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小説(転載) 錯覚

官能小説
11 /21 2018
錯覚
 

「・・・あ~ぁ・・・もう完全に酔っ払っちゃったわね・・・先に寝ようか、美緒・・・」

「そうね、寝ようか・・・優子」

優子と美緒は大学時代の思い出話を酒の肴に盛り上がる夫達を尻目に、寝室のある2階へと上がっていった。

美緒は大学時代の同じサークルだった芳樹と結婚し、優子もまた同じサークルの晴彦と結婚していた。

仲のいい4人は結婚後も毎年のように旅行に出掛けていたが、今日も例年のように来る山奥の貸し別荘に来ていた。

「でも、あの二人よくあんなに話す事あるよね。」

「そうね・・・でも酔っぱらっても芳樹さんて素敵ね・・・私美緒が羨ましいわ、芳樹さんと結婚して・・・私芳樹さんのファンだったのよ。」

「えぇ~ぇ・・・それは初耳ね・・・私だって晴彦さんと結婚した優子に嫉妬してたんだから・・・」

二人は寝室に敷かれた4組の布団の中央に潜り込みながら、互いの本音を探るかのような会話を交わしていく。

「・・・ねぇ美緒・・・じゃぁ・・・・試してみない?」

「・・・何を?・・・試すの?・・・」

「・・・私達のパジャマを交換して、お互いの主人が妻を間違えないかどうか・・・」

「・・・えっ!・・・・でも、何だか面白そう・・・・」

「間違えなければそれでいいし・・・もし間違えても私達の責任にはならないし・・・お互いの憧れの人に、もしかしたら・・・・されちゃうかも・・・」

二人がそんな会話をしている頃、1階で盛り上がっていた芳樹と晴彦が互いの妻の姿の見えない事にようやく気付いていた。

「・・・何だ、もう寝たのか・・・・それにしても晴彦・・・優子ちゃん最近やけに色っぽくなったよな・・・まぁ以前から綺麗な人だなとは思っていたんだけど・・・」

「そんな事ないよ・・・俺の憧れだった美緒ちゃんに比べたら・・・」

「何だ晴彦!お前美緒の事そんな風に見てたのか!」

「芳樹だって変な目で見てたんだろ!お互い様じゃないか!」

二人は泥酔しながらも、自分の妻を好色の目で見ていた友人を睨むように顔を見合わせたが、互いの目に淫猥な光が灯っている事を見逃しはしなかった。

「・・・芳樹・・・俺達酔っぱらってるよな・・・」

「・・・あぁ・・・完全に酔っぱらってる・・・・・」

「俺も完全に酔っぱらってるから、今夜は入る布団を間違うかもしれんぞ・・・」

「・・そうか酔っぱらってるから間違えても仕方ないな・・・俺も・・・間違うかもしれん・・・・」

二人は顔を見合わせたままおもむろに立ち上がると、2階の寝室へ上がる階段を静かに昇っていった。

二人は寝室の扉の前で顔を見合わせると、互いに頷き合い了解を得るように目を合わせると静かに扉を開けた。

扉を開けると4組の布団が並んで敷かれている中央に、優子と美緒が布団を頭まで被って向かい合うように寝ていた。

(・・・おい・・・どっちがどっちだ・・・暗くてよく分からん・・・)

(・・・いや、俺は分かる・・手前の布団で寝ているあのパジャマは見覚えがある・・・だけど、俺は酔っぱらってるから間違って一番奥で寝てしまうかもしれん・・・)

(そうか・・・お・・・俺も酔っぱらってるから・・・手前で寝よう・・・)

芳樹と晴彦は小さな声で会話をした後、自分の妻の隣では無い布団に潜り込み、背中を向けて寝ている互いの友人の妻に寄り添うように身体を寄せていった。

扉を閉めた寝室は窓から毀れる光も無く完全な暗闇に包まれ、隣に寝る友人の顔を確かめる事など出来ない。

芳樹と晴彦は酔った勢いに任せて布団に入るなり友人の妻であると信じて疑わない隣の布団に潜り込み、背後から乳房へ手を忍ばせていった。

(・・・あっ・・・き・・・来た・・・・)

布団に潜り込んできたのが夫の芳樹ではなく、優子の亭主である晴彦だと思い込んでいる美緒は、たとえ暗闇で見えないとはいえ、優子と自分の主人の芳樹が寝ている部屋で密かに想いをよせていた晴彦の手が自分の乳房に伸びてくると、今までに経験した事の無い興奮に鼓動を高鳴らせていく。

優子もまた、夫の晴彦では無く美緒の夫である芳樹だと思っている芳樹の手がパジャマのボタンを外しにかかったが、興奮に胸を高鳴らせながら抵抗する事無く身を任せていた。

静まり返った寝室にシーツの擦れるカサカサという乾いた音が間断なく響き始めたが、誰一人声を出すものはいなかく、互いに友人の妻だと思っている男達は布団の中で懸命に女の身体を弄っていた。

(おっ!・・・・優子ちゃん、ノーブラかよ・・・・まぁ、ノーブラくらいなら珍しくないか・・・)

