告白(転載) ■告白96 出会い・・・イントロ 優子 ♀38歳
告白・体験
■告白96 出会い・・・イントロ 優子 ♀38歳
まだ夏の強い日差しが照りつけない早朝、僕はなんとなく散歩に出た。
学園通りの並木道は、清清しい空気に満ちていた。
日中は排気ガスと喧騒で歩く気にもなれない道だが、初めて歩いた早朝の気分は、なんともいえない最高の気持ちにさせた。
前の方から、やはり散歩らしい人影が見えた。
今日は、せっかく安らいだ時間なので、あまり人に接する気になれない。
若い女性のようだ・・・。
急に爽やかな風が吹いたような気がして、その女性を目線が追った。
栗色のショートヘアーに小さな顔立ち、目元がはっきりとして口の小さな美人タイプに見えた。
(近所にすんでいるのだろうか?・・・気づかなかったなぁ~)
白いタンクトップに黒いショートパンツ、手足がスラリと長く見えた。
細い腕には不釣合いな感じの胸が、形良く膨らんでいた。
長い両脚が根元まで切れ込んだようなしなやかで艶かしい肢体が近づいてきた。
すれ違いざまに会釈を交わしたが、全く始めて見る女性だった。
(えっ?誰だったかな~?)
僕は思わず振り返り彼女の後姿を見遣った。
ウエストが流れるように細くくびれ、ホットパンツに包まれたお尻は、黒人の女性のようにはちきれんばかりにキュートにヒップアップしていた。
その日は、それきりで、いつものような一日をすごし、朝の美麗な女性のことは、脳裏からすっかり消えていた。
仕事が終わり家に戻ると、今朝の女性のことが気になってきた。
もう自分の年齢では関係のない女性だと思ったが、最近では全く元気のなくなった股間のモノが、ムクムクと元気になっているのに驚いた。
(困ったなぁ~こんなこともあるんだ・・・)
若いときは自分のセックステクニックに自信を持ち、数多くの女性を悦びに目覚めさせ、自分の肉棒に執着する女性たちを悦ばせることで満足感に浸った。
久しぶりに勃起している自分の肉棒の処理に困りながら、明日の朝も散歩に行ってみようと思った。
セックスアピールを感じる女性に出逢ったことを、不思議な縁のように感じながら眠りについた。
翌日の早朝も、次の日も、また次の日も、僕は彼女の姿態を見たくて散歩に出た。
だいたい同じ場所ですれ違い、同じように会釈を繰り返す日々が続いた。
若い頃の恋心のような気持ちを抱いて、逢えるだけで胸をときめかしていた。
それでも、毎晩のように彼女を思い出し、股間が熱く火照るのには困り果てていた。
カリの張った部分が充血し、太くいきり立った肉棒には血管が浮かび上がり、彼女を求めていた。
(やっぱり、逢えるだけ・・・というわけにはいかないのかな~?・・・)
好きな女性と交わりたい・・・
そう思うのは、ごく自然なことで、別に悪いことでもなければ不純でもない。
かえって、我慢しているほうが不健康な気がした。
(彼女の可愛い口で僕のモノをしゃぶってもらったら、どんなに気持ちがいいだろう・・・ あの愛くるしい顔が快感を感じて妖艶な表情になるのを見たい・・・
僕のモノで何度もアクメに達し、キューッと締まった形のいいお尻を突き出して求めてきたら、この上ない幸せを感じるんだろうなぁ~・・・・・・)
もう自分の昂りを抑えきれなくなってきたのを感じ、どうにかして彼女と接点を持ちたいと願った。
それから数日経ったある日の夕方、街を歩いていると急に激しい雨におそわれた。
僕は急いで雨宿りできるところを探し、駆け出した。
やっと道路沿いに出来た新しいマンションの玄関ポーチに救いを求めて駆け込んだ。
(なんてついてないんだ。ズボンの中までグショグショだ・・・)
まもなく、ひとりの女性が同じようにびしょ濡れになりながら走ってきた。
あの彼女だった・・・。
白いTシャツは素肌が透けて見えるほど雨に濡れ、長い脚の太股からは雨の雫が流れ落ちていた。
形のいい乳房が手に取るようにクッキリしている。
僕は思わずゴクッと生唾を呑み込みながら、何気なく視線を彼女の太股に落とした。
白い肌をつたい流れ落ちる雨の雫は、まるで女性自身から出る愛の液のようで鼓動が早くなっていた。
(なんて艶っぽいんだろう・・・)
「すごい雨ですね~?」
思い切って声をかけてみた。
「あっ、どうも~ホントにビックリしました。いつも朝の散歩でお逢いする方ですね?」「えぇ~どうも~今日は、いつもと違うところでお逢いしましたね。」
僕は目線のやり場に困っていた。
「うわぁ~びしょ濡れですね~」
「そういうあなたも・・・」
「あっ!・・・」
彼女は初めて自分の濡れた姿がどう見えているかに気づいたようで、慌てて胸を両手で覆った。
「お宅はここから遠いのですか?」
気の毒そうに僕に尋ねてきた。
「えぇ~このままだとどうにもなりませんね・・・」
「よろしければ、私はこのマンションですので、お寄りになって雨があがるのを待ちますか?」
「えっ?・・・よろしんですか?」
彼女は毎日逢う気軽さからか、友達を引き入れるように、僕を誘った。
(年も離れているから危険を感じないのか?それとも、部屋に同居人でもいるのかな?)
僕は急な申し出に少々戸惑いながら、
「それじゃぁ~お言葉に甘えて」
彼女のあとについてマンションの中に入っていった。
エレベータは最上階に止まった。
彼女は濡れて大腿にピタリとついているショートパンツのポケットからキーを取り出し、無造作に扉を開け僕を中に入れた。
1101号室。
最上階の角で2LDKのこじんまりとした部屋だった。
(いいのだろうか・・・?ひとり暮らしのようだ・・・
全く警戒心も持たず、個室に入れるというのは、どういうことなのか・・・?)
出逢ってから長い日々の願いが思いがけない形で叶ったというのに、僕は急な展開に戸惑ってしまっていた。
「このタオルで拭いてください。」
差し出されたタオルを受け取り、無造作に髪を拭きながら彼女を見遣った。
愛くるしい表情でこちらを見ていた。
「すみません。ご迷惑をかけてしまい・・・」
そう言いながらタオルを返し、リビングの椅子に腰掛けた。
彼女は洗面所のほうに姿を消し、しばらくして着替えを済ませた彼女が現れた。
「今、温かいコーヒーでも煎れますから・・・楽になさってください。」
僕は正直少し(いや、かなり)がっかりした。
雨に濡れた髪が肌をつたい雫が流れる様は、愛くるしい彼女を妖艶にしていたし、素肌が透けるように見えていたTシャツを、もう少し見ていたかった・・・。
僕は濡れたスラックスが気持ち悪いのを我慢しながら、ムズムズとしていた。
「少しエアコンを強くしますので、乾いてくると思いますが・・・」
コーヒーを落としながら話しかけてきた。
(これは夢なのか?・・・)
偶然にも出来すぎたチャンスなのに、どうしていいのか分からずにいた。
僕は思い切って彼女に聞いてみることにした。
「あのぉ~どうして部屋に通してくださったのですか?
