小説(転載) 義妹 2/8
官能小説
義妹 Part1~触れ合い~2
夕方、家に帰ってきた陽介は、家の中が妙に静かなことに気が付いた。2階の部屋に戻ると、沙弥香がいない。出かけたのだろうと思った陽介は、リビングに戻ってテレビをつけた。
ガチャッ…バタンッ…
「沙弥香か?」
勢いよく玄関のドアが閉まる音がする。陽介は沙弥香の返事が返ってこないので、変に思って玄関に行った。
「やっぱり、沙弥香だったんだ。返事くらいしろよ。」
沙弥香は何も言わず玄関に突っ立っている。
「どうした?」
「陽くん……変な人が…いた…。」
沙弥香の顔は真っ青だった。
「変な人って?」
「沙弥香に声かけてきたの。車に乗ってて、遊ぼうって…、沙弥香…腕つかまれて…。」
沙弥香の言葉を聞いた陽介の顔が一変する。
「何かされたのかっ?」
「ううん。沙弥香…逃げてきたから…。でも…怖かったの…。…わぁぁっ…。」
沙弥香はその場に座り込み、大声で泣き出した。
陽介は、背筋に冷たいものが走ったような気がした。その男は、沙弥香を車に連れ込んで何をするつもりだったのか、陽介はそれを考えただけで怖くなった。
その後、陽介になぐさめられ、なんとか落ち着きを取り戻した沙弥香は、陽介が買ってきたコンビニの弁当を食べると、風呂に入って2階の部屋に行ってしまった。
(沙弥香を他の男に取られる…?)
沙弥香の後に風呂に入り、沙弥香が無事だったことに一度はほっとした陽介だったが、次第に激しい不安にかられ始めた。
(今日みたいなのじゃなくても、いつか俺以外に好きなヤツができれば、沙弥香はそいつとやるのか?沙弥香が他の男と…)
陽介の脳裏に、沙弥香の淫らな姿が浮かんできた。それは、今までは自分が相手であることを想像した沙弥香の姿だったが、今は違っている。自分ではない他の男が相手であった。
「んっ?」
いつのまにか眠ってしまった沙弥香が、躰に重みを感じて、ゆっくりと目を開けた。
「沙弥香…。」
「えっ…陽くん?」
陽介は、沙弥香の布団の中に潜り込み、沙弥香の躰を抱きしめていた。
「沙弥香と…キスしたい…。」
陽介は沙弥香の顔をまっすぐに見つめている。暗い部屋の中でも、沙弥香には陽介の表情が見えた。
「う…ん。」
沙弥香は陽介の方に躰を向け、陽介の腕を握った。
陽介の唇が、沙弥香の唇に軽く触れる。沙弥香にとって初めてのキスだった。
「俺も沙弥香が好きだ。」
「陽くん…。」
布団の中で、つつき合うような小さなキスが何度も繰り返される。心臓が破裂しそうなほどの緊張と興奮に、二人の呼吸が少しずつ荒くなっていた。
「!」
沙弥香の躰がぴくんと反応した。陽介の舌が沙弥香の唇の間に割り込んできたのだ。驚いて顔を離そうとする沙弥香の頭を陽介は両手でつかみ、さらに舌を割り入れていく。
(陽くんの舌が…うそ…何?)
