小説(転載) 相姦旅行17/18
近親相姦小説
探検
母が優しく僕の肩をゆり起こしてくれているのを、僕は夢見心地で感じていた。
「智ちゃん、もう起きて。みなさん下で待ってるわよ。」
「ああ、母さん。おはよう。」
僕が薄目を開けて見上げると、母は化粧も済ませ、いつものように優しい笑顔で僕の顔
を覗いている。いつもよりすごくきれいに見える。何歳か若返ったようだ。
「もう、9時をまわっているわよ。」
「いけねえ、7時に散歩に行こうって木村と約束してたんだ。」
「義ちゃんもまだ寝てるらしいから、それはだいじょうぶだけど、食事ができてるんです
って。はやく支度してちょうだい。」
そう言って母は僕に軽く口付けしてくれた。
「母さん、昨日はごめんね。」
「ううん、いいのよ。智ちゃんの気持ち、わたし、よくわかってるんだから。」
母は笑顔で洗面セットを手渡してくれた。
僕は慌ててトイレに駆け込み、用を足し、歯を磨き、顔を荒い、と慌しく支度した。学校
に行くときの、いつもの朝と少しも変わらない。
広間に降りて行くと、木村を除く全員が揃っていた。
「おはよう、よく眠れた?」
姉ちゃんが真っ先に声を掛けてきた。肌の色艶がとてもいいのは昨日の性交のせいだろう。
美由紀さんもしっとりとした肌で、輝いているようだ。
「うん、ばっちりだよ。ところで、木村はまだ寝てんの?」
僕たちは、みんなと朝の挨拶を交わして席に座り、木村のことを訊いてみた。
「そうなの。朝ごはんはいらない、ですって。智ちゃん、起こしてきてよ。」
きれいに化粧を済ませたおばさんがお茶を注ぎながら言う。
「うん、ちょっといってくるよ。」
木村の部屋に入ったら生臭い匂いがこもったままだった。
「おい、木村。だいじょうぶか?」
僕は窓を開けて空気を入れ替え、木村に尋ねた。寝ぼけ顔で半身を起こした木村は、目の
下に隈ができ、かなり疲れている様子だ。
「ああ、中山か。完全にグロッキーだよ。」
ろれつがよくまわらないようなしゃべりかただ。
「いったい、どうしたんだよ?」
「ああ、あれから部屋に帰ったら、母ちゃんが起きてたんだ。どうしたんだって言うから、
姉ちゃんたちの部屋でのことを、かいつまんで話してやったんだけど、母ちゃん、すご
く情しちゃってさ、俺のちんこを咥えて離さないんだよ。夜通しって言うか、朝まで吸
い付きっぱなしでさ、何回抜かれたか覚えてないんだ。」
木村は大きくあくびをする。
「いま、ようやく、うとうとしたところなんだ。悪いな。もう少し寝かせて…」
木村は半分寝ているような話し振りで、そのままいびきをかいて寝てしまった。
このまま寝かせておくしかないと思った僕は、窓を閉めてから広間に降りた。
「どうだった?」
姉ちゃんが心配顔で訊いたので、
「うん、大分疲れてるみたいだから、そのまま寝てろ、と言ってきたんだ。」
「あら、そう。それじゃあ、先にいただきましょうよ。」
おばさんの意見でさっそくご飯を食べ始めた。
「智ちゃん、ご飯お代わりしてね。たくさんあるんだから。」
美由紀さんがみんなのご飯をよそりながら言う。
「うん、今朝はすごく食欲があるんだ。」
僕はそう言いながらぱくつき、さっそくお代わりをした。
「みごとな食べっぷりよ。惚れ惚れするわ。」
おばさんがにこにこ笑いながら言う。
「うん、景色のいいところで、いい空気を吸って、食欲の秋だよ。」
美由紀さんはご飯を軽くよそるので、僕は3杯目をお代わりした。
「あら、いい女と、いい温泉で、性欲の秋かと思ったわ。」
姉ちゃんが憎まれ口をきいたので、みんなが大笑いだ。
「ところで、帰りにどっか寄りたいところあります?みなさんに特にご希望がなければ、