どこの誰かも分からない男を女性ひとりの部屋に通すなんて・・・」
彼女は、僕の問い掛けには答えずに、コーヒーをカップに注いでいた。
「こんなおじさんじゃぁ、危険はないのかなぁ~?」
「はい、どうぞ~風邪を引くと困りますねぇ~・・・まだ乾きませんか?」
「えっ?はい、ありがとう。・・・なかなか乾きませんね」
僕はコーヒーを受け取り、鸚鵡返しのように答えた。
「やっぱり着たままだと乾きにくいのかなぁ~?」
そう言って、彼女はリビングを出て行った。
「今、着替えの支度をしますので・・・、私の浴衣しかありませんが、乾くまで我慢してください」
「だめですよ~見ず知らずの男にそこまでしては・・・」
「・・・・・・いいんです、私、毎日あなたと散歩で逢っているうちに・・・
いつのまにか、いつもあなたを探している自分に気づいて・・・
でも、別に、何かを期待していたわけじゃなく、ゆっくりお話しをしたいなぁ~って思っていたんです」
思いがけない告白に躊躇しながら、
「だからといって、ここまでしてくれなくても・・・
実は僕も、あなたと出逢ってからいつも、親しくなれないかなぁ~と思っていたんですよ」
お互い、気恥ずかしそうに語ると、何気なく目を合わせた。
短い沈黙の時間が流れた。
心臓がドクドクと激しく脈打つのを感じ、彼女にその音が聞こえるんじゃないかと、さらにドキドキした。
「お互い・・・名前も年齢も職業も、何も知らない関係があってもいいんじゃない?」
彼女は顔を少し赤くしながら呟いた。
そういえば、表札の名前も見ていなかった自分に呆れた。
気持ちが先行して、いろんなことを考えることさえ、忘れていた。
「とにかく風邪を引くといけないので、お言葉に甘えて着替えさせてもらいます」
そう言って、僕はバスルームに足を向けた。
脱衣の洗面所には、女性用の浴衣がキチンとたたんで置いてあった。
とりあえず、雨でベトベトした身体を洗い流すためにバスルームに入った。
シャワーで髪や身体を洗い流し、身体を湯船に深く沈めた。
(フゥ~・・・どうしよう、これから・・・)
身体を温めながら彼女の濡れた姿を思い起こし、股間のモノが固くなるのを我慢できなかった。
恥ずかしいような妙な気分でバスルームを出て身体を拭き、彼女の浴衣を羽織った。
洗面所の鏡に映った自分の姿は、滑稽としか言いようが無かった。
着物の丈は足らず、袷はとどかず半開き、やっと紐でおさまっている状態だった。
裸に小さな薄地のガウンをかけているようだった。
「フッ、ふふふふ・ふ、」
リビングに入ってきた僕を見て、彼女は無邪気に笑った。
「あら、ごめんなさ~い。でも~結構、可愛いですよ」
僕は子供のように赤らんで彼女の前の椅子に腰掛けた。
ベランダに目を遣ると、着ていたシャツやスラックス、それにトランクスまでが風に揺れていた。
「あぁ・・・外のほうが乾くと思いまして・・・」
「でも、あのぉ~トランクスまで・・・」
「だって、濡れていたので、少し水洗いをして・・・」
「・・・・・・」
「はかないわけにはいかないでしょう~・・・」
「そうですね」
僕はなんとなく恥ずかしくなって目線を宙に馳せた。
ふと壁に掛かった絵の数が多いのに気づいた。
「あれは~誰の絵なのですか?」
「あぁ~あれは全部わたしのデザインしたイラスト」
「デザイナー・・・ですか?」
「もう~詮索はしないってことにしましょうって言いましたでしょ」
彼女は愛くるしい顔を、なお魅力的にして困った素振りをみせた。
「それより、パソコンに詳しくありませんか?・・・
困っているんです。仕事でメールやインターネットを始めなければいけないのに、全くの機械音痴で・・・・・・
このマンションは最初からインターネットがすぐに出来る環境は整っているんですが、どうやって接続すればいいのか・・・どうやって操作すればいいのか・・・」
本当に悩んでいるようだったので、助け舟を出すことにした。
「実は・・・僕の仕事はパソコン関係で、インターネットは専門なんですよ」
「えっ!ほんとうに?そうなんですか~?・・・
今度、やってもらえませんか~?それと・・・操作のほうも・・・」
「いいですよ~いつでも。でも、あなたの絵を見ていて~僕も少し違うのですが・・・、 趣味が写真だったことで親近感を覚えたんです。全然違うのですが・・・なぜか、なんとなく・・・」
「写真を撮るのですか?へぇ~・・・。
じゃぁ~今度、わたしを撮ってもらおうかな~」
おどけるように嬉しそうに話す彼女に、僕は両方の手でファインダーの形を作り彼女に向けた。
ゆっくり、彼女の顔から胸、腰から足の先まで、写真を撮るように眺めた。
愛くるしい顔・・・
短いピンクのタンクトップの下から綺麗に形どられた乳房・・・
無駄な肉のないウエスト・・・
キュートに盛り上がり小気味よく左右に揺れるヒップ・・・
スラリと長くのびた両肢・・・
よく見ると、タンクトップの下の乳房はノーブラで乳首が尖っていた。
さらにフワリとしたフレアのスカートからのぞいている脚は素肌で、組んだ脚の付け根のほうが隙間から何気なく見えていた。
「キャァ~!!」
突然の彼女の悲鳴のような声に我にかえった。
「どうしたんですか?」
「あのぉ~そのぉ~・・・あなたの・・・が出ています」
そう言うと、彼女は真っ赤な顔をして後ろを向いた。
(あなたの・・・って、何だぁ~???)
