小説(転載) 監視
近親相姦小説
見られている・・・
誰かが息を殺して静かにじっと私のことを見ている。
見えない目が、今日も私の胸を射抜いている・・・
美沙が見えない視線を感じてから、早一ヶ月になろうとしていた。
ストーカー?・・・
押し潰されそうになる不安から1つの答えを何とか導き出そうとした。
(私みたいなおばさん相手に、自分では決して解決できない欲望など抱くものだろうか?)
美沙は、あっさり否定した。
ストーカーなら、何らかの示威行為があってもいい筈だが、感じるのは視線だけであって特に目立った行動を
見ることは無かったからだ。
それにその視線は美沙自身が感じているだけであって、特に証拠立てるものは何1つ無かった。
(単なる私の被害妄想かもしれない・・しかし確かに、あの眼が私の周りを取り囲んでいるのを感じる。)
何か1点に集中した劣情が私を見ている。
美沙は言いようの無い不安と恐怖をじんわりと感じていた。
しかしそれが2ヶ月も同じように続くとなると、さすがに美沙も答えを導き出しつつあった。
彼女が外に出て仕事をしている間は、その視線はまったく感じなかった。
むしろ家に居る時に、それは常に感じていたのだった。
彼女が感じた恐怖は次第に薄れていったが、反して不安感は日に日に増していった。
それはそうだろう・・その汗ばんだ視線は家族の誰かのものであろう事は、もはや確定的だったからだ。
では一体誰なのであろうか?
美沙の家庭は5人家族であった。
母・美沙45才 長男・和雄23才 次男・慎二21才 三男・幹夫19才 末っ子長女・由美子17才
父親は3年前に病気で他界していた。
経済的には、父親の保険金と、美沙の保険外交員としての収入と、和雄のサラリーで不自由はしていなかった。
学生の3人も、それぞれバイトをして得た収入で自分自身の身の回りの事に充てた。
大黒柱だった父親が居なくなってからは、一家は力を合わせて、色々な難事に取り組んだ。
何事にも相談し合いコトに当たった・・強い団結力と信頼感が、そこに生まれた。
大声で怒鳴りあい、大喧嘩もあったし、大声で笑い合い、泣き合った事もあった。
ゆえに家族の間に隠し事など微塵も無かった・・・・
しかしながら、そこには、もう1つの顔があったのだ・・いや隠していたと言っていいだろう。
あの笑い顔や泣き顔の裏に、荒い息と共に、どす黒い劣情を隠し持った人が居るのだ。
しかしなぜそれを美沙は、今になって感じ取るようになったのであろうか?
見えざる眼は、美沙に対して、何時からシグナルを発していたのだろうか?・・(早く私に気付け)・・と。
自らをおばさんと称していた美沙だったが、彼女を見る限り、その言葉が如何に偽りの表現であったかが分かる。
さすがに子供を4人産んでいた為に身体の線の崩れは仕方が無かったが、それを補って余りあるのが、肌の艶やかさ
であり、胸の豊かさであった。
目元は、ほんの少し上にキュッと上がっていて自信に満ちているのを知らしめる力強さを秘めていた。
唇は大きく、腫れぼったさを感じる様な厚さが、男から見ると更に欲情的に見えた。
熟女好みの男なら、間違いなく溺れてしまう・・いや、男なら誰でも、1度なら溺れてみたいと思わせるほどの
色気を持っていた。
若い頃から、その美貌は飛びぬけていた・・という話も、まず間違いないだろうと確信できた。
しかし亡くなった旦那というのは、逆に平々凡々を絵に描いたような真面目で凡庸な風貌の持ち主だった。
美女と野獣とまでは言わなくても、絵図的に釣合いがまったく取れない組み合わせに、当時から周囲には不思議がられた。
しかも熱烈なまでの恋愛の末の結婚だったのだから、周囲の男どもの悔しがりようは殊更に大きかった。
(さて・・・どうしたものか?)
美沙は、現状を打破する最良の方法は何か?を模索した。
相手がはっきりとした行動を起こさない限り、こちらから何かをするわけにはいかないのは当然である。
と・・すると、このまま様子を見て、その存在が本当かどうか、またそれは誰なのかをゆっくりと確かめるか、
それとも子供達1人ずつに直接問い糾して、一気にカタをつけるか、のどちらかを選択することになるが・・・・
まず相手の行動が見えないのが薄気味悪かった。
美沙に女を感じて、どうしようもない感情に身を焦がしているような、熱い感情の揺れは耳元まで感じられた。
熱い吐息が面前まで迫ってきているような感覚があった・・明らかに男の視線だ・・でもそれでも動きは無かった。
一体誰が何を思って監視しているのだろうか?
視線は日に日に鋭く尖っていくような感じだった。
(私の、どの行動が原因で、こうなったのか?・・・どの子も、中学校に入る頃には、もう1人でお風呂に入らせてたし、
それ以降、肌をさらけ出すことも極力無かった・・もし覗かれていたのなら、どうしようもないけど・・・
でも誰なのかしら和雄か?慎二か?幹夫か?・・ああ、はっきりさせたい。)
しかし、はっきりとした証拠が無い以上、問い糾しても意味がないだろうと思えた。
それは所詮、美沙の持つ感覚で感じた現象に過ぎず、想像の域を越えるモノではなかったからだ。
「被害妄想」・・この言葉1つで片付けられるのがオチだ。
息子が母親に女を感じているなんて、誰が正直に告白するものか・・
ならば、証拠を掴むしかない・・・しかし黙って様子を伺うのもまどろっこしい。
だが、焦って急ぐと、大きなしっぺ返しを喰うかもしれない・・・相手は1人ではないかもしれないからだ。
もし息子全員なら、それは大変な恐怖だ・・・そうなれば、もはや女1人での抵抗は不可能だ。
しかも誰にも相談できない・・・美沙の困惑は更に広がっていった。
「息子が私に女を感じてしまい、夜な夜な異様な視線にさらされています。如何したら良いでしょう?」
こんな相談誰に出来よう・・・内容は極めて異常だし、事の是非も含めて息子たちの尊厳にも関わる内容だ。
結局美沙は、暫く様子を見るという選択を余儀なくされた。
それからも、その見えざる視線が絶えず美沙の身体を射抜いていった。
1人部屋にいても、お風呂の中でも、それは続いていた。
家族全員での夕食の場でも、楽しく談笑しながら食事していても、何かの拍子に、ちょっとした隙を突いて
あの視線を投げかけてきた・・・しかし美沙には、それが誰のものなのかは判別できなかったのだ。
こうなったら・・・美沙は1つの行動に出る決心をした。
(もう耐えられない、こうなったら、1つモーションを掛けてみよう。果たして私の妄想だったのか、
そうでなく誰かがいやらしい思惑に囚われていたのかが、はっきりするわ。)
美沙は、肌を露骨にも露わにしたのである。
ピッチリミニのスカートに、胸が大きく開いた上着を身に着けて、家の中を派手に動いていった。
手足を大きく振って、お尻を大きく振って、とにかくダイナミックな動きに終始した。
息子達の反応は一応に「母さん、変だよ、何かあったの?」とか、「みっともないから止めなよ」とかいった
呆れた口調での意見が続出しただけだった。
末娘の由美子も、母親の異様な変身に戸惑いを隠せない様子だった。
「お母さん、何か悩みがあるなら、私に言ってよね、兄さん達と違って私、女の子だから多少だけど判るとは思うの」
「何にもないわよ、ちょっとした気分転換よ、心配しないで由美子。」
さすがに娘には、言えない事情だった為、美沙はそう取り繕うだけだった。
美沙は息子達の呆れ顔を見て、やはり自身の妄想だったのかもと思い始めた。
(ばかばかしい・・結局私は息子達をヘンな目で見てしまっただけだったんだ。ああ・・恥ずかしい。自意識過剰にも
程があるなぁ・・・私に女を感じたなんて・・安っぽいドラマの見すぎだ。)
美沙は自己嫌悪に陥ってしまった・・そして、ぴっちりとした服を着た己の姿を改めて見て、その不恰好さに呆れた。
その夜美沙は、なかなか寝付けなかった。
翌日の朝、美沙は洗濯をしようと、風呂場の横に設置していた洗濯機にやって来た。
しかし昨日の分は、既に洗いが終わっていて、洗濯機の中から出すだけだった。
ふと、洗濯籠に目をやると、1枚の下着が放置されていたままだった。
しまった・・・洗い忘れたか? 美沙は自分の不始末にちょっと苛立ってしまった。
よく見ると、自分のパンティーだった。
(あれおかしいな? 籠の中には私の下着は1枚ある。昨日の今日だから、この1枚だけのはずだから、2枚ってのは変だわ
・・一昨日の分かな?)
美沙は籠の中から、それを取り出した・・・その瞬間、異様な感触が手に伝わってきた。
(湿っているわ・・・何かしら?)