「んっ…んんっ……。」
沙弥香が小さくうめく。陽介は沙弥香の舌に自分の舌を絡ませていた。陽介と沙弥香の唾液が絡み合うが、沙弥香は不思議と嫌ではなかった。
(これ…陽くん……だよね…)
沙弥香の頭の中は、陽介とのキスでぼんやりとしていく。
陽介は、沙弥香の舌を吸い上げて、深いキスを繰り返した。陽介にとっても沙弥香とのキスがファーストキスだったが、年頃の陽介は、雑誌や友人からの話で、キスの仕方を一応知っていた。
沙弥香は雑誌に書いてあったような反応は見せないが、それでもときおり陽介の腕をぎゅっと握りしめてくる。
手探りのキスは、長時間に渡って繰り返され、沙弥香は幸せな気持ちになっていた。
「よ…陽くん?」
沙弥香が驚いて声をあげた。陽介がパジャマの上から沙弥香の乳房を揉み始めたのだ。ブラジャーを着けていない沙弥香の乳房は、無防備に陽介の手のひらに揉まれている。
「陽く…ん……。触っても…つまんないよ…。沙弥香の胸…小さいから……。」
沙弥香は陽介の行為と、自分の乳房の小ささに恥ずかしくなっていた。
「まだ小さいのは当たり前だろ?でも…すごくやわらかい…沙弥香のおっぱい…。」
陽介は手のひらにおさまる沙弥香の乳房を揉み続ける。
「はぁっ……あぁっ……陽…く…ん……。」
「直接、触ってもいい?」
乳房を揉みながら、反対側の手で沙弥香のパジャマのボタンを外そうとする陽介に、沙弥香は激しく動揺していた。
(陽くんに見られちゃう…沙弥香のおっぱい…見られちゃうよぉ…。)
ひとつ、またひとつ沙弥香のパジャマのボタンが外されていく。沙弥香は両手で自分の顔を隠した。
「あっ…。」
沙弥香のパジャマが大きく開かれ、沙弥香は小さな声をあげた。陽介の手のひらが、沙弥香の乳房を直に揉み始める。
(なんで、こんなにやわらかいんだ?…小さいのに、すごく気持ちいい…。)
初めて触る沙弥香の乳房は、陽介の躰のどの部位にもない柔らかさだった。男と女の躰のつくりの違いを感じ取り、陽介の男の本能が動きはじめていく。
(陽くんに触られてると…なんか…気持ちいいよぉ…。)
「あっ…んっ…んんっ……。」
乳房を揉まれるたび、沙弥香が小さな声を出していた。陽介は、沙弥香の乳房の前に顔を近づけると、小さな突起をつくっている沙弥香の乳首に吸い付いた。
「はぅっ……」
沙弥香がびくんと反応する。
ちゅっ…ちゅぱっ…ちゅぱっ……
布団の中で、小さな音を立てながら、陽介は沙弥香の乳首に吸い付き、乳房を激しく揉み上げる。
「陽く…ん……あぁっ……さ…さやか……あんっ……こわい…よぉ……。」
沙弥香は、いつもの陽介と違う様子に、不安になり始めていた。男は女の乳房が好きなのだということは知っているが、まさか、赤ちゃんのように乳首に吸い付いたり、痛いほど揉んでくるとは思っていなかったのだ。
しかし、不安だったのは陽介も同じであった。キスだけのつもりが、いつの間にか沙弥香のパジャマを脱がし、乳首に吸い付くところまで進んでしまったからである。
(この後、どうすればいいんだ?)
陽介が焦り始めたとき、沙弥香に怖いと言われた陽介は、ますます焦った。
陽介は沙弥香の手をつかむと、パジャマのズボンの上から、自分の股間を触らせた。
「陽…くん……これ…大きく…なってる……いつもこうなの?」
沙弥香は勃起した陽介の男根に戸惑った。幼い頃見た父や陽介の男根は、ぶらんと垂れ下がっていたのに、今自分が触っているものは、まっすぐに反り立ち、ズボンの上からでも硬くて太いのが分かる。
「興奮すると…大きくなるんだ……。」
「こんなに…?…どうしたら…いいの?」