よく聞こえなかったので咄嗟に判断できず、
「あのぉ~何が何なのですか~?」
そうすると、彼女はチラリとこちらを向き、指をさしながら俯いてしまった。
彼女の指の先は、僕の股間だった。
(エッ!ヤバイ~)
彼女の姿態を鑑賞しているうちに、こともあろうに自分のモノが屹立していることに気づかなかった
。
彼女の浴衣の袷の間から、天を睨むように逞しく勃起していた。
(そうだった・・・裸だったんだ・・・無意識に彼女の姿態に興奮して・・・)
「す、すみません!あのぉ~べつに~これは・・・そういうことではなくて・・・」
僕は焦り言葉になりもしない言い訳を必死にしていた。
「キャッ!」
彼女が小さな悲鳴を上げると同時に、座っていた椅子のバランスが崩れ、僕のほうに倒れこんできた。
僕の両膝の間に崩れるように倒れてきた彼女は、必死にこらえようと目の前のものを掴んで耐えた。
「ウッ・・・・・・・」
僕は衝撃に思わず呻いた。
彼女が顔を上げると、そこには自分を支えてくれたものをしっかりと握り締めている両手と、強く握られている僕の勃起した肉の棒があった。
「エッ?あっ・・・すみません!」
彼女は、もう少しで自分の唇と接触しそうになった肉棒を眼前にして、目を凝らして見ていた。
「あのぉ~これは、いつもこんな風に大きくて固くなっているのですか?」
「いぇ・・・これは、そのぉ~・・・好きな女性と***したい…などと思ったときにこうなる訳で・・・」
「と、言うことは・・・・・・もしかして、わたしと・・・ってこと?」
そう言うと、彼女は顔を真っ赤にしていたが、握っている手はそのままだった。
「初めて見るのですか?男の人の大きくなったモノ・・・」
「えっ?えぇ・・・可笑しいでしょ、そんな年でもないのに・・・
経験はあるのですが、目の前で見たり触ったりするのは初めてで・・・」
「どんな感じしますか?」
「不思議な生き物のようで・・・」
彼女は興味津々といった感じで、僕の肉棒を放そうとしなかった。
「あのぉ~もういいかな~」
彼女は僕の言葉を聞くと、顔を真っ赤にしてベランダに走り出た。
ベランダに出た彼女は呼吸を整え、夜風で火照った頬を鎮めていた。
僕の濡れたシャツなどの乾き具合を確かめているみたいだった。
「キャァ~~~」
隣近所に聞こえそうな声をあげた。
彼女のフレアなスカートが風に大きく舞い上がり、前を押さえた反動のように後ろ側が高くめくりあがった。
(うぁ~綺麗な脚…堪らないくらいにキュートなお尻……触・わ・り・た・い…)
抑えきれないような欲求が込みあがり、興奮していた肉棒は爆発寸前になった。
痛さにも似た感覚が僕のモノを支配し、その場に居られなくなってしまった。
バスルームのドアを開け、シャワーを強く浴びた。
冷たい水の刺激で少しずつ平静さを取り戻した僕は、何事もなかったような顔をしてリビングに戻った。
「ネェ~見られちゃいました…?」
彼女は恥ずかしそうにはみかみながら僕に尋ね、
「これで五分五分ですよね~」
「そうかなぁ~、僕はまだ触ってないけど・・・」
「触りたいですか?」
「やっぱり好きな女性の身体には触りたいって思うのは自然なことじゃないかな?」
「それじゃぁ~わたしのこと好きってこと?」
「この年で、そう聞かれるのも恥ずかしいけど・・・」
「やっと乾きましたよ。これでお帰りになれますね!」
なぜか急に寂しい気持ちになっていた。
これでまた遠のいてしまうのか…そんな気になったとき、
「いつ、写真を撮ってくれます?…その前にPCもセットしてほしいんですが…」
彼女は、その愛くるしい顔で僕に甘えるように言った。
「そうですね…もうお互いに知らない仲じゃなくなったから、いつでもあなたのご希望の時に…」
僕はチョッといたづらっぽく言ってみた。
「…ホント、お互いに大切なところ見せちゃったんですよね……」
「なんか変な感じですね…」
ふたりとも自分の見られたところに手をやったり目を落としたりしながら、ドキドキしていた。
「明後日…でいいですか?え~と…夕方クライアントと打合せがあるので、7時頃でもいいですか?」
「えぇ~構いませんよ、僕は。それでは、カメラ持ってきますので期待しててください。」
そう言って、僕は乾いたシャツなどを手に脱衣場に行き着替えを済ませた。
着替えながらいきり立っていた自分自身を眺め、なぜか可笑しくなった。
何もなく2日が経ち、僕はあのマンションに再び足を運んだ。
愛くるしい姿態を写せるという期待感に少々興奮気味で、彼女の住む部屋のチャイムを鳴らした。
ドアを開けて立っていたいた彼女は、変わらない魅力的な表情で僕を迎え入れた。
白い妖精を思わせるシースルーな衣装に身を包み、一段とその美しい姿態を現した。
「素敵ですね!」
思わず口をついて出た言葉は、その一言だった。
彼女は少し恥ずかしそうに、
「ありがとうございます。ちょっと大胆でしょうか?」
「いえいえ、そんなことはありませんよ。あなたの美しさが素直に出ていますよ」
「ほんとにお上手…。そんなこと言って、みんな口説いてるんですか?」
「いやぁ~本当に素敵ですよ!早く撮影したくなりました」
「その前に、PCのセットしていただけます~?」
「あぁ~そうでしたね。いいですよ、すぐに終わりますから…」
僕は、早速PCのある机まで行き、接続を終えた後、メールなどの設定を順調に完了した。
一通りの操作説明の後、僕のメルアドをアドレス帳に登録をし、送信テストを行なった。
「これでOKですよ。もし、また分からないところがあったらメールしてください」
「助かりました…。明日、早速、クライアントにメールしてみます」
「それから…これは僕の意見みたいなものですが…この際、HPも開設したらどうですか?」
「えぇ~!HPですかぁ~?…一緒にお願いできます~?」
「えぇ、構いませんよ!また、相談しましょう」
僕は、また彼女と一緒に何かが出来るというチャンスが出来たことに満足し、気分が高揚した。
「それじゃぁ~ちょっとお茶してから、写真撮影にしましょうか?」
「そうですね、妙に仕事っぽくなっちゃって…もう遅くなっちゃいましたが、平気ですか?」
「私のほうは平気ですが…そちらは…」
そんな彼女をあらためて見つめながら、出されたコーヒーをゆっくり飲んだ。
半透明の薄い生地のドレスは、胸と下腹部に白い裏地があてられていていたが、
僕の目には大腿部やウエスト、しなやかな腕が艶かしく映った。
「それでは始めますか~」
僕はカメラを片手に彼女を促した。
「どうすればいいんですか?」
「夜も遅くなってきましたので、戸外で撮影するわけにもいきませんし、
あなたが撮ってほしいと思うシチュエーションで自由に振舞ってください」
「それじゃぁ~この服では不自然かしら?思い切ってミニにしちゃおう~」
そう言って、彼女は裾をクルリと切り取り、ミニのワンピースにしてしまった。
外観のイメージからは想像できない大胆な早い対応にビックリしていると、
「ねぇ~早く撮ってくださ~い」
彼女の明るい声がかかり、僕はカメラを素早くセッティングし彼女を追った。
クリーム色の壁に彼女の作品をバックににこやかに立つ彼女・・・・
PCのキーボードとマウスを抱え悩んだ表情をする彼女・・・・
キッチンで大好きなコーヒーを煎れている彼女・・・・
掃除機を持って跳ね回るように動き回る彼女・・・・
様々な表情をした魅力に溢れた彼女が、白い妖精のようにカメラに収められていった。 僕はそれだけで満足していた。
「少し休憩しませんか?」
「えぇ~それじゃぁ~わたし、ちょっと汗を流してきます」
そう言って彼女はバスルームに消えた。
そんな彼女の後姿を見ながら、フッと邪なことを思いついた。
(そうだ!彼女が全裸で汗をながしているところを撮ろう!)
