う感触に呻いた。そして最後まで怒張を埋め込む。志郎は怒張を埋め込んだまま姉の顔を覗き込む。美少女の美貌は涙でグシャグシャに歪んでいる。鮎美は躯の中心から引き裂かれるような破瓜の痛みに堪えていた。弟の肉棒は相変わらず楔のように突き刺さったままで、そこから電気のように痺れが湧き上ってくる。
「ああ、いいぜ、おねえさんのオマンコ」
「ああ…志郎クン」
「これでおねえさんは僕のものだからね」
「鮎美は…志郎クンのもの…?」
志郎は鮎美の腕の戒めを解いた。そして乳房を掴むと爪を食い込ませて揉みしだいた。鮎美は朦朧とした表情で弟の宣告を聞いていた。
「俺の女だぜ…おねえさんは」
もう一度告げると、肉棒を引き抜き掛けた。
「あうっ…痛い…ね、ねぇっ…ああっ」
鮎美は痛みを訴えるものの、その底の方から別の感覚が湧き上ってくる。
志郎は姉の痛みを訴える声を聞きながらも怒張を破り立ての処女の粘膜に突き立てる。ズブズブと姉をいたわる気など無いかのような乱暴な動きで抜き差しを繰り返す。その動きは徐々に早くなっていく。
「ああっんっ…はぁっ、んく…あぁん」
志郎に激しく突き立てられるうちに鮎美の反応も徐々に痛みを訴えるというよりも別の感覚に支配されているかのようなものに変わってきていた。痛みに強ばらせていた四肢から力が抜けて、志郎の抜き差しのタイミングに合わせて腰を揺すり始めている。
「おねえさん、まだ痛いかい?」
「ああ…だめっ…ひぃぃ」
志郎は確信した。姉はよがっている。志郎は鮎美の脚を肩から下ろすと姉の腕を取って引き起こす。
「はぁん…ああっ」
志郎の膝の上に跨らせられて結合が深まる。鮎美は両腕を弟の首に廻して仰け反ったまま、腰を揺らしていた。志郎は下から腰を突き上げながら、目の前でプルンプルンといやらしく波打つ乳房を握り締める。
「ああっ…志郎クン…いいの…いい」
「おねえさん、オマンコいいかい?」
「いいっ…いいの…あんっ恥ずかしい…」
淫らに腰を振って、弟の怒張の注送のタイミングに合わせて粘膜を擦り合わせる。まだ、破瓜の痛みはまだ残るものの、それを上回る官能の波が背筋を走りぬけていく。
「ああっおねえさん」
「志郎クン…ああ、いいの」
「出る…また出るよ」
怒張を媚肉の中心にガンガンと下から打ち衝けて志郎はクライマックスを迎えていた。鮎美も貫かれるままに裸身を揺らして、官能を貪る。やがて、怒張が膨らむのを二人は同時に感じながら、射精が始まると志郎は鮎美を押さえつけ、子宮めがけて白濁液をぶちまける。
鮎美もアアン、アハンというよがり声をあげながら志郎の肉棒から体の中に熱い弟の精が注ぎ込まれるのをはっきりと意識しながら初めて感じるエクスタシーに酔い痴れていた。
「俺の女だぜ、鮎美」
志郎は姉を初めて呼び捨てにして姉を自分のものにした余韻に浸っていた。
バカンス-陵辱の季節-第5章
浴室から脱衣所に逃げるようにして上がると躯の水気を拭くのもそこそこにしてバスタオル一枚という艶めかしい格好のまま、階段を上がり自分の部屋に飛び込んだ。そして扉を背にしばし立ち竦んだ。まだ息が荒い。胸の上に手を置いて深呼吸する。息は穏やかになってきた。だけども手の震えは止まらない。
ときどき誰も聞いていないことを確認できたときに自分の中に目覚めつつある"何か"を指先で慰めることはあった。それが愛する弟の股間で屹立する男根を目にしたとき、不意にそれが目覚め、鮎美自身"何か"に支配されていた。そして強く弟の男性を意識するとともに理性の箍はあっさりと崩壊していた。鮎美はそれが自分が母親から受け継いだ淫蕩なマゾの血の所為であることを知らなかった。
日頃からあまりに近く弟と接しているが為に弟も一人の男性であることを理解していなかっただけなのだと思う。志郎と冗談交じりに自らの裸身の評価を聞いたとき感じた落胆がそうさせたのなら、それは自分の責任であって決して弟の所為ではない。