陽介は股間に触れている沙弥香の手をつかんで、上下に撫でさせた。沙弥香は、陽介の手が離れたあとも、ゆっくりと陽介の股間を撫で続けている。
「はぁっ…はぁっ…」
布団から顔を出し、仰向けに寝転がった陽介の呼吸が荒くなる。
「気持ち…いいの?…陽くん…。」
沙弥香は陽介がうなずくのを見て、恥ずかしいのと嬉しいのとが混じり合った気持ちになった。
「触ってもいい?」
沙弥香はそう言って、陽介のパジャマのズボンの中に手を入れると、トランクスの端に指をかけ、おそるおそる陽介の男根を直に握りしめた。
「熱いよ……陽くんの…」
「手…動かして…。」
陽介は、そう言って沙弥香に唇に舌を挿し入れた。沙弥香は、陽介の男根をゆっくりとしごいていく。
(陽くんのおちんちん…こんなふうになってるの?昔の陽くんのと違う…。)
陽介の男根が、すでに大人の大きさになり、覆っていた皮もむけていることなど、このときの沙弥香には分からなかったが、陽介が大人の男になりつつあることだけは、はっきりと感じた。
「沙弥香ぁ。」
陽介は沙弥香の手ごと男根を握りしめると、勢いよくしごき始める。可愛い沙弥香が自分の男根を握っているということも、陽介を興奮させ、陽介の躰に力が入った。
「うっ…くっ……。」
どぴゅっ…どぴゅっ……どぴゅっ…。
陽介の男根から勢いよく精液が飛び出し、沙弥香の手と陽介のパジャマの中に飛び散った。
「はぁっ…はぁっ…。」
陽介は荒い呼吸を繰り返し、驚いて陽介を見つめる沙弥香の顔を見た。
「射精したんだ。」
「えっ…今のが……射精なの?」
自分の手の中で、何度も大きく脈打ち、ねっとりとした液体が飛び出したことを沙弥香は思い返す。
「ごめん。俺…夢中になって…。」
ティッシュで沙弥香の手についた精液をふき取りながら、陽介は沙弥香に謝った。
「沙弥香とキスして……たまらなくなって…それで……。」
「陽くん…。今日…一緒に寝てもいい?」
陽介の言葉を遮り、沙弥香がつぶやく。陽介は小さくうなずいた。
両親が帰ってくる前に、沙弥香は陽介の精液のついたパジャマを洗い、陽介はもう一度風呂に入って新しいパジャマに着替えた。
「お父さんとお母さんには秘密だね。」
上段の陽介のベッドに潜り込んだ沙弥香が、陽介と手をつないで、小さな声でささやく。
「あ…あたり前だ…、こんなこと…。」
「ふふっ…。」
沙弥香は陽介の返事に嬉しそうに笑った。
夕方、家に帰ってきた陽介は、家の中が妙に静かなことに気が付いた。2階の部屋に戻ると、沙弥香がいない。出かけたのだろうと思った陽介は、リビングに戻ってテレビをつけた。
ガチャッ…バタンッ…
「沙弥香か?」
勢いよく玄関のドアが閉まる音がする。陽介は沙弥香の返事が返ってこないので、変に思って玄関に行った。
「やっぱり、沙弥香だったんだ。返事くらいしろよ。」
沙弥香は何も言わず玄関に突っ立っている。
「どうした?」
「陽くん……変な人が…いた…。」
沙弥香の顔は真っ青だった。
「変な人って?」
「沙弥香に声かけてきたの。車に乗ってて、遊ぼうって…、沙弥香…腕つかまれて…。」
沙弥香の言葉を聞いた陽介の顔が一変する。
「何かされたのかっ?」
「ううん。沙弥香…逃げてきたから…。でも…怖かったの…。…わぁぁっ…。」
沙弥香はその場に座り込み、大声で泣き出した。
陽介は、背筋に冷たいものが走ったような気がした。その男は、沙弥香を車に連れ込んで何をするつもりだったのか、陽介はそれを考えただけで怖くなった。
その後、陽介になぐさめられ、なんとか落ち着きを取り戻した沙弥香は、陽介が買ってきたコンビニの弁当を食べると、風呂に入って2階の部屋に行ってしまった。
(沙弥香を他の男に取られる…?)
