小説(転載) Coffee Shop 6/7
告白・体験竹内は美知に口づけすると、耳元に唇をあてた。
「そこ…、だ、だめなの…。」
美知が逃れようとする。
「知ってる……」
竹内は美知を抱きしめて、ささやいた。竹内が耳たぶを刺激するたび、美知の躰がぴくんと痙攣し、甘く小さな悲鳴が漏れる。竹内は、美知の甘い声に酔いしれながら、なおも耳から唇を離さない。竹内の腕を握る美知の力が徐々に強くなっていく。
「や……ほん…とに…んっ…だ…め……あぁっ……」
竹内は美知の腰に手を回し、美知のセーターの中に手を入れた。つるりとした感触が竹内の手に触れ、セーターの下にサテンのスリップを着ていた美知の肌にまだ触れることはできなかったが、サテンのなめらかな肌触りと美知の暖かさが、竹内を興奮させた。
「はぁっ……ぁふっ……」
竹内は徐々に上へと手を這わせ、大きなやわらかいふくらみを感じたかと思うと、そのまま肩へと手を這わせた。ようやく、美知の肌に直接触れると、腕の方へ移動し、セーターのそでから美知の細い腕を抜いた。竹内は反対側の美知の腕も抜くと、名残惜しそうに耳元から唇を離し、美知のセーターをすべて脱がせた。
今度は美知に口づけし、舌を入れていく。美知の力は完全に抜け、竹内の舌に自分の舌をゆっくりと絡ませ始めた。
美知のブラジャーのホックが竹内の指先でぷちんと音を立てる。竹内は、ブラジャーとスリップの二本の紐を一緒に肩からはずした。
竹内は首筋に唇を這わせながら、下着を少しずつおろしていく。同時に美知の細い躰に似合わぬ 大きな胸があらわになっていった。
「み、見ないで………」
美知の哀願は聞き入れられるはずもなく、そのふくらみは、竹内の手のひらに吸い付く。
「きれいだね。」
上から美知を見つめる竹内のつぶやきを聞いて、美知は恥ずかしさで顔をかくした。
「いや…。」
竹内は、美知の乳首を舌先で刺激しながら、美知のスカートとスリップを脱がせた。たまらず、美知が躰を竹内に寄せ、裸同然の自分を隠そうとした。竹内は、美知の髪を掻き上げながら、無防備に上を向いた美知の耳たぶに唇を近づけた。
「また……や……ん…っく……」
熱い息が耳にかかると、美知の躰はまたぴくんと痙攣する。
「そんな声出されたら…やめられないよ……。」
その反応を楽しむように、耳元で竹内がささやくと、美知は竹内のシャツを握りしめて、声を押し殺す。
「もっと…聞かせて。」
トン…、美知が思わず竹内の胸をたたいた。
竹内は美知の手をシャツからはずし、シャツを脱いだ。竹内の肌が美知の肌と触れ合う。はじめて感じる竹内の肌の匂いに、すがりつきたい気持ちと恥ずかしさでいっぱいになり、美知の躰が熱くなる。
竹内は、また美知の乳房へ唇を這わせる。腰に回されていた竹内の指は、ショーツの中へ滑り込み、腰から前に移動し出した。
「いやっ……だ…だめっ…」
美知の声が大きくなり、精一杯の抵抗を見せるが、竹内は全身を隠そうと横を向いている美知の躰を倒し、乳首を軽く噛むのと同時に美知の秘部へと指を滑らした。
「だめぇぇぇ……うっ…」
くちゅっ…
美知の愛液が小さな音を立て、竹内の指に絡みつく。秘部がなめらかな液体で覆われ、竹内が探らなければその形が分からないほど愛液があふれている。
「はずかし…い……うぅっ…」
竹内に性感帯を刺激され続け、美知はこれまでにないほど濡れていることに戸惑っていた。
「恥ずかしいことじゃないよ……もっと感じて…」
「やっ……あぁぁぁっ……」
くちゅっ…ちゅぷっ……くちゅっ…ちゅぷっ…ちゅぷっ、ちゅぷっ、ちゅぷっ…
竹内は、美知の女陰にゆっくりと指を挿し込むと、美知をさらなる快感へと誘う。 声を出さないように我慢していた美知からせつない悲鳴が聞こえ始めた。美知の下着をすべて取り除き、自分も裸になった竹内は、愛液があふれる美知への行為をやめない。
「あぁぁっ……はうっ……い…や……あぁぁっ……」
美知は波のように自分を襲う感覚に、頭が麻痺していく。何度も繰り返される愛撫を受け、我慢しても漏れてしまう自分の声を止めることができない。どのように逃れようとしても、竹内は確実に自分の弱点をとらえてくる。
(変になっちゃう…お願い、もう許してぇ…)
「あぁぁっ…んっ…うぅっ…んくぅぅぅぅっ……」
びくんっ…びくんっ……びくんっ……
喉から絞り出すような悲鳴を上げたあと、美知の呼吸が一瞬止まり、美知は竹内の指で絶頂に達した。
(…もう解放されたの…?)
「ひぃぃっ…。」
一瞬、美知は自分を支配していた快感から解放されたと思った。しかし、次の瞬間、美知の躰が大きく仰け反る。はちきれそうな竹内が美知の中に入り込み、ゆっくりと動き始めていた。
「はあぁぁっ……あうっ……はぁっ……」
美知の視界が徐々に揺れ始め、竹内の姿がぼやけていく。竹内の男根が引き戻されるたび、美知の愛液がお尻の谷間を伝い、静かな空間に、美知の甘い悲鳴と、竹内の荒い息づかいが溶け合っていた。
竹内は、何度も射精感に襲われていたが、そのたびに動きを変え、美知を深い快感の淵へと誘い込もうとしていた。美知の乳房が、竹内に突き入れられるたび、大きく揺れる。
「も…もう……俺も…限界っ……」
何度も絶頂に達している美知の女陰がびくんびくんと痙攣し、竹内に甘い苦しみを与えていた。
「うっ…くぅぅぅぅっ…」
限界ぎりぎりまで美知に快感を与え続けた竹内は、かろうじて美知から飛び出した。
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