小説(転載) カンケイ 2/3(未完)
官能小説
カンケイ 2
久子は勃起したペニスの硬さを確かめるように2、3度握り直した。
「あなたがそーんな趣味してたなんて全然気付かなかったわ」
「そりゃまあ隠してたからな。 バレたら即離婚になり兼ねないだろ? で、本当に……良いのか?」
「良いわよぉ、だって私もこのおちんちんに興味あるもの。 でなきゃキスなんてしないわよ。 安心してね、離婚なんて考えてないから」
そんな久子の明るい声に剛司は訊いていた。
「もしかしてお前もそうなのか?」
「そうって?」
「いやそのぉ、子供としてみたいなーんてな、ははっ」
剛司は苦笑いしていた。
「それってまさかエッチってこと?」
「ま、まあな」
剛司の苦笑いが更に苦くなっていた。
「まさかそこまではねぇ。 とりあえず今はこれね、こんな可愛いおちんちんなんて初めてだもの」
そう言ってから握り締めたものに顔を近づけた。
「いくわよぉ。 変態さん、よーく見てなさいよ、うふふ」
久子は妖しい微笑を浮かべた後、唇からピンクの舌を覗かせて少し露出した亀頭に触れさせた。 そして、そのまま視線を直ぐ横で見ている夫に向けた。 剛司は息を殺して見つめていた。 しかし、鼻息だけは荒かった。 久子はその鼻息を感じながら舌を口の中に戻し、代わりに唇を突き出して亀頭に当てた。
(真剣に見ちゃってもう。 でも……んふっ、素敵な叔母さんも実はこんなエッチな女なのでした、なーんてね)
心の中でペロッと舌を出し、意味ありげにもう一度剛司を見る。 それからパクッといきなり亀頭全部を口の中に包み込んだ。
「んお!?」
喉にくぐもった剛司の声が響いた。 久子はそれが良く見えるように体の位置をずらし、そのまま剛司を見上げるように見つめた。 剛司もまた四つん這いでにじり寄っていた。
(ほら、どう? 良~く見えるでしょ? あなたの女房は子供のおちんちんを咥えてご満悦なの。 んー、私ってこんな女だったかなあ……。 ふふっ、でもほんと可愛いおちんちん、もうちょっと味わっちゃおーっと)
久子は口腔内の亀頭に舌を這わせた。 這わすとはいっても軽く掃く感じだ。 それでも丹念に舌を這わせながら、その初々しいペニスを味わっていた。 しかし、間もなく和樹の様子にドキリとしていた。 「う~ん」 と、何度もうめくようにしているのだ。 余り長びかすと目を覚ましそうな感じが見て取れていたのだ。
(あっと…起きちゃうかなあ……。 もし、見られたらどうなるんだろ。 ふふっ、ばっかねぇ、旦那と同じこと考えてるじゃない……それもちょっと良いかも。 姉さんにさえ黙っててくれたら……いけないいけない、変なこと考えちゃってるわ。 残念だけどもうこのへんで終わりにしないとね)
久子は複雑な思いのままに何度も舌で亀頭の感触を味わうと名残惜しそうにペニスを開放した。
「こんなもんでどう? 私に感謝した?」
そして、涎も垂れていないのに手の甲で口を拭い、どうだと言わんばかりの得意げな顔をした。
「感謝なんてもんじゃないぞ! くーっ、今その口でこいつのちんぽ咥えてたかと思うともう……ああ、最高に良い! 人生最良の日だ!」
「ばかっ、声が大きいわよ、起きちゃうじゃない。 それに、“最良の日” は私と初めてエッチした時も聞いたんだけどなあ」
久子は腕組みをしながら目を細めながら剛司を睨んだ。
「すまんすまん、興奮してつい。 もちろんお前との事が一番さ。 言い直す、今のは人生2番目の良い日だった」
「ばーか、言い直してもダメよ。 どっかの政治家じゃないんだから」
プイッと膨れっ面をした久子だ。 剛司はそれに笑い気味に言った。
「なあ、機嫌直してくれよぉ、同じ変態同士じゃないか」
「ちょっとぉ、私のどこが変態なわけ?」
「おいおい、冗談よしてくれよ、今オレが見たのは何だったんだ? 子供のちんぽ咥えたのは誰なんだ?」
「そりゃあそうだけど……ちょっとエッチなだけじゃない」