芳樹の手が乳房に伸ばした手が柔肌を伝って直接乳房に触れると、小さな柔らかな乳首が芳樹の指をかすめた。

(・・・な・・・なんて小さくて可愛い乳首・・・・見てみたい・・・)

芳樹は今乳房を愛撫している女性が自分の妻であるとも知らずに、妻の前で友人の妻を陵辱する興奮に我を忘れていった。

(・・あ・・・あそこは・・・優子ちゃんのあそこは・・・どうなってるんだ・・・)

芳樹は乳房への愛撫もほどほどに、乳房を弄っていた手をパジャマのズボンの中に潜り込ませていく。

「・・・んっ・・・」

(・・・おおっ!・・・優子ちゃん、ノーパンかよ!・・・晴彦のやつ、毎日優子ちゃんにこんな格好させてるのか。)

芳樹の手が横になって寝ている優子の股間に届くと、芳樹の指に柔らかな陰毛の感触が伝わり、興奮した芳樹はぴたりと閉じた股間に強引に手を割り込ませていく。

「・・・ん・・・んん~ん・・・・」

(晴彦さんって、結構強引なのね・・・)

夫とは気付いていない美緒は、強引に割り込んできた手から逃れるようにうつ伏せになり、その強引な手が淫裂に届きやすいように脚だけを軽く開いた。

芳樹は柔らかな尻の感触を味わいながらも、その手を早々に淫裂に沿って下ろしていった。

脚を開いた美緒の淫裂に芳樹の手は難なくたどり着く事は出来たが、まだその淫裂は潤う事無く柔らかな襞を閉じたままだった。

(・・・あぁ・・・これが優子ちゃんのお○んこか・・・見たいなぁ~・・・)

芳樹は昂ぶる興奮を抑えながら、優子と勘違いしている妻の美緒の淫裂をゆっくりと愛撫し始めた。

一方、晴彦も隣で寝ている優子を美緒と勘違いし、布団の中から忍ばせた手で優子のパジャマのボタンを外し、既に布団の中で上半身を裸に剥いていた。

(美緒ちゃんってもっと胸大きいかと思ってたけど、実際は優子と同じくらいだったんだ・・・)

晴彦は柔らかな乳房を丹念に愛撫しつつも、その手は次第に下半身へと移動していく。

(・・・あ・・・あぁ・・・・こ・・声が出ちゃう・・・)

晴彦の手が乳房から下半身へ伸びていくと、優子もまた込み上げる嗚咽を我慢する為に顔を枕に押し付けるようにうつ伏せになり、晴彦がパジャマを脱がせやすいように腰を浮かせていた。

(・・・美緒さん・・・パンティ履いてないじゃないか・・・芳樹のやつ・・・旅行先でも美緒さんにこんな事させてるのか・・・)

晴彦は、手と足を巧みに使って優子のパジャマを脱がせると布団の中で全裸になっているうつ伏せの優子の尻を中心に手を這わせていく。

暗闇の中、隣の布団の中で互いの妻が友人の手でどのような事をされているのか分からない芳樹と晴彦であったが、二人はまったく同じ形で、それぞれの自分の妻を友人の妻と思い込みながら、尻から伸ばした手で淫裂を蹂躙していた。

二人の男が布団中で女の身体を弄る布団の擦れる音と共に、枕に顔を押し付けた女達のくぐもった嗚咽が微かに漏れ始めると男達の興奮も次第に昂ぶり、愛撫をされている女達の淫裂も次第に潤いを増し始めていった。

男達は互いに自らも布団の中で裸になり、いきり立った怒張を女の身体の押し付けるように密着し、女達も男の欲求に応えるように、その怒張に手を伸ばしていった。

(・・・あぁ・・・固い・・・だけど、晴彦さんも芳樹と同じくらいの大きさね・・・)

(・・・こ・・・これが芳樹さんの・・・・よかった、晴彦と同じくらいで・・・大き過ぎず、小さ過ぎずってとこかしら・・・)

女達はその肉棒を握り締め、男の怒張の大きさを確かめるようにゆっくりと扱いていく。

(・・・お・・おぉ・・・だ・・・ダメだ・・もう、我慢出来ない・・・・)

芳樹は遠慮がちに肉棒を扱き始めた細い指の感覚に興奮が最高潮に達し、うつ伏せになったままの女の身体の上に多い被さった。

(・・・えっ・・・後ろからなの!?晴彦さん・・・でもこの方がいいかも・・・)

美緒は芳樹の体重を背中に感じると自ら大きく脚を開き、芳樹が挿入しやすいように尻を持ち上げた。

芳樹は手探りで美緒の淫裂に怒張の先端をあてがうと、ゆっくりと腰を突き出し怒張を挿入していく。

(・・・お・・・おぉ・・・・これが憧れの優子ちゃんの感触か・・・たまんねぇ~・・・)

(・・・ん・・・んんーーーっ・・・んーーー・・・)