そう思うと、彼女がバスルームに入ってから2~3分して、静かに行動を開始した。
心臓が早鳴り、チカンでもしているかのような後ろめたい気持ちと、これから彼女の上気した裸体を撮影するんだという期待感とが入り混じり、不思議な興奮の極致にいた。
そぉ~とバスルームのドアに手を掛け、静かに開いた。
彼女はバスタブに目を閉じ、手足をのばした形でゆったりとしていた。
僕は急いでシャッターを連続してきった。
「エッ!何?」
彼女は驚いたような顔をして僕を見た。
カメラを向けた僕に、
「ヌードは……恥ずかしいから・・・」
彼女はバスタブの中で僕に背を向け、少々怒った口調で言った。
「すみません、怒らないでください。今日撮った写真は、多分、どれも素敵なあなたが写ってます。
ファインダーを覗いていて僕自身興奮するぐらいに、あなたは魅力的でしたよ。
長く引き締まった脚やお尻が、半透明な生地から透けて見え、時折、素肌が露わになって写ってます。
それが厭らしくなく妖艶な姿態となってました。
だから… …、湯に上気したあなたは、どんなに魅力的だろうか…って思って… …」
長く言い訳じみた僕の話を静かに聞いていた彼女は、
「それじゃぁ~ちゃんと撮ってください。お願いします……あなただから…撮ってもらいます」
そう言って、彼女はバスタブから出ると、シャワーを浴びながら撮影を要求した。
僕は泡立つ彼女の後姿や、髪や顔にシャワーを浴びて両手を上げ乳房を露わにした姿など、十数カット撮影した。
小振りだが形良く上を向いた乳房や、引き締まって太股から盛り上がったお尻の膨らみが、仄かなピンク色に染まり湯の雫が滴り落ちる彼女の姿態は、言葉に出来ないほど美しかった。
バスローブに湯上りの裸体を包んだ彼女がリビングに戻ってきた。
僕は少々バツの悪い顔をして彼女のほうを見遣った。
「ずるいですよ~私だけ全部あなたに見せちゃって……。
一昨日はおたがいさまだったけど、今日は……」
そう言う彼女の目は潤い、色香が強く感じられる気がした。
僕は椅子から立ち上がると、着ていたものを全て脱ぎ捨て、彼女のほうを向いた。
「これでいいですか?……あなたの美しい裸体とは比較できませんが、あなたに隠す気持ちはありません」
僕は勃起して天を指してる肉棒を曝け出し、彼女に正対して立った。
彼女の裸体を想像し悶々とした夜を過ごしていた僕は、肉欲の塊のような自分であったし、そう言う意味では彼女に曝すのは抵抗もないのだが、なぜか複雑な心境になっていた。
しばらく彼女は僕の裸を見ていた・・・。
が、やがて、バスローブの紐を解いてベランダに出て行った。
「夜の闇をバックにわたしを写してください…」
バスローブの下は、あの素晴らしい裸体だった。
僕は全裸のままカメラを手にし、彼女の姿を追った。
ベランダは角部屋だったので隣からは隔離され、妖精のような裸体の彼女と中年の裸体の僕との空間は、完全に別世界のように思え、灯りを最小限に落とし、彼女の姿態を妖艶に浮かび上がらせた。
(本当に綺麗だ……)
僕は彼女が少しずつ動いた時のシャッターチャンスを逃さずカメラに収めた。
触れてはいけないような美しささえ感じ、言いようもなく高揚している自分がそこにあった。
「夏の夜は風が気持ちいいですね・・・」
僕は彼女の言葉に撮影する手を止め、カメラをテーブルに置き、ベランダに歩を進めた。
流れるような曲線で形作られたウエストラインとキューと締まった双丘に、目が釘付けられていた。
「こんな気持ち…初めてだわ~。とっても解放感があって気持ちがいいの~」
僕は、ついに堰が切れたように、抑えていた男の欲情に歯止めを掛けれなくなっていた。
(あのお尻を撫で回したい… …、そして…後ろから彼女の蜜壷に嵌めたい…)
僕のモノは天を指すように屹立し、身体中に活力が漲っていた。
静かに彼女に近づき、そぉ~と手を伸ばし、突き出た双丘に触れた…。
以外にも彼女の拒絶反応は無かった。
一瞬、ピクンとしたが、そのまま夏の夜空を見上げていた。
僕は、意を決して彼女のお尻の高さまで身を屈め、両手で双丘を弄り始めた。
キュートに盛り上がったお尻は弾力があり、僕は夢中になって感触を味わった。
次第に彼女の身体中の血液が激流のように駆け巡り、息が荒くなった。
「ハァ、ハァ~ハァハァ~~・・・うっ…、あぁぁぁ~・・・・・・」
彼女は短く呻いた後、僕の愛撫に完全に身を委ねた。
両脚を大きく開かせ股下に顔を置いた僕は、蜜壷からアヌスまでゆっくり舐め味わった。
「アァ~~、もう・・・そこはイヤ~・・・いぃ~~~・・・」
収拾のつかない言葉が彼女の口から漏れてきた。
淡い茂みに隠されていた彼女の肉襞は愛液を滴らせ、
僕はそれを吸いながら小さく締まったアヌスに舌を這わせた。
(何度も夢にまで見た彼女のふたつの秘所を、今、目の前にして舐めている…)
そう思うだけで、夢のような幸せな気分になっていた。
彼女は耐え切れなくなったように体制を反転し、僕の前に向きなおした。
手を伸ばせば、そこには形の良い乳房が僕を待っているように思われた。
彼女は僕の前にしゃがみこみ、勃起してはちきれそうな肉棒に手を添えた。
「ふぅっぅぅぅ~~……」
ため息のような息を肉棒に吹きかけ、優しい手つきで撫で始めた。
陰嚢を下から優しく持ち上げるように撫で、陰茎の付け根からカリの部分まで撫でながら見入っていた。
「ぅっ!いぃ~…」
「気持ちがいいの?どうしてほしいですか?」
彼女は本当に知らないようだ。
あの愛くるしくも妖艶な彼女に肉棒を撫でられていると思っただけで、興奮も絶頂に達しそうだった
。
ピクッ・・・・
僕の肉棒が強烈な快感に反応した…。
彼女の唇が僕の肉棒を捉え、張り出したカリの部分を小さく可愛い口に含んだのだった。
舐めたり吸ったり、舌先でカリの括れを舐め回したり… …。
「ジュブ、ジュジュ……これでいいの?」
「あぁ~、もう・・・」
もう僕は限界が近くなったのを感じ、彼女の口から肉棒を外し、彼女を抱きかかえて寝室の向かった。
彼女をベッドに横たえ、あらためて、その見事なプロポーションを凝視した。
「いやぁ~見ないでぇ~・・・・・・わたしあなたに舐めてもらって感じちゃって・・
だから・・・あなたの大きなの舐めたのだけど、あれで良かったのかしら・・・?」
白い肌に赤みが射し興奮の汗が玉のように光っていた。
そして固く閉ざされた両肢の付け根には、淡い色の恥毛が愛液に濡れていた。
形の良い乳房にはツンと小さく勃起した乳首が尖ってあり、
彼女は恥ずかしそうに目を閉じていた。
(あの彼女が・・・あの愛くるしい彼女が・・・今こうして横たわっている・・・
そして、手を伸ばせば憧れにも似た姿態を僕のものに出来る・・・いいのだろうか・・・)
夢にまで見てきた彼女が僕の肉棒をしゃぶった・・・。
妖艶な表情と裏腹に、どこか幼さを感じさせるしぐさを見せながら・・・。
まだ夏の強い日差しが照りつけない早朝、僕はなんとなく散歩に出た。
学園通りの並木道は、清清しい空気に満ちていた。
日中は排気ガスと喧騒で歩く気にもなれない道だが、初めて歩いた早朝の気分は、なんともいえない最高の気持ちにさせた。
前の方から、やはり散歩らしい人影が見えた。
今日は、せっかく安らいだ時間なので、あまり人に接する気になれない。
若い女性のようだ・・・。
急に爽やかな風が吹いたような気がして、その女性を目線が追った。
栗色のショートヘアーに小さな顔立ち、目元がはっきりとして口の小さな美人タイプに見えた。
(近所にすんでいるのだろうか?・・・気づかなかったなぁ~)
白いタンクトップに黒いショートパンツ、手足がスラリと長く見えた。
細い腕には不釣合いな感じの胸が、形良く膨らんでいた。
長い両脚が根元まで切れ込んだようなしなやかで艶かしい肢体が近づいてきた。
すれ違いざまに会釈を交わしたが、全く始めて見る女性だった。
(えっ?誰だったかな~?)