ベッドに躯を投げ出し、瞼を閉じた。
「綺麗だ、おねえさんのカラダ…」
弟の声が蘇ってくる。そうすると躯が熱くなってくる。弟の男根を握った手で肩を抱く。そうすると弟に躯を弄られているかのような錯覚すら覚えてくる。志郎の視線が肌に突き刺さる感覚に頬がカーッと熱くなる。
「変よ、こんなのって…」
正直、弟と顔を合わせたときいつも通りに振る舞えるのか自信が持てない。何気ない会話の最中にでも"何か"が目覚めてしまったらと思うと、恐ろしくなる。「いや、いやだ…」
そこへ母が弟の男根を咥えるシーンが予告無く脳裏に蘇る。母はそれをすることを悦んでいた。血管の浮き出た肉茎を美味しそうに舐めていた。そしてそれが出した何かをミルクでも飲むように嚥下していた。そのときの母の恍惚とした表情を見て羨ましいと思った。気がつけば弟の男根を握った指を夢中でしゃぶっていた。一方の手は股間に伸びて、処女の秘唇を嬲っている。
「ああん…欲しいの…志郎クン…きて」
"恥ずかしい…でも志郎クンに見て欲しい…私の本当の姿"
"そんなのダメぇ…志郎クンにだけは知られたくない…こんな浅ましい姿"
浴室での母の凄絶な淫らさを見せつけられた所為で勢いを増して表に脱け出そうとするマゾの本能と、砕け散ってしまいそうな理性との板挟みになっていた。
思いとは裏腹な指が未知の官能を求めて処女の媚肉を慰めていた。
「いい…いいの、ああんっイクぅ…いっちゃう…」
弟の視線を思い出しながら激しいオルガスムに肢体を硬直させる。ピーンと張った背筋を反らせながらも指は女芯を強くこすりあげていた。
翌日、食卓で朝食を摂っていると志郎が階段を降りてきて、鮎美の正面の席に腰掛けた。鮎美は昨晩のオナニーが後を引いて弟の視線が気になって仕方がなかった。何気なくトーストをかじる志郎が視線で制服の上から犯されるような錯覚を覚えるのだ。鮎美はそれが錯覚にすぎないと分かっていてもいつもだったら屈託のない表情を見せて朝のひとときを過ごせるのに今日に限っては気まずい思いをしながら視線を反らせていた。普段なら一緒に家を出るのだが、その日は志郎と一緒にいるのが居たたまれなくなって、先に席を立つ。鞄を取って玄関に向かう。
「あっ、待ってよ。僕も一緒に出るよ」
玄関で靴を履いていると、志郎が駆けつけてくる。まだトーストの半分をくわえたままだ。
「昨日はごめんね」
「えっ」
志郎は玄関の上がり口に腰を下ろして姉の美しい制服姿を見上げながら呟いた。セミロングの髪はヌメヌメと光り輝いて波うち、半袖のブラウスは良く見れば下着が透けてみえる。制服のミニスカートからは健康そうな太腿が惜しげも晒されている。手を伸ばせばすぐに触われる位置にそれはある。志郎は姉の何気ない日常の官能美を鑑賞する。
「お姉さんのハダカ、とっても綺麗だったよ」
「えっ?」
「オッパイもお尻も…アソコもね」
不意にかけられた言葉にかあっ、と顔が紅くなる。やはり全部見られていたのだ。志郎の視線が制服の胸に食い入る気配に思わず鞄を胸に抱き締める。そして太腿もぴったりと閉じ合わせた。昨夜の母の痴態を思い出すと無意識に太腿を擦り合わせていた。
「もう、忘れて、ねぇ」
姉の羞恥に喘ぐ姿を楽しそうに見ながら言葉で追打ちをかける。
「やっぱしお母さんの娘だよね、裸もそっくりだったし」
「恥ずかしいから、やめて…」
「ああ、ごめん」
志郎は靴を履き終えると立ち上がり姉の手を取ってドアを開けた。二人は同じバスで通っている。最寄りの駅までは一緒だ。バス停まで一緒に歩いていく。鮎美はドキドキと胸の鼓動が早く打つのを聞いていた。志郎に握られた手に引っ張られるように歩いていた。握られた手が熱い。それは体温のせいでも日差しのせいでもないことは分かっていた。