「ほー、“素敵な叔母さん” から “ちょっとエッチな叔母さん” に変身したわけだ。 このままこっちの世界へ来るか?」
剛司はにやけていた。
「こっちってどっちの世界よ」
「だから変態のさ。 どうだ?」
「なに言ってんのよ、調子に乗ってそれ以上言うと今度こそ離婚を考えるわよ」
「ば、ばか、冗談に決まってるじゃないか」
剛司は久子の低いトーンの声に慌てて言っていた。 しかし、その後に笑顔と共に意外な答えが返ってきた。
「ね、ちなみにその世界ではこの後どうなってるわけ?」
「どうって、やっぱり興味あるのか?」
「違うわよぉ、ちょっと訊いてみるだけ。 変態さんがどんなことを考えてるのかなあってね」
「ま、大したことじゃないんだけどな。 じゃ、参考までにだな、ここで、そのぉ……」
と、剛司は自分の願望を久子に話した。
「ええ! ここでぇ!?」
話しを聞き終えた久子は顎に拳を当て、考えるような仕草をしながらチラッと眠っている和樹の顔を見た。
(もう、何てこと考えてんのかしら、呆れちゃうわねぇ。 でも……ふーん、ちょっと遊んじゃおっかなあ)
告白し終えた剛司は黙ったままの久子を見つめていた。 そして、その背中には嫌な汗が滲んでいた。
「それってさ、ちょっと面白そうかもね」
「へっ!? てことは……?」
剛司は驚きの後で期待をかけて訊いていた。 しかし、久子は、
「なーんてね、冗談に決まってるでしょ? 世の中そんなに甘くはないわよ!」
と、呆れたように言っていた。
「いや、確かにご尤もなご意見です、はい。 でもなあ……はあ」
最後の溜息は名残惜しいものだった。
「聞き分けの無いことを言うんじゃないの、あなたのために目いっぱいサービスしてあげたじゃない。 私に感謝したんでしょう? そんな顔されるとは思ってもみなかったわ」
「そ、そんなつもりじゃないんだ。 あまりにも希望がすんなり叶ったもんでちょっと調子に乗ってたんだ。 謝る、すまなかった、この通りだ」
と、剛司は久子の目の前で土下座していた。
(ちょっとからかい過ぎちゃったみたいね。 でも、そんなに何でもはいはいって頷いてたらシャクじゃない。 私だって本当は……ああんもう、すごーくエッチな気分なのに~。 あなたがあんな事させるからぁ……。 あらっ? ふふふ、そりゃそうよね~)
久子は剛司に顔を上げるように言ってから言葉を続けた。
「辛いんでしょう?」
久子は妙に明るいトーンだ。
「ははっ、まあ……な。 ま、この先はなくとも長年の夢が少しなりとも叶ったんだ、お前には感謝してる。 お前は良い女房だよ、オレには出来過ぎた女さ」
「何しみじみ言ってるのよ? 辛いんでしょ? ここが」
「へっ? うぉっ!?」
「ふふふっ、あなたまでこんなにしちゃってもぉ」
「おわっ、ちょ、ちょっと待て……おぉー!」
剛司は久子の突然の攻撃にたじろいだ。 なぜなら、あぐらをかいていた股間をいきなりパジャマ越しに握られたのだ。
「うりうり、あなたも負けてないじゃない。 ふふ、いつもより元気みたいね」
そう言って剛司のペニスに強弱をつけて巧みに握り始めた。 そして、上下に擦り始る。 剛司にしても驚きは最初だけだった。
「おお……うう……く…はう……」
苦悶の表情をしながらも間違いなく快楽を味わっている顔だった。
「どう? 気持ち良いでしょう? こんなにカチカチになってたんだもん、良いはずよねぇ」
「おぅ…い、いい…おぉぉ……んん」
段々と久子の手によるピストンが速くなる。
「こんなになってるのは私が和くんのおちんちんにキスしたからよねぇ、あれを見たからでしょ?」
「そ、そう…だ…はあはあはぁ……うう…」
「あなたって変態さんよぉ。 でもね、今私は “ちょっとエッチな叔母さん” なの。 あの子のおちんちんにキスした時からね、そう言ったはずなんだけどなあ」
「そう…だった……うう…んん……ああ…」
「でも、ちょっとじゃなくなったかもね」