ここで夕方までゆっくりしていきたいと思ってるんです。半端な時間に帰っても、道路
が混むだけだと思うの。」
木村も寝ていることだし、みんなもゆっくりした方がいいということから、姉ちゃんの提
案どおり、岩の湯館でゆっくりすることにした。
ちょうど、食後のお茶を運んできてくれた旅館のおばさんが、
「それじゃあ、洞窟探検なさったらどうですか?」と言ってくれた。
「あら、この辺に洞窟なんてあったかしら?」
木村のおばさんも、姉ちゃんも知らないと言う。
「昔からあったんですけど、中に入れるようになったのはついこのあいだなんです。みな
さん、行かれたでしょう?打たせ湯。あの上なんですけど。」
「ええ、でも、気がつかなかったわ。」
美由紀さんが言った。
「下からでは見えませんが、お湯の落ち口の上にあるんです。」
この夏の台風で露天風呂の対岸の崖が大きく崩れ、それまであちこちの岩の割れ目から
ちょろちょろと湧き出していた温泉が、一箇所から滝のように出るようになったので打た
せ湯を造ったのだそうだが、以前からあった洞窟の入り口も崖崩れで大きく開いたので、
入り口まで道を造って中に入れるようにしたのだそうだ。
「面白そうね、行ってみない?」
「そうね、行ってみたいわね。」
ということで、みんなで洞窟探検をすることになったが、出掛ける頃になって木村がよう
やく起きてきた。
「寝てないで大丈夫か?」
僕が訊くと、
「ああ、ようやく眠気がとれたよ。俺も朝飯を食べたら行くから、先に行ってていいぜ。」
木村がそう言うので僕たちは一足先に行くことにした。
露天風呂の先から飛び石伝いに川を渡り、打たせ湯の左側の案内板に沿って歩いてゆくと
幅1メートルくらいのコンクリートの階段がある。かなり急な階段を50段ほど上り、右
に大きく回りこんだところが少し広くなっていて打たせ湯の滝の落ち口だった。
鉄の手すりにつかまって対岸を見ると、僕たちの泊まっている部屋が左側の木の間越しに
見え、正面には露天風呂がよく見える。右側の奥には瑞垣山がくっきりと望まれ、けっこ
う景色がいい。
「わりといい景色ね。」
姉ちゃんたちもあちこち眺めながら満悦そうだ。
「あら、このお湯けっこう熱いのね。」
美由紀さんが湯溜りに手を浸けて言った。
打たせ湯のお湯は洞窟の入り口から流れ出て落ち口の窪みに溜まってから竹の樋を通って
下の湯船に落ちるようになっている。僕も手を浸けてみるとかなり熱い。
湯の落ち口のすぐ上に、高さが2メートルくらいで幅3メートルくらいの洞窟の口が開い
ていて、3段ほどの階段を上がると中に入れるようになっている。
「僕が先頭になるから、滑らないように気をつけてね。」
僕のあとに母とおばさんが続き、姉ちゃんと美由紀さんが続いた。
洞窟の中は湯気が充満していて奥まで見通すことはできないが、右側に掘られた溝を熱い
お湯がちょろちょろと流れている。壁に触るとけっこう熱くて、サウナに入っているよう
な感じだ。
入り口から50メートルほど入ったあたりで天井がぐんと高くなり、ちょっとした広間み
たいなところに出た。
「わあすごいわ。ほら、見て。」
姉ちゃんの声で、みんなが姉ちゃんの照らす方を見た。
「鍾乳洞みたいね。」
「石筍っていうんじゃない?」
鍾乳洞の中に生成する石灰石の柱みたいなものが無数に立っている。懐中電灯の光を浴び
て白くひかるそれは、きらきらと小さな結晶が光を反射してとてもきれいだ。
「茸みたいなかっこうのがあるわ。」
「あら、ほんと。そっくりね。」
姉ちゃんたちがくすくす笑いながら懐中電灯で照らした岩は、ペニスそっくりの形をして