パンティーの裏側の生地にシミが出来ていた・・・ツンとした臭いが鼻を突いた。
美沙の顔から血の気が引いた・・・
(な、何、これザーメンだわ、私の下着にザーメンが付いている。)
男の吐息で、美沙の下着が汚されていたのだった。
とうとう実体を現したようだ。
美沙が感じていた視線は、本物だった・・・やはり間違いでは無かったんだ、美沙は意を大きくした。
同時に、生に恐怖をも感じたのであった。
(やはり、息子たちの中の誰かだったんだ・・どうしよう怖いわ。)
美沙は改めて自分が行った行為に愕然としたのだった。
はっきりさせたい、が正直言って怖い・・美沙は次第に追い詰められていく感じがしてならなかった。
その日の行為以降、見えざる者は、関を切った様にエスカレートさせていった。
美沙の下着はもちろん、歯ブラシ、ドライヤー、鏡台、机の上・・等々、次々と男の印を付けていった。
そこまではっきりと感情を露わにしているのに、美沙に近づこうとはしなかった。
まるで猫がネズミを甚振るかのように・・・追い詰めていった。
でも一体誰が・・・あの3人の中の誰なんだろう?・・いや3人全員かもしれない。
美沙は3人に大声で突っかかっていきたい衝動に何度も駆られた・・でも怖い。
そして日々悶々とする美沙に、ある日、由美子が相談があると言ってやって来た。
「お母さん、どうしよう・・これ見て。」
切羽詰った声で由美子は美沙に、あるものを見せた。
由美子のパンティーだった・・・いかにも高校生の女の子らしく可愛らしい無地でシンプルな柄だった。
しかし、中を開けると、残酷なまでに白く濁った獣がべったりと塗りつけられていた。
「私の机の上に置いてあったの、生臭い臭いがきつくて・・見たらコレが・・」
由美子は今にも泣きそうだった。
「由美子、あなた、こんな目に遭うのはこれが初めて?どうなの?」
美沙の恐怖は最高潮に達しようとしていた。
「ウン・・初めて・・・怖いよお母さん。」・・・由美子は泣き出していた。
美沙だけに限らず、由美子にも牙を向けてきたようだ。
2人の女が生贄にされるのか・・・・美沙は憤りを覚えた。
「あの子達もう許さない・・私だけならいざ知らず、妹の由美子まで手を出すとは・・・」
美沙は3人全員が犯人だと確信していた。
1人だけなら、こんなに大胆に行動はできないからだ。
何かに安心しきった心理状態が、あの大胆なマーキング行為に繋がっていたと見るのが自然だ。
男達が皆つるんでいたとしたら、そりゃ気分的に楽だし、自由気ままな行動も執れる。
美沙の推理が結論を導き出した。
しかし、それからどうするのか・・・息子とはいえ、ガタイの大きい男が3人、かなう訳がない。
だけど、このまま指を咥えている訳にもいかなかった。
(ええい・・ままよ)
美沙はいざとなれば、警察の力を頼ればと開き直った。
家の恥を晒す事になるけど、仕方ない・・このままでは娘が心配だからだ。
美沙は、この時重大な見落としをしていたのだった。
息子達が、なぜ,それまでの間に、一気に美沙、由美子らを襲わなかったのかを・・
なぜ、まどろこっしい監視を続けていたのか?
なぜ、ここに来て、一気にザーメンのマーキングをし始めたのか?
そして何よりも、あの射抜くような視線は、いつも同じ奴のモノではなかったのか?
その夜、息子3人全員帰って来るのを待って、美沙は話を切りだした。
「貴方たち、これを見なさい。」
そう言って、美沙は例の汚された下着を2枚テーブルの上に置いた。
3人の視線が一斉に、それに注がれた・・・そしてうなだれた。
次第に重苦しい空気が部屋全体を覆い尽くし始めた。
「こ、これは・・そ、そのう・・・・」
暫くして、重苦しい空気を掻き分けるように和雄が苦しそうに声を絞り出した。
「なあに?はっきりとおっしゃいなさい」
美沙は慎重に、そして毅然と対処しようと、大きな声だが、優しげな語りかけを行った。
逃げ道を無くすような問い詰めは逆ギレの恐れもあったから、高圧的な振る舞いをしないようにも心掛けた。
「あ、あのう母さん、これにはちょっとした訳があって・・さ。なあ?慎二、幹夫。」
「そ、そうだよな・・・うん訳があるんだよね、これには。」
なぜが妙にモジモジし出す3兄弟たち・・・
「ちょっとした訳って、なあに? こんな派手で陰湿な行為をして、何よ、ちょっとした訳って?どうしたのよ?」
美沙は苛立ちを露わにした・・・
パンティーだけなら、見つからないように始末しようとして、思わず見つけられてしまった・・というシチュエーション
なら、彼らの弱弱しい態度にも、うなずけれる余地はあるのだけど、その他のドライヤーやら、鏡やら、机やらに撒き散らす
のは、明らかに示威行為なのだから、もっと開き直るのが本当ではないのだろうか?・・・
「ちょっとした訳で、私の部屋の鏡や、ドライヤーやらに、あんな跡を残すものなの? あんたたちは確信犯でやった
のでしょ? それが何よ、そんな態度になるのなら、初めからやらなきゃいいのに。 一体何考えているの?」
相手の意外な弱弱しさに、美沙は勢いを得て彼らを追い詰めていった。
「貴方たちの年頃なら、当然女の子に夢中になるのは判るわ。女の子の裸に興味が湧くも当然でしょう。
オナニーで、願望を凌ぐのは若い男の子では当然の行為よ・・でもはけ口なら、ティッシュなり、トイレなりで出すのが
マナーでしょ。違う? 恥ずかしいという気持ちがあったのなら、隠れてしちゃうはずよ。
でも貴方たちの執った今回の行動は、明らかに私達に判るように行ったのよ・・・貴方たちには羞恥心ってものが無いの?
私や由美子を汚そうとしたのよ・・いや・・もう心が汚されてしまったわ。実の母親や妹を卑しめたのよ・・・
ホント汚らわしい人たち・・」
美沙は自分の言葉によって涙腺が刺激された・・感情が言葉を震わせた。
3人の息子は、ただただうなだれるばかりだった。
しかしながら美沙の頭の中では、もう1人の自分が冷静に問い掛けていた。
〈おかしいわ?・・あの、あの射抜くような視線が、この子らからは感じない。何て悲しい、情け無い顔してるのかしら?
あんな恥ずかしい事をあからさまにやったにしては、この態度は変、変だわ・・・)
美沙は、あのマーキングに暴力的な匂いを感じていた・・そしてあの視線には、凶悪的なまでの憎しみがあると感じていた。
それが、躊躇した一因だったのに・・・この従順な態度は、拍子抜けよりか、ますます不安が大きくなっていった。
(そう・・確かに変だわ。あの眼がここには無い。 あの視線は唯一人のモノだったんだ・・うん、そうだわ。)
美沙は、困惑した。
(あのザーメンは彼らのものであるのは間違いない・・・私や由美子に欲情した意志表明であったのも間違いない。
しかし、彼らの意思が、その時そこには存在していなかったのは、今ここでの彼らを見て確信したわ。
じゃあ・・誰か別の人の意思なのだろうか?・・彼らは単にそそのかされただけなのだろうか?)
美沙は1つの道筋を組み立てていった。
(・・・とすると彼らを簡単に動かす事ができる人物は誰か?という事になるわね。いずれにしても、ここではラチが開かない
わね・・)
そうこう考えていると、横に居た由美子が、いきなり美沙に詰め寄った。
「お母さん・・私もう堪えられないよ。怖いよ・・・お兄ちゃん達、変態だもん。」
「わかったわ、これはお母さんが何とか始末するわ・・貴方たち今から1人ずつ私の部屋に来てくれる? 聞きたいことが
あるの。3人一緒じゃ、言いたい事も言い難くくなっちゃうからね。だから落ち着いて1人ずつ話を聞くわ・・いいでしょ?」
美沙は不安がる由美子の肩をそっと抱いて、落ち着いた口調で息子達に告げた。
「ああ、それが良いかもね・・・1人ずつなら言いたい事も存分に言えるし・・・」
幹夫が、ぼっそりと言ったそのセリフに、兄2人はびっくりして、素早く幹夫の肩を掴んで、彼の言葉を遮らせた。
(やはり、何か裏がありそうね。)
美沙は、彼らの表情に確信を得た。
「判ったわ・・・それじゃ幹夫、貴方から話を聞きましょうか・・。」
美沙は幹夫を連れて2階の自分の部屋に行こうと階段を上がっていった。
「ああ、由美子は、自分の部屋に入ってらっしゃい、怖かったら鍵でもかけてじっとしてなさい・・・いい?」
階段の上がり口から、由美子に声をかけた。
「うん・・判ったわお母さん、そうするわ。」
そう言って、由美子も2階の自分の部屋に行く為に、階段を上がってきた。
美沙は、由美子が部屋に入るのを見送ってから、自分の部屋に向かった。
(さあて・・1人ずつなら、幹夫でも皆をかばう様なことをせずに、本音を言ってくれるはずだわ。)
美沙はドアのノブに手をかけた時、突然あの視線が美沙の背中を刺した。
あの眼だ・・・あの眼が今後ろに居る?
荒い息が凄いスピードで美沙の背後に迫った・・・美沙は対応しようと、振り向こうとした。
瞬間、いきなり背後から2本の腕が伸びて、美沙の口元と、喉元をがっちりと押さえ込んだ。
それから素早くガムテープを引き割く音がした・・・そして美沙の手首を後ろに回し、ぐるぐると巻き込んで
それからもう1回引き割いて、今度は美沙の口元の自由を奪った。
そしてドアを開け、ドンと美沙の背中を突いてベットに倒した。
(しまった・・・やっぱりあの眼は、あの子だったのか・・)
美沙の顔が歪んだ。
「きゃははは・・・」
甲高い笑い声が部屋中に響いた。
「ここまで来たら、もう止まれないよねぇ・・・幹兄ちゃん。」
おろおろする幹夫の横で、仁王立ちの由美子が、目を大きく見開いて美沙を睨みつけていた。
口元は笑っていたが、目は怒りに満ちていて目じりが極端に上に向いていた。
「ああ・・・すっきりしたわぁ・・もう限界だったから余計にそう思うわ。」
美沙はベットの上で、ばたばたと足をばたつかせた・・・勢いスカートが上に捲れ上がってしまい、太ももに食い込む
ストッキングが、艶かしくクネクネと揺らいでいた。
「いい格好よ、お母さん。とってもセクシーよ。きゃははは・・・」
由美子は狂ったように笑い続けた。
「幹兄ちゃん、あんた本当にバカねぇ・・・ 根性がないっつうかぁ、意気地がないっつうかぁ・・・がっついていると
思ったら、直ぐびびっちゃって、みっともないったらありゃしないわ・・・」
そう言いながら由美子は、幹夫の尻に思いっきり蹴りを入れた。
「だって、母さん可哀想になってきちゃってさ、俺、もういいと思ったんだぜ。なあ、もう止めようよ由美子。」
半ベソをかく幹夫は、ただただ泣き出しそうな目で美沙を見ていた。
これでは、どちらが兄か妹か判らない・・・これが由美子の本性か。
「ねえ、お母さん、この男はねぇ、あんたにずぅーと付きまとっていたんだよね、あんたが寝ている時とか、お風呂に
入っている時とか、じーっと見ているのよ。 母親ってより、女としてみてんのよ・・どう可笑しいでしょ?