沙弥香の後に風呂に入り、沙弥香が無事だったことに一度はほっとした陽介だったが、次第に激しい不安にかられ始めた。
(今日みたいなのじゃなくても、いつか俺以外に好きなヤツができれば、沙弥香はそいつとやるのか?沙弥香が他の男と…)
陽介の脳裏に、沙弥香の淫らな姿が浮かんできた。それは、今までは自分が相手であることを想像した沙弥香の姿だったが、今は違っている。自分ではない他の男が相手であった。
「んっ?」
いつのまにか眠ってしまった沙弥香が、躰に重みを感じて、ゆっくりと目を開けた。
「沙弥香…。」
「えっ…陽くん?」
陽介は、沙弥香の布団の中に潜り込み、沙弥香の躰を抱きしめていた。
「沙弥香と…キスしたい…。」
陽介は沙弥香の顔をまっすぐに見つめている。暗い部屋の中でも、沙弥香には陽介の表情が見えた。
「う…ん。」
沙弥香は陽介の方に躰を向け、陽介の腕を握った。
陽介の唇が、沙弥香の唇に軽く触れる。沙弥香にとって初めてのキスだった。
「俺も沙弥香が好きだ。」
「陽くん…。」
布団の中で、つつき合うような小さなキスが何度も繰り返される。心臓が破裂しそうなほどの緊張と興奮に、二人の呼吸が少しずつ荒くなっていた。
「!」
沙弥香の躰がぴくんと反応した。陽介の舌が沙弥香の唇の間に割り込んできたのだ。驚いて顔を離そうとする沙弥香の頭を陽介は両手でつかみ、さらに舌を割り入れていく。
(陽くんの舌が…うそ…何?)
「んっ…んんっ……。」
沙弥香が小さくうめく。陽介は沙弥香の舌に自分の舌を絡ませていた。陽介と沙弥香の唾液が絡み合うが、沙弥香は不思議と嫌ではなかった。
(これ…陽くん……だよね…)
沙弥香の頭の中は、陽介とのキスでぼんやりとしていく。
陽介は、沙弥香の舌を吸い上げて、深いキスを繰り返した。陽介にとっても沙弥香とのキスがファーストキスだったが、年頃の陽介は、雑誌や友人からの話で、キスの仕方を一応知っていた。
沙弥香は雑誌に書いてあったような反応は見せないが、それでもときおり陽介の腕をぎゅっと握りしめてくる。
手探りのキスは、長時間に渡って繰り返され、沙弥香は幸せな気持ちになっていた。
「よ…陽くん?」
沙弥香が驚いて声をあげた。陽介がパジャマの上から沙弥香の乳房を揉み始めたのだ。ブラジャーを着けていない沙弥香の乳房は、無防備に陽介の手のひらに揉まれている。
「陽く…ん……。触っても…つまんないよ…。沙弥香の胸…小さいから……。」
沙弥香は陽介の行為と、自分の乳房の小ささに恥ずかしくなっていた。
「まだ小さいのは当たり前だろ?でも…すごくやわらかい…沙弥香のおっぱい…。」
陽介は手のひらにおさまる沙弥香の乳房を揉み続ける。
「はぁっ……あぁっ……陽…く…ん……。」
「直接、触ってもいい?」
乳房を揉みながら、反対側の手で沙弥香のパジャマのボタンを外そうとする陽介に、沙弥香は激しく動揺していた。
(陽くんに見られちゃう…沙弥香のおっぱい…見られちゃうよぉ…。)
ひとつ、またひとつ沙弥香のパジャマのボタンが外されていく。沙弥香は両手で自分の顔を隠した。
「あっ…。」
沙弥香のパジャマが大きく開かれ、沙弥香は小さな声をあげた。陽介の手のひらが、沙弥香の乳房を直に揉み始める。
(なんで、こんなにやわらかいんだ?…小さいのに、すごく気持ちいい…。)
初めて触る沙弥香の乳房は、陽介の躰のどの部位にもない柔らかさだった。男と女の躰のつくりの違いを感じ取り、陽介の男の本能が動きはじめていく。
(陽くんに触られてると…なんか…気持ちいいよぉ…。)
「あっ…んっ…んんっ……。」
乳房を揉まれるたび、沙弥香が小さな声を出していた。陽介は、沙弥香の乳房の前に顔を近づけると、小さな突起をつくっている沙弥香の乳首に吸い付いた。
「はぅっ……」
沙弥香がびくんと反応する。
ちゅっ…ちゅぱっ…ちゅぱっ……
布団の中で、小さな音を立てながら、陽介は沙弥香の乳首に吸い付き、乳房を激しく揉み上げる。
「陽く…ん……あぁっ……さ…さやか……あんっ……こわい…よぉ……。」
沙弥香は、いつもの陽介と違う様子に、不安になり始めていた。男は女の乳房が好きなのだということは知っているが、まさか、赤ちゃんのように乳首に吸い付いたり、痛いほど揉んでくるとは思っていなかったのだ。
しかし、不安だったのは陽介も同じであった。キスだけのつもりが、いつの間にか沙弥香のパジャマを脱がし、乳首に吸い付くところまで進んでしまったからである。
(この後、どうすればいいんだ?)