いて、おまけに根元が睾丸の袋みたいに、しわしわになっている。
「ここで行き止まりみたいだね。」
広間の少し先で洞窟は行き止まりになっている。
「智ちゃん、こっちに横穴があるわよ。」
母が左手の上の方を懐中電灯で照らして言った。
洞窟の床から1mほど上に横穴が開いている。背伸びして覗いてみると奥が深そうだ。
「入ってみようか。」
僕が言うと、
「滑りそうだからやめといた方がいいわよ。」
とおばさんが言った。
「だいじょうぶよ。あたしが入ってみるわ。」
姉ちゃんが足場を確かめながら岩を登り、横穴に這い込んだ。
「智ちゃん、ちょっと来てみて。」
僕も姉ちゃんの後に続いて横穴に這いこむと、
「智ちゃん、昨日はああ言ったけど、本当はあたし、どうしても智ちゃんの子を産みたい
の。だから約束して。お願い。」
と、僕の耳に口を近づけて小声で言った。
「わかってる。僕は姉ちゃんのこと大好きだから喜んで協力するよ。でも、母さんには絶
対内緒だよ。」
僕も小声で言って姉ちゃんの頬に軽く口付けした。
「ありがとう。それから美由紀ちゃんもお願いね。生まれた子は大事に育てるから安心し
て。」
「約束するよ。」
そんな秘密の会話をしてから、横穴の中をじっくりと眺めまわした。
上の方に空気が流れてゆくのがわかる。どこかに岩の裂け目でもあるのかもしれない。
5メートルほど進んだあたりで穴が垂直にちかくなり、上のほうに明かりが見える。
チムニー状の竪穴の右奥には一段高くなった岩棚があり、その向こう側にも洞窟が続いて
いるみたいだが、話も終わったことなので、
「なんてことないね。戻ろうよ。」
と、大きな声で言って僕が先に横穴から広間に降り、姉ちゃんも続いて降りた。
みんなで洞窟を出ると木村が上がってきたところだった。
木村も中を見たいというので、僕は木村を案内してもう一度洞窟に入った。
「な、よく似てるだろう?」
「本当だな。」
僕たちが例のペニスに似た鍾乳石のところで話していると、
「やっぱり気になる?」
と、姉ちゃんが戻ってきて言った。
「そりゃあ、気になるよ。こんなでかいのを持ってる奴がいたら、俺なんかの出る幕がな
いもん。中山だってそう思うだろう?」
「まあね。でも、大きいいからいいってもんじゃないよね。」
僕が姉ちゃんに同意を求めると、
「そうねえ、小さいより大きいほうがいいとは思うけど、大きすぎるのもねえ。硬さだっ
てそうよ。ふにゃふにゃじゃしょうがないけど、あたしだったら、膣で締め付けられる
程度の硬さのほうがいいわね。締めてるっていう実感があるもの。」
姉ちゃんはかなり正直に言ったみたいだ。
「ところで、智ちゃん。さっきの話、美由紀ちゃんに言ったらすごく喜んでたわ。」
「何の話?」
木村が訊いた。
「あたしたちみんなが智ちゃんの子を産むってこと。」
「それなら決着してるじゃないか。」
木村は、母の一言で計画が撤回されたことを知らないらしい。
姉ちゃんがその辺の事情を木村に説明すると、
「そうかあ、悪いことしちゃったな。」
と、言ってしきりに頭を掻いた。
「木村が気にすることなんかないよ。僕が悪かったんだ。母さんの気持ちを踏みにじっち
ゃったんだから。よく謝っといたから、母さんもわかってくれたみたいだ。」
「そう言われると助かるけど、姉ちゃんや美由紀さんが子どもを産んだら、すぐにおばさ
んにバレちゃうんじゃないのか?」
「それは大丈夫だと思うんだ。それぞれ離れた地域の病院で産めばわからないよ。」
「そうはいかないんじゃないか。生まれた子の顔や体形なんかがお前にそっくりだったら
どうする?おばさんにとっては孫だろ?一目見ただけでわかっちゃうんじゃないのか?」