久子はそう言うと、パジャマを通り越して直接その手の中に剛司のペニスを掴んだ。
「んん! はうっ!」
「んふふ、我慢しなくても良いのよぉ~」
久子は子供を諭すような声で耳元に囁いた。
「うう……む…う…むぅ……」
剛司は必死に抵抗していた。 薄目を開けると妖しい顔をした久子が楽しそうに自分を見ている。 そして、その後ろに寝そべった和樹の顔が見えた。
「んふふ、ほらほら、我慢は体に良くないわよ~」
と、完全に剛司の股の間に体を入れた久子は、空いた手で器用にパジャマのズボンとトランクスをズリ下げると、露わになった睾丸をその手でやんわりと揉み始めた。
「はうっ…うう…んんっ、う…はあ…ああ」
「気持ち良いでしょう? 良いよね~、良いはずよね、辛かったんだよね~」
剛司の耳元で囁やかれる声はとても優しかった。 しかし、その声とは裏腹にペニスへの攻撃は容赦無かった。 ピストン運動は激しさを増し、先走った透明な液が鈴口から止めど無く溢れ出していた。
「ダメじゃない、いけない子ね。 このくらいでエッチなお汁を出してちゃぁ。 でも、気持ち良すぎるんだからしょうがないか。ね、おちんちんからクチュクチュって聞こえるでしょう? 私の手、あなたの出したものですっごくぬるぬるしちゃってるのよぉ。 ほらほらぁ、もっと感じてるところを見せてちょうだいよ~」
久子の言葉通り、剛司の赤黒いペニスは厭らしい音と共にテカっていた。 激しさを増す久子の手の運動にいつしか指の間からは泡だった液がこぼれ始めていた。 そして、いつの間にか剛司はその場に背中を着けていた。 そうなると久子にとっても非常にやり易い形でもあった。
「う、ううう、はあ……ああっ…んんん…だ、ダメだ……」
「良いから我慢しないでイッちゃいなさいって」
「だ、ダメだ。 これでイッタんじゃ……ああぁ…はぅ……」
「ふふ、頑張るじゃない、何を我慢してるの? 一気に出しちゃった方が気持ち良いんじゃないのぉ?」
「な、た、頼むからちょっと待ってくれ。 おおぅ……く…」
「ダ~メ、私をこんな気持ちにさせたんだからね。 うりうり、ほ~らイッチャいなさいな」
久子は一気にラストスパートを駆けた。
「んおぉぉぉぉ……だ、ダメだ…あ、ん…んああぁぁぁぁぁぁ…………」
ビュビュビュッと大量の白濁した液体が剛司の腹にぶちまけられた。
「ああぁぁぁぁぁぁ……うぅ……う…うう…」
そして、2発3発と続けざまに発射していた。
「んふふ、や~っとイチャったわぁ。 ねぇ、いっぱい出しちゃったじゃない。 あ、まだ出てる」
久子の手の中では力を使い果たして急激に萎んでいくペニスから残りの精液がこぼれ出し、その手に滴っていた。
「ほら、こーんなに」
と、いやらしく汚れた手を広げて剛司に見せていた。
(なんてこった。 ま、ちょっと予定は狂ったが、終わり良ければ全て良し、てとこか。 後は……我慢、我慢だぞ)
剛司は目を閉じている和樹を見た。 その股間は大きくなったままだ。 そして、呼吸が落ち着いてきた所で言葉を出した。
「ふーーっ、最高に良かったぞ! もしかして、お前の手だけでイッタのは初めてじゃないか?」
「んー……そうかもね。 だいいち今までこんなことしたこと無かったんじゃない? いつも私が責められっぱなしだったから」
「そうだなあ、言われてみれば……」
と、過去を振り返るようにしていた。
「なんかさ、男を責めるって良い感じなのよ。 私って女王様の資質があるのかもよぉ」
と、にやりとした顔はとてつもなく厭らしかった。
「これでお仕舞いって言いたいとこなんだけど……。 ねぇん、私も気持ち良くな~り~た~い~。 あなただけだなんてズルイわ~。 いじめるつもりがそうなってない~」
急に甘えた声を声を久子は吐いた。
「どうして欲しいんだ?」
「そんな意地悪しないでよぉ、分ってるくせに~。 今度は私を…ね。 あなたの希望をもう少しだけ叶えてあげちゃう」
そして、久子は剛司に覆い被さった。
つづく