やがてバスが着いた。今日も混雑している。二人は何とか立つ位置を確保した。志郎は姉をかばうようにその華奢な躯を抱き締める。いつものことだ。それなのに鮎美は弟の腕の中で恥ずかしさに震えていた。
「あ…んっ」
胸と胸を合わせているせいでバスが揺れるたびに乳房の膨らみが志郎の胸板で潰れて、そのたびに甘い疼きがはしる。それに窮屈な脚の間に弟の脚が挟まって、下着越しに小刻みに女芯を嬲られる。思わず甘い吐息を洩らしてしまう。結局、駅に着いたときには下着を濡らしてしまっていた。
帰宅すると弟はポロシャツにジーンズというラフな格好で居間にいた。姉の姿を見とめると「おかえりなさい」と声を掛けてくる。鮎美はほっとした。いつも通りの可愛い弟に戻っているみたいだ。だいたい、今朝のあれは自分の錯覚が招いた結果なのだから、弟に何の科もあるわけではないし。
「今日は勉強教えてくれる約束だったよね」
「あ、そうだったわね。じゃあ後で部屋に来て、姉さん着替えるから」
「うん」
「覗いちゃダメよ」
もちろん冗談だ。志郎に着替えを覗かれたことなど一度も無い。ふざけて笑う弟の顔を見ていると温かい気分に包まれてくる。言われて思い出したが、今日は弟に勉強を教える約束をしていた。いつも鮎美の部屋で授業をしている。二人きりの濃密な時間だ。
階段を上がり自分の部屋に入ってドアを閉めた。勉強机の上に鞄を静かに置いた。そして鏡の前で制服を脱ぎはじめる。胸元のリボンを外すと、スカートを床に落さないようにしながら脱いで、ハンガーに掛ける。ブラウスのボタンを外してそれもハンガーに掛けた。下着姿のまま鏡に映る自分の姿に見入った。今日、何度思い出しただろう志郎の言葉がまた蘇る。
「…ハダカ、とっても綺麗だったよ…」
「オッパイもお尻も…アソコもね」
ブラジャーを外してみる。下着の束縛を離れた膨らみはゆさゆさと揺れるもののまったく型崩れも無く丸みを保っている。パンティに手を掛けた。するり、と長い脚を滑らせて、片足ずつ抜き取った。下腹の茂みはまだ淡い。その下で処女の女芯が息づいていた。
「綺麗?私のオッパイ」
乳房の両の膨らみを底から掬い上げ手の中に収めようとする。が、張りがあってしかもよく実っている膨らみは鮎美の手の中には収まりきらないほどだ。
自分で自分の乳房を掴んでいる姿が鏡に映っている。その姿は昨晩の母の痴態を思い出させる。女子高生には似つかわしくないほど淫らだった。
「お尻も…」
乳房から手を離すと腰からヒップにかれて手を滑らせる。くるりと振り返り、鏡でヒップの様子を確かめる。ツン、上を向いた尻肉は目映い光沢を放っている。その割れ目に指を添え広げてみた。
「こ、こんな姿見られたら…ああっ…」
菊門から秘部にかけてが鏡の前で露わになる。鮎美は無意識に鏡に向かって腰を突き出すような格好を取り尻の割れ目を広げていた指を媚肉の狭間に添えた。
「…アソコも…綺麗…?」
鏡には細い指先で広げられた処女の淡いピンク色の媚肉が映っていた。その中心からは淫らな蜜がトロトロと零れだしていた。
ここにはいるはずのない弟の視線が媚肉の中心を犯すのを感じて鮎美はガクガクと突っ張った脚を震わせて喘いだ。倒れそうになる上体を机の端に手を付いて支え、危ういバランスで長い脚を開いていった。
「あんっだめぇ見ないで…いやぁ」
自分の他には誰もいないはずの個室で鮎美は全裸のまま淫らに指を動かしては快楽を貪っていた。弟と家庭教師の約束をしていたことも忘れて。弟がこっそり開けたドアの向こうからその痴態のすべてを覗いていることも知らずに。
志郎は姉の着替えがとっくに終わっていると思って階段を上がる。母は買い物に出たまま未だ戻ってはいなかった。ドアを叩こうとして中で何かの動く音を聞いた。当然、姉の鮎美以外ではありえない。志郎はこっそり音を立てないようにしてドアをわずかに開けた。そして姉の淫らな姿を見てしまった。姉が自分の言葉を反芻しながら指を動かしてオナニーに耽ける姿はこの上もなく美しかった。