「それはそうよ。あたしだって、智ちゃんとあたしの血が混じった子を産みたいからこそ
頼んでるんだもの。その子が男なら、あたしたち母子相姦ができるじゃない。智ちゃん
によく似た息子と母子相姦するなんて、考えただけで濡れてきちゃうわ。」
「姉ちゃん、俺が言ってるのはそういうことじゃないぜ。おばさんを悲しませないように
するにはどうしたらいいかっていうことなんだから。」
「あら、そうだったわよね。あたし、自分のことばかり言っちゃって、ごめんなさいね。
でも、智ちゃん、どうしたらいいと思う?」
「うん、一番簡単なのは姉ちゃんたちと母さんが顔を合わせないようにすることだけど、
なかなかそうもいかないよな。」
「まあ、なるようにしかならないんだから、今からくよくよしてもしょうがないけど、
そこんとこを十分に考えておかないとまずいぜ。」
僕も木村の言わんとすることはよくわかった。
「ところで義男、悪いんだけど、10分だけ時間くれない?」
姉ちゃんが思いついたようにそう言った。
「なに?」
「智ちゃんと二人だけになりたいの。」
「いいよ。俺先に行ってるから。」
「そうじゃないのよ。そこら辺で時間つぶししていて欲しいのよ。」
姉ちゃんはもじもじしながら言った。
「ああ、そういうことか。いいよ。しっかり子どもを仕込んでもらいなよ。俺ここで待っ
てるから。でも、早いとこ頼むぜ。」
「悪いな。すぐに済ませるから。」
僕は木村にそう言って姉ちゃんと手をつなぎ、横穴に向かった。
横穴に這い上がり、竪穴の近くの岩棚の上で姉ちゃんの下半身を剥いた。
姉ちゃんの股間はバターを溶かしたようになっていて、僕のペニスも固く勃起して亀頭の
先端がぬるぬるになっている。僕は前戯もなしに姉ちゃんの膣にいきなり挿入した。
(18)へつづく・・・
母が優しく僕の肩をゆり起こしてくれているのを、僕は夢見心地で感じていた。
「智ちゃん、もう起きて。みなさん下で待ってるわよ。」
「ああ、母さん。おはよう。」
僕が薄目を開けて見上げると、母は化粧も済ませ、いつものように優しい笑顔で僕の顔
を覗いている。いつもよりすごくきれいに見える。何歳か若返ったようだ。
「もう、9時をまわっているわよ。」
「いけねえ、7時に散歩に行こうって木村と約束してたんだ。」
「義ちゃんもまだ寝てるらしいから、それはだいじょうぶだけど、食事ができてるんです
って。はやく支度してちょうだい。」
そう言って母は僕に軽く口付けしてくれた。
「母さん、昨日はごめんね。」
「ううん、いいのよ。智ちゃんの気持ち、わたし、よくわかってるんだから。」
母は笑顔で洗面セットを手渡してくれた。
僕は慌ててトイレに駆け込み、用を足し、歯を磨き、顔を荒い、と慌しく支度した。学校
に行くときの、いつもの朝と少しも変わらない。
広間に降りて行くと、木村を除く全員が揃っていた。
「おはよう、よく眠れた?」
姉ちゃんが真っ先に声を掛けてきた。肌の色艶がとてもいいのは昨日の性交のせいだろう。
美由紀さんもしっとりとした肌で、輝いているようだ。
「うん、ばっちりだよ。ところで、木村はまだ寝てんの?」
僕たちは、みんなと朝の挨拶を交わして席に座り、木村のことを訊いてみた。
「そうなの。朝ごはんはいらない、ですって。智ちゃん、起こしてきてよ。」
きれいに化粧を済ませたおばさんがお茶を注ぎながら言う。
「うん、ちょっといってくるよ。」
木村の部屋に入ったら生臭い匂いがこもったままだった。
「おい、木村。だいじょうぶか?」
僕は窓を開けて空気を入れ替え、木村に尋ねた。寝ぼけ顔で半身を起こした木村は、目の
下に隈ができ、かなり疲れている様子だ。
