2ntブログ

小説(転載) 挿入倶楽部 7/9(未完)

官能小説
07 /17 2015
【挿入倶楽部--7】

 涼司はなかなか帰ってこなかった。
 昼前に見た、涼司と章が並んで、笑いながら歩いている様子を思い出す。
(まさか涼司さん、突然あの男の仕事場に私を送ったりしないよね!)
 犯された男の下で働くなんて、当然だけど、耐えられない。
 時計は7時を回っていたが、絵梨はどうしても今日中に涼司に会いたかった。
 だからタイムカードを打って、そのまま残っていた。

 7時半を過ぎて、涼司が戻ってきた。
「あれっ、まだいらっしゃったんですか?ダメじゃないですか」
「あの、今日の話、どうだったんですか?」
 涼司に駆け寄ってきて、絵梨が緊張した面持ちで話しかけて来る。
「ど、どうしたんです?今回はちょっと厳しいかな、という雰囲気でしたよ」
 絵梨はその言葉を聞いて、体の力が抜けた。
「ああ~っ、よかったあっ」
「なんですか、それってないでしょう。僕の成績上がらないんですよ」
 そういえばそうだ、と、絵梨は肩をすくめ、そそくさと更衣室へ向かった。
「こらっ、ちょっと、逃げないくださいよ」
 という涼司の顔には、怒りの表情はなかった。
(それにしても、変な客だったなあ…。あんなのと仕事したらやばいからな)