僕は思わず振り返り彼女の後姿を見遣った。
ウエストが流れるように細くくびれ、ホットパンツに包まれたお尻は、黒人の女性のようにはちきれんばかりにキュートにヒップアップしていた。
その日は、それきりで、いつものような一日をすごし、朝の美麗な女性のことは、脳裏からすっかり消えていた。
仕事が終わり家に戻ると、今朝の女性のことが気になってきた。
もう自分の年齢では関係のない女性だと思ったが、最近では全く元気のなくなった股間のモノが、ムクムクと元気になっているのに驚いた。
(困ったなぁ~こんなこともあるんだ・・・)
若いときは自分のセックステクニックに自信を持ち、数多くの女性を悦びに目覚めさせ、自分の肉棒に執着する女性たちを悦ばせることで満足感に浸った。
久しぶりに勃起している自分の肉棒の処理に困りながら、明日の朝も散歩に行ってみようと思った。
セックスアピールを感じる女性に出逢ったことを、不思議な縁のように感じながら眠りについた。
翌日の早朝も、次の日も、また次の日も、僕は彼女の姿態を見たくて散歩に出た。
だいたい同じ場所ですれ違い、同じように会釈を繰り返す日々が続いた。
若い頃の恋心のような気持ちを抱いて、逢えるだけで胸をときめかしていた。
それでも、毎晩のように彼女を思い出し、股間が熱く火照るのには困り果てていた。
カリの張った部分が充血し、太くいきり立った肉棒には血管が浮かび上がり、彼女を求めていた。
(やっぱり、逢えるだけ・・・というわけにはいかないのかな~?・・・)
好きな女性と交わりたい・・・
そう思うのは、ごく自然なことで、別に悪いことでもなければ不純でもない。
かえって、我慢しているほうが不健康な気がした。
(彼女の可愛い口で僕のモノをしゃぶってもらったら、どんなに気持ちがいいだろう・・・ あの愛くるしい顔が快感を感じて妖艶な表情になるのを見たい・・・
僕のモノで何度もアクメに達し、キューッと締まった形のいいお尻を突き出して求めてきたら、この上ない幸せを感じるんだろうなぁ~・・・・・・)
もう自分の昂りを抑えきれなくなってきたのを感じ、どうにかして彼女と接点を持ちたいと願った。
それから数日経ったある日の夕方、街を歩いていると急に激しい雨におそわれた。
僕は急いで雨宿りできるところを探し、駆け出した。
やっと道路沿いに出来た新しいマンションの玄関ポーチに救いを求めて駆け込んだ。
(なんてついてないんだ。ズボンの中までグショグショだ・・・)
まもなく、ひとりの女性が同じようにびしょ濡れになりながら走ってきた。
あの彼女だった・・・。
白いTシャツは素肌が透けて見えるほど雨に濡れ、長い脚の太股からは雨の雫が流れ落ちていた。
形のいい乳房が手に取るようにクッキリしている。
僕は思わずゴクッと生唾を呑み込みながら、何気なく視線を彼女の太股に落とした。
白い肌をつたい流れ落ちる雨の雫は、まるで女性自身から出る愛の液のようで鼓動が早くなっていた。
(なんて艶っぽいんだろう・・・)
「すごい雨ですね~?」
思い切って声をかけてみた。
「あっ、どうも~ホントにビックリしました。いつも朝の散歩でお逢いする方ですね?」「えぇ~どうも~今日は、いつもと違うところでお逢いしましたね。」
僕は目線のやり場に困っていた。
「うわぁ~びしょ濡れですね~」
「そういうあなたも・・・」
「あっ!・・・」
彼女は初めて自分の濡れた姿がどう見えているかに気づいたようで、慌てて胸を両手で覆った。
「お宅はここから遠いのですか?」
気の毒そうに僕に尋ねてきた。
「えぇ~このままだとどうにもなりませんね・・・」
「よろしければ、私はこのマンションですので、お寄りになって雨があがるのを待ちますか?」
「えっ?・・・よろしんですか?」
彼女は毎日逢う気軽さからか、友達を引き入れるように、僕を誘った。
(年も離れているから危険を感じないのか?それとも、部屋に同居人でもいるのかな?)
僕は急な申し出に少々戸惑いながら、
「それじゃぁ~お言葉に甘えて」
彼女のあとについてマンションの中に入っていった。
エレベータは最上階に止まった。
彼女は濡れて大腿にピタリとついているショートパンツのポケットからキーを取り出し、無造作に扉を開け僕を中に入れた。
1101号室。
最上階の角で2LDKのこじんまりとした部屋だった。
(いいのだろうか・・・?ひとり暮らしのようだ・・・
全く警戒心も持たず、個室に入れるというのは、どういうことなのか・・・?)
出逢ってから長い日々の願いが思いがけない形で叶ったというのに、僕は急な展開に戸惑ってしまっていた。
「このタオルで拭いてください。」
差し出されたタオルを受け取り、無造作に髪を拭きながら彼女を見遣った。
愛くるしい表情でこちらを見ていた。
「すみません。ご迷惑をかけてしまい・・・」
そう言いながらタオルを返し、リビングの椅子に腰掛けた。
彼女は洗面所のほうに姿を消し、しばらくして着替えを済ませた彼女が現れた。
「今、温かいコーヒーでも煎れますから・・・楽になさってください。」
僕は正直少し(いや、かなり)がっかりした。
雨に濡れた髪が肌をつたい雫が流れる様は、愛くるしい彼女を妖艶にしていたし、素肌が透けるように見えていたTシャツを、もう少し見ていたかった・・・。
僕は濡れたスラックスが気持ち悪いのを我慢しながら、ムズムズとしていた。
「少しエアコンを強くしますので、乾いてくると思いますが・・・」
コーヒーを落としながら話しかけてきた。
(これは夢なのか?・・・)
偶然にも出来すぎたチャンスなのに、どうしていいのか分からずにいた。
僕は思い切って彼女に聞いてみることにした。
「あのぉ~どうして部屋に通してくださったのですか?