この間なんか、風呂場の中を見ているだけかと思ったら、そそくさとパンツを下ろして、しこしこ、しごいてんのよ・・
ホントよくやるわ、こんなおばさんのどこが良いのかしら・・」
美沙は愕然とした面持ちだった・・・
こんなズベ公みたいなモノの言い方で悪態をつく由美子が信じられなかった。
「でも、お陰で良い案が浮かんだんだよねぇ・・・ふふふ、おばさんを地獄の底まで陥れる絶好の作戦が・・ずぅーと
ずぅーと、押し込められて鬱積したものを吐き出すチャンスが来たのよ。きゃはは・・」
更に饒舌になっていく・・・目は爛々と輝いていた。
「お母さんは私の自慢よ、本当にキレイだし、優雅だし、私の周りの人達は、みんなお母さんの事大好きだって言ってるし
あんな女性になりたいって言う、女の子もいるからね・・・でも、憎い、憎いわ・・私にはどうしてもなれない。
どうしてもお母さんみたいにはなれないのよ・・・悔しい・・こんな私を産んだお母さんが憎い・・憎いのよ。
ブスな私を殺したい・・・だからお母さん、落としてあげるわ・・死にたくなるぐらいに・・あっははは。」
怒ったり、笑ったり・・感情の起伏が激しくなって、次第に支離滅裂な言葉が並べられていった。
眼は、完全に宙を舞っていた。
もはや病的なまでに偏った性格が、そこにあった。
母親を愛し・・憧れて、でも、母親の様には到底なれない・・絶望。
ブサイクに産んだことへの憎しみ・・2つの反する事象に心のバランスを取れなくなってしまった娘が存在したのだ。
母親を・・美沙を陥れることで自己を保とうとしていたのだ。
「むう・ん、ぐうぐう・・」
美沙は、もどかしくて動かせない口で必死にもがいた。
「あらあら、何か言いたそうね・・こう一方的に喋っても、面白くないしね・・イイワ外してあげる。」
由美子は、そう言って勢い良く美沙の口に貼り付けたガムテープを剥がした。
「ぷはぁ・・」
美沙はいきなり、大きな声を張り上げた。
「お母さん大丈夫?ごめんね、俺、おれ・・」
震える声で、近くに寄っていた幹夫が、美沙を抱きかかえた。
「あんたのお陰で私の計画もおじゃんね。こうなったら前倒しして、やるしかないわね。」
冷徹で甲高い声が、美沙の耳に響いた。
「由美子、やっぱりあんただったんだね、あの視線は・・・最初男かなと思ったけど、あのマーキングが続いた時に、変だと
思ったのよ、蛇のように影から、じっと監視するには、相当の精神力を要するし、維持するにも相当の集中力が要るわ。
そんなの自分の感情をがっちり押さえ込むタイプでないと無理よ・・なのにあのマーキングでしょ。
まったく別人のようだわ、と思うのは当然よ・・・他の2人かとも思ったけど、洗濯物を調べたら、一様にアレがこびりついて
いたわ。」
美沙は一気に捲くし立てた。
「パンティーにつける様に言ったのは私の考えなの、あんたが服を大胆にした時には、やったねと思っちゃったわ。
だって可笑しいじゃない?息子を警戒する母親ってさぁ・・・何、張り切って女見せつけているのかと思ったら、ホント
可笑しくてさ・・・きゃははは。バッカみたい。」
甲高い笑い声は、ますます大きくなっていった。
「そしたら、あのバカ兄貴たち、暴走しちゃってさ、あっちこっちに振り撒いてるじゃないの・・・あれじゃあ、幹兄に代わって
監視し続けていた私の苦労が台無しじゃないのよ・・・これからゆっくりときりきりと追い詰めていこうと思っていたのに・・」
由美子はふくれ面をして、幹夫に軽蔑の眼差しを向けた。
「由美子、あんた今バカ兄貴達って言ったけど、あの2人も含めて貴方、どう言い含めたの?まさか・・?」
美沙は、おそらくそうだろうと考えていたが、やはり問質したかった。
「そうね・・御想像の通りよ。幹兄ちゃんなんて、私が見たって言ってさ、ちょっと股間さわってやったら、いきなりよ・・
がっつくな、ってね・・・・後の2人も一緒ね。みんな溜まってたみたい・・・面白いように吐出したって感じね。」
自慢げに語る由美子に美沙は唖然とした。
「私の何が気に入らないの? 4人兄弟の末っ子で甘やかしたのはあるけど、存外に扱う事って無かったのに?何が不満なの?」
由美子の偏った性格は私の責任なのか?美沙の嘆きが、その過去を一気に脳裏を遡らせた。
「私が好きになった先輩がね、こう言ったの『お前の母さん、綺麗だな、最高だよ、色っぽいよ、うらやましいなぁ・・』って
私の目の前で延々とお母さんへの想いの言葉を並べているの・・17の女の子が、45のおばさんに負けてるのよ信じらんない。
でもさ、くやしいけど、鏡の前に出ると思い知らされるの、私の顔がお父さん似だってことが・・・こんな特徴の無いのっぺら
ぼうの顔、逆立ちしたって色気なんかで勝てやしないじゃない。
もう昔からずーっとそう・・・お母さん綺麗ね、可愛いわね、由美子あなた似てないのね、でも大きくなったら、少しずつ
似てくるわ、めげちゃダメよ、由美ちゃんも可愛いわよ・・・もう、たくさんだわ・・・同情の視線がもう堪えられないの。
あの先輩だって、私と付き合ったのも、みんなお母さんに逢いたいと思ってたのに違いないわ・・・」
由美子が激しく言葉を吐き出した・・感情が再び昂ぶったようだ。
針が右や左へと大きくぶれるように、由美子の感情も大きく揺れていた。
そして、一気に捲くし立てた時、由美子は、やおら笑みを浮かべた。
「でもね、それでもお母さんの血を引いているのも事実よね、私容姿に恵まれなかったけど、1つお母さんから受け継いだものが
あるのよね、ふふふ・・」
由美子は、ゆっくりと幹夫に歩み寄って、彼の胸板をやさしく撫でた・・・そしてベルトに手を掛け、ズボンを脱がした。
白いブリーフが山を立てていた・・・彼女の左手が優しく山を愛撫した。
「さあ・・幹兄ちゃん、大好きな大好きなお母さんの目の前で見てもらいましょ・・おにいちゃんの想いをさ・・・」
幹夫は、ただただ突っ立っていた。
「でも・・もう止めようよ・・俺怖い・・お前が怖くなってきた。」
「それじゃ・・直ぐに逃げなよ、ほら・・早く」
いたずらっぽく笑いながら幹夫を急き立てていった・・・幹夫は、おろおろするばかり・・・ホントに意気地が無い。
「ほぉおら・・ますますおっきくなってきた・・・なんだかんだといって、してもらいたいんでしょ。」
由美子はブリーフの上から、舌を絡ませていった。
「やめて・・はずかしいよ・・・」
幹夫はうめき出していた。
「いっつも、がつがつして私の口に押し込んでるくせに、今日は何よ、カマトトぶるんじゃないの。」
由美子は一気にブリーフをずり落とした。
プルン・・威きりだったペニスが勢い宙を向いた。
フンフン・・ムグムグ・・・ 由美子は激しくそれをほうばった。
ピチャピチャ・・・ズリュズリュ・・唾液が肉棒を洗っていった。
「ああ・・気持ちイイ・・ああ・・お母さんが見てるよぅ・・・ううん。」
幹夫は、由美子の頭を抱えて、腰を動かし始めた。
「さぁ・・もっとおっきくしよっか・・・」
由美子の顎が大きく揺れた。
「もう、もうやめなさい2人共、貴方達わかっているの、2人とも血を分けた兄弟なのよ、やめなさい。そんな事していたら
地獄に落ちるだけよ。」
ムダな説教だと思っていても、おもわず絶叫してしまった。
由美子は止まらなかった・・・幹夫も聞こえていなかった。
「ああ。もうダメだ・・出る・・出ちゃうぞ。」・・・堪らず幹夫が泣き出した。
「うふふ・・それじゃ出して幹にいちゃん。」
由美子はおしゃぶりを止めて、肉棒を扱き出していた。
「嗚呼・・出る出る出る・・・」
幹夫の絶叫が響いた・・・由美子は扱いていた左手を美沙の方へ向けた。
「さあ、出して・・・お母さんの顔に出して・・顔を汚して」
うめき声と共に白い噴射が始まった。
「い、いやぁ・・・」
美沙の絶叫が響いた・・・噴水が美沙の顔を覆った。
目に、鼻に、口の周りに、幹夫の憤りが降り掛けられた。
「お母さん・・イイ顔よ。きゃはは、サイコーよ」
由美子の笑い声が美沙の心を逆立てた。
「由美子、幹夫、早く張り付いているガムテープを剥がして頂戴、もう追求しないから、もう堪忍して。」
「まだまだよ、お母さん、ショーはこれからよ・・さあ和兄ちゃん、慎二兄ちゃんも入っておいでよ。」
するとドアが開いて、兄2人がふらふらした足取りで入ってきた。
「さあ、そのままズボンを脱いで、お母さんにオチンチン見てもらいな。」
由美子は女王の貫禄で兄2人に命令した。
2人は、言われるままズボンを脱いで、大きくなったペニスを曝け出した。
「貴方達、何で由美子の言いなりなの? 止めなさい、早くズボンを履きなさい。」
美沙の言葉は何1つ叶えられなかった。
「ムダよ、この人たちはねぇ・・私の奴隷なの。私のカラダから離れられないの。お母さんからの贈り物はこれなのよ。」
由美子はニヤニヤしながら美沙を見つめた。
「キレて、片っ端から男どもにカラダを売ったら、みんなよがってしょうがないの・・・すっごく名器なんだって由美子の
オマンコ・・ふふふ男ってホント、バカねぇ・・・それに、今回だってお母さんをモノにするって相談をもちかけたら、一も二も
無く賛成したのよね。みーんなお母さんを抱きたくったしょうがないみたい、だって由美子のお母さんでしょ、もっと気持ち
良くなれるかもしれないと思ったんでしょうね。」
美沙はただただ聞くしかなかった。
(何てことだろう、狂っているわ・・でも、それも私が悪いのか、ちゃんと気持ちを判っていなかったのが悪かったのか。)
震えが止まらない・・・美沙は瞬きをするのも忘れ、この髪を振り乱した悪魔から視線を外さなかった・・いや外せなかった。
由美子は美沙に見せ付けるように、和雄と慎二のペニスをしゃぶり始めた。