いつしか志郎の勉強を見てやることなど頭から消え去っていた。胸の双球をプルンプルンと揺すり立てて指で女芯を擦り上げるのに忙しくて、ドアがゆっくりと音も立てず開いていくのを気が付くことはなかった。
「おねえさん、お姉さんのハダカとっても綺麗だね」
快楽を貪る鮎美の背中から弟の声が投げ掛けられる。
「えっ、あ…嫌ァ!!」
その途端慌てた鮎美は姿勢の危ういバランスを崩して床に前のめりに倒れてしまう。咄嗟に机の端に手を伸ばそうと試みたもののそれは叶わずに無理な姿勢のまま倒れる。
「きゃあっ…」
一声あげて気を失ってしまう。
「おねえさん?大丈夫?」
志郎は床に倒れたままの姉の肢体に近付く。姉の細腕を取って肩を抱いて起こそうとする。鮎美はう、うーん、と息を洩らしているものの起きなかった。
「良かった。息はしてる…」
でも、腕の中の姉の裸身はまるで美しいオブジェかなにかのようだ。志郎は姉の裸身を慎重に抱き上げるとベッドの上に横たえた。
あらためて姉の躯を鑑賞する。美しい顔にはセミロングの髪の毛が1、2本張り付いている。全身が汗でしっとりと濡れた肢体は妖しい光沢を放っている。胸の隆起がいやらしくプルル、プルルンと浅い呼吸に合わせて震えている。放恣に投げ出された二本の太腿の肉感もたまらない。露わにされている股間の茂みは淡いものの逆三角形に繁っている。そしてその下に息づく処女の媚肉の狭間からは愛蜜が溢れ出して、太腿の付根をびしょびしょに濡らしていた。そして姉の肌から漂う甘い匂いが志郎の獣欲を刺激する。ゴクッ、と唾を飲み込んでおそるおそる震える姉の乳房に手を伸ばした。
「あ…ふ…」
志郎の掌が姉の乳房を鷲づかみにした。そしてゆっくりとその感触を味わうように揉みしだいた。鮎美は気を失っているものの柔肌に加わる陵辱を敏感に感じているのか溜め息を漏らしている。志郎は柔らかい、でも手に吸い付くような肌の張りを感じて興奮する。美母の乳房の感触とは明らかに匂いも手触りも違っていた。志郎は姉の乳房を慎重に揉みしだきながら気を失っている美少女の唇に接吻する。
"ああ、おねえさんとキスしてるんだ"
志郎は感激しながらも大胆に舌先を無防備な姉の朱唇に深く捩じ入れていく。
「う…むん」
鮎美は未だ目を覚ます気配はなかった。志郎は姉の口腔を嬲るのを止めると唇を離した。唾液の滴が糸を引く。もう何がなんでも鮎美の中に肉棒を突っ込んで射精したかった。無防備な裸身を晒している姉を犯す。そのことを思うと志郎はわくわくした。そして姉の制服のリボンをハンガーから抜き取ると、鮎美をバンザイの形に腕を上げさせて、ほどけないように両腕を拘束する。
好き勝手に嬲り物にしていた姉の乳房から手を離すと、着ているものを脱ぎ始める。トランクスの中から怒張がすっかり体制を整えて顕われる。肉棒を左手でしごきながら姉の横たわるベッドに上がる。志郎は姉の裸身の上に跨り、目の前に姉の顔が来るように見下ろした。
「おねえさん…、おねえさん!!」
姉の頬に手を添えてぐらぐらと頭を揺する。すると鮎美はうっすらと瞼を開けて、目の前で見下ろしている弟の顔を見上げ返した。
「あ…志郎クン…な、に」
志郎は姉の声に答えず顔を下ろしてくる。
「嫌…志郎クン、やぁっ!!」
志郎は鮎美がすっかり目を覚ましたのが分かると体重を姉の躯に掛けて組み敷いた。美姉は弟の肌と肌を重ねることに羞恥心を覚え、また躯の自由を奪われたことに脅えていた。
「あ…私…裸なのね」
「おねえさん、オナニーしてて気を失ったんだよ」
「恥ずかしい…」