どこの誰かも分からない男を女性ひとりの部屋に通すなんて・・・」
彼女は、僕の問い掛けには答えずに、コーヒーをカップに注いでいた。
「こんなおじさんじゃぁ、危険はないのかなぁ~?」
「はい、どうぞ~風邪を引くと困りますねぇ~・・・まだ乾きませんか?」
「えっ?はい、ありがとう。・・・なかなか乾きませんね」
僕はコーヒーを受け取り、鸚鵡返しのように答えた。
「やっぱり着たままだと乾きにくいのかなぁ~?」
そう言って、彼女はリビングを出て行った。
「今、着替えの支度をしますので・・・、私の浴衣しかありませんが、乾くまで我慢してください」
「だめですよ~見ず知らずの男にそこまでしては・・・」
「・・・・・・いいんです、私、毎日あなたと散歩で逢っているうちに・・・
いつのまにか、いつもあなたを探している自分に気づいて・・・
でも、別に、何かを期待していたわけじゃなく、ゆっくりお話しをしたいなぁ~って思っていたんです」
思いがけない告白に躊躇しながら、
「だからといって、ここまでしてくれなくても・・・
実は僕も、あなたと出逢ってからいつも、親しくなれないかなぁ~と思っていたんですよ」
お互い、気恥ずかしそうに語ると、何気なく目を合わせた。
短い沈黙の時間が流れた。
心臓がドクドクと激しく脈打つのを感じ、彼女にその音が聞こえるんじゃないかと、さらにドキドキした。
「お互い・・・名前も年齢も職業も、何も知らない関係があってもいいんじゃない?」
彼女は顔を少し赤くしながら呟いた。
そういえば、表札の名前も見ていなかった自分に呆れた。
気持ちが先行して、いろんなことを考えることさえ、忘れていた。
「とにかく風邪を引くといけないので、お言葉に甘えて着替えさせてもらいます」
そう言って、僕はバスルームに足を向けた。
脱衣の洗面所には、女性用の浴衣がキチンとたたんで置いてあった。
とりあえず、雨でベトベトした身体を洗い流すためにバスルームに入った。
シャワーで髪や身体を洗い流し、身体を湯船に深く沈めた。
(フゥ~・・・どうしよう、これから・・・)
身体を温めながら彼女の濡れた姿を思い起こし、股間のモノが固くなるのを我慢できなかった。
恥ずかしいような妙な気分でバスルームを出て身体を拭き、彼女の浴衣を羽織った。
洗面所の鏡に映った自分の姿は、滑稽としか言いようが無かった。
着物の丈は足らず、袷はとどかず半開き、やっと紐でおさまっている状態だった。
裸に小さな薄地のガウンをかけているようだった。
「フッ、ふふふふ・ふ、」
リビングに入ってきた僕を見て、彼女は無邪気に笑った。
「あら、ごめんなさ~い。でも~結構、可愛いですよ」
僕は子供のように赤らんで彼女の前の椅子に腰掛けた。
ベランダに目を遣ると、着ていたシャツやスラックス、それにトランクスまでが風に揺れていた。
「あぁ・・・外のほうが乾くと思いまして・・・」
「でも、あのぉ~トランクスまで・・・」
「だって、濡れていたので、少し水洗いをして・・・」
「・・・・・・」
「はかないわけにはいかないでしょう~・・・」
「そうですね」
僕はなんとなく恥ずかしくなって目線を宙に馳せた。
ふと壁に掛かった絵の数が多いのに気づいた。
「あれは~誰の絵なのですか?」
「あぁ~あれは全部わたしのデザインしたイラスト」
「デザイナー・・・ですか?」
「もう~詮索はしないってことにしましょうって言いましたでしょ」
彼女は愛くるしい顔を、なお魅力的にして困った素振りをみせた。
「それより、パソコンに詳しくありませんか?・・・
困っているんです。仕事でメールやインターネットを始めなければいけないのに、全くの機械音痴で・・・・・・
このマンションは最初からインターネットがすぐに出来る環境は整っているんですが、どうやって接続すればいいのか・・・どうやって操作すればいいのか・・・」
本当に悩んでいるようだったので、助け舟を出すことにした。
「実は・・・僕の仕事はパソコン関係で、インターネットは専門なんですよ」
「えっ!ほんとうに?そうなんですか~?・・・
今度、やってもらえませんか~?それと・・・操作のほうも・・・」
「いいですよ~いつでも。でも、あなたの絵を見ていて~僕も少し違うのですが・・・、 趣味が写真だったことで親近感を覚えたんです。全然違うのですが・・・なぜか、なんとなく・・・」
「写真を撮るのですか?へぇ~・・・。
じゃぁ~今度、わたしを撮ってもらおうかな~」
おどけるように嬉しそうに話す彼女に、僕は両方の手でファインダーの形を作り彼女に向けた。
ゆっくり、彼女の顔から胸、腰から足の先まで、写真を撮るように眺めた。
愛くるしい顔・・・
短いピンクのタンクトップの下から綺麗に形どられた乳房・・・
無駄な肉のないウエスト・・・
キュートに盛り上がり小気味よく左右に揺れるヒップ・・・
スラリと長くのびた両肢・・・
よく見ると、タンクトップの下の乳房はノーブラで乳首が尖っていた。
さらにフワリとしたフレアのスカートからのぞいている脚は素肌で、組んだ脚の付け根のほうが隙間から何気なく見えていた。
「キャァ~!!」
突然の彼女の悲鳴のような声に我にかえった。
「どうしたんですか?」
「あのぉ~そのぉ~・・・あなたの・・・が出ています」
そう言うと、彼女は真っ赤な顔をして後ろを向いた。
(あなたの・・・って、何だぁ~???)