「ああ、中山か。完全にグロッキーだよ。」
ろれつがよくまわらないようなしゃべりかただ。
「いったい、どうしたんだよ?」
「ああ、あれから部屋に帰ったら、母ちゃんが起きてたんだ。どうしたんだって言うから、
姉ちゃんたちの部屋でのことを、かいつまんで話してやったんだけど、母ちゃん、すご
く情しちゃってさ、俺のちんこを咥えて離さないんだよ。夜通しって言うか、朝まで吸
い付きっぱなしでさ、何回抜かれたか覚えてないんだ。」
木村は大きくあくびをする。
「いま、ようやく、うとうとしたところなんだ。悪いな。もう少し寝かせて…」
木村は半分寝ているような話し振りで、そのままいびきをかいて寝てしまった。
このまま寝かせておくしかないと思った僕は、窓を閉めてから広間に降りた。
「どうだった?」
姉ちゃんが心配顔で訊いたので、
「うん、大分疲れてるみたいだから、そのまま寝てろ、と言ってきたんだ。」
「あら、そう。それじゃあ、先にいただきましょうよ。」
おばさんの意見でさっそくご飯を食べ始めた。
「智ちゃん、ご飯お代わりしてね。たくさんあるんだから。」
美由紀さんがみんなのご飯をよそりながら言う。
「うん、今朝はすごく食欲があるんだ。」
僕はそう言いながらぱくつき、さっそくお代わりをした。
「みごとな食べっぷりよ。惚れ惚れするわ。」
おばさんがにこにこ笑いながら言う。
「うん、景色のいいところで、いい空気を吸って、食欲の秋だよ。」
美由紀さんはご飯を軽くよそるので、僕は3杯目をお代わりした。
「あら、いい女と、いい温泉で、性欲の秋かと思ったわ。」
姉ちゃんが憎まれ口をきいたので、みんなが大笑いだ。
「ところで、帰りにどっか寄りたいところあります?みなさんに特にご希望がなければ、
ここで夕方までゆっくりしていきたいと思ってるんです。半端な時間に帰っても、道路
が混むだけだと思うの。」
木村も寝ていることだし、みんなもゆっくりした方がいいということから、姉ちゃんの提
案どおり、岩の湯館でゆっくりすることにした。
ちょうど、食後のお茶を運んできてくれた旅館のおばさんが、
「それじゃあ、洞窟探検なさったらどうですか?」と言ってくれた。
「あら、この辺に洞窟なんてあったかしら?」
木村のおばさんも、姉ちゃんも知らないと言う。
「昔からあったんですけど、中に入れるようになったのはついこのあいだなんです。みな
さん、行かれたでしょう?打たせ湯。あの上なんですけど。」
「ええ、でも、気がつかなかったわ。」
美由紀さんが言った。
「下からでは見えませんが、お湯の落ち口の上にあるんです。」
この夏の台風で露天風呂の対岸の崖が大きく崩れ、それまであちこちの岩の割れ目から
ちょろちょろと湧き出していた温泉が、一箇所から滝のように出るようになったので打た
せ湯を造ったのだそうだが、以前からあった洞窟の入り口も崖崩れで大きく開いたので、
入り口まで道を造って中に入れるようにしたのだそうだ。
「面白そうね、行ってみない?」
「そうね、行ってみたいわね。」
ということで、みんなで洞窟探検をすることになったが、出掛ける頃になって木村がよう
やく起きてきた。
「寝てないで大丈夫か?」
僕が訊くと、
「ああ、ようやく眠気がとれたよ。俺も朝飯を食べたら行くから、先に行ってていいぜ。」
木村がそう言うので僕たちは一足先に行くことにした。
露天風呂の先から飛び石伝いに川を渡り、打たせ湯の左側の案内板に沿って歩いてゆくと
幅1メートルくらいのコンクリートの階段がある。かなり急な階段を50段ほど上り、右
に大きく回りこんだところが少し広くなっていて打たせ湯の滝の落ち口だった。