全部見られてしまったのだ。弟の名前を呼びながらオナニーに耽っていたこと。全裸で鏡に映る自分の姿を見ながらはしたなく指を恥ずかしい部分に添えて動かしていたこと。志郎は姉が羞恥に美貌を紅く染めて歪める様を楽しげに見下ろしている。
「…全部見たよ、おねえさんのいやらしいポーズも」
志郎は唇を姉のうなじに埋めて舌で汗の浮いた姉の肌を弄ぶ。ビクッ、と全身を強ばらせる鮎美。姉の肌の感触を存分に味わうと、胸と胸の間で潰れている乳房を掴み取り、揉みしだく。鮎美はただ恥辱に肩を震わせているだけだ。
「やめて…ね、放して」
「駄目だよ、おねえさんを僕のものにするんだからね」
弟に柔肌を陵辱される恥辱に身悶えている姉に囁きながら彼女の腹の辺りに押し付けていた怒張をグリグリと衝き付ける。
「ひぃぃ、嫌ぁぁ…」
「感じるでしょう、僕の」
鮎美は悲鳴を上げる。腹を突き破らんばかりに堅く勢いのある物体が脈打っているのが分かったのだ。それはいつぞや母が頬張った弟の性器に違いない。
「ああ、それとももっとよく見てみたいの?いいよ見せてあげる」
「嫌っ…嫌よ、許して…志郎クン」
志郎は姉の乳房を両手で捩じ上げ乱暴に揉み立てながら姉の躯の上に跨ったまま腰を前に進めてくる。弟の股間のものはゆさり、と大きく跳ねて鮎美の乳房の狭間に沈められる。弟が膝を進めて鮎美の両脇に入ってくる。両腕は制服のリボンに括られて動かすことが出来ない。バンザイの格好を強制されたまま否応なく弟の怒張と対面させられる。
「どうだい僕の…。」
「ああ…いや…」
グロテスクに膨れ上がった弟の肉棒を見ると、おぞましさを感じながらもその先端に吸い寄せられていくような錯覚を覚える。それを鮎美はオナニーのせいだと思っていた。
志郎は腰を前後に揺すりながら姉の豊満な双球の谷間を怒張で嬲る。そうしながらいいことを思い付いた。
「おねえさん、これが…出すの見たことないでしょ?」
「え、あ…」
「見せてあげるよ」
「な…何…?」
志郎はへへへと笑いながら姉の両の乳房を再び握り締めた。そして、乳房の肉の間に怒張を挟み込んで、扱きあげる。
「いやぁ…いやっ!!止めて、そんなことしないでぇ…」
肉棒を柔肌で無理矢理擦りあげるおぞましい感触が何故か女芯を疼かせる。弟の肉棒の先端から先走りの透明や露がこぼれるたび、鮎美も怒張から溢れる精の匂いに媚肉が蠢いてしまうのを感じていた。
"いやよ…いや…嫌なのに何故濡れちゃうの…"
志郎が乳房を捏ね上げ爪を食い込ませて無理矢理怒張を扱くたび、妖しい興奮に鮎美も囚われ、人知れず太腿を擦り合わせ女芯の疼きに耐えている。
「ああ…おねえさんのオッパイ気持ちいいよぉ」
志郎は射精の一瞬が近付くのを感じて急ピッチで肉棒を擦りあげる。怒張の先端からは透明な露がピュッピュッと姉の柔肌に飛び散っていた。
「ああっ、志郎クン…お願い…いやぁ」
「あああ、おねえさんっ、うう出るっ出るよぉ」
姉の声をきっかけに激しく肉棒を擦りあげてはその矛先を姉の美貌に向けた。その刹那、ドクッと白いネバネバした液体が姉の頬に向かって放たれ張り付く。
「うう、いいぜ、おねえさんっいいよぉ」
次々と姉の顔を白い精液が汚していく。姉の鼻も唇も頬も額も髪の毛も夥しい量の精でどろどろになっていく。
「ああっ…いやぁ…」
美貌を熱い精で汚されているのに、その瞬間、鮎美の背筋を官能の疼きが走り抜けていた。媚肉の狭間からは蜜がトロトロと湧き出しているのを感じていた。
「ああ、良かったよ。おねえさん」
志郎は肉棒をしごいて最後の一滴までもを姉の顔に注ぎ掛ける。そうしておいて、なお勢いを失わない剛直を姉の唇に近付けていく。
「どうだった?凄いでしょう」
「こんなものをお母さんは呑んだのね…」
鮎美は母が志郎の出したものを呑み下したのを思い出していた。母は弟の性器を美味しそうにしゃぶりながら、後始末までしたのだ。その表情は恍惚に濡れたような妖しい色気に満ちていた。