よく聞こえなかったので咄嗟に判断できず、
「あのぉ~何が何なのですか~?」
そうすると、彼女はチラリとこちらを向き、指をさしながら俯いてしまった。
彼女の指の先は、僕の股間だった。
(エッ!ヤバイ~)
彼女の姿態を鑑賞しているうちに、こともあろうに自分のモノが屹立していることに気づかなかった
。
彼女の浴衣の袷の間から、天を睨むように逞しく勃起していた。
(そうだった・・・裸だったんだ・・・無意識に彼女の姿態に興奮して・・・)
「す、すみません!あのぉ~べつに~これは・・・そういうことではなくて・・・」
僕は焦り言葉になりもしない言い訳を必死にしていた。
「キャッ!」
彼女が小さな悲鳴を上げると同時に、座っていた椅子のバランスが崩れ、僕のほうに倒れこんできた。
僕の両膝の間に崩れるように倒れてきた彼女は、必死にこらえようと目の前のものを掴んで耐えた。
「ウッ・・・・・・・」
僕は衝撃に思わず呻いた。
彼女が顔を上げると、そこには自分を支えてくれたものをしっかりと握り締めている両手と、強く握られている僕の勃起した肉の棒があった。
「エッ?あっ・・・すみません!」
彼女は、もう少しで自分の唇と接触しそうになった肉棒を眼前にして、目を凝らして見ていた。
「あのぉ~これは、いつもこんな風に大きくて固くなっているのですか?」
「いぇ・・・これは、そのぉ~・・・好きな女性と***したい…などと思ったときにこうなる訳で・・・」
「と、言うことは・・・・・・もしかして、わたしと・・・ってこと?」
そう言うと、彼女は顔を真っ赤にしていたが、握っている手はそのままだった。
「初めて見るのですか?男の人の大きくなったモノ・・・」
「えっ?えぇ・・・可笑しいでしょ、そんな年でもないのに・・・
経験はあるのですが、目の前で見たり触ったりするのは初めてで・・・」
「どんな感じしますか?」
「不思議な生き物のようで・・・」
彼女は興味津々といった感じで、僕の肉棒を放そうとしなかった。
「あのぉ~もういいかな~」
彼女は僕の言葉を聞くと、顔を真っ赤にしてベランダに走り出た。
ベランダに出た彼女は呼吸を整え、夜風で火照った頬を鎮めていた。
僕の濡れたシャツなどの乾き具合を確かめているみたいだった。
「キャァ~~~」
隣近所に聞こえそうな声をあげた。
彼女のフレアなスカートが風に大きく舞い上がり、前を押さえた反動のように後ろ側が高くめくりあがった。
(うぁ~綺麗な脚…堪らないくらいにキュートなお尻……触・わ・り・た・い…)
抑えきれないような欲求が込みあがり、興奮していた肉棒は爆発寸前になった。
痛さにも似た感覚が僕のモノを支配し、その場に居られなくなってしまった。
バスルームのドアを開け、シャワーを強く浴びた。
冷たい水の刺激で少しずつ平静さを取り戻した僕は、何事もなかったような顔をしてリビングに戻った。
「ネェ~見られちゃいました…?」
彼女は恥ずかしそうにはみかみながら僕に尋ね、
「これで五分五分ですよね~」
「そうかなぁ~、僕はまだ触ってないけど・・・」
「触りたいですか?」
「やっぱり好きな女性の身体には触りたいって思うのは自然なことじゃないかな?」
「それじゃぁ~わたしのこと好きってこと?」
「この年で、そう聞かれるのも恥ずかしいけど・・・」
「やっと乾きましたよ。これでお帰りになれますね!」
なぜか急に寂しい気持ちになっていた。
これでまた遠のいてしまうのか…そんな気になったとき、
「いつ、写真を撮ってくれます?…その前にPCもセットしてほしいんですが…」
彼女は、その愛くるしい顔で僕に甘えるように言った。
「そうですね…もうお互いに知らない仲じゃなくなったから、いつでもあなたのご希望の時に…」
僕はチョッといたづらっぽく言ってみた。
「…ホント、お互いに大切なところ見せちゃったんですよね……」
「なんか変な感じですね…」
ふたりとも自分の見られたところに手をやったり目を落としたりしながら、ドキドキしていた。
「明後日…でいいですか?え~と…夕方クライアントと打合せがあるので、7時頃でもいいですか?」
「えぇ~構いませんよ、僕は。それでは、カメラ持ってきますので期待しててください。」
そう言って、僕は乾いたシャツなどを手に脱衣場に行き着替えを済ませた。
着替えながらいきり立っていた自分自身を眺め、なぜか可笑しくなった。
何もなく2日が経ち、僕はあのマンションに再び足を運んだ。
愛くるしい姿態を写せるという期待感に少々興奮気味で、彼女の住む部屋のチャイムを鳴らした。
ドアを開けて立っていたいた彼女は、変わらない魅力的な表情で僕を迎え入れた。
白い妖精を思わせるシースルーな衣装に身を包み、一段とその美しい姿態を現した。
「素敵ですね!」
思わず口をついて出た言葉は、その一言だった。
彼女は少し恥ずかしそうに、
「ありがとうございます。ちょっと大胆でしょうか?」
「いえいえ、そんなことはありませんよ。あなたの美しさが素直に出ていますよ」
「ほんとにお上手…。そんなこと言って、みんな口説いてるんですか?」
「いやぁ~本当に素敵ですよ!早く撮影したくなりました」
「その前に、PCのセットしていただけます~?」
「あぁ~そうでしたね。いいですよ、すぐに終わりますから…」
僕は、早速PCのある机まで行き、接続を終えた後、メールなどの設定を順調に完了した。
一通りの操作説明の後、僕のメルアドをアドレス帳に登録をし、送信テストを行なった。
「これでOKですよ。もし、また分からないところがあったらメールしてください」
「助かりました…。明日、早速、クライアントにメールしてみます」
「それから…これは僕の意見みたいなものですが…この際、HPも開設したらどうですか?」
「えぇ~!HPですかぁ~?…一緒にお願いできます~?」
「えぇ、構いませんよ!また、相談しましょう」
僕は、また彼女と一緒に何かが出来るというチャンスが出来たことに満足し、気分が高揚した。
「それじゃぁ~ちょっとお茶してから、写真撮影にしましょうか?」
「そうですね、妙に仕事っぽくなっちゃって…もう遅くなっちゃいましたが、平気ですか?」
「私のほうは平気ですが…そちらは…」
そんな彼女をあらためて見つめながら、出されたコーヒーをゆっくり飲んだ。
半透明の薄い生地のドレスは、胸と下腹部に白い裏地があてられていていたが、
僕の目には大腿部やウエスト、しなやかな腕が艶かしく映った。
「それでは始めますか~」
僕はカメラを片手に彼女を促した。
「どうすればいいんですか?」
「夜も遅くなってきましたので、戸外で撮影するわけにもいきませんし、
あなたが撮ってほしいと思うシチュエーションで自由に振舞ってください」
「それじゃぁ~この服では不自然かしら?思い切ってミニにしちゃおう~」
そう言って、彼女は裾をクルリと切り取り、ミニのワンピースにしてしまった。
外観のイメージからは想像できない大胆な早い対応にビックリしていると、
「ねぇ~早く撮ってくださ~い」
彼女の明るい声がかかり、僕はカメラを素早くセッティングし彼女を追った。
クリーム色の壁に彼女の作品をバックににこやかに立つ彼女・・・・
PCのキーボードとマウスを抱え悩んだ表情をする彼女・・・・
キッチンで大好きなコーヒーを煎れている彼女・・・・
掃除機を持って跳ね回るように動き回る彼女・・・・
様々な表情をした魅力に溢れた彼女が、白い妖精のようにカメラに収められていった。 僕はそれだけで満足していた。
「少し休憩しませんか?」
「えぇ~それじゃぁ~わたし、ちょっと汗を流してきます」
そう言って彼女はバスルームに消えた。
そんな彼女の後姿を見ながら、フッと邪なことを思いついた。
(そうだ!彼女が全裸で汗をながしているところを撮ろう!)