幹夫は由美子のスカートを外し、パンティーに顔を押し付けていた。
「みんなイイ子ね・・・そうよ私を気持ち良くさせてね。」
由美子は2本同時に口に入れた・・・和雄と慎二は目を瞑って快感に酔いしれていた。
「ほら、幹兄ちゃん、お母さんの足を広げてごらんよ・・きっとさ、良い物が見れるよ。」
由美子の指示に幹夫は直ぐに行動を起こした。
広げられた脚にストッキングが艶かしく食い込んでいた・・・大人の匂いがムゥーっとたち込めた。
「やっぱり敵わないわね、ムッチリした太ももって良いわね・・・でもお母さん、まんざらでも無さそうね。」
美沙のパンティーが、特に花びら付近の部分が、おおきくシミを作っているのを見つけたようだ。
兄3人は一気に興奮のるつぼと化した。
幹夫が勢い美沙の股間に頭を張り付けて、中を舌で弄り始めた。
和雄と慎二の2人は、もうガマンできなかったようで、いきなり由美子に襲い掛かった。
前から和雄が後ろから慎二が飛び込んできた。
「さぁ・・・きもひいいわよぉ。」
しゃぶりながら由美子は喋った。
慎二は高速のメトロノームのようにリズムを由美子の腰に打ち続けた。
幹夫は、ひたすら美沙の花びらを弄っていた。
和雄は由美子の顔にペニスを打ち据えていた。
美沙は狂気の空気に毒されてきたようだ・・・次第に打ち寄せる波に抗うのを止めていった。
もう言葉は出なかった。
「じゃぁ、和兄ちゃんそろそろお願い・・」
由美子は辛抱堪らず和雄似お願いをした。
慎二がその言葉を聞いて、由美子から離れた・・・そして和雄がゆっくり後ろから由美子のアナルを弄繰り回した。
舌でこねて、唾液でたっぷりとそこを潤わせた。
そしてズップリとペニスを差し込んでいった。
「ぬぅうん・・・入っている。和にいちゃんおっきいわ・・・ああ突いて。」
由美子の声も震えてきた・・・
和雄は、アナルに入れたまま、後背位の状態になった・・・そして由美子の胸をもって自分の所に引き寄せた。
由美子は自然とM字開脚状態となった。
花びらは妖しく濡れて全開となっていた。
慎二がゆっくり前に来て、由美子の花びらに差し込んだ。
「由美子、最高だよ、サンドイッチ気持ちいいよ・・・和兄のチンポと擦れているよ・・・ああ」
慎二は思わず大声を出して、快感を捉えた。
「由美子のケツ締まってサイコーだぁ・・・」
和雄も絶叫した。
「2人とも、上手いわ・・・もうどうでもいい・・・もっと突いてェ・・」
美沙も、どうしようもない気持ちになっていた。
由美子のサンドイッチを目の当たりにして、その興奮が最高潮に達していた。
幹夫の舌責めも、感度のスイッチをオンにした。
「ああ・・ああ・・・ああん」
堪らず、美沙は吐息を漏らした。
「お母さんも、もうソノ気よ、幹兄ちゃん、やっちゃいな。」
由美子の命令に敏感に反応した幹夫は、再び勢いを取り戻した。
いきり立ったペニスを、美沙の口元に近づけた。
「お母さん、ごめん。もう・・もう俺ガマンできねぇ・・しゃ・・しゃぶって・・ね?」
幹夫は、その口ぶりとは逆に、問答無用に美沙の口の中に押し込んだ。
「す、すげえ・・・暖かいよお母さん。うう・・・」
無茶苦茶に腰を振り回して美沙の口の中を荒らした。
美沙は、耐え切れず嗚咽した。
「幹兄ちゃん、だからがっつき過ぎだっていうの、もっと優しくやらなきゃダメでしょ・・ただでさえ、おっきいのに、
それじゃ、喉につっかえちゃうだけでしょ。」
由美子は、2人から突かれていたが、余裕の呈で幹夫の行為を眺めていた。
だが、直ぐに幹夫が歓喜の雄たけびを上げた。
とうとう美沙の舌が幹夫のペニスに絡みついてきたのである。
「おお、お母さんサイコーだよ、まるで吸盤が吸い付いてきたようだ・・・ああ吸って・・」
美沙は、ひたすら舌を幹夫のペニスに這わせた。
蒸せた精子の臭いが理性を狂わせる・・・縛られた両腕が硬直していった。
頭を縦に横に振って、刺激を与え続けた・・・ジュボジュボ・・淫音が大きくなっていった。
もう何も考えられなかった・・悪魔のささやきが、美沙の頭を狂わせた。
甘美な背徳意識が、全てを肯定していった。
「ああ・・美味しい・・美味しいわぁ・・もうダメ・・私も地獄に落ちちゃうわぁ・・・」
美沙の搾り出す声に、由美子の目じりが大きく上がった。
由美子は突き刺さっていた肉棒を抜いて、2人の兄に美沙を弄るよう命じた。
4本の腕が美沙の花びらをジュウリンした。
そして和雄が美沙をまんぐり返しした。
2つの秘密の穴が天井に向かって全開となった・・・直ぐに3兄弟の顔がそこに密集した。
「イイ匂いだなぁ・・・慎二、幹夫、お前達もそう思うだろう・・なあ?」
和雄の意見に反対などは無かった、2人も同じ意見だった。
3人は舌で、密林や、洞窟などを探検していった。
ピチャ、ピチャ・・・舌は各々自由に走り回って行った・・・・美沙の身体がよじれた。
3つの舌に這われては、ひとたまりも無かった。
「ああん・・あんあん」
3兄弟が生まれてから、一度も聞いた事が無かった声が流れた・・そしてその快感ボイスは徐々に大きくなっていった。
「母さん・・もうびちゃびちゃだよ・・もうしたいんだよね?」
和雄が美沙に問い掛けた。
美沙は、うつろな瞳で、ただ首を縦に振った。
まんぐり返しした美沙の脚を押さえ付けていた慎二は、そのままペニスを美沙の口に押し入れた。
あぐぅあぐぅ・・・美沙のあえぎ声が、くるしそうに漏れた。
和雄が、振り下ろす様に、真直ぐ上から腰を沈めた。
両腕が利かないまま、身体をくねらす美沙・・・幹夫は、美沙の太ももに舌を這わせていた。
3人のうめき声が部屋中に響いた。
「ねえ・・・お母さん。3人の息子から愛されてイイねぇ・・・最高でしょ?」
魔女が再び歓喜の声を上げた。
慎二が堪らず、美沙のお尻を弄くった。
兄弟は、由美子の時と同様にサンドイッチに美沙を誘った。
激痛が体内に走った・・・
「イ、イターイ・・・イターイ・・・あああ、止めて母さん壊れちゃう・・壊れちゃう。うう・・ん」
上から和雄が、下から慎二が、2つの腰が美沙の腰に擦れ合わさった。
美沙が、身体を仰け反らした。
その時に幹夫が唇から侵入してきた。
兄弟は止まらなかった・・・「だんだん気持ち良くなるから・・・ね、母さん。」
3人は母の身体から離れようとはしなかった。
美沙も迫り来る快感の波を外さないように何時の間にか、その波を受け入れる準備を開始していた。
「母さん・・締まる・・凄いしまりだぁ・・・」
「母さん・・腰つかい上手いよぉ・・・」
「母さん・・舌がねっとりして気持ちイイ・・」
3人が、絶賛した。
美沙は、押し殺していた本能が全開していくのを感じた。
「ああ・・イイワ・・3人とも上手よ・・・和雄、慎二もっと突いて・・突いて・・」
2人は、もう高速ギヤにチェンジしていた。
「幹夫、おっきいわ・・・・もう顎が外れそうよ・・あぅんむん・・・固くて美味しいわ・・ホントよぉ・・」
美沙は、もう吹っ飛んでいた。
「ああ。もうダメだ・・母さん出るよ、出る出る出る・・・」
「アア、ダメェ・・中はダメェ・・外に出してぇ・・・あああん。」
美沙は、堪らず懇願した。
「2人とも、ダメヨ、ちゃんと中に出すのよ・・・さあさあ・・」
由美子が激しい口調で命令した。
「うおおお・・・か、かあさん・・・イクぞぉ・・」
「ダメェ・・・あああん・・・」・・・2つの声が交差した。
2人は尻の中に、花びらの中にと、大量のミルクをぶちまけた。
そして幹夫も、素早く美沙の口から抜いて、勢い美沙の花びらに侵入した。
「サイコーだぁ・・お母さん、おれ・・夢のようだぁ・・」
幹夫は泣きながらも、高速エンジンを吹かした・・・そして美沙の中に帰っていった。
激風は去って、静寂な空気があたりに漂っていた。
美沙は目を見開いたまま・・空を漂っていた。
3人は、うなだれたままで、じっと下を見ていた。
「お母さん、さすがね、3人をあっと言う間に天国に行かせたもんね。」
由美子の言葉に美沙は泣き出してしまった。
「ああ...何てことを・・ああ、どうしよう。」
由美子は、すっきりとした顔で美沙に話し始めた。
「私の計画はね、お母さんに子供を産んでもらいたいの。知っているのよ私。まだ生理があるのを。」
美沙は、狂った様な眼で、由美子を睨み付けた。
「あんた、正気なの?そんな事しておかしいと思わないの? 父親が息子って・・」
狂気の沙汰である・・もはや由美子には鬼が宿っていた。
「どんどん堕て行って貰うわ。お母さんには人並みな事はさせないわ・・私の気持ちが晴れないもの・・
生まれた子供には、わたしが教え込むわ・・いろんなことを・・きゃははは。 」
美沙には、もうどうすることもできなかった。
「人をペットにするなんて・・あんた狂っているわ・・・」
「ええ、狂ってて結構よ。あなたが無茶苦茶になればなるほど、私の気持ちが晴れるの・・・どうせ地獄ならトコトン行くわ」
由美子は、そう言いながら、美沙の胸をやさしく揉み解した。
「ねえ・・お兄さん、まだ1回だけでしょ、もう1回やってあげて・・そしてザーメンを沢山流し込んでいってね。
みんなの子供を産んでもらいましょうよ。 みんなそれ望んでいるんでしょ?」
由美子のささやきに、3人の息子たちは、再び息を吹き返していった。
縛られていた美沙の腕には、もはや力が入らなくなっていた。
(完)
誰かが息を殺して静かにじっと私のことを見ている。
見えない目が、今日も私の胸を射抜いている・・・
美沙が見えない視線を感じてから、早一ヶ月になろうとしていた。
ストーカー?・・・
押し潰されそうになる不安から1つの答えを何とか導き出そうとした。
(私みたいなおばさん相手に、自分では決して解決できない欲望など抱くものだろうか?)