志郎は怒張を姉の美貌に擦り付けていく。鮎美は凶々しい弟の怒張を突きつけられて戦慄いていた。
「ね、おねえさん。しゃぶってよ」
「そんな…できません」
「おかあさんはやってくれたよ?」
そう言われると母が美味そうに肉棒を咥えるシーンがまざまざと蘇る。その間に志郎は肉棒の先端で姉の朱唇をこじ開けようとしている。
「やぁっ…嫌…」
無理矢理に怒張が鮎美の唇を割って入ってくる。口腔を犯されていく。唇をいっぱいに開いて弟の怒張を受け入れるしかなかった。弟の性器を咥えながら、何故かこうすることを願っていたかのようにも思えてくるのだ。おぞましい性の誘惑に鮎美は困惑していた。躯は心に逆らって弟の羞恥責めに反応を返しているのだ。
"ああっ凄いの…かたい、かたいわ…"
舌を肉棒に沿えて滑らせながら弟の逞しい肉棒を舐め啜っていた。もう、怒張に対する恐怖は無くなっていた。どちらかといえばそれが自分の処女肉を貫くことを想像して自ら羞恥を煽っていた。
志郎は狂喜した。姉の乳房でパイズリし、そのあげく顔射し、そして今度は強制フェラチオをさせているのだ。しかも、弟の性器を頬張る姉は何故か積極的に肉棒に舌を絡めている。
そういえば美母・綾奈も肉棒を咥えているうち奴隷に落としたのを思い出した。親がマゾなら娘も同じかもしれない…。
志郎は肉棒を姉の口腔深く突き刺しては抜き掛け、そしてまた激しく喉奥まで突き立てた。鮎美は強制的に口腔を犯され、弟の行為の為すがままに大人しくしている。だが、弟が激しく怒張を突き立てるたびに太腿を擦り合わせて、媚肉の疼きを噛み締めていた。
「ああ、おねえさんの口、まるでオマンコみたいだ…」
その卑猥な四文字言葉を聞かされたとき鮎美の背筋を悪寒が走った。それはビクビクと全身を駆け巡り、口を犯されながら絶頂に押し上げられていた。志郎は姉の反応に驚きながらも怒張の動きのピッチを上げた。
「うう、いいぜ。だ、出すよ」
"ああん、来てぇ…はやくぅ…"
鮎美は腰を淫らに振って弟の射精を待ち望んでいた。
「で、出るぅっ」
志郎は怒張を姉の喉の奥深く突き刺したまま噴射した。鮎美は息苦しさに涙を流しながらも弟の肉棒から拭き出す精液を必死に飲み干していた。
弟がぜいぜいと荒い息を吐いて精を吐き出し終えた怒張を引き上げようとすると殊勝にも鮎美は肉棒に舌を絡めて精液の残滓を舐め取っている。
「ありがとう、おねえさん。後始末もできるんだね」
弟の感謝の声にカーッと目元を紅く染める。自分が淫蕩な女であるかのように決め付けられたような気がして激しい羞恥に見舞われる。弟の怒張を清め終え、唇から離れていくと美貌を背けて美少女は荒い息をついた。弟にその表情を見られたくなかった。だが、両腕の自由を奪われて志郎に頬を押さえられては為す術も無かった。目元は官能に潤みきって眼差しの色はかつての母がそれを咥えたときのように淫蕩な妖しさを湛えている。
「おねえさんも随分と感じたみたいだね」
鮎美は答えられない。弟のものを咥えながら感じてしまったのは事実なのだから。しかもまだ終わりではないのだ。鮎美は絶望感が官能に変わるのを初めて意識した。虐げられれば虐げられる程に感じてしまうのだ。淫らな行為を強制されて、だがその行為は自分も望んでいることを悟っていた。
「そろそろ僕のものになってもらうよ」
「ああっ、ダメぇ、志郎クン許して」
鮎美は自由の効かない体をクネクネといやらしく揺さ振り下腹部の方に移動する志郎に抗議する。だが、今日、何度も登り詰めた躯には力が入らなかった。
「凄いや…おねえさんのオマンコ」
「ひぃぃ…」
力の抜けた太腿を抱き上げて肩に担いだ。そうすると処女の媚肉が正面から目に入る。姉の媚肉はとうにびしょ濡れで志郎を迎え入れる準備は整っていた。