鉄の手すりにつかまって対岸を見ると、僕たちの泊まっている部屋が左側の木の間越しに
見え、正面には露天風呂がよく見える。右側の奥には瑞垣山がくっきりと望まれ、けっこ
う景色がいい。
「わりといい景色ね。」
姉ちゃんたちもあちこち眺めながら満悦そうだ。
「あら、このお湯けっこう熱いのね。」
美由紀さんが湯溜りに手を浸けて言った。
打たせ湯のお湯は洞窟の入り口から流れ出て落ち口の窪みに溜まってから竹の樋を通って
下の湯船に落ちるようになっている。僕も手を浸けてみるとかなり熱い。
湯の落ち口のすぐ上に、高さが2メートルくらいで幅3メートルくらいの洞窟の口が開い
ていて、3段ほどの階段を上がると中に入れるようになっている。
「僕が先頭になるから、滑らないように気をつけてね。」
僕のあとに母とおばさんが続き、姉ちゃんと美由紀さんが続いた。
洞窟の中は湯気が充満していて奥まで見通すことはできないが、右側に掘られた溝を熱い
お湯がちょろちょろと流れている。壁に触るとけっこう熱くて、サウナに入っているよう
な感じだ。
入り口から50メートルほど入ったあたりで天井がぐんと高くなり、ちょっとした広間み
たいなところに出た。
「わあすごいわ。ほら、見て。」
姉ちゃんの声で、みんなが姉ちゃんの照らす方を見た。
「鍾乳洞みたいね。」
「石筍っていうんじゃない?」
鍾乳洞の中に生成する石灰石の柱みたいなものが無数に立っている。懐中電灯の光を浴び
て白くひかるそれは、きらきらと小さな結晶が光を反射してとてもきれいだ。
「茸みたいなかっこうのがあるわ。」
「あら、ほんと。そっくりね。」
姉ちゃんたちがくすくす笑いながら懐中電灯で照らした岩は、ペニスそっくりの形をして
いて、おまけに根元が睾丸の袋みたいに、しわしわになっている。
「ここで行き止まりみたいだね。」
広間の少し先で洞窟は行き止まりになっている。
「智ちゃん、こっちに横穴があるわよ。」
母が左手の上の方を懐中電灯で照らして言った。
洞窟の床から1mほど上に横穴が開いている。背伸びして覗いてみると奥が深そうだ。
「入ってみようか。」
僕が言うと、
「滑りそうだからやめといた方がいいわよ。」
とおばさんが言った。
「だいじょうぶよ。あたしが入ってみるわ。」
姉ちゃんが足場を確かめながら岩を登り、横穴に這い込んだ。
「智ちゃん、ちょっと来てみて。」
僕も姉ちゃんの後に続いて横穴に這いこむと、
「智ちゃん、昨日はああ言ったけど、本当はあたし、どうしても智ちゃんの子を産みたい
の。だから約束して。お願い。」
と、僕の耳に口を近づけて小声で言った。
「わかってる。僕は姉ちゃんのこと大好きだから喜んで協力するよ。でも、母さんには絶
対内緒だよ。」
僕も小声で言って姉ちゃんの頬に軽く口付けした。
「ありがとう。それから美由紀ちゃんもお願いね。生まれた子は大事に育てるから安心し
て。」
「約束するよ。」
そんな秘密の会話をしてから、横穴の中をじっくりと眺めまわした。
上の方に空気が流れてゆくのがわかる。どこかに岩の裂け目でもあるのかもしれない。
5メートルほど進んだあたりで穴が垂直にちかくなり、上のほうに明かりが見える。
チムニー状の竪穴の右奥には一段高くなった岩棚があり、その向こう側にも洞窟が続いて
いるみたいだが、話も終わったことなので、
「なんてことないね。戻ろうよ。」
と、大きな声で言って僕が先に横穴から広間に降り、姉ちゃんも続いて降りた。
みんなで洞窟を出ると木村が上がってきたところだった。
木村も中を見たいというので、僕は木村を案内してもう一度洞窟に入った。
「な、よく似てるだろう?」
「本当だな。」