美沙は、あっさり否定した。
ストーカーなら、何らかの示威行為があってもいい筈だが、感じるのは視線だけであって特に目立った行動を
見ることは無かったからだ。
それにその視線は美沙自身が感じているだけであって、特に証拠立てるものは何1つ無かった。
(単なる私の被害妄想かもしれない・・しかし確かに、あの眼が私の周りを取り囲んでいるのを感じる。)
何か1点に集中した劣情が私を見ている。
美沙は言いようの無い不安と恐怖をじんわりと感じていた。
しかしそれが2ヶ月も同じように続くとなると、さすがに美沙も答えを導き出しつつあった。
彼女が外に出て仕事をしている間は、その視線はまったく感じなかった。
むしろ家に居る時に、それは常に感じていたのだった。
彼女が感じた恐怖は次第に薄れていったが、反して不安感は日に日に増していった。
それはそうだろう・・その汗ばんだ視線は家族の誰かのものであろう事は、もはや確定的だったからだ。
では一体誰なのであろうか?
美沙の家庭は5人家族であった。
母・美沙45才 長男・和雄23才 次男・慎二21才 三男・幹夫19才 末っ子長女・由美子17才
父親は3年前に病気で他界していた。
経済的には、父親の保険金と、美沙の保険外交員としての収入と、和雄のサラリーで不自由はしていなかった。
学生の3人も、それぞれバイトをして得た収入で自分自身の身の回りの事に充てた。
大黒柱だった父親が居なくなってからは、一家は力を合わせて、色々な難事に取り組んだ。
何事にも相談し合いコトに当たった・・強い団結力と信頼感が、そこに生まれた。
大声で怒鳴りあい、大喧嘩もあったし、大声で笑い合い、泣き合った事もあった。
ゆえに家族の間に隠し事など微塵も無かった・・・・
しかしながら、そこには、もう1つの顔があったのだ・・いや隠していたと言っていいだろう。
あの笑い顔や泣き顔の裏に、荒い息と共に、どす黒い劣情を隠し持った人が居るのだ。
しかしなぜそれを美沙は、今になって感じ取るようになったのであろうか?
見えざる眼は、美沙に対して、何時からシグナルを発していたのだろうか?・・(早く私に気付け)・・と。
自らをおばさんと称していた美沙だったが、彼女を見る限り、その言葉が如何に偽りの表現であったかが分かる。
さすがに子供を4人産んでいた為に身体の線の崩れは仕方が無かったが、それを補って余りあるのが、肌の艶やかさ
であり、胸の豊かさであった。
目元は、ほんの少し上にキュッと上がっていて自信に満ちているのを知らしめる力強さを秘めていた。
唇は大きく、腫れぼったさを感じる様な厚さが、男から見ると更に欲情的に見えた。
熟女好みの男なら、間違いなく溺れてしまう・・いや、男なら誰でも、1度なら溺れてみたいと思わせるほどの
色気を持っていた。
若い頃から、その美貌は飛びぬけていた・・という話も、まず間違いないだろうと確信できた。
しかし亡くなった旦那というのは、逆に平々凡々を絵に描いたような真面目で凡庸な風貌の持ち主だった。
美女と野獣とまでは言わなくても、絵図的に釣合いがまったく取れない組み合わせに、当時から周囲には不思議がられた。
しかも熱烈なまでの恋愛の末の結婚だったのだから、周囲の男どもの悔しがりようは殊更に大きかった。
(さて・・・どうしたものか?)
美沙は、現状を打破する最良の方法は何か?を模索した。
相手がはっきりとした行動を起こさない限り、こちらから何かをするわけにはいかないのは当然である。
と・・すると、このまま様子を見て、その存在が本当かどうか、またそれは誰なのかをゆっくりと確かめるか、
それとも子供達1人ずつに直接問い糾して、一気にカタをつけるか、のどちらかを選択することになるが・・・・
まず相手の行動が見えないのが薄気味悪かった。
美沙に女を感じて、どうしようもない感情に身を焦がしているような、熱い感情の揺れは耳元まで感じられた。
熱い吐息が面前まで迫ってきているような感覚があった・・明らかに男の視線だ・・でもそれでも動きは無かった。
一体誰が何を思って監視しているのだろうか?
視線は日に日に鋭く尖っていくような感じだった。
(私の、どの行動が原因で、こうなったのか?・・・どの子も、中学校に入る頃には、もう1人でお風呂に入らせてたし、
それ以降、肌をさらけ出すことも極力無かった・・もし覗かれていたのなら、どうしようもないけど・・・
でも誰なのかしら和雄か?慎二か?幹夫か?・・ああ、はっきりさせたい。)
しかし、はっきりとした証拠が無い以上、問い糾しても意味がないだろうと思えた。
それは所詮、美沙の持つ感覚で感じた現象に過ぎず、想像の域を越えるモノではなかったからだ。
「被害妄想」・・この言葉1つで片付けられるのがオチだ。
息子が母親に女を感じているなんて、誰が正直に告白するものか・・
ならば、証拠を掴むしかない・・・しかし黙って様子を伺うのもまどろっこしい。
だが、焦って急ぐと、大きなしっぺ返しを喰うかもしれない・・・相手は1人ではないかもしれないからだ。
もし息子全員なら、それは大変な恐怖だ・・・そうなれば、もはや女1人での抵抗は不可能だ。
しかも誰にも相談できない・・・美沙の困惑は更に広がっていった。
「息子が私に女を感じてしまい、夜な夜な異様な視線にさらされています。如何したら良いでしょう?」
こんな相談誰に出来よう・・・内容は極めて異常だし、事の是非も含めて息子たちの尊厳にも関わる内容だ。
結局美沙は、暫く様子を見るという選択を余儀なくされた。
それからも、その見えざる視線が絶えず美沙の身体を射抜いていった。
1人部屋にいても、お風呂の中でも、それは続いていた。
家族全員での夕食の場でも、楽しく談笑しながら食事していても、何かの拍子に、ちょっとした隙を突いて
あの視線を投げかけてきた・・・しかし美沙には、それが誰のものなのかは判別できなかったのだ。
こうなったら・・・美沙は1つの行動に出る決心をした。
(もう耐えられない、こうなったら、1つモーションを掛けてみよう。果たして私の妄想だったのか、
そうでなく誰かがいやらしい思惑に囚われていたのかが、はっきりするわ。)
美沙は、肌を露骨にも露わにしたのである。
ピッチリミニのスカートに、胸が大きく開いた上着を身に着けて、家の中を派手に動いていった。
手足を大きく振って、お尻を大きく振って、とにかくダイナミックな動きに終始した。
息子達の反応は一応に「母さん、変だよ、何かあったの?」とか、「みっともないから止めなよ」とかいった
呆れた口調での意見が続出しただけだった。
末娘の由美子も、母親の異様な変身に戸惑いを隠せない様子だった。
「お母さん、何か悩みがあるなら、私に言ってよね、兄さん達と違って私、女の子だから多少だけど判るとは思うの」
「何にもないわよ、ちょっとした気分転換よ、心配しないで由美子。」
さすがに娘には、言えない事情だった為、美沙はそう取り繕うだけだった。
美沙は息子達の呆れ顔を見て、やはり自身の妄想だったのかもと思い始めた。
(ばかばかしい・・結局私は息子達をヘンな目で見てしまっただけだったんだ。ああ・・恥ずかしい。自意識過剰にも
程があるなぁ・・・私に女を感じたなんて・・安っぽいドラマの見すぎだ。)
美沙は自己嫌悪に陥ってしまった・・そして、ぴっちりとした服を着た己の姿を改めて見て、その不恰好さに呆れた。
その夜美沙は、なかなか寝付けなかった。
翌日の朝、美沙は洗濯をしようと、風呂場の横に設置していた洗濯機にやって来た。
しかし昨日の分は、既に洗いが終わっていて、洗濯機の中から出すだけだった。
ふと、洗濯籠に目をやると、1枚の下着が放置されていたままだった。
しまった・・・洗い忘れたか? 美沙は自分の不始末にちょっと苛立ってしまった。
よく見ると、自分のパンティーだった。
(あれおかしいな? 籠の中には私の下着は1枚ある。昨日の今日だから、この1枚だけのはずだから、2枚ってのは変だわ
・・一昨日の分かな?)
美沙は籠の中から、それを取り出した・・・その瞬間、異様な感触が手に伝わってきた。
(湿っているわ・・・何かしら?)