晴彦は隣の布団が大きく擦れ、くぐもった喘ぎ声が一際大きくなった事に気付いた。

(・・・芳樹!・・・優子に、入れたんだな・・・じゃぁ、俺も美緒さんを頂くとするか・・・)

晴彦は溢れんばかりの蜜汁を垂らしている蜜壷から弄っていた指を引き抜くと、芳樹と同じようにうつ伏せの優子の上に被さり、指に付いた優子の蜜汁を自らの怒張に絡め、優子の脚を大きく開かせながらゆっくりと蜜壷に怒張を沈めていった。

(・・あ・・・く・・くる・・・芳樹さんが・・・私の中に・・・・い・・いいっ・・・)

晴彦は芳樹と競うように優子の尻に自分の腰を叩きつけ、芳樹に貫かれていると思い込んでいる、微かに聞こえる優子の官能の喘ぎに激しく嫉妬しながら、その嫉妬をかき消すように激しく腰を振っていく。

(・・・あ・・あぁ・・・す・・凄い・・・芳樹さん・・あぁ・・い・・いいっ・・・)

優子もすっかり自分の上に乗っているのが芳樹だと思い込み、淫裂の更に奥まで芳樹の怒張尾を導く為に尻だけを持ち上げ、枕に押し付けた口から官能の叫びを漏らしていた。

暗闇の中に二人の女のくぐもった喘ぎと、二人の男の激しい息遣いがこだまし、四人の官能はすぐさま最高潮に達しようとしていた。

(・・・あ・・ぁ・・・あぁっ・・・い・・・いいっ・・・あぅっ・・いっちゃう・・・)

(・・・い・・・いいっ・・・あーーっ・・・い・・・いいーーーーっ・・・・)

女達は、競うように激しく腰を振る男達に組敷かれ、今にも達しようとしていた。

(・・・あ・・あぁ・・・い・・いく・・・いく・・・いちゃう・・・う・・・うぅっ・・・うっ・・・・)

(・・・あぁ~・・・・いく・・いく・・・い、くーーーーーっ・・・・)

ほぼ同時に昇天した女達の上で、怒張を締め付ける膣の収縮に感極まった男達も、友人の妻と思いながらも同時に蜜壷の奥不覚に射精してしまった。

(・・お・・おぉっ・・・・ううっ・・・・)

(・・・ヤバイ・・・出る・・・出しちまうかっ・・・ううっ・・・・・)

 

(・・・あ・・・晴彦君・・・中に出しちゃった・・・どうしよう・・・こんな事優子に言ったら、絶対もめちゃうし・・・安全日だから大丈夫よね・・・それに、万が一の時だって、晴彦君の子なら・・・・)

(・・・あ~ぁ・・・芳樹さんのザーメンが私の中に・・・・嬉しい・・・奈緒には悪いけど、秘密にしておこう・・・・憧れの芳樹さんの子供が出来たら私最高だわ・・・・)

二人の女は互いに奥深く射精された事を隠し、互いに憧れだった男を淫裂に感じながら至福の余韻の中、全裸のまま眠りに落ちていってしまった。

(・・・どうしよう・・・中に出しちゃたけど・・・黙ってれば・・・わから・・・ない・・・か・・・)

(・・・・あ・・・あぁ・・・あれ!・・・出したら・・・・急に眠くなってきた・・・まっ、いいか・・・寝ちゃって・・・も・・・)

男達も泥酔していたせいもあって、友人の妻の中に射精してしまった事に罪の意識が薄く、急激に襲ってきた眠気に任せ女の布団の中で深い眠りに落ちていった。

 

(・・・あ・・・あぁ・・・もう朝~・・・そうだ・・・早く優子を起こしてパジャマ交換しなきゃ・・・)

「・・・優子・・・起きて・・・早く・・・・ねぇ・・・」

「・・・・ん・・・んんっ・・・・何?美緒・・・未だ眠いよぉ~・・・」

「しーーーっ・・・早くパジャマ交換しておかないと・・・ねぇ!」

眠い目を擦り、布団に寝そべりながら優子の肩を揺すって、美緒が上半身を起こすと、自分の布団の中にいるはずの春樹が弱々しく垂れ下がった肉棒を曝し、大の字になって寝ていた。

「え・・・えーーーーーっ!」

美緒は反射的に大きな声を出し、自分の布団の中にいる男の顔を見た。

「・・・な・・・何?美緒・・・・どうしたの・・・な・・・え・・えーーーーっ!」

美緒の声に飛び起きた優子が、美緒の背後で大きな口を開けて寝ている芳樹を見て、同じように奇声を上げた。

「・・・ど・・・どうした?・・・何かあったのか・・・え・・・えーーーっ!」

「・・・・え・・・・えーーっ!」

女の奇声に飛び起きた男二人も、驚きの表情を隠す事も無く互いの顔を見合っている。

(な、・・・何で主人が私の布団で寝てるの・・・・)

(・・・な・・・なんで、俺の女房なんだ?・・・・・・)

四人は当然であるべき状況に目を丸くし、四人が全員全裸である事に何の驚きも感じていなかった。

 

 

終わり・・・

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。