僕たちが例のペニスに似た鍾乳石のところで話していると、
「やっぱり気になる?」
と、姉ちゃんが戻ってきて言った。
「そりゃあ、気になるよ。こんなでかいのを持ってる奴がいたら、俺なんかの出る幕がな
いもん。中山だってそう思うだろう?」
「まあね。でも、大きいいからいいってもんじゃないよね。」
僕が姉ちゃんに同意を求めると、
「そうねえ、小さいより大きいほうがいいとは思うけど、大きすぎるのもねえ。硬さだっ
てそうよ。ふにゃふにゃじゃしょうがないけど、あたしだったら、膣で締め付けられる
程度の硬さのほうがいいわね。締めてるっていう実感があるもの。」
姉ちゃんはかなり正直に言ったみたいだ。
「ところで、智ちゃん。さっきの話、美由紀ちゃんに言ったらすごく喜んでたわ。」
「何の話?」
木村が訊いた。
「あたしたちみんなが智ちゃんの子を産むってこと。」
「それなら決着してるじゃないか。」
木村は、母の一言で計画が撤回されたことを知らないらしい。
姉ちゃんがその辺の事情を木村に説明すると、
「そうかあ、悪いことしちゃったな。」
と、言ってしきりに頭を掻いた。
「木村が気にすることなんかないよ。僕が悪かったんだ。母さんの気持ちを踏みにじっち
ゃったんだから。よく謝っといたから、母さんもわかってくれたみたいだ。」
「そう言われると助かるけど、姉ちゃんや美由紀さんが子どもを産んだら、すぐにおばさ
んにバレちゃうんじゃないのか?」
「それは大丈夫だと思うんだ。それぞれ離れた地域の病院で産めばわからないよ。」
「そうはいかないんじゃないか。生まれた子の顔や体形なんかがお前にそっくりだったら
どうする?おばさんにとっては孫だろ?一目見ただけでわかっちゃうんじゃないのか?」
「それはそうよ。あたしだって、智ちゃんとあたしの血が混じった子を産みたいからこそ
頼んでるんだもの。その子が男なら、あたしたち母子相姦ができるじゃない。智ちゃん
によく似た息子と母子相姦するなんて、考えただけで濡れてきちゃうわ。」
「姉ちゃん、俺が言ってるのはそういうことじゃないぜ。おばさんを悲しませないように
するにはどうしたらいいかっていうことなんだから。」
「あら、そうだったわよね。あたし、自分のことばかり言っちゃって、ごめんなさいね。
でも、智ちゃん、どうしたらいいと思う?」
「うん、一番簡単なのは姉ちゃんたちと母さんが顔を合わせないようにすることだけど、
なかなかそうもいかないよな。」
「まあ、なるようにしかならないんだから、今からくよくよしてもしょうがないけど、
そこんとこを十分に考えておかないとまずいぜ。」
僕も木村の言わんとすることはよくわかった。
「ところで義男、悪いんだけど、10分だけ時間くれない?」
姉ちゃんが思いついたようにそう言った。
「なに?」
「智ちゃんと二人だけになりたいの。」
「いいよ。俺先に行ってるから。」
「そうじゃないのよ。そこら辺で時間つぶししていて欲しいのよ。」
姉ちゃんはもじもじしながら言った。
「ああ、そういうことか。いいよ。しっかり子どもを仕込んでもらいなよ。俺ここで待っ
てるから。でも、早いとこ頼むぜ。」
「悪いな。すぐに済ませるから。」
僕は木村にそう言って姉ちゃんと手をつなぎ、横穴に向かった。
横穴に這い上がり、竪穴の近くの岩棚の上で姉ちゃんの下半身を剥いた。
姉ちゃんの股間はバターを溶かしたようになっていて、僕のペニスも固く勃起して亀頭の
先端がぬるぬるになっている。僕は前戯もなしに姉ちゃんの膣にいきなり挿入した。
(18)へつづく・・・
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