パンティーの裏側の生地にシミが出来ていた・・・ツンとした臭いが鼻を突いた。
美沙の顔から血の気が引いた・・・
(な、何、これザーメンだわ、私の下着にザーメンが付いている。)
男の吐息で、美沙の下着が汚されていたのだった。
とうとう実体を現したようだ。
美沙が感じていた視線は、本物だった・・・やはり間違いでは無かったんだ、美沙は意を大きくした。
同時に、生に恐怖をも感じたのであった。
(やはり、息子たちの中の誰かだったんだ・・どうしよう怖いわ。)
美沙は改めて自分が行った行為に愕然としたのだった。
はっきりさせたい、が正直言って怖い・・美沙は次第に追い詰められていく感じがしてならなかった。
その日の行為以降、見えざる者は、関を切った様にエスカレートさせていった。
美沙の下着はもちろん、歯ブラシ、ドライヤー、鏡台、机の上・・等々、次々と男の印を付けていった。
そこまではっきりと感情を露わにしているのに、美沙に近づこうとはしなかった。
まるで猫がネズミを甚振るかのように・・・追い詰めていった。
でも一体誰が・・・あの3人の中の誰なんだろう?・・いや3人全員かもしれない。
美沙は3人に大声で突っかかっていきたい衝動に何度も駆られた・・でも怖い。
そして日々悶々とする美沙に、ある日、由美子が相談があると言ってやって来た。
「お母さん、どうしよう・・これ見て。」
切羽詰った声で由美子は美沙に、あるものを見せた。
由美子のパンティーだった・・・いかにも高校生の女の子らしく可愛らしい無地でシンプルな柄だった。
しかし、中を開けると、残酷なまでに白く濁った獣がべったりと塗りつけられていた。
「私の机の上に置いてあったの、生臭い臭いがきつくて・・見たらコレが・・」
由美子は今にも泣きそうだった。
「由美子、あなた、こんな目に遭うのはこれが初めて?どうなの?」
美沙の恐怖は最高潮に達しようとしていた。
「ウン・・初めて・・・怖いよお母さん。」・・・由美子は泣き出していた。
美沙だけに限らず、由美子にも牙を向けてきたようだ。
2人の女が生贄にされるのか・・・・美沙は憤りを覚えた。
「あの子達もう許さない・・私だけならいざ知らず、妹の由美子まで手を出すとは・・・」
美沙は3人全員が犯人だと確信していた。
1人だけなら、こんなに大胆に行動はできないからだ。
何かに安心しきった心理状態が、あの大胆なマーキング行為に繋がっていたと見るのが自然だ。
男達が皆つるんでいたとしたら、そりゃ気分的に楽だし、自由気ままな行動も執れる。
美沙の推理が結論を導き出した。
しかし、それからどうするのか・・・息子とはいえ、ガタイの大きい男が3人、かなう訳がない。
だけど、このまま指を咥えている訳にもいかなかった。
(ええい・・ままよ)
美沙はいざとなれば、警察の力を頼ればと開き直った。
家の恥を晒す事になるけど、仕方ない・・このままでは娘が心配だからだ。
美沙は、この時重大な見落としをしていたのだった。
息子達が、なぜ,それまでの間に、一気に美沙、由美子らを襲わなかったのかを・・
なぜ、まどろこっしい監視を続けていたのか?
なぜ、ここに来て、一気にザーメンのマーキングをし始めたのか?
そして何よりも、あの射抜くような視線は、いつも同じ奴のモノではなかったのか?
その夜、息子3人全員帰って来るのを待って、美沙は話を切りだした。
「貴方たち、これを見なさい。」
そう言って、美沙は例の汚された下着を2枚テーブルの上に置いた。
3人の視線が一斉に、それに注がれた・・・そしてうなだれた。
次第に重苦しい空気が部屋全体を覆い尽くし始めた。
「こ、これは・・そ、そのう・・・・」
暫くして、重苦しい空気を掻き分けるように和雄が苦しそうに声を絞り出した。
「なあに?はっきりとおっしゃいなさい」
美沙は慎重に、そして毅然と対処しようと、大きな声だが、優しげな語りかけを行った。
逃げ道を無くすような問い詰めは逆ギレの恐れもあったから、高圧的な振る舞いをしないようにも心掛けた。
「あ、あのう母さん、これにはちょっとした訳があって・・さ。なあ?慎二、幹夫。」
「そ、そうだよな・・・うん訳があるんだよね、これには。」
なぜが妙にモジモジし出す3兄弟たち・・・
「ちょっとした訳って、なあに? こんな派手で陰湿な行為をして、何よ、ちょっとした訳って?どうしたのよ?」
美沙は苛立ちを露わにした・・・
パンティーだけなら、見つからないように始末しようとして、思わず見つけられてしまった・・というシチュエーション
なら、彼らの弱弱しい態度にも、うなずけれる余地はあるのだけど、その他のドライヤーやら、鏡やら、机やらに撒き散らす
のは、明らかに示威行為なのだから、もっと開き直るのが本当ではないのだろうか?・・・
「ちょっとした訳で、私の部屋の鏡や、ドライヤーやらに、あんな跡を残すものなの? あんたたちは確信犯でやった
のでしょ? それが何よ、そんな態度になるのなら、初めからやらなきゃいいのに。 一体何考えているの?」
相手の意外な弱弱しさに、美沙は勢いを得て彼らを追い詰めていった。
「貴方たちの年頃なら、当然女の子に夢中になるのは判るわ。女の子の裸に興味が湧くも当然でしょう。
オナニーで、願望を凌ぐのは若い男の子では当然の行為よ・・でもはけ口なら、ティッシュなり、トイレなりで出すのが
マナーでしょ。違う? 恥ずかしいという気持ちがあったのなら、隠れてしちゃうはずよ。
でも貴方たちの執った今回の行動は、明らかに私達に判るように行ったのよ・・・貴方たちには羞恥心ってものが無いの?
私や由美子を汚そうとしたのよ・・いや・・もう心が汚されてしまったわ。実の母親や妹を卑しめたのよ・・・
ホント汚らわしい人たち・・」
美沙は自分の言葉によって涙腺が刺激された・・感情が言葉を震わせた。
3人の息子は、ただただうなだれるばかりだった。
しかしながら美沙の頭の中では、もう1人の自分が冷静に問い掛けていた。
〈おかしいわ?・・あの、あの射抜くような視線が、この子らからは感じない。何て悲しい、情け無い顔してるのかしら?
あんな恥ずかしい事をあからさまにやったにしては、この態度は変、変だわ・・・)
美沙は、あのマーキングに暴力的な匂いを感じていた・・そしてあの視線には、凶悪的なまでの憎しみがあると感じていた。
それが、躊躇した一因だったのに・・・この従順な態度は、拍子抜けよりか、ますます不安が大きくなっていった。
(そう・・確かに変だわ。あの眼がここには無い。 あの視線は唯一人のモノだったんだ・・うん、そうだわ。)
美沙は、困惑した。
(あのザーメンは彼らのものであるのは間違いない・・・私や由美子に欲情した意志表明であったのも間違いない。
しかし、彼らの意思が、その時そこには存在していなかったのは、今ここでの彼らを見て確信したわ。
じゃあ・・誰か別の人の意思なのだろうか?・・彼らは単にそそのかされただけなのだろうか?)
美沙は1つの道筋を組み立てていった。
(・・・とすると彼らを簡単に動かす事ができる人物は誰か?という事になるわね。いずれにしても、ここではラチが開かない
わね・・)
そうこう考えていると、横に居た由美子が、いきなり美沙に詰め寄った。
「お母さん・・私もう堪えられないよ。怖いよ・・・お兄ちゃん達、変態だもん。」
「わかったわ、これはお母さんが何とか始末するわ・・貴方たち今から1人ずつ私の部屋に来てくれる? 聞きたいことが
あるの。3人一緒じゃ、言いたい事も言い難くくなっちゃうからね。だから落ち着いて1人ずつ話を聞くわ・・いいでしょ?」
美沙は不安がる由美子の肩をそっと抱いて、落ち着いた口調で息子達に告げた。
「ああ、それが良いかもね・・・1人ずつなら言いたい事も存分に言えるし・・・」
幹夫が、ぼっそりと言ったそのセリフに、兄2人はびっくりして、素早く幹夫の肩を掴んで、彼の言葉を遮らせた。
(やはり、何か裏がありそうね。)
美沙は、彼らの表情に確信を得た。
「判ったわ・・・それじゃ幹夫、貴方から話を聞きましょうか・・。」
美沙は幹夫を連れて2階の自分の部屋に行こうと階段を上がっていった。
「ああ、由美子は、自分の部屋に入ってらっしゃい、怖かったら鍵でもかけてじっとしてなさい・・・いい?」
階段の上がり口から、由美子に声をかけた。
「うん・・判ったわお母さん、そうするわ。」
そう言って、由美子も2階の自分の部屋に行く為に、階段を上がってきた。
美沙は、由美子が部屋に入るのを見送ってから、自分の部屋に向かった。
(さあて・・1人ずつなら、幹夫でも皆をかばう様なことをせずに、本音を言ってくれるはずだわ。)
美沙はドアのノブに手をかけた時、突然あの視線が美沙の背中を刺した。
あの眼だ・・・あの眼が今後ろに居る?
荒い息が凄いスピードで美沙の背後に迫った・・・美沙は対応しようと、振り向こうとした。
瞬間、いきなり背後から2本の腕が伸びて、美沙の口元と、喉元をがっちりと押さえ込んだ。
それから素早くガムテープを引き割く音がした・・・そして美沙の手首を後ろに回し、ぐるぐると巻き込んで
それからもう1回引き割いて、今度は美沙の口元の自由を奪った。
そしてドアを開け、ドンと美沙の背中を突いてベットに倒した。
(しまった・・・やっぱりあの眼は、あの子だったのか・・)
美沙の顔が歪んだ。
「きゃははは・・・」
甲高い笑い声が部屋中に響いた。
「ここまで来たら、もう止まれないよねぇ・・・幹兄ちゃん。」
おろおろする幹夫の横で、仁王立ちの由美子が、目を大きく見開いて美沙を睨みつけていた。
口元は笑っていたが、目は怒りに満ちていて目じりが極端に上に向いていた。
「ああ・・・すっきりしたわぁ・・もう限界だったから余計にそう思うわ。」
美沙はベットの上で、ばたばたと足をばたつかせた・・・勢いスカートが上に捲れ上がってしまい、太ももに食い込む
ストッキングが、艶かしくクネクネと揺らいでいた。
「いい格好よ、お母さん。とってもセクシーよ。きゃははは・・・」
由美子は狂ったように笑い続けた。
「幹兄ちゃん、あんた本当にバカねぇ・・・ 根性がないっつうかぁ、意気地がないっつうかぁ・・・がっついていると
思ったら、直ぐびびっちゃって、みっともないったらありゃしないわ・・・」
そう言いながら由美子は、幹夫の尻に思いっきり蹴りを入れた。
「だって、母さん可哀想になってきちゃってさ、俺、もういいと思ったんだぜ。なあ、もう止めようよ由美子。」
半ベソをかく幹夫は、ただただ泣き出しそうな目で美沙を見ていた。
これでは、どちらが兄か妹か判らない・・・これが由美子の本性か。
「ねえ、お母さん、この男はねぇ、あんたにずぅーと付きまとっていたんだよね、あんたが寝ている時とか、お風呂に
入っている時とか、じーっと見ているのよ。 母親ってより、女としてみてんのよ・・どう可笑しいでしょ?