久子は勃起したペニスの硬さを確かめるように2、3度握り直した。
「あなたがそーんな趣味してたなんて全然気付かなかったわ」
「そりゃまあ隠してたからな。 バレたら即離婚になり兼ねないだろ? で、本当に……良いのか?」
「良いわよぉ、だって私もこのおちんちんに興味あるもの。 でなきゃキスなんてしないわよ。 安心してね、離婚なんて考えてないから」
そんな久子の明るい声に剛司は訊いていた。
「もしかしてお前もそうなのか?」
「そうって?」
「いやそのぉ、子供としてみたいなーんてな、ははっ」
剛司は苦笑いしていた。
「それってまさかエッチってこと?」
「ま、まあな」
剛司の苦笑いが更に苦くなっていた。
「まさかそこまではねぇ。 とりあえず今はこれね、こんな可愛いおちんちんなんて初めてだもの」
そう言ってから握り締めたものに顔を近づけた。
「いくわよぉ。 変態さん、よーく見てなさいよ、うふふ」
久子は妖しい微笑を浮かべた後、唇からピンクの舌を覗かせて少し露出した亀頭に触れさせた。 そして、そのまま視線を直ぐ横で見ている夫に向けた。 剛司は息を殺して見つめていた。 しかし、鼻息だけは荒かった。 久子はその鼻息を感じながら舌を口の中に戻し、代わりに唇を突き出して亀頭に当てた。
(真剣に見ちゃってもう。 でも……んふっ、素敵な叔母さんも実はこんなエッチな女なのでした、なーんてね)
心の中でペロッと舌を出し、意味ありげにもう一度剛司を見る。 それからパクッといきなり亀頭全部を口の中に包み込んだ。
「んお!?」
喉にくぐもった剛司の声が響いた。 久子はそれが良く見えるように体の位置をずらし、そのまま剛司を見上げるように見つめた。 剛司もまた四つん這いでにじり寄っていた。
(ほら、どう? 良~く見えるでしょ? あなたの女房は子供のおちんちんを咥えてご満悦なの。 んー、私ってこんな女だったかなあ……。 ふふっ、でもほんと可愛いおちんちん、もうちょっと味わっちゃおーっと)
久子は口腔内の亀頭に舌を這わせた。 這わすとはいっても軽く掃く感じだ。 それでも丹念に舌を這わせながら、その初々しいペニスを味わっていた。 しかし、間もなく和樹の様子にドキリとしていた。 「う~ん」 と、何度もうめくようにしているのだ。 余り長びかすと目を覚ましそうな感じが見て取れていたのだ。
(あっと…起きちゃうかなあ……。 もし、見られたらどうなるんだろ。 ふふっ、ばっかねぇ、旦那と同じこと考えてるじゃない……それもちょっと良いかも。 姉さんにさえ黙っててくれたら……いけないいけない、変なこと考えちゃってるわ。 残念だけどもうこのへんで終わりにしないとね)
久子は複雑な思いのままに何度も舌で亀頭の感触を味わうと名残惜しそうにペニスを開放した。
「こんなもんでどう? 私に感謝した?」
そして、涎も垂れていないのに手の甲で口を拭い、どうだと言わんばかりの得意げな顔をした。
「感謝なんてもんじゃないぞ! くーっ、今その口でこいつのちんぽ咥えてたかと思うともう……ああ、最高に良い! 人生最良の日だ!」
「ばかっ、声が大きいわよ、起きちゃうじゃない。 それに、“最良の日” は私と初めてエッチした時も聞いたんだけどなあ」
久子は腕組みをしながら目を細めながら剛司を睨んだ。
「すまんすまん、興奮してつい。 もちろんお前との事が一番さ。 言い直す、今のは人生2番目の良い日だった」
「ばーか、言い直してもダメよ。 どっかの政治家じゃないんだから」
プイッと膨れっ面をした久子だ。 剛司はそれに笑い気味に言った。
「なあ、機嫌直してくれよぉ、同じ変態同士じゃないか」
「ちょっとぉ、私のどこが変態なわけ?」
「おいおい、冗談よしてくれよ、今オレが見たのは何だったんだ? 子供のちんぽ咥えたのは誰なんだ?」
「そりゃあそうだけど……ちょっとエッチなだけじゃない」
「ほー、“素敵な叔母さん” から “ちょっとエッチな叔母さん” に変身したわけだ。 このままこっちの世界へ来るか?」