陽介が焦り始めたとき、沙弥香に怖いと言われた陽介は、ますます焦った。
陽介は沙弥香の手をつかむと、パジャマのズボンの上から、自分の股間を触らせた。
「陽…くん……これ…大きく…なってる……いつもこうなの?」
沙弥香は勃起した陽介の男根に戸惑った。幼い頃見た父や陽介の男根は、ぶらんと垂れ下がっていたのに、今自分が触っているものは、まっすぐに反り立ち、ズボンの上からでも硬くて太いのが分かる。
「興奮すると…大きくなるんだ……。」
「こんなに…?…どうしたら…いいの?」
陽介は股間に触れている沙弥香の手をつかんで、上下に撫でさせた。沙弥香は、陽介の手が離れたあとも、ゆっくりと陽介の股間を撫で続けている。
「はぁっ…はぁっ…」
布団から顔を出し、仰向けに寝転がった陽介の呼吸が荒くなる。
「気持ち…いいの?…陽くん…。」
沙弥香は陽介がうなずくのを見て、恥ずかしいのと嬉しいのとが混じり合った気持ちになった。
「触ってもいい?」
沙弥香はそう言って、陽介のパジャマのズボンの中に手を入れると、トランクスの端に指をかけ、おそるおそる陽介の男根を直に握りしめた。
「熱いよ……陽くんの…」
「手…動かして…。」
陽介は、そう言って沙弥香に唇に舌を挿し入れた。沙弥香は、陽介の男根をゆっくりとしごいていく。
(陽くんのおちんちん…こんなふうになってるの?昔の陽くんのと違う…。)
陽介の男根が、すでに大人の大きさになり、覆っていた皮もむけていることなど、このときの沙弥香には分からなかったが、陽介が大人の男になりつつあることだけは、はっきりと感じた。
「沙弥香ぁ。」
陽介は沙弥香の手ごと男根を握りしめると、勢いよくしごき始める。可愛い沙弥香が自分の男根を握っているということも、陽介を興奮させ、陽介の躰に力が入った。
「うっ…くっ……。」
どぴゅっ…どぴゅっ……どぴゅっ…。
陽介の男根から勢いよく精液が飛び出し、沙弥香の手と陽介のパジャマの中に飛び散った。
「はぁっ…はぁっ…。」
陽介は荒い呼吸を繰り返し、驚いて陽介を見つめる沙弥香の顔を見た。
「射精したんだ。」
「えっ…今のが……射精なの?」
自分の手の中で、何度も大きく脈打ち、ねっとりとした液体が飛び出したことを沙弥香は思い返す。
「ごめん。俺…夢中になって…。」
ティッシュで沙弥香の手についた精液をふき取りながら、陽介は沙弥香に謝った。
「沙弥香とキスして……たまらなくなって…それで……。」
「陽くん…。今日…一緒に寝てもいい?」
陽介の言葉を遮り、沙弥香がつぶやく。陽介は小さくうなずいた。
両親が帰ってくる前に、沙弥香は陽介の精液のついたパジャマを洗い、陽介はもう一度風呂に入って新しいパジャマに着替えた。
「お父さんとお母さんには秘密だね。」
上段の陽介のベッドに潜り込んだ沙弥香が、陽介と手をつないで、小さな声でささやく。
「あ…あたり前だ…、こんなこと…。」
「ふふっ…。」
沙弥香は陽介の返事に嬉しそうに笑った。
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