この間なんか、風呂場の中を見ているだけかと思ったら、そそくさとパンツを下ろして、しこしこ、しごいてんのよ・・
ホントよくやるわ、こんなおばさんのどこが良いのかしら・・」
美沙は愕然とした面持ちだった・・・
こんなズベ公みたいなモノの言い方で悪態をつく由美子が信じられなかった。
「でも、お陰で良い案が浮かんだんだよねぇ・・・ふふふ、おばさんを地獄の底まで陥れる絶好の作戦が・・ずぅーと
ずぅーと、押し込められて鬱積したものを吐き出すチャンスが来たのよ。きゃはは・・」
更に饒舌になっていく・・・目は爛々と輝いていた。
「お母さんは私の自慢よ、本当にキレイだし、優雅だし、私の周りの人達は、みんなお母さんの事大好きだって言ってるし
あんな女性になりたいって言う、女の子もいるからね・・・でも、憎い、憎いわ・・私にはどうしてもなれない。
どうしてもお母さんみたいにはなれないのよ・・・悔しい・・こんな私を産んだお母さんが憎い・・憎いのよ。
ブスな私を殺したい・・・だからお母さん、落としてあげるわ・・死にたくなるぐらいに・・あっははは。」
怒ったり、笑ったり・・感情の起伏が激しくなって、次第に支離滅裂な言葉が並べられていった。
眼は、完全に宙を舞っていた。
もはや病的なまでに偏った性格が、そこにあった。
母親を愛し・・憧れて、でも、母親の様には到底なれない・・絶望。
ブサイクに産んだことへの憎しみ・・2つの反する事象に心のバランスを取れなくなってしまった娘が存在したのだ。
母親を・・美沙を陥れることで自己を保とうとしていたのだ。
「むう・ん、ぐうぐう・・」
美沙は、もどかしくて動かせない口で必死にもがいた。
「あらあら、何か言いたそうね・・こう一方的に喋っても、面白くないしね・・イイワ外してあげる。」
由美子は、そう言って勢い良く美沙の口に貼り付けたガムテープを剥がした。
「ぷはぁ・・」
美沙はいきなり、大きな声を張り上げた。
「お母さん大丈夫?ごめんね、俺、おれ・・」
震える声で、近くに寄っていた幹夫が、美沙を抱きかかえた。
「あんたのお陰で私の計画もおじゃんね。こうなったら前倒しして、やるしかないわね。」
冷徹で甲高い声が、美沙の耳に響いた。
「由美子、やっぱりあんただったんだね、あの視線は・・・最初男かなと思ったけど、あのマーキングが続いた時に、変だと
思ったのよ、蛇のように影から、じっと監視するには、相当の精神力を要するし、維持するにも相当の集中力が要るわ。
そんなの自分の感情をがっちり押さえ込むタイプでないと無理よ・・なのにあのマーキングでしょ。
まったく別人のようだわ、と思うのは当然よ・・・他の2人かとも思ったけど、洗濯物を調べたら、一様にアレがこびりついて
いたわ。」
美沙は一気に捲くし立てた。
「パンティーにつける様に言ったのは私の考えなの、あんたが服を大胆にした時には、やったねと思っちゃったわ。
だって可笑しいじゃない?息子を警戒する母親ってさぁ・・・何、張り切って女見せつけているのかと思ったら、ホント
可笑しくてさ・・・きゃははは。バッカみたい。」
甲高い笑い声は、ますます大きくなっていった。
「そしたら、あのバカ兄貴たち、暴走しちゃってさ、あっちこっちに振り撒いてるじゃないの・・・あれじゃあ、幹兄に代わって
監視し続けていた私の苦労が台無しじゃないのよ・・・これからゆっくりときりきりと追い詰めていこうと思っていたのに・・」
由美子はふくれ面をして、幹夫に軽蔑の眼差しを向けた。
「由美子、あんた今バカ兄貴達って言ったけど、あの2人も含めて貴方、どう言い含めたの?まさか・・?」
美沙は、おそらくそうだろうと考えていたが、やはり問質したかった。
「そうね・・御想像の通りよ。幹兄ちゃんなんて、私が見たって言ってさ、ちょっと股間さわってやったら、いきなりよ・・
がっつくな、ってね・・・・後の2人も一緒ね。みんな溜まってたみたい・・・面白いように吐出したって感じね。」
自慢げに語る由美子に美沙は唖然とした。
「私の何が気に入らないの? 4人兄弟の末っ子で甘やかしたのはあるけど、存外に扱う事って無かったのに?何が不満なの?」
由美子の偏った性格は私の責任なのか?美沙の嘆きが、その過去を一気に脳裏を遡らせた。
「私が好きになった先輩がね、こう言ったの『お前の母さん、綺麗だな、最高だよ、色っぽいよ、うらやましいなぁ・・』って
私の目の前で延々とお母さんへの想いの言葉を並べているの・・17の女の子が、45のおばさんに負けてるのよ信じらんない。
でもさ、くやしいけど、鏡の前に出ると思い知らされるの、私の顔がお父さん似だってことが・・・こんな特徴の無いのっぺら
ぼうの顔、逆立ちしたって色気なんかで勝てやしないじゃない。
もう昔からずーっとそう・・・お母さん綺麗ね、可愛いわね、由美子あなた似てないのね、でも大きくなったら、少しずつ
似てくるわ、めげちゃダメよ、由美ちゃんも可愛いわよ・・・もう、たくさんだわ・・・同情の視線がもう堪えられないの。
あの先輩だって、私と付き合ったのも、みんなお母さんに逢いたいと思ってたのに違いないわ・・・」
由美子が激しく言葉を吐き出した・・感情が再び昂ぶったようだ。
針が右や左へと大きくぶれるように、由美子の感情も大きく揺れていた。
そして、一気に捲くし立てた時、由美子は、やおら笑みを浮かべた。
「でもね、それでもお母さんの血を引いているのも事実よね、私容姿に恵まれなかったけど、1つお母さんから受け継いだものが
あるのよね、ふふふ・・」
由美子は、ゆっくりと幹夫に歩み寄って、彼の胸板をやさしく撫でた・・・そしてベルトに手を掛け、ズボンを脱がした。
白いブリーフが山を立てていた・・・彼女の左手が優しく山を愛撫した。
「さあ・・幹兄ちゃん、大好きな大好きなお母さんの目の前で見てもらいましょ・・おにいちゃんの想いをさ・・・」
幹夫は、ただただ突っ立っていた。
「でも・・もう止めようよ・・俺怖い・・お前が怖くなってきた。」
「それじゃ・・直ぐに逃げなよ、ほら・・早く」
いたずらっぽく笑いながら幹夫を急き立てていった・・・幹夫は、おろおろするばかり・・・ホントに意気地が無い。
「ほぉおら・・ますますおっきくなってきた・・・なんだかんだといって、してもらいたいんでしょ。」
由美子はブリーフの上から、舌を絡ませていった。
「やめて・・はずかしいよ・・・」
幹夫はうめき出していた。
「いっつも、がつがつして私の口に押し込んでるくせに、今日は何よ、カマトトぶるんじゃないの。」
由美子は一気にブリーフをずり落とした。
プルン・・威きりだったペニスが勢い宙を向いた。
フンフン・・ムグムグ・・・ 由美子は激しくそれをほうばった。
ピチャピチャ・・・ズリュズリュ・・唾液が肉棒を洗っていった。
「ああ・・気持ちイイ・・ああ・・お母さんが見てるよぅ・・・ううん。」
幹夫は、由美子の頭を抱えて、腰を動かし始めた。
「さぁ・・もっとおっきくしよっか・・・」
由美子の顎が大きく揺れた。
「もう、もうやめなさい2人共、貴方達わかっているの、2人とも血を分けた兄弟なのよ、やめなさい。そんな事していたら
地獄に落ちるだけよ。」
ムダな説教だと思っていても、おもわず絶叫してしまった。
由美子は止まらなかった・・・幹夫も聞こえていなかった。
「ああ。もうダメだ・・出る・・出ちゃうぞ。」・・・堪らず幹夫が泣き出した。
「うふふ・・それじゃ出して幹にいちゃん。」
由美子はおしゃぶりを止めて、肉棒を扱き出していた。
「嗚呼・・出る出る出る・・・」
幹夫の絶叫が響いた・・・由美子は扱いていた左手を美沙の方へ向けた。
「さあ、出して・・・お母さんの顔に出して・・顔を汚して」
うめき声と共に白い噴射が始まった。
「い、いやぁ・・・」
美沙の絶叫が響いた・・・噴水が美沙の顔を覆った。
目に、鼻に、口の周りに、幹夫の憤りが降り掛けられた。
「お母さん・・イイ顔よ。きゃはは、サイコーよ」
由美子の笑い声が美沙の心を逆立てた。
「由美子、幹夫、早く張り付いているガムテープを剥がして頂戴、もう追求しないから、もう堪忍して。」
「まだまだよ、お母さん、ショーはこれからよ・・さあ和兄ちゃん、慎二兄ちゃんも入っておいでよ。」
するとドアが開いて、兄2人がふらふらした足取りで入ってきた。
「さあ、そのままズボンを脱いで、お母さんにオチンチン見てもらいな。」
由美子は女王の貫禄で兄2人に命令した。
2人は、言われるままズボンを脱いで、大きくなったペニスを曝け出した。
「貴方達、何で由美子の言いなりなの? 止めなさい、早くズボンを履きなさい。」
美沙の言葉は何1つ叶えられなかった。
「ムダよ、この人たちはねぇ・・私の奴隷なの。私のカラダから離れられないの。お母さんからの贈り物はこれなのよ。」
由美子はニヤニヤしながら美沙を見つめた。
「キレて、片っ端から男どもにカラダを売ったら、みんなよがってしょうがないの・・・すっごく名器なんだって由美子の
オマンコ・・ふふふ男ってホント、バカねぇ・・・それに、今回だってお母さんをモノにするって相談をもちかけたら、一も二も
無く賛成したのよね。みーんなお母さんを抱きたくったしょうがないみたい、だって由美子のお母さんでしょ、もっと気持ち
良くなれるかもしれないと思ったんでしょうね。」
美沙はただただ聞くしかなかった。
(何てことだろう、狂っているわ・・でも、それも私が悪いのか、ちゃんと気持ちを判っていなかったのが悪かったのか。)
震えが止まらない・・・美沙は瞬きをするのも忘れ、この髪を振り乱した悪魔から視線を外さなかった・・いや外せなかった。