志郎は怒張の切っ先を姉の秘所の中心に添える。
"ああ…志郎クンに…抱かれる…"
それは待ち望んでいた瞬間だった。母が弟の肉茎を美味そうに咥えたとき母に可愛い弟を取られたような気がして嫉妬した。風呂場での出来事以来、志郎に抱かれることばかり意識していたような気がする。だがそんな思いとは裏腹に処女を奪われる恐怖にぶるぶると肩を震わせていた。
「いやぁ…」
切っ先が媚肉の割れ目に当たる感触に身構える鮎美。そしてそれは入ってきた。鮎美の膣肉を掻き分けて。志郎が腰を進めるたびメリッという感触が肉棒から伝わってくる。その瞬間姉の処女膜を確かに貫いたのだ。美姉を自分のものにした感動に志郎は震えた。
「ひぃぃぃ…痛い…痛いの…」
姉の悲鳴を聞きながらも志郎は怒張を埋めていく。ピリピリと腰に伝わる快感とフェラチオとは違う感触に呻いた。そして最後まで怒張を埋め込む。志郎は怒張を埋め込んだまま姉の顔を覗き込む。美少女の美貌は涙でグシャグシャに歪んでいる。鮎美は躯の中心から引き裂かれるような破瓜の痛みに堪えていた。弟の肉棒は相変わらず楔のように突き刺さったままで、そこから電気のように痺れが湧き上ってくる。
「ああ、いいぜ、おねえさんのオマンコ」
「ああ…志郎クン」
「これでおねえさんは僕のものだからね」
「鮎美は…志郎クンのもの…?」
志郎は鮎美の腕の戒めを解いた。そして乳房を掴むと爪を食い込ませて揉みしだいた。鮎美は朦朧とした表情で弟の宣告を聞いていた。
「俺の女だぜ…おねえさんは」
もう一度告げると、肉棒を引き抜き掛けた。
「あうっ…痛い…ね、ねぇっ…ああっ」
鮎美は痛みを訴えるものの、その底の方から別の感覚が湧き上ってくる。
志郎は姉の痛みを訴える声を聞きながらも怒張を破り立ての処女の粘膜に突き立てる。ズブズブと姉をいたわる気など無いかのような乱暴な動きで抜き差しを繰り返す。その動きは徐々に早くなっていく。
「ああっんっ…はぁっ、んく…あぁん」
志郎に激しく突き立てられるうちに鮎美の反応も徐々に痛みを訴えるというよりも別の感覚に支配されているかのようなものに変わってきていた。痛みに強ばらせていた四肢から力が抜けて、志郎の抜き差しのタイミングに合わせて腰を揺すり始めている。
「おねえさん、まだ痛いかい?」
「ああ…だめっ…ひぃぃ」
志郎は確信した。姉はよがっている。志郎は鮎美の脚を肩から下ろすと姉の腕を取って引き起こす。
「はぁん…ああっ」
志郎の膝の上に跨らせられて結合が深まる。鮎美は両腕を弟の首に廻して仰け反ったまま、腰を揺らしていた。志郎は下から腰を突き上げながら、目の前でプルンプルンといやらしく波打つ乳房を握り締める。
「ああっ…志郎クン…いいの…いい」
「おねえさん、オマンコいいかい?」
「いいっ…いいの…あんっ恥ずかしい…」
淫らに腰を振って、弟の怒張の注送のタイミングに合わせて粘膜を擦り合わせる。まだ、破瓜の痛みはまだ残るものの、それを上回る官能の波が背筋を走りぬけていく。
「ああっおねえさん」
「志郎クン…ああ、いいの」
「出る…また出るよ」
怒張を媚肉の中心にガンガンと下から打ち衝けて志郎はクライマックスを迎えていた。鮎美も貫かれるままに裸身を揺らして、官能を貪る。やがて、怒張が膨らむのを二人は同時に感じながら、射精が始まると志郎は鮎美を押さえつけ、子宮めがけて白濁液をぶちまける。
鮎美もアアン、アハンというよがり声をあげながら志郎の肉棒から体の中に熱い弟の精が注ぎ込まれるのをはっきりと意識しながら初めて感じるエクスタシーに酔い痴れていた。
「俺の女だぜ、鮎美」
志郎は姉を初めて呼び捨てにして姉を自分のものにした余韻に浸っていた。
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