 章は美穂のマンションの鍵を開ける。
 真っ暗な廊下を歩いていくと、やがて、美穂のうめき声が聞こえてくる。
 シーンと静まり返る一室。
「うああんっ、はああっ、ああっ、やあっ、それっ、だめえっ」
 がたがたとベッドが揺れる音に混じり、美穂の絶え間ない歓喜の声が響く。
 声のする場所へ章は向かう。
 寝室、ドアを開けると、目の前では祐が美穂を犯している。
 その様子を見る章の目は、死んだ魚のようだ。
「ああああああっ、あうっ。うううう…、ひいいっ」
 美穂は入り口に向けて足を大きく広げ、祐との結合部分を自ら眺めている。
「ふふふっ、美穂のま…こに、ぶっすり、突き刺さって…」
「ああっ、はいっ、祐さんのちん…ん、太くって…」
「へへへっ、ズブズブと奥深く、はまり込んでいくぞ」
「はうっ、あはっ、はあっ、ああっ、ああ、ああ、ああああああっ」
 祐の手が優しく美穂の尻を撫で回し、むんずとわしづかみ、腰を使う。
「帰ってきたな、章。それにしてもお前の女は、好き者だな」
「あっ、章っ…、これは、ああっ、いやっ、見ないでっ、いいっ。はああっ」
 下から突き上げる祐の硬直の動きに隠せない快感と、章への羞恥心が入り乱
れ、恥ずかしげに顔をそらし、結合部分を掌で隠そうとする美穂の手首を、祐
は払いのける。
「祐さん…、そうなんですよ、その女。たっぷり、突いてあげてくださいよ」
「ああっ、章?、なんでっ、イヤッ。はああっ、どうしてっ。いやああっ、
 祐は細かいストロークで美穂を攻め立てる。
 章は祐に同調しながら、ズボンを脱いでいく。
 泣き顔の美穂。それは章の言葉で受けた衝撃か、それとも、祐の腰使いへの
快感か。
 章はベッド上で祐のモノで突き上げられ、頭を激しく左右に振る美穂の前に
立つと、トランクスをするりと下ろす。ぴん、と立ち上がった一物が現れた。
「美穂、お前、俺とのセックスのときより、感じてんじゃないか?」
 章は、顔を振って否定する美穂の前に立つと、頭を抱え込んだ。
「ちがうっ、あああっ、いや…ぐ、ぐふうっ」
 唇につきたてた硬直を、一気に喉奥まで差し込む章。
「んんっ、がっ、がっ、ごっ…」
 ぐちゃ、ぶちゃ、と、美穂の口元が激しく音を立てる。
 口をふさがれて鼻息を荒げる美穂、その熱い風が章の硬直や陰毛を刺激する。
「おおおう、そうそうっ、いいぞっ。美穂っ」
 両手で美穂の頭を支え、章はぬっ、ぬっと、口中でのピストンを繰り返す。
「ん。ふがっ、ごごぼっ、んんんん、んがぁっ、げはあっ」
 もう耐え切れない様子で、首を左右に振って、美穂は章のモノを吐き出した。
 激しくむせ、口元はだらだらと流れ出たよだれまみれになっている。
 章が美穂のあごに指を添えて、ぐいっと持ち上げる。
「なんだよっ。俺のとき以上に感じてるんじゃないか?おいっ」
「いやあっ、そんなこと、ないわよっ」
 ぱしっ、ぱしいーん、ぴしっ 
「…ああああっ、すみませんっ」
 後ろから付き捲る祐が美穂を四つんばいにして、狂おしげに尻を叩き始める。
「何だって?もう一回、言ってご覧よ、美穂」
「ああっ、すみませんっ、はあああああっ」
 子宮の奧深くまではまり込んで、さらに太く存在を主張する祐の一物がうご
めくと、美穂は感電したかのように、全身痙攣させ、ベッドに突っ伏して、よ
だれまみれで泣く。
「ひっ、ひっ、あっ、もう、もうお願いっ…、ああっ」
「章、頼んでいた記憶、持ってきてくれたか?」
 章はゆっくりと頷く。
「そうか…、触媒の状況もそろそろのようだから、はじめるぞ」
 そういうと、祐は一物を抜いて、脱力した美穂を後ろから抱えあげた。
 ベッドに、章が仰向けに寝て、美穂をその上に乗せる。
「悪かったな、おかしな事言って、びっくりしただろう、愛してるよ」
 そういうと、章は覆いかぶさってきた美穂の唇を吸い、乳房をまさぐる。
「ううんっ、ち…ぽ、入ってなきゃ、やあよ」
 美穂は章の話しを聞いているか分からない。
 章の股間に手を伸ばし玉袋をまさぐり、硬直を握り締めてしこしことこする。
 股をゆるりと開き、膣口に亀頭をあて、溝に沿って何度かなすりつけた。
「あ、あ、あはあっ、うううっ」
 すっぽりと膣道に収まる、章の硬直の感触に体を震わせながら、尻を落とし
ていく。
「おおっ、美穂っ、あああっ」
 章は美穂の腰をがっしりと抱え、下から突き上げる。
 硬直でぐさりと刺し貫かれた膣から、白い蜜が流れ出し、章の股間を濡らす。
「あああっ、どんなことをされても…、あなたが、好きよ、章っ」
 唇を重ね、どちらからともなく舌を伸ばして、絡め合わせる。
 章がこじ開けた美穂の口中からは、絶え間なく彼女の唾液が流れ出し、章の
喉を潤す。
 桃尻は、大きく左右に揺れ、小さく前後に震え、激しい汁音を立てている。
 つん、つん、つん、ぶすううっ、と、章が美穂を攻め立てる様を、祐は眺め
ている。
 そして再びベッドの上に乗り上げると、美穂の尻を舐めはじめた。
「ああっ、ばかっ、どこ舐めてるのよっ」
 祐は美穂のアナルに口づけし、舌を伸ばしてクルクルと尻穴の周りを舐める。
「ひいいっ、あああっ、くすぐった、いやあっ」
 祐の舌が、直腸へと入っていく。信じられないほど、長い。
「うああああっ、やあっ、そっちはいやあっ」
「美穂、祐さんに任せて…。大事な事なんだ」
 章は美穂の髪を撫で回し、背中を撫で回し、落ち着かせようと唇をふさぐ。
「さあ、章、気持ちを楽にするんだ」
 章は体に力を抜いて、美穂の尻越しに祐を眺めて、一瞬ぎょっとした。
(何だ…?あの股間)
 それは細長いヘビのようにクネクネと、彼女の尻穴の手前でうごめいている。
「美穂、痛くはないからな…」
「ひゃああっ…、何?ああああ、くすぐった…、イタアあっ」
「おおおおおっ…?、おあああっ」
 美穂の膣壁の向こう側に、何かが入ってきた感触が硬直に伝わってきた。
 そして、ふと気がつくと、思い切り太くなって、存在を主張している。
「いやあっ、切れるっ、破けるううっ」
「ははっ、美穂っ、すげえぜ。お前のケツの穴っ」
 ぶすっ、ずぼっ、あああっ、はああああっ、
 祐と章のものが、交互にそれぞれの穴の奧を突き差すように、ピストンをは
じめると、美穂はその動きに蹂躙され、首を激しく振り、大声で絶叫を繰り返
すばかりだった。
「ひゃあああああああっ、もう、もう、か、あああああっ」
「おおおおおっ、いいぞっ、美穂、いくんだねっ。さあ、ああっ」
「ふああっ、おおおっ」
「ひいいいいいっ、あついっ、あああっ、いっぱい出てきた、出てるよおっ」
 祐の頭の中に、昼の章の行動が流れ込んできた。
 その中から、涼司の顔、体型、声、仕草の記憶を、祐は受け取った。


(8)へつづく・・・

コメント

非公開コメント

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。