由美子は美沙に見せ付けるように、和雄と慎二のペニスをしゃぶり始めた。
幹夫は由美子のスカートを外し、パンティーに顔を押し付けていた。
「みんなイイ子ね・・・そうよ私を気持ち良くさせてね。」
由美子は2本同時に口に入れた・・・和雄と慎二は目を瞑って快感に酔いしれていた。
「ほら、幹兄ちゃん、お母さんの足を広げてごらんよ・・きっとさ、良い物が見れるよ。」
由美子の指示に幹夫は直ぐに行動を起こした。
広げられた脚にストッキングが艶かしく食い込んでいた・・・大人の匂いがムゥーっとたち込めた。
「やっぱり敵わないわね、ムッチリした太ももって良いわね・・・でもお母さん、まんざらでも無さそうね。」
美沙のパンティーが、特に花びら付近の部分が、おおきくシミを作っているのを見つけたようだ。
兄3人は一気に興奮のるつぼと化した。
幹夫が勢い美沙の股間に頭を張り付けて、中を舌で弄り始めた。
和雄と慎二の2人は、もうガマンできなかったようで、いきなり由美子に襲い掛かった。
前から和雄が後ろから慎二が飛び込んできた。
「さぁ・・・きもひいいわよぉ。」
しゃぶりながら由美子は喋った。
慎二は高速のメトロノームのようにリズムを由美子の腰に打ち続けた。
幹夫は、ひたすら美沙の花びらを弄っていた。
和雄は由美子の顔にペニスを打ち据えていた。
美沙は狂気の空気に毒されてきたようだ・・・次第に打ち寄せる波に抗うのを止めていった。
もう言葉は出なかった。
「じゃぁ、和兄ちゃんそろそろお願い・・」
由美子は辛抱堪らず和雄似お願いをした。
慎二がその言葉を聞いて、由美子から離れた・・・そして和雄がゆっくり後ろから由美子のアナルを弄繰り回した。
舌でこねて、唾液でたっぷりとそこを潤わせた。
そしてズップリとペニスを差し込んでいった。
「ぬぅうん・・・入っている。和にいちゃんおっきいわ・・・ああ突いて。」
由美子の声も震えてきた・・・
和雄は、アナルに入れたまま、後背位の状態になった・・・そして由美子の胸をもって自分の所に引き寄せた。
由美子は自然とM字開脚状態となった。
花びらは妖しく濡れて全開となっていた。
慎二がゆっくり前に来て、由美子の花びらに差し込んだ。
「由美子、最高だよ、サンドイッチ気持ちいいよ・・・和兄のチンポと擦れているよ・・・ああ」
慎二は思わず大声を出して、快感を捉えた。
「由美子のケツ締まってサイコーだぁ・・・」
和雄も絶叫した。
「2人とも、上手いわ・・・もうどうでもいい・・・もっと突いてェ・・」
美沙も、どうしようもない気持ちになっていた。
由美子のサンドイッチを目の当たりにして、その興奮が最高潮に達していた。
幹夫の舌責めも、感度のスイッチをオンにした。
「ああ・・ああ・・・ああん」
堪らず、美沙は吐息を漏らした。
「お母さんも、もうソノ気よ、幹兄ちゃん、やっちゃいな。」
由美子の命令に敏感に反応した幹夫は、再び勢いを取り戻した。
いきり立ったペニスを、美沙の口元に近づけた。
「お母さん、ごめん。もう・・もう俺ガマンできねぇ・・しゃ・・しゃぶって・・ね?」
幹夫は、その口ぶりとは逆に、問答無用に美沙の口の中に押し込んだ。
「す、すげえ・・・暖かいよお母さん。うう・・・」
無茶苦茶に腰を振り回して美沙の口の中を荒らした。
美沙は、耐え切れず嗚咽した。
「幹兄ちゃん、だからがっつき過ぎだっていうの、もっと優しくやらなきゃダメでしょ・・ただでさえ、おっきいのに、
それじゃ、喉につっかえちゃうだけでしょ。」
由美子は、2人から突かれていたが、余裕の呈で幹夫の行為を眺めていた。
だが、直ぐに幹夫が歓喜の雄たけびを上げた。
とうとう美沙の舌が幹夫のペニスに絡みついてきたのである。
「おお、お母さんサイコーだよ、まるで吸盤が吸い付いてきたようだ・・・ああ吸って・・」
美沙は、ひたすら舌を幹夫のペニスに這わせた。
蒸せた精子の臭いが理性を狂わせる・・・縛られた両腕が硬直していった。
頭を縦に横に振って、刺激を与え続けた・・・ジュボジュボ・・淫音が大きくなっていった。
もう何も考えられなかった・・悪魔のささやきが、美沙の頭を狂わせた。
甘美な背徳意識が、全てを肯定していった。
「ああ・・美味しい・・美味しいわぁ・・もうダメ・・私も地獄に落ちちゃうわぁ・・・」
美沙の搾り出す声に、由美子の目じりが大きく上がった。
由美子は突き刺さっていた肉棒を抜いて、2人の兄に美沙を弄るよう命じた。
4本の腕が美沙の花びらをジュウリンした。
そして和雄が美沙をまんぐり返しした。
2つの秘密の穴が天井に向かって全開となった・・・直ぐに3兄弟の顔がそこに密集した。
「イイ匂いだなぁ・・・慎二、幹夫、お前達もそう思うだろう・・なあ?」
和雄の意見に反対などは無かった、2人も同じ意見だった。
3人は舌で、密林や、洞窟などを探検していった。
ピチャ、ピチャ・・・舌は各々自由に走り回って行った・・・・美沙の身体がよじれた。
3つの舌に這われては、ひとたまりも無かった。
「ああん・・あんあん」
3兄弟が生まれてから、一度も聞いた事が無かった声が流れた・・そしてその快感ボイスは徐々に大きくなっていった。
「母さん・・もうびちゃびちゃだよ・・もうしたいんだよね?」
和雄が美沙に問い掛けた。
美沙は、うつろな瞳で、ただ首を縦に振った。
まんぐり返しした美沙の脚を押さえ付けていた慎二は、そのままペニスを美沙の口に押し入れた。
あぐぅあぐぅ・・・美沙のあえぎ声が、くるしそうに漏れた。
和雄が、振り下ろす様に、真直ぐ上から腰を沈めた。
両腕が利かないまま、身体をくねらす美沙・・・幹夫は、美沙の太ももに舌を這わせていた。
3人のうめき声が部屋中に響いた。
「ねえ・・・お母さん。3人の息子から愛されてイイねぇ・・・最高でしょ?」
魔女が再び歓喜の声を上げた。
慎二が堪らず、美沙のお尻を弄くった。
兄弟は、由美子の時と同様にサンドイッチに美沙を誘った。
激痛が体内に走った・・・
「イ、イターイ・・・イターイ・・・あああ、止めて母さん壊れちゃう・・壊れちゃう。うう・・ん」
上から和雄が、下から慎二が、2つの腰が美沙の腰に擦れ合わさった。
美沙が、身体を仰け反らした。
その時に幹夫が唇から侵入してきた。
兄弟は止まらなかった・・・「だんだん気持ち良くなるから・・・ね、母さん。」
3人は母の身体から離れようとはしなかった。
美沙も迫り来る快感の波を外さないように何時の間にか、その波を受け入れる準備を開始していた。
「母さん・・締まる・・凄いしまりだぁ・・・」
「母さん・・腰つかい上手いよぉ・・・」
「母さん・・舌がねっとりして気持ちイイ・・」
3人が、絶賛した。
美沙は、押し殺していた本能が全開していくのを感じた。
「ああ・・イイワ・・3人とも上手よ・・・和雄、慎二もっと突いて・・突いて・・」
2人は、もう高速ギヤにチェンジしていた。
「幹夫、おっきいわ・・・・もう顎が外れそうよ・・あぅんむん・・・固くて美味しいわ・・ホントよぉ・・」
美沙は、もう吹っ飛んでいた。
「ああ。もうダメだ・・母さん出るよ、出る出る出る・・・」
「アア、ダメェ・・中はダメェ・・外に出してぇ・・・あああん。」
美沙は、堪らず懇願した。
「2人とも、ダメヨ、ちゃんと中に出すのよ・・・さあさあ・・」
由美子が激しい口調で命令した。
「うおおお・・・か、かあさん・・・イクぞぉ・・」
「ダメェ・・・あああん・・・」・・・2つの声が交差した。
2人は尻の中に、花びらの中にと、大量のミルクをぶちまけた。
そして幹夫も、素早く美沙の口から抜いて、勢い美沙の花びらに侵入した。
「サイコーだぁ・・お母さん、おれ・・夢のようだぁ・・」
幹夫は泣きながらも、高速エンジンを吹かした・・・そして美沙の中に帰っていった。
激風は去って、静寂な空気があたりに漂っていた。
美沙は目を見開いたまま・・空を漂っていた。
3人は、うなだれたままで、じっと下を見ていた。
「お母さん、さすがね、3人をあっと言う間に天国に行かせたもんね。」
由美子の言葉に美沙は泣き出してしまった。
「ああ...何てことを・・ああ、どうしよう。」
由美子は、すっきりとした顔で美沙に話し始めた。
「私の計画はね、お母さんに子供を産んでもらいたいの。知っているのよ私。まだ生理があるのを。」
美沙は、狂った様な眼で、由美子を睨み付けた。
「あんた、正気なの?そんな事しておかしいと思わないの? 父親が息子って・・」
狂気の沙汰である・・もはや由美子には鬼が宿っていた。
「どんどん堕て行って貰うわ。お母さんには人並みな事はさせないわ・・私の気持ちが晴れないもの・・
生まれた子供には、わたしが教え込むわ・・いろんなことを・・きゃははは。 」
美沙には、もうどうすることもできなかった。
「人をペットにするなんて・・あんた狂っているわ・・・」
「ええ、狂ってて結構よ。あなたが無茶苦茶になればなるほど、私の気持ちが晴れるの・・・どうせ地獄ならトコトン行くわ」
由美子は、そう言いながら、美沙の胸をやさしく揉み解した。
「ねえ・・お兄さん、まだ1回だけでしょ、もう1回やってあげて・・そしてザーメンを沢山流し込んでいってね。
みんなの子供を産んでもらいましょうよ。 みんなそれ望んでいるんでしょ?」
由美子のささやきに、3人の息子たちは、再び息を吹き返していった。
縛られていた美沙の腕には、もはや力が入らなくなっていた。
(完)
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