そう思うと、彼女がバスルームに入ってから2~3分して、静かに行動を開始した。
心臓が早鳴り、チカンでもしているかのような後ろめたい気持ちと、これから彼女の上気した裸体を撮影するんだという期待感とが入り混じり、不思議な興奮の極致にいた。
そぉ~とバスルームのドアに手を掛け、静かに開いた。
彼女はバスタブに目を閉じ、手足をのばした形でゆったりとしていた。
僕は急いでシャッターを連続してきった。
「エッ!何?」
彼女は驚いたような顔をして僕を見た。
カメラを向けた僕に、
「ヌードは……恥ずかしいから・・・」
彼女はバスタブの中で僕に背を向け、少々怒った口調で言った。
「すみません、怒らないでください。今日撮った写真は、多分、どれも素敵なあなたが写ってます。
ファインダーを覗いていて僕自身興奮するぐらいに、あなたは魅力的でしたよ。
長く引き締まった脚やお尻が、半透明な生地から透けて見え、時折、素肌が露わになって写ってます。
それが厭らしくなく妖艶な姿態となってました。
だから… …、湯に上気したあなたは、どんなに魅力的だろうか…って思って… …」
長く言い訳じみた僕の話を静かに聞いていた彼女は、
「それじゃぁ~ちゃんと撮ってください。お願いします……あなただから…撮ってもらいます」
そう言って、彼女はバスタブから出ると、シャワーを浴びながら撮影を要求した。
僕は泡立つ彼女の後姿や、髪や顔にシャワーを浴びて両手を上げ乳房を露わにした姿など、十数カット撮影した。
小振りだが形良く上を向いた乳房や、引き締まって太股から盛り上がったお尻の膨らみが、仄かなピンク色に染まり湯の雫が滴り落ちる彼女の姿態は、言葉に出来ないほど美しかった。
バスローブに湯上りの裸体を包んだ彼女がリビングに戻ってきた。
僕は少々バツの悪い顔をして彼女のほうを見遣った。
「ずるいですよ~私だけ全部あなたに見せちゃって……。
一昨日はおたがいさまだったけど、今日は……」
そう言う彼女の目は潤い、色香が強く感じられる気がした。
僕は椅子から立ち上がると、着ていたものを全て脱ぎ捨て、彼女のほうを向いた。
「これでいいですか?……あなたの美しい裸体とは比較できませんが、あなたに隠す気持ちはありません」
僕は勃起して天を指してる肉棒を曝け出し、彼女に正対して立った。
彼女の裸体を想像し悶々とした夜を過ごしていた僕は、肉欲の塊のような自分であったし、そう言う意味では彼女に曝すのは抵抗もないのだが、なぜか複雑な心境になっていた。
しばらく彼女は僕の裸を見ていた・・・。
が、やがて、バスローブの紐を解いてベランダに出て行った。
「夜の闇をバックにわたしを写してください…」
バスローブの下は、あの素晴らしい裸体だった。
僕は全裸のままカメラを手にし、彼女の姿を追った。
ベランダは角部屋だったので隣からは隔離され、妖精のような裸体の彼女と中年の裸体の僕との空間は、完全に別世界のように思え、灯りを最小限に落とし、彼女の姿態を妖艶に浮かび上がらせた。
(本当に綺麗だ……)
僕は彼女が少しずつ動いた時のシャッターチャンスを逃さずカメラに収めた。
触れてはいけないような美しささえ感じ、言いようもなく高揚している自分がそこにあった。
「夏の夜は風が気持ちいいですね・・・」
僕は彼女の言葉に撮影する手を止め、カメラをテーブルに置き、ベランダに歩を進めた。
流れるような曲線で形作られたウエストラインとキューと締まった双丘に、目が釘付けられていた。
「こんな気持ち…初めてだわ~。とっても解放感があって気持ちがいいの~」
僕は、ついに堰が切れたように、抑えていた男の欲情に歯止めを掛けれなくなっていた。
(あのお尻を撫で回したい… …、そして…後ろから彼女の蜜壷に嵌めたい…)
僕のモノは天を指すように屹立し、身体中に活力が漲っていた。
静かに彼女に近づき、そぉ~と手を伸ばし、突き出た双丘に触れた…。
以外にも彼女の拒絶反応は無かった。
一瞬、ピクンとしたが、そのまま夏の夜空を見上げていた。
僕は、意を決して彼女のお尻の高さまで身を屈め、両手で双丘を弄り始めた。
キュートに盛り上がったお尻は弾力があり、僕は夢中になって感触を味わった。
次第に彼女の身体中の血液が激流のように駆け巡り、息が荒くなった。
「ハァ、ハァ~ハァハァ~~・・・うっ…、あぁぁぁ~・・・・・・」
彼女は短く呻いた後、僕の愛撫に完全に身を委ねた。
両脚を大きく開かせ股下に顔を置いた僕は、蜜壷からアヌスまでゆっくり舐め味わった。
「アァ~~、もう・・・そこはイヤ~・・・いぃ~~~・・・」
収拾のつかない言葉が彼女の口から漏れてきた。
淡い茂みに隠されていた彼女の肉襞は愛液を滴らせ、
僕はそれを吸いながら小さく締まったアヌスに舌を這わせた。
(何度も夢にまで見た彼女のふたつの秘所を、今、目の前にして舐めている…)
そう思うだけで、夢のような幸せな気分になっていた。
彼女は耐え切れなくなったように体制を反転し、僕の前に向きなおした。
手を伸ばせば、そこには形の良い乳房が僕を待っているように思われた。
彼女は僕の前にしゃがみこみ、勃起してはちきれそうな肉棒に手を添えた。
「ふぅっぅぅぅ~~……」
ため息のような息を肉棒に吹きかけ、優しい手つきで撫で始めた。
陰嚢を下から優しく持ち上げるように撫で、陰茎の付け根からカリの部分まで撫でながら見入っていた。
「ぅっ!いぃ~…」
「気持ちがいいの?どうしてほしいですか?」
彼女は本当に知らないようだ。
あの愛くるしくも妖艶な彼女に肉棒を撫でられていると思っただけで、興奮も絶頂に達しそうだった
。
ピクッ・・・・
僕の肉棒が強烈な快感に反応した…。
彼女の唇が僕の肉棒を捉え、張り出したカリの部分を小さく可愛い口に含んだのだった。
舐めたり吸ったり、舌先でカリの括れを舐め回したり… …。
「ジュブ、ジュジュ……これでいいの?」
「あぁ~、もう・・・」
もう僕は限界が近くなったのを感じ、彼女の口から肉棒を外し、彼女を抱きかかえて寝室の向かった。
彼女をベッドに横たえ、あらためて、その見事なプロポーションを凝視した。
「いやぁ~見ないでぇ~・・・・・・わたしあなたに舐めてもらって感じちゃって・・
だから・・・あなたの大きなの舐めたのだけど、あれで良かったのかしら・・・?」
白い肌に赤みが射し興奮の汗が玉のように光っていた。
そして固く閉ざされた両肢の付け根には、淡い色の恥毛が愛液に濡れていた。
形の良い乳房にはツンと小さく勃起した乳首が尖ってあり、
彼女は恥ずかしそうに目を閉じていた。
(あの彼女が・・・あの愛くるしい彼女が・・・今こうして横たわっている・・・
そして、手を伸ばせば憧れにも似た姿態を僕のものに出来る・・・いいのだろうか・・・)
夢にまで見てきた彼女が僕の肉棒をしゃぶった・・・。
妖艶な表情と裏腹に、どこか幼さを感じさせるしぐさを見せながら・・・。
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