剛司はにやけていた。
「こっちってどっちの世界よ」
「だから変態のさ。 どうだ?」
「なに言ってんのよ、調子に乗ってそれ以上言うと今度こそ離婚を考えるわよ」
「ば、ばか、冗談に決まってるじゃないか」
剛司は久子の低いトーンの声に慌てて言っていた。 しかし、その後に笑顔と共に意外な答えが返ってきた。
「ね、ちなみにその世界ではこの後どうなってるわけ?」
「どうって、やっぱり興味あるのか?」
「違うわよぉ、ちょっと訊いてみるだけ。 変態さんがどんなことを考えてるのかなあってね」
「ま、大したことじゃないんだけどな。 じゃ、参考までにだな、ここで、そのぉ……」
と、剛司は自分の願望を久子に話した。
「ええ! ここでぇ!?」
話しを聞き終えた久子は顎に拳を当て、考えるような仕草をしながらチラッと眠っている和樹の顔を見た。
(もう、何てこと考えてんのかしら、呆れちゃうわねぇ。 でも……ふーん、ちょっと遊んじゃおっかなあ)
告白し終えた剛司は黙ったままの久子を見つめていた。 そして、その背中には嫌な汗が滲んでいた。
「それってさ、ちょっと面白そうかもね」
「へっ!? てことは……?」
剛司は驚きの後で期待をかけて訊いていた。 しかし、久子は、
「なーんてね、冗談に決まってるでしょ? 世の中そんなに甘くはないわよ!」
と、呆れたように言っていた。
「いや、確かにご尤もなご意見です、はい。 でもなあ……はあ」
最後の溜息は名残惜しいものだった。
「聞き分けの無いことを言うんじゃないの、あなたのために目いっぱいサービスしてあげたじゃない。 私に感謝したんでしょう? そんな顔されるとは思ってもみなかったわ」
「そ、そんなつもりじゃないんだ。 あまりにも希望がすんなり叶ったもんでちょっと調子に乗ってたんだ。 謝る、すまなかった、この通りだ」
と、剛司は久子の目の前で土下座していた。
(ちょっとからかい過ぎちゃったみたいね。 でも、そんなに何でもはいはいって頷いてたらシャクじゃない。 私だって本当は……ああんもう、すごーくエッチな気分なのに~。 あなたがあんな事させるからぁ……。 あらっ? ふふふ、そりゃそうよね~)
久子は剛司に顔を上げるように言ってから言葉を続けた。
「辛いんでしょう?」
久子は妙に明るいトーンだ。
「ははっ、まあ……な。 ま、この先はなくとも長年の夢が少しなりとも叶ったんだ、お前には感謝してる。 お前は良い女房だよ、オレには出来過ぎた女さ」
「何しみじみ言ってるのよ? 辛いんでしょ? ここが」
「へっ? うぉっ!?」
「ふふふっ、あなたまでこんなにしちゃってもぉ」
「おわっ、ちょ、ちょっと待て……おぉー!」
剛司は久子の突然の攻撃にたじろいだ。 なぜなら、あぐらをかいていた股間をいきなりパジャマ越しに握られたのだ。
「うりうり、あなたも負けてないじゃない。 ふふ、いつもより元気みたいね」
そう言って剛司のペニスに強弱をつけて巧みに握り始めた。 そして、上下に擦り始る。 剛司にしても驚きは最初だけだった。
「おお……うう……く…はう……」
苦悶の表情をしながらも間違いなく快楽を味わっている顔だった。
「どう? 気持ち良いでしょう? こんなにカチカチになってたんだもん、良いはずよねぇ」
「おぅ…い、いい…おぉぉ……んん」
段々と久子の手によるピストンが速くなる。
「こんなになってるのは私が和くんのおちんちんにキスしたからよねぇ、あれを見たからでしょ?」
「そ、そう…だ…はあはあはぁ……うう…」
「あなたって変態さんよぉ。 でもね、今私は “ちょっとエッチな叔母さん” なの。 あの子のおちんちんにキスした時からね、そう言ったはずなんだけどなあ」
「そう…だった……うう…んん……ああ…」
「でも、ちょっとじゃなくなったかもね」
久子はそう言うと、パジャマを通り越して直接その手の中に剛司のペニスを掴んだ。
「んん! はうっ!」
「んふふ、我慢しなくても良いのよぉ~」
久子は子供を諭すような声で耳元に囁いた。
「うう……む…う…むぅ……」
剛司は必死に抵抗していた。 薄目を開けると妖しい顔をした久子が楽しそうに自分を見ている。 そして、その後ろに寝そべった和樹の顔が見えた。
「んふふ、ほらほら、我慢は体に良くないわよ~」
と、完全に剛司の股の間に体を入れた久子は、空いた手で器用にパジャマのズボンとトランクスをズリ下げると、露わになった睾丸をその手でやんわりと揉み始めた。
「はうっ…うう…んんっ、う…はあ…ああ」
「気持ち良いでしょう? 良いよね~、良いはずよね、辛かったんだよね~」
剛司の耳元で囁やかれる声はとても優しかった。 しかし、その声とは裏腹にペニスへの攻撃は容赦無かった。 ピストン運動は激しさを増し、先走った透明な液が鈴口から止めど無く溢れ出していた。
「ダメじゃない、いけない子ね。 このくらいでエッチなお汁を出してちゃぁ。 でも、気持ち良すぎるんだからしょうがないか。ね、おちんちんからクチュクチュって聞こえるでしょう? 私の手、あなたの出したものですっごくぬるぬるしちゃってるのよぉ。 ほらほらぁ、もっと感じてるところを見せてちょうだいよ~」
久子の言葉通り、剛司の赤黒いペニスは厭らしい音と共にテカっていた。 激しさを増す久子の手の運動にいつしか指の間からは泡だった液がこぼれ始めていた。 そして、いつの間にか剛司はその場に背中を着けていた。 そうなると久子にとっても非常にやり易い形でもあった。
「う、ううう、はあ……ああっ…んんん…だ、ダメだ……」
「良いから我慢しないでイッちゃいなさいって」
「だ、ダメだ。 これでイッタんじゃ……ああぁ…はぅ……」
「ふふ、頑張るじゃない、何を我慢してるの? 一気に出しちゃった方が気持ち良いんじゃないのぉ?」
「な、た、頼むからちょっと待ってくれ。 おおぅ……く…」
「ダ~メ、私をこんな気持ちにさせたんだからね。 うりうり、ほ~らイッチャいなさいな」
久子は一気にラストスパートを駆けた。
「んおぉぉぉぉ……だ、ダメだ…あ、ん…んああぁぁぁぁぁぁ…………」
ビュビュビュッと大量の白濁した液体が剛司の腹にぶちまけられた。
「ああぁぁぁぁぁぁ……うぅ……う…うう…」
そして、2発3発と続けざまに発射していた。
「んふふ、や~っとイチャったわぁ。 ねぇ、いっぱい出しちゃったじゃない。 あ、まだ出てる」
久子の手の中では力を使い果たして急激に萎んでいくペニスから残りの精液がこぼれ出し、その手に滴っていた。
「ほら、こーんなに」
と、いやらしく汚れた手を広げて剛司に見せていた。
(なんてこった。 ま、ちょっと予定は狂ったが、終わり良ければ全て良し、てとこか。 後は……我慢、我慢だぞ)
剛司は目を閉じている和樹を見た。 その股間は大きくなったままだ。 そして、呼吸が落ち着いてきた所で言葉を出した。
「ふーーっ、最高に良かったぞ! もしかして、お前の手だけでイッタのは初めてじゃないか?」
「んー……そうかもね。 だいいち今までこんなことしたこと無かったんじゃない? いつも私が責められっぱなしだったから」
「そうだなあ、言われてみれば……」
と、過去を振り返るようにしていた。
「なんかさ、男を責めるって良い感じなのよ。 私って女王様の資質があるのかもよぉ」
と、にやりとした顔はとてつもなく厭らしかった。
「これでお仕舞いって言いたいとこなんだけど……。 ねぇん、私も気持ち良くな~り~た~い~。 あなただけだなんてズルイわ~。 いじめるつもりがそうなってない~」
急に甘えた声を声を久子は吐いた。
「どうして欲しいんだ?」
「そんな意地悪しないでよぉ、分ってるくせに~。 今度は私を…ね。 あなたの希望をもう少しだけ叶えてあげちゃう」
そして、久子は剛司に覆い被さった